JPH11312198A - 履歴情報記録装置及びこれを備えた製品機器 - Google Patents

履歴情報記録装置及びこれを備えた製品機器

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JPH11312198A
JPH11312198A JP12085598A JP12085598A JPH11312198A JP H11312198 A JPH11312198 A JP H11312198A JP 12085598 A JP12085598 A JP 12085598A JP 12085598 A JP12085598 A JP 12085598A JP H11312198 A JPH11312198 A JP H11312198A
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Michitaka Kubota
通孝 窪田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品機器に関する履歴情報を確実に管理する
ことのできる履歴情報記録装置及びこのような装置を備
えた製品機器を提供すること。 【解決手段】 履歴情報を入力する入力部23と、この
入力された履歴情報を記録する記録手段21、22と、
この記録された履歴情報を送信するための送信手段2
7、29と、を有している本体部30と、この送信手段
により送信された履歴情報を受信するための受信手段5
1、52を有している外部操作部50と、を備えている
履歴情報記録装置20。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品機器に関する
履歴情報記録装置及びこのような装置を備えた製品機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばオーディオビジュアル機器
(以下、「AV機器」という)等の製品機器には、通
常、保証書が添付されている。この保証書は、一般に、
紙から成り、製品の型番,製品番号等の製品に関する情
報や、販売店名,販売日等の販売に関する情報が記載さ
れている。そして、この保証書の記載に基づいて、製品
の販売日から例えば1年間等の一定の保証期間内におい
て、製品の故障の際に、無償修理が行なわれるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
側から見た場合、上述した保証書は、ユーザが製品とは
別に保存することが必要であり、製品の故障等の際に無
償修理を受けようとしたとき、保証書を紛失することが
あり、無償修理が受けられなくなってしまう等の問題が
あった。また、保証書が紙から成ることから、保存状態
によっては、例えば湿気によって保証書の表面にカビが
生えたり、汚れたりして、記載された情報が判読できな
くなってしまうこともあった。
【0004】これに対して、メーカ側から見た場合、上
述した保証書においては、製品に関する情報は、予め出
荷前に印刷等によって記載されているが、販売に関する
情報は、販売時に、販売店が、販売店名の入ったゴム印
を押し、販売日の日付印を押すことにより、記載される
ようになっている。このため、例えば贈答品等や故意に
より販売日の日付印が押されていない場合、販売日が特
定できない。このような場合でも、メーカ側は、ユーザ
の申し出に対応して、無償修理を行なうことも多く、本
来有償修理である筈の修理を無償で行なって損失を被る
こともある。また、販売日が特定できないと、当該製品
の製品寿命や故障頻度等の販売後の統計的な製品管理を
正確に行なうことができないという問題があった。
【0005】さらには、従来は、上述した保証書に記載
された製品情報及び販売情報以外の情報、例えば流通過
程における問屋での入荷日,出荷日及び問屋名等の流通
履歴や、製品の故障の際の修理日,修理内容及び修理担
当者等の修理履歴に関して、個々の製品に関して履歴情
報が記録されていると、これらの履歴情報が、販売後の
製品管理に関して有用であるが、このような履歴情報が
個々の製品に特定して記録するようなことは行なわれて
いなかった。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、製品機器に関
する履歴情報を確実に管理することのできる履歴情報記
録装置及びこのような装置を備えた製品機器を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、履歴情報を入力する入力部と、この入力された履
歴情報を記録する記録手段と、この記録された履歴情報
を送信するための送信手段と、を有している本体部と、
この送信手段により送信された履歴情報を受信するため
の受信手段を有している外部操作部と、を備えている履
歴情報記録装置により、達成される。
【0008】また、上記目的は、本発明によれば、履歴
情報を入力する入力部と、この入力された履歴情報を記
録する記録手段と、この記録された履歴情報を送信する
ための送信手段と、を有している本体部と、この送信手
段により送信された履歴情報を受信するための受信手段
を有している外部操作部と、を含んでいる履歴情報記録
装置を備えた製品機器により、達成される。
【0009】上記構成によれば、本体部には、履歴情報
を入力する入力部と、この入力された履歴情報を記録す
る記録手段とを有するため、製品の個々の履歴情報を明
確に記録することができる。また、この記録された履歴
情報は、本体部の送信手段を介して外部操作部に送信さ
れるため、この外部操作部を使用することで、その履歴
情報を正確に確認することができる。
【0010】また、このような履歴情報記録装置を備え
た製品機器では、履歴情報が製品機器に備えられている
ため、これらの履歴情報を製品毎に管理することができ
る。
【0011】そして、上記目的は、本構成によれば、履
歴情報を入力する入力部と、この入力された履歴情報の
少なくとも一部にパスワードを付与するためのパスワー
ド付与手段と、これらの履歴情報を記録する記録手段
と、この記録された履歴情報を送信するための送信手段
と、を有している本体部と、この送信手段により送信さ
れた履歴情報を受信するための受信手段と、この送信さ
れた履歴情報に付与されたパスワードを照合するための
パスワード照合手段と、このパスワード照合手段にパス
ワードを入力するためのパスワード入力手段と、を有し
ている外部操作部と、を備えている履歴情報記録装置に
より、達成される。
【0012】また上記目的は、本構成によれば、履歴情
報を入力する入力部と、この入力された履歴情報の少な
くとも一部にパスワードを付与するためのパスワード付
与手段と、これらの履歴情報を記録する記録手段と、こ
の記録された履歴情報を送信するための送信手段と、を
有している本体部と、この送信手段により送信された履
歴情報を受信するための受信手段と、この送信された履
歴情報に付与されたパスワードを照合するためのパスワ
ード照合手段と、このパスワード照合手段にパスワード
を入力するためのパスワード入力手段と、を有している
外部操作部と、を含んでいる履歴情報記録装置を備えた
製品機器により、達成される。
【0013】上記構成によれば、履歴情報記録装置は、
パスワード付与手段、パスワード照合手段及びパスワー
ド入力手段を有しているため、履歴情報の少なくとも一
部を保護情報として記録することができる。また、この
保護情報は、外部操作部における特定のパスワードの入
力によって初めて開示されることになるため、特定のパ
スワードを知らない第三者にとって保護情報の内容を把
握することができない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図8を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0015】(第1の実施の形態)図1乃至図4は、本
発明による履歴情報記録装置の第1の実施形態を有する
製品機器として、例えばラジオカセットテープレコーダ
を示している。図1において、ラジオカセットテープレ
コーダ10は、公知の構成のものであり、通常のAM/
FM放送を受信し、あるいはコンパクトカセットテープ
を記録再生することにより、再生音を両側のスピーカ1
1,12から再生するようになっている。さらに、ラジ
オカセットテープレコーダ10は、履歴情報記録装置2
0の本体部である記録装置本体30が一体に配置されて
いる。なお、この記録装置本体30は、電子保証書(電
子履歴書)であって、ラジオカセットテープレコーダ1
0の内部に内蔵されていてもよく、また製品本体の外側
面に後付けしてもよい。
【0016】この記録装置本体30は、図2に示すよう
に例えば、コイル型アンテナと不揮発性メモリーとを組
み合わせたものである。記録装置本体30は、記録手段
である第1の記録手段21と、第2の記録手段22と、
さらにこれら2つの記録手段21,22への入力部とし
てのコイル23を備えている。なお、このコイル23
は、出力用アンテナを兼ねる構成とすることも可能であ
る。
【0017】上記第1の記録手段21は、例えばマスク
ROM等のROMであって、例えば製品名,型番や製造
日等の製品に関する履歴情報が記録されることになる。
また、上記第1の記録手段21は、ROMに限らず後述
する第2の記録手段22と同様の書込み可能な記憶手段
として、第2の記録手段と一体に構成してもよい。上記
製品に関する履歴情報は、具体的には、製品名,製造番
号,ボディカラー,生産地,生産工場,生産ライン番
号,生産日時,組立担当者名,製品検査担当者名,出荷
日等が含まれる。
【0018】また、上記第2の記録手段22は、書込み
可能な記録手段、例えばフラッシュメモリやEEPRO
M等であって、例えば販売に関する履歴情報、あるいは
故障時の修理に関する履歴情報等、製品が出荷等された
後の履歴情報が記録されることになる。なお、上記第1
及び第2の記録手段21,22は、図示の場合、一体の
ICとして構成されているが、個々の部品を基板上に実
装するようにしてもよいことは明らかである。ここで、
上記販売に関する履歴情報は、具体的には、販売日,販
売店名,販売担当者名,販売価格等であり、また上記修
理に関する履歴情報は、具体的には、例えば、修理日,
修理内容,修理担当者名等である。なお、履歴情報とし
て、例えば出荷から販売までの流通経路、即ち途中の各
問屋に関する入荷日,出荷日及び問屋名等の流通履歴情
報が書き込まれるようにしてもよい。
【0019】図3は、本実施の形態に係る履歴情報記録
装置20を製品に配置した状態を示す図である。図にお
いて、履歴情報記録装置20の記録装置本体30は、製
品であるラジオカセットテープレコーダ10の例えば電
子保証書として内部に組み込まれている。また、履歴情
報記録装置20の外部操作部として例えばリモートコン
トローラーである遠隔操作装置50が設けられている。
この遠隔操作装置50は、記録装置本体30と異なり、
ラジオカセットテープレコーダ10に内蔵されておら
ず、ラジオカセットテープレコーダ10及び記録装置本
体30とは、別体に構成されている。そして、記録装置
本体30に記録された履歴情報は、記録装置本体30と
遠隔操作装置50の間を非接触で送信されるされること
になる。
【0020】図4は、図3に示した遠隔操作装置50を
拡大した図である。図において遠隔操作装置50には、
記録装置本体30から送信されてくる履歴情報を表示す
るための液晶表示部55が設けられている。また、この
遠隔操作装置50には、使用者が各種の指示を入力する
入力キー56,56が設けられている。
【0021】図5は、上記履歴情報記録装置20の電気
的構成を示している。図において、履歴情報記録装置2
0は、記録装置本体30と外部操作部である遠隔操作装
置50とを含んでいる。そして、この記録装置本体30
の図における右側には、この記録装置本体30に履歴情
報を入力するための書き込み制御部41及び書き込み手
段である各送信部42、43、44が配置されている。
なお、図においては、これら各送信部42、43、44
が、相互に分離して配置されているが、必ずしも相互に
分離して配置されている必要はない。そして、上記書き
込み制御部41からの指示によって、履歴情報である例
えば製品に関するメーカー出荷時情報がメーカー出荷時
情報送信部42を介し、記録装置本体30の入力部であ
るコイル23に例えば磁界変調信号として送信されるこ
とになる。また、例えば販売に関する販売店の販売時情
報は販売店の販売時情報送信部43を介してコイル23
に例えば磁界変調信号として送信されることになる。
【0022】さらに、この書き込み制御部41からの指
示によって、充電用電波を充電用電波送信部44を介し
てコイル23に送信した場合は、記録装置本体30のコ
イル23に発生する電流が整流手段25によって整流さ
れた後、コンデンサ26に充電される。これにより、内
蔵電池が不要になる。また、充電バッテリを設けて、こ
のような電力を蓄え、適宜この電力を利用するようにす
ることもできる。ところで、履歴情報記録装置20の記
録装置本体30の第1及び第2の記録手段21、22
は、コイル23に対して判別部24を介して接続されて
いる。この判別部24は、コイル23に入力される情報
の種類の判別をして、決められた記録手段に入力する役
割を果たす。したがって、上述のように、履歴情報であ
るメーカー出荷時情報や販売店の販売時情報が、各送信
部42、43を介して電波としてコイル23に入力され
ると、このコイル23には、この電波に基づいて誘導電
流が生じ、この電流が判別部24に入力されることにな
る。
【0023】そして、この判別部24は、この履歴情報
を判別して、製品に関する履歴情報の場合には、S1で
示すように、第1の記録手段21に出力する。また、こ
の履歴情報が販売に関する履歴情報の場合には、S2で
示すように、第2の記録手段22に出力するようになっ
ている。このように履歴情報は、第1及び第2の記録手
段21,22に出力され記録されることになる。また、
履歴情報記録装置20の記録装置本体30には、後述す
る遠隔制御装置50に履歴情報を送信するための送信手
段である発信部27及び受発光部29が備わっている。
すなわち、図5に示すように、第1及び第2の記録手段
21、22に記録されている履歴情報は、先ず、S3に
示すように、発信部27へ伝えられる。そして、後述す
る遠隔制御装置50の受発光部51からの例えば光信号
を、記録装置本体30の受発光素子を有する受発光部2
9が受光した際、その受光した旨の信号をS6で示すよ
うに発信部27へ送信する。この信号を受け取った後、
発信部27は、上記履歴情報を受発光部29に送信し、
受発光部29は、電磁波である例えば光信号でこの履歴
情報を遠隔制御装置50の受発光部51に非接触で伝え
ることになる。
【0024】また、本実施の形態では、上記第1及び第
2の記録手段21、22からの履歴情報は、好ましくは
製品であるラジオカセットテープレコーダ10内に備え
られた製品制御部28にもS4として出力されるように
なっている。ここで、製品制御部28は、好ましくは、
第2の記録手段22からの販売に関する履歴情報を読み
出して、この履歴情報特に販売日の情報が書き込まれて
いない場合には、製品であるラジオカセットテープレコ
ーダ10が動作しないように、設定されている。これに
より、従来のように故意に保証書に販売日を書き込まな
いというような不正が防止されると共に、盗難の際に
も、販売に関する履歴情報が書き込まれないことから、
製品であるラジオカセットテープレコーダ10が動作せ
ず、盗難の抑止効果が得られることになる。
【0025】さらに、上記製品制御部28は、好ましく
は、製品であるラジオカセットテープレコーダ10が最
初に動作したとき、その動作開始日を第2の記録手段2
2に対して書き込むようにしてもよい。これによって、
例えば第2の記憶手段22に特に販売日の情報が書き込
まれていない場合であっても、不当に保証期間が長くな
ることが防止されることになる。この場合、例えば第2
の記憶手段22に販売に関する履歴情報が書き込まれた
時点で、コンデンサ26からタイマーTに信号が入力さ
れるようにして、タイマーTが販売時からの時間カウン
トを行なうことにより、容易に動作開始日の書込みが行
われる。
【0026】本実施形態においては、上記履歴情報は、
外部の書込み制御部41から、各送信部42,43,4
4を介して、例えば電波として送信されるように構成さ
れているが、これに限らず、非接触式に、例えば電波と
同じ電磁波である光や、音声及び画像、さらには電気信
号であってもよい。特に、履歴情報の書き込みが光送信
にて行われる場合は、電波に比べノイズの影響を受け難
い正確な情報記録が可能となる。
【0027】また、履歴情報記録装置20は、上述の記
録装置本体30と共に、外部操作部である遠隔操作装置
50を有している。図5に示すように、遠隔操作装置5
0は、記録装置本体30の受発光部29に対して履歴情
報を受信するための受信手段である受発光部51と受信
部52が設けられている。この受発光部51は、上述の
記録装置本体30の受発光部29と同様に、例えば受発
光素子を備えている。そして、使用者が、記録装置本体
30の第1及び第2の記録手段20、21に記録されて
いる履歴情報を読み出したいときは、この遠隔操作装置
50を操作することにより行う。
【0028】この操作は、受信部52に伝わり、この受
信部52から、図のS7に示すように、信号が受発光部
51に伝わる。この信号を受け取った受発光部51は、
記録装置本体30の受発光部29に対して、例えば光信
号を発する。この受発光部51からの光信号を受けた記
録装置本体30の受発光部29は、上述のように、電磁
波である例えば光信号でこの履歴情報を遠隔操作装置5
0の受発光部51に非接触で伝えることになる。このよ
うに受発光部51が受信した履歴情報は、図のS8に示
すように、受信部52に伝えられることになる。このよ
うにして伝えられた履歴情報の受信が終了すると、受信
部52は図のS9に示すように、その信号を終了サイン
部53に送信する。この終了サイン部53には、例えば
発光ダイオード等が備えられているため、この信号を受
け取ると、この発光ダイオードが光ることになる。この
終了サイン部53の点灯により、遠隔操作装置50の操
作者は、履歴情報の受信が終了したことを確認すること
ができる。
【0029】また、この受信部52は、受信した履歴情
報を、図のS10に示すように、メモリ部54に送信し
記録させることになる。このように、メモリ部54に記
録された履歴情報は、遠隔操作装置50の操作者の操作
があると、受信部52の指示により、図のS11及びS
12に示すように、メモリ部54から受信部52を経
て、表示部である例えば液晶表示部55に送信される。
この液晶表示部55は、図4に示すように、遠隔操作装
置50に形成されている。そして、この表示部55に履
歴情報が表示されることになる。
【0030】本実施形態による履歴情報記録装置20を
備えたラジオカセットテープレコーダ10は、以上のよ
うに構成されており、ラジオカセットテープレコーダ1
0自体は、通常のラジオカセットテープレコーダとして
使用される。さらに、ラジオカセットテープレコーダ1
0には、履歴情報記録装置20が配置されており、その
第1の記録手段21及び第2の記録手段22に対して、
それぞれ製品に関する履歴情報及び販売に関する履歴情
報が書き込まれることにより、所謂電子式(光学式,磁
気式)保証書として機能することになる。
【0031】したがって、本実施の形態によれば、履歴
情報記録装置20の記録装置本体30に記録された履歴
情報を読み取るには、使用者が携帯可能なリモートコン
トローラ等の遠隔操作装置50を用いることにより非接
触で行われる。このため、製品10自体が大型で移動が
困難であっても、遠隔操作装置50を携帯することで履
歴情報を容易に読み取ることができる。また、製品10
自体に履歴情報を表示する液晶表示部55を設ける必要
がないため、製造コストを低くすることができる。さら
に、従来の別途添付された紙の保証書のように、途中で
紛失したり、保存状態により判読不能になるようなこと
がなく、ユーザは確実に保証書に基づいて、所定の保証
期間内の無償修理を受けることができることになる。他
方、メーカ側においては、第2の記憶手段22に販売に
関する履歴情報が記録されていることにより、確実に販
売日が特定されるので、正確な保証期間の管理が可能と
なる。
【0032】また、記録装置本体30の第2の記録手段
22に対して、修理に関する履歴情報さらには流通に関
する履歴情報が書き込まれ得る。これにより、個々の製
品についての修理履歴が容易に把握できることになり、
メーカによる製品の寿命や故障頻度の統計的な管理が容
易に行われることになる。
【0033】ここで、上記記録装置本体30に対する履
歴情報の書込みは、電波を使用して、非接触で行なわれ
るので、製品であるラジオカセットテープレコーダ10
の製品組立後あるいは製品梱包後であっても、容易に行
われると共に、製品一つ一つに対して行なわれてもよ
く、また複数個の製品に対して纒めて書込みが行なわれ
てもよい。
【0034】(第2の実施の形態)図6は、本発明の第
2の実施の形態に係る履歴情報記録装置の電気的構成を
示すブロック図である。履歴情報記録装置300の記録
装置本体30は、上述の第1の実施の形態と同様の構成
であり、例えば製品機器に取り付けられる。しかし、本
実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、履歴情報
記録装置300の記録装置本体30に履歴情報を入力す
る際に、その履歴情報の少なくとも一部にパスワードが
付与されている。また、入力されている履歴情報の少な
くとも一部にパスワードが付与されているため、外部操
作部である遠隔操作装置350もこれに対応する構成が
付加されている。したがって、本実施の形態では、第1
の実施の形態と同様の構成は、同一符号を付してその説
明を省略し、構成の異なる部分を中心に説明する。
【0035】図6において、書き込み制御部310に
は、外部から履歴情報を入力するための履歴情報入力部
311が設けられている。この履歴情報入力部311に
入力された履歴情報は、保護/非保護判別手段312に
伝えられる。この保護/非保護判別手段312では、履
歴情報入力部311に入力された履歴情報のうち、例え
ば修理の記録等、他者に知られたくない情報が保護情報
として処理される。具体的には、このような情報は、履
歴情報入力部311に入力する際にフラッグ等を付して
入力されるため、このフラッグが付された履歴情報デー
タを保護情報として、判別することになる。
【0036】この保護情報は、パスワード付与手段31
3に伝えられ、所定のパスワードが付された後、書き込
み手段である各送信部42、43を介し、記録装置本体
30に送信されることになる。一方、非保護情報は、パ
スワードが付与されることなく、書き込み手段である各
送信部42、43を介し、記録装置本体30に送信され
る。したがって、記録装置本体30の第1及び第2の記
録手段21,22では、保護情報は、パスワードが付さ
れた状態で記憶されることになる。このため、履歴情報
を受信し読み取る機能を有する遠隔操作装置350にお
いて、このパスワードを照合等する手段が設けられてい
る。すなわち、図における記録装置本体350は第1の
実施の形態と異なり、受信部52と液晶表示部55の間
に保護/非保護判別手段351、パスワード照合手段3
52及びパスワード入力部353が設けられている。
【0037】このため、受信部52に伝えられた履歴情
報は、先ず、保護/非保護判別手段351に伝えられ
る。この保護/非保護判別手段351で、非保護情報と
された情報は、そのまま液晶表示部55へ伝えられる。
一方、この保護/非保護判別手段351で、保護情報と
された情報は、パスワード照合手段352へ伝えられ
る。また、使用者は、遠隔操作装置350のパスワード
入力部353に設けられている入力キー56(図4参
照)でパスワードである例えば数字等を入力する。この
入力されたパスワードはパスワード照合手段352へ伝
えられる。そして、パスワード照合手段352では、保
護情報に付されているパスワードと上記入力されたパス
ワードを照合し、パスワードが一致すればその情報を液
晶表示部55へ伝えることになる。このパスワードが一
致しない場合は、その情報は、液晶表示部55へ伝わら
ないことになる。このように、本実施の形態では、使用
者が正しいパスワードをパスワード入力部353に入力
しなければ、履歴情報のうち保護情報を読み取ることが
できないため、誤って他者に、遠隔操作装置350を渡
してしまっても、保護情報を読み取られることはない。
したがって、他者が履歴情報の内容を読み取ることを有
効に防止することができる。
【0038】(第3の実施の形態)図7は、本発明の第
3の実施の形態に係る履歴情報記録装置の電気的構成を
示すブロック図である。履歴情報記録装置400の記録
装置本体30は、上述の第1の実施の形態と同様の構成
であり、例えば製品機器に取り付けられる。しかし、本
実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、外部操作
部である遠隔操作装置450の構成が異なっている。ま
た、他の表示部である例えばテレビジョン460の表示
画面463に履歴情報が表示されるようになっている。
したがって、本実施の形態では、第1の実施の形態と同
様の構成は、同一符号を付してその説明を省略し、構成
の異なる部分を中心に説明する。
【0039】図7において、遠隔操作装置450は、第
1の実施の形態と異なり、液晶表示部55を備えておら
ず、その代わりに、外部用受発光部451を備えてい
る。この外部用受発光部451の構成は、第1の実施の
形態の受発光部51と略同様の構成であり、その違い
は、光送信の相手側が記録装置本体30ではなく、テレ
ビジョン460であることである。すなわち、記録装置
本体30から履歴情報を受信した遠隔操作装置450
は、その受信部52から、さらに外部用受発光部451
を経て、テレビジョン460にこの履歴情報を光送信す
ることになる。この光送信された履歴情報は、テレビジ
ョン460に設けられている受光素子を有する受光部4
61に伝えられ、さらに、受信部462を介し、表示画
面463に表示されるようになっている。
【0040】したがって、第1及び第2の実施の形態の
ように遠隔操作装置450に液晶表示部55を設ける必
要がないため、履歴情報記録装置400の製造コストを
低くすることができる。また、この遠隔操作装置450
にテレビジョン460のリモートコントローラの機能を
付加すれば、この遠隔操作装置450はテレビジョン4
60のリモートコントローラとしても使用することがで
きる。さらに、本実施の形態に係る遠隔操作装置450
は、メモリ部54を有するため、一つの遠隔操作装置4
50で、複数の製品10等に組み込まれている記録装置
本体30等の履歴情報を受信し、メモリ部54へ記録す
ることができる。そして、これらの履歴情報を同時にテ
レビジョン460へ送信すれば、図8に示すように、複
数の製品10等の履歴情報を同時に表示画面463に表
示させることができる。これにより、製品10等の管理
がより容易になる。
【0041】本実施の形態では、履歴情報をテレビジョ
ン460に送信し、表示させたが、これに限らず、プリ
ンター等の印刷装置に履歴情報を送信し、印刷すること
も可能である。この場合、一括して複数の製品10等に
関する履歴情報を管理、保管することができる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、製
品機器に関する履歴情報を確実に管理することのできる
履歴情報記録装置及びこのような装置を備えた製品機器
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による履歴情報記録装置の第1の実施形
態を有する製品機器(ラジオカセットテープレコーダ)
を示す概略図である。
【図2】図1の製品における記録装置本体を示す拡大平
面図である。
【図3】本実施の形態に係る履歴情報記録装置20を製
品に配置した状態を示す概略図である。
【図4】図3に示した遠隔操作装置50の拡大図であ
る。
【図5】第1の実施の形態に係る履歴情報記録装置20
の電気的構成を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る履歴情報記録
装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る履歴情報記録
装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図8】複数の製品の履歴情報を同時に表示画面に表示
する状態を示す図である。
【符号の説明】
10・・・ラジオカセットテープレコーダ、11,12
・・・スピーカ、20・・・履歴情報記録装置、21・
・・第1の記録手段、22・・・第2の記録手段、23
・・・コイル、24・・・判別部、25・・・整流手
段、26・・・コンデンサ、27・・・発信部、28・
・・製品制御部、29・・・受発光部、30・・・記録
装置本体、41・・・書き込み制御部、42・・・メー
カー出荷時情報送信部、43・・・販売店の販売時情報
送信部、44・・・充電用電波送信部、50・・・遠隔
操作装置、51・・・受発光部、52・・・受信部、5
3・・・終了サイン部、54・・・メモリ部、55・・
・液晶表示部、56・・・入力キー、T・・・タイマ
ー。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履歴情報を入力する入力部と、 この入力された履歴情報を記録する記録手段と、 この記録された履歴情報を送信するための送信手段と、
    を有している本体部と、 この送信手段により送信された履歴情報を受信するため
    の受信手段を有している外部操作部と、を備えている履
    歴情報記録装置。
  2. 【請求項2】 上記履歴情報を表示するための表示部が
    上記外部操作部に設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の履歴情報記録装置。
  3. 【請求項3】 上記本体部と上記外部操作部とが分離し
    て配置されていることを特徴とする請求項1に記載の履
    歴情報記録装置。
  4. 【請求項4】 上記外部操作部と分離された他の表示部
    に上記履歴情報が表示されることを特徴とする請求項1
    に記載の履歴情報記録装置。
  5. 【請求項5】 履歴情報を入力する入力部と、 この入力された履歴情報を記録する記録手段と、 この記録された履歴情報を送信するための送信手段と、
    を有している本体部と、 この送信手段により送信された履歴情報を受信するため
    の受信手段を有している外部操作部と、を含んでいる履
    歴情報記録装置を備えた製品機器。
  6. 【請求項6】 履歴情報を入力する入力部と、 この入力された履歴情報の少なくとも一部にパスワード
    を付与するためのパスワード付与手段と、 これらの履歴情報を記録する記録手段と、 この記録された履歴情報を送信するための送信手段と、
    を有している本体部と、 この送信手段により送信された履歴情報を受信するため
    の受信手段と、 この送信された履歴情報に付与された
    パスワードを照合するためのパスワード照合手段と、 このパスワード照合手段にパスワードを入力するための
    パスワード入力手段と、を有している外部操作部と、を
    備えている履歴情報記録装置。
  7. 【請求項7】 履歴情報を入力する入力部と、 この入力された履歴情報の少なくとも一部にパスワード
    を付与するためのパスワード付与手段と、 これらの履歴情報を記録する記録手段と、 この記録された履歴情報を送信するための送信手段と、
    を有している本体部と、 この送信手段により送信された履歴情報を受信するため
    の受信手段と、 この送信された履歴情報に付与されたパスワードを照合
    するためのパスワード照合手段と、 このパスワード照合手段にパスワードを入力するための
    パスワード入力手段と、を有している外部操作部と、を
    含んでいる履歴情報記録装置を備えた製品機器。
JP12085598A 1998-04-30 1998-04-30 履歴情報記録装置及びこれを備えた製品機器 Pending JPH11312198A (ja)

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