JP2000155824A - 履歴情報記録装置 - Google Patents
履歴情報記録装置Info
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- JP2000155824A JP2000155824A JP10331473A JP33147398A JP2000155824A JP 2000155824 A JP2000155824 A JP 2000155824A JP 10331473 A JP10331473 A JP 10331473A JP 33147398 A JP33147398 A JP 33147398A JP 2000155824 A JP2000155824 A JP 2000155824A
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Abstract
領域外の製品機器についても、履歴情報の書き込みもし
くは読み出しを行うことができる履歴情報記録装置を提
供すること。 【解決手段】 外部と製品機器10の履歴情報を送受信
するための通信手段30と、前記通信手段30を介して
送受信される前記履歴情報を記録するための記憶部24
とを有し、前記製品機器10に対して取り付けられてい
る履歴情報記録装置20であって、前記履歴情報記録装
置20は、別の前記履歴情報記録装置20に前記履歴情
報の送受信を行う機能を有する。
Description
履歴情報記録装置の改良、特に、より遠くまで履歴情報
の送受信をすることができる履歴情報記録装置に関する
ものである。
(以下、「AV機器」という)等の製品機器には、通
常、保証書が添付されている。この保証書は、一般に、
紙から成り、製品の型番,製品番号等の製品に関する情
報や、販売店名,販売日等の販売に関する情報が記載さ
れている。そして、この保証書の記載に基づいて、製品
の販売日から例えば1年間等の一定の保証期間内におい
て、製品の故障の際に、無償修理が行なわれるようにな
っている。
述した保証書は、ユーザが製品とは別に保存することが
必要であり、製品の故障等の際に無償修理を受けようと
したとき、保証書を紛失することがあり、無償修理が受
けられなくなってしまう等の問題があった。また、保証
書が紙から成ることから、保存状態によっては、例えば
湿気によって保証書の表面にカビが生えたり、汚れたり
して、記載された情報が判読できなくなってしまうこと
もあった。一方、メーカ側から見た場合、贈答等で購買
日の日付が記入されず、ユーザの申し出に対応して、無
償修理を行なうことも多く、本来有償修理である筈の修
理を無償で行なって損失を被ることもある。また、販売
日が特定できないと、当該製品の製品寿命や故障頻度等
の販売後の統計的な製品管理を正確に行なうことができ
ないという問題があった。
子化し、製品に内蔵もしくは添付する事が提案されてい
る。それは、たとえば購入日等の情報を書き込まないと
動作しないような電子保証書である。これにより、電気
製品の販売日情報、修理情報等の電気製品の履歴情報を
確実に取得することができるとともに、保証書の紛失、
破損等による履歴情報が判別できないという状況をなく
すことができる。
能を持たせることにより、履歴情報の入力及び確認が容
易に行うことができる。たとえば、電子保証書がコイル
型のアンテナと不揮発性半導体メモリを組み合わせたも
のからなっていて、この電子保証書を電気製品内に内蔵
させる。すると、電子保証書には履歴情報が外部から電
波を用いて記録もしくは再生することができる。また、
電子保証書の駆動源は送信された電波を整流し電源電流
とすると、たとえば電池等の駆動電源を設ける必要がな
くなり、応用範囲が極めて広くなる。用途としてたとえ
ば、盗品や盗難車の捜査や遭難者の捜索等も行えること
が考えられる。
証書等の製品の履歴情報が電子化され、その履歴情報が
外部から取得することができるようにしても、その電気
製品等が読み取り可能領域に存在しなければ、電子保証
書に記憶されている履歴情報を取得することができない
という問題がある。すなわち、盗難車の捜査を行う場
合、高速道路の料金徴収所など、履歴情報を取得できる
範囲に盗難車があれば、たとえ盗難車のナンバープレー
トを付け替えていたとしても、履歴情報を取得すること
により盗難車を発見することができる。しかし、たとえ
ばデータ書き込み/読み出し端末の電波の届く範囲内に
盗難車がなければ、この車を発見することができないと
いう問題がある。同時に、履歴情報の書き込みにおいて
も、電波の届く範囲内に電気機器等がなければ、データ
の書き込みも行うことができないという問題がある。書
き込み/読み出し端末から履歴情報記録装置へとアクセ
スできても、それに応答する電磁波が弱い場合、やはり
履歴情報の送受信を行うことができないという問題があ
る。
み/読み出し端末の送受信可能領域外の製品機器につい
ても、履歴情報を中継しながら送受信を行うことで、よ
り遠くまで履歴情報の送受信を行うことができる履歴情
報記録装置を提供することを目的としている。
発明によれば、外部と製品機器の履歴情報を送受信する
ための通信手段と、前記通信手段を介して送受信される
前記履歴情報を記録するための記憶部とを有し、前記製
品機器に対して取り付けられている履歴情報記録装置で
あって、前記履歴情報記録装置は、別の前記履歴情報記
録装置に前記履歴情報の送受信を行う機能を有する履歴
情報記録装置により、達成される。
置間で履歴情報の送受信を行うことができる。これによ
り、履歴情報の送受信元から遠く離れた履歴情報記録装
置にアクセスする場合、その間に介在する履歴情報記録
装置が送受信すべき履歴情報を中継して、遠く離れた履
歴情報記録装置に対して情報の送受信を行うことができ
る。
求項1の構成において、前記通信手段は、電磁波、光も
しくは音声のいずれかを用いて情報の送受信を行う履歴
情報記録装置により、達成される。請求項2の構成によ
れば、上記履歴情報記録装置に対する履歴情報の書込み
及び読み込みは非接触で行なわれるので、製品機器の製
品組立後あるいは製品梱包後であっても、容易に行われ
ると共に、1個もしくは複数個の製品に対して書込みを
行うことができる。
求項1の構成において、前記記憶部は、前記履歴情報を
送信している前記履歴情報記録装置の製品番号、前記履
歴情報が送信された日時、前記履歴情報を送信した前記
履歴情報記録装置の製品番号、前記履歴情報を送信した
日時及び送信したデータのいずれか1つを記憶する履歴
情報記録装置により、達成される。請求項3の構成によ
れば、履歴情報記録装置間で送受信した情報の1部を記
憶しておくことにより、次の機会に履歴情報記録装置間
で履歴情報の送受信を効率的にすることができ、同じ相
手に重複した中継依頼をしなくてもよい等の利益を得る
ことができる。
求項1の構成において、前記履歴情報記録装置は、特定
の前記履歴情報記録装置に対して情報の送受信を行う履
歴情報記録装置により、達成される。上記目的は、請求
項5の発明によれば、請求項1の構成において、前記履
歴情報記録装置は、複数の不特定の前記履歴情報記録装
置に対して情報の送受信を行う履歴情報記録装置によ
り、達成される。請求項5の構成によれば、より多くの
履歴情報記録装置に中継を依頼することができ、遭難な
どで一刻も早く捜索したい場合に有効である。
求項1の構成において、前記履歴情報記録装置への前記
履歴情報の送受信は、複数の前記履歴情報記録装置を介
して行われる履歴情報記録装置により、達成される。請
求項6の構成によれば、複数の履歴情報記録装置により
各履歴情報記録装置の通信範囲内で中継が行われるた
め、履歴情報記録装置と通信する機器の電波出力が小さ
くても、より遠くの履歴情報記録装置と通信することが
できる。
を図1乃至図6を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
第1の実施形態を有する製品機器として、例えばラジオ
カセットテープレコーダを示している。図1において、
製品機器であるラジオカセットテープレコーダ10は、
公知の構成のものであり、通常のAM/FM放送を受信
し、あるいはカセットテープを記録再生することによ
り、再生音を両側のスピーカ11、12から再生するよ
うになっている。ラジオカセットテープレコーダ10
は、履歴情報記録装置20が取り付けられている。図1
において、履歴情報記録装置20はラジオカセットテー
プレコーダ10に対して一体に組み込まれているが、ラ
ジオカセットテープレコーダ10の外側面に後付けして
もよい。
模式図であり、図2を参照して履歴情報記録装置20に
ついて概略的に説明する。図2の履歴情報記録装置20
は、記憶部24、通信手段であるコイルアンテナ30等
を有している。記憶部24は第1記憶部24a、第2記
憶部24bからなっており、第1記憶部24aは例えば
マスクROM(Read Only Memory)、
PROM(Programmable ROM)等の記
憶手段であって、履歴情報記録装置20が取り付けられ
ている製品機器10の1次履歴情報が記憶されている。
ここで1次履歴情報とは製品機器10の製造時の履歴情
報であって、たとえば製品名、製造番号ID、ボディカ
ラー、生産地、生産工場、生産ライン番号、生産日時、
組立担当者名、製品検査担当者名、出荷日等を意味す
る。
モリやEEPROM(Electrically Er
asable and Programmable R
OM)等の書込み可能な記憶手段であって、製品機器1
0の2次履歴情報を記憶するものである。2次履歴情報
とは、製品機器10の製造後に付加される履歴情報であ
って、たとえば販売日、販売店名、販売担当者名、販売
価格、修理日、修理内容、修理担当者名等である。尚、
第2記憶部24bに記録される情報として、例えば出荷
から販売までの流通経路、即ち途中の各問屋に関する入
荷日,出荷日及び問屋名等の流通履歴情報等を含むもの
であってもよい。
構成を示しており、図3を参照して履歴情報記録装置2
0について詳しく説明する。図3の履歴情報記録装置2
0は、受信処理部22、記憶部24、送信処理部26、
駆動電圧生成部28、タイマ29、通信手段であるコイ
ルアンテナ30等を有している。コイルアンテナ30は
データ書み込み/読み出し端末100とデータの送受信
を行うものであり、受信処理部22、送信処理部26及
び駆動電圧生成部28と接続されている。コイルアンテ
ナ30はたとえば電磁波を用いて受信信号RSを受信
し、電磁波を電流に変換して受信処理部22及び駆動電
圧生成部28に受信信号RSを送る。ここで、受信信号
RSは、1次履歴情報、2次履歴情報、履歴情報記録装
置20に書き込むための書き込みデータDa、後述する
中継依頼信号CS、中継可能信号CPS等からなる信号
である。
0により電磁波を用いているが、これに限らず、非接触
式に、例えば電波と同じ電磁波である光や、音声及び画
像、さらには電気信号であってもよい。光、音声、画像
又は電気信号の場合であっても、上記履歴情報記録装置
20に対する1次履歴情報及び2次履歴情報の書込みは
非接触で行なわれるので、製品機器10の製品組立後あ
るいは製品梱包後であっても、容易に行われると共に、
製品一つ一つに対して行なわれてもよく、また複数個の
製品に対して纒めて書込みが行なわれてもよい。
から送られる受信信号RSを用いて駆動電圧Eを生成す
るものであり、整流手段28a、コンデンサ28b等を
有している。整流手段28aはコイルアンテナ30から
供給される電流を整流して、コンデンサ28bに充電す
る。コンデンサ28bは供給された電圧を蓄えて、蓄積
した電圧を駆動電圧Eとして受信処理部22、記憶部2
4及び送信処理部26に供給し、受信処理部22、記憶
部24及び送信処理部26はコンデンサ28bから供給
される駆動電圧Eにより動作する。これにより、たとえ
ば内蔵電池のような駆動電源を別途設ける必要がなくな
り、駆動電源が供給されないことで、履歴情報の書き込
みもしくは読み出し不能になることを防止することがで
きる。
いて説明する。受信処理部22は、コイルアンテナ30
から送られる受信信号RSに含まれている情報を解読
し、記憶部24に記憶させる。具体的には、受信信号R
Sに含まれている製品番号ID等の1次履歴情報や中継
依頼信号CS等を判別し、第2記憶部24bに記憶させ
る。受信処理部22は信号判別部22aを有しており、
信号判別部22aは製品制御部1a及び送信処理部26
のモード切り換え部26aと接続されている。信号判別
部22aは中継依頼信号CSを受信すると、モード切換
部26aに中継可能信号CPSを送信するよう指示す
る。
名等の2次履歴情報を受信すると、製品の動作を制御す
る製品制御部1aに対して動作停止要求信号もしくは起
動信号を送る。製品制御部1aは、たとえば販売日の情
報が書き込まれていない場合には、製品が作動しないよ
うに設定されている。これにより、販売日等を受信しな
ければ製品機器10を作動しないように制御することが
できるため、従来保証書に販売日を書き込まない場合や
盗難の場合に製品が作動しないことによる抑止効果を得
ることができる。さらに、製品制御部1aは製品が最初
に動作した際、その動作開始日を第2記憶部24bに対
して書き込む。これによって、たとえば第2記憶部24
bに販売日の情報が書き込まれていない場合でも、不当
に保証期間が長くなるのを防ぐことができる。この動作
開始日の書き込みは、履歴情報記録装置20内に設けら
れているタイマ29から製品制御部1aに書き込むこと
により行われる。
する。送信処理部26はコイルアンテナ30と接続され
ていて、コイルアンテナ30から書き込み/読み出し端
末100又は別の履歴情報記録装置20に送信する送信
信号TSを生成するものである。送信信号TSは第1記
憶部24a及び第2記憶部24bに記憶されているデー
タに基づいて生成され、具体的には、第1記憶部24a
に記憶されている製品ID、第2記憶部24bに記憶さ
れている書き込みデータD、中継可能信号CPS等を含
む信号である。
込む際のフローチャート図を示しており、図3と図4を
参照して情報を書き込む際の履歴情報記録装置20の動
作例について詳しく説明する。まず、図3の書き込み/
読み出し端末100が、送信可能領域内の製品に内蔵さ
れている複数の履歴情報記録装置20に対して、問い合
わせる製品の製品番号IDを送信する(ST1)。する
と、履歴情報記録装置20はコイルアンテナ30からこ
の製品番号IDを受信して、受信処理部22を介して第
1記憶部24aに送られる。もし、この製品番号IDが
第1記憶部24aに記憶されている製品番号IDと一致
する場合、送信処理部26は自分の製品番号IDをコイ
ルアンテナ30に送り、コイルアンテナ30から書き込
み/読み出し端末100に送信する。
歴情報記録装置20から製品番号IDが送られてきたか
どうかの確認を行う(ST2)。そして製品番号IDが
正しくない場合、あるいはこのIDが読み取れない場合
には、再び製品番号IDの送信、読出しを行なう。製品
番号IDが送られてきたのを確認すると、書き込み/読
み出し端末100は履歴情報記録装置20に対してたと
えば販売に関する履歴情報データD1(例えば販売日及
び販売店名等)を送信する(ST3)。
データD1をコイルアンテナ30で受け取り、受信処理
部22を介して第2記憶部24bに記憶する。さらに、
履歴情報記憶部20は、第2記憶部24bが記録した履
歴情報データD1を送信処理部26に送り、コイルアン
テナ30を介して書き込み/読み出し端末100に送
る。書き込み/読み出し端末100は送られてきた履歴
情報データD1と送信した履歴情報データD1を比較し
て、データが正しく書き込まれているかを判断する(S
T4)。そして、書き込み/読み出し端末100は第2
記憶部24bに記憶されるまで、販売に関する履歴情報
データD1を送信する。また、読み出した販売に関する
履歴情報が正しい場合には、書込み処理が完了する。
に関する履歴情報が書き込まれた時点で、タイマー29
にトリガー信号が入力されるようにして、タイマー29
が販売時からの時間カウントを行なうことにより、容易
に動作開始日の書込みが行われる。従って、従来の別途
添付された紙の保証書のように、途中で紛失したり、保
存状態により判読不能になるようなことがなく、ユーザ
は確実に保証書に基づいて、所定の保証期間内の無償修
理を受けることができることになる。
4bに2次履歴情報として販売に関する履歴情報が記憶
されていることにより、確実に販売日が特定されるの
で、正確な保証期間の管理が可能となる。また、履歴情
報記録装置20の第2記憶部24bに対して、2次履歴
情報として修理に関する履歴情報さらには流通に関する
履歴情報が書き込まれ得る。これにより、個々の製品に
ついての修理履歴が容易に把握できることになり、メー
カによる製品の寿命や故障頻度の統計的な管理が容易に
行われることになる。さらに、上記履歴情報記録装置2
0に対する1次履歴情報及び2次履歴情報の書込みは、
たとえば電磁波を使用して、非接触で行なわれるので、
製品であるラジオカセットテープレコーダ10の製品組
立後あるいは製品梱包後であっても、容易に行われると
共に、製品一つ一つに対して行なわれてもよく、また複
数個の製品に対してまとめて書込みを行ってもよい。
送信可能領域内に履歴情報記録装置20がある場合につ
いて言及した。しかし、書き込み/読み出し端末100
の送信可能領域内に履歴情報記録装置20がない場合、
直接書き込み/読み出し端末100から履歴情報記録装
置20にアクセスする事ができない。従って、履歴情報
記録装置20の中継機能を用いて、目的の履歴情報記録
装置20にアクセスすることになる。具体的には、図5
(A)に示すように、書き込み/読み出し端末100と
履歴情報記録装置20及び履歴情報記録装置20間で通
信を行うことにより、図5(B)に示すように、少なく
とも1つの履歴情報記録装置20を中継して、目的の履
歴情報記録装置20(製品機器10)へアクセスするこ
とができる。
を用いて情報の書き込み/読み出しを行う際のフローチ
ャート図を示しており、図3、図5及び図6を参照し
て、履歴情報記録装置20の動作例について詳しく説明
する。まず、図3の書き込み/読み出し端末100が複
数の履歴情報記録装置20にアクセスしたい製品機器1
0の製品番号IDaを送信する。もし、目的の製品番号
IDaを記憶した履歴情報記録装置20aからアクセス
があれば、図4の手順に従って履歴情報の書き込み/読
み出しを行う。
0は、目的の履歴情報記録装置20aとアクセスできな
い場合、中継依頼信号CSを履歴情報記録装置20に送
信する。履歴情報記録装置20はコイルアンテナ30か
ら中継依頼信号CSを受け取ると、書き込み/読み出し
端末100に対して第1記憶部24aに記憶されている
製品番号IDを送信する。そして、履歴情報記録装置2
0と書き込み/読み出し端末100の間で製品番号ID
の相互確認を行い(ST10)、この作業を製品番号I
Dが確認できるまで行う(ST11)。その後、履歴情
報記録装置20は、送られてきた製品番号IDaがその
履歴情報記録装置20が内蔵されている製品機器10の
製品番号IDと一致するか否かの判定を行う(ST1
2)。
製品番号IDが一致する場合、履歴情報記録装置20は
直接書き込み/読み出し端末100と情報の送受信を行
い、履歴情報の書き込み/読み出しが行われる(ST1
7)。一方、送られてきた製品番号IDaと電気機器の
製品番号IDが一致しない場合、履歴情報記録装置20
は書き込み/読み出し端末100から目的の履歴情報記
録装置20aに書き込むための書き込みデータDaを受
信する(ST13)。そして、履歴情報記録装置20は
書き込みデータDaが受信されるまでこの作業を行い
(ST14)、履歴情報記録装置20は書き込みデータ
Daを第2記憶部24bに格納し、書き込み/読み出し
端末100との送受信を終了させる。
用いて、第2履歴情報記録装置120に受信したデータ
を送信する。具体的には、第2記憶部24bに記憶され
ている書き込みデータDaが送信処理部26を介してコ
イルアンテナ30から送信される。つまり、履歴情報記
録装置20が情報発信源となり、別の履歴情報記録装置
に情報を送信する(ST15)。すると、たとえば第2
履歴情報記録装置120が中継依頼信号CPSを受信す
る。第2履歴情報記録装置120は中継依頼信号CSを
受け取ると、履歴情報記録装置20に対して中継可能信
号CPSを送信する。そして、履歴情報記録装置20は
第2履歴情報記録装置120とデータ中継可能信号CP
Sを受け取るまでこの作業を続ける(ST16)。
Sを受信すると、履歴情報記録装置20と第2履歴情報
記録装置120の間で製品番号IDの相互確認が行われ
る(ST10)。そして、製品番号IDの相互確認が行
われた後(ST11)、第2履歴情報記録装置120は
探索されている製品番号IDaと第1記憶部24aに格
納されている製品番号IDを比較する。製品番号IDが
一致する場合、第2履歴情報記録装置120は履歴情報
記録装置20を介して書き込み/読み出し端末100と
情報の書き込み/読み出しを行う。一方、製品番号ID
が一致しない場合、第2履歴情報記録装置20は履歴情
報記録装置20から書き込みデータDaを受信する(S
T13、ST14)。
継依頼信号CSをコイルアンテナ30から発信する。そ
して、中継依頼信号CSを受信した第3履歴情報記録装
置220が中継可能信号CPSを第2履歴情報記録装置
20に対して送信する(ST15、ST16)。次に、
第2履歴情報記録装置20と第3履歴情報記録装置22
0との間で製品番号IDの相互確認が行われ、第3履歴
情報記録装置220の製品番号IDと探索している製品
番号IDaが一致すれば、第2履歴情報記録装置12
0、履歴情報記録装置20を介して、書き込み/読み出
し端末100と情報の送受信を行う。このようにして、
書き込み/読み出し端末100が履歴情報記録装置20
の中継機能を用いて、製品番号IDを有する履歴情報記
録装置20(製品機器10)を探索する。
出し端末100から遠い履歴情報記録装置の内容を読み
とることができ、特に、遭難者や盗難車の捜索場合等に
有効に活用することができる。すなわち、履歴情報記録
装置20と通信する機器の電波出力が小さくても、履歴
情報記録装置が中継を行うため、遠くの履歴情報記録装
置20と通信することができる。その結果、盗品の捜査
や遭難の捜索等が容易になるので、犯罪の解決や人命救
助等が高い確率で達成できる。
い。図3の記憶部24において、第1記憶部24aはR
OM、第2記憶部24bはRAMから構成されている
が、たとえばEEPROM等の一定の領域のみを電気的
に消去可能領域として、固定メモリ領域を第1記憶部2
4a、書換メモリ領域を第2記憶部24bとしてもよ
い。さらに図2において、第1記憶部24a、第2記憶
部24bは、一体のICとして構成されているが、個々
の部品を基板上に実装するようにしてもよい。また、図
3において、履歴情報記録装置の駆動電力は、駆動電圧
生成部28を用いてコイルアンテナ20が受信した電波
により生成していたが、常に一定の電力が確保できる状
況であれば、別の駆動電源から電圧を供給するようにし
てもよい。
において、データ中継の依頼元名、依頼された日時、書
き込みデータDを送った相手名、送信した日時及び書き
込みデータDa等を記憶しておいてもよい。これによ
り、同じ相手に重複した中継依頼をしなくてもよい等の
利益を得ることができる。さらに、図6において、履歴
情報記録装置20間で製品番号IDの相互確認を行わず
に、不特定の複数の履歴情報記録装置20に対して中継
を依頼するようにしてもよい。これにより、同時に多数
の履歴情報記録装置20への通信が可能となり、遭難な
どで一刻も早く探したい場合に有効である。この場合、
受信した履歴情報記録装置20が探されているものかど
うかを確認することはいうまでもない。
信号CSの送信を複数回繰り返すようにしてもよい。こ
れは、ある時間に中継依頼信号CSの受信可能範囲外に
あった履歴情報記録装置20が移動して、受信可能範囲
内にくる場合があるためである。これにより、上述した
不特定多数の履歴情報記録装置20に送信する機能と併
用することで、より多くの履歴情報記録装置20に中継
を依頼することができ、遭難などで一刻も早く捜索した
い場合に有効である。
報の送受信を行える範囲を拡大することができる履歴情
報記録装置を提供することができる。
態を備えた製品(ラジオカセットテープレコーダ)を示
す概略図である。
態を示す拡大平面図である。
態の電気的構成を示すブロック図である。
示すフローチャートである。
用した場合の概略図である。
利用した情報記録を示すフローチャート図である。
器)、11、12・・・スピーカ、20・・・履歴情報
記録装置、22・・・受信処理部、24・・・記憶部、
24a・・・第1記憶部、24b・・・第2記憶部、2
6・・・送信処理部、28・・・駆動電源生成部、30
・・・コイルアンテナ。
Claims (6)
- 【請求項1】 外部と製品機器の履歴情報を送受信する
ための通信手段と、前記通信手段を介して送受信される
前記履歴情報を記録するための記憶部とを有し、前記製
品機器に対して取り付けられている履歴情報記録装置で
あって、 前記履歴情報記録装置は、別の前記履歴情報記録装置に
前記履歴情報の送受信を行う機能を有することを特徴と
する履歴情報記録装置。 - 【請求項2】 前記通信手段は、電磁波、光もしくは音
声のいずれかを用いて情報の送受信を行う請求項1に記
載の履歴情報記録装置。 - 【請求項3】 前記記憶部は、前記履歴情報を送信して
いる前記履歴情報記録装置の製品番号、前記履歴情報が
送信された日時、前記履歴情報を送信した前記履歴情報
記録装置の製品番号、前記履歴情報を送信した日時及び
送信したデータの少なくともいずれか1つを記憶する請
求項1に記載の履歴情報記録装置。 - 【請求項4】 前記履歴情報記録装置は、特定の前記履
歴情報記録装置に対して情報の送受信を行う請求項1に
記載の履歴情報記録装置。 - 【請求項5】 前記履歴情報記録装置は、複数の不特定
の前記履歴情報記録装置に対して情報の送受信を行う請
求項1に記載の履歴情報記録装置。 - 【請求項6】 前記履歴情報記録装置への前記履歴情報
の送受信は、少なくとも1つの前記履歴情報記録装置を
介して行われる請求項1に記載の履歴情報記録装置。
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---|---|---|---|
JP33147398A JP4089052B2 (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 履歴情報記録装置及び製品機器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4089052B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004503271A (ja) * | 2000-07-07 | 2004-02-05 | ディーディーエムエス ホールディングス エル エル シー | 薬剤送達管理システム |
JP2005334184A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波プローブおよびその管理システム |
JP2008282261A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Japan Radio Co Ltd | 移動経路記憶装置、及びそれを組み込んだ機械装置 |
-
1998
- 1998-11-20 JP JP33147398A patent/JP4089052B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4089052B2 (ja) | 2008-05-21 |
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