JP2000153078A - 電子玩具および電子玩具の制御方法並びに電子玩具用入力機器 - Google Patents

電子玩具および電子玩具の制御方法並びに電子玩具用入力機器

Info

Publication number
JP2000153078A
JP2000153078A JP10328333A JP32833398A JP2000153078A JP 2000153078 A JP2000153078 A JP 2000153078A JP 10328333 A JP10328333 A JP 10328333A JP 32833398 A JP32833398 A JP 32833398A JP 2000153078 A JP2000153078 A JP 2000153078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic toy
musical instrument
operation signal
character
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10328333A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Okumura
豊 奥村
Kazuyuki Kurata
和幸 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sega Enterprises Ltd filed Critical Sega Enterprises Ltd
Priority to JP10328333A priority Critical patent/JP2000153078A/ja
Publication of JP2000153078A publication Critical patent/JP2000153078A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 聴覚、視覚、触覚を使った音遊びを通じて基
本的知育要素を学習することができる幼児用の電子玩具
を提供する。 【解決手段】 本発明は、所定の楽器の操作形態に対応
した操作部に対するプレイヤの操作に基づいて前記所定
の楽器に対応した音を出力するように制御するととも
に、前記所定の楽器に対応するキャラクタの表示を制御
するように構成した電子玩具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子玩具および電
子玩具の制御方法並びに電子玩具用入力機器に関する。
【0002】
【従来技術】幼児教育の中でも最も基礎的で幼児のさま
ざまな発達に関わるリトミックをテーマにしたリズム遊
びや音遊びのための玩具がある。特に、最近では、この
ような玩具は、マイクロコンピュータ制御による電子玩
具や幼児用コンピュータ(以下、これらを特に区別しな
い限り「電子玩具」と総称することとする。)が主流に
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子玩具は、おもちゃのピアノや太鼓というように
それぞれが単独の玩具であったため、個々の楽器につい
ての音遊びができるにとどまり、さまざまな楽器につい
ての音遊びをするには、それぞれ取り揃えるしかなかっ
た。
【0004】一方、さまざまな楽器の音色をコンピュー
タによって忠実に再現することにより、幼児の音遊びや
音楽学習を支援する教育システムがある。このような教
育システムは一般に高価であり、気軽に遊ぶという感覚
で利用することは難しい。また、通常のコンピュータや
幼児用コンピュータで幼児教育用ソフトを使用して音遊
びをする場合であっても、キーボードやタッチペン、マ
ウス程度の入力機器しか用意されていなかった。このた
め、入力機器の操作による身体動作と本来の楽器演奏に
よる身体動作とが観念的に結びつかず、十分な知育要素
を含んでいるものとはいえなかった。
【0005】本発明の課題は、聴覚、視覚、触覚を使っ
た音遊びを通じて基本的知育要素を学習することができ
る電子玩具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、以下のように特定される。
【0007】本発明は、所定の楽器の操作形態に対応し
た操作部に対するプレイヤの操作に基づいて前記所定の
楽器に対応した音を出力するように制御するとともに、
前記所定の楽器に対応するキャラクタの表示を制御する
ことを特徴とする電子玩具である。
【0008】前記電子玩具は、第1の操作部に対するプ
レイヤの操作に基づいて第1の楽器に対応した音を出力
するように制御している間に、第2の操作部に対するプ
レイヤの操作が行われた場合に、前記第1の楽器に対応
した音に代えて、前記第2の操作に基づく第2の楽器に
対応した音を出力するように制御する。
【0009】また、前記電子玩具は、第1の操作部に対
するプレイヤの操作に基づいて第1の楽器に対応したキ
ャラクタの表示を制御している間に、第2の操作部に対
するプレイヤの操作が行われた場合に、前記第1の楽器
に対応したキャラクタの表示に代えて、前記第2の操作
に基づく第2の楽器に対応したキャラクタの表示を制御
する。
【0010】これにより、プレイヤによって最後に操作
された楽器に対応する音や映像が出力されるようにな
る。
【0011】さらに、前記電子玩具は、前記所定の楽器
の操作形態に対応して前記キャラクタが動作するように
前記キャラクタの表示を制御してもよい。
【0012】また、本発明は、楽器の操作形態に対応し
た可動部材を有する複数の操作部と、前記可動部材の動
作に応じて操作信号を生成する操作信号生成部と、前記
生成された操作信号に基づいて音データを選択し、前記
選択した音データの出力を制御する音制御部と、前記生
成された操作信号に基づいてキャラクタを選択し、前記
選択したキャラクタの表示を制御する表示制御部と、を
備えたことを特徴とする電子玩具である。
【0013】ここで、前記音制御部は、前記操作信号生
成部によって生成された第1の操作信号に基づいて第1
の音データをスピーカに出力するように制御している間
に、前記操作信号生成部によって生成された第2の操作
信号が与えられた場合に、前記第2の操作信号に基づい
て第2の音データを選択し、前記第1の音データに代え
て前記第2の音データをスピーカに出力するように制御
する。
【0014】また、前記表示制御部は、前記操作信号生
成部によって生成された第1の操作信号に基づいて第1
のキャラクタの表示を制御している間に、前記操作信号
生成部によって生成された第2の操作信号が与えられた
場合に、前記第2の操作信号に基づいて第2のキャラク
タを選択し、前記第1のキャラクタに代えて前記第2の
キャラクタの表示を制御する。
【0015】さらに、前記可動部材の動作に対応して前
記キャラクタが動作するように制御してもよい。
【0016】また、上記装置の発明は、方法の発明とし
ても成立する。具体的には、本発明は、所定の楽器の操
作形態に対応した操作部に対するプレイヤの操作に基づ
いて前記所定の楽器に対応した音を出力するように制御
するとともに、前記所定の楽器に対応するキャラクタの
表示を制御することを特徴とする電子玩具の制御方法で
ある。
【0017】さらに、本発明は、電子玩具本体と前記電
子玩具本体に接続される入力機器とによって構成される
電子玩具において、前記入力機器は、楽器の操作形態に
対応した可動部材を有する複数の操作部と、前記可動部
材の動作に応じて操作信号を生成する操作信号生成部
と、前記操作信号発生部によって発生した操作信号を前
記電子玩具本体に送出するための出力部とを備え、前記
電子玩具本体は、前記出力部から送出される操作信号を
入力するための入力部と、前記入力された操作信号に基
づいて音データを選択し、前記選択した音データの出力
を制御する音制御部と、前記入力された操作信号に基づ
いてキャラクタを選択し、前記選択したキャラクタの表
示を制御する表示制御部とを備えたことを特徴とする電
子玩具である。
【0018】さらに、本発明は、コンピュータに所定の
機能を実現させるプログラムを記録した記録媒体として
も成立する。具体的には、本発明は、コンピュータに所
定の機能を実現させるプログラムを記録した記録媒体で
あって、前記プログラムは、楽器の操作形態に対応した
操作部の可動部材の動作に応じて生成された操作信号を
取得する手段と、前記取得された操作信号に基づいて音
データを選択し、前記選択した音データの出力を制御す
る音制御手段と、前記取得された操作信号に基づいてキ
ャラクタを選択し、前記選択したキャラクタの表示を制
御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とするプロ
グラムを記録した記録媒体であってもよい。
【0019】なお、前記記録媒体とは、例えば、ハード
ディスク(HD)、DVD−RAM、フレキシブルディ
スク(FD)やCD−ROM等のほかに、RAMやRO
M等のメモリを含む。また、前記コンピュータとは、例
えば、CPUやMPUといったいわゆる中央処理装置が
プログラムを解釈することで所定の処理を行う、いわゆ
るマイクロコンピュータ等をも含む。
【0020】さらに、本発明は、電子玩具本体に接続さ
れる電子玩具用入力機器において、楽器に対応した音お
よびキャラクタの表示を前記電子玩具本体によって制御
させるための、前記楽器の操作形態に対応した可動部材
を有する複数の操作部と、前記可動部材の動作に応じて
操作信号を生成する操作信号生成部と、前記操作信号発
生部によって発生した操作信号を前記電子玩具本体に送
出するための出力部とを備えたことを特徴とする電子玩
具用入力機器である。
【0021】ここで、前記複数の操作部のうち第1の操
作部は、プレイヤによって押下される可動部材を有し、
前記複数の操作部のうち第2の操作部は、プレイヤによ
って直線方向に摺動される可動部材を有し、前記複数の
操作部のうち第2の操作部は、プレイヤによって円周方
向に摺動される可動部材を有する。
【0022】これにより、楽器の基本的な操作形態を取
り入れた楽器型入力装置を構成することができる。
【0023】また、前記複数の操作部のうち、プレイヤ
側に位置する操作部を奥側に位置する操作部よりも低い
位置に配置することが好ましい。これにより、プレイヤ
が両手で操作する場合でも、手がぶつかりにくくなる。
【0024】さらに、プレイヤの操作基準方向に従って
前記楽器ごとの音階が制御されるように、前記操作部を
配置することが好ましい。例えば、プレイヤから見て入
力機器の左から右方向(若しくはその逆または前後方
向)にいくに従って楽器の音階が高くなるように設定さ
れた操作部を配置する。
【0025】また、本発明は、テレビモニタの画面に表
示された操作を促すための楽器キャラクタに従ってプレ
イヤが行った楽器の操作形態に対応した可動部材に対す
る操作に基づいて前記楽器に対応した音を出力する電子
玩具である。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0027】図1は、本実施形態に係る電子玩具システ
ムの構成を示す図である。同図に示すように、電子玩具
システムは、電子玩具本体1、ソフトカセットカートリ
ッジ2、楽器型入力機器(以下「入力機器」という。)
3により構成され、さらに電子玩具本体1は図示しない
テレビモニタとケーブルによって接続される。
【0028】電子玩具本体1は、CPU、ROM、RA
Mおよび各種インターフェースによって構成され、ソフ
トカセットカートリッジ3に記憶されたプログラムを読
み込み、このプログラムを実行することにより各種機能
を実現する。
【0029】カートリッジトレイ11は、ソフトカセッ
トカートリッジ2を載置するためのものであり、カート
リッジトレイ11に載置されたソフトカセットカートリ
ッジ2は、電子玩具本体1のスロット12に挿入され、
結合される。タッチペン13、操作ボタン14およびタ
ッチパネル15はそれぞれ、テレビモニタの画面やスピ
ーカから出力される映像や音に従ってプレイヤが対話的
に入力するためのものである。
【0030】ソフトカートリッジカセット2は、ROM
等の記録媒体に各種プログラムを記録している。ソフト
カートリッジカセット2は、また、本のように綴じられ
た操作面21を有し、この操作面21に、例えば、ゲー
ムの内容に関連した絵柄等が描かれて、絵本のように構
成される。プレイヤは、この操作面21をめくることに
より、どの操作面21が見えているかという情報が電子
玩具本体1に通知され、プログラムはそれに対応した機
能を実現する。
【0031】楽器型入力機器3は、各種の楽器をイメー
ジしつつ、一体的に形成された入力機器であり、各種楽
器の操作形態(操作要素)に対応した操作部を有する。
楽器型入力機器3は、ソフトカートリッジカセット2を
介して、電子玩具本体1に接続される。なお、プレイヤ
は、この楽器型入力機器3を自身の前に載置し、両手で
操作(演奏)する。これにより、幼児の知育に必要な身
体動作を得ることができるようになっている。
【0032】楽器型入力機器3に形成される楽器は、幼
児の知育要素に必要な身体動作を行うことのできるもの
あることが好ましい。例えば、図2に示すように、リズ
ムに合わせてたたく(同図(a))、音を選んで押下す
る(同図(b))、きっかけを与える(同図(c))、
引くまたは弾く(同図(d))、強弱をつける(同図
(e))といった操作要素を含む楽器を取り入れること
が好ましい。本実施形態においては、図3に示すよう
に、楽器型入力機器3は、複数の鍵盤からなるピアノ3
1、大小のドラム32a,32b、ラッパ33およびチ
ェロ34といった楽器やレバー35およびターンテーブ
ル36といった音を出すための道具(以下これらを「楽
器」と総称する。)によって一体的に構成されている。
また、後述するように、この電子楽器システムは、プレ
イヤがこれらの楽器を演奏(操作)すると、その楽器に
対応した音が出力されるようになっている。なお、本実
施形態に係る楽器型入力機器3の6面図を図10から図
15に示す。
【0033】ピアノ31は、白色の鍵盤(白鍵)と黒色
の鍵盤(黒鍵)とによって構成され、楽器型入力装置3
の手前(プレイヤ側)の最も低い位置に配置される。ピ
アノ31の各鍵盤は押下することができ、実際のピアノ
の音階と同じように、左から右に配置された鍵盤に高い
音が割り当てられる。
【0034】ドラム32a,32bは、ピアノ31より
も奥側の高い位置に配置される。このドラム32a,3
2bには、ピアノの音階の方向と同じように、大ドラム
32aに対して小ドラム32bの方が高い音が割り当て
られる。
【0035】ラッパ33は、ピアノの左側に配置され
る。ラッパ33は、直線方向(前後方向)にスライドす
る可動部材によって構成される操作部を有し、この可動
部材のスライド位置に応じて音階を調節できるようにな
っている。
【0036】チェロ34は、ピアノの右側奥のちょうど
小ドラム32b近傍に配置される。このチェロ34もピ
アノよりも若干高い位置に配置される。チェロ34は、
左右方向にスライドする弓形の可動部材によって構成さ
れる操作部を有し、この可動部材をスライドさせること
により音が出力されるようになっている。
【0037】レバー35は、ちょうどピアノ31と小ド
ラム32bとの間に位置するように配置される。このレ
バー35は、円周方向に回動する可動部材によって構成
される操作部であって、例えば、出力される音(他の楽
器の音)を加工した音を出力する場合に使用される。
【0038】ターンテーブル36は、ピアノ31の左側
奥に配置される。このターンテーブル36は、円周方向
に回動する円盤状の可動部材からなる操作部材によって
構成される。このターンテーブル36は、レコードプレ
イヤーをイメージしたものであり、可動部材を時計回り
または反時計回りに回動させることにより、レコードプ
レイヤーをスクラッチ操作させたときの音を出力する。
【0039】このように、本実施形態に係る楽器型入力
機器3は、プレイヤの奥に配置される楽器を手前に配置
される楽器よりも高い位置に配置する。従って、楽器型
入力機器3を両手で操作する際に、左右交差するという
ような複雑な操作を要求しても、その手がぶつかりにく
くなる。
【0040】図4は、本実施形態に係る電子玩具を機能
的に表現した機能ブロック図である。同図に示すよう
に、操作部41は、ピアノ31、ドラム32a,32
b、ラッパ33、チェロ34、レバー35およびターン
テーブル36のそれぞれに対応し、プレイヤの操作によ
り各楽器に応じた操作信号を発生して、入力機器側イン
ターフェース42に送出する。本体側インターフェース
42’は、パラレルケーブルを介して入力機器側インタ
ーフェース42から入力される操作信号のそれぞれを受
け取って、入力制御部43に送出する。
【0041】入力制御部43は、所定のルールに従って
入力された操作信号を音制御部44および表示制御部4
5に送出する。ここで、所定のルールとは、(1)直前
に操作された楽器が他の楽器に優先されるように、ある
操作信号が入力されている間に、他の操作信号が新たに
入力された場合には、この新たな操作信号を音制御部4
4および表示制御部45に送出する、(2)同時に操作
信号が入力され、最大発音数を超えるような場合には、
各楽器に与えられた優先順位に従った操作信号を音制御
部44および表示制御部45に送出する。本実施形態に
おいては、楽器の優先順位は、ピアノ、ラッパ、ドラ
ム、ターンテーブル、レバー、チェロの順とするが、特
にこれにこだわるものでない。ただし、演奏中の和音構
成等が他の楽器により妨げられることを防止するため、
ピアノ等和音構成可能な楽器を優先した方が好ましい。
【0042】音制御部44は、PSG音源3音、ADP
CM音源1音の総発音数4音のサウンド回路であり、入
力制御部43から送出される操作信号に対応した音デー
タを選択し、スピーカ46に送出する。
【0043】表示制御部45は、テレビモニタ47の表
示を制御する。すなわち、表示制御部45は、入力制御
部43から送出される操作信号に基づいて画面に表示す
べきキャラクタを選択し、このキャラクタの画面データ
をテレビモニタ47を送出することにより、テレビモニ
タ47の画面上のキャラクタの表示を制御する。
【0044】図5および図6は、本実施形態に係る電子
玩具本体の動作を説明するための図である。具体的に
は、図5は本実施形態に係る電子玩具本体の音制御を説
明するための図であり、図6は本実施形態に係る電子玩
具本体の表示制御を説明するための図である。
【0045】図5において、まず、操作信号が入力され
ると(STEP501)、それが同時に入力されたもの
であるか否かを判断する(STEP502)。操作信号
が同時に入力されたものであると判断した場合には、操
作信号ごとに与えられた優先順位に従って、操作信号を
選択する(STEP503)。次に、電子玩具本体1
は、音源が空いているか否かを判断し(STEP50
4)、音源が空いていないと判断した場合には、その音
源に割り当てられている音データをキャンセルする(S
TEP505)。そして、電子玩具本体1は、入力され
た操作信号に対応した音データをセットし、その音デー
タをスピーカ46に送出する(STEP506)。これ
により、プレイヤが操作した楽器に対応した音がスピー
カから聞こえることになる。
【0046】一方、図6において、操作信号が入力され
ると(STEP601)、それが同時に入力されたもの
であるか否かを判断する(STEP602)。操作信号
が同時に入力されたものであると判断した場合には、操
作信号ごとに与えられた優先順位に従って、操作信号を
選択する(STEP603)。次に、電子玩具本体1
は、操作信号に対応したキャラクタの表示データを選択
し(STEP604)、この表示データに基づいてテレ
ビモニタ47の画面上のキャラクタの表示を制御する
(STEP605)。これにより、プレイヤが操作した
楽器に対応したキャラクタが画面に表示されることにな
る。
【0047】以上のように、本実施形態によれば、プレ
イヤが楽器の形状をした操作部を操作すると、その楽器
に対応した音がスピーカから聞こえるとともに、その楽
器に対応した画面が表示されるようになる。すなわち、
プレイヤの操作が音および映像によってフィードバック
されるので、幼児の音遊びやリズム遊びといった知育に
効果的である。
【0048】特に、本実施形態に係る電子玩具は、操作
部を楽器の操作形態に対応させて、入力機器の操作によ
る身体動作と本来の楽器演奏による身体動作とを観念的
に結びつけている。従って、幼児が楽器を演奏するよう
に操作することにより、それに対応した音および映像が
フィードバックされ、聴覚、視覚、触覚を使った音遊び
を通じて基本的知育要素を学習することができるように
なる。
【0049】
【実施例】次に、本発明に係る電子玩具によるゲーム例
について説明する。
【0050】例えば、図7に示すような楽器に対応した
キャラクタの表示データが用意されているものとする。
なお、これらのキャラクタの表示データはアニメーショ
ン表示させることができるものであることが好ましい。
【0051】[第1実施例]まず、画面に表示されたキ
ャラクタの動きに従って楽器の演奏を行うゲームの例に
ついて説明する。このゲームは、画面に表示されたピア
ノの鍵盤の上をメインキャラクタ(ピッピちゃん)が飛
び跳ね、プレイヤがこれに合わせてピアノ31の鍵盤を
たたくことにより、ゲームが進行するというものであ
る。
【0052】図8は、本実施例に係るゲーム画面の一例
を示す図である。同図に示すように、まず、画面にスタ
ート画面が表示される(同図(a))。次に、プレイヤ
は、タッチペン等により「えんそうをはじめる」を選択
すると、画面にピアノが表示され、ピッピちゃんが表示
される(同図(b))。そして、ピッピちゃんが画面に
表示されたピアノの鍵盤の上に飛び跳ね(同図
(c))、プレイヤがピッピちゃんのいる鍵盤をたたく
と、その鍵盤に対応した音が出力され、ピッピちゃんは
リズミカルに次の鍵盤に飛び跳ねる。プレイヤは、この
ように次々に鍵盤をたたくことにより、曲を演奏するこ
とができる(同図(d))。なお、プレイヤが間違った
鍵盤をたたいてしまうと、ピッピちゃんががっくりした
表情の画面になることで、操作が間違っていることをプ
レイヤにフィードバックする。プレイヤによって最後ま
で演奏されると、鍵盤をたたく正解率に従ってプレイヤ
を表彰する画面になり、ゲームは終了する。
【0053】[第2実施例]本実施例は、スライド動作
する操作部を用いたゲームの例である。このゲームは、
左右に曲がりくねった道をキャラクタ(チェロくん)が
玉乗りをしながら、うまく進んでいくことにより、ゲー
ムが進行するというものである。
【0054】図9、本実施例に係るゲーム画面の一例を
示す図である。同図に示すように、まず、画面にスター
ト画面が表示される(同図(a))。次に、プレイヤ
は、タッチペン等により「ゲームをはじめる」を選択す
ると、画面に一本道が表示され、画面がスクロールして
玉乗りしたチェロくんが前へ進み始める。道は、左右に
曲がりくねっているため、道に沿ってチェロくんを左右
に操作する(同図(b)および(c))。この操作は、
チェロ34の弓形に形成されたスライドスイッチを左右
に動かすことにより行われる。プレイヤがチェロ34の
弓を操作するごとに、それに対応した音(メロディー)
が流れる。このようにして、道を進んでいきながら曲を
演奏していって、ゴールにたどり着くと、ゲームは終了
する。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、複数の楽器を一体に形
成した電子玩具を提供することができるようになる。
【0056】また、本発明によれば、入力機器の操作形
態と楽器本来の操作形態とを対応づけるとともに、その
楽器の音および映像によるフィードバックを行っている
ので、聴覚、視覚、触覚を使った音遊びを通じて基本的
知育要素を学習することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子玩具システムの構成を示す
図。
【図2】本実施形態に係る楽器型入力機器の操作要素を
説明するための図。
【図3】本実施形態に係る楽器型入力機器の外観斜視
図。
【図4】本実施形態に係る電子玩具の機能ブロック図。
【図5】本実施形態に係る電子玩具の動作を説明するた
めの図。
【図6】本実施形態に係る電子玩具の動作を説明するた
めの図。
【図7】実施例に係るキャラクタの例を説明するための
図。
【図8】本実施例に係るゲーム画面の一例を示す図。
【図9】本実施例に係るゲーム画面の一例を示す図。
【図10】楽器型入力機器の正面図。
【図11】楽器型入力機器の背面図。
【図12】楽器型入力機器の右側面図。
【図13】楽器型入力機器の左側面図。
【図14】楽器型入力機器の平面図。
【図15】楽器型入力機器の底面図。
【符号の説明】
1…電子玩具本体 2…ソフトカセットカートリッジ 21…操作面 3…楽器型入力機器 31…ピアノ 32…ドラム 33…ラッパ 34…チェロ 35…レバー 36…ターンテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10H 1/32 G10H 1/32 Z Fターム(参考) 2C001 AA00 AA17 BA00 BA06 BA07 BB05 BB06 BC00 BC05 BC09 CA00 CA01 CA02 CA09 CB01 CC02 DA00 DA04 2C150 BA11 CA16 DA21 DF06 DF33 DK17 ED42 ED47 ED56 EE02 EE07 5D378 DE01 EE01 TT18 TT23 UU01 UU11 UU16

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の楽器の操作形態に対応した操作部に
    対するプレイヤの操作に基づいて前記所定の楽器に対応
    した音を出力するように制御するとともに、前記所定の
    楽器に対応するキャラクタの表示を制御することを特徴
    とする電子玩具。
  2. 【請求項2】前記電子玩具は、 第1の操作部に対するプレイヤの操作に基づいて第1の
    楽器に対応した音を出力するように制御している間に、
    第2の操作部に対するプレイヤの操作が行われた場合
    に、前記第1の楽器に対応した音に代えて、前記第2の
    操作に基づく第2の楽器に対応した音を出力するように
    制御することを特徴とする請求項1記載の電子玩具。
  3. 【請求項3】前記電子玩具は、 第1の操作部に対するプレイヤの操作に基づいて第1の
    楽器に対応したキャラクタの表示を制御している間に、
    第2の操作部に対するプレイヤの操作が行われた場合
    に、前記第1の楽器に対応したキャラクタの表示に代え
    て、前記第2の操作に基づく第2の楽器に対応したキャ
    ラクタの表示を制御することを特徴とする請求項1また
    は2のいずれかに記載の電子玩具。
  4. 【請求項4】前記電子玩具は、 前記所定の楽器の操作形態に対応して前記キャラクタが
    動作するように前記キャラクタの表示を制御することを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子玩
    具。
  5. 【請求項5】楽器の操作形態に対応した可動部材を有す
    る複数の操作部と、 前記可動部材の動作に応じて操作信号を生成する操作信
    号生成部と、 前記生成された操作信号に基づいて音データを選択し、
    前記選択した音データの出力を制御する音制御部と、 前記生成された操作信号に基づいてキャラクタを選択
    し、前記選択したキャラクタの表示を制御する表示制御
    部と、を備えたことを特徴とする電子玩具。
  6. 【請求項6】前記音制御部は、 前記操作信号生成部によって生成された第1の操作信号
    に基づいて第1の音データをスピーカに出力するように
    制御している間に、前記操作信号生成部によって生成さ
    れた第2の操作信号が与えられた場合に、前記第2の操
    作信号に基づいて第2の音データを選択し、前記第1の
    音データに代えて前記第2の音データをスピーカに出力
    するように制御することを特徴とする請求項5記載の電
    子玩具。
  7. 【請求項7】前記表示制御部は、 前記操作信号生成部によって生成された第1の操作信号
    に基づいて第1のキャラクタの表示を制御している間
    に、前記操作信号生成部によって生成された第2の操作
    信号が与えられた場合に、前記第2の操作信号に基づい
    て第2のキャラクタを選択し、前記第1のキャラクタに
    代えて前記第2のキャラクタの表示を制御することを特
    徴とする請求項5または6のいずれかに記載の電子玩
    具。
  8. 【請求項8】前記可動部材の動作に対応して前記キャラ
    クタが動作するように制御することを特徴とする請求項
    5乃至7のいずれかに記載の電子玩具。
  9. 【請求項9】所定の楽器の操作形態に対応した操作部に
    対するプレイヤの操作に基づいて前記所定の楽器に対応
    した音を出力するように制御するとともに、前記所定の
    楽器に対応するキャラクタの表示を制御することを特徴
    とする電子玩具の制御方法。
  10. 【請求項10】電子玩具本体と前記電子玩具本体に接続
    される入力機器とによって構成される電子玩具におい
    て、 前記入力機器は、 楽器の操作形態に対応した可動部材を有する複数の操作
    部と、 前記可動部材の動作に応じて操作信号を生成する操作信
    号生成部と、 前記操作信号発生部によって発生した操作信号を前記電
    子玩具本体に送出するための出力部とを備え、 前記電子玩具本体は、 前記出力部から送出される操作信号を入力するための入
    力部と、 前記入力された操作信号に基づいて音データを選択し、
    前記選択した音データの出力を制御する音制御部と、 前記入力された操作信号に基づいてキャラクタを選択
    し、前記選択したキャラクタの表示を制御する表示制御
    部とを備えたことを特徴とする電子玩具。
  11. 【請求項11】コンピュータに所定の機能を実現させる
    プログラムを記録した記録媒体であって、前記プログラ
    ムは、 楽器の操作形態に対応した操作部の可動部材の動作に応
    じて生成された操作信号を取得する手段と、 前記取得された操作信号に基づいて音データを選択し、
    前記選択した音データの出力を制御する音制御手段と、 前記取得された操作信号に基づいてキャラクタを選択
    し、前記選択したキャラクタの表示を制御する表示制御
    手段と、を備えたことを特徴とするプログラムを記録し
    た記録媒体。
  12. 【請求項12】電子玩具本体に接続される電子玩具用入
    力機器において、 楽器に対応した音およびキャラクタの表示を前記電子玩
    具本体によって制御させるための、前記楽器の操作形態
    に対応した可動部材を有する複数の操作部と、 前記可動部材の動作に応じて操作信号を生成する操作信
    号生成部と、 前記操作信号発生部によって発生した操作信号を前記電
    子玩具本体に送出するための出力部とを備えたことを特
    徴とする電子玩具用入力機器。
  13. 【請求項13】前記複数の操作部のうち第1の操作部
    は、プレイヤによって押下される可動部材を有し、 前記複数の操作部のうち第2の操作部は、プレイヤによ
    って直線方向に摺動される可動部材を有し、 前記複数の操作部のうち第2の操作部は、プレイヤによ
    って円周方向に摺動される可動部材を有することを特徴
    とする請求項12記載の電子玩具用入力機器。
  14. 【請求項14】前記複数の操作部のうち、プレイヤ側に
    位置する操作部を奥側に位置する操作部よりも低い位置
    に配置したことを特徴とする請求項12または13記載
    の電子玩具用入力機器。
  15. 【請求項15】プレイヤの操作基準方向に従って前記楽
    器ごとの音階が制御されるように、前記操作部を配置し
    たことを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記
    載の電子玩具用入力機器。
  16. 【請求項16】テレビモニタの画面に表示された操作を
    促すための楽器キャラクタに従ってプレイヤが行った楽
    器の操作形態に対応した可動部材に対する操作に基づい
    て前記楽器に対応した音を出力する電子玩具。
JP10328333A 1998-11-18 1998-11-18 電子玩具および電子玩具の制御方法並びに電子玩具用入力機器 Withdrawn JP2000153078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10328333A JP2000153078A (ja) 1998-11-18 1998-11-18 電子玩具および電子玩具の制御方法並びに電子玩具用入力機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10328333A JP2000153078A (ja) 1998-11-18 1998-11-18 電子玩具および電子玩具の制御方法並びに電子玩具用入力機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000153078A true JP2000153078A (ja) 2000-06-06

Family

ID=18209071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10328333A Withdrawn JP2000153078A (ja) 1998-11-18 1998-11-18 電子玩具および電子玩具の制御方法並びに電子玩具用入力機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000153078A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522951A (ja) * 2003-04-14 2006-10-05 新世代株式会社 自動演奏装置、自動演奏方法、及び、自動演奏プログラム
JP2006334442A (ja) * 2006-09-25 2006-12-14 Namco Bandai Games Inc ゲーム装置及び情報記憶媒体
US7325872B2 (en) 2002-10-15 2008-02-05 Mattel, Inc. Rocker and method of using the same

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7325872B2 (en) 2002-10-15 2008-02-05 Mattel, Inc. Rocker and method of using the same
JP2006522951A (ja) * 2003-04-14 2006-10-05 新世代株式会社 自動演奏装置、自動演奏方法、及び、自動演奏プログラム
JP4654390B2 (ja) * 2003-04-14 2011-03-16 新世代株式会社 自動演奏装置、自動演奏方法、及び、自動演奏プログラム
JP2006334442A (ja) * 2006-09-25 2006-12-14 Namco Bandai Games Inc ゲーム装置及び情報記憶媒体
JP4663608B2 (ja) * 2006-09-25 2011-04-06 株式会社バンダイナムコゲームス ゲーム装置及び情報記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6252153B1 (en) Song accompaniment system
US6541692B2 (en) Dynamically adjustable network enabled method for playing along with music
CA2400400C (en) System and method for variable music notation
US8858330B2 (en) Music video game with virtual drums
US7151214B2 (en) Interactive multimedia apparatus
US7145070B2 (en) Digital musical instrument system
US8872014B2 (en) Multi-media spatial controller having proximity controls and sensors
JPH06118979A (ja) カラオケ装置
CN101556742A (zh) 在音乐符号和学习乐器中提供指导的交互式游戏
Jordà 5 Interactivity and live computer music
JP3320381B2 (ja) アミューズメント装置
US20100178028A1 (en) Interactive game
Zigelbaum et al. BodyBeats: whole-body, musical interfaces for children
JP2000153078A (ja) 電子玩具および電子玩具の制御方法並びに電子玩具用入力機器
Krout et al. Music technology used in therapeutic and health settings
JP5750234B2 (ja) 音出力装置、音出力プログラム
JP3942720B2 (ja) 楽音生成装置、画像生成装置、ゲーム装置及び情報記憶媒体
JP4407354B2 (ja) 電子ゲーム装置
JP2002066130A (ja) ゲーム装置および情報記憶媒体
JP2002196760A (ja) 楽音生成装置
JP3404594B2 (ja) 記録媒体及び音楽ゲーム装置
Wilcox robotcowboy: A one-man band musical cyborg
JP2000288255A (ja) アミューズメント装置及びコントローラ
JPH09215859A (ja) テレビゲーム機及びその音響信号発生方法
JPH06130889A (ja) 学習機能付電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207