JP2000152561A - 通風濾過器及び通風濾過器を有する通風冷却型回転電機 - Google Patents

通風濾過器及び通風濾過器を有する通風冷却型回転電機

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JP2000152561A
JP2000152561A JP10319270A JP31927098A JP2000152561A JP 2000152561 A JP2000152561 A JP 2000152561A JP 10319270 A JP10319270 A JP 10319270A JP 31927098 A JP31927098 A JP 31927098A JP 2000152561 A JP2000152561 A JP 2000152561A
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frame
air inlet
electric machine
ventilation
bypass
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Nobuyuki Yagi
木 信 行 八
Tsutomu Kinoshita
下 力 木
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Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却のため回転電機内に取入れる外気中の塵
埃の除去性能を向上させた通風濾過器及びそのような通
風濾過器を有し、ロータ部等に塵埃が付着・堆積するこ
とを防いで、長期非分解で運転出来る自己通風冷却形回
転電機を提供すること。 【解決手段】 本発明による通風濾過器16は、鉛直略
下方側に開口する外気取入口16aと、外気取入口16
aから少なくとも略半周にわたって延びる略円弧状の旋
回風道16bとを備える。旋回風道16bの内周側終端
部16cは、回転電機1のフレーム4の冷却空気入口1
7aと接続され、旋回風道16bの外周側終端部16d
と回転電機1のフレーム4のバイパス空気入口17bと
が接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電車等の鉄道車両
に使用される自己通風冷却形の回転電機(駆動用電動
機、主電動機とも言う)に用いられる通風濾過器に係
り、とりわけ、回転電機内への塵埃流入を効果的に抑制
することができる通風濾過器に関する。
【0002】また本発明は、通風濾過器を有し、電車等
の鉄道車両に使用される自己通風冷却形の回転電機に関
する。
【0003】
【従来の技術】電車の駆動用の回転電機は、一般に自己
通風冷却形の誘導電動機として構成されている。従来の
回転動機の構造について、図9乃至図12を用いて説明
する。図9は、電車に取付けられた従来の回転動機の側
面図であり、図10は、図9のX−X線断面図であり、
図11は、図9のXI−XI線断面図であり、図12は、図
9の回転電機の通風濾過器部分の断面図である。
【0004】図9に示すように、回転動機51は、外周
を薄肉略円筒状のフレーム54で覆われている。フレー
ム54には、取付腕51a及び51bが設けられてお
り、この取付腕51a及び51bが、電車の車体81の
下方に配置されている台車枠82にボルトの締結等によ
って固定されている。これにより、回転電機51は、台
車枠82に支持されている。
【0005】図10に示すように、フレーム54の内周
面には、円筒状のステータ鉄心55が固定されている。
このステータ鉄心55の内周側には、円周上等ピッチで
多数の溝(スロット)が形成されている。この溝には、
それぞれステータコイル56が収納され、固定されてい
る。
【0006】また、フレーム54の両端部には、それぞ
れ車軸箱57a、57bが設けられている。車軸箱57
a、57bは、それぞれ軸受59a、59bを有してお
り、この軸受59a、59bがロータシャフト61を回
転自在に支持している。
【0007】ロータシャフト61の中央部には、円筒状
のロータ鉄心62が装着されている。ロータ鉄心62の
外周部には、円周上等ピッチで多数の溝(スロット)が
形成されており、この溝には、それぞれロータバー63
が収納されている。各々のロータバー63の両端部は、
ロータ鉄心62の溝から突出して、エンドリングにより
一体的に結合されている。
【0008】ロータ鉄心62には、長手方向(軸方向)
に貫通した複数個の通風孔64が設けられている。
【0009】また、ロータシャフト61の軸受59a側
には、通風ファン65が取付けられている。通風ファン
65の外周側位置に対応するフレーム54には、排風口
68が設けられている。
【0010】一方、フレーム54の車軸箱57b側の上
方には、冷却空気入口67aとバイパス空気入口67b
とが設けられ、この上部に従来の通風濾過器66が取付
けられている。
【0011】図9及び図11に示すように、バイパス空
気入口67bには、フレーム54の外周面長手方向に沿
って形成されたバイパス管路70が接続されている。バ
イパス管路70は、通風ファン65の近傍に設けられた
バイパス開口71まで延びている。
【0012】図12に示すように、フレーム54の上部
に取付けられた従来の通風濾過器66は、略側方に開口
する外気取入口66aと、外気取入口から略4分の1周
にわたって延びる旋回風道66bと、旋回風道66bの
内周側終端部に開口する清浄空気取入口66cと、旋回
風道66bの外周側終端部に開口する集塵空気取入口6
6dとを有している。
【0013】清浄空気取入口66cは、フレーム54の
冷却空気取入口67aを介してフレーム54内に通じて
いる。一方、集塵空気取入口66dは、フレーム54の
バイパス空気入口67bを介して、バイパス管路70に
通じている。
【0014】また、清浄空気取入口66cの幅寸法W
X’と集塵空気取入口66dの幅寸法WY’とは、略同
じ大きさとなっており、すなわち清浄空気取入口66c
と集塵空気取入口66dの断面積は略同じである。ま
た、バイパス管路70を通ってフレーム54内に流入す
る風量Q’を、全体の風流量Qの10〜20%としてい
る。
【0015】ロータシャフト61の一端部61aは、カ
ップリング(継手)等を有する歯車装置83によって、
車体81等をレール85上で支持する車輪84の車軸8
4aに取付けられている。これにより、回転電機51の
ロータシャフト61の回転力を車軸84aに伝達し、車
輪84を回転させて電車を駆動するようになっている。
【0016】次に、このような従来の回転電機51の冷
却作用について説明する。
【0017】回転電機51は、作動時にステータコイル
56とロータバー63に電流が流れて温度上昇するが、
ロータシャフト61の回転に伴う通風ファン65の回転
により、フレーム54内の空気が排風口68より積極的
にフレーム54外に排出されるため、フレーム54内が
負圧となり、冷却空気入口67aに連通する通風濾過器
66の外気取入口66aから外気が吸引され、外気がフ
レーム54内を流通する冷却効果によって温度上昇が抑
制される。
【0018】ここで、吸引される外気には、塵埃が多く
混在しているため、外気をそのままフレーム54内に流
通させると、次第に回転電機51が汚損され、機能・性
能に支障を来すおそれがある。通風濾過器66は、外気
に混入している塵埃を除去するために設けられたもので
ある。
【0019】図12に示すように、通風濾過器66の外
気取入口66aから取入れられた外気は、旋回風道66
bを進行中に遠心力作用を受け、重量の大きい塵埃が外
周側に移動する。従って、塵埃をほどんど含まない空気
が、旋回風道66bの内周側の清浄空気取入口66cか
らフレーム54内に流入する。一方、塵埃を多く含む空
気が、集塵空気取入口66dよりバイパス管路70内に
進入する。
【0020】清浄空気取入口66cからフレーム54内
に流入した外気は、ステータ鉄心5の内周面とロータ鉄
心12の外周面との間隙、あるいはステータ鉄心12を
貫通している通風孔64を通り、発熱によって温度上昇
している各部を冷却しながら通風ファン65へと流れ、
通風ファン65の回転によって排風口68よりフレーム
54外に排出される。
【0021】集塵空気取入口66dよりバイパス管路7
0内に流入した空気は、バイパス開口71からフレーム
54内に流入するが、直ちに通風ファン65によってフ
レーム54外に排出される。
【0022】この他、通風濾過器として、集塵フィルタ
を有するものがある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の通風濾過機66
は、外気取入口66aより入った外気に含まれている塵
埃を、旋回風道66bの進行時に受ける遠心力によって
外周側に分離するものであるが、旋回風道66bの旋回
角度が約1/4周しかないため、塵埃に作用する遠心力
が十分でなく、塵埃の分離が不十分である。従って、塵
埃が十分除去されていない空気が清浄空気取入口66c
からフレーム54内に流入することがある。
【0024】また、従来の通風濾過機66においては、
清浄空気取入口66cと集塵空気取入口66dの断面積
が略同じであり、一方、バイパス管路70を通ってフレ
ーム54内に流入する風量Q′を、全体の風流量Qの1
0〜20%としているため、空気取入口66dからバイ
パス風道20に進入する空気の風速は、清浄空気取入口
66cからフレーム内に進入する空気の風速の1/10
〜1/5と低い。従って、図12の破線矢印に示すよう
に、一旦分離された塵埃が集塵空気取入口66dに達し
た後、清浄空気取入口66cよりフレーム54内に直接
流入する空気に巻き込まれ、逆流してフレーム54内に
流入してしまう現象が発生している。
【0025】さらに、清浄空気取入口66cに対して冷
却空気入口67a側の空間66eは、清浄空気取入口6
6cと比較して急激に流入断面積が拡大している。この
ため、図12に示すように、清浄空気取入口66cを通
過する空気に渦が発生し、集塵空気と清浄空気の分流が
滑らかに行なわれにくくなっている。
【0026】フレーム54内に直接流入する空気が塵埃
を有していると、運転中にその塵埃が次第にフレーム5
4内の各部に付着する。特に、ロータ鉄心62の通風孔
64を塵埃が通過する場合、塵埃がロータ鉄心62の回
転による遠心力を受けて通風孔64の外周面に押しつけ
られ、通風孔64の外周部に堆積して成長する。通風孔
64の開口面積が減少すると、冷却通風量が減少するた
め、結果としてロータ鉄心62が過熱してしまう。
【0027】このように、従来の回転電機51は、運転
を続けると次第に塵埃がロータ鉄心62の通風孔64を
塞ぐことになるため、時々回転電機51を分解して清掃
する必要があり、長期非分解による保守の省力化を図る
ことは難しい。
【0028】このような問題点を解決すべく塵埃の分離
作用を向上させるためには、バイパス風量Q′を増大さ
せることが1つの方法である。しかし、バイパス風量
Q′を単純に増大させる場合、機内の冷却のための流通
風量がその分減少するため、温度上昇の抑制効果が減少
してしまう。
【0029】また、集塵フィルタを有するタイプの通風
濾過器は、短期間でフィルターの目詰りが発生して通風
量を減少させるため、フィルターの清浄をより頻繁に行
う必要がある。
【0030】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、冷却のため回転電機内に取入れる外気中
の塵埃の除去性能を向上させた通風濾過器を提供するこ
とを目的とする。
【0031】また本発明は、そのような通風濾過器を有
し、ロータ部等に塵埃が付着・堆積することを防いで、
長期非分解で運転出来る自己通風冷却形回転電機を提供
することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷却空気入口
とバイパス空気入口と排風口とを有する通風冷却型回転
電機のフレームに取付けるための通風濾過器であって、
鉛直略下方側に開口する外気取入口と、外気取入口から
少なくとも略半周にわたって延びる略円弧状の旋回風道
と、旋回風道の内周側終端部と回転電機のフレームの冷
却空気入口とを接続する導入風道と、旋回風道の外周側
終端部と回転電機のフレームのバイパス空気入口とを接
続するバイパス風道と、を備えたことを特徴とする通風
濾過器である。
【0033】本発明によれば、外気取入口が鉛直略下方
側に開口しているため、通風濾過器内に水滴や鉄粉など
の塵埃が入りにくく、また旋回風道が少なくとも略半周
にわたって延びているため、取入れられる外気は遠心力
作用を長く受けることができ、塵埃の除去性能が向上す
る。
【0034】また本発明は、ロータ部と、ロータ部を回
転自在に収納し、冷却空気入口とバイパス空気入口と排
風口とを有するフレームと、フレームに取付けられた特
許請求の範囲請求項1に記載の通風濾過器とを備えたこ
とを特徴とする通風冷却型回転電機である。
【0035】本発明によれば、特許請求の範囲請求項1
に記載の通風濾過器を有することにより、ロータ部等に
塵埃が付着・堆積することが効果的に防止され、回転電
機を長期非分解で運転することが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0037】図1乃至図6は、本発明の第1の実施の形
態の回転電機を示している。図1は、電車に取付けられ
た第1の実施の形態の回転動機の側面図であり、図2
は、図1のII−II線断面図でり、図3は、図2のIII−I
II線断面図であり、図4及び図5は、図1の回転電機の
通風濾過器部分の断面図である。図6は、通風冷却効果
を説明する図である。
【0038】図1に示すように、回転動機1は、外周を
薄肉略円筒状のフレーム4で覆われている。フレーム4
には、取付腕1a及び1bが設けられており、この取付
腕1a及び1bが、電車の車体81の下方に配置されて
いる台車枠82にボルトの締結等によって固定されてい
る。これにより、回転電機1は、台車枠82に支持され
ている。
【0039】図2に示すように、フレーム4の内周面に
は、円筒状のステータ鉄心5が固定されている。このス
テータ鉄心5の内周側には、円周上等ピッチで多数の溝
(スロット)が形成されている。この溝には、それぞれ
ステータコイル6が収納され、固定されている。
【0040】また、フレーム4の両端部には、それぞれ
車軸箱7a、7bが設けられている。車軸箱7a、7b
は、それぞれ軸受9a、9bを有しており、この軸受9
a、9bがロータシャフト11を回転自在に支持してい
る。
【0041】ロータシャフト11の中央部には、円筒状
のロータ鉄心12が装着されている。ロータ鉄心12の
外周部には、円周上等ピッチで多数の溝(スロット)が
形成されており、この溝には、それぞれロータバー13
が収納されている。各々のロータバー13の両端部は、
ロータ鉄心12の溝から突出して、エンドリングにより
一体的に結合されている。
【0042】ロータ鉄心12には、長手方向(軸方向)
に貫通した複数個の通風孔14が設けられている。
【0043】また、ロータシャフト11の軸受9a側に
は、通風ファン15が取付けられている。通風ファン1
5の外周側位置に対応するフレーム4には、排風口18
が設けられている。
【0044】一方、フレーム4の車軸箱7b側の上方に
は、冷却空気入口7aとバイパス空気入口7bとが設け
られ、この上部に通風濾過器16が取付けられている。
【0045】図1及び図3に示すように、バイパス空気
入口17bには、フレーム4の外周面長手方向に沿って
形成されたバイパス管路20が接続されている。バイパ
ス管路20は、ステータ鉄心5の車軸箱7a側の端部近
傍に設けられたバイパス開口21まで延びている。
【0046】図4及び図5に示すように、フレーム4の
上部に取付けられた通風濾過器16は、鉛直略下方側に
開口する外気取入口16aと、外気取入口16aから略
半周にわたって延びる略円弧状の旋回風道16bとを有
している。旋回風道16bは、上方に向かって下方に戻
る略円弧状である。
【0047】旋回風道16bの内周側終端部は、清浄空
気取入口16cとして開口しており、導入風道16eに
よってフレーム4の冷却空気取入口17aに接続されて
いる。一方、旋回風道16bの外周側終端部は、集塵空
気取入口16dとして開口しており、バイパス風道16
fによってフレーム4のバイパス空気入口17bに接続
されている。
【0048】また、図5に示すように、集塵空気取入口
16dの幅寸法WYは、清浄空気取入口16cの幅寸法
WXに対して1/4乃至1/3となっている。すなわ
ち、集塵空気取入口16dの断面積(バイパス風道に接
続される旋回風道の外周側終端部の断面積)は、清浄空
気取入口16cの断面積(導入風道に接続される旋回風
道の内周側終端部の断面積)の1/4乃至1/3となっ
ている。
【0049】また、バイパス風道16fへ流れる空気の
量Q’を、外気取入口16aから取り入れられる空気の
量、すなわち排風口18から排出される空気の量Qの2
0乃至30%としている。
【0050】導入風道16eとバイパス風道16fと
は、仕切り板16gによって区画されている。導入風道
16eは、清浄空気取入口16cから冷却空気入口17
aに向かって、断面積が徐々に拡大するような滑らかに
湾曲した形状で構成されている。
【0051】ロータシャフト11の一端部11aは、カ
ップリング(継手)等を有する歯車装置83によって、
車体81等をレール85上で支持する車輪84の車軸8
4aに取付けられている。これにより、回転電機1のロ
ータシャフト11の回転力を車軸84aに伝達し、車輪
84を回転させて電車を駆動するようになっている。次
に、このような構成よりなる本実施の形態の作用につい
て説明する。
【0052】回転電機1は、作動時にステータコイル6
とロータバー13に電流が流れて温度上昇する。一方、
回転電気1の作動時には、ロータシャフト11の回転に
伴って通風ファン15が回転するため、フレーム4内の
空気が排風口18より積極的にフレーム4外に排出さ
れ、フレーム4内が負圧となり、冷却空気入口17aに
連通する通風濾過器16の外気取入口16aから外気が
吸引される。これにより、外気がフレーム4内を流通し
て、フレーム内4に収容された各部材を冷却し、回転電
機1の温度上昇が抑制される。
【0053】外気取入口16aから吸引される外気に
は、一般に塵埃が多く混在している。このため、外気を
そのままフレーム4内に流通させると、次第にフレーム
4内の各部材に塵埃が付着し、回転電機1の機能や性能
に支障を来すおそれがある。通風濾過器16は、外気に
混入している塵埃を除去するために設けられている。
【0054】図4及び図5に示すように、まず外気が外
気取入口16aから通風濾過機16内に取入れられる。
外気取入口16aは、鉛直略下方側に開口しているの
で、通風濾過器16内に水滴や鉄粉などの塵埃が入りに
くい。
【0055】外気取入口16から取入れられた外気は、
旋回風道16bを進行中に遠心力作用を受け、重量の大
きい塵埃Pが外周側に移動する。これにより、塵埃Pを
ほどんど含まない空気が、旋回風道16bの内周側の清
浄空気取入口16cから導入風道16eに流入する。一
方、塵埃Pを多く含む空気が、集塵空気取入口16dよ
りバイパス風道16f内に進入する。
【0056】旋回風道16bは、少なくとも略半周にわ
たって延びているため、塵埃Pは遠心力作用を長く受け
て、より確実に外周側に移動する。すなわち、より確実
に塵埃Pを除去された空気を、導入風道16eに流入さ
せることができる。
【0057】導入風道16eに流入した空気は、フレー
ム4の冷却空気入口17aを介してフレーム4内に流入
する。導入風道16eは、滑らかに湾曲すると共に断面
が徐々に拡大しているため、塵埃Pを除去された流入空
気は、乱流を生じることなく円滑に流れる。
【0058】また、集塵空気取入口16の断面積を、清
浄空気取入口16cの断面積の1/4乃至1/3として
おり、バイパス風道16fへ流れる空気の量Q’を、排
風口18から排出される空気の量Qの20乃至30%と
していることにより、導入風道16eに流入する空気の
速度と、バイパス風道16fに流入する空気の速度が略
等しくなっている。これにより、塵埃Pを除去された空
気と塵埃Pを多く含む空気とを、それぞれ導入風道16
eとバイパス風道16fとに分流することがより確実と
なっている。
【0059】清浄空気取入口16cからフレーム4内に
流入した外気は、ステータ鉄心5の内周面とロータ鉄心
12の外周面との間隙、あるいはステータ鉄心12を貫
通している通風孔14を通り、発熱によって温度上昇し
ている各部を冷却しながら通風ファン15へと流れ、通
風ファン15の回転によって排風口18よりフレーム4
外に排出される。
【0060】集塵空気取入口16dよりバイパス管路2
0内に流入した空気は、バイパス開口21からフレーム
4内のステータ鉄心5の端部5e近傍に流入し、バイパ
ス開口21近傍のステータコイル6及びロータバー13
を冷却して、これらの温度上昇を抑制する。
【0061】ここで、通風冷却効果を説明するために、
バイパス風量比率Q’/Qを変化させた時のステータコ
イル6とロータバー13の各部における温度上昇の変化
を図6に示す。
【0062】図6に示すように、バイパス風量Q’を全
体の風量Qの15乃至40%の範囲とした場合に、ロー
タバー13(ロータ部)及びステータコイル6を全体に
バランス良く冷却することができる。
【0063】本実施の形態では、バイパス風量比率Q’
/Qを20乃至30%としているため、極めて良好な冷
却効果を得ることができる。
【0064】以上のように、本実施の形態によれば、外
気取入口16aが鉛直略下方側に開口しているため、通
風濾過器内に水滴や鉄粉などの塵埃が入りにくい。ま
た、旋回風道16bが少なくとも略半周にわたって延び
ているため、取入れられる外気は遠心力作用を長く受け
ることができ、塵埃の除去性能が向上する。結果とし
て、ロータ部、特に通風孔14に塵埃Pが付着・堆積す
ることが防止され、回転電機1を長期非分解で運転する
ことが可能となる。
【0065】また、本実施の形態によれば、導入風道1
6eが滑らかに湾曲すると共に断面が徐々に拡大するよ
うになっており、塵埃Pを除去された流入空気が円滑に
フレーム4内に案内されるため、塵埃の除去性能が向上
する。
【0066】また、本実施の形態によれば、バイパス風
量比率Q’/Qが20乃至30%であることにより、極
めて良好な冷却効果を得ることができる。
【0067】さらに本実施の形態によれば、バイパス開
口21近傍のステータコイル6及びロータバー13を、
バイパス管路20を通過した空気が冷却するため、より
高い冷却性能を得ることができる。
【0068】次に、本発明の第2の実施の形態の回転電
機について図7及び図8を用いて説明する。図7は、電
車に取付けられた第2の実施の形態の回転動機の側面図
であり、図8は、図7の回転電機の通風濾過器部分の断
面図である。
【0069】図7及び図8に示すように、本実施の形態
の回転電機31は、フレーム34及び通風濾過器26の
形態が第1の実施の形態におけるフレーム4及び通風濾
過機16と異なっている他は、図1乃至図6に示す第1
の実施の形態と同様の構成である。第2の実施の形態に
おいて、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一の
部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0070】フレーム34は、車軸箱7b側の斜め側方
上部に、冷却空気入口17aとバイパス空気入口17b
とを有している。冷却空気入口17aとバイパス空気入
口17bには、アダプタ36が取付けられている。
【0071】アダプタ36は、図8に示すように、清浄
空気通路36eとバイパス空気通路36fとを有してお
り、清浄空気通路36eの一端側は冷却空気入口17a
と連通し、バイパス空気通路36fの一端側はバイパス
空気入口17bと連通し、清浄空気通路36eの他端側
及びバイパス空気通路36fの他端側は、共に側方を向
いている。
【0072】図8に示すように、通風濾過器26は、鉛
直略下方側に開口する外気取入口26aと、外気取入口
26aから略半周にわたって延びる略円弧状の旋回風道
26bとを有している。旋回風道26bは、上方に向か
って下方に戻る略円弧状である。
【0073】旋回風道26bの内周側終端部は、清浄空
気取入口26cとして開口しており、導入風道26eに
よってアダプタ36の清浄空気通路36eに接続されて
いる。一方、旋回風道16bの外周側終端部は、集塵空
気取入口26dとして開口しており、バイパス風道26
fによってアダプタ36のバイパス空気通路36fに接
続されている。
【0074】また、集塵空気取入口26dの幅寸法は、
清浄空気取入口26cの幅寸法に対して1/4乃至1/
3となっている。すなわち、集塵空気取入口26dの断
面積は、清浄空気取入口26cの断面積の1/4乃至1
/3となっている。
【0075】また、バイパス風道26fへ流れる空気の
量を、外気取入口26aから取り入れられる空気の量の
20乃至30%としている。
【0076】導入風道26eは、清浄空気取入口26c
から冷却空気入口17aに向かって、断面積が徐々に拡
大するような滑らかに湾曲した形状で構成されている。
【0077】本実施の形態によれば、図7に示すよう
に、通風濾過器26が車軸84aの上部の空間を利用し
て配置され得るため、各種装置を車体81の下に設置す
る際のスペース上の自由度が増大する。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、外気取
入口が鉛直略下方側に開口しているため、通風濾過器内
に水滴や鉄粉などの塵埃が入りにくく、また旋回風道が
少なくとも略半周にわたって延びているため、取入れら
れる外気は遠心力作用を長く受けることができ、塵埃の
除去性能が向上する。
【0079】結果として、ロータ部等に塵埃が付着・堆
積することが効果的に防止され、回転電機を長期非分解
で運転することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電車に取付けられた本発明による回転電機の第
1の実施の形態を示す側面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】図1の回転電機の通風濾過器部分の断面図。
【図5】図1の回転電機の通風濾過器部分の作用を示す
断面図。
【図6】通風冷却効果を説明する図。
【図7】電車に取付けられた本発明による回転電機の第
2の実施の形態を示す側面図。
【図8】図7の回転電機の通風濾過器部分の断面図。
【図9】電車に取付けられた従来の回転電機を示す側面
図。
【図10】図9のX−X線断面図。
【図11】図9のXI−XI線断面図。
【図12】図9の回転電機の通風濾過器部分の断面図。
【符号の説明】
1、31、51 回転電機 1a、1b、51a、51b 取付腕 4,34、54 フレーム 5、55 ステータ鉄心 5e 端部 6、56 ステータコイル 7a、7b、57a、57b 車軸箱 9a、9b、59a、59b 軸受 11、61 ロータシャフト 12、62 ロータ鉄心 13、63 ロータバー 14、64 通風孔 15、65 排風ファン 16、26、66 通風濾過器 16a、26a、66a 外気取入口 16b、26b、66b 旋回風道 16c、26c、66c 清浄空気取入口 16d、26d、66d 集塵空気取入口 16e、26e、66e 導入風道 16f、26f、66f バイパス風道 16g、26g 仕切り板 17a、67a 冷却空気入口 17b、67b バイパス空気入口 18、68 排風口 20、70 バイパス管路 21、71 バイパス開口 36 アダプタ 36e 清浄空気通路 36f バイパス空気通路 81 車体 82 台車枠 84 車輪 84a 車軸 85 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木 下 力 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5H609 BB02 BB12 BB18 PP02 PP06 PP07 PP09 QQ02 QQ12 QQ13 QQ16 RR03 RR16 RR20 RR24 RR27 RR32 RR37 RR40 RR43 RR44 RR67 RR73 SS03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却空気入口とバイパス空気入口と排風口
    とを有する通風冷却型回転電機のフレームに取付けるた
    めの通風濾過器であって、 鉛直略下方側に開口する外気取入口と、 外気取入口から少なくとも略半周にわたって延びる略円
    弧状の旋回風道と、 旋回風道の内周側終端部と回転電機のフレームの冷却空
    気入口とを接続する導入風道と、 旋回風道の外周側終端部と回転電機のフレームのバイパ
    ス空気入口とを接続するバイパス風道と、 を備えたことを特徴とする通風濾過器。
  2. 【請求項2】導入風道は、旋回風道の内周側終端部から
    回転電機のフレームの冷却空気入口に向かって、断面積
    が徐々に拡大するような形状で構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の通風濾過器。
  3. 【請求項3】バイパス風道に接続される旋回風道の外周
    側終端部の断面積が、導入風道に接続される旋回風道の
    内周側終端部の断面積の1/4乃至1/3であることを
    特徴とする請求項1または2に記載の通風濾過器。
  4. 【請求項4】バイパス風道へ流れる空気の量が、外気取
    入口から取り入れられる空気の量の20乃至30%であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    通風濾過器。
  5. 【請求項5】ロータ部と、 ロータ部を回転自在に収納し、冷却空気入口とバイパス
    空気入口と排風口とを有するフレームと、 フレームに取付けられた請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の通風濾過器と、を備えたことを特徴とする通
    風冷却型回転電機。
  6. 【請求項6】フレームの内壁にステータ鉄心が固定さ
    れ、 冷却空気入口及びバイパス空気入口は、ステータ鉄心の
    一側に設けられ、 バイパス空気入口からステータ鉄心の他側端部近傍まで
    バイパス管路が設けられていることを特徴とする請求項
    5に記載の通風冷却型回転電機。
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