JP2000152379A - スピーカー - Google Patents

スピーカー

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JP2000152379A
JP2000152379A JP10336546A JP33654698A JP2000152379A JP 2000152379 A JP2000152379 A JP 2000152379A JP 10336546 A JP10336546 A JP 10336546A JP 33654698 A JP33654698 A JP 33654698A JP 2000152379 A JP2000152379 A JP 2000152379A
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diaphragm
speaker
coil
coils
magnet
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Kazutoshi Tsukahara
和俊 塚原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薄型で指向性に優れたスピーカーを提供するこ
と。 【解決手段】スピーカー1は、振動して音波を発生させ
る振動板2と、振動板2上に設けられ、信号の入力によ
り磁界を発生させるコイル3a、3bと、振動板2の両
面側のコイル3a、3bに対応する位置に同極が対向す
るようにして設けられた磁石対4a、4bと、磁路を形
成するヨーク5とを有している。振動板2は、平面状で
ある。コイル3a、3bは、平面的なうず巻き状のらせ
んコイル31a、31bが2個直列に接続された構成と
なっており、そのうちの一方は振動板2の表面に、他方
は裏面に設置されている。らせんコイル31aと31b
とでは、その巻き方向が逆になっている。磁石対4aお
よび4bは、互いに対向する極同士を結ぶ線が、コイル
3a、3bの中心部を通るように設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、スピーカーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカーは、コーン式の動電型
のものが多かった。これは、傘状の振動板であるコーン
紙と、かかるコーン紙を振動させるコイルと、永久磁石
とで構成されている。
【0003】しかし、このタイプのスピーカーは、振動
板であるコーン紙が傘状をなしているため、コーン紙が
振動する方向と、コーン紙の傘の部分の面とが垂直をな
していない。このため、このタイプのスピーカーでは、
音波を発生させる効率が悪い。
【0004】特に、低音領域では、コーン紙の振動方向
を対称軸とした場合に、これに対して互いに対称となる
部分から出た音波は、互いに打ち消し合う傾向がある。
このため、低音領域で大きな出力の音波を得るために
は、スピーカーを大型化する必要がある。
【0005】また、コーン式の動電型のスピーカーは、
振動板であるコーン紙が傘状をなしているため、指向性
が低く、発生した音波が拡散しやすい。
【0006】しかも、このタイプのスピーカーは、コー
ン紙が複雑な形状をなしているため、コーン紙を、入力
された音声信号に対応して正確に振動させることが困難
である。
【0007】さらには、このタイプのスピーカーは、コ
ーン紙の傘の頂点の部分にソレノイドコイルが設けら
れ、しかも、このソレノイドコイルの近傍には、磁石
が、コーン紙の振動方向と垂直な方向に設置されてい
る。このため、スピーカーの薄型化、小型化が困難であ
る。
【0008】また、従来のスピーカーは、その構造上の
理由により気密性が要求されるため、液体中で使用する
ことは困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、薄型
で指向性に優れたスピーカーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(12)の本発明により達成される。
【0011】(1) 振動して音波を発生させる平面状
の振動板と、該振動板上に設けられ、信号の入力により
磁界を発生させる少なくとも1個のコイルと、前記振動
板の両面側のそれぞれの前記コイルに対応する位置に、
同極が対向するようにして設けられた少なくとも一対の
磁石とを有することを特徴とするスピーカー。
【0012】(2) 前記一対の磁石における互いに対
向する同極同士を結ぶ線は、前記振動板とほぼ直交して
いる上記(1)に記載のスピーカー。
【0013】(3) 前記コイルは、前記一対の磁石に
おける互いに対向する同極同士を結ぶ線上に位置する上
記(1)または(2)に記載のスピーカー。
【0014】(4) 前記コイルは、平面的に配置され
たらせん状コイルである上記(1)ないし(3)のいず
れかに記載のスピーカー。
【0015】(5) 前記コイルは、多重コイルで構成
されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の
スピーカー。
【0016】(6) 前記振動板の両面に、それぞれ、
前記多重コイルを構成するコイルが設けられている上記
(5)に記載のスピーカー。
【0017】(7) 前記磁石は希土類磁石である上記
(1)ないし(6)のいずれかに記載のスピーカー。
【0018】(8) 前記磁石は板状である上記(1)
ないし(7)のいずれかに記載のスピーカー。
【0019】(9) 前記コイルを少なくとも2個有
し、前記磁石を少なくとも2対有する上記(1)ないし
(8)のいずれかに記載のスピーカー。
【0020】(10) N極同士が対向している一対の
磁石と、S極同士が対向している一対の磁石とを少なく
とも有する上記(9)に記載のスピーカー。
【0021】(11) 磁路を形成するヨークが前記磁
石に設置されている上記(1)ないし(10)のいずれ
かに記載のスピーカー。
【0022】(12) 磁気遮蔽手段を有する上記
(1)ないし(11)のいずれかに記載のスピーカー。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す好
適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0024】図1および図2は、本発明のスピーカーの
実施例を示す斜視図、図3は、図1および図2に示すス
ピーカーを模式的に示す縦断面図である。なお、図1
は、本発明のスピーカーを正面から見た図であり、図2
は、本発明のスピーカーを背面から見た図である。
【0025】図1〜図3に示すように、スピーカー1
は、振動板2と、コイル3a、3bと、磁石対4a、4
bと、ヨーク5と、基板6と、エッジ7と、保護層8
と、磁気遮蔽板(磁気遮蔽手段)9と、端子101とを
有している。
【0026】基板(ベース)6は、スピーカー1の主要
部材を支持、固定するための部材であり、その平面形状
は、ほぼ長方形をなしている。
【0027】基板6の中心部には、ほぼ長方形状の開口
61が形成されており、かかる開口61には、エッジ7
を介して振動板2が設置されている。
【0028】エッジ7は、後述する振動板2を、かかる
振動板2の法線方向に対して振動を可能としつつ、振動
板2を基板6に支持する層状の部材である。このため、
エッジ7は、振動板2の振動を可能とするため、各種紙
類、各種布類、軟質プラスチック、各種ゴムなどの可と
う性を有する材料で構成されている。
【0029】このエッジ7に固定されている振動板2
は、平面状をなしており、その平面形状はほぼ長方形を
なしている。また、振動板2は、振動して音波を発生さ
せることができる。
【0030】この振動板2に用いられる材質としては、
振動が可能なものであれば特に限定されず、例えば、各
種紙類、積層紙、ポリエチレン、ポリスチレン(発泡ス
チロール等も含む)、ポリ塩化ビニル等の各種プラスチ
ック、バルサ等の各種木材、各種炭素材料などが挙げら
れる。
【0031】この振動板2に用いられる材質や慣性重量
等を適宜選択することにより、低音領域の振動特性に特
に優れたスピーカー、高音領域の振動特性に特に優れた
スピーカー、低音領域から高音領域までの幅広い音域で
優れた振動特性を有するスピーカー等を得ることができ
る。
【0032】この振動板2上には、信号の入力により磁
界を発生させるコイル3a、3bが設けられている。図
2〜図4に示すように、コイル3aは、平面的なうず巻
き状のらせんコイル31a、32aが2個直列に接続さ
れた構成となっており、そのうちの一方(コイル31
a)は振動板2の表面(スピーカー1の正面側)に設置
され、他方(コイル32a)は振動板2の裏面(スピー
カー1の背面側)に設置されている。また、コイル3b
も、コイル3aと同様に、平面的なうず巻き状のらせん
コイル31b、32bが2個直列に接続された構成とな
っており、そのうちの一方(コイル31b)は振動板2
の表面に設置され、他方(コイル32b)は振動板2の
裏面に設置されている。すなわち、コイル3a、3b
は、二重コイルで構成されている。なお、コイル3a、
3bは、一条巻きでも多条巻きでもよい。
【0033】図4は、コイル3a、3bの構成を示す図
である。図4に示すように、直列に接続されたらせんコ
イル31a、32aは、その巻き方向が同一のものとな
っている。同様に、直列に接続された各らせんコイル3
1b、32bは、その巻き方向が同一のものとなってい
る。
【0034】また、コイル3aを構成するらせんコイル
31aおよび32aと、コイル3bを構成するらせんコ
イル31bおよび32bとでは、その巻き方向が逆にな
っている。
【0035】なお、コイル3aおよび3bは、振動板2
を均一な力で同方向に移動させることが可能なものであ
るもの、すなわち振動板2を振動板2の法線方向に平行
移動させるものであることが好ましい。かかる観点から
は、例えば、これらコイル3a、3bを構成するらせん
コイル31a、32a、31b、32bでは、コイルを
構成する導線の太さ、巻き数等の諸条件が統一されてい
るのが好ましい。
【0036】コイル3aおよび3bは、それぞれ、基板
6の裏面、すなわちスピーカー1の背面側に設置された
端子101に接続されている。この端子101に、他端
がアンプ10に接続されたケーブルの一端を接続する
と、閉回路が形成される。これにより、アンプ10から
コイル3a、3bに音声信号を入力することができる。
【0037】振動板2の両側のコイル3a、3bに対応
する位置には、コイル3a、3bが振動するために必要
な磁力を発生する磁石対4a、4bが、後述するヨーク
5a、5bにより設置、固定されている。これら磁石対
4a、4bは、それぞれ、振動板2を挟んで同極が対向
するように配置された一対の磁石で構成されている。す
なわち、図3に示すように、磁石対4aは、S極とS極
とが互いに対向する一対の磁石41a、42aが振動板
2の両側に設けられた構成となっている。また、磁石対
4bは、N極とN極とが互いに対向する一対の磁石41
b、42bが振動板2の両側に設けられた構成となって
いる。
【0038】そして、各磁石41a、42a、41b、
42bにおいて、互いに対向する極411a、421a
および極411b、421bは、振動板2の近傍に設置
されている。
【0039】また、これら磁石対4aおよび4bは、互
いに対向する極同士を結ぶ線が振動板2とほぼ直交する
ように設置されている。すなわち、磁石対4aにおいて
は、互いに対向する極411aと421aとを結ぶ線
が、振動板2とほぼ直交している。また、磁石4bにお
いては、互いに対向する極411bと421bとを結ぶ
線が、振動板2とほぼ直交している。
【0040】さらに、磁石対4aおよび4bは、互いに
対向する極同士を結ぶ線がコイル3a、3b上を通るよ
うに設置されている。換言すれば、コイル3aおよび3
bは、それぞれ、互いに対向する極411aと421a
とを結ぶ線、および、互いに対向する極411bと42
1bとを結ぶ線上に位置するように、振動板2上に設置
されている。
【0041】さらには、磁石対4aおよび4bは、互い
に対向する極同士を結ぶ線が、コイル3a、3bの中心
部を通るように設置されている。換言すれば、コイル3
a、3bの中心部が互いに対向する極411aと421
aとを結ぶ線、および、互いに対向する極411bと4
21bとを結ぶ線にそれぞれ位置するように、コイル3
aおよび3bは、振動板2上に設置されている。
【0042】磁石41a、42a、41b、42bに
は、磁力を発生可能なものであればどのようなものを用
いてもよいが、例えば、サマリウム、ネオジウム、プラ
セオジウム等の希土類元素を含む希土類磁石(代表的に
は、Sm−Co系磁石、Nd−Fe−B系磁石がある。)、アル
ニコ磁石、フェライト磁石等が好適に用いられる。この
ような磁石を用いると、小型で強力な磁力が得られるの
で、コンパクトで高性能なスピーカーを得やすくなる。
【0043】その中でも特に、高い磁気性能を有する希
土類磁石を用いると、磁石41a、42a、41b、4
2bをより薄型にすることができる。
【0044】スピーカー1をより薄型とするためには、
磁石41a、42a、41b、42bは板状であること
が好ましい。磁石41a、42a、41b、42bが板
状の場合は、その厚さが15mm以下であることが好まし
く、8mm以下であることがより好ましい。磁石41a、
42a、41b、42bの厚さがこの値以下であると、
より薄型のスピーカー1を得ることができる。
【0045】また、磁石41a、42a、41b、42
bの磁気エネルギー積BH(max )は、10MGOe以上で
あることが好ましく、15MGOe以上であることがより好
ましい。磁石41a、42a、41b、42bのBH
(max )がこの値以上であると、より薄型でより大出力
の音波を出力可能なスピーカー1を得ることができる。
【0046】なお、磁石対4aおよび4bは、振動板2
を均一な力で同方向に移動させることが可能なものであ
るもの、すなわち振動板2を振動板2の法線方向に平行
移動させるものであることが好ましい。かかる観点から
は、例えば、磁石対4a、4bを構成する磁石41a、
42a、41b、42bでは、磁力の強さ(磁気性
能)、振動板2からの距離等の諸条件が統一されている
ことが好ましい。
【0047】これらの磁石41a、42a、41b、4
2bにおいて、互いに対向していない極、すなわち、振
動板2の近傍に位置する極と反対の極である極412
a、412bおよび422a、422bには、それぞ
れ、磁路を形成するヨーク5aが、極412aと極41
2bとを結ぶように、ヨーク5bが、極422aと極4
22bとを結ぶように、それぞれ振動板2の表面側およ
び裏面側、すなわち、スピーカー1の正面側および背面
側に設置されている。このため、極412aと412b
および極422aと422bとは磁気的に接続されてい
る。したがって、極412a、412bから生じた磁束
はヨーク5a内を通り、極422a、422bから生じ
た磁束はヨーク5b内を通るので、スピーカー1から外
部に漏洩する磁束が減少する。
【0048】また、このヨーク5a、5bは、磁石対4
a、4bを構成する各磁石41a、41b、42a、4
2bを振動板2の近傍の適切な位置に固定している。そ
して、図1、図2に示すように、ヨーク5a、5bの両
端は、振動板2の外側まで延長されており、ヨーク5
a、5bは、そこでほぼL字状に屈曲し、その端部は、
基板6に固定されている。すなわち、スピーカー1で
は、磁石41a、41b、42a、42bは、基板6に
固定されたヨーク5a、5bに固定されている。
【0049】したがって、これらヨーク5a、5bによ
り、各磁石41a、41b、42a、42bの実質的な
慣性重量が大きくなり、振動板2が振動するときに、す
なわち、スピーカー1が音波を発生させるときに、各磁
石41a、41b、42a、42bの振動が防止され
る。換言すれば、ヨーク5a、5bにより、振動板2と
各磁石41a、41b、42a、42bとの実質的な慣
性重量比を大きくすることができ、振動板2およびコイ
ル3a、3bの振動の反作用による各磁石41a、41
b、42a、42bの振動を防止することができる。こ
のため、各磁石41a、41b、42a、42bが薄型
(小型)で軽量の場合でも、各磁石41a、41b、4
2a、42bの振動が有効に防止され、スピーカー1
は、優れた音質の音波を発生させることができる。な
お、ヨーク5aとヨーク5bとは、磁気的に接続されて
いてもよい。
【0050】図1に示すように、スピーカー1の正面側
では、振動板2の表面に、少なくともコイル3a、3b
を覆うように保護層8が設けられている。この保護層8
により、コイル3a、3bの断線や腐食が効果的に防止
される。
【0051】スピーカー1の背面側、すなわち、基板6
の裏面側には、磁気遮蔽手段として、図2に示すよう
に、ほぼ長方形状の磁気遮蔽板9が取り付けられる。こ
の磁気遮蔽板9は、磁気を遮蔽するためのものである。
この磁気遮蔽板9を取り付けることにより、コイル3
a、3bは、スピーカー1の外部の磁場から遮蔽され、
外部の影響を受けにくくなる。また、磁気遮蔽板9によ
り、磁石対4a、4bから生じた磁力が外部に漏出しに
くくなる。
【0052】このため、磁気遮蔽板9は、磁気を効率よ
く遮蔽できる金属等の材料で構成されていることが好ま
しい。さらには、磁気遮蔽板9は、より効率よく磁気を
遮蔽すべく、鉄等の磁性体材料で構成されていることが
より好ましい。
【0053】この磁気遮蔽板9には、通気口91が設け
られている。これにより、スピーカー1が発熱した場合
にも、放熱することができる。さらには、磁気遮蔽板9
に通気口91が設けられていることにより、振動板2の
裏面、すなわちスピーカー1の背面側で発生した音波が
通気口91から逃げることができる。このため、振動板
2の裏面側で定在波の発生、不必要な共鳴等が防止さ
れ、振動板2が好適に振動できるとともに、スピーカー
1で発生させる音波の音質を向上させることができる。
【0054】また、この磁気遮蔽板9の四隅には、ネジ
孔92が形成されており、このネジ孔92により、磁気
遮蔽板9は、基板6にネジ止めされる。
【0055】以下、本発明の作用(動作原理)について
説明する。まず、基板6の裏面に設けられた端子101
にケーブルの一端を接続し、かかるケーブルの他端を入
力された音声信号を増幅するアンプ10に接続する。こ
れにより、図4に示すように、閉回路が形成される。
【0056】次に、アンプ10よりコイル3a、3bに
音声信号を入力すると、この音声信号に応じてコイル3
a、3bが、後述する動作原理により、振動板2の法線
方向(図3中上下方向)に振動する。コイル3a、3b
は振動板2上に固定されているので、このコイル3a、
3bの振動とともに、振動板2も振動板2の法線方向
(図3中上下方向)に振動する(ピストン運動する)。
【0057】そして、振動板2が振動すると、この振動
板2の周囲の空気(音の伝達媒体)に疎密波が生じる。
この発生した疎密波は、音波として空気中を伝播する。
【0058】このようにして、スピーカー1は、アンプ
10から入力された音声信号に応じた音波を発生する。
【0059】以下、アンプ10から入力された音声信号
に応じてコイル3a、3bが振動する原理を、図5に基
づいて説明する。
【0060】図5は、本発明のスピーカーの動作原理を
示す模式図である。なお、図5(B)は、スピーカー1
におけるらせんコイル31bの平面図、図5(A)は、
図5(B)のA−A線視図、図5(C)は、図5(B)
A−A線右側の視図である。
【0061】以下、スピーカー1の磁石対4bとらせん
コイル31bとの関係を例に説明するが、これと同様の
ことは、磁石対4bとらせんコイル32bとの関係、さ
らには、磁石対4aとらせんコイル31a、32aとの
関係についても言える。
【0062】磁石対4bにおいて、磁石41bの極41
1b、421bから発生している磁力線Bを図示する
と、図5(A)のようになる。磁石対4bでは同極同士
すなわちN極同士が対向しているので、各極411bお
よび421bから発生した磁束は互いに反発し合う。こ
のため、図5(A)に示すように、極411b、421
bから発生した磁力線Bは、極411bと421bとの
間でその進路をほぼ90°折り曲げられ、極411bと
421bとを結ぶ線と垂直な方向に放射状に広がる(図
5(B)参照)。
【0063】ところで、らせんコイル31bにはアナロ
グ信号が入力される。そのとき瞬間的に、電流Iが図4
中矢印の方向に流れたときは、図5(B)に示すよう
に、電流Iは、らせんコイル31の内側から外側に向か
って流れる。これにより、らせんコイル31の周囲に
は、電流による磁界が発生する。
【0064】このとき、図5(B)中A−A線右側の位
置では、フレミング左手の法則からも分かるように、図
5(C)に示すように、図5(C)中上方に駆動力Fが
生じる。また同様に、図5(B)中A−A線左側の位置
でも、図5(C)中上方に駆動力Fが生じる。
【0065】これと同様のことは、らせんコイル31b
のどの場所にもあてはまる。したがって、図5(A)に
示すように、らせんコイル31bでは、図5(A)中上
方に駆動力が発生し、らせんコイル31bは、図5
(A)中上方に移動する。これにより、振動板2も図5
(A)中上方に移動する。
【0066】また、これと同様にして、らせんコイル3
2bについても同様の駆動力が発生し、同様の方向に移
動するので、コイル3b全体としても図5(A)中上方
に移動する。
【0067】さらには、コイル3aでは、らせんコイル
31a、32aの巻き方向がらせんコイル31b、32
bと逆になっているが、磁石対4aのコイル3a(振動
板2)に対向している極が磁石対4bとは逆になってい
るので、コイル3aについても、コイル3bと同方向に
駆動力が発生し、コイル3bと同方向に移動する。
【0068】このとき、コイル3a、3bでは、各コイ
ルの諸条件が統一されており、磁石対4a、4bでも、
各磁石の諸条件が統一されているので、各らせんコイル
31a、32a、31b、32bでは、同方向に同じ駆
動力が発生する。したがって、振動板2のコイル3a、
3bが設置された場所では、同方向に、同じ力がかかる
ので、振動板2は、振動板2の法線方向に平行移動す
る。
【0069】一方、コイル3a、3bに流れた電流の向
きが、上述した電流Iと逆向きとなった場合には、前記
と同様の原理により、コイル3a、3bは、図5(A)
および(C)中下方に移動する。
【0070】したがって、コイル3a、3bは、一体と
なって、入力された音声信号に応じた振動を行う。これ
により、上述したように、振動板2もコイル3a、3b
の振動に連動して振動する。
【0071】このとき、コイル3a、3bが振動板2を
複数箇所から駆動するので、振動板2は、全体にわたっ
て均一に振動しやすくなる。さらには、コイル3aおよ
び3b、磁石対4aおよび4bは、同条件となっている
ので、振動板2における振動の位相は各部で一致しやす
くなり、スピーカー1は、より歪の少ない、より均一な
(位相のそろった)音波を発生させることができる。
【0072】また、振動板2は、振動板2の法線方向
(図3中上下方向)に平行に振動するので、振動板2か
ら発生した音波は広がりにくい。すなわち、振動板2か
ら発生した音波は、指向性に優れている。
【0073】以上説明したように、本発明のスピーカー
は、平面的な構成となっているため、音質がよく、薄型
で、指向性に優れている。
【0074】特に、本発明のスピーカーは、振動板の両
面側のコイルに対応する位置に、同極が対向するように
して磁石対を設けているので、薄型でありながら発振特
性に優れている。さらには、本発明のスピーカーは、振
動板の両面側のコイルに対応する位置に、同極が対向す
るようにして磁石対を設けているので、薄型でありなが
ら高出力の音波を出力可能である。
【0075】特に、スピーカーに用いられるコイルを、
平面的ならせんコイルで構成することにより、スピーカ
ーをより薄型のものとすることができる。また、スピー
カーに用いられるコイルを、平面的ならせんコイルで構
成すると、コイルを構成する導線のどの部分でも磁石対
からの磁力線の磁束密度が高くなるので、コイルは効率
よく振動できる。さらには、スピーカーに用いられるコ
イルを、平面的ならせんコイルで構成することにより、
コイルの振動が振動板に効率よく伝達される。
【0076】また、本発明のスピーカーに用いられる磁
石を希土類磁石とすることにより、スピーカーをさらに
薄型化することができる。特に、このような磁石を用い
ると、磁石を板状とすることが容易なので、スピーカー
がより平面的な構成となり、スピーカーをより一層薄型
化することができる。
【0077】また、本発明のスピーカーは、振動板が平
面状であるため、指向性が優れている。また、振動板が
傘状をなしている従来のスピーカーとは異なり、振動板
のある部分で発生した音波と、振動板の別のある部分で
発生した音波とが、互いに打ち消し合うことはない。こ
のため、従来のスピーカーに比べて幅広い音域で良好に
音波を発生させることができる。
【0078】しかも、本発明のスピーカーは、振動板の
振幅方向と振動板とが垂直をなしているので、音波を発
生させる効率が良い。
【0079】また、スピーカーに用いられるコイルを振
動板の表面と裏面に配置することにより、振動板の表面
および裏面から振動板を効率よく振動させることができ
る。
【0080】このとき、振動板の表面と裏面とでコイル
の巻き方向を同一とすることにより、振動板の表面と裏
面に設けられたコイルが振動する際の位相を同一とする
ことが容易となる。
【0081】また、振動板を挟んで対向している磁石の
極がN極の場合とS極の場合とでコイルの巻き方向を逆
にすることにより、各コイルを同一の位相で振動させる
ことが容易となる。
【0082】また、磁石対の互いに対向する極同士を結
ぶ線が振動板とほぼ直交するように磁石対を設置する
と、コイルを効率よく振動させることができる。
【0083】また、コイルが、磁石対の互いに対向する
極同士を結ぶ線上に位置していると、コイルは効率よく
振動することができる。
【0084】特に、磁石対の互いに対向する極同士を結
ぶ線が、コイルの中心部と一致するように、コイルと磁
石対を配置すると、コイルが振動する際の効率がさらに
高まる。
【0085】また、スピーカーは、N極同士が対向して
いる磁石と、S極同士が対向している磁石とを有してい
ると、磁力線の流れがN極からS極に向かいやすくなる
ので、スピーカーの外部に漏洩する磁束の量が減少す
る。
【0086】また、ヨークを設置することにより、スピ
ーカーから外部に漏洩する磁束の量が減少する。
【0087】さらには、本発明のスピーカーは、構造が
簡易であり、かつ、特殊な部品が用いられていない。し
かも、本発明のスピーカーは、高品位の音を出力するこ
とができる。つまり、本発明によれば、優れた音質の得
られるスピーカーを、簡単にしかも安く作ることが可能
となる。
【0088】また、本発明のスピーカーは、スピーカー
自体が気密性を有していなくても、音波を好適に発生さ
せることができるので、空気中のみならず、例えば、水
中等の液体中でも好適に用いることができる。
【0089】その場合には、振動板に耐水性の材料を用
いることが好ましい。あるいは、振動板に耐水性でない
材料を用いる場合には、かかる振動板に防水加工を施し
てもよい。さらには、スピーカーを構成するコイルや導
線などに、被覆等の絶縁処理を施してもよい。
【0090】以上、本発明を添付図面に示す好適実施例
に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定され
るものではない。
【0091】例えば、上記実施例では、振動板の平面形
状は長方形をなしていたが、本発明はこれに限定され
ず、振動板の平面形状を円形等の任意の形状とすること
ができる。
【0092】例えば、振動板およびコイルを挟んで対向
している磁石の極がN極の場合もS極の場合も、コイル
の巻き方向を同じにしてもよい。この場合、例えば、磁
石対のN極が対向しているところに設けられたコイル
と、磁石対のS極が対向しているところに設けられたコ
イルとで、入力される音声信号の位相を逆にすることに
より、スピーカーは好適に音波を発生させることができ
る。
【0093】また、上述した実施例では、振動板上にコ
イルを設置したが、本発明では、例えば、フレキシブル
基板等のプリント基板を振動板とし、かかる振動板上に
コイルのパターンをプリントすることにより、振動板と
コイルとを一体として形成したものを用いてもよい。
【0094】また、上記実施例では、1つのコイルを2
個のコイルで構成したが、本発明に用いられるコイル
は、1つのコイルを3個以上の複数のコイルで構成して
もよく、1つのコイルを単体のコイルで構成してもよ
い。すなわち、本発明に用いられるコイルは、単体のコ
イルで構成されてもよく、多重コイルで構成されていて
もよい。
【0095】また、上記実施例では、コイルを平面的な
らせんコイルで構成したが、コイルは、筒状のコイル
(ソレノイドコイル)等で構成されていてもよい。
【0096】さらには、上記実施例では、N極が互いに
対向している磁石対と、S極が互いに対向している磁石
対との2つの磁石対を設けたが、磁石対を1個でもよ
く、また、3個以上設けてもよい。
【0097】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、構
造が簡易で薄型のスピーカーを得ることができる。
【0098】また、本発明によれば、高品位の音を出力
することが可能なスピーカーを、低コストで容易に製作
することができる。
【0099】特に、振動板の両面側のコイルに対応する
位置に、同極が対向するようにして一対の磁石を設ける
ことにより、薄型でかつ指向性と発振特性に優れたスピ
ーカーを得ることができる。
【0100】また、スピーカーに用いられるコイルを、
平面的ならせんコイルで構成すると、入力された音声信
号が振動板に効率よく伝達されるようになり、より優れ
た発振特性を有するスピーカーを得ることができる。
【0101】また、スピーカーに用いられるコイルが多
重コイルで構成されていると、効率よく振動板を振動さ
せることができ、より優れた発振特性を有するスピーカ
ーを得ることができる。
【0102】また、振動板の両側に設けられた一対の磁
石の互いに対向する同極同士を結ぶ線が振動板とほぼ直
交していると、効率よく音波を発生させることができ
る。
【0103】また、一対の磁石の互いに対向する同極同
士を結ぶ線上にコイルが位置すると、効率よく音波を発
生させることができる。
【0104】さらには、スピーカーが、2対以上の磁石
を有していると、振動板を大きく振幅させることがで
き、より大出力で音波を発生することができるようにな
る。
【0105】このように、上述した種々の特徴の複合効
果により、本発明によれば、従来のスピーカーに比べて
幅広い音域で優れた発振特性を有し、さらには優れた指
向性を有する薄型のスピーカーを得ることができる。
【0106】また、スピーカーが、N極同士が対向して
いる磁石と、S極同士が対向している磁石とを有してい
ると、スピーカーの外部に漏洩する磁束の量が減少す
る。
【0107】また、ヨークを設置することにより、スピ
ーカーから外部に漏洩する磁束の量が減少する。
【0108】さらには、本発明によれば、一般には製作
が困難であったスピーカーを容易に製作することができ
るので、生徒や学生の工作実習でもスピーカーを製作す
ることができるようになる。したがって、本発明によれ
ば、スピーカー製作を通じて、学生、生徒の教育にも貢
献できる。
【0109】しかも、本発明によれば、わずかな資源で
音響装置を製作できることが示せるので、省資源、環境
問題に対する啓蒙にも寄与することができると考えられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカーの実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明のスピーカーの実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】図1に示すスピーカーを模式的に示す縦断面図
である。
【図4】図1に示すスピーカーのコイルを示す図であ
る。
【図5】本発明のスピーカーの動作原理を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 スピーカー 2 振動板 3a、3b コイル 31a、31b らせんコイル 4a、4b 磁石対 41a、41b 磁石 42a、42b 磁石 411a、411b 極 412a、412b 極 421a、421b 極 422a、422b 極 5a、5b ヨーク 6 基板 61 開口 7 エッジ 8 保護層 9 磁気遮蔽板 91 通気口 92 ネジ孔 10 アンプ 101 端子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動して音波を発生させる平面状の振動
    板と、 該振動板上に設けられ、信号の入力により磁界を発生さ
    せる少なくとも1個のコイルと、 前記振動板の両面側のそれぞれの前記コイルに対応する
    位置に、同極が対向するようにして設けられた少なくと
    も一対の磁石とを有することを特徴とするスピーカー。
  2. 【請求項2】 前記一対の磁石における互いに対向する
    同極同士を結ぶ線は、前記振動板とほぼ直交している請
    求項1に記載のスピーカー。
  3. 【請求項3】 前記コイルは、前記一対の磁石における
    互いに対向する同極同士を結ぶ線上に位置する請求項1
    または2に記載のスピーカー。
  4. 【請求項4】 前記コイルは、平面的に配置されたらせ
    ん状コイルである請求項1ないし3のいずれかに記載の
    スピーカー。
  5. 【請求項5】 前記コイルは、多重コイルで構成されて
    いる請求項1ないし4のいずれかに記載のスピーカー。
  6. 【請求項6】 前記振動板の両面に、それぞれ、前記多
    重コイルを構成するコイルが設けられている請求項5に
    記載のスピーカー。
  7. 【請求項7】 前記磁石は希土類磁石である請求項1な
    いし6のいずれかに記載のスピーカー。
  8. 【請求項8】 前記磁石は板状である請求項1ないし7
    のいずれかに記載のスピーカー。
  9. 【請求項9】 前記コイルを少なくとも2個有し、前記
    磁石を少なくとも2対有する請求項1ないし8のいずれ
    かに記載のスピーカー。
  10. 【請求項10】 N極同士が対向している一対の磁石
    と、S極同士が対向している一対の磁石とを少なくとも
    有する請求項9に記載のスピーカー。
  11. 【請求項11】 磁路を形成するヨークが前記磁石に設
    置されている請求項1ないし10のいずれかに記載のス
    ピーカー。
  12. 【請求項12】 磁気遮蔽手段を有する請求項1ないし
    11のいずれかに記載のスピーカー。
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