JP2000152396A - 音声チャンネル数変換方法および装置 - Google Patents

音声チャンネル数変換方法および装置

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JP2000152396A
JP2000152396A JP10317632A JP31763298A JP2000152396A JP 2000152396 A JP2000152396 A JP 2000152396A JP 10317632 A JP10317632 A JP 10317632A JP 31763298 A JP31763298 A JP 31763298A JP 2000152396 A JP2000152396 A JP 2000152396A
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audio signal
channel
signal
audio
stereo
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JP10317632A
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English (en)
Inventor
Shigemitsu Yamade
重光 山出
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3−1方式の4チャンネルステレオ音声信号
から2チャンネルステレオ音声信号への変換において、
90度の位相シフト回路を必要とせず、著作権上の問題
も発生させず、音場の中央付近における音の消えをなく
す音声チャンネル数変換方法および装置を提供する。 【解決手段】 前方のセンタチャンネルの音声信号C
は、前方の左チャンネルの音声信号Lおよび右チャンネ
ルの音声信号Rに、同位相でそれぞれ加える。後方のサ
ラウンドチャンネルの音声信号Sは、前方の左チャンネ
ルの音声信号Lおよび右チャンネルの音声信号Rに、逆
位相でそれぞれ加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声チャンネル数
変換方法および装置に関し、より特定的には、テレビジ
ョン受像機において、ハイビジョン放送で用いられてい
る3−1方式の4チャンネルステレオ音声信号と一般的
な2チャンネルステレオ音声信号とを、相互に変換する
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ハイビジョン放送におけるステレ
オ音声方式には、通常の2チャンネルステレオ方式と4
チャンネルサラウンドステレオの3−1方式とが存在す
る。3−1方式は、ハイビジョンの特質の一つである大
画面による再生を考慮してできた方式である。この3−
1方式では、左チャンネルの音声信号L(前方左スピー
カ用)と、右チャンネルの音声信号R(前方右スピーカ
用)と、センタチャンネルの音声信号C(前方センタス
ピーカ用)と、サラウンドチャンネルの音声信号S(後
方サラウンドスピーカ用)とを有し、サラウンドスピー
カによって音の広がり感を表すと共に、センタスピーカ
によって広範囲で映像と一致した定位(感覚的な音源で
ある音像の位置)を得ることができる(図7(a)を参
照)。
【0003】ところで、3−1方式のステレオ音声信号
を有する映像信号を、センタスピーカやサラウンドスピ
ーカを持たないテレビジョン機器で視聴する場合や、V
HS方式のVTR等の音声信号記録トラックが2チャン
ネル分しかない機器で録画する場合には、4チャンネル
ステレオの音声信号を2チャンネルステレオの音声信号
に変換する必要がある。一方、逆に3−1方式で音声を
ステレオ再生できる機器において、一般的な2チャンネ
ルの音源ソースを聞く場合には、2チャンネルステレオ
の音声信号を擬似的に4チャンネルステレオの音声信号
に変換することで臨場感を得ることができる。
【0004】そこで、従来から、4チャンネルステレオ
の音声信号と2チャンネルステレオの音声信号との相互
間におけるチャンネル数変換が行われている。以下、従
来のチャンネル数変換方法を順に説明する。
【0005】(1)4チャンネル→2チャンネルの変換 この変換において重要なことは、4チャンネル時での音
場が違和感なく2チャンネル時で再生されることであ
る。また、変換された2チャンネルの音声信号を従来か
ら使用されているサラウンドアンプ(疑似4チャンネル
化回路付きアンプ)を用いて再生した場合、元の4チャ
ンネルの音場に近い音場が再生できるのが望ましい。
【0006】上記内容を考慮した3−1方式の4チャン
ネルステレオ音声信号を2チャンネルステレオ音声信号
に変換する方法として、EIAJの「HDテレビ受信機
の相互接続ガイドライン 調査報告書」に示されている
以下の3通りのマトリクス計算が、従来から使用されて
いる。 L’=L+0.7C+j0.7S R’=R+0.7C−j0.7S L’=L+0.7C+0.7S R’=R+0.7C−0.7S L’=L+0.7C+0.7S R’=R+0.7C+0.7S ここに、L,R,C,Sは、それぞれ4チャンネルステ
レオ(すなわち、変換前)の前方左,右,センタおよび
後方サラウンドの音声信号であり、L’,R’は、変換
後の2チャンネルステレオの前方左右の音声信号であ
る。また、jは、位相が90度回転していることを示
す。なお、図5(a)〜(c)に、上記3通りの従来の
3−1方式の4チャンネルステレオ音声信号から2チャ
ンネルステレオ音声信号に変換する装置の構成をそれぞ
れ示す。
【0007】(2)2チャンネル→4チャンネルの変換 この変換は、一般に以下のマトリクス計算によって行わ
れることが多い。 L’=L R’=R C’=K3・(L+R) S’=K1・(L−R)+K2・S’t ここに、L,Rは、それぞれ2チャンネルステレオ(す
なわち、変換前)の前方左右の音声信号であり、L’,
R’,C’,S’は、それぞれ変換後の4チャンネルス
テレオの前方左,右,センタおよび後方サラウンドの音
声信号である。また、K1〜K3は定数であり、一般的
にK1=K3=0.3,K2=0.1が用いられる。
S’tは、S’を時間tだけ遅延させた信号である。な
お、図6に、上記従来の2チャンネルステレオ音声信号
から3−1方式の4チャンネルステレオ音声信号に変換
する装置の構成を示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たマトリクス計算による各変換においては、以下のよう
な問題が残っている。 (1)4チャンネル→2チャンネルの変換での問題 上記のマトリクス計算を用いる変換方法の場合、90
度の位相シフト回路が必要不可欠となり、変換器全体の
回路が複雑になるという問題がある。
【0009】上記のマトリクス計算を用いる変換方法
の場合、90度の位相シフト回路は必要ではなく、ま
た、サラウンドチャンネル(S)成分を左右逆相で加算
しているので、2チャンネルに変換された音声信号から
再びサラウンドチャンネルの音声信号Sに近い成分が再
び取り出せる利点がある。すなわち、上記の変換方式
においてL’,R’両式の差をとると、 L’−R’=L−R+1.4S となるため、L=Rの場合には、サラウンドチャンネル
の音声信号Sを取り出すことができる。
【0010】しかし、実際にはL=Rとなることは希で
あるから、本来のサラウンドチャンネルの音声信号Sを
正確に取り出すことは実質的に不可能である。もし、L
=Rであると仮定して、擬似的なサラウンドチャンネル
の音声信号を作り出した場合には、著作者の意図と反す
る加工がなされることとなり、著作権に関する問題を生
じる可能性がある。このため、上記のマトリクス計算
を用いる変換方法で変換された信号は、スピーカから音
声として出力される分にはよいが、録画等に使われるテ
レビジョン機器のモニタ出力の音声信号として用いるこ
とは適切ではない。
【0011】次に、上記のマトリクス計算を用いる変
換方法の場合、前後の中ほどに定位する(中央部の)音
が消えるという問題がある。この問題を、図7を用いて
説明する。図7(a)は、3−1方式4チャンネルステ
レオの音声信号を再生する一般的なスピーカの配置を示
す図である。図7(b)は、通常の2チャンネルステレ
オの音声信号を再生する一般的なスピーカの配置を示す
図である。なお、図7(a)および(b)中の矢印は、
音をベクトルで表したものである。
【0012】通常、3−1方式では、各チャンネルの集
音マイクロホンが各スピーカの位置で集音した音は、各
スピーカからそのまま再生される。視聴者の位置におい
て図中矢印の位相で再生されている音は、前後のスピー
カから出ている音が電気的にはほぼ逆位相になることが
わかる(図7(a))。次に、同じ音声信号を上記の
マトリクス計算を用いて変換した信号で2チャンネルス
テレオ再生を行うと、サラウンドチャンネルの音声信号
Sの成分が、前方左右チャンネルの音声信号L,Rの成
分と打ち消す位相関係になってしまっている(図7
(b))。従って、視聴者のいるセンタから後方にかけ
てL+0.7C=R+0.7C=0.7Sとなり、全く
聞こえないポイントが生じていることになる。
【0013】(2)2チャンネル→4チャンネルの変換
での問題 上記マトリクス計算を用いる変換方法は、前方左右の2
チャンネルの音声信号L,Rの和を合成してセンタチャ
ンネルの音声信号Cに加えるので、センタ音が強調され
て、音像がセンタに寄ってしまい、ステレオ感が損なわ
れるという問題があった。
【0014】それ故、本発明の目的は、4チャンネルか
ら2チャンネルへの変換では、90度の位相シフト回路
を必要とせず、著作権上の問題も発生させず、音場の中
央付近における音の消えをなくし、また、2チャンネル
から4チャンネルへの変換では、ステレオ感が損なわれ
ることのない音声チャンネル数変換方法および装置を提
供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、少なくとも視聴者の前方に左右2チャンネルと
後方に1チャンネルを有する多チャンネルステレオの音
声信号(以下、原音声信号という)を、2チャンネルス
テレオの音声信号(以下、変換音声信号)に変換する音
声チャンネル数変換方法であって、原音声信号の左チャ
ンネルの音声信号Lに、当該音声信号Lの位相と逆相の
原音声信号の後方チャンネルの音声信号Sを加算して、
変換音声信号の左チャンネルの音声信号L’とするステ
ップと、原音声信号の右チャンネルの音声信号Rに、当
該音声信号Rの位相と逆相の原音声信号の後方チャンネ
ルの音声信号Sを加算して、変換音声信号の右チャンネ
ルの音声信号R’とするステップとを備えることを特徴
とする。
【0016】上記のように、第1の発明によれば、後方
チャンネルの音声信号Sを、左右チャンネル(L,R)
から逆位相で加算(すなわち、減算する)構成としてい
る。これにより、90度の位相シフト回路を必要とする
ことなく、また前後の中ほどに定位する(中央部の)音
が消えるという問題もなくなる。
【0017】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、原音声信号の左チャンネルの音声信号Lに、
当該音声信号Lの位相と同相の原音声信号の後方チャン
ネルの音声信号Sを加算して、変換音声信号の左チャン
ネルの音声信号L”とするステップをさらに備え、外部
のモニタ用としては、音声信号L’と音声信号R’とを
出力し、内部のスピーカ用としては、音声信号L’また
は音声信号L”のいずれか一つと音声信号R’とを出力
することを特徴とする。
【0018】第3の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、音声信号L’または音声信号L”のいずれか
一つは、視聴者が任意に選択できることを特徴とする。
【0019】上記のように、第2および第3の発明によ
れば、第1の発明において、録画等に使われるテレビジ
ョン機器のモニタ出力には、上記第1の発明と同様に変
換した音声信号L’を用い、テレビジョン機器本体のス
ピーカへの出力には、音声信号L’と音声信号L”の双
方を選択的に用いるようにする。これにより、モニター
出力となる音声信号において、再変換による著作権上の
問題の発生を回避することができる。一方、スピーカ出
力となる音声信号においては、定位重視の時に効果的な
信号と、サラウンド感重視の時に効果的な信号とを、選
択的に切り換えて視聴者が好みに合わせることができ
る。
【0020】第4の発明は、2チャンネルステレオの音
声信号(以下、原音声信号)を、少なくとも視聴者の前
方に左右2チャンネルとセンタに1チャンネルを有する
多チャンネルステレオの音声信号(以下、変換音声信号
という)に変換する音声チャンネル数変換方法であっ
て、原音声信号の左チャンネルの音声信号Lと、原音声
信号の右チャンネルの音声信号Rとを加算するステップ
と、加算するステップが出力する信号の位相を反転さ
せ、当該反転させた信号を予め定めた割合で音声信号L
に加算して、変換音声信号の左チャンネルの音声信号
L’とするステップと、加算するステップが出力する信
号の位相を反転させ、当該反転させた信号を予め定めた
割合で音声信号Rに加算して、変換音声信号の右チャン
ネルの音声信号R’とするステップとを備える。
【0021】上記のように、第4の発明によれば、左右
チャンネルの音声信号LおよびRから、一定の割合の
(L+R)を差し引いて、変換後の左右チャンネルの音
声信号L’およびR’とする。これにより、センタ音が
強調されて音像の定位がセンタに寄ってしまい、ステレ
オ感が損なわれることがなくなる。
【0022】第5の発明は、2チャンネルステレオの音
声信号(以下、原音声信号)を、少なくとも視聴者の前
方に左右2チャンネルとセンタに1チャンネルを有する
多チャンネルステレオの音声信号(以下、変換音声信号
という)に変換する音声チャンネル数変換方法であっ
て、原音声信号の左チャンネルの音声信号Lと、原音声
信号の右チャンネルの音声信号Rとを入力し、当該音声
信号Lと当該音声信号Rとの振幅および位相情報に基づ
いて、変換音声信号のセンタチャンネル成分の信号を抽
出するステップと、抽出するステップが出力する信号の
位相を反転させ、当該反転させた信号を予め定めた割合
で音声信号Lに加算して、変換音声信号の左チャンネル
の音声信号L’とするステップと、抽出するステップが
出力する信号の位相を反転させ、当該反転させた信号を
予め定めた割合で音声信号Rに加算して、変換音声信号
の右チャンネルの音声信号R’とするステップとを備え
る。
【0023】上記のように、第5の発明によれば、信号
検知手段を用い、左チャンネルの音声信号Lと右チャン
ネルの音声信号Rとの位相が一致している場合にのみ、
センタチャンネル成分の信号を変換後の左右チャンネル
の音声信号L’およびR’から減算する。これにより、
センタチャンネルの音声信号成分の検出精度を高めるこ
とができ、より自然的で違和感のない2チャンネルステ
レオの音声信号への変換が可能となる。
【0024】第6の発明は、3−1方式の4チャンネル
ステレオの音声信号を、2チャンネルステレオの音声信
号に変換する音声チャンネル数変換装置であって、2つ
の音声信号を入力し、双方を加算して出力する複数の加
算手段と、音声信号を入力し、予め定めた定数Kn(n
は、正の整数)を乗算する複数の定数乗算手段とを備
え、3−1方式の4チャンネルステレオの左チャンネル
の音声信号L、右チャンネルの音声信号R、センタチャ
ンネルの音声信号Cおよびサラウンドチャンネルの音声
信号Sを、 L’=L+K1・C−K2・S R’=R+K1・C−K2・S の変換式に従って、2チャンネルステレオの左チャンネ
ルの音声信号L’および右チャンネルの音声信号R’に
変換することを特徴とする。
【0025】上記のように、第6の発明によれば、後方
に位置するサラウンドチャンネルの音声信号Sを、左右
チャンネル(L,R)から逆位相で加算(すなわち、減
算する)構成としている。これにより、90度の位相シ
フト回路を必要とすることなく、また前後の中ほどに定
位する(中央部の)音が消えるという問題もなくなる。
【0026】第7の発明は、第6の発明に従属する発明
であって、音声信号L”を、 L”=L+K1・C+K2・S に従って算出する加算手段と、音声信号L’と音声信号
L”とを入力し、いずれか一つを選択的に切り換えて出
力する切換手段とをさらに備え、外部のモニタ用として
は、音声信号L’と音声信号R’とを出力し、内部のス
ピーカ用としては、選択した音声信号L’または音声信
号L”のいずれか一つと音声信号R’とを出力すること
を特徴とする。
【0027】第8の発明は、第7の発明に従属する発明
であって、切換手段の切り換えは、視聴者が任意に行え
ることを特徴とする。
【0028】上記のように、第7および第8の発明によ
れば、第6の発明において、録画等に使われるテレビジ
ョン機器のモニタ出力には、上記第1の発明と同様に変
換した音声信号L’(=L+K1・C−K2・S)を用
い、テレビジョン機器本体のスピーカへの出力には、音
声信号L’と音声信号L”(=L+K1・C±K2・
S)の双方を選択的に用いるようにする。これにより、
モニター出力となる音声信号において、再変換による著
作権上の問題の発生を回避することができる。一方、ス
ピーカ出力となる音声信号においては、定位重視の時に
効果的な信号(L+K1・C−K2・S)と、サラウン
ド感重視の時に効果的な信号(L+K1・C+K2・
S)とを、選択的に切り換えて聴取者が好みに合わせる
ことができる。
【0029】第9の発明は、2チャンネルステレオの音
声信号を、3−1方式の4チャンネルステレオの音声信
号に変換する音声チャンネル数変換装置であって、2つ
の音声信号を入力し、双方を加算して出力する複数の加
算手段と、音声信号を入力し、予め定めた遅延をかけて
出力する信号遅延手段と、音声信号を入力し、予め定め
た定数Kn(nは、正の整数)を乗算する複数の定数乗
算手段とを備え、2チャンネルステレオの左チャンネル
の音声信号Lおよび右チャンネルの音声信号Rを、 L’=L−K5・(L+R) R’=R−K5・(L+R) C’=K3・(L+R) S’=K2・SE(L+R) の変換式に従って(ただし、SEは、信号遅延手段に基
づいた関数)、3−1方式の4チャンネルステレオの左
チャンネルの音声信号L’、右チャンネルの音声信号
R’、センタチャンネルの音声信号C’およびサラウン
ドチャンネルの音声信号S’に変換することを特徴とす
る。
【0030】上記のように、第9の発明によれば、左右
チャンネルの音声信号LおよびRから、一定の割合のセ
ンタチャンネルの音声信号Cの成分(すなわち、L+
R)を差し引いて、変換後の左右チャンネルの音声信号
L’およびR’とする。これにより、センタ音が強調さ
れて音像の定位がセンタに寄ってしまい、ステレオ感が
損なわれることがなくなる。
【0031】第10の発明は、2チャンネルステレオの
音声信号を、3−1方式の4チャンネルステレオの音声
信号に変換する音声チャンネル数変換装置であって、2
つの音声信号を入力し、双方を加算して出力する複数の
加算手段と、音声信号を入力し、予め定めた遅延をかけ
て出力する信号遅延手段と、2チャンネルステレオの左
チャンネルの音声信号Lと右チャンネルの音声信号Rと
を入力し、当該音声信号Lと当該音声信号Rとの振幅お
よび位相情報に基づいて、3−1方式の4チャンネルス
テレオのセンタチャンネルの音声信号成分を抽出する信
号検知手段と、音声信号を入力し、予め定めた定数Kn
(nは、正の整数)を乗算する複数の定数乗算手段とを
備え、音声信号Lおよび音声信号Rを、 L’=L−K5・CE R’=R−K5・CE C’=K3・CE S’=K2・SE(L+R) の変換式に従って(ただし、SEは、信号遅延手段に基
づいた関数、CEは、信号検知手段に基づいた関数)、
3−1方式の4チャンネルステレオの左チャンネルの音
声信号L’、右チャンネルの音声信号R’、センタチャ
ンネルの音声信号C’およびサラウンドチャンネルの音
声信号S’に変換することを特徴とする。
【0032】上記のように、第10の発明によれば、信
号検知手段を用い、左チャンネルの音声信号Lと右チャ
ンネルの音声信号Rとの位相が一致している場合にの
み、センタチャンネルの音声信号C’の成分を変換後の
左右チャンネルの音声信号L’およびR’から減算す
る。これにより、センタチャンネルの音声信号C’の成
分の検出精度を高めることができ、より自然的で違和感
のない2チャンネルステレオの音声信号への変換が可能
となる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係る音声チャンネル数変換装置の
構成を示すブロック図である。図1において、第1の実
施形態に係る音声チャンネル数変換装置は、定数乗算部
11および12と、加算部21〜24とを備える。
【0034】この第1の実施形態に係る音声チャンネル
数変換装置は、3−1方式の4チャンネルステレオの音
声信号、すなわち、左チャンネルの音声信号L,右チャ
ンネルの音声信号R,センタチャンネルの音声信号C,
サラウンドチャンネルの音声信号Sを、2チャンネルス
テレオの音声信号、すなわち、左チャンネルの音声信号
L’,右チャンネルの音声信号R’に変換する。以下、
その変換方法を説明する。
【0035】図1に示すように、定数乗算部11は、セ
ンタチャンネルの音声信号Cを入力し、定数K1を乗算
した同相の信号を出力する。定数乗算部12は、サラウ
ンドチャンネルの音声信号Sを入力し、定数K2を乗算
した逆相の信号を出力する。そして、加算部21は、左
チャンネルの音声信号Lと、定数乗算部11が出力する
同相の信号とを入力し、双方を加算して出力する。加算
部22は、右チャンネルの音声信号Rと、定数乗算部1
1が出力する同相の信号とを入力し、双方を加算して出
力する。さらに、加算部23は、加算部21が出力する
信号と、定数乗算部12が出力する逆相の信号とを入力
し、双方を加算して変換後の左チャンネルの音声信号
L’として出力する。加算部24は、加算部22が出力
する信号と、定数乗算部12が出力する逆相の信号とを
入力し、双方を加算して変換後の右チャンネルの音声信
号R’として出力する。
【0036】そして、上記変換方法を実現するマトリク
ス計算は、以下の式で表せる。 L’=L+K1・C−K2・S R’=R+K1・C−K2・S なお、定数K1およびK2は、1以下の実数で設定する
が、K1=K2=0.7とするのが好ましい。
【0037】以上のように、本発明の第1の実施形態に
係る音声チャンネル数変換装置および方法によれば、後
部に位置するサラウンドチャンネルの音声信号Sを、左
右チャンネル(LおよびR)から減算する構成としてい
る。これにより、90度の位相シフト回路を必要とする
ことなく、また前後の中ほどに定位する(中央部の)音
が消えるという問題もなくなる。
【0038】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係る音声チャンネル数変換装置の構成を示
すブロック図である。図2において、第2の実施形態に
係る音声チャンネル数変換装置は、定数乗算部11およ
び12と、加算部21〜25と、切換部31とを備え
る。
【0039】図2に示すように、第2の実施形態に係る
音声チャンネル数変換装置は、上述した第1の実施形態
に係る音声チャンネル数変換装置に、加算部25および
切換部31をさらに加えた構成である。なお、第2の実
施形態に係る音声チャンネル数変換装置におけるその他
の構成は、上述した第1の実施形態に係る音声チャンネ
ル数変換装置における構成と同様であり、当該その他の
構成については、同一の参照番号を付してその説明を省
略する。
【0040】定数乗算部12は、サラウンドチャンネル
の音声信号Sを入力し、定数K2を乗算した逆相の信号
と共に、同相の信号をも出力する。加算部25は、加算
部21が出力する信号と、定数乗算部12が出力する同
相の信号とを入力し、双方を加算して変換後の左チャン
ネルの音声信号L”として出力する。切換部31は、加
算部23が出力する音声信号L’(=L+K1・C−K
2・S)と、加算部25が出力する音声信号L”(=L
+K1・C+K2・S)とを入力し、いずれか一方の信
号を選択的に切り換える。
【0041】以上のように、本発明の第2の実施形態に
係る音声チャンネル数変換装置および方法によれば、録
画等に使われるテレビジョン機器のモニタ出力には、上
記第1の実施形態と同様に変換した音声信号L’(=L
+K1・C−K2・S)を用い、テレビジョン機器本体
のスピーカへの出力には、音声信号L’と音声信号L”
(=L+K1・C±K2・S)の双方を選択的に用いる
ようにする。これにより、モニター出力となる音声信号
において、再変換による著作権上の問題の発生を回避す
ることができる。一方、スピーカ出力となる音声信号に
おいては、定位重視の時に効果的な信号(L+K1・C
−K2・S)と、サラウンド感重視の時に効果的な信号
(L+K1・C+K2・S)とを、選択的に切り換えて
聴取者が好みに合わせることができる。
【0042】なお、上記第1および第2の実施形態にお
いては、3−1方式における4チャンネルステレオ音声
信号のうち、サラウンドチャンネルの音声信号S’を再
生するスピーカとして、後部にスピーカを1個配置する
場合を説明した。しかし、本発明の音声チャンネル数変
換方法は、サラウンドチャンネルの音声信号S’用のス
ピーカを後部に2個配置した場合でも同様に用いること
ができ、この場合、当該2個のスピーカからは同じ音声
信号S’を出力すればよい。
【0043】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
の実施形態に係る音声チャンネル数変換装置の構成を示
すブロック図である。図3において、第3の実施形態に
係る音声チャンネル数変換装置は、信号遅延部(SE)
41と、定数乗算部13〜15と、加算部26〜28と
を備える。
【0044】この第3の実施形態に係る音声チャンネル
数変換装置は、2チャンネルステレオの音声信号、すな
わち、左チャンネルの音声信号L,右チャンネルの音声
信号Rを、3−1方式の4チャンネルステレオの音声信
号、すなわち、左チャンネルの音声信号L’,右チャン
ネルの音声信号R’,センタチャンネルの音声信号
C’,サラウンドチャンネルの音声信号S’に変換す
る。以下、その変換方法を説明する。
【0045】図3に示すように、加算部26は、左チャ
ンネルの音声信号Lと右チャンネルの音声信号Rとをそ
れぞれ入力し、加算して出力する。定数乗算部13は、
加算部26が出力する信号を入力し、定数K5を乗算し
た逆相の信号を出力する。そして、加算部27は、左チ
ャンネルの音声信号Lと、定数乗算部13が出力する逆
相の信号とを入力し、双方を加算して変換後の左チャン
ネルの音声信号L’として出力する。加算部28は、右
チャンネルの音声信号Rと、定数乗算部13が出力する
逆相の信号とを入力し、双方を加算して変換後の右チャ
ンネルの音声信号R’として出力する。一方、定数乗算
部14は、加算部26が出力する信号を入力し、定数K
3を乗算して変換後のセンタチャンネルの音声信号C’
として出力する。信号遅延部41は、左チャンネルの音
声信号Lと右チャンネルの音声信号Rとを入力し、当該
音声信号に予め定めた遅延をかけて出力する。定数乗算
部15は、信号遅延部41が出力する信号を入力し、定
数K2を乗算して変換後のサラウンドチャンネルの音声
信号S’として出力する。
【0046】そして、上記変換方法を実現するマトリク
ス計算は、以下の式で表せる。 L’=L−K5・(L+R) R’=R−K5・(L+R) C’=K3・(L+R) S’=K2・SE(L+R) なお、定数K2およびK3は、1以下の実数で設定し、
定数K5は、0.5以下の実数で設定するが、K2=K
3=0.7およびK5=0.3とするのが好ましい。
【0047】以上のように、本発明の第3の実施形態に
係る音声チャンネル数変換装置および方法によれば、左
右チャンネルの音声信号L,Rから、一定の割合の変換
後のセンタチャンネルの音声信号Cの成分(すなわち、
L+R)を差し引いて、変換後の左右チャンネルの音声
信号L’,R’とする。これにより、センタ音が強調さ
れて音像の定位がセンタに寄ってしまい、ステレオ感が
損なわれることがなくなる。
【0048】(第4の実施形態)図4は、本発明の第4
の実施形態に係る音声チャンネル数変換装置の構成を示
すブロック図である。図4において、第4の実施形態に
係る音声チャンネル数変換装置は、信号遅延部(SE)
41と、信号検知部(CE)42と、定数乗算部13〜
15と、加算部27および28とを備える。
【0049】図4に示すように、第4の実施形態に係る
音声チャンネル数変換装置は、上述した第3の実施形態
に係る音声チャンネル数変換装置の加算部26を信号検
知部42に代えた構成である。なお、第4の実施形態に
係る音声チャンネル数変換装置におけるその他の構成
は、上述した第3の実施形態に係る音声チャンネル数変
換装置における構成と同様であり、当該その他の構成に
ついては、同一の参照番号を付してその説明を省略す
る。
【0050】信号検知部42は、左チャンネルの音声信
号Lと右チャンネルの音声信号Rとをそれぞれ入力し、
まず、これら音声信号L,Rの位相が一致しているかど
うかを判断する。そして、信号検知部42は、双方の位
相が一致したときのみセンタ信号と見なし、この音声信
号Lと音声信号Rとを加算して定数乗算部13,14へ
出力する。
【0051】以上のように、本発明の第4の実施形態に
係る音声チャンネル数変換装置および方法によれば、信
号検知部42を用い、左チャンネルの音声信号Lと右チ
ャンネルの音声信号Rとの位相が一致している場合にの
み、センタチャンネルの音声信号C’の成分であるとし
て出力する。これにより、センタチャンネルの音声信号
C’の成分の検出精度を高めることができ、より自然的
で違和感のない2チャンネルステレオの音声信号への変
換が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る音声チャンネル
数変換装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る音声チャンネル
数変換装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る音声チャンネル
数変換装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る音声チャンネル
数変換装置の構成を示すブロック図である。
【図5】従来の3−1方式の4チャンネルステレオ音声
信号から2チャンネルステレオ音声信号に変換する装置
の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の2チャンネルステレオ音声信号から3−
1方式の4チャンネルステレオ音声信号に変換する装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】図6の従来の装置で4チャンネルから2チャン
ネルに変換した音声信号をそれぞれ再生した場合の違い
を説明する図である。
【符号の説明】
11〜15…定数乗算部 21〜28…加算部 31…切換部 41…信号遅延部 42…信号検知部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも視聴者の前方に左右2チャン
    ネルと後方に1チャンネルを有する多チャンネルステレ
    オの音声信号(以下、原音声信号という)を、2チャン
    ネルステレオの音声信号(以下、変換音声信号)に変換
    する音声チャンネル数変換方法であって、 前記原音声信号の左チャンネルの音声信号Lに、当該音
    声信号Lの位相と逆相の前記原音声信号の後方チャンネ
    ルの音声信号Sを加算して、前記変換音声信号の左チャ
    ンネルの音声信号L’とするステップと、 前記原音声信号の右チャンネルの音声信号Rに、当該音
    声信号Rの位相と逆相の前記原音声信号の後方チャンネ
    ルの音声信号Sを加算して、前記変換音声信号の右チャ
    ンネルの音声信号R’とするステップとを備えることを
    特徴とする、音声チャンネル数変換方法。
  2. 【請求項2】 前記原音声信号の左チャンネルの音声信
    号Lに、当該音声信号Lの位相と同相の前記原音声信号
    の後方チャンネルの音声信号Sを加算して、前記変換音
    声信号の左チャンネルの音声信号L”とするステップを
    さらに備え、 外部のモニタ用としては、前記音声信号L’と前記音声
    信号R’とを出力し、内部のスピーカ用としては、前記
    音声信号L’または前記音声信号L”のいずれか一つと
    前記音声信号R’とを出力することを特徴とする、請求
    項1に記載の音声チャンネル数変換方法。
  3. 【請求項3】 前記音声信号L’または前記音声信号
    L”のいずれか一つは、視聴者が任意に選択できること
    を特徴とする、請求項2に記載の音声チャンネル数変換
    方法。
  4. 【請求項4】 2チャンネルステレオの音声信号(以
    下、原音声信号)を、少なくとも視聴者の前方に左右2
    チャンネルとセンタに1チャンネルを有する多チャンネ
    ルステレオの音声信号(以下、変換音声信号という)に
    変換する音声チャンネル数変換方法であって、 前記原音声信号の左チャンネルの音声信号Lと、前記原
    音声信号の右チャンネルの音声信号Rとを加算するステ
    ップと、 前記加算するステップが出力する信号の位相を反転さ
    せ、当該反転させた信号を予め定めた割合で前記音声信
    号Lに加算して、前記変換音声信号の左チャンネルの音
    声信号L’とするステップと、 前記加算するステップが出力する信号の位相を反転さ
    せ、当該反転させた信号を予め定めた割合で前記音声信
    号Rに加算して、前記変換音声信号の右チャンネルの音
    声信号R’とするステップとを備える、音声チャンネル
    数変換方法。
  5. 【請求項5】 2チャンネルステレオの音声信号(以
    下、原音声信号)を、少なくとも視聴者の前方に左右2
    チャンネルとセンタに1チャンネルを有する多チャンネ
    ルステレオの音声信号(以下、変換音声信号という)に
    変換する音声チャンネル数変換方法であって、 前記原音声信号の左チャンネルの音声信号Lと、前記原
    音声信号の右チャンネルの音声信号Rとを入力し、当該
    音声信号Lと当該音声信号Rとの振幅および位相情報に
    基づいて、前記変換音声信号のセンタチャンネル成分の
    信号を抽出するステップと、 前記抽出するステップが出力する信号の位相を反転さ
    せ、当該反転させた信号を予め定めた割合で前記音声信
    号Lに加算して、前記変換音声信号の左チャンネルの音
    声信号L’とするステップと、 前記抽出するステップが出力する信号の位相を反転さ
    せ、当該反転させた信号を予め定めた割合で前記音声信
    号Rに加算して、前記変換音声信号の右チャンネルの音
    声信号R’とするステップとを備える、音声チャンネル
    数変換方法。
  6. 【請求項6】 3−1方式の4チャンネルステレオの音
    声信号を、2チャンネルステレオの音声信号に変換する
    音声チャンネル数変換装置であって、 2つの音声信号を入力し、双方を加算して出力する複数
    の加算手段と、 音声信号を入力し、予め定めた定数Kn(nは、正の整
    数)を乗算する複数の定数乗算手段とを備え、 前記3−1方式の4チャンネルステレオの左チャンネル
    の音声信号L、右チャンネルの音声信号R、センタチャ
    ンネルの音声信号Cおよびサラウンドチャンネルの音声
    信号Sを、 L’=L+K1・C−K2・S R’=R+K1・C−K2・S の変換式に従って、前記2チャンネルステレオの左チャ
    ンネルの音声信号L’および右チャンネルの音声信号
    R’に変換することを特徴とする、音声チャンネル数変
    換装置。
  7. 【請求項7】 音声信号L”を、 L”=L+K1・C+K2・S に従って算出する加算手段と、 前記音声信号L’と前記音声信号L”とを入力し、いず
    れか一つを選択的に切り換えて出力する切換手段とをさ
    らに備え、 外部のモニタ用としては、前記音声信号L’と前記音声
    信号R’とを出力し、内部のスピーカ用としては、選択
    した前記音声信号L’または前記音声信号L”のいずれ
    か一つと前記音声信号R’とを出力することを特徴とす
    る、請求項6に記載の音声チャンネル数変換装置。
  8. 【請求項8】 前記切換手段の切り換えは、視聴者が任
    意に行えることを特徴とする、請求項7に記載の音声チ
    ャンネル数変換装置。
  9. 【請求項9】 2チャンネルステレオの音声信号を、3
    −1方式の4チャンネルステレオの音声信号に変換する
    音声チャンネル数変換装置であって、 2つの音声信号を入力し、双方を加算して出力する複数
    の加算手段と、 音声信号を入力し、予め定めた遅延をかけて出力する信
    号遅延手段と、 音声信号を入力し、予め定めた定数Kn(nは、正の整
    数)を乗算する複数の定数乗算手段とを備え、 前記2チャンネルステレオの左チャンネルの音声信号L
    および右チャンネルの音声信号Rを、 L’=L−K5・(L+R) R’=R−K5・(L+R) C’=K3・(L+R) S’=K2・SE(L+R) の変換式に従って(ただし、SEは、前記信号遅延手段
    に基づいた関数)、前記3−1方式の4チャンネルステ
    レオの左チャンネルの音声信号L’、右チャンネルの音
    声信号R’、センタチャンネルの音声信号C’およびサ
    ラウンドチャンネルの音声信号S’に変換することを特
    徴とする、音声チャンネル数変換装置。
  10. 【請求項10】 2チャンネルステレオの音声信号を、
    3−1方式の4チャンネルステレオの音声信号に変換す
    る音声チャンネル数変換装置であって、 2つの音声信号を入力し、双方を加算して出力する複数
    の加算手段と、 音声信号を入力し、予め定めた遅延をかけて出力する信
    号遅延手段と、 前記2チャンネルステレオの左チャンネルの音声信号L
    と右チャンネルの音声信号Rとを入力し、当該音声信号
    Lと当該音声信号Rとの振幅および位相情報に基づい
    て、前記3−1方式の4チャンネルステレオのセンタチ
    ャンネルの音声信号成分を抽出する信号検知手段と、 音声信号を入力し、予め定めた定数Kn(nは、正の整
    数)を乗算する複数の定数乗算手段とを備え、 前記音声信号Lおよび前記音声信号Rを、 L’=L−K5・CE R’=R−K5・CE C’=K3・CE S’=K2・SE(L+R) の変換式に従って(ただし、SEは、前記信号遅延手段
    に基づいた関数、CEは、前記信号検知手段に基づいた
    関数)、前記3−1方式の4チャンネルステレオの左チ
    ャンネルの音声信号L’、右チャンネルの音声信号
    R’、センタチャンネルの音声信号C’およびサラウン
    ドチャンネルの音声信号S’に変換することを特徴とす
    る、音声チャンネル数変換装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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