JP2000156282A - 誘導発熱ローラ装置 - Google Patents

誘導発熱ローラ装置

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JP2000156282A
JP2000156282A JP10326872A JP32687298A JP2000156282A JP 2000156282 A JP2000156282 A JP 2000156282A JP 10326872 A JP10326872 A JP 10326872A JP 32687298 A JP32687298 A JP 32687298A JP 2000156282 A JP2000156282 A JP 2000156282A
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flange
welding
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fixed
magnetic flux
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Nariyuki Hirota
成之 弘田
Yoshio Kitano
良夫 北野
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Tokuden Co Ltd Kyoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁束発生機構の鉄心とこれを固定するフラン
ジとを、磁束発生機構を短くする必要なく溶接固定する
ことを目的とする。 【解決手段】 磁束発生機構2のインボリュート鉄心3
を、筒状のフランジ7を介して固定フランジ5に固定す
る。フランジ7の側面にその円周方向に沿って複数の溶
接穴13を設け、この溶接穴13の周縁と鉄心3の内側
面とを溶接により固定する。溶接棒は鉄心3の内側面よ
り溶接個所に到達させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導発熱ローラ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように誘導発熱ローラ装置は、回
転するローラと、その内部に配置された磁束発生機構と
によって主として構成されてあり、この磁束発生機構
は、鉄心と、この鉄心に巻装される誘導コイルとによっ
て構成されている。鉄心は固定フランジに取り付けられ
る。
【0003】ところで磁束発生機構を構成している鉄心
として、インボリュート鉄心の使用が考えられている。
これは磁性鋼板をインボリュート曲線またはこれに近い
曲線の状態で積層したものであり、これによれば漏洩磁
束による渦電流が小さくなる利点が得られる。
【0004】具体的には磁性鋼板を細幅に切断し、それ
ぞれを、適当な曲率(たとえばインボリュート曲線また
はこれに近い曲線の曲率)をもってわん曲したわん曲部
と、このわん曲部の内端に連続する屈曲部とが形成され
るように加工し、その複数を順次積層して筒状に成形し
たものが実用新案登録第2532986号公報に記載さ
れているように既に提案されている。
【0005】このようなインボリュート鉄心を使用した
従来の誘導発熱ローラ装置を示したのが図3である。同
図において1は片持式のローラ本体で、図示しない駆動
軸によって回転駆動される。2は磁束発生機構で、イン
ボリュート鉄心(以下単に鉄心という。)3と、これに
巻装された誘導コイル4とによって構成されている。
【0006】5は固定されてある固定フランジで、機台
などに固定される。6は鉄心3の内側面を支持するリン
グ状の支持枠で、これは鉄心3がインボリュート鉄心で
あることにより、各磁性鋼板がバラバラとなって分離す
ることのないように、これをその内側面において一体的
に固定支持するためのもので、鉄心3の内側面に溶接に
よって固定されている。
【0007】鉄心3は固定フランジ5に固定支持される
のであるが、そのためには鉄心3の内側面に筒状のフラ
ンジ7を溶接によって固定し、このフランジ7に一体に
固定されているリング状の枠8を、ボルト9で固定フラ
ンジ5に固定するようにしている。
【0008】この構成において、鉄心3とフランジ7と
は強度面を考慮して少なくとも2ヵ所以上で溶接する必
要がある。そのため従来ではフランジ7の端縁と鉄心3
の内側面とにまたがる一つの個所10のほかに、鉄心3
の端面とフランジ7の中間とにまたがる他の一つの個所
11とを溶接するようにしている。
【0009】実際には磁束発生機構2をローラ本体1の
内部に配置する以前の、図4に示すような状態のもとに
これらの溶接を行うのであるが、個所10における溶接
については特に問題はないとしても、個所11における
溶接にあたっては、既にフランジ7、枠8が固定フラン
ジ5に固定されてあって、固定フランジ5が磁束発生機
構2の端部に向い合うため、この間に空間12を予め用
意しておかないと、溶接棒を個所11に到達させること
ができない。
【0010】このような空間12を確保するためには、
磁束発生機構2を固定フランジ5に十分に接近する程度
の長さに製作することはできず、その分だけ軸心方向に
沿う長さを短くせざるを得ない。そのためローラ本体1
の固定フランジ5側の端部付近を発熱することができな
いようになり、それだけローラ本体1のその軸心方向の
長さ分を全長にわたって有効に利用することができない
ようになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、磁束発生機
構の鉄心とこれを固定するフランジとを、強度を維持し
た状態で固定するため溶接するにあたり、磁束発生機構
の端部と固定フランジとの間になんらの空間をも確保し
ておく必要をなくし、もって磁束発生機構をローラ本体
に対してこれより短くする必要をなくすことを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁束発生機構
の鉄心を固定フランジに固定するのに使用する筒状のフ
ランジについて、その側面にその円周方向に沿って複数
の溶接穴を設け、この溶接穴の周縁と鉄心の内側面とを
溶接により固定したことを特徴とする。
【0013】フランジと鉄心とは、鉄心の内側面におい
て溶接穴より溶接によって固定されるので、溶接棒は鉄
心の内側より溶接個所に到達させることができる。した
がって磁束発生機構と固定フランジとの間になんらの空
間を確保しておく必要はなくなる。これにより磁束発生
機構としてこれをローラ本体のほぼ全長にまたがる程度
の長さとすることができ、したがってローラ本体をその
全長にわたって発熱させることができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1により
説明する。なお図3と同じ符号を付した部分は同一又は
対応する個所を示す。本発明にしたがい、フランジ7に
その側面に円周方向に沿って複数の溶接穴13を設けて
おく。そして既に固定フランジ5に枠8を介して固定さ
れているフランジ7に鉄心3を溶接穴13を利用して溶
接により固定する。
【0015】この溶接に際しては、従来と同様に図2に
示す状態で行われるが、これから理解されるようにフラ
ンジ7と鉄心3との溶接は個所10と、溶接穴13とに
おいて行われる。したがって従来と同様に2ヵ所で溶接
されるので、機械的強度は十分に維持される。
【0016】そして溶接穴13における溶接に際して
は、個所10における溶接と同じく、鉄心3の内側から
溶接棒を運ぶことができる。そのため従来のように磁束
発生機構2と固定フランジ5との間に空間12を確保し
ておく必要はなくなる。このことから、磁束発生機構2
としてこれをローラ本体1の全長にわたる長さに製作す
ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
束発生機構の鉄心を固定フランジに固定するにあたり、
この固定のために使用する筒状のフランジの側面にその
円周方向に沿って複数の溶接穴を設け、この溶接穴の周
縁と鉄心の内側面とを溶接により固定するようにしたの
で、磁束発生機構の端部と固定フランジとの間になんら
の空間をも確保しておくことなく強度を維持するための
溶接が可能となり、そのため磁束発生機構を短く構成す
る必要はなくなり、したがってローラ本体をその全長に
わたって発熱させることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すもので上半部を断面と
した正面図である。
【図2】図1におけるローラ本体を除いた状態の上半部
断面図である。
【図3】従来例を示すもので上半部を断面とした正面図
である。
【図4】図3におけるローラ本体を除いた状態の上半部
断面図である。
【符号の説明】
1 ローラ本体 2 磁束発生機構 3 インボリュート鉄心 4 誘導コイル 5 固定フランジ 7 筒状のフランジ 8 枠 10 溶接個所 13 溶接穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ本体の内部に配置されたインボリ
    ュート鉄心及び前記インボリュート鉄心に巻装された誘
    導コイルからなる磁束発生機構を固定フランジに固定し
    てなる誘導発熱ローラ装置において、前記固定フランジ
    に固定された筒状のフランジの端縁を前記インボリュー
    ト鉄心の内側面に溶接により固定するとともに、前記筒
    状のフランジの側面に、円周方向に沿って複数設けた溶
    接穴の周縁と前記インボリュート鉄心の内側面とを溶接
    により固定してなる誘導発熱ローラ装置。
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