JP2000155969A - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

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JP2000155969A
JP2000155969A JP10327975A JP32797598A JP2000155969A JP 2000155969 A JP2000155969 A JP 2000155969A JP 10327975 A JP10327975 A JP 10327975A JP 32797598 A JP32797598 A JP 32797598A JP 2000155969 A JP2000155969 A JP 2000155969A
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JP
Japan
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light
diffraction grating
laser light
recording
tilt
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JP10327975A
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English (en)
Inventor
Kokichi Terajima
厚吉 寺嶋
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Akai Electric Co Ltd
Original Assignee
Akai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ安価な構成により、情報記録面に対
する対物レンズの光軸の傾斜を正確に検出できるように
した光ヘッドを提供する。 【解決手段】 記録および/または再生用レーザ光源か
ら放射されるレーザ光を、対物レンズ5により記録媒体
D上に照射して情報の記録および/または再生を行う光
ヘッドにおいて、チルト検出用レーザ光源11と、この
チルト検出用レーザ光源11から放射されるレーザ光を
回折する第一回折格子12と、チルトエラー信号検出用
の複数の受光素子14a,15aとを有し、第一回折格
子12で回折された回折光を対物レンズ5を経て記録媒
体D上に非合焦状態で照射し、その戻り光の概略片側半
分を複数の受光素子14a,15aで受光して、これら
受光素子14a,15aの出力に基づいて記録媒体Dに
対する対物レンズ5の光軸の傾きを表すチルトエラー信
号を検出するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンパクトディ
スク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DV
D)等のディスクや、ミニディスク(MD)等の光磁気
ディスク等の記録媒体に対して情報の記録や再生を行う
光ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ヘッドは、レーザ光源からのレーザ光
を対物レンズにより、例えばディスクの情報記録面上に
照射合焦させ、これにより例えば局部的加熱等を行って
情報信号をピット状に形成して書込みを行ったり、ある
いはピットにおける反射光強度の変化を検出して情報信
号の読取りを行うための装置である。
【0003】ところで、近年の光ヘッドにおいては、デ
ィスクの高記録密度化に伴って、搭載するレーザ光源の
短波長化や対物レンズの高NA(Numerical Aperture)
化が進められている。その一方で、ディスクは、その構
造上、反り等の変形が生じ易く、また光ヘッドにおいて
は、対物レンズが傾いたりし易いため、情報記録面にレ
ーザ光が垂直に入射しなくなり、特に対物レンズのNA
値が高くなると、情報記録面上で合焦されたレーザ光ス
ポットに無視できない収差を生じるようになり、隣接ト
ラックからのクロストークが大きくなって信号のS/N
が劣化する等の問題が発生するようになる。
【0004】このような問題に対処するため、従来、図
11に示すような光ヘッドが提案されている。この光ヘッ
ドHは、ディスクDの情報記録面に対する対物レンズ5
の光軸の傾斜を検出するチルトセンサSを搭載し、この
チルトセンサSによる検出信号に基づいて、対物レンズ
4を保持するレンズホルダ4をベース10に対して傾動
させて、収差を低減するようにしている。
【0005】ここで、チルトセンサSは、図12に示すよ
うに、発光ダイオード等よりなる発光素子1と、これに
接近して設けたフォトダイオード等よりなる一対の受光
素子2と、発光素子1から放射された光をわずかに拡が
りをもつ光束に絞るための非球面レンズ3とを一体的に
構成したものが一般に採用されている。
【0006】チルトセンサSは、レンズホルダ4上にお
いて対物レンズ5からやや離れた情報トラックの接線方
向すなわちタンジェンシャル方向に固定され、一対の受
光素子2はディスクDの情報トラックの半径方向すなわ
ちラジアル方向に沿って配置されている。このようにし
て、チルトセンサSの発光素子1から放射された光束
を、非球面レンズ3を経てディスクDに照射し、その情
報記録面において反射された戻り光を、非球面レンズ3
を経て一対の受光素子2でそれぞれ受光して電気信号に
変換し、それらの出力を差動増幅器6に供給してチルト
エラー信号を検出し、そのチルトエラー信号に基づいて
駆動回路7を介してチルトモータ8を駆動してレンズホ
ルダ4をベース10に対して傾斜させることにより、収
差の発生を低減するようにしている。すなわち、ディス
クDの情報記録面と対物レンズ5の光軸とが傾斜して直
交しなくなると、差動増幅器6の出力であるチルトエラ
ー信号が増加するので、このチルトエラー信号に基づい
て駆動回路7によりベース10に設けたチルトモータ8
を駆動して、モーターシャフトに連結されたネジ9を上
昇または下降させてレンズホルダ4の片側を昇降させ、
これによりレンズホルダ4をベース10に支持した固定
軸23の周りに回転させて対物レンズ5を傾斜させて、発
生した収差を補正するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光ヘッドにあっては、ディスクDに反りやうね
り等の変形が不均一に生じているのに対して、チルトセ
ンサSが対物レンズ5から、少なくともその半径以上離
れた位置に設けられているため、記録・再生用のレーザ
光スポットの照射されている情報記録面のピット部にお
ける傾斜を正確に検出できないという問題がある。ま
た、チルトセンサSを可動部であるレンズホルダ4に設
けているため、電気配線が複雑になるうえ、対物レンズ
5との光軸合わせ等の困難な工程が増えてコストアップ
を招くという問題もある。
【0008】この発明の目的は、このような従来の問題
点に着目してなされたもので、簡単かつ安価な構成によ
り、情報記録面に対する対物レンズの光軸の傾斜を正確
に検出できるようにした光ヘッドを提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、記録および/または再生用
レーザ光源から放射されるレーザ光を、対物レンズによ
り記録媒体上に照射して情報の記録および/または再生
を行う光ヘッドにおいて、チルト検出用レーザ光源と、
このチルト検出用レーザ光源から放射されるレーザ光を
回折する第一回折格子と、チルトエラー信号検出用の複
数の受光素子とを有し、前記第一回折格子で回折された
回折光を前記対物レンズを経て前記記録媒体上に非合焦
状態で照射し、その戻り光の概略片側半分を前記複数の
受光素子で受光して、これら受光素子の出力に基づいて
前記記録媒体に対する前記対物レンズの光軸の傾きを表
すチルトエラー信号を検出するよう構成したことを特徴
とするものである。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の光
ヘッドにおいて、前記対物レンズと前記受光素子との間
に、前記戻り光を回折させて前記受光素子に導く第二回
折格子を設けたことを特徴とするものである。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の光ヘッドにおいて、前記チルト検出用レーザ光源
の波長と、前記記録および/または再生用レーザ光源の
波長とを異ならせたことを特徴とするものである。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項1または2
記載の光ヘッドにおいて、前記第一回折格子を、前記チ
ルト検出用レーザ光源から放射されるレーザ光の概略片
側半分を横断するように設けたことを特徴とするもので
ある。
【0013】請求項5に係る発明は、請求項1または2
記載の光ヘッドにおいて、前記戻り光の光路中に、該戻
り光の概略片側半分を遮る遮光手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0014】請求項6に係る発明は、請求項2記載の光
ヘッドにおいて、前記第一回折格子の回折方向と前記第
二回折格子の回折方向とを異ならせたことを特徴とする
ものである。
【0015】請求項7に係る発明は、請求項2記載の光
ヘッドにおいて、前記第二回折格子を、前記戻り光の概
略片側半分を横断するように設けたことを特徴とするも
のである。
【0016】請求項8に係る発明は、請求項1または2
記載の光ヘッドにおいて、異なる仕様の記録媒体に対応
する複数の記録および/または再生用レーザ光源と、こ
れら複数の記録および/または再生用レーザ光源に対し
て共通の対物レンズとを有し、前記複数の記録および/
または再生用レーザ光源のうち、記録および/または再
生用として駆動されていない記録および/または再生用
レーザ光源を前記チルト検出用レーザ光源として兼用す
るよう構成したことを特徴とするものである。
【0017】請求項9に係る発明は、請求項1または2
記載の光ヘッドにおいて、前記第一回折格子および/ま
たは第二回折格子を液晶素子により構成したことを特徴
とするものである。
【0018】請求項10に係る発明は、請求項2記載の
光ヘッドにおいて、前記第一回折格子および第二回折格
子を同一基板上に形成したことを特徴とするものであ
る。
【0019】請求項11に係る発明は、請求項5記載の
光ヘッドにおいて、前記第一回折格子および/または前
記遮光手段を液晶素子により構成したことを特徴とする
ものである。
【0020】請求項12に係る発明は、請求項5記載の
光ヘッドにおいて、前記第一回折格子および前記遮光手
段を同一基板上に形成したことを特徴とするものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1および図2(a)〜
(c)は、この発明の第1実施形態の要部を示すもの
で、図1は斜視図を、図2(a)はチルト検出用のレー
ザ光のディスクへの入射光状態を示す正面図、図2
(b)は同じくディスクからの反射光状態を示す側面
図、図2(c)は同じく反射光状態を示す正面図であ
る。
【0022】この実施形態では、記録および/または再
生用レーザ光源(図示せず)から放射されるレーザ光
を、コリメータレンズ13を経て対物レンズ5によりデ
ィスクDに照射して情報の記録および/または再生を行
う光ヘッドにおいて、記録および/または再生用レーザ
光源とは異なる波長のレーザ光を出射するチルト検出用
レーザ光源11と、このチルト検出用レーザ光源11から放
射されるレーザ光を回折する第一回折格子12と、チルト
エラー信号検出用の複数の受光素子14a,15aとを設
け、第一回折格子12で回折された回折光をコリメータレ
ンズ13により概略平行光に変換して対物レンズ5により
ディスクDに非合焦状態、この実施形態では図1および
図2(a)に示すように、焦点位置がディスクDよりも
後方に位置する後ピン状態で照射し、その戻り光の概略
片側半分を受光素子14a,15aで受光して、それらの出
力に基づいてディスクDに対する対物レンズ5の光軸の
傾きを表すチルトエラー信号を検出するようにしたもの
である。第一回折格子12は、チルト検出用レーザ光源11
から放射されるレーザ光の概略片側半分を横切るように
形成し、この第一回折格子12を通過しないレーザ光と第
一回折格子12を通過した0次回折光I0 とをコリメータ
レンズ13および対物レンズ5を経てディスクDの情報記
録面の、例えば読み取りを行う所定ピット上に照射す
る。これに対し、第一回折格子12において、格子の形成
方向と直交する方向に回折される回折光は、格子を適切
な方向に向けて形成することにより、コリメータレンズ
13および対物レンズ5を経てディスクD上に、例えば図
1に示すようにタンジェンシャル方向に分離して、ある
いはラジアル方向やその他の方向に分離して照射する。
ここでは、±1次回折光I+1,I-1を傾き検出に用いた
例について説明する。
【0023】この実施形態において、チルト検出用レー
ザ光源11からのレーザ光は、第一回折格子12により、レ
ーザ光の波長と格子間隔とにより決定される角度で回折
され、その±1次回折光I+1,I-1およびその他の回折
光は、ディスクDの情報記録面上の所定ピットの両側、
すなわち0次光を挟んだ両側に照射され、それぞれスネ
ルの法則に応じて入射角と等しい出射角で反射し、対物
レンズ5に戻り光R+1,R-1として入射する。受光素子
14a,15aは、例えば戻り光R+1,R-1が概略合焦する
位置で、例えば図2(c)に示されるように、レーザ光
源11の片側の第一回折格子12による戻り光R+1,R-1
+1次回折方向、例えばタンジェンシャル方向に偏らせ
て、さらに例えば図2(b)に示されるように第一回折
格子12が設けられた側、例えばラジアル方向に偏らせて
配設して、戻り光R+1,R-1の第一回折格子12での+1
次回折光のそれぞれ概略片側半分を受光するようにす
る。なお、受光素子14a,15aは、必要に応じて合焦位
置からずれた位置に配置してもよい。
【0024】かかる構成において、第一回折格子12が形
成されていない半体部分を通過する戻り光R+1,R
-1は、受光素子14a,15aに向かわないため、第一回折
格子12の形成されていない半休部分は、受光素子14a,
15aに対して遮光するナイフエッジとして機能し、これ
によりナイフエッジ法による焦点検出と同様に、ディス
クDと対物レンズ5との距離の変化に応じて遮光の程度
が変化することになる。したがって、ディスクDの反り
等により、ディスクDに対して対物レンズ5の光軸が傾
いて、+1次回折光I+1と−1次回折光I-1との光路長
に差が生じると、それぞれの戻り光R+1,R-1に対する
遮光の程度が変化して、受光素子14a,15aにおける受
光量のバランスが変化するので、受光素子14a,15aの
出力の差動をとれば、ディスクDに対する対物レンズ4
の光軸の傾斜情報、すなわちチルトエラー信号を検出す
ることができる。
【0025】これにより、受光素子14a,15aによる受
光量が同程度となるように、すなわちチルトエラー信号
が0となるように、対物レンズ5を傾けたり、光路中に
位相変調素子を配設して位相調整をしたりすれば、入射
光に対する情報記録面における所定ピット部の傾斜の影
響を補正することが可能となる。
【0026】このように、記録および/または再生用の
レーザ光を照射する対物レンズ5を経て、チルト検出用
のレーザ光をディスクDに照射すれば、チルト検出用の
レーザ光をディスクDの情報記録面における所定ピット
の両側に接近させて照射することができるので、記録お
よび/または再生が行われるピット部の情報記録面と対
物レンズ5の光軸との傾斜、すなわちチルトエラー信号
を正確に検出することができる。しかも、チルト検出用
のレーザ光は、ディスクDに非合焦状態で照射され、そ
のエネルギー密度が低いので、情報記録面を加熱する恐
れが少なく、加えて記録および/または再生用のレーザ
光とは波長が異なるので、ディスクDからの記録および
/または再生用のレーザ光の戻り光を図示しない受光手
段で受光して情報信号を検出する際には、チルト検出用
のレーザ光の戻り光をフィルタによって容易に分離する
ことができる。したがって、情報の記録再生に影響を与
えることなく、高いS/Nを得ることができる。
【0027】なお、受光素子14a,15aに代えて、図1
に破線で示すように、第一回折格子12が設けられた側と
は反対側のラジアル方向に偏らせて、戻り光R+1,R-1
の第一回折格子12での+1次回折光のそれぞれ概略片側
半分を受光するように受光素子14b,15bを配置して、
これら受光素子14b,15bの差動出力からチルトエラー
信号を検出するようにすることもできるし、二対の受光
素子14a〜15bを用い、それらの受光出力から(14a−
14b)−(15a−15b)を演算してチルトエラー信号を
検出するようにすることもできる。また、第一回折格子
12が形成されていない半体部分は、この実施形態で示し
たようにカットされていてもよいが、光束全体を横切る
透明基板を所定位置に配設し、光束の概略片側半分相当
の部分に第一回折格子12を形成する等の構成としてもよ
い。また、この実施形態では、入射を±1次回折光
+1,I-1とし、受光を戻り光R+1,R-1の+1次回折
光として説明したが、その他の回折光を利用することも
できる。
【0028】図3および図4(a),図4(b)は、こ
の発明の第2実施形態の要部を示すもので、図3は斜視
図を、図4(a)はチルト検出用のレーザ光のディスク
への入射光状態を示す正面図、図4(b)は同じくディ
スクからの反射光状態を示す正面図である。この実施形
態では、第一回折格子12を、チルト検出用レーザ光源11
からのレーザ光の光束全体を横切る透明基板12gの片側
半分に形成する。また、チルトエラー信号検出用の受光
素子14a,15aは、戻り光R+1,R-1の第一回折格子12
での+1次回折光,−1次回折光をそれぞれ受光するよ
うに、レーザ光源11の両側に配置する。その他の構成
は、第1実施形態と同様とする。したがって、この実施
形態においても、第1実施形態と同様に、受光素子14a
と15aとによる受光量のバランス変化により、光軸の傾
斜情報を表す正確なチルトエラー信号を検出することが
できる。また、受光素子14a,15aに代えて、図3に破
線で示すように、第一回折格子12が設けられた側とは反
対側のラジアル方向に偏らせて、戻り光R+1,R-1の第
一回折格子12での+1次回折光,−1次回折光のそれぞ
れ概略片側半分を受光するように受光素子14b,15bを
配置して、これら受光素子14b,15bの差動出力からチ
ルトエラー信号を検出するようにすることもできるし、
二対の受光素子14a〜15bを用いて、第1実施形態で説
明したと同様の演算を行って、チルトエラー信号を検出
するようにすることもできる。
【0029】図5(a)および図5(b)は、この発明
の第3実施形態の要部を示すもので、図5(a)はチル
ト検出用のレーザ光のディスクからの反射光状態を示す
側面図、図5(b)は同じくディスクに対する入射光お
よび反射光状態を示す正面図である。この実施形態で
は、第一回折格子12を、チルト検出用レーザ光源11から
のレーザ光の光束全体を横切るように配設して、この第
一回折格子12を経たチルト検出用レーザ光源11からのレ
ーザ光を、ハーフミラー17で90度反射されて、コリメー
タレンズ13および対物レンズ5を経てディスクDに非合
焦状態で照射する。また、ディスクDに照射された第一
回折格子12での±1次回折光I+1,I-1の戻り光R+1
-1は、対物レンズ5およびコリメータレンズ13を経て
ハーフミラー17に入射させ、該ハーフミラー17を透過し
た戻り光R+1,R-1のそれぞれの光束の片側半分を遮光
手段16で遮光して、受光素子14a,15aでそれぞれ受光
する。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
【0030】したがって、この実施形態においても、受
光素子14aと15aとにおける受光量のバランス変化によ
り、ディスクDに対する対物レンズ5の光軸の傾斜情
報、すなわちチルトエラー信号を検出することができ
る。しかも、チルト検出用のレーザ光を、ディスクDの
情報記録面における所定ピットの両側に接近させて照射
することができるので、記録および/または再生が行わ
れるピット部の情報記録面と対物レンズ5の光軸との傾
斜を正確に検出することができる。また、チルト検出用
のレーザ光は、非合焦状態でディスクDに照射され、そ
のエネルギー密度が低いので、情報記録面を加熱する恐
れが少なく、加えて記録および/または再生用のレーザ
光と波長を異ならせることにより、ディスクDからの記
録および/または再生用のレーザ光の戻り光を図示しな
い受光手段で受光して情報信号を検出する際に、チルト
検出用のレーザ光の戻り光をフィルタによって容易に分
離することができるので、情報の記録再生に影響を与え
ることなく、高いS/Nを得ることができる。
【0031】図6(a)および図6(b)は、この発明
の第4実施形態の要部を示すもので、図6(a)はチル
ト検出用のレーザ光のディスクからの反射光状態を示す
側面図、図6(b)は同じくディスクに対する入射光お
よび反射光状態を示す正面図である。この実施形態で
は、チルト検出用レーザ光源11とコリメータレンズ13と
の間に、チルト検出用レーザ光源11からのレーザ光の光
束の全体を横切るように第一回折格子12を配置すると共
に、この第一回折格子12とレーザ光源11との間に、チル
ト検出用レーザ光源11からのレーザ光の光束の片側半分
を横切るように第二回折格子18を配置して、チルト検出
用レーザ光源11から直接および第二回折格子18を経て第
一回折格子12に入射して回折されたチルト検出用レーザ
光を、コリメータレンズ13および対物レンズ5を経てデ
ィスクDに非合焦状態で照射する。また、ディスクDに
照射された第一回折格子12での±1次回折光I+1,I-1
の戻り光R+1,R-1は、対物レンズ5およびコリメータ
レンズ13を経て第一回折格子12に入射させ、それぞれの
0次回折光の半分を第二回折格子18で回折されて、それ
らの+1次回折光を受光素子14a,15aでそれぞれ受光
する。ここで、受光素子14a,15aは、レーザ光源11の
片側の第二回折格子18による戻り光R+1,R-1の+1次
回折方向に偏らせて、さらに例えば第二回折格子18の設
けられた側に偏らせて配設する。その他の構成は、第1
実施形態と同様とする。したがって、この実施形態にお
いても、受光素子14aと15aとにおける受光量のバラン
ス変化により光軸の傾斜情報を表す正確なチルトエラー
信号を検出することができる。
【0032】図7(a)および図7(b)は、この発明
の第5実施形態の要部を示すもので、図7(a)はチル
ト検出用のレーザ光のディスクからの反射光状態を示す
側面図、図7(b)は同じく正面図である。この実施形
態では、チルト検出用レーザ光源11とコリメータレンズ
13との間に、チルト検出用レーザ光源11からのレーザ光
の光束の全体を横切るように透明基板12gを配置し、こ
の透明基板12gの一方の片側半分に光束の片側半分を横
切るように第一回折格子12を、他方の片側半分を横切る
ように第二回折格子18をそれぞれ形成して、これら第一
回折格子12および第二回折格子18で回折されるチルト検
出用レーザ光源11からのレーザ光を、コリメータレンズ
13および対物レンズ5を経てディスクDに非合焦状態で
照射する。ここで、第一回折格子12および第二回折格子
18は、0次光以外の回折光の回折方向が相違するよう、
格子間隔を相違させたり、格子の形成方向を相違させた
りして形成する。また、ディスクDに照射された第一回
折格子12での±1次回折光I+1、I-1の戻り光R+1、R
-1は、対物レンズ5およびコリメータレンズ13を経て第
一回折格子12および第二回折格子18にそれぞれ入射さ
せ、そのうち第二回折格子18で回折される+1次回折光
を受光素子14a,15aでそれぞれ受光する。ここで、受
光素子14a,15aは、レーザ光源11の片側の第二回折格
子18による戻り光R+1、R-1の+1次回折方向に偏らせ
て、さらに例えば第二回折格子18の設けられた側に偏ら
せて配設する。その他の構成は、第1実施形態と同様と
する。したがって、この実施形態においても、受光素子
14aと15aとにおける受光量のバランス変化により光軸
の傾斜情報を表す正確なチルトエラー信号を検出するこ
とができる。
【0033】図8(a)および図8(b)は、この発明
の第6実施形態の要部を示すもので、図8(a)はチル
ト検出用のレーザ光のディスクからの反射光状態を示す
側面図、図8(b)は同じく正面図である。この実施形
態では、チルト検出用レーザ光源11とコリメータレンズ
13との間に、チルト検出用レーザ光源11からのレーザ光
の光束の全体を横切るように液晶基板20を配置し、この
液晶基板20の一方の片側半分に光束の片側半分を横切る
ように第一回折格子12Lを、他方の片側半分を横切るよ
うに第二回折格子18Lをそれぞれ形成する。液晶基板20
は、例えば二枚の透明ガラス板の中間に液晶を充填した
三層構造を有し、第一回折格子12Lおよび第二回折格子
18Lは、それぞれ二枚の透明ガラス板上に格子状透明電
極を対向させて形成することにより構成する。なお、こ
れら格子状透明電極は、0次光以外の回折光の回折方向
が相違するように、格子間隔を相違させたり、格子の形
成方向を相違させたりして形成し、例えば対向する格子
状透明電極間に駆動回路19から電圧を印加して、格子状
透明電極間の液晶相を透明電極に挟まれた領域毎に繰り
返し配向させて交互に遮光層が形成することにより、そ
れぞれ第一回折格子12Lおよび第二回折格子18Lを構成
するようにする。このようにして、第一回折格子12Lお
よび第二回折格子18Lで回折されるチルト検出用レーザ
光源11からのレーザ光を、コリメータレンズ13および対
物レンズ5を経てディスクDに非合焦状態で照射する。
また、ディスクDに照射された第一回折格子12Lでの±
1次回折光I+1、I-1の戻り光R+1、R-1は、対物レン
ズ5およびコリメータレンズ13を経て第一回折格子12L
および第二回折格子18Lにそれぞれ入射させ、そのうち
第二回折格子18Lで回折される+1次回折光を受光素子
14a,15aでそれぞれ受光する。ここで、受光素子14
a,15aは、レーザ光源11の片側の第二回折格子18Lに
よる戻り光R+1、R-1の+1次回折方向に偏らせて、さ
らに例えば第二回折格子18Lの設けられた側に偏らせて
配設する。その他の構成は、第1実施形態と同様とす
る。
【0034】したがって、この実施形態においても、デ
ィスクDの情報記録面における所定ピットの両側に接近
させてチルト検出用のレーザ光を照射することができる
ので、受光素子14aと15aとにおける受光量のバランス
変化を検出することにより、記録および/または再生が
行われるピット部の情報記録面と対物レンズ5の光軸と
の傾斜を表す正確なチルトエラー信号を検出することが
できる。しかも、チルト検出用のレーザ光は、非合焦状
態でディスクDに照射され、そのエネルギー密度が低い
ので、情報記録面を加熱する恐れが少なく、加えて記録
および/または再生用のレーザ光と波長を異ならせるこ
とにより、ディスクDからの記録および/または再生用
のレーザ光の戻り光を図示しない受光手段で受光して情
報信号を検出する際に、チルト検出用のレーザ光の戻り
光をフィルタによって容易に分離することができるの
で、情報の記録再生に影響を与えることなく、高いS/
Nを得ることができる。さらに、第一回折格子12Lや第
二回折格子18Lを液晶素子により構成しているので、機
械的に移動させることなく、所望レーザ光源を記録およ
び/または再生用として使用する場合には、これら回折
格子を光路中から光学的に消去させたり、チルト検出用
として使用する場合には光路中に出現させたりすること
ができる。
【0035】図9は、この発明の第7実施形態を示すも
のである。この実施形態は、例えば波長の異なるCD用
のレーザ光源11およびDVD用のレーザ光源21と、共通
の対物レンズ5とを有し、CD用のディスクDに対して
情報の記録および/または再生を行う際には、CD用の
レーザ光源11からのレーザ光をハーフミラー22を透過さ
せて、コリメータレンズ13および対物レンズ5を経てデ
ィスクDに照射し、DVD用のディスクDに対して情報
の記録および/または再生を行う際には、DVD用のレ
ーザ光源21からのレーザ光をハーフミラー22で反射させ
て、コリメータレンズ13および対物レンズ5を経てディ
スクDに照射するようにした光ヘッドにおいて、DVD
用のディスクDに対して情報の記録および/または再生
を行う際に、CD用のレーザ光源11をチルト検出用レー
ザ光源として兼用するようにしたものである。このた
め、この実施形態では、レーザ光源11とハーフミラー22
との間に、レーザ光源11からのレーザ光の光束の片側半
分を横切るように液晶基板20に形成した第一回折格子12
Lを配置する。液晶基板20は、例えば二枚の透明ガラス
板の中間に液晶を充填した三層構造を有し、これら二枚
の透明ガラス板上に格子状透明電極を対向して形成して
駆動回路19から電圧を印加することにより、格子状透明
電極間の液晶相を透明電極に挟まれた領域毎に繰り返し
配向させて交互に遮光層が形成して、第一回折格子12L
を構成するようにする。
【0036】このようにして、DVD用のディスクDに
対して情報の記録および/または再生を行う際に、CD
用のレーザ光源11をチルト検出用レーザ光源として駆動
して、そのレーザ光を第一回折格子12Lで回折させてハ
ーフミラー22に入射させ、該ハーフミラー22を透過した
回折光をコリメータレンズ13および対物レンズ5を経て
DVD用のディスクDの情報記録面上にチルト検出用と
して非合焦状態で照射する。同様に、DVD用のレーザ
光源21からのレーザ光は、ハーフミラー22に入射させ、
該ハーフミラー22で90度反射されるレーザ光を、コリメ
ータレンズ13および対物レンズ5を経てディスクDの情
報記録面上に記録および/または再生用として合焦状態
で照射する。ここで、レーザ光源11から放射されるチル
ト検出用としてのレーザ光と、レーザ光源21から放射さ
れる記録および/または再生用としてのレーザ光は、対
物レンズ5を共用しているので、同一の光軸に沿ってデ
ィスクDに照射される。また、ディスクDに照射された
第一回折格子12LでのCD用レーザ光の±1次回折光I
+1、I-1の戻り光R+1、R-1は、対物レンズ5、コリメ
ータレンズ13およびハーフミラー22を透過させて第一回
折格子12Lに入射させ、ここで回折される+1次回折光
を受光素子14a,15aでそれぞれ受光する。受光素子14
a,15aは、レーザ光源11の片側の第一回折格子12Lに
よる戻り光R +1、R-1の+1次回折方向に偏らせて、さ
らに例えば第一回折格子12Lが設けられた側に偏らせて
配設する。なお、DVD用のディスクDに照射されたD
VD用レーザ光の戻り光は、対物レンズ5およびコリメ
ータレンズ13を経てハーフミラー22でレーザ光源21側に
反射させ、その戻り光を図示しない受光手段で検出して
情報信号を検出するようにする。
【0037】このように、この実施形態によれば、DV
D用のディスクDに対して情報の記録および/または再
生を行う際に、ディスクDの情報記録面における所定ピ
ットの両側に接近させてチルト検出用のレーザ光を照射
することができるので、上述した実施形態と同様に、受
光素子14aと15aとにおける受光量のバランス変化を検
出することにより、記録および/または再生が行われる
ピット部の情報記録面と対物レンズ5の光軸との傾斜を
表す正確なチルトエラー信号を検出することができる。
しかも、チルト検出用のレーザ光は、非合焦状態でディ
スクDに照射され、そのエネルギー密度が低いので、情
報記録面を加熱する恐れが少なく、加えてチルト検出用
として兼用するCD用のレーザ光源11とDVD用のレー
ザ光源21とはレーザ光の波長が異なるので、ディスクD
からのDVD用のレーザ光の戻り光を図示しない受光手
段で受光して情報信号を検出する際に、チルト検出用の
レーザ光の戻り光をフィルタによって容易に分離するこ
とができるので、情報の記録再生に影響を与えることな
く、高いS/Nを得ることができる。
【0038】また、異なる仕様のディスクに対応した波
長の異なる複数のレーザ光源における記録用および/ま
たは再生用に駆動させていないレーザ光源をチルトエラ
ー信号検出用の光源として兼用するようにしたので、複
雑な光路の設定の必要がなく、しかも記録および/また
は再生レーザの利用効率を低下させることがない。加え
て、傾斜検出のためだけにチルトセンサを設ける必要が
ないので、部品コストや製造コストを抑制することもで
きる。さらに、第一回折格子12Lを液晶素子により構成
しているので、機械的に移動させることなく、所望レー
ザ光源を記録および/または再生用として使用する場合
には、その回折格子を光路中から光学的に消去させた
り、チルト検出用として使用する場合には光路中に出現
させたりすることができる。
【0039】図10(a)および図10(b)は、この発明
の第8実施形態を示すもので、図10(a)はレーザ光の
ディスクに対する入射光および反射光状態を示す側面
図、図10(b)は同じく正面図である。この実施形態
は、第7実施形態において、CD用のレーザ光源11とハ
ーフミラー22との間に、液晶基板20に形成した第一回折
格子12Lおよび遮光手段16Lを、CD用のレーザ光源11
からのレーザ光の光束の片側半分をそれぞれ横切るよう
に配設したものである。液晶基板20は、例えば二枚の透
明ガラス板の中間に液晶を充填した三層構造を有し、第
一回折格子12Lおよび遮光手段16Lは、それぞれ二枚の
透明ガラス板上に透明電極を対向して形成し、これら対
向する透明電極間に駆動回路19から電圧を印加すること
により、格子状透明電極間に挟まれた液晶相を配向させ
ることにより構成する。その他の構成は、第7実施形態
と同様とする。
【0040】このようにして、DVD用のディスクDに
対して情報の記録および/または再生を行う際に、CD
用のレーザ光源11をチルト検出用レーザ光源として駆動
して、そのレーザ光を第一回折格子12Lで回折させてハ
ーフミラー22に入射させ、該ハーフミラー22を透過した
回折光をコリメータレンズ13および対物レンズ5を経て
DVD用のディスクDの情報記録面上にチルト検出用と
して非合焦状態で照射する。同様に、DVD用のレーザ
光源21からのレーザ光は、ハーフミラー22に入射させ、
該ハーフミラー22で90度反射されるレーザ光を、コリメ
ータレンズ13および対物レンズ5を経てディスクDの情
報記録面上に記録および/または再生用として合焦状態
で照射する。ここで、レーザ光源11から放射されるチル
ト検出用としてのレーザ光と、レーザ光源21から放射さ
れる記録および/または再生用としてのレーザ光は、対
物レンズ5を共用しているので、同一の光軸に沿ってデ
ィスクDに照射される。また、ディスクDに照射された
第一回折格子12LでのCD用レーザ光の±1次回折光I
+1、I-1の戻り光R+1、R-1は、対物レンズ5、コリメ
ータレンズ13およびハーフミラー22を透過させて、それ
ぞれの片側半分を遮光手段16Lで遮光し、第一回折格子
12Lに入射する他の片側半分のうち、該第一回折格子12
Lでそれぞれ回折される+1次回折光を受光素子14a,
15aでそれぞれ受光する。
【0041】ここで、受光素子14a,15aは、レーザ光
源11の片側の第一回折格子12Lによる戻り光R+1、R-1
の+1次回折方向に偏らせて、さらに例えば遮光手段16
Lが設けられた側に偏らせて配設する。なお、DVD用
のディスクDに照射されたDVD用レーザ光の戻り光
は、対物レンズ5およびコリメータレンズ13を経てハー
フミラー22でレーザ光源21側に反射させ、その戻り光を
図示しない受光手段で検出して情報信号を検出するよう
にする。したがって、この実施形態においても、受光素
子14aと15aとにおける受光量のバランス変化により光
軸の傾斜情報を表す正確なチルトエラー信号を検出する
ことができると共に、第7実施形態で説明したと同様の
効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、記録およびまたは再生用レーザ光を記録媒体に照射
する対物レンズを経て、チルト検出用のレーザ光の回折
光を記録媒体に照射するようにしたので、記録媒体の情
報記録面における記録および/または再生用レーザ光が
照射される所定ピットの両側に接近させて、チルト検出
用のレーザ光を照射することができる。したがって、記
録および/または再生が行われるピット部の情報記録面
と対物レンズの光軸との傾斜を正確に検出することがで
きる。しかも、チルト検出用のレーザ光は、非合焦状態
で記録媒体に照射され、エネルギー密度が低いので情報
記録面を加熱する恐れもない。また、チルト検出の主要
部は、対物レンズを保持するレンズホルダに設ける必要
がないので、電気配線が容易になるうえ、対物レンズを
共用するので、従来のようにチルト検出専用の光学系を
設ける場合に比べて、構造が簡単になると共に、光軸合
わせ等が容易になり、コストダウンを図ることができ
る。さらに、チルト検出用のレーザ光の波長と、記録お
よび/または再生用のレーザ光の波長とを異ならせれ
ば、情報信号を検出する際に、チルト検出用のレーザ光
の記録媒体からの戻り光を容易に分離することができる
ので、情報の記録再生に影響せず高いS/Nを得ること
が可能となる。
【0043】また、異なる仕様のディスクに対応した波
長の異なる複数のレーザ光源における記録用および/ま
たは再生用に駆動させていないレーザ光源をチルトエラ
ー信号検出用のレーザ光源として兼用すれば、複雑な光
路の設定の必要がなく、しかも記録および/または再生
用のレーザ光の利用効率を低下させることもない。加え
て、傾斜検出のためだけにチルトセンサを設ける必要が
ないので、部品コストや製造コストを抑制することがで
きる。
【0044】さらに、第一回折格子や第二回折格子、遮
光手段を液晶素子により構成すれば、所望のレーザ光源
を記録および/または再生用と、チルト検出用として選
択的に使用する場合に、これらの光学素子を機械的に移
動させることなく、電気的な駆動により光路中から光学
的に消去させたり、出現させたりすることが可能となる
ので、構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の要部を示す斜視図で
ある。
【図2】この発明の第1実施形態におけるチルト検出用
レーザ光の状態を示すもので、図2(a)はディスクへ
の入射光状態を示す正面図、図2(b)はディスクから
の反射光状態を示す側面図、図2(c)は同じくディス
クからの反射光状態を示す正面図である。
【図3】この発明の第2実施形態の要部を示す斜視図で
ある。
【図4】この発明の第2実施形態におけるチルト検出用
レーザ光の状態を示すもので、図4(a)はディスクへ
の入射光状態を示す正面図、図4(b)はディスクから
の反射光状態を示す正面図である。
【図5】この発明の第3実施形態におけるチルト検出用
レーザ光の状態を示すもので、図5(a)はディスクか
らの反射状態を示す側面図、図5(b)はディスクに対
する入射光および反射光状態を示す正面図である。
【図6】この発明の第4実施形態におけるチルト検出用
レーザ光の状態を示すもので、図6(a)はディスクか
らの反射光状態を示す側面図、図6(b)はディスクに
対する入射光および反射光状態を示す正面図である。
【図7】この発明の第5実施形態におけるチルト検出用
レーザ光の状態を示すもので、図7(a)はディスクか
らの反射光状態を示す側面図、図7(b)は同じく反射
光状態を示す正面図である。
【図8】この発明の第6実施形態におけるチルト検出用
レーザ光の状態を示すもので、図8(a)はディスクか
らの反射光状態を示す側面図、図8(b)は同じく反射
光状態を示す正面図である。
【図9】この発明の第7実施形態の構成を示す図であ
る。
【図10】この発明の第8実施形態を示すもので、図1
0(a)は側面図、図10(b)は正面図である。
【図11】従来の光ヘッドの構成を示す図である。
【図12】同じく、要部の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】 5 対物レンズ 11 チルト検出用レーザ光源 12、12L 第一回折格子 13 コリメータレンズ 14a、14b、15a、15b 受光素子 16、16L 遮光手段 18、18L 第二回折格子 19 駆動回路 21 DVD用レーザ光源

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録および/または再生用レーザ光源か
    ら放射されるレーザ光を、対物レンズにより記録媒体上
    に照射して情報の記録および/または再生を行う光ヘッ
    ドにおいて、 チルト検出用レーザ光源と、このチルト検出用レーザ光
    源から放射されるレーザ光を回折する第一回折格子と、
    チルトエラー信号検出用の複数の受光素子とを有し、 前記第一回折格子で回折された回折光を前記対物レンズ
    を経て前記記録媒体上に非合焦状態で照射し、その戻り
    光の概略片側半分を前記複数の受光素子で受光して、こ
    れら受光素子の出力に基づいて前記記録媒体に対する前
    記対物レンズの光軸の傾きを表すチルトエラー信号を検
    出するよう構成したことを特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記対物レンズと前記受光素子との間
    に、前記戻り光を回折させて前記受光素子に導く第二回
    折格子を設けたことを特徴とする請求項1記載の光ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記チルト検出用レーザ光源の波長と、
    前記記録および/または再生用レーザ光源の波長とを異
    ならせたことを特徴とする請求項1または2記載の光ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 前記第一回折格子を、前記チルト検出用
    レーザ光源から放射されるレーザ光の概略片側半分を横
    断するように設けたことを特徴とする請求項1または2
    記載の光ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記戻り光の光路中に、該戻り光の概略
    片側半分を遮る遮光手段を設けたことを特徴とする請求
    項1または2記載の光ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記第一回折格子の回折方向と前記第二
    回折格子の回折方向とを異ならせたことを特徴とする請
    求項2記載の光ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記第二回折格子を、前記戻り光の概略
    片側半分を横断するように設けたことを特徴とする請求
    項2記載の光ヘッド。
  8. 【請求項8】 異なる仕様の記録媒体に対応する複数の
    記録および/または再生用レーザ光源と、これら複数の
    記録および/または再生用レーザ光源に対して共通の対
    物レンズとを有し、前記複数の記録および/または再生
    用レーザ光源のうち、記録および/または再生用として
    駆動されていない記録および/または再生用レーザ光源
    を前記チルト検出用レーザ光源として兼用するよう構成
    したことを特徴とする請求項1または2記載の光ヘッ
    ド。
  9. 【請求項9】 前記第一回折格子および/または第二回
    折格子を液晶素子により構成したことを特徴とする請求
    項1または2記載の光ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記第一回折格子および第二回折格子
    を同一基板上に形成したことを特徴とする請求項2記載
    の光ヘッド。
  11. 【請求項11】前記第一回折格子および/または前記遮
    光手段を液晶素子により構成したことを特徴とする請求
    項5記載の光ヘッド。
  12. 【請求項12】 前記第一回折格子および前記遮光手段
    を同一基板上に形成したことを特徴とする請求項5記載
    の光ヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020073609A (ko) * 2001-03-15 2002-09-28 엘지전자 주식회사 광픽업 장치

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