JP2000154206A - 染料組成物、着色樹脂エマルジョン及び着色微粒子 - Google Patents
染料組成物、着色樹脂エマルジョン及び着色微粒子Info
- Publication number
- JP2000154206A JP2000154206A JP34878798A JP34878798A JP2000154206A JP 2000154206 A JP2000154206 A JP 2000154206A JP 34878798 A JP34878798 A JP 34878798A JP 34878798 A JP34878798 A JP 34878798A JP 2000154206 A JP2000154206 A JP 2000154206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dye
- weight
- monomer
- composition
- colored resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 化学構造が全く異なる染料の混合物が、均一
に、且つ、高濃度に配合され、熱縮合性の側鎖を有する
単量体組成物からなる染料組成物を提供する。 【解決手段】 単量体組成物に、20℃の有機溶媒に対
する溶解度が1重量%以上である染料が配合されてなる
ことを特徴とする染料組成物。
に、且つ、高濃度に配合され、熱縮合性の側鎖を有する
単量体組成物からなる染料組成物を提供する。 【解決手段】 単量体組成物に、20℃の有機溶媒に対
する溶解度が1重量%以上である染料が配合されてなる
ことを特徴とする染料組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高濃度の染料を含
む染料組成物、該染料組成物を用いた着色樹脂エマルジ
ョン、該着色樹脂エマルジョンより得られる着色微粒子
に関する。
む染料組成物、該染料組成物を用いた着色樹脂エマルジ
ョン、該着色樹脂エマルジョンより得られる着色微粒子
に関する。
【0002】
【従来の技術】着色微粒子や着色微粒子が分散したエマ
ルジョンは、種々の印刷用インク、塗料、カラーフィル
タ等の用途に用いられており、得られる印刷物等は鮮明
な色彩を長期に渡って維持する必要がある。このため、
着色微粒子は、高濃度に染料等の着色剤を含有する光学
特性及び耐久性(耐熱性、耐光性、耐溶剤性、耐水性
等)の高いものが必要とされている。
ルジョンは、種々の印刷用インク、塗料、カラーフィル
タ等の用途に用いられており、得られる印刷物等は鮮明
な色彩を長期に渡って維持する必要がある。このため、
着色微粒子は、高濃度に染料等の着色剤を含有する光学
特性及び耐久性(耐熱性、耐光性、耐溶剤性、耐水性
等)の高いものが必要とされている。
【0003】従来から知られている着色微粒子等の製造
方法の一種として、例えば、塩化ビニル単独又は塩化ビ
ニルと共重合可能な単量体と塩化ビニルとの乳化重合又
は懸濁重合により重合体微粒子を製造し、これに染料及
び染色助剤を用いて染色を行うことにより着色微粒子を
製造する方法が知られている。しかしながら、このよう
な方法では、高濃度に染料を含有し、光学特性及び耐久
性の高い着色微粒子を製造することは難しかった。
方法の一種として、例えば、塩化ビニル単独又は塩化ビ
ニルと共重合可能な単量体と塩化ビニルとの乳化重合又
は懸濁重合により重合体微粒子を製造し、これに染料及
び染色助剤を用いて染色を行うことにより着色微粒子を
製造する方法が知られている。しかしながら、このよう
な方法では、高濃度に染料を含有し、光学特性及び耐久
性の高い着色微粒子を製造することは難しかった。
【0004】また、特公昭52−29336号公報に
は、ブトキシメチルアクリルアミド等を含む不飽和単量
体の1種又は2種以上と、塩化ビニル、スチレン等を含
む不飽和単量体の1種又は2種以上との共重合を行う
際、上記不飽和単量体に染料を溶解又は分散させた後、
上記不飽和単量体の共重合を行い、その内部が染料で着
色された着色微粒子を製造する方法が開示されている。
は、ブトキシメチルアクリルアミド等を含む不飽和単量
体の1種又は2種以上と、塩化ビニル、スチレン等を含
む不飽和単量体の1種又は2種以上との共重合を行う
際、上記不飽和単量体に染料を溶解又は分散させた後、
上記不飽和単量体の共重合を行い、その内部が染料で着
色された着色微粒子を製造する方法が開示されている。
【0005】しかし、この方法で得られた着色微粒子
は、染料を充分高濃度かつ均一に含むものではなく、ま
た、充分な光学特性及び耐久性を有するものではなかっ
た。カラーフィルタは、特定の分光スペクトルを有し、
耐久性に優れた薄膜であることが必須要件であるため、
上記着色微粒子からは、カラーフィルタに代表される精
密光学材料を得ることができなかった。
は、染料を充分高濃度かつ均一に含むものではなく、ま
た、充分な光学特性及び耐久性を有するものではなかっ
た。カラーフィルタは、特定の分光スペクトルを有し、
耐久性に優れた薄膜であることが必須要件であるため、
上記着色微粒子からは、カラーフィルタに代表される精
密光学材料を得ることができなかった。
【0006】カラーフィルタを用いてフルカラー表示す
るためには、RGB3原色の材料を用意しなくてはなら
ない。しかし、顔料の場合と同様に、一種類の染料で1
原色の分光スペクトルを実現するのは難しく、通常、数
種類の染料を混合することにより調色している。このR
GB3原色の材料としては、例えば、フタロシアニン系
のシアン色染料とアントラキノン系のコバルト色染料と
を混合した青色組成物、アゾ金属錯体系の黄色染料とフ
タロシアニン系のシアン色染料とを混合した緑色組成物
等があるが、これらの例からわかるように、これらの材
料は、化学構造が全く異なる染料の混合物である。した
がって、これらの染料混合物を含むエマルジョンを調製
しようとすると、そこで用いる単量体組成物は、全ての
構成染料を均一に溶解する良溶媒でなければならない。
また、染料によって溶解性にかなりの差があると、その
混合物から形成した塗膜は、濁りのために光透過率が低
下したり、分光スペクトルがずれたりすることがあるの
で、単量体の選定が重要である。
るためには、RGB3原色の材料を用意しなくてはなら
ない。しかし、顔料の場合と同様に、一種類の染料で1
原色の分光スペクトルを実現するのは難しく、通常、数
種類の染料を混合することにより調色している。このR
GB3原色の材料としては、例えば、フタロシアニン系
のシアン色染料とアントラキノン系のコバルト色染料と
を混合した青色組成物、アゾ金属錯体系の黄色染料とフ
タロシアニン系のシアン色染料とを混合した緑色組成物
等があるが、これらの例からわかるように、これらの材
料は、化学構造が全く異なる染料の混合物である。した
がって、これらの染料混合物を含むエマルジョンを調製
しようとすると、そこで用いる単量体組成物は、全ての
構成染料を均一に溶解する良溶媒でなければならない。
また、染料によって溶解性にかなりの差があると、その
混合物から形成した塗膜は、濁りのために光透過率が低
下したり、分光スペクトルがずれたりすることがあるの
で、単量体の選定が重要である。
【0007】更に、単に染料に対する溶解性が同程度と
いうだけでなく溶解度が高いことが求められる。カラー
フィルタの膜厚は通常、1〜3μmであり、この膜厚で
所定の分光スペクトルを満足するには、膜中の染料濃度
が少なくとも10重量%を超えるものでなければならな
い。即ち、カラーフィルタ材料を対象とした着色樹脂エ
マルジョンを製造するには、化学構造が全く異なる染料
の混合物でも、均一に高濃度に溶解し得る単量体組成物
を選定することが第一条件となるが、特公昭52−29
336号公報ではそれらの配慮はなされていない。
いうだけでなく溶解度が高いことが求められる。カラー
フィルタの膜厚は通常、1〜3μmであり、この膜厚で
所定の分光スペクトルを満足するには、膜中の染料濃度
が少なくとも10重量%を超えるものでなければならな
い。即ち、カラーフィルタ材料を対象とした着色樹脂エ
マルジョンを製造するには、化学構造が全く異なる染料
の混合物でも、均一に高濃度に溶解し得る単量体組成物
を選定することが第一条件となるが、特公昭52−29
336号公報ではそれらの配慮はなされていない。
【0008】また、カラーフィルタでは、上述したよう
に、耐久性が要求されている。一般に、染料は、顔料に
比べて耐久性に劣るが、被覆する樹脂材料によっては、
かなり耐久性が向上するとされている。耐久性の向上に
は単量体構造の影響が最も大きく、架橋も有効な手段で
あるが、以下のような問題点がある。即ち、多官能性単
量体を共重合させたエマルジョンは架橋構造を有してい
るが、架橋剤濃度を高くすると分散が不安定になるし、
造膜性が低下して、平滑で柔軟な膜が得にくくなり、充
分満足のいく着色樹脂エマルジョンが得られていないの
が現状である。
に、耐久性が要求されている。一般に、染料は、顔料に
比べて耐久性に劣るが、被覆する樹脂材料によっては、
かなり耐久性が向上するとされている。耐久性の向上に
は単量体構造の影響が最も大きく、架橋も有効な手段で
あるが、以下のような問題点がある。即ち、多官能性単
量体を共重合させたエマルジョンは架橋構造を有してい
るが、架橋剤濃度を高くすると分散が不安定になるし、
造膜性が低下して、平滑で柔軟な膜が得にくくなり、充
分満足のいく着色樹脂エマルジョンが得られていないの
が現状である。
【0009】一方、筆記用具用インク、スタンプ用イン
ク、印刷用インク、等各種インクに使用される着色料に
は速乾性が要求されるため、一般に油性インクが用いら
れているが、油性インクの保存性の低さ、使用される有
機溶剤の人体への影響等より、水性インクへの要望が高
くなって来ている。しかしながら、水性インクには、乾
燥に時間がかかると共に、疎水性の基材へ適用できな
い、耐水性が低い、等の問題があった。また、インクに
用いられる樹脂の着色には、一般に有機顔料が使用され
ているが、樹脂中で顔料を一次粒子に分散するために
は、強い剪断力で混練する必要があり、樹脂の劣化が避
けられないという問題があった。
ク、印刷用インク、等各種インクに使用される着色料に
は速乾性が要求されるため、一般に油性インクが用いら
れているが、油性インクの保存性の低さ、使用される有
機溶剤の人体への影響等より、水性インクへの要望が高
くなって来ている。しかしながら、水性インクには、乾
燥に時間がかかると共に、疎水性の基材へ適用できな
い、耐水性が低い、等の問題があった。また、インクに
用いられる樹脂の着色には、一般に有機顔料が使用され
ているが、樹脂中で顔料を一次粒子に分散するために
は、強い剪断力で混練する必要があり、樹脂の劣化が避
けられないという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、化学構造が全く異なる染料の混合物が、均一に、か
つ、高濃度に配合され、熱縮合性の側鎖を有する単量体
組成物からなる染料組成物及びそれを用いた着色樹脂エ
マルジョン、着色微粒子を提供することを目的とする。
み、化学構造が全く異なる染料の混合物が、均一に、か
つ、高濃度に配合され、熱縮合性の側鎖を有する単量体
組成物からなる染料組成物及びそれを用いた着色樹脂エ
マルジョン、着色微粒子を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、単量体組成物
に、20℃の有機溶媒に対する溶解度が1重量%以上で
ある染料が配合されてなることを特徴とする染料組成物
である。以下に、本発明を詳述する。
に、20℃の有機溶媒に対する溶解度が1重量%以上で
ある染料が配合されてなることを特徴とする染料組成物
である。以下に、本発明を詳述する。
【0012】本発明において用いられる単量体組成物と
しては特に限定されず、例えば、下記一般式(I);
しては特に限定されず、例えば、下記一般式(I);
【0013】
【化3】
【0014】で表される単量体(以下、重合性単量体
(I)ともいう)を含有する単量体組成物等が挙げられ
る。上記重合性単量体(I)において、R1 は、水素原
子又はメチル基を表す。従って、上記重合性単量体
(I)は、アクリル酸アミド誘導体又はメタクリル酸ア
ミド誘導体である。R2 は、炭素数3〜7のアルキル基
を表す。R2 としては、例えば、n−プロピル基、i−
プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル
基等が挙げられる。上記重合性単量体(I)の具体例と
しては、例えば、n−ブトキシメチルアクリルアミド、
sec−ブトキシメチルアクリルアミド、等が挙げられ
る。
(I)ともいう)を含有する単量体組成物等が挙げられ
る。上記重合性単量体(I)において、R1 は、水素原
子又はメチル基を表す。従って、上記重合性単量体
(I)は、アクリル酸アミド誘導体又はメタクリル酸ア
ミド誘導体である。R2 は、炭素数3〜7のアルキル基
を表す。R2 としては、例えば、n−プロピル基、i−
プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル
基等が挙げられる。上記重合性単量体(I)の具体例と
しては、例えば、n−ブトキシメチルアクリルアミド、
sec−ブトキシメチルアクリルアミド、等が挙げられ
る。
【0015】上記単量体組成物における重合性単量体
(I)の含有量は、少なくなると染料を高濃度で溶解す
ることが困難になることがあるため、70重量%以上で
あることが好ましい。上記単量体組成物は、上記重合性
単量体(I)単独からなるものであってもよいし、他の
重合性単量体との混合物であってもよい。
(I)の含有量は、少なくなると染料を高濃度で溶解す
ることが困難になることがあるため、70重量%以上で
あることが好ましい。上記単量体組成物は、上記重合性
単量体(I)単独からなるものであってもよいし、他の
重合性単量体との混合物であってもよい。
【0016】上記他の重合性単量体としては、重合性単
量体(I)と共重合可能なもので、かつ、染料を溶解さ
せることができるものあれば特に限定されず、例えば、
グリシジルメタクリレート、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、スチレン、メタクリルアミド等
の1分子中に1個の重合性不飽和結合を有する重合性単
量体;エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、ペンタエリスリットテトラアク
リレート、アリルメタクリレート、ビニルメタクリレー
ト、グリセロールジメタクリレート、ジビニルベンゼ
ン、トリアリルイソシアヌレート等の1分子中に2個以
上の重合性不飽和結合を有する重合性単量体等が挙げら
れる。これらの中でも、広範囲の染料に対して溶解性に
優れていることから、グリシジルメタクリレートが好ま
しい。上記他の重合性単量体は、単独で用いられてもよ
いし、2種以上が併用されてもよい。
量体(I)と共重合可能なもので、かつ、染料を溶解さ
せることができるものあれば特に限定されず、例えば、
グリシジルメタクリレート、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、スチレン、メタクリルアミド等
の1分子中に1個の重合性不飽和結合を有する重合性単
量体;エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、ペンタエリスリットテトラアク
リレート、アリルメタクリレート、ビニルメタクリレー
ト、グリセロールジメタクリレート、ジビニルベンゼ
ン、トリアリルイソシアヌレート等の1分子中に2個以
上の重合性不飽和結合を有する重合性単量体等が挙げら
れる。これらの中でも、広範囲の染料に対して溶解性に
優れていることから、グリシジルメタクリレートが好ま
しい。上記他の重合性単量体は、単独で用いられてもよ
いし、2種以上が併用されてもよい。
【0017】上記他の重合性単量体の添加量は、単量体
組成物全体の30重量%以下が好ましいが、上記他の重
合性単量体が1分子中に1個の重合性不飽和結合を有す
る重合性単量体の場合には、10重量%以下がより好ま
しく、5重量%以下が更に好ましい。また、上記他の重
合性単量体が1分子中に2個以上の重合性不飽和結合を
有する重合性単量体の場合には、0.1〜10重量%が
より好ましく、0.5〜5重量%が更に好ましい。上記
1分子中に2個以上の重合性不飽和結合を有する重合性
単量体が、少なくなると重合速度が加速してエマルジョ
ン粒子内の染料を固定する効果があまり期待できず、多
くなると染料の溶解度を低下させるだけでなく、エマル
ジョン粒子の凝集、染料の析出等が起こり易くなるた
め、上記範囲がより好ましい。
組成物全体の30重量%以下が好ましいが、上記他の重
合性単量体が1分子中に1個の重合性不飽和結合を有す
る重合性単量体の場合には、10重量%以下がより好ま
しく、5重量%以下が更に好ましい。また、上記他の重
合性単量体が1分子中に2個以上の重合性不飽和結合を
有する重合性単量体の場合には、0.1〜10重量%が
より好ましく、0.5〜5重量%が更に好ましい。上記
1分子中に2個以上の重合性不飽和結合を有する重合性
単量体が、少なくなると重合速度が加速してエマルジョ
ン粒子内の染料を固定する効果があまり期待できず、多
くなると染料の溶解度を低下させるだけでなく、エマル
ジョン粒子の凝集、染料の析出等が起こり易くなるた
め、上記範囲がより好ましい。
【0018】本発明において用いられる染料は、20℃
の有機溶媒に対する溶解度が1重量%以上である。ま
た、上記染料は、有機溶媒に対する溶解度が1重量%以
上であるとともに、20℃の水に対する溶解度が1重量
%以下で、且つ、100℃の水に対する溶解度が10重
量%以下であることが好ましい。更に、上記染料は、油
溶性染料であることが好ましい。
の有機溶媒に対する溶解度が1重量%以上である。ま
た、上記染料は、有機溶媒に対する溶解度が1重量%以
上であるとともに、20℃の水に対する溶解度が1重量
%以下で、且つ、100℃の水に対する溶解度が10重
量%以下であることが好ましい。更に、上記染料は、油
溶性染料であることが好ましい。
【0019】20℃の有機溶媒に対する溶解度が1重量
%以上であり、且つ、20℃の水に対する溶解度が1重
量%以下で、100℃の水に対する溶解度が10重量%
以下である油溶性染料としては、例えば、アゾ系染料、
アントラキノン系染料、フタロシアニン系染料、トリフ
ェニルメタン系染料等;アゾ金属錯体染料、アニオン性
染料とカチオン性単量体との塩、アニオン性染料とカチ
オン性染料との塩;カラーインデックス番号における、
solvent blue44、45、59、104;
solvent red24、68、89、124;s
olventyellow13、14、33、79、9
3;vat blue1、6;vatyellow6等
が挙げられる。
%以上であり、且つ、20℃の水に対する溶解度が1重
量%以下で、100℃の水に対する溶解度が10重量%
以下である油溶性染料としては、例えば、アゾ系染料、
アントラキノン系染料、フタロシアニン系染料、トリフ
ェニルメタン系染料等;アゾ金属錯体染料、アニオン性
染料とカチオン性単量体との塩、アニオン性染料とカチ
オン性染料との塩;カラーインデックス番号における、
solvent blue44、45、59、104;
solvent red24、68、89、124;s
olventyellow13、14、33、79、9
3;vat blue1、6;vatyellow6等
が挙げられる。
【0020】上記有機溶媒としては特に限定されず、例
えば、炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ケトン、エステ
ル、アルコール、アミド等が挙げられる。
えば、炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ケトン、エステ
ル、アルコール、アミド等が挙げられる。
【0021】上記カチオン性単量体としては、アニオン
性染料と反応して塩を生成するものであれば特に限定さ
れないが、重合性単量体(I)との相溶性が高いことか
ら、一般式(II)で表されるカチオン性単量体が好ま
しい。
性染料と反応して塩を生成するものであれば特に限定さ
れないが、重合性単量体(I)との相溶性が高いことか
ら、一般式(II)で表されるカチオン性単量体が好ま
しい。
【0022】
【化4】
【0023】(式中、R3 は、水素原子又はメチル基を
表し、R4 、R5 、R6 は、それぞれ独立して、炭素数
1〜8のアルキル基、アラルキル基又はシクロアルキル
基を表し、Xは、ハロゲン原子を表し、R4 、R5 、R
6 で表される基に含まれる炭素数の合計が8以上であ
る)
表し、R4 、R5 、R6 は、それぞれ独立して、炭素数
1〜8のアルキル基、アラルキル基又はシクロアルキル
基を表し、Xは、ハロゲン原子を表し、R4 、R5 、R
6 で表される基に含まれる炭素数の合計が8以上であ
る)
【0024】上記カチオン性単量体において、R3 は、
水素原子又はメチル基を表す。従って、上記単量体組成
物は、アクリル酸アミド誘導体又はメタクリル酸アミド
誘導体である。R4 、R5 、R6 は、それぞれ独立し
て、炭素数1〜8のアルキル基、アラルキル基又はシク
ロアルキル基を表す。R4 、R5 、R6 としては、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、ベンジル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
水素原子又はメチル基を表す。従って、上記単量体組成
物は、アクリル酸アミド誘導体又はメタクリル酸アミド
誘導体である。R4 、R5 、R6 は、それぞれ独立し
て、炭素数1〜8のアルキル基、アラルキル基又はシク
ロアルキル基を表す。R4 、R5 、R6 としては、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、ベンジル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
【0025】上記R4 、R5 、R6 で表される基に含ま
れる炭素数の合計は8以上であり、これらの組み合わせ
としては、例えば、メチル基、メチル基及びベンジル
基、エチル基、エチル基及びベンジル基等が挙げられ
る。
れる炭素数の合計は8以上であり、これらの組み合わせ
としては、例えば、メチル基、メチル基及びベンジル
基、エチル基、エチル基及びベンジル基等が挙げられ
る。
【0026】上記R4 、R5 、R6 で表される基に含ま
れる炭素数の合計が8未満では、親水性が強く、上記ア
ニオン性染料との反応により疎水性の塩を生成しにくく
なるため好ましくない。上記一般式(II)で表される
カチオン性単量体は、疎水性が比較的強く、上記アニオ
ン性染料との反応により塩を析出させることができる。
上記一般式(II)で表されるカチオン性単量体として
は、例えば、メタクリルアミドプロピルベンジルジメチ
ルアンモニウムクロリド等が挙げられる。
れる炭素数の合計が8未満では、親水性が強く、上記ア
ニオン性染料との反応により疎水性の塩を生成しにくく
なるため好ましくない。上記一般式(II)で表される
カチオン性単量体は、疎水性が比較的強く、上記アニオ
ン性染料との反応により塩を析出させることができる。
上記一般式(II)で表されるカチオン性単量体として
は、例えば、メタクリルアミドプロピルベンジルジメチ
ルアンモニウムクロリド等が挙げられる。
【0027】上記一般式(II)で表されるカチオン性
単量体と単量体組成物とを共重合させることにより、生
成する重合体に染料を固定させ、染料の脱離を抑制する
ことができる。上記染料の配合量は、単量体組成物10
0重量部に対して、1〜50重量部が好ましく、より好
ましくは5〜30重量部である。配合量が、50重量部
を超えると染料組成物の濃度が高くなりすぎて、添加し
にくくなるだけでなく、重合時に染料が分離することが
あるため、上記範囲が好ましい。
単量体と単量体組成物とを共重合させることにより、生
成する重合体に染料を固定させ、染料の脱離を抑制する
ことができる。上記染料の配合量は、単量体組成物10
0重量部に対して、1〜50重量部が好ましく、より好
ましくは5〜30重量部である。配合量が、50重量部
を超えると染料組成物の濃度が高くなりすぎて、添加し
にくくなるだけでなく、重合時に染料が分離することが
あるため、上記範囲が好ましい。
【0028】上記アニオン性染料とカチオン性単量体と
を反応させることにより得られる塩を染料として用いる
場合には、染料を溶解させる単量体組成物として、重合
性単量体(I)を90重量%以上含有する単量体組成物
を用いるのがより好ましい。
を反応させることにより得られる塩を染料として用いる
場合には、染料を溶解させる単量体組成物として、重合
性単量体(I)を90重量%以上含有する単量体組成物
を用いるのがより好ましい。
【0029】上記染料組成物を、重合開始剤及び乳化剤
の存在下に分散させたのち、乳化重合を行うことにより
着色樹脂エマルジョンを得ることができる。上記重合開
始剤としては特に限定されず、例えば、油溶性又は水溶
性の有機アゾ化合物、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニ
ウム等の無機過酸化物、有機過酸化物、無機過酸化物と
亜硫酸塩等の還元剤とを組み合わせたレドックス組成物
等が挙げられる。これらの中では、有機アゾ化合物が好
ましく、半減期10時間で分解温度が40〜80℃の有
機アゾ化合物がより好ましい。
の存在下に分散させたのち、乳化重合を行うことにより
着色樹脂エマルジョンを得ることができる。上記重合開
始剤としては特に限定されず、例えば、油溶性又は水溶
性の有機アゾ化合物、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニ
ウム等の無機過酸化物、有機過酸化物、無機過酸化物と
亜硫酸塩等の還元剤とを組み合わせたレドックス組成物
等が挙げられる。これらの中では、有機アゾ化合物が好
ましく、半減期10時間で分解温度が40〜80℃の有
機アゾ化合物がより好ましい。
【0030】上記水溶性の有機アゾ化合物としては、カ
チオン性のものと、アニオン性のものとがある。これら
の中で、どの有機アゾ化合物を用いるかは特に限定され
ず、後述する乳化剤に対応させて、最適なものを用いれ
ばよい。
チオン性のものと、アニオン性のものとがある。これら
の中で、どの有機アゾ化合物を用いるかは特に限定され
ず、後述する乳化剤に対応させて、最適なものを用いれ
ばよい。
【0031】上記油溶性染料として、アゾ染料の金属錯
体、及び/又は、アニオン性染料とカチオン性単量体と
を反応させることにより得られる塩を用いる場合には、
重合開始剤として油溶性の有機アゾ化合物を用いるのが
好ましい。
体、及び/又は、アニオン性染料とカチオン性単量体と
を反応させることにより得られる塩を用いる場合には、
重合開始剤として油溶性の有機アゾ化合物を用いるのが
好ましい。
【0032】上記乳化剤としては特に限定されず、例え
ば、アニオン性、カチオン性及び非イオン性の界面活性
剤を用いることができる。これらの中では、カチオン性
界面活性剤は分散性が高くなく、非イオン性界面活性剤
は得られるエマルジョンの粒子径が大きくなる傾向があ
るので、アニオン性界面活性剤が好ましい。上記乳化剤
としてアニオン性界面活性剤を用いる場合には、重合開
始剤としては、乳化剤との相互作用が少ないことから、
アニオン性有機アゾ化合物を用いるのが好ましい。
ば、アニオン性、カチオン性及び非イオン性の界面活性
剤を用いることができる。これらの中では、カチオン性
界面活性剤は分散性が高くなく、非イオン性界面活性剤
は得られるエマルジョンの粒子径が大きくなる傾向があ
るので、アニオン性界面活性剤が好ましい。上記乳化剤
としてアニオン性界面活性剤を用いる場合には、重合開
始剤としては、乳化剤との相互作用が少ないことから、
アニオン性有機アゾ化合物を用いるのが好ましい。
【0033】上記アニオン性界面活性剤としては、例え
ば、アルキル硫酸ナトリウム、アルキル硫酸アンモニウ
ム等のアルキル硫酸塩;アルキルスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルスルホン酸アンモニウム等のアルキルスル
ホン酸塩などが挙げられる。これらの中では、重合性不
飽和結合を有するリン酸エステルが、エマルジョン粒子
に固定されるため、塗膜の物性に悪影響を与えないとい
う利点を有することからアルキルスルホン酸塩がより好
ましい。
ば、アルキル硫酸ナトリウム、アルキル硫酸アンモニウ
ム等のアルキル硫酸塩;アルキルスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルスルホン酸アンモニウム等のアルキルスル
ホン酸塩などが挙げられる。これらの中では、重合性不
飽和結合を有するリン酸エステルが、エマルジョン粒子
に固定されるため、塗膜の物性に悪影響を与えないとい
う利点を有することからアルキルスルホン酸塩がより好
ましい。
【0034】上記乳化重合により着色樹脂エマルジョン
を製造する方法としては特に限定されず、その反応条件
は、使用する染料含有組成物、重合開始剤、及び、乳化
剤の種類に応じて設定すればよく、例えば、重合性単量
体(I)を含有する単量体組成物、乳化剤、及び、脱イ
オン水をフラスコ内に仕込み、窒素気流下で攪拌しなが
ら、温度を反応温度まで昇温し、次に重合開始剤の溶液
をフラスコ内に注入し、染料溶液を1〜2時間かけて滴
下し、更に、同温度で3〜4時間攪拌した後、室温まで
冷却する方法等を用いて乳化重合を行うことにより、着
色樹脂エマルジョンを製造することができる。
を製造する方法としては特に限定されず、その反応条件
は、使用する染料含有組成物、重合開始剤、及び、乳化
剤の種類に応じて設定すればよく、例えば、重合性単量
体(I)を含有する単量体組成物、乳化剤、及び、脱イ
オン水をフラスコ内に仕込み、窒素気流下で攪拌しなが
ら、温度を反応温度まで昇温し、次に重合開始剤の溶液
をフラスコ内に注入し、染料溶液を1〜2時間かけて滴
下し、更に、同温度で3〜4時間攪拌した後、室温まで
冷却する方法等を用いて乳化重合を行うことにより、着
色樹脂エマルジョンを製造することができる。
【0035】上記重合開始剤の配合量は、単量体組成物
100重量部に対して0.1〜10重量部が好ましく、
より好ましくは、0.2〜5重量部である。上記乳化剤
の濃度は特に限定されないが、0.5〜10重量%が好
ましい。また、乳化剤の配合量は特に限定されないが、
乳化剤水溶液に対する染料組成物の重量比で1/5〜1
/1が好ましい。上記反応温度は特に限定されないが、
通常10〜100℃が好ましく、より好ましくは40〜
80℃である。
100重量部に対して0.1〜10重量部が好ましく、
より好ましくは、0.2〜5重量部である。上記乳化剤
の濃度は特に限定されないが、0.5〜10重量%が好
ましい。また、乳化剤の配合量は特に限定されないが、
乳化剤水溶液に対する染料組成物の重量比で1/5〜1
/1が好ましい。上記反応温度は特に限定されないが、
通常10〜100℃が好ましく、より好ましくは40〜
80℃である。
【0036】得られる着色樹脂エマルジョンは、高濃度
に染料を含有する微粒子が分散した光学特性及び耐久性
の高いものとなる。特に、染料として、アニオン性染料
とカチオン性単量体とを反応させることにより得られる
塩を用いると、カチオン性単量体が共重合体中に組み込
まれるため、アニオン性染料はイオン結合により、共重
合の微粒子中にしっかりと固定される。
に染料を含有する微粒子が分散した光学特性及び耐久性
の高いものとなる。特に、染料として、アニオン性染料
とカチオン性単量体とを反応させることにより得られる
塩を用いると、カチオン性単量体が共重合体中に組み込
まれるため、アニオン性染料はイオン結合により、共重
合の微粒子中にしっかりと固定される。
【0037】また、アニオン性染料とカチオン性単量体
とを反応させることにより得られる塩は、殆どの疎水性
単量体には溶解しないが、重合性単量体(I)には溶解
し、重合開始剤として油溶性の有機アゾ化合物と組み合
わされることにより重合反応が進行し、上記の特性を有
する着色樹脂エマルジョンが得られる。
とを反応させることにより得られる塩は、殆どの疎水性
単量体には溶解しないが、重合性単量体(I)には溶解
し、重合開始剤として油溶性の有機アゾ化合物と組み合
わされることにより重合反応が進行し、上記の特性を有
する着色樹脂エマルジョンが得られる。
【0038】また、染料として、アゾ染料の金属錯体を
用いる場合には、重合開始剤として油溶性の有機アゾ化
合物を用いることより重合反応が進行し、高濃度に染料
を含有する微粒子が分散した光学特性及び耐久性の高い
着色樹脂エマルジョンが得られる。得られた着色樹脂エ
マルジョン中の溶媒を飛散させた後、洗浄等を行うこと
により、着色微粒子を得ることができる。
用いる場合には、重合開始剤として油溶性の有機アゾ化
合物を用いることより重合反応が進行し、高濃度に染料
を含有する微粒子が分散した光学特性及び耐久性の高い
着色樹脂エマルジョンが得られる。得られた着色樹脂エ
マルジョン中の溶媒を飛散させた後、洗浄等を行うこと
により、着色微粒子を得ることができる。
【0039】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0040】実施例1 ドデシル硫酸ナトリウム2重量部、ニューフロンティア
S510(第一工業製薬社製、リン酸基を有する重合性
界面活性剤)4重量部、脱イオン水194重量部、及
び、n−ブトキシメチルアクリルアミド10重量部をフ
ラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら、液温を5
0℃に上げた。次に、0.07%の硫酸銅及び4%のチ
オ硫酸ナトリウムを含む水溶液5重量部をフラスコ内に
注入し、続いて、5%過硫酸カリウム水溶液5重量部を
添加した。約30秒経過してから下記組成の染料溶液を
1時間かけて滴下した。その後、同温度で4時間攪拌し
た後、反応を停止し、着色樹脂エマルジョンを得た。得
られた着色樹脂エマルジョンを、孔径1μmのフィルタ
ーでろ過した後、レーザ光散乱式粒径分布測定器(大塚
電子社製)を用いて熱硬化性着色樹脂の粒子径を測定し
たところ、平均粒子径は94nmであった。
S510(第一工業製薬社製、リン酸基を有する重合性
界面活性剤)4重量部、脱イオン水194重量部、及
び、n−ブトキシメチルアクリルアミド10重量部をフ
ラスコに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら、液温を5
0℃に上げた。次に、0.07%の硫酸銅及び4%のチ
オ硫酸ナトリウムを含む水溶液5重量部をフラスコ内に
注入し、続いて、5%過硫酸カリウム水溶液5重量部を
添加した。約30秒経過してから下記組成の染料溶液を
1時間かけて滴下した。その後、同温度で4時間攪拌し
た後、反応を停止し、着色樹脂エマルジョンを得た。得
られた着色樹脂エマルジョンを、孔径1μmのフィルタ
ーでろ過した後、レーザ光散乱式粒径分布測定器(大塚
電子社製)を用いて熱硬化性着色樹脂の粒子径を測定し
たところ、平均粒子径は94nmであった。
【0041】染料溶液の組成 n−ブトキシメチルアクリルアミド 89重量部 エチレングリコールジメタクリレート 1重量部 ブルーGLS(クラリアント社製、フタロシアニン系青
色染料) 20重量部
色染料) 20重量部
【0042】実施例2 n−ブトキシメチルアクリルアミドに代えて、sec−
ブトキシメチルアクリルアミドを用いた以外は実施例1
と同様にして着色樹脂エマルジョンを得た。得られた着
色樹脂エマルジョンを実施例1と同様にろ過し、熱硬化
性着色樹脂の粒子径を測定したところ、平均粒子径は1
05nmであった。
ブトキシメチルアクリルアミドを用いた以外は実施例1
と同様にして着色樹脂エマルジョンを得た。得られた着
色樹脂エマルジョンを実施例1と同様にろ過し、熱硬化
性着色樹脂の粒子径を測定したところ、平均粒子径は1
05nmであった。
【0043】実施例3 ブルーGLSに代えて、ブルーRS(クラリアント社
製、アントラキノン系青色染料)を用いた以外は実施例
1と同様にして着色樹脂エマルジョンを得た。得られた
着色樹脂エマルジョンを実施例1と同様にろ過し、熱硬
化性着色樹脂の粒子径を測定したところ、平均粒子径は
117nmであった。また、熱硬化性着色樹脂の加熱減
量より求めた重合率は99.2%であった。次に、着色
樹脂エマルジョンをガラス板に塗布し、180℃で10
分間加熱した後、シクロヘキサン中に浸漬したが、室温
1週間経過後も染料の溶出は認められなかった。
製、アントラキノン系青色染料)を用いた以外は実施例
1と同様にして着色樹脂エマルジョンを得た。得られた
着色樹脂エマルジョンを実施例1と同様にろ過し、熱硬
化性着色樹脂の粒子径を測定したところ、平均粒子径は
117nmであった。また、熱硬化性着色樹脂の加熱減
量より求めた重合率は99.2%であった。次に、着色
樹脂エマルジョンをガラス板に塗布し、180℃で10
分間加熱した後、シクロヘキサン中に浸漬したが、室温
1週間経過後も染料の溶出は認められなかった。
【0044】実施例4 ドデシル硫酸ナトリウム2重量部、ニューフロンティア
S510を4重量部、脱イオン水194重量部、n−ブ
トキシメチルアクリルアミド8重量部、及び、グリシジ
ルメタクリレート2重量部をフラスコに仕込み、窒素気
流下で攪拌しながら、液温を50℃に上げた。次に、
0.07%の硫酸銅及び4%のチオ硫酸ナトリウムを含
む水溶液5部をフラスコ内に注入し、続いて、5%過硫
酸カリウム水溶液5重量部を添加し、すぐに5%過硫酸
カリウム水溶液5重量部を加えた。続いて、下記組成の
染料溶液を1時間かけて滴下した。その後、同温度で4
時間攪拌した後、反応を停止し、着色樹脂エマルジョン
を得た。得られた着色樹脂エマルジョンを実施例1と同
様にろ過し、熱硬化性着色樹脂の粒子径を測定したとこ
ろ、平均粒子径は135nmであった。また、熱硬化性
着色樹脂の加熱減量より求めた重合率は98.4%であ
った。
S510を4重量部、脱イオン水194重量部、n−ブ
トキシメチルアクリルアミド8重量部、及び、グリシジ
ルメタクリレート2重量部をフラスコに仕込み、窒素気
流下で攪拌しながら、液温を50℃に上げた。次に、
0.07%の硫酸銅及び4%のチオ硫酸ナトリウムを含
む水溶液5部をフラスコ内に注入し、続いて、5%過硫
酸カリウム水溶液5重量部を添加し、すぐに5%過硫酸
カリウム水溶液5重量部を加えた。続いて、下記組成の
染料溶液を1時間かけて滴下した。その後、同温度で4
時間攪拌した後、反応を停止し、着色樹脂エマルジョン
を得た。得られた着色樹脂エマルジョンを実施例1と同
様にろ過し、熱硬化性着色樹脂の粒子径を測定したとこ
ろ、平均粒子径は135nmであった。また、熱硬化性
着色樹脂の加熱減量より求めた重合率は98.4%であ
った。
【0045】染料溶液の組成 n−ブトキシメチルアクリルアミド 71重量部 グリシジルメタクリレート 18重量部 エチレングリコールジメタクリレート 1重量部 ブルーGLS 5重量部 ブルーRS 15重量部
【0046】比較例1 n−ブトキシメチルアクリルアミドに代えて、メタクリ
ル酸メチルを用いた以外は実施例1と同様にして着色樹
脂エマルジョンを調製しようとしたが、ブルーGLSは
50℃に加熱しても、メタクリル酸メチルに完全に溶解
せず、懸濁液となったため重合試験が行えなかった。
ル酸メチルを用いた以外は実施例1と同様にして着色樹
脂エマルジョンを調製しようとしたが、ブルーGLSは
50℃に加熱しても、メタクリル酸メチルに完全に溶解
せず、懸濁液となったため重合試験が行えなかった。
【0047】比較例2 n−ブトキシメチルアクリルアミドに代えて、n−ブト
キシメチルアクリルアミド10重量部、メタクリル酸メ
チル90重量部の混合物を用い、ブルーGLS/ブルー
RS混合物に代えて、オラゾールレッドGを用いた以外
は実施例4と同様にして着色樹脂エマルジョンを調製し
ようとしたところ、赤色油状物しか得られなかった。
キシメチルアクリルアミド10重量部、メタクリル酸メ
チル90重量部の混合物を用い、ブルーGLS/ブルー
RS混合物に代えて、オラゾールレッドGを用いた以外
は実施例4と同様にして着色樹脂エマルジョンを調製し
ようとしたところ、赤色油状物しか得られなかった。
【0048】実施例5 ドデシル硫酸ナトリウム2重量部、ニューフロンティア
S510を4重量部、脱イオン水194重量部、及び、
n−ブトキシメチルアクリルアミド10重量部をフラス
コに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら、液温を50℃
に上げた。次に、V−70(和光純薬社製、油溶性アゾ
系重合開始剤)0.5重量部を含むエタノール溶液10
重量部をフラスコ内に注入し、すぐに、下記組成の染料
溶液を2時間かけて滴下した。その後、同温度で3時間
攪拌した後、室温に冷却し、着色樹脂エマルジョンを得
た。得られた着色樹脂エマルジョンを、孔径1μmのフ
ィルターでろ過した後、レーザ光散乱式粒径分布測定器
(大塚電子社製)を用いて熱硬化性着色樹脂の粒子径を
測定したところ、平均粒子径は117nmであった。
S510を4重量部、脱イオン水194重量部、及び、
n−ブトキシメチルアクリルアミド10重量部をフラス
コに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら、液温を50℃
に上げた。次に、V−70(和光純薬社製、油溶性アゾ
系重合開始剤)0.5重量部を含むエタノール溶液10
重量部をフラスコ内に注入し、すぐに、下記組成の染料
溶液を2時間かけて滴下した。その後、同温度で3時間
攪拌した後、室温に冷却し、着色樹脂エマルジョンを得
た。得られた着色樹脂エマルジョンを、孔径1μmのフ
ィルターでろ過した後、レーザ光散乱式粒径分布測定器
(大塚電子社製)を用いて熱硬化性着色樹脂の粒子径を
測定したところ、平均粒子径は117nmであった。
【0049】染料溶液の組成 n−ブトキシメチルアクリルアミド 89重量部 エチレングリコールジメタクリレート 1重量部 オラゾールレッドG(チバガイギー社製、赤色アゾ染料
の金属錯体) 20重量部
の金属錯体) 20重量部
【0050】実施例6 オラゾールレッドGに代えて、イエロー2RLS(クラ
リアント社製、黄色アゾ染料の金属錯体)を用いた以外
は実施例4と同様にして着色樹脂エマルジョンを得た。
得られた熱硬化性着色樹脂の加熱減量より求めた重合率
は98.5%であった。
リアント社製、黄色アゾ染料の金属錯体)を用いた以外
は実施例4と同様にして着色樹脂エマルジョンを得た。
得られた熱硬化性着色樹脂の加熱減量より求めた重合率
は98.5%であった。
【0051】実施例7 オラゾールレッドGに代えて、スカーレットRLS(ク
ラリアント社製、赤色アゾ染料の金属錯体)を用いた以
外は実施例4と同様にして着色樹脂エマルジョンを得
た。得られた着色樹脂エマルジョンを実施例4と同様に
ろ過し、熱硬化性着色樹脂の粒子径を測定したところ1
25nmであった。また、熱硬化性着色樹脂の加熱減量
より求めた重合率は98.2%であった。
ラリアント社製、赤色アゾ染料の金属錯体)を用いた以
外は実施例4と同様にして着色樹脂エマルジョンを得
た。得られた着色樹脂エマルジョンを実施例4と同様に
ろ過し、熱硬化性着色樹脂の粒子径を測定したところ1
25nmであった。また、熱硬化性着色樹脂の加熱減量
より求めた重合率は98.2%であった。
【0052】実施例8 ドデシル硫酸ナトリウム2重量部、ニューフロンティア
S510を4重量部、脱イオン水194重量部、及び、
n−ブトキシメチルアクリルアミド10重量部をフラス
コに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら、液温を50℃
に上げた。次に、V−70を0.5重量部を含むエタノ
ール液5重量部をフラスコ内に注入し、30秒経過して
から下記組成の染料溶液を1時間かけて滴下した。その
後、同温度で4時間攪拌した後、反応を停止し、着色樹
脂エマルジョンを得た。得られた着色樹脂エマルジョン
を、孔径1μmのフィルターでろ過した後、レーザ光散
乱式粒径分布測定器(大塚電子社製)を用いて熱硬化性
着色樹脂の粒子径を測定したところ、平均粒子径は11
7nmであった。
S510を4重量部、脱イオン水194重量部、及び、
n−ブトキシメチルアクリルアミド10重量部をフラス
コに仕込み、窒素気流下で攪拌しながら、液温を50℃
に上げた。次に、V−70を0.5重量部を含むエタノ
ール液5重量部をフラスコ内に注入し、30秒経過して
から下記組成の染料溶液を1時間かけて滴下した。その
後、同温度で4時間攪拌した後、反応を停止し、着色樹
脂エマルジョンを得た。得られた着色樹脂エマルジョン
を、孔径1μmのフィルターでろ過した後、レーザ光散
乱式粒径分布測定器(大塚電子社製)を用いて熱硬化性
着色樹脂の粒子径を測定したところ、平均粒子径は11
7nmであった。
【0053】染料溶液の組成 染料塩(以下に示す方法で調製した) 10重量部 n−ブトキシメチルアクリルアミド 79重量部 エチレングリコールジメタクリレート 1重量部
【0054】染料塩の調製方法 メタクリルアミドプロピルベンジルジメチルアンモニウ
ムクロリドの50重量%水溶液10重量部に、PCブル
ー43P(日本化薬社製、青色アニオン染料)5重量部
を加えて攪拌すると、即座に塊状物が発生した。この塊
状物をろ別した後、塊をほぐし、脱イオン水で3回洗浄
した。次に固形物を40℃で8時間減圧乾燥し、乾燥物
を得た。得られた乾燥物をアセトンに溶かし、分光光度
計で染料濃度を測定したところ48.6%であった。
ムクロリドの50重量%水溶液10重量部に、PCブル
ー43P(日本化薬社製、青色アニオン染料)5重量部
を加えて攪拌すると、即座に塊状物が発生した。この塊
状物をろ別した後、塊をほぐし、脱イオン水で3回洗浄
した。次に固形物を40℃で8時間減圧乾燥し、乾燥物
を得た。得られた乾燥物をアセトンに溶かし、分光光度
計で染料濃度を測定したところ48.6%であった。
【0055】実施例9 染料塩の調製において、PCブルー43Pに代えて、P
CグリーンFOP(日本化薬社製、緑色アニオン染料)
を用いた以外は実施例8と同様にして着色樹脂エマルジ
ョンを得た。得られた着色樹脂エマルジョンを実施例7
と同様にろ過し、熱硬化性着色樹脂の粒子径を測定した
ところ、平均粒子径は133nmであった。
CグリーンFOP(日本化薬社製、緑色アニオン染料)
を用いた以外は実施例8と同様にして着色樹脂エマルジ
ョンを得た。得られた着色樹脂エマルジョンを実施例7
と同様にろ過し、熱硬化性着色樹脂の粒子径を測定した
ところ、平均粒子径は133nmであった。
【0056】実施例10 染料塩の調製において、PCブルー43Pに代えて、P
Cレッド136P(日本化薬社製、赤色アニオン染料)
を用いた以外は実施例8と同様にしたところ、良好な赤
色の着色樹脂エマルジョンを得た。
Cレッド136P(日本化薬社製、赤色アニオン染料)
を用いた以外は実施例8と同様にしたところ、良好な赤
色の着色樹脂エマルジョンを得た。
【0057】比較例3 実施例7〜9で用いた染料塩をメタクリル酸メチル、又
は、メタクリル酸グリシジルに溶解させようと試みたと
ころ、全く溶解しないか、又は、一部しか溶解しなかっ
た。
は、メタクリル酸グリシジルに溶解させようと試みたと
ころ、全く溶解しないか、又は、一部しか溶解しなかっ
た。
【0058】比較例4 実施例8の染料塩の調製において、メタクリルアミドプ
ロピルベンジルジメチルアンモニウムクロリドに代え
て、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム
クロリドを用いたところ、1日静置しても水難溶性の染
料塩が析出してこなかった。
ロピルベンジルジメチルアンモニウムクロリドに代え
て、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム
クロリドを用いたところ、1日静置しても水難溶性の染
料塩が析出してこなかった。
【0059】
【表1】
【0060】
【発明の効果】本発明の染料組成物は、上述の構成より
なるので、化学構造が全く異なる染料の混合物が、均一
に、かつ、高濃度に配合され、熱縮合性の側鎖を有する
単量体組成物からなるものであるので、光学特性及び耐
久性が高く、得られる着色樹脂エマルジョン、着色微粒
子は、インク、カラーフィルタ、カラートナー、塗料、
等に好適に用いられる。
なるので、化学構造が全く異なる染料の混合物が、均一
に、かつ、高濃度に配合され、熱縮合性の側鎖を有する
単量体組成物からなるものであるので、光学特性及び耐
久性が高く、得られる着色樹脂エマルジョン、着色微粒
子は、インク、カラーフィルタ、カラートナー、塗料、
等に好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 7/12 C09D 7/12 Z 11/10 11/10 G02B 5/20 101 G02B 5/20 101 Fターム(参考) 2H048 BA00 4J011 KA02 KA04 KA08 KA10 KB14 PA36 PB25 PC02 4J038 FA091 JB16 JC38 KA08 KA20 MA08 MA10 4J039 AD21 BC39 BC59 BE02 BE07 BE22 BE26 CA06 DA02 4J100 AM21P BA04P BA33P BC01P CA01 EA03 FA03 FA20 FA30 JA07 JA39 JA43
Claims (11)
- 【請求項1】 単量体組成物に、20℃の有機溶媒に対
する溶解度が1重量%以上である染料が配合されてなる
ことを特徴とする染料組成物。 - 【請求項2】 単量体組成物に、20℃の水に対する溶
解度が1重量%以下であり、100℃の水に対する溶解
度が10重量%以下である染料が配合されてなることを
特徴とする染料組成物。 - 【請求項3】 単量体組成物に、20℃の有機溶媒に対
する溶解度が1重量%以上であり、20℃の水に対する
溶解度が1重量%以下であり、100℃の水に対する溶
解度が10重量%以下である染料が配合されてなること
を特徴とする染料組成物。 - 【請求項4】 単量体組成物が、一般式(I); 【化1】 (式中、R1 は、水素原子又はメチル基を表し、R
2 は、炭素数3〜7のアルキル基を表す。)で表される
単量体を70重量%以上含有するものであることを特徴
とする請求項1〜3記載の染料組成物。 - 【請求項5】 染料が、アニオン性染料と、一般式(I
I); 【化2】 (式中、R3 は、水素原子又はメチル基を表し、R4 、
R5 、R6 は、それぞれ独立して、炭素数1〜8のアル
キル基、アラルキル基又はシクロアルキル基を表し、X
は、ハロゲン原子を表し、R4 、R5 、R6 で表される
基に含まれる炭素数の合計が8以上である。)で表され
るカチオン性単量体とを反応させることにより得られる
塩であることを特徴とする請求項1〜4記載の染料組成
物。 - 【請求項6】 染料が、アゾ系染料の金属錯体であるこ
とを特徴とする請求項1〜5記載の染料組成物。 - 【請求項7】 染料が、油溶性染料であることを特徴と
する請求項1〜6記載の染料組成物。 - 【請求項8】 請求項1〜7記載の染料組成物から得ら
れる重合体が水系媒体中に分散されてなることを特徴と
する着色樹脂エマルジョン。 - 【請求項9】 請求項1〜7記載の染料組成物を重合開
始剤及び乳化剤の存在下に分散させた後、乳化重合を行
うことにより得られることを特徴とする着色樹脂エマル
ジョン。 - 【請求項10】 重合開始剤が、油溶性アゾ化合物であ
ることを特徴とする請求項9記載の着色樹脂エマルジョ
ン。 - 【請求項11】 請求項8〜10記載の着色樹脂エマル
ジョンより得られることを特徴とする着色微粒子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34878798A JP2000154206A (ja) | 1998-09-18 | 1998-12-08 | 染料組成物、着色樹脂エマルジョン及び着色微粒子 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26489598 | 1998-09-18 | ||
JP10-264894 | 1998-09-18 | ||
JP10-264895 | 1998-09-18 | ||
JP26489498 | 1998-09-18 | ||
JP34878798A JP2000154206A (ja) | 1998-09-18 | 1998-12-08 | 染料組成物、着色樹脂エマルジョン及び着色微粒子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000154206A true JP2000154206A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=27335334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34878798A Pending JP2000154206A (ja) | 1998-09-18 | 1998-12-08 | 染料組成物、着色樹脂エマルジョン及び着色微粒子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000154206A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010191358A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ |
CN102081305A (zh) * | 2009-12-01 | 2011-06-01 | 东洋油墨制造株式会社 | 滤色器用蓝色着色组合物、滤色器及彩色显示器 |
CN102279526A (zh) * | 2010-04-21 | 2011-12-14 | 东洋油墨Sc控股株式会社 | 滤色器用着色组合物和滤色器 |
JP2015021125A (ja) * | 2013-07-23 | 2015-02-02 | ゼロックス コーポレイションXerox Corporation | 着色剤を含むラテックスおよびラテックスを製造する方法 |
-
1998
- 1998-12-08 JP JP34878798A patent/JP2000154206A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010191358A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ |
CN102081305A (zh) * | 2009-12-01 | 2011-06-01 | 东洋油墨制造株式会社 | 滤色器用蓝色着色组合物、滤色器及彩色显示器 |
CN102279526A (zh) * | 2010-04-21 | 2011-12-14 | 东洋油墨Sc控股株式会社 | 滤色器用着色组合物和滤色器 |
CN102279526B (zh) * | 2010-04-21 | 2014-07-09 | 东洋油墨Sc控股株式会社 | 滤色器用着色组合物和滤色器 |
JP2015021125A (ja) * | 2013-07-23 | 2015-02-02 | ゼロックス コーポレイションXerox Corporation | 着色剤を含むラテックスおよびラテックスを製造する方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2261260C2 (ru) | Водная дисперсия частиц, содержащих нерастворимый в воде пигмент, и способ ее получения, частицы, содержащие нерастворимый в воде пигмент, и способ их получения, и чернила | |
US6020400A (en) | Ink jet inks containing emulsion polymer additives stabilized with structured polymers | |
US6867251B2 (en) | Polymer dye particles and process for making polymer dye particles | |
KR19990083297A (ko) | 개선된프린트특성을위한잉크세트 | |
JP2003520279A (ja) | インクジェットインク用ラテックスポリマー配合物 | |
US7446135B2 (en) | Block copolymeric dispersant for pigment particle in aqueous system, and ink composition comprising the same | |
JP2002356602A (ja) | 着色樹脂エマルジョン、インクジェット印刷用インク、電着液及びカラーフィルター | |
JP2001181528A (ja) | 着色微粒子、着色樹脂エマルジョン及びインクジェット印刷用インク | |
JP3975863B2 (ja) | 着色剤含有樹脂微粒子及びその利用 | |
EP1405884B1 (en) | Ink jet composition and printing method | |
JP2002121417A (ja) | 着色微粒子エマルジョン | |
JP2000297126A (ja) | 着色樹脂エマルジョン、着色微粒子、透明着色膜、及び、透明着色硬化膜 | |
JP2002225417A (ja) | インクジェット印刷方法 | |
JPH09208606A (ja) | 重合体微粒子及びそれを含むインク組成物 | |
EP1319696B1 (en) | Ink jet ink composition and printing method | |
JP2000154206A (ja) | 染料組成物、着色樹脂エマルジョン及び着色微粒子 | |
JP4300549B2 (ja) | 親水性着色樹脂微粒子、着色水性エマルジョン組成物及びそれらの製造方法 | |
JP2001207007A (ja) | 着色樹脂エマルジョン組成物、インクジェット用インク及びカラーフィルタ | |
JP2002105272A (ja) | 着色樹脂エマルジョン、インクジェット印刷用インク、及び、カラーフィルター | |
JP2001106927A (ja) | 着色樹脂エマルジョン、着色微粒子、透明着色膜、透明着色硬化膜、カラーフィルタ及びインクジェット記録用インク | |
JP2001139607A (ja) | 着色樹脂エマルジョン、その製造方法、着色樹脂エマルジョンインク、及び、カラーフィルターの製造方法 | |
JP2003176436A (ja) | インク組成物 | |
JPH09122472A (ja) | 分散剤及び着色剤 | |
JP2000212207A (ja) | 着色樹脂エマルジョン及びこれを用いた着色微粒子、透明着色膜、透明着色硬化膜 | |
JP4438254B2 (ja) | 着色樹脂微粒子及びその製造方法 |