JP2000153101A - 油水分離モジュ―ル - Google Patents

油水分離モジュ―ル

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JP2000153101A
JP2000153101A JP11135034A JP13503499A JP2000153101A JP 2000153101 A JP2000153101 A JP 2000153101A JP 11135034 A JP11135034 A JP 11135034A JP 13503499 A JP13503499 A JP 13503499A JP 2000153101 A JP2000153101 A JP 2000153101A
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Japan
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oil
hollow fiber
water
fiber membrane
water separation
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Withdrawn
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JP11135034A
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English (en)
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Satoru Takeda
哲 竹田
Osami Kato
修身 加藤
Kenji Watari
謙治 亘
Kenji Shinkawa
健二 新川
Takeshi Yoshinaga
武司 吉永
Noriaki Aoki
範昭 青木
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジング内の中空糸膜を有効に活用するこ
とができ、逆通液による洗浄効果を向上させることがで
きる油水分離モジュールを提供する。 【解決手段】 含水油出口38が形成された分離室31
aと、精製油出口40が形成された精製油室31bとが
内部に形成された、ハウジング本体31、モジュールキ
ャップ37、39とからなるハウジングと、開口端33
aが、前記精製油室31b内に位置するように、前記分
離室31a内に配置された疎水性多孔質中空糸膜33か
らなる集合体35と、この集合体35の内方から外方に
向かって、分離室内に含水油を供給する散液部材(散液
管)32とを有することを特徴とする油水分離モジュー
ルを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分を含む含水油
中の油分を選択的に取り出すための、油水分離モジュー
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】水分を含む含水油中から油分のみを選択
的に取り出す方法が、様々な産業分野において望まれて
いる。例えば、装置において、使用中の潤滑油に混入し
てくる水分は、装置の腐食を引き起こすだけでなく、潤
滑油の酸化劣化を促進し、その粘度の増加や、スラッジ
を発生させ、潤滑不良等の装置トラブルの原因となる。
【0003】例えば、生産設備で一旦装置トラブルが発
生すると、その復旧が必要になるばかりではなく生産性
にも影響を与えるため、水分の混入した潤滑油からの水
分除去は非常に重要である。また、廃潤滑油の再生、食
用油の製造などにおいても油水分離が行われている。
【0004】含水油の油水分離を行う方法としては、油
分と水分の比重差を利用した静置法や遠心法、吸水材料
を使用する方法、加熱法、電圧印加法、濾過法などが挙
げられる。しかしながら、これらの油水分離方法にはい
くつかの問題点が挙げられる。例えば、吸水材料を用い
る方法は、水分除去性能は高いが、吸水性能が飽和に達
すると交換が必要となる。この方法は分離コストが高い
うえに煩雑な交換作業を伴うため、特に、定常的に多量
の水分が混入してくる系には適していない。静置法は装
置が非常に大型であり、水分除去性能も比較的低い。ま
た、加熱法や電圧印加法等においては、油分の変質を生
じる等の危惧を生ずる。
【0005】一方、中空糸膜を使用する濾過法は、油分
の変質を生じず、また吸水材料の交換等の煩雑な作業の
必要がなく、さらに装置がコンパクトであるなどの優れ
た特徴をもつ。しかしながら、含水油中に多量の夾雑物
が含まれる場合には中空糸膜の閉塞が発生しやすい問題
があった。そこで、本発明者らは、特願平10−045
669号において、中空糸膜の閉塞が発生しにくい油水
分離方法及び油水分離装置を提案している。図2は、こ
の油水分離モジュールの構造の一例を示した断面図であ
って、この油水分離モジュール11は、円筒状のハウジ
ング本体1と、その内部に、ポッティング樹脂6によっ
て固定された複数の疎水性多孔質中空糸膜(以下、中空
糸膜と記す)3からなる円筒状の集合体5と、ハウジン
グ本体1の2つの開口部にかぶせられたモジュールキャ
ップ7、9とから概略構成されている。
【0006】ハウジング本体1は、その2つの開口部が
上下に配されている。また、ハウジング本体1の上部側
の側面には、ハウジング本体1内に開口する含水油入口
2が設けられている。また、中空糸膜3は、U字状に折
り返され、その繊維軸方向の端部3aは開口状態で、ハ
ウジング本体1の上端側に、ポッティング樹脂6によっ
て固定されている。すなわち、この中空糸膜3は、その
繊維軸方向がハウジング本体1の軸方向と平行になるよ
うに配置されている。そして、このような中空糸膜3が
複数本、平行に、円柱状に集合して集合体5が構成され
ている。
【0007】この例において、中空糸膜3の集合体5
は、複数本の中空糸膜3を平行に配して一体化したシー
ト状のものを、中空糸膜3の配列方向にそって渦巻状に
巻いて構成したものである。例えば、図3(a)に示し
たように、1本の中空糸膜3を数回折り返して平行に配
し、これをかがり糸4にて一体化してラッセル編みのシ
ート状としたもの、あるいは、図3(b)に示したよう
に、同じ長さの複数本の中空糸膜3を平行に配し、これ
をかがり糸4にて一体化したすだれ編みのシート状とし
たものなどを用いることができる。なお、これらの中空
糸膜3は、任意の本数を一束としてかがり糸を用いてシ
ート状となすこともできる。いずれにおいても、中空糸
膜3の繊維軸方向の端部は、ポッティング樹脂6に固定
する際に、必要に応じて切断されることによって開口状
態とされる。
【0008】また、ハウジング本体1の下方の開口部に
は、モジュールキャップ7がかぶせられている。このモ
ジュールキャップ7には含水油出口8が設けられてい
る。さらに、ハウジング本体1の上方の開口部には、モ
ジュールキャップ9がかぶせられ、このモジュールキャ
ップ9には精製油出口10が設けられいる。すなわち、
ハウジング本体1、モジュールキャップ7、9からなる
ハウジング内は、ポッティング樹脂6によって、含水油
出口8を備えた下方の分離室1aと、精製油出口10を
備えた上方の精製油室1bとに液密に仕切られている。
そして、中空糸膜3の集合体5が分離室1a内に配置さ
れ、中空糸膜3の開口端3aが精製油室1bに位置して
いる。
【0009】図4は、この油水分離モジュール11を用
いた油水分離装置の一例を示した概略構成図である。以
下、図2とともに、油水分離方法について説明する。ま
ず、含水油供給ライン20に供給された含水油は、ポン
プ21によって水分濃縮タンク22に送られる。つい
で、含水油は、ポンプ25によって油水分離モジュール
11の含水油入口2から分離室1aに供給される。
【0010】油水分離モジュール11の分離室1aにお
いては、中空糸膜3が疎水性であるため、中空糸膜3の
外面に接触した含水油中の油分が選択的に中空糸膜3を
透過し、中空糸膜3の内部を通ってポッティング樹脂6
に固定された端部3aから精製油室1bに至り、精製油
出口10から水分が除去された精製油として取り出され
る。この操作と同時に、含水油出口8から含水油の一部
を抜き出すようにすると、含水油入口2から含水油出口
8に向かって、中空糸膜3の繊維軸方向に対して平行な
含水油の流れが発生し、この流れによって、中空糸膜3
の外面に付着した夾雑物が剥離され、中空糸膜3の目詰
まりを防ぐことができる。このような操作によってクロ
スフロー濾過を行う。
【0011】このとき、含水油入口2から含水油出口8
に至るまでの間に、含水油中の油分は、選択的に中空糸
膜3を透過し、回収されるので、含水油出口8から抜き
出される含水油の水分率は含水油入口2から供給される
含水油の水分率よりも高くなる。そして、この含水油
は、バルブV3を備えた含水油循環ライン29によって
水分濃縮タンク22内に戻され、循環する。濾過操作を
継続すると、次第に含水油の水分率が上昇し、水分濃縮
タンク22内で水分が比重差分離する。その場合、水分
濃縮タンク22の下部にたまった水分は、タンクの底に
設けられた抜き出しライン23のバルブV1を開くこと
により系外に抜き出される。
【0012】一方、精製油出口10から取り出された精
製油は、バルブV2を備えた精製油取出ライン26を通
って逆通液タンク27に至り、一定量が貯留されるよう
になっている。この逆通液タンク27にはサンプリング
のためのバルブV4が設けられている。そして、逆通液
タンク27からオーバーフローした精製油がバルブV5
を備えた精製油取出ライン28を通って排出される。な
お、運転中の中空糸膜3の外側(1次側)と内側(2次
側)との膜間差圧は、バルブV2、V3によって調節す
ることができる。
【0013】中空糸膜3に含水油中の夾雑物が付着して
濾過流量が低下した場合は、運転を停止し、バルブV5
を閉じた状態で逆通液ライン30から逆通液タンク27
内に加圧エアーを送り込むことにより、逆通液タンク2
7内の精製油を油水分離モジュール11に逆通液する。
すると、精製油が中空糸膜3の内側から外側に逆流する
ことにより、中空糸膜3の外面に付着した夾雑物が除去
される。なお、加圧エアーとしては水分が除去されたも
のが用いられる。
【0014】この油水分離モジュール11は、中空糸膜
3の外面から含水油を供給して濾過するため、中空糸膜
3の目詰まりが発生しにくい。また、クロスフロー濾過
により、中空糸膜3の外面に付着した夾雑物を除去しな
がら濾過を行うため、さらに、中空糸膜3の目詰まりを
防ぐことができる。また、逆通液によって簡便に中空糸
膜3の濾過流量を回復させることができるという利点を
備えている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この油
水分離モジュール11においては、単位体積当たりの有
効膜面積を増加させるため、中空糸膜3を円柱状に集合
している。このため、この円柱体(集合体5)の外面に
近い部分は含水油が接触しやすいが、その中心付近に
は、含水油が侵入しにくく、中空糸膜3の全てを有効に
活用できない場合があった。また、集合体5の中心付近
において、逆通液によって剥離した夾雑物が中空糸膜3
の膜面付近に留まるという問題があった。したがって、
この状態で濾過運転を再開すると、集合体5の周囲に浮
遊していた夾雑物はクロスフロー濾過によって含水油出
口8に向かって流れるが、集合体5の中心付近の中空糸
膜3の膜面付近に浮遊していた夾雑物は再び中空糸膜3
に付着してしまい、逆通液の効果が十分に得られない場
合があった。よって、本発明は、特願平10−0456
69号において提案した油水分離モジュールの利点を生
かしつつ、さらに発展させて、ハウジング内の中空糸膜
を有効に活用することができる油水分離モジュールを提
供することを目的とする。さらには、逆通液による洗浄
効果を向上させることができる油水分離モジュールを提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、含水油出口が形成された分離室
と精製油出口が形成された精製油室とが内部に形成され
たハウジングと、開口端が精製油室内に位置するように
分離室内に配置された疎水性多孔質中空糸膜からなる集
合体と、集合体の内方から外方に向かって、分離室内に
含水油を供給する散液部材とを有することを特徴とする
油水分離モジュールを提案する。また、疎水性多孔質中
空糸膜からなる集合体が、巻層体であることが好まし
い。また、疎水性多孔質中空糸膜が、内径2mm以下、
外径3mm以下、空孔率20〜80%、平均孔径1μm
以下であると好ましく、さらに好ましくは平均孔径が、
0.01μm以上、0.04μm未満のものを用いる。
また、疎水性多孔質中空糸膜は、ポリオレフィンからな
るものが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の油水分離モジュー
ルの実施の形態を図面により詳細に説明する。図1は、
本発明の油水分離モジュールの一例を示した断面図であ
って、この油水分離モジュール42は、円筒状のハウジ
ング本体31、モジュールキャップ37及びモジュール
キャップ39からなるハウジングと、その内部に、ポッ
ティング樹脂36によって固定された複数の疎水性多孔
質中空糸膜(以下中空糸膜と記す)33からなる円柱状
の集合体35と、この集合体35中に、中空糸膜33の
繊維軸方向と平行に設けられた散液管(散液部材)32
とから概略構成されている。
【0018】ハウジング本体31は、その2つの開口部
が上下に配されている。また、中空糸膜33は、U字状
になっており、その繊維軸方向の端部33aは、開口状
態でハウジング本体31の上端側にポッティング樹脂3
6によって固定されている。すなわち、この中空糸膜3
3は、その繊維軸方向がハウジング本体31の軸方向と
平行になるように配置されている。そして、このような
中空糸膜33が、複数本平行に円柱状に集合して集合体
35が構成されている。
【0019】さらに、この円柱状の集合体35の中心に
は、中空糸膜3の繊維軸方向と平行に散液管32が設け
られている。この散液管32は、その側面に含水油を供
給する複数の孔(含水油供給口)32aが設けられたパ
イプ状のものである。そして、この散液管32の先端3
2bは封止され、もう一方の端部32cは、中空糸膜3
3とともに開口状態でポッティング樹脂36に固定され
ている。
【0020】中空糸膜33の集合体35は、図2に示し
た油水分離モジュール11と同様に、複数本の中空糸膜
33を平行に配して一体化したシート状のものを、中空
糸膜33の配列方向にそって渦巻状に巻いた巻層体であ
る。この中空糸膜33からなるシート状物は、図1に示
したものと同様に、図3(a)、図3(b)に示したラ
ッセル編み、すだれ編みなどの編み地を用いると好まし
い。ラッセル編みにおいては、1本の中空糸膜33を折
り返すこともできるし、任意の本数の中空糸膜を33を
一束として、これらをまとめて折り返して編み地を形成
することもできる。また、すだれ編みにおいても、同様
に1本の中空糸膜33を均等に配することもできるし、
複数本の中空糸膜33をまとめた一束を、複数組平行に
等間隔で配置することもできる。かがり糸4は、例えば
ポリエステル糸などが用いられるが、編み地を形成する
際に中空糸膜33を損傷せず、また、中空糸膜33の間
隔を一定に維持することができれば、その材質などは特
に制限することはない。
【0021】そして、油水分離モジュール42の製造時
には、パイプ状の散液管32に、中空糸膜33のシート
状物を巻き付けて巻層体(集合体35)を構成すること
によって、自ずと散液管32を集合体35の中心に配置
することができる。さらに、集合体35と散液管32を
まとめてポッティング樹脂36に固定する際の操作性も
良好である。また、シート状物において、中空糸膜33
の間隔は通常一定なので、集合体35における中空糸膜
33の間隔も一定になる。
【0022】また、ハウジング本体31の下方の開口部
にはモジュールキャップ37がかぶせられている。この
モジュールキャップ37には含水油出口38が設けられ
ている。前記ハウジング本体31の上方の開口部にはモ
ジュールキャップ39がかぶせられ、このモジュールキ
ャップ39の側面側には精製油出口40が設けられてい
る。また、モジュールキャップ39の上面には、散液管
32の端部32cに通じる筒状の含水油入口41が設け
られ、この含水油入口41の側壁によって、中空糸膜3
3の端部(開口端)33aから精製油室31b内に集め
られる精製油と、含水油入口41から散液管32に供給
される含水油とが接触しないように仕切られている。す
なわち、ハウジング本体31、モジュールキャップ3
7、39からなるハウジング内は、ポッティング樹脂3
6によって、含水油出口38を備えた下方の分離室31
aと、精製油出口40を備えた上方の精製油室31bと
に液密に仕切られている。そして、中空糸膜33の集合
体35が分離室31a内に配置され、中空糸膜33の開
口端33aが精製油室31bに位置している。
【0023】中空糸膜33は、その平均孔径が0.01
μm以上、0.04μm未満のものが好ましい。W/O
タイプのエマルジョンにおいては、通常水分は約0.1
〜数十μmの水滴として存在している。透過膜を用いて
油水分離を行う場合、油中の水滴は水滴径と膜孔径との
差によってサイズ排除されるため、例えば、好ましくは
平均孔径1μm以下、さらに好ましくは平均孔径約0.
1μm以下の透過膜を用いることにより、含水油中の油
分を選択的に透過させることができる。しかしながら、
油水分離の用途によっては長時間の処理が必要な場合が
あり、そのような場合、油水分離を開始後、しばらくの
間は水分が除去された精製油が得られるが、長期間油水
分離操作を継続すると、水滴の透過を生じる。これは、
長時間油水分離を継続することにより、透過膜が吸湿し
て撥水性が低下してくると、濾過時の膜間差圧により透
過膜の供給側表面において水滴径が変化した際に、水滴
が透過するためである。
【0024】そこで、平均孔径0.04μm未満の中空
糸膜を用いることにより、水滴径の変化や透過膜の吸湿
の影響を受けずに、長時間にわたる油水分離の継続運転
においても、高度に水分除去された精製油を連続して得
ることができる。また、平均孔径が0.03μm未満の
中空糸膜を用いることにより、より高度に水分が除去さ
れた精製油を得ることができる。さらには、平均孔径が
0.025μm以下の中空糸膜を用いると好ましい。一
方、平均孔径0.01μm未満では、濾過流量が非常に
低くなるため、不都合である。
【0025】また、中空糸膜33は、内径が2mm以
下、外径が3mm以下、空孔率が20〜80%のものが
好ましい。これらの内径、外径のそれぞれの下限値は特
に限定するものではないが、実質的には、それぞれ50
μm以上、100μm以上の範囲とされる。内径が2m
mをこえたり、外径が3mmをこえる場合は、中空糸膜
モジュールの特徴であるコンパクトな装置構成を実現で
きなくなる。また、空孔率が20%よりも低いと十分な
濾過流量が得られず、逆に80%をこえると十分な強度
が得られない。
【0026】また、中空糸膜33は疎水性の素材からな
り、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−
メチルペンテン等のポリオレフィン、ポリスルホン、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポ
リアミド、ポリイミド等の素材を溶融延伸法、湿式法な
どにより製膜した中空糸膜が挙げられる。中でも、ポリ
オレフィン製疎水性多孔質中空糸膜は耐油性が高く、好
適である。
【0027】散液管32において、含水油を供給する孔
32aは、円形の孔に限らず、スリットなどでもよく、
形状、大きさ、数量などに特に制限はない。しかし、含
水油が散液管32の側面全体から均一に流出し、かつ流
路抵抗が大きくならないように散液管32の側面に、複
数、均等に配設されていると好ましい。ハウジングを構
成するハウジング本体31、モジュールキャップ37、
39と、散液管32の材質は、特に制限することはない
が、例えばポリプロピレンなどの耐油性を有するものが
好ましい。
【0028】ポッティング樹脂36は、加工性と接着性
を有し、また、散液管32と複数本の中空糸膜33をハ
ウジング本体31に固定し、支持する強度が必要であ
る。さらに、中空糸膜33の端部(開口端)33aが位
置する精製油室31bと、中空糸膜33が位置する分離
室31aとを液密に仕切ることができる特性を有する必
要がある。このような特性を備えたものとしては、例え
ば、ウレタン系、エポキシ系、シリコン系、不飽和ポリ
エステル樹脂などが好適である。また、接着性が足りな
いものは、プライマー処理を施して使用することもでき
る。
【0029】油水分離モジュール42における中空糸膜
33の充填率は、ハウジング本体31の内壁と、散液管
32の外面とに囲まれる断面積中における中空糸膜33
の断面積の総和の占める割合をいう。本発明において、
充填率は20〜65%程度が好ましい。充填率が65%
をこえると流路抵抗が大きくなり、20%未満では、偏
流の発生により、中空糸膜33の膜面の洗浄効率が低下
したり、油水分離モジュール42の有効膜面積が低下す
るなどの不都合がある。油水分離モジュール42の有効
膜面積が低下すると、ハウジング本体31を大きくした
り、複数の油水分離モジュールを併設したりする必要が
生じ、中空糸膜モジュールの特徴であるコンパクトな装
置構成を実現することが困難となる。
【0030】この油水分離モジュール42を用いた油水
分離操作は、以下のようにして行う。例えば、図4に示
した油水分離装置において、油水分離モジュール11に
かわって、図1に示した油水分離モジュール42を設置
して装置を構成する。油水分離操作において、含水油供
給ライン20から水分濃縮タンク22までは上述の場合
と同様である。ついで、水分濃縮タンク22から含水油
供給ライン24を経て、油水分離モジュール42の含水
油入口41に含水油を供給する。この含水油は、含水油
入口41から散液管32に至り、散液管32の側面の複
数の孔32aから分離室31a内に供給される。
【0031】この含水油は、集合体35を構成する中空
糸膜33の繊維軸方向に対して略垂直に接触する流れと
なって、集合体35の中心の散液管32から分離室31
aの内壁、すなわち集合体35の内方から外方に向かっ
て放射状に流動する。そして、含水油中の油分が選択的
に疎水性の中空糸膜33を透過して濾過され、中空糸膜
33の内部を通ってポッティング樹脂36に固定された
端部33aから精製油室31b内に至り、精製油出口4
0から精製油として取り出される。
【0032】一方、この操作と同時に含水油出口38か
ら含水油の一部を抜き出すことにより、クロスフロー濾
過を行う。すると、上述の放射状の流れとともに中空糸
膜33の繊維軸方向に対して平行な流れが発生し、この
流れによって中空糸膜33の外面に付着した夾雑物が剥
離され、中空糸膜33の目詰まりを防ぐことができる。
【0033】含水油出口38から取り出された高水分率
の含水油は、上述の場合と同様に、含水油循環ライン2
9を経て水分濃縮タンク22内に戻され循環する。ま
た、精製油出口40から取り出された精製油についても
上述の場合と同様に、精製油取出ライン26、逆通液タ
ンク27、精製油取出ライン28を経て排出される。
【0034】中空糸膜33に含水油中の夾雑物が付着し
て濾過流量が低下してきた際には、上述の場合と同様
に、逆通液ライン30、逆通液タンク27からの逆通液
を行い、中空糸膜33から夾雑物を剥離させて、濾過流
量を回復させる。そして、散液管32から含水油を供給
することによって、再び濾過運転を再開する。この油水
分離モジュール42においては、上述のように集合体3
5の中心の散液管32から含水油が供給されるため、中
空糸膜33の膜面付近に浮遊している夾雑物は、濾過運
転の再開により、集合体35の内方から外方へ向かう散
液管32からの含水油の放射状の流れによって、集合体
35の外側へ押しやられる。そして、その多くが、下方
の含水油出口38に向かう流れによって速やかに除去さ
れる。この結果、従来のように、逆通液によって剥離し
た夾雑物が、濾過運転の再開によって中空糸膜33の外
面に再び付着するのを防止することができる。なお、上
述の例は、濾過運転を停止した状態で逆通液を行い、逆
通液終了後に濾過運転を再開しているが、含水油の循環
を停止させることなく逆通液を行うと、より効果的に濾
過流量を回復させることができる。
【0035】このように、上述の油水分離モジュール4
2においては、集合体35中の散液管32から含水油が
供給されるため、中空糸膜33全体に含水油を接触さ
せ、その膜面を有効に利用することができる。また、集
合体35の内方から外方への含水油の放射状の流れによ
って、集合体35の中心付近に留まっていた夾雑物が集
合体35の外側に押しやられるため、逆通液の効果を十
分に発揮させることができる。この結果、油水分離モジ
ュール42の耐久性を向上させることができる。また、
濾過流量が低下しにくいため、連続運転時間を長くする
ことができる。
【0036】また、上述の集合体35は巻層体であるた
め、複数本の中空糸膜33をシート状に一体化したもの
を散液管32に巻き付けることによって、集合体35の
中心に散液管32を配置することができ、中空糸膜33
の配置間隔などの制御が容易であり、加工性が良好であ
る。また、このように集合体35を円柱体とし、その中
心に、円管状の散液管32を配しているため、集合体3
5を構成する中空糸膜33全体に、効率よく含水油を供
給することができる。この集合体35においては、上述
のような利点があるため、中空糸膜33をシート状に加
工したものを用いた巻層体からなる円柱体を使用してい
るが、これに限定することはない。例えば、加工性など
は低下するが、複数本の中空糸膜33を引き揃えて、ポ
ッティング樹脂36に固定することもできる。また、直
方体などの種々の形状の集合体35を構成することもで
きる。この場合、散液管32は、集合体35の形状や、
集合体35の体積などに応じて、2本以上配設すること
もできる。また、散液管(散液部材)32の形状はパイ
プ状に限らず、集合体35の内方から外方に向かって含
水油を供給できれば、種々の形状とすることができる。
ただし、散液管32からの含水油を中空糸膜33全体に
接触させることができるように、かつ、集合体35の中
心付近に留まっている夾雑物を集合体35の外側に押し
出すことができるように、その形状や配設位置を調整す
ると好ましい。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例を示して詳しく説明す
る。 (実施例1)図1に示した油水分離モジュールと同様の
構造のものを作製した。疎水性多孔質中空糸膜は、KP
F190M(三菱レイヨン(株)製、材質:ポリプロピ
レン、平均孔径:0.04μm、空孔率:50%、内
径:200μm、膜厚:20μm)を用い、ラッセル編
みにより、シート状に加工した。なお、疎水性多孔質中
空糸膜の平均孔径は、エタノールバブルポイント法で測
定した。また、バブルポイント測定結果から、近似式:
平均孔径(μm)=0.45×0.098/バブルポイ
ント(MPa)を用いて算出した。散液管は、ポリプロ
ピレンからなり、内径31mm、外径38mmで、その
側面に直径5mm、20個の孔を有するものを用意し
た。これらの孔は、散液管の円周方向に、90度間隔で
4個配置されたひとつの列が、長手方向に5cm間隔で
5列設けられ、各列が45度ずつの位相のずれをもつよ
うに配置されていた。そして、この散液管の周囲に、上
述の中空糸膜のシート状加工品を巻きつけて、円柱状の
中空糸膜の集合体を構成した。
【0038】ついで、この散液管と中空糸膜の集合体
を、ハウジング本体内に、ポッティング樹脂を用いて固
定して、分離室と精製油室を形成し、ハウジング本体の
上下の開口部にモジュールキャップをかぶせて油水分離
モジュールを構成した。ハウジング本体とモジュールキ
ャップは、ポリプロピレンからなり、ハウジング本体
は、内径145mm、外径165mmのパイプ状であっ
た。また、ポッティング樹脂は、エポキシ樹脂(エピコ
ート828:27.2重量部<油化シェル(株)製>、
TSR−243:45.3重量部<大日本インキ化学工
業(株)製>、チオコールLP−2:9.1重量部<東
レチオコール(株)>、AmicurePACM:18.4重量部
<BTRジャパン(株)>)を使用した。この油水分離モ
ジュールの膜面積は32m2、有効長(含水油に接触す
る中空糸膜の繊維軸方向の長さ)は30cm、充填率4
2%であった。
【0039】ついで、この油水分離モジュールを用い
て、図4に示したような装置を構成した。そして、水分
濃縮タンクから油水分離モジュールの含水油入口に、工
場の装置で使用した潤滑油J−H150H(昭和シェル
(株)製、水分率1vol%)を供給し、クロスフロー
濾過を行った。濾過操作は、膜間差圧0.1MPaの定圧
濾過で、15分間行った。また、油温は43℃、濾過開
始時の濾過流量は0.8(L/m2・h・0.1MPa)、濾過 終了時
の濾過流量は0.75(L/m2・h・0.1MPa)であった。この
後、精製油の逆通液を膜間差圧0.2MPaで1分30秒
間行った。このような濾過(油水分離)および逆通液の
操作を1サイクルとして、1000サイクル繰り返した
後、再度濾過流量を測定した。表1に1000サイクル
終了後の濾過流量、逆通液による回復性、および得られ
た精製油の水分率を示した。表中の逆通液回復性(%)
は、濾過開始時の濾過流量に対する逆通液後の濾過流量
の割合である。
【0040】
【表1】
【0041】(比較例1)散液管を設けない以外は、実
施例1と同様にして油水分離モジュールを作製した。こ
の油水分離モジュールにおいて中空糸膜の膜面積は32
2、有効長は30cm、充填率は40%であった。こ
の油水分離モジュールに関して、実施例1と同様にして
逆通液回復性の評価を行った。表2に1000サイクル
終了後の濾過流量、逆通液による回復性、および得られ
た精製油の水分率を示した。
【0042】
【表2】
【0043】(実施例2)疎水性多孔質中空糸膜とし
て、KPF205M(三菱レイヨン(株)製、材質:ポ
リプロピレン、平均孔径:0.023μm、空孔率:3
5%、内径209μm、膜厚:27μm)を用いた以外
は実施例1と同様にして油水分離モジュールを作製し
た。この油水分離モジュールの膜面積は26m2、有効
長は25cm、充填率は44%であった。
【0044】ついで、この油水分離モジュールを用い
て、図4に示したような装置を構成した。そして、水分
濃縮タンクから油水分離モジュールの含水油入口に、工
場の装置で使用した潤滑油J−H150H(昭和シェル
(株)製、初期水分率2vol%、温度47℃)を供給
し、クロスフロー濾過を行った。濾過操作は、膜間差圧
0.1MPaの定圧濾過で15分間行った。濾過開始時
の濾過流量は0.260(L/m2・hr・(0.1MPa))、濾過終
了時の濾過流量は0.240(L/m2・hr・(0.1MPa))であ
った。ついで、精製油の逆通液を膜間差圧0.2MPa
で1分30秒間行った。以上の操作を1サイクルとし
て、濾過及び逆通液を繰り返して2,700サイクル行
い、終了後再度濾過流量を測定した。2,700サイク
ル終了後の濾過流量、逆通液による回復性及び得られた
精製油の水分率を表5に示した。
【0045】
【表3】
【0046】(比較例2)散液管を設けない以外は、実
施例2と同様にして油水分離モジュールを作製した。こ
の油水分離モジュールの充填率は44%であった。この
油水分離モジュールを用いて、実施例2と同様にして逆
通液回復性の評価を行った。表4に2,700サイクル
終了後の濾過流量、逆通液による回復性及び得られた精
製油の水分率を示した。
【0047】
【表4】
【0048】(実施例3)疎水性多孔質中空糸膜として
KPF190M(三菱レイヨン(株)製、材質:ポリプ
ロピレン、平均孔径:0.04μm、空孔率:50%、
内径200μm、膜厚:20μm)を用いた以外は実施
例2と同様にして油水分離モジュールを作製した。この
油水分離モジュールは、膜面積26m2、有効長25c
m、充填率41%であった。この油水分離モジュールを
用いて、実施例2と同様にしてクロスフロー濾過を行っ
た。濾過開始時の濾過流量は0.8(L/m2・hr・(0.1MP
a))、濾過終了時の濾過流量は0.76(L/m2・hr・(0.1
MPa))であった。さらに同様に2,700サイクルの濾
過試験を行った。表5に2,700サイクル終了後の濾
過流量、逆通液による回復性及び得られた精製油の水分
率を示した。なお、試験開始直後の精製油水分率は0.
01vol%であった。
【0049】
【表5】
【0050】表1〜4からわかるように、本発明に係る
実施例1,2は、比較例1,2と比べて逆通液回復性が
良好であり、中空糸膜の目詰まりが発生しにくく、ま
た、逆通液の効果を十分に発揮することが確認された。
また、表3、表5からわかるように、中空糸膜の平均孔
径が0.04μm未満である実施例2は、平均孔径が実
施例3と比べて処理時間が長時間であっても、精製油水
分率が著しく低く、平均孔径を0.04μm未満とする
ことによって、水分除去性能がさらに長期間安定するこ
とが確認された。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の油水分離モ
ジュールにおいては、中空糸膜からなる集合体の内方か
ら外方に向かって含水油が供給されるため、集合体を構
成する中空糸膜全体に含水油を接触させ、その膜面を有
効に利用することができる。また、集合体の内方からの
含水油の流れによって、集合体の中心付近に留まってい
た夾雑物が、集合体の外側に押しやられるため、逆通液
の効果を十分に発揮させることができる。この結果、油
水分離モジュールの耐久性を向上させることができる。
また、濾過流量が低下しにくいため、連続運転時間を長
くすることができる。また、前記中空糸膜からなる集合
体を、巻層体から構成することによって、簡単に散液部
材を前記集合体の中心に配置することができ、加工性が
良好である。さらに、中空糸膜として、内径2mm以
下、外径3mm以下のものを用いることによって、コン
パクトな装置構成を実現できる。また、空孔率が20〜
80%の中空糸膜を用いると、十分な濾過流量が得ら
れ、安定した濾過運転が可能となる。また、、これを用
いて油水分離モジュールを構成することにより、モジュ
ールの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の油水分離モジュールの一例を示した
断面図である。
【図2】 本発明者らが特願平10−045669号に
おいて提案した油水分離モジュールの構造の一例を示し
た断面図である。
【図3】 中空糸膜を複数並列してシート状の編み地に
した例を示したもので、図3(a)はラッセル編みによ
る編み地の平面図、図3(b)はすだれ編みによる編み
地の平面図である。
【図4】 油水分離モジュールを用いた油水分離装置の
一例を示した概略構成図である。
【符号の説明】
31・・・ハウジング本体、31a・・分離室、31b・・・精
製油室、32・・・散液管(散液部材)、32a・・・孔(含
水油供給口)、32b・・・先端、32c・・・端部、33・・
・疎水性多孔質中空糸膜(中空糸膜)、33a・・・端部
(開口端)、35・・・集合体、36・・・ポッティング樹
脂、37・・・モジュールキャップ、38・・・含水油出口、
39・・・モジュールキャップ、40・・・精製油出口、41
・・・含水油入口、42・・・油水分離モジュール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亘 謙治 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 新川 健二 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 吉永 武司 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社大竹事業所内 (72)発明者 青木 範昭 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン・エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4D006 GA07 HA03 HA05 HA08 HA19 JA02B JA13C JA15A JA15B JA15C JA25C JA27C JB03 JB06 KA63 KC03 KC13 KE05P KE06Q KE12P KE13P KE16P KE24Q KE28Q MA01 MA22 MA24 MA33 MB10 MB19 MC22 MC23X MC29 MC30 MC54 MC58 MC62 NA05 NA21 NA34 PA01 PB14 PB15 PB70

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含水油出口が形成された分離室と精製油
    出口が形成された精製油室とが内部に形成されたハウジ
    ングと、開口端が精製油室内に位置するように分離室内
    に配置された疎水性多孔質中空糸膜からなる集合体と、
    集合体の内方から外方に向かって、分離室内に含水油を
    供給する散液部材とを有することを特徴とする油水分離
    モジュール。
  2. 【請求項2】 前記疎水性多孔質中空糸膜からなる集合
    体が巻層体であることを特徴とする請求項1記載の油水
    分離モジュール。
  3. 【請求項3】 前記疎水性多孔質中空糸膜が、内径2m
    m以下、外径3mm以下、空孔率20〜80%、平均孔
    径1μm以下であることを特徴とする請求項1または2
    に記載の油水分離モジュール。
  4. 【請求項4】 前記疎水性多孔質中空糸膜の平均孔径が
    0.01μm以上、0.04μm未満であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の油水分離モ
    ジュール。
  5. 【請求項5】 前記疎水性多孔質中空糸膜がポリオレフ
    ィンからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    一項に記載の油水分離モジュール。
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