JP2000154624A - パッキン付き管継手 - Google Patents

パッキン付き管継手

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JP2000154624A
JP2000154624A JP10329619A JP32961998A JP2000154624A JP 2000154624 A JP2000154624 A JP 2000154624A JP 10329619 A JP10329619 A JP 10329619A JP 32961998 A JP32961998 A JP 32961998A JP 2000154624 A JP2000154624 A JP 2000154624A
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JP
Japan
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packing
pipe joint
material layer
flange
joint
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Pending
Application number
JP10329619A
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English (en)
Inventor
Fumio Goto
文男 後藤
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DAIKO KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
DAIKO KAGAKU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば、カーポートに雨樋を取付ける為に用い
る、管継手とは別体に作られたパッキンを用意しなくて
済む、パッキン付き管継手を提供する。 【解決手段】管状本体の管端に、連結用のフランジを設
けたものに於いて、フランジの連結面に、其の場形成手
段により直接形成させた、パッキン材層が設けられてい
ることを特徴とする。パッキン材層は、バインダーを用
いて連結面に付着させた、反撥弾性を有する多孔質又は
非多孔質の各種の合成樹脂乃至ゴムの粉・粒体層や、短
繊維交絡層等から成る。或いは、連結面に発泡硬化性合
成樹脂乃至ゴム組成物を塗布して、パッキン材層を形成
させる等してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、カーポー
トに付設する、雨樋と排水管との接続箇所等に用いるに
好適した、施工性と経済性に優れたパッキン付き管継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に、カーポートへの雨樋の
取付構造の、従来例を示した。カーポートの屋根50の
軒端に取付けたアルミ製の集水樋51には、その末端箇
所に設けた排水孔51aに、合成樹脂製の排水管52の
上端を接続させている。この排水管52は、カーポート
の支柱53に添わせるべく、その上端側をL形に折り曲
げてあり、この折曲端を、エルボ54及び管継手55を
介して集水樋51の排水孔51aに接続させている。
【0003】合成樹脂製の管継手55は、短い管状本体
55aの一方の管端(上端)に、矩形板状のフランジ5
5bを一体に設け、その長手方向の両端近くには、集水
樋51の底面に螺止連結する為の螺孔55cを設けてい
る。そして、連結面の隙間からの漏水を防ぐ為に、この
連結面にパッキン60を挟み込んでいる。
【0004】パッキン60は、発泡ネオプレンゴム等か
ら成る、良好な反撥弾性を備えた多孔質シートを、フラ
ンジ55bと同じ形状に打抜いて作られている。そし
て、パッキンの取付・位置決め作業を容易にする為に、
パッキンの片面に感圧接着剤層を設け、その表面を離型
紙で覆ったものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のパッキン60
は、材料費節約等の為に、肉厚を1mm以下に押さえて
いるのが一般である。然も、このパッキン60には、排
水孔51aに対応した大きな刳抜孔を設けてあるので、
極めて撓み変形し易い。その為、フランジ55bの連結
面に正確に重ね合わせるのが甚だ難しく、ズレた状態に
なり勝ちである。然も、軽いパッキン60は、折角重ね
合わせた途端に風で吹き飛ばされることもある。更に
は、肝心のパッキン60の取付けを忘れることも少なく
ない。
【0006】そこで、パッキン60を取扱い易くする為
に、その肉厚を必要以上に増せば、打抜裁断ロスも含め
て、パッキン代がかなり高くなってしまう。そもそも、
素材シートを打抜加工するパッキン60の作り方自体
が、甚だ非能率るである。そして、離形紙付きの感圧接
着剤層を設けたものは、製作コストと施工時の手間の両
面からして、甚だ不経済である。
【0007】そこで、本発明の目的は、管継手とは別体
に作られたパッキンを用いなくても済み、然も、より安
価に作れるパッキン付き管継手を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明によるパッキン付き管継手は、管状本体1の
管端に、連結用のフランジ2を設けたものに於いて、フ
ランジ2の連結面2aに、其の場形成手段により直接形
成させた、パッキン材層4が設けられていることを特徴
とする。
【0009】パッキン材層4を、連結面2aに直接其の
場形成させるには、反撥弾性を有する多孔質又は非多孔
質の各種の合成樹脂乃至ゴムの粉・粒体層を、バインダ
ーを用いて付着させるとよい。或いは、連結面2aに発
泡硬化性合成樹脂乃至ゴム組成物を塗布することによっ
て、多孔質合成樹脂乃至ゴム層を形成させてもよい。更
には、有機質又は無機質の短繊維交絡層を、バインダー
を用いて連結面2aに固着堆積させてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例に就い
て、図1〜図3を参照しながら説明する。図1及び図2
は、この実施例の管継手Aの平面図及び半縦断側面図で
ある。管継手Aは合成樹脂製で、短い管状本体1の一方
の管端に、矩形板状のフランジ2を一体に形成させた形
態を備えている。フランジ2の長手方向の両端近くに
は、長螺孔3を設けている。
【0011】そして、フランジ2をその連結(接続)面
に当接させる連結面2aには、其の場形成手段によって
直接形成させたパッキン材層4が設けられている。この
実施例のパッキン材層4は、図3に図解した方法によっ
て形成させている。
【0012】即ち、先ず、図3の(a)に示した様に、
フランジ2の連結面2aに、バインダーaを塗布又は吹
付ける。連結面2aは、予め、機械的に粗面化処理して
置くとよい。バインダーは、粘着性を備えた液状組成物
であれば、特にその種類を問わない。例えば、市販のゴ
ム系接着剤等の各種の接着剤や、より安価な水溶性糊剤
等を使えばよい。
【0013】次に、図3の(b)、(c)に示した様
に、連結面2aを下向きにして、反撥弾性を有する多孔
質粒体bの堆積層の表面に押し付けて、連結面2aの全
面に多孔質粒体bを付着させる。然る後、この堆積層か
ら引き上げれば、図3の(d)に示した様に、連結面2
aの全面に、パッキン材層4を簡単・迅速に形成させる
ことが出来る。5は、多孔質粒体bを堆積させる受槽で
ある。
【0014】多孔質粒体bとしては、例えば、各種の発
泡合成樹脂乃至は発泡ゴムを細粒状に破砕したものを用
いる。反撥弾性に優れるゴムであれば、必ずしも発泡さ
せる必要はない。パッキン材層4の厚さを増したい時に
は、(a)〜(c)の操作を、2回以上繰り返せばよ
い。尚、この方法によって、短繊維の付着層から成るパ
ッキン材層4を形成させることも出来る。
【0015】この様にして、連結面2aにパッキン材層
4を一体に形成させた管継手Aは、図7に示した様に、
集水樋51の排水孔51aの直下に螺止連結させる時
に、冒頭に記した従来工法とは異なって、わざわざ別体
に作られたパッキン60を挟み込む、難しくて面倒な手
間を省くことが出来る。又、パッキン60の取付けを忘
れてしまう不都合も、全く起こらなくなる。
【0016】次に、図4は、パッキン材層4を形成させ
る、別の方法を示している。その方法を説明すると、パ
ッキン材層4を形成させる素材として、この実施例で
は、反応硬化性を有するポリウレタンゴムの原液に、少
量の発泡剤を配合した発泡硬化性組成物cを用いてい
る。
【0017】この発泡硬化性組成物cを、図4の(a)
に示した様に、フランジ2の連結面2aに所定の厚さに
吹き付けたうえ、常温又は加熱下で反応硬化を待てば、
図4の(b)に示した様に、連結面2a上に、発泡ポリ
ウレタンゴムから成るパッキン材層4を、極めて簡単に
其の場形成させることが出来る。発泡硬化性組成物c
は、ポリウレタンゴムに限られず、公知の様々な種類の
発泡硬化性組成物を用いてもよい。
【0018】次に、図5は、パッキン材層4を形成させ
る為の、更に別の方法を示している。即ち、この実施例
のパッキン材層4は、有機質又は無機質の短繊維を互い
に絡み合った状態で所望の厚さに堆積させた、短繊維交
絡層である。
【0019】この短繊維交絡層の形成方法としては、例
えば、図5の(a)に示した様に、短繊維dの吹付用の
スプレーガン11と、バインダーaの吹付用のスプレー
ガン12とを用い、両スプレーガンから噴射される短繊
維dとバインダーaとを、混交状態で フランジ2の連
結面2aに吹き付ければよい。
【0020】パッキン材層4を形成させる為の素材とし
ては、上記の他に、例えば、既述の様々の素材の複数種
類を適宜に混ぜ合わせたものや、コルク粉等を使っても
よい。
【0021】上記実施例の管継手Aは、カーポートへの
雨樋取付用のものであるが、本発明による管継手は、勿
論この使途に限られず、様々の配管類の接続・取付箇所
にも流用出来る。
【0022】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明によるパッキン付き管継手を使えば、従来の、別体に
作られたパッキンを併用する管継手に比べて、以下に列
挙した如き様々の優れた効果が得られる。 (a) パッキンを別個に作り、且つ、これを管継手の
附属品として保管・管理する手間が省ける。 (b) パッキンの組付けを要しない分、管継手の連結
作業をより迅速に行える。 (c) 施工時に、薄くて撓み易いパッキンを、フラン
ジの連結面に正しく重ね合わせる、難しくて面倒な作業
が不要になる。 (d) 又、上記の重ね合わせ時に、パッキンが風で吹
き飛ばされることも無くなる。 (e) パッキンの取付を忘れる不都合を、完全に無く
せる。 (f) 従来の、離形紙付きの感圧接着剤層を設けたパ
ッキンは、離形紙の取付け、及び使用時の剥離・貼着に
余分の手間が掛かるが、この問題も解消する。 (g) パッキン材層の其の場形成方法は、量産性に優
れるので、パッキンも含めた管継手の製作コストを目立
って低減出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、管継手の平面
図である。
【図2】同上、管継手の半縦断側面図である。
【図3】同上、フランジの連結面にパッキン材層を其の
場形成させる方法の一例を示した、形成工程の略解図で
ある。
【図4】フランジの連結面にパッキン材層を其の場形成
させる、別の方法の略解図である。
【図5】フランジの連結面にパッキン材層を其の場形成
させる、更に別の方法の略解図である。
【図6】従来例の説明図で、カーポートに雨樋を取付け
た状態を示す部分斜視図である。
【図7】同上、集水樋と排水管との接続構造を示した分
解斜視図である。
【符号の説明】
A 管継手 1 管状本体 2 フランジ 2a 連結面 3 長螺孔 4 パッキン材層 5 受槽 11,12 スプレーガン a バインダー b 多孔質粒体 c 発泡硬化性組成物 d 短繊維 50 屋根 51 集水樋 51a 排水孔 52 排水管 53 支柱 54 エルボ 55 管継手 55a 管状本体 55b フランジ 60 パッキン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状本体1の管端に、連結用のフランジ
    2を設けたものに於いて、 フランジ2の連結面2aに、其の場形成手段により直接
    形成させた、パッキン材層4が設けられていることを特
    徴とするパッキン付き管継手。
  2. 【請求項2】 前記パッキン材層4は、前記連結面2a
    にバインダーを用いて付着させた、反撥弾性を有する多
    孔質又は非多孔質の各種の合成樹脂乃至ゴムの粉・粒体
    層から成ることを特徴とする請求項1記載のパッキン付
    き管継手。
  3. 【請求項3】 前記パッキン材層4は、前記連結面2a
    に発泡硬化性合成樹脂乃至ゴム組成物を塗布して形成さ
    せた多孔質合成樹脂乃至ゴム層であることを特徴とする
    請求項1記載のパッキン付き管継手。
  4. 【請求項4】 前記パッキン材層4は、バインダーを用
    いて前記連結面2aに固着堆積させた、有機質又は無機
    質の短繊維交絡層であることを特徴とする請求項1記載
    のパッキン付き管継手。
  5. 【請求項5】 前記バインダーは、各種の接着剤や糊剤
    水溶液等の粘着性組成物であることを特徴とする請求項
    2又は4記載のパッキン付き管継手。
JP10329619A 1998-11-19 1998-11-19 パッキン付き管継手 Pending JP2000154624A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058525A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Ud Trucks Corp フランジ付部材の接続方法及びフランジ付部材
CN101634382B (zh) * 2009-08-24 2011-08-10 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车天窗排水管接头

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