JPS63314780A - 電池 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は太陽電池とこれの出力で充電される蓄電池と
を一体的に組み合わせた新規な電池に関する。

〔従来の技術〕

最近、太陽電池を利用した電気かみそり、ポケットラジ
オ、常備燈などの各種小型電気機器が多４く使用されつ
つあるが、そのほとんどが太陽電池を電気機器の外表面
一部に一体的に組込み、他方太陽電池の出力で充電され
る蓄電池を同電気機器内の別箇所に設けられた電池収納
部に納めるようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかるに、上記従来のものでは、一つの電気機器におい
て太陽電池を設置する箇所と、蓄電池を収納する箇所と
を個別に設ける必要があり、また太陽電池と蓄電池収納
部とを結線しなければならず、電気機器の構造の複雑化
１組立て工数の増大の原因となっていた。

また、この種電気機器に充電を行うには、太陽電池や（
一体的に組み込まれている関係上、その電気機器を直射
日光のよく当たる場所に置かなければならない。このた
め、受光時における紫外線照射や雰囲気の高温化によっ
て電気機器の、とくにプラスチック製外装体が劣化しや
すくなる難点があった。

そこで１例えば実開昭５０−５９５２８号公報に示され
るように、蓄電池を収納するケースの外面に太陽電池を
露出状態に配設することにより。

蓄電池と太陽電池とをセットにして取り扱うものが提案
されている。しかし、このものでは、セットのためのケ
ースがこれの使用される機器専用に設定されており、こ
のため他の機器への汎用性に欠け、また使用にさいして
は、その都度機器とセントケース側のリード線とを結線
し直さなければならないという面倒なものであった。

特に、この種の携帯用小型電気機器は、その用途上、誤
って落下させたり、投げつけるなど、乱雑に扱われやす
い。このため、その機器内に納められた太陽電池や蓄電
池も衝撃を受け１両電池間の接続部の断線や外れを起こ
しやすかった。

この発明の目的は、小型電気機器への太陽電池の使用の
便をはかるとともに、該機器の構造組立ての簡易化を図
る点にある。

この発明の他の目的は、単一型電池などの標準規格の乾
電池との互換性を持たせることを可能とする点にある。

この発明の更に他の目的は、外部衝撃による太陽電池お
よび蓄電池の破損防止、並びに両電池間の接続部の断線
、外れ防止を図る点にある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、この発明では、太陽電池と
これの出力で充電される蓄電池とを、蓄電池の外周壁上
に太陽電池を一体的に取りつけるとともに９両電池の陰
極端子どうしおよび陽極端子どうしを接続することによ
って一体化し、そのうえで、このように一体化した太陽
電池と蓄電池を、標準乾電池の外観形状と同様に陰陽極
端子を有する外装容器に収納して太陽電池６の出力によ
り蓄電池５が充電されるようにしたものである。

〔作用〕

上記構成の電池によれば、この電池を小型電気機器の電
源として使用する場合、従来のようにその機器に対し太
陽電池と蓄電池とを個別に組み込むことを要さず９機器
内の唯一つの電池収納部にこの電池を納めることのみで
足り、しかも太陽電池と電池収納部間における結線作業
をも省略できるため、太陽電池を充電源とするこの種蓄
電池内蔵式の小型電気機器もこの組立て、構造を簡易化
することができる。

また、この電池によれば、小型電気機器に対し。

乾電池に代えてそのまま装填使用することができる。

とくに、この電池が不慮に落下した場合も、外装容器４
でその衝撃を吸収緩和できて蓄電池５や太陽電池６への
影響を少なくすることができるばかりか１両電池５・６
は一体化されているため。

その間の接続部への落下衝撃の影響をも少なくすること
ができる。

〔実施例〕

この発明に係る電池の一実施例を第１図および第２図に
基づき説明する。

第１図および第２図において、１は本発明の筒型の電池
で、これは陰陽両極端子２・３を有する円筒型の外装容
器４と、その外装容器４の中に内蔵される蓄電池５．お
よび太陽電池６とからなる。

外装容器４はＡＢＳ・シリコン・アクリルまたはアクリ
ルスチロールあるいは耐候性に強いポリカーボネートな
どの透明なプラスチック材で円筒形に形成し、その一端
開口部を中央に陽極端子３を有する陽極端子板７で封口
し、他端開口部を中央に陰極端子２を有する陰極端子板
８で封口する。

その陽極端子３および陰極端子２はそれぞれ、端子板７
・８の内側に円錐形突起３ａ・２ａを有する。

蓄電池５としては、外装容器４よりも小さい筒型の１例
えばアルカリ蓄電池が用いられる。

太陽電池６は太陽電池素子９を透明樹脂による受光面１
０で覆う断面円弧形に形成して蓄電池５の外周壁上の一
部に軸方向に沿ってはりつける。

また太陽電池６および蓄電池５の陽極端子どうしは逆流
防止ダイオード１１を介してリード線１２でつなぎ、陰
極端子どうしをリード線１３でつないでいる。

このように一体化された太陽電池６と蓄電池５は、外装
容器４の中で蓄電池５の陽極側端および陰穫側端におけ
る各偏心部が容器４側の陽極突起３ａおよび陰極突起２
ａで保合支持されるように収納されて２図示するように
外装容器４を横倒しの状態にしたときも常に太陽電池６
の受光面１０が上向き姿勢となるように起き上がり自在
としている。

このように構成された電池１は各種小型電気機器の電池
収納部に入れてその機器の電源に供されるのであるが、
このさい充電するには電池収納部から電池１これだけを
取出して日光の当たる机の上などに横倒し状態に転がし
ておけば、一体化された太陽電池６と蓄電池５がこの両
端の偏心支持部を支点にして起き上がって受光面１０が
上向きとなり、外装容器４の透明部を介して太陽に直面
し、太陽電池６の出力電流は逆流防止ダイオード１１を
通って蓄電池５を充電する。充電後、この電池１を電池
収納部に納めれば、その機器の電源として再使用するこ
とができる。

なお、上記実施例に代えて、一体化した太陽電池６と蓄
電池５を外装容器４に対し固着状態に内蔵し、この容器
４の受光面１０とは反対側の部分に重錘をつけて、充電
するときに横倒し状態に転がしても直ちに外装容器４自
体が受光面１０を上向き姿勢とするように起き直るもの
としてもよい。

また、外装容器４の全体を透明にするほかに。

同容器４の一部のみを透明な透光面とし、この透光面に
太陽電池６の受光面１０が対向するようにしてもよい。

さらに第３図に示すように外装容器４は外表面が多面体
の筒型に形成して転がり防止を講じることもできる。

〔発明の効果〕

この発明は外装容器４の中に太陽電池６と蓄電池５を組
み込んで一つの電池１を構成するものである。したがっ
て、この電池ｌを各種小型電気機器の電源として使用す
る場合も、その機器に設けた唯一つの電池収納部に対し
出し入れすることで足りて取り扱いが容易であり、しか
も従来の太陽電池と蓄電池収納部間における結線作業を
一切省略できるため、太陽電池を充電源とする蓄電池内
蔵式のこの種小型電気機器もこの組立て、構造を簡易化
することができる。

また、この電池ｌの外形は９例えば一般のＪＩＳ規格に
制定された乾電池の規格形状とほぼ同一にすることもで
き、小型電気機器に対し、乾電池と取り替えて使用でき
るようにもなる。

特に、太陽電池６は蓄電池５の外周壁上に一体的に取り
つけるとともに９両電池６・５の陰極端子どうしおよび
陽極端子どうしをそれぞれ接続して両電池６・５を一体
化しであるので、これを外装容器４に組み込み易いばか
りか、外装容器４の交換だけで種々のサイズの電池１が
簡単に得られ。

しかも不慮に落下させる等しても外装容器４で衝撃が吸
収緩和されるため、太陽電池６や蓄電池５が破損、損傷
するのをよく防止できるとともに。

両電池６・５間の接続部の断線や外れをも防止でき、乱
雑な扱いにも充分に耐えられて耐久性に優れる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す電池の縦断正面図、
第２図は縦断側面図、第３図はこの発明の他の実施例を
示す電池の縦断側面図である。 ２・・・・陰極端子。 ３・・・・陽極端子。 ４・・・・外装容器。 ５・・・・蓄電池。 ６・・・・太陽電池。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 蓄電池５の外周壁上に該電池５を充電する太陽電池６が
   一体的に取りつけられるとともに、両電池６・５の陽極
   端子どうしおよび陰極端子どうしがそれぞれ接続されて
   両電池６・５が一体化されており、 この一体化された両電池６・５が陰陽極端子２・３を有
   する外装容器４の内部に両電池６・５の陰陽極端子が外
   装容器４側の前記陰陽極端子２・３と接触するように収
   納されており、 外装容器４の少なくとも太陽電池６の受光面１０と対向
   する部分が透光面に形成されている電池。