JP2000151622A - 媒体アクセス制御方法及び装置 - Google Patents

媒体アクセス制御方法及び装置

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JP2000151622A
JP2000151622A JP10314287A JP31428798A JP2000151622A JP 2000151622 A JP2000151622 A JP 2000151622A JP 10314287 A JP10314287 A JP 10314287A JP 31428798 A JP31428798 A JP 31428798A JP 2000151622 A JP2000151622 A JP 2000151622A
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terminal station
packet
station
shared channel
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JP10314287A
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Atsuhiko Sugitani
敦彦 杉谷
Takahiro Maeno
隆宏 前野
Satoshi Shimizu
聡 清水
Kiyohito Tokuda
清仁 徳田
Takeshi Uu
剛 ウー
Masasugi Inoue
真杉 井上
Yoshihiro Hase
良裕 長谷
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Communications Research Laboratory
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Communications Research Laboratory
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 スケジュールレジスタ15は、各端末局
が使用するためのスケジュールを保持する。調停回路1
6は、2以上のスケジュールが保持されているとき、そ
の競合調整を行う。共有チャネル制御シーケンサ17
は、スケジュールに従ってタイムスロット使用を許可す
る制御信号11を出力すると共に、そのタイムスロット
の監視を行う。共有チャネル制御シーケンサ17は、パ
ケットが隣接するタイムスロットを跨ぐ場合には、その
タイムスロットの継続使用を許可する制御信号を出力し
て、別の端末局による隣接するタイムスロットの使用を
禁止する。 【効果】 タイムスロットの境界を跨るパケット送信が
あっても、他の端末局の使用を禁止するので、パケット
の衝突が発生しない。また、タイムスロットを自由に連
続的に使用する通信も可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御局と複数の端
末局とが、相互に伝送媒体を介して接続され、この伝送
媒体を共有してパケット通信を行う場合の媒体アクセス
制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線あるいは有線LAN(ローカルエリ
アネットワーク)等のように、複数の端末局が相互に伝
送媒体を介して接続され、所定の周波数帯のチャネルを
共有する場合、チャネル上でのパケットの衝突を防止す
るために、その競合調整が必要となる。この競合調整の
方式として、ALOHA方式やCSMA−CA方式ある
いは予約ALOHA方式といった方式が知られている。
【0003】ALOHA方式では、共有チャネルを時間
軸上で分割したタイムスロットを設定し、各タイムスロ
ット毎に1つのパケットを送信する。各端末局は任意の
タイムスロットを選択してパケットを送信する。選択し
たタイムスロット上で他の端末局の送信するパケットと
の衝突がなければ、そのパケット送信は成功する。同一
タイムスロット内で2以上の端末局がそれぞれパケット
を送信した場合には、パケットの衝突が発生し、いずれ
のパケットの送信も失敗する。
【0004】CSMA−CA方式では、パケット送信前
に各端末局はキャリアセンスを行う。即ち、他の端末局
がそのタイムスロットで既にパケットを送信しているか
どうかを判断する。これにより、パケットの衝突が防止
される。また、予約ALOHA方式の場合には、予め各
端末局が使用するタイムスロットを予約する。この方式
では、タイムスロットの割り当てが調整されるため、基
本的にパケットの衝突は発生しない。以上のような技術
は、例えば「無線LAN技術講座,松下温監修,199
4,ソフトリサーチセンタ」に紹介されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には次のような解決すべき課題があった。
上記ALOHA方式は、端末数が増大しあるいはトラフ
ィックが増大すると、スループットが低下し、パケット
衝突によるチャネル利用効率が低下するという問題があ
る。また、CSMA−CA方式では、伝送遅延が生じた
場合、キャリアセンスにより他のパケットの存在全てを
検出することができないことがある。従ってパケットの
衝突を完全に回避することはできない。
【0006】予約ALOHA方式の場合、各端末局に割
り当てられたタイムスロットは一定であって、例えば単
位時間当たりのパケット転送数を適宜変化させるVBR
(Variable Bit Rate:可変ビットレート)の要求には
対応できない。しかも、予約ALOHA方式では、後で
説明するように、処理遅延によってある端末局に割り当
てられたタイムスロットを使用したパケットが隣接する
タイムスロットを跨ぐような場合、当該隣接スロットを
使用するパケットとの衝突が生じる。これを防止するに
は、パケット長に比べてタイムスロット長を十分に長く
設定し、ガードタイムを設ける必要がある。これでは、
伝送効率の向上が図れない。
【0007】更に、通信回線に異常が生じた場合や交換
局に輻輳が生じているような場合でも、端末局は割り当
てられたタイムスロットを使用してパケットの送信を継
続する。このとき、その間に送信されたパケットは廃棄
される。こうした場合、端末局は無駄なパケット送信処
理を実行してしまうとともに、更にそのパケットの再送
処理を行わなければならなくなる。これも、スループッ
ト低下の原因となる。
【0008】また、予約ALOHA方式では、端末局の
トラフィックが変わってもタイムスロットの予約を更新
しなければそのトラフィックに応じたタイムスロット使
用が認められない。即ち、トラフィックの変動に対する
即応性が不足するという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉制御局と複数の端末局とが、相互に伝送媒体
を介して接続され、この伝送媒体を共有してパケット通
信を行う場合において、上記伝送媒体上の共有チャネル
を時間軸上で分割した各タイムスロットを、上記各端末
局が使用するための、スケジュールの競合調整をすると
ともに、上記スケジュールに従って該当する端末局にい
ずれかのタイムスロットの使用を許可し、そのタイムス
ロットの監視を行い、そのタイムスロットを使用したパ
ケットが隣接するタイムスロットを跨ぐ場合、別の端末
局による当該隣接するタイムスロットの使用を禁止する
ことを特徴とする媒体アクセス制御方法。
【0010】〈構成2〉制御局と複数の端末局とが、相
互に伝送媒体を介して接続され、この伝送媒体を共有し
てパケット通信を行うものにおいて、上記制御局は、上
記伝送媒体上の共有チャネルを時間軸上で分割した各タ
イムスロットを、上記各端末局が使用するための、1ま
たは2以上のスケジュールを保持するスケジュール手段
と、このスケジュール手段に2以上のスケジュールが保
持されているとき、これらのスケジュールの競合調整を
する調停手段と、上記スケジュールに従って該当する端
末局にいずれかのタイムスロットの使用を許可する制御
信号を出力するとともに、そのタイムスロットの監視を
行い、そのタイムスロットを使用したパケットが隣接す
るタイムスロットを跨ぐ場合、当該隣接するタイムスロ
ットが使用中である旨の制御信号を出力して、別の端末
局による当該隣接するタイムスロットの使用を禁止する
共有チャネル制御手段を備えたことを特徴とする媒体ア
クセス制御装置。
【0011】〈構成3〉構成2に記載の媒体アクセス制
御装置において、制御局の共有チャネル制御手段は、回
線障害通知を受けた場合に、全ての端末局に対して、上
記タイムスロットの使用を禁止する制御信号を出力する
ことを特徴とする媒体アクセス制御装置。
【0012】〈構成4〉構成2に記載の媒体アクセス制
御装置において、スケジュール手段は、1つの端末局に
対して連続して所定数のタイムスロットの使用を許可す
るための、連続転送要求を調停手段に出力し、共有チャ
ネル制御手段は、当該使用を許可した端末局から有効な
パケットが送信される限り、上記所定数に達するまでタ
イムスロットの使用を許可する制御信号を出力すること
を特徴とする媒体アクセス制御装置。
【0013】〈構成5〉構成4に記載の媒体アクセス制
御装置において、調停手段は、優先度の高い端末局のタ
イムスロット使用要求があったとき、そのタイムスロッ
トを使用中の端末局の連続するタイムスロットの使用許
可を中止することを特徴とする媒体アクセス制御装置。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例〉図1は、本発明による媒体アクセス制御装置
の主要部を示し、その共有チャネルアクセス制御部の部
分のブロック図を図示したものである。なお、この図の
説明を行う前に、媒体アクセス制御装置全体の構成を説
明する。
【0015】図2は、媒体アクセス制御装置のブロック
図である。図の装置は、制御局1が、無線あるいは有線
LANのような伝送媒体を介して、複数の端末局4と接
続される通信システムに含まれる。制御局1は、交換局
3を介して他のネットワーク2と接続されている。制御
局1と端末局4とは、伝送媒体上の共有チャネル5を共
有して、パケット通信を行うように構成されている。こ
の共有チャネル5は、時間軸上でタイムスロット単位に
分割されている。このタイムスロットを各端末局4が使
用するために、制御局1は、この図に示すような競合調
整のための手段を備えている。
【0016】即ち、制御局1は、CPU6、共有チャネ
ルアクセス制御部7及びパケット受信部8を備える。パ
ケット受信部8は、共有チャネル5を通じて伝送される
パケットを受信し、その処理を行う部分である。共有チ
ャネルアクセス制御部7は、共有チャネルアクセス制御
のための制御信号11と、アクセスする端末局4を特定
するためのアドレス12とを出力するよう構成されてい
る。パケット受信部8は共有チャネル5を通じてデータ
13を送受信するよう構成されている。このデータ13
は、端末局4が送信するパケットに相当する。
【0017】ここで、図1に戻って、上記制御局1の共
有チャネルアクセス制御部7の構成について説明を行
う。図1に示した共有チャネルアクセス制御部7は、ス
ケジュールレジスタ15、調停回路16及び共有チャネ
ル制御シーケンサ17を備えている。スケジュールレジ
スタ15は、本発明においてスケジュール手段と呼び、
CPU6からスケジュールデータSDを受け入れて、こ
れを管理する機能を持つ。このスケジュールレジスタ1
5の構成を更に詳細に説明する。
【0018】図3には、スケジュールレジスタの具体的
なブロック図を示す。図に示すように、スケジュールレ
ジスタ15は、制御対象となる端末局の数に相当する数
だけ、ブロック20を備えている。各ブロック20に
は、アドレスレジスタ21、ポーリングレジスタ/カウ
ンタ22及び連続転送レジスタ/カウンタ23が設けら
れている。CPUから入力するスケジュールデータSD
に含まれる情報は、アドレスレジスタ21と、ポーリン
グレジスタ/カウンタ22と、連続転送レジスタ/カウ
ンタ23に格納される。
【0019】アドレスレジスタ21は、タイムスロット
の使用を許可する端末局を特定するためのアドレスを格
納する記憶領域である。ポーリングレジスタ/カウンタ
22は、アドレスレジスタ21で特定された端末局の、
タイムスロット使用の頻度を定める数値を格納するカウ
ンタである。このポーリングレジスタ/カウンタ22
は、上記頻度を定める数値を初期値として記憶し、スロ
ットクロックCLの入力によってデクリメントされる機
能を持つ。
【0020】例えば、このポーリングレジスタ/カウン
タ22に“5”という数値が記憶されると、スロットク
ロックCLが5回入力する度に周期的にポーリング要求
PAが出力される。即ち、これによって、該当する端末
局にタイムスロットの使用を許可する時間間隔を指定す
る。このような設定は、図2に示したCPU6が行う。
【0021】連続転送レジスタ/カウンタ23は、連続
してタイムスロットを使用する許可を与える場合に、何
回分連続してタイムスロットを使用できるかを指定する
数値を格納する。この連続転送レジスタ/カウンタ23
は、1回のポーリング許可信号PSが入力する度に、そ
の値をデクリメントする機能を持つ。従って、例えばこ
の値が“3”であれば、タイムスロットを使用する許可
を受けた端末局は、3回連続してそのタイムスロットを
使用できる。このとき、連続転送要求CNは、3,2,
1,0と変化し、連続転送要求CNの値が“0”になる
と、該当する端末局へのタイムスロット使用許可が終了
する。
【0022】図1に戻って、調停回路16は、上記スケ
ジュールレジスタ15の出力するポーリング要求PAを
受け付ける回路である。この調停回路16を本発明では
調停手段と呼んでいる。ポーリング要求PAは、図3に
示したスケジュールレジスタ15の各ブロック20から
任意のタイミングで入力する。いずれかのブロックから
ポーリング要求PAがあった場合には、調停回路16
は、ポーリング要求PAが競合しない限り、直ちにその
ブロックに対するポーリング許可信号PSを出力する。
このポーリング許可信号は、図3に示すように、スケジ
ュールレジスタ15の該当するブロック20を選択する
信号となる。
【0023】これによって、該当するブロック20が出
力するアドレス12が有効になる。このとき、図3のア
ドレスレジスタ21からアドレス12が出力され、連続
転送レジスタ/カウンタ23から、連続転送要求CNが
出力される。連続転送要求CNの値が0でなければ、次
のタイムスロットの使用許可もその端末に与えられる。
【0024】一方、複数のブロック20のポーリング要
求PAが同時に調停回路16に出力された場合には、こ
の調停回路16は、よく知られたラウンドロビン調停方
式等を使用して、偏りなく各ブロックのポーリング要求
を調停する。調停回路16は、このようにいずれかのポ
ーリング要求を受け付け、タイムスロットの使用を許可
する場合には、共有チャネル制御シーケンサ17に対し
ポーリング指示P1(信号の内容が有効)、連続転送可
能情報CA(信号の内容が有効)を出力する構成となっ
ている。この共有チャネル制御シーケンサ17を本発明
では、共有チャネル制御手段と呼んでいる。
【0025】調停回路16からポーリング指示P1が出
力されるとき、スケジュールレジスタ15から、該当す
る端末局を指定するアドレス12が出力される。共有チ
ャネル制御シーケンサ17は、ポーリング指示P1を受
け付けると、指定する端末局にタイムスロットの使用を
許可する制御信号11を出力する。調停回路16に連続
転送要求CNが入力し、その内容が“0”でない場合で
あって、タイムスロットの連続使用を許可する条件がそ
ろっているときは、調停回路16から連続転送可能情報
CA(信号の内容が有効)が出力される。
【0026】共有チャネル制御シーケンサ17は、図1
に示すように、ポーリング指示P1、連続転送可能情報
CA、パケット受信情報PR、データ無し通知ND、回
線障害通知COを受け入れて、これらの信号の変化に応
じて状態を変化させ、その状態に従って制御信号11を
出力する論理回路により構成される。
【0027】図4には、共有チャネル制御シーケンサ1
7の状態遷移説明図を示す。この図に示すように、共有
チャネル制御シーケンサは、IDLE(アイドル)状態
S1と、POLL(ポーリング)状態S2と、BUSY
(ビジー)状態S3と、STOP(停止)状態S4と、
CONT(継続)状態S5の5つの状態をとる。
【0028】アイドル状態S1の場合、制御信号11
は、タイムスロットが空いており、いずれの端末局も自
由にそのタイムスロットを使用できる旨の制御信号11
が出力される。また、ポーリング状態S2では、共有チ
ャネル制御シーケンサ17がいずれかの端末局に対しタ
イムスロットの使用を許可して、パケットを送信するよ
う要求する内容の情報が制御信号11に含まれる。ビジ
ー状態S3では、タイムスロットがいずれかの端末局に
対して使用されている等の理由で、他の端末局の使用を
認めない状態であることを示す情報が制御信号11に含
まれる。
【0029】停止状態S4では、回線障害が発生し、い
ずれの端末局も回線を使用できない旨の情報が制御信号
11に含まれる。継続状態S5では、現在パケットを送
信中の端末局がその後も継続してタイムスロットを使用
する旨の情報が制御信号11に含まれる。
【0030】図5及び図6に、上記共有チャネル制御シ
ーケンサ17の各状態から他の状態への遷移条件説明図
を示す。図4に示した各状態の間を結ぶ矢印は、一方の
状態から他方の状態に遷移する方向を示す。各矢印に
は、TC11〜TC55までの符号が付けられている。
例えば、TC11というのは、アイドル状態S1を維持
する状態のことである。また、TC12というのは、ア
イドル状態S1からポーリング状態S2に遷移する場合
の条件を表している。
【0031】また、ポーリング指示P1にオーバーライ
ンを付したものは、ポーリング指示が無効な場合を示
す。オーバーラインのないものは、ポーリング指示が有
効な場合を示す。パケット受信情報PRにオーバーライ
ンを付したものは、そのチャネルからパケットを受信し
たことを示す。オーバーラインのないものは、そのチャ
ネルからパケットを受信していないことを示す。パケッ
ト受信中は、パケット受信情報PRが有効になる。
【0032】回線障害通知COにオーバーラインを付し
たものは、回線障害が発生していない即ち回線障害通知
が無効であることを示す。回線障害通知COにオーバー
ラインが付していないものは、回線障害通知が発生し
た、即ち回線障害通知が有効であることを示す。なお、
パケット受信情報PRと回線障害通知COは、図1に示
したように、パケット受信部8あるいは交換局3から共
有チャネル制御シーケンサ17に出力される構成となっ
ている。
【0033】連続転送可能情報CAにオーバーラインを
付したものは、連続転送可能情報が無効即ち連続転送が
終了したことを示す。また、連続転送可能情報CAにオ
ーバーラインがないものは、連続転送中であることを示
す。
【0034】例えば、図5において、上から2番目の式
のTC12は、ポーリング指示P1が有効になり、パケ
ット受信情報PRが無効であって、回線障害通知が無効
な場合には、アイドル状態S1からポーリング状態S2
へ移行するという条件を示している。その他のTC11
〜TC55の条件式も全てこの要領で読めばよい。共有
チャネル制御シーケンサ17は、こうした状態遷移に応
じて制御信号11を出力する論理回路やデコーダ等によ
って構成される。
【0035】以上説明した共有チャネルアクセス制御部
は次のように動作する。まず、図2に示した端末局4の
いずれかが、空きタイムスロットを利用して制御局1に
対しタイムスロットの使用要求を出力する。制御局1の
CPU6は、これを受けて、図1に示したスケジュール
レジスタ15に対し既に説明した端末局のアドレスやポ
ーリング周期、連続転送スロット数等を示す情報を入力
する。これが図3に示すスケジュールレジスタ15のブ
ロック20に記憶される。
【0036】ブロック20のポーリングレジスタ/カウ
ンタ22は、CPU6に設定されたポーリング周期に基
づいて、スロットクロックCLをカウントし、カウント
値が0になったタイミングでポーリング要求PAを出力
する。調停回路16は、そのポーリング要求PAを受け
付ける。複数のブロックからポーリング要求があった場
合には、ラウンドロビン方式あるいは端末局毎に予め設
定された優先順位に従って調停を行い、いずれかのポー
リング要求PAに対しポーリング許可信号PSを出力す
る。同時に、共有チャネル制御シーケンサ17に対しポ
ーリング指示P1を出力する。
【0037】ポーリング許可信号PSを受けたスケジュ
ールレジスタ15中のいずれかのブロック20は、アド
レスレジスタ21に格納された端末局のアドレス12と
連続転送レジスタ/カウンタ23に格納された連続転送
要求CNとを出力する。共有チャネル制御シーケンサ1
7は、ポーリング指示P1と連続転送要求CNを受けつ
けると、既に説明したような状態遷移のための条件に従
って制御信号11を出力し、該当する端末局によるパケ
ット送信を要求する。図7以降を用いて順にその動作を
説明する。
【0038】図7〜図13は、いずれも様々な状態にお
けるアクセス制御シーケンスチャートを示したものであ
る。図7(a)は、制御局1からの制御信号を示す。P
OLLと表示したのはポーリング状態の制御信号が出力
されていることを示す。括弧の中は端末局の種類を示し
ている。(1)は端末局K1に対する制御信号、(2)
は端末局K2に対する制御信号、(3)は端末局K3に
対する制御信号である。また、T1,T2,T3は、こ
の順番に連続するタイムスロットを表す。横軸は時間で
ある。ここでは端末局がK1,K2,K3の3種類ある
ものとして説明を進める。(b)は端末局K1の送信信
号、(c)は端末局K2の送信信号、(d)は端末局K
3の送信信号である。
【0039】図7において、タイムスロットT1で端末
局K1に対しタイムスロットの使用許可が出たとする。
このとき、端末局K1は、データパケット31を送信す
る。次に、制御局が、タイムスロットT2で端末局K2
に対しタイムスロット使用許可を出力したとする。そし
て、このとき端末局K2のパケット送信に何らかの原因
で遅延36が発生したとする。この場合、端末局K2の
送信するデータパケット32は、タイムスロットT2で
送信を終了せず、タイムスロットT3に跨ることがあ
る。
【0040】このとき、もし制御局からタイムスロット
T3で他の端末局K3に対しタイムスロット使用許可を
行うと、端末局K3がデータパケット33を送信してデ
ータパケット37の衝突が発生してしまう。従来は、こ
のような衝突を防止するためにタイムスロットT1の部
分に記入したようなガードタイム34を十分に長くと
り、たとえデータパケットの送信に遅延が生じても、他
のタイムスロットに跨ることがないようにしていた。し
かしながら、これではスループットが低下する。そこ
で、本発明では、タイムスロットT3では、制御局から
の他の端末局に対して制御信号11を出力し、タイムス
ロット使用許可を出さないようにする。
【0041】図8では、このための具体的な制御シーケ
ンスを示す。図に示すように、タイムスロットT1では
端末局K1にタイムスロットの使用許可を与え、データ
パケット35が端末局K1から送信される。次に、タイ
ムスロットT2で端末局K2にタイムスロットの使用許
可が与えられ、端末局K2がデータパケット37を送信
したとする。このとき、既に説明した遅延36が発生す
ると、そのデータパケット37は次のタイムスロットT
3に跨って送信される。
【0042】この場合、図1に示した共有チャネル制御
シーケンサ17に入力するパケット受信情報PRが有効
になる。そして、図5に示した条件TC23を満足させ
る。これにより、共有チャネル制御シーケンサ17は、
図4に示した矢印TC23に従って、ポーリング状態S
2からビジー状態S3に遷移する。こうして制御局から
ビジー状態S3の制御信号11が出力され、タイムスロ
ットT3では他の端末局のパケット送信ができない状態
になる。従って、パケットの衝突が防止される。
【0043】次のタイムスロットT4では、端末局K3
からのポーリング要求が発生していれば、端末局K3に
パケットの送信許可が与えられる。なお、タイムスロッ
トT2のように遅延が発生が原因する以外に、端末局が
故意にパケット長の長いデータの送信を行う場合があ
る。本発明では、このような場合も同様の対応が可能で
ある。
【0044】図9には、その場合のシーケンスチャート
を示す。タイムスロットT1,T2では、端末局K1と
端末局K2に順にタイムスロット使用許可が与えられ、
データパケット39とデータパケット40が送信され
る。次に、タイムスロットT3では、端末局K1に対し
タイムスロットの使用許可が与えられ、端末局K1はデ
ータ長の長いデータパケット41を送信する。丁度図8
の場合と同様、タイムスロットT3に隣接するタイムス
ロットT4に跨って1つのパケットが送信される。この
場合も、図8の場合と全く同様の制御で、データパケッ
ト41の送信が終了するまで他の端末局の送信許可が与
えられない。
【0045】データパケット41の送信が終了すると、
次のタイムスロットT5では端末局K3に使用許可が与
えられ、データパケット42が送信される。なお、これ
までの例では、いずれのタイムスロットも常にいずれか
の端末局によるパケット送信が行われていた。しかしな
がら、いずれの端末局もパケット送信をしない空きタイ
ムスロットが発生することがある。その場合、その空き
タイムスロットを利用して各端末局が制御局に対しタイ
ムスロットの使用要求を送信できる。このタイムスロッ
トの使用要求は、制御局の出力する制御信号11がアイ
ドル状態S1を示している場合にのみ送信できる。
【0046】なお、例えば図2に示した交換局3が他の
ネットワーク2と制御局1との間の通信障害を検出した
場合、輻輳を検出した場合、あるいは制御局1のパケッ
ト受信部8が共有チャネル5の障害を検出した場合に
は、端末局4がパケットを送信しても無駄になる。そこ
で、このような障害を各端末局に通知して、パケット送
信を禁止する制御が行われる。
【0047】図10において、タイムスロットT1で制
御局の制御信号11がアイドル状態になっているとす
る。このとき、図1に示したパケット受信部8あるいは
交換局3から共有チャネル制御シーケンサ17に回線障
害通知COが入力する。これに従って、共有チャネル制
御シーケンサ17は、図4に示すアイドル状態S1から
停止状態S4に状態遷移する。これは、図5に示す上か
ら3番目の条件TC14の状態遷移を実行したものであ
る。これによって、図10のタイムスロットT2で、制
御信号11が停止状態となり、各端末局はこの制御信号
を受け入れて、パケットの送信を見送る。
【0048】その後、障害が回復した場合には、図4に
示す停止状態S4からアイドル状態S1に共有チャネル
制御シーケンサ17の状態が移行する。更に、次のポー
リング要求が発生した場合には、図4のアイドル状態S
1からポーリング状態S2に状態が移行する。これによ
って、図10のタイムスロットT3に示すように、例え
ば端末局K1に対しタイムスロットの使用許可が与えら
れ、端末局K1はデータパケット43を送信する。
【0049】なお、このタイムスロットT3において、
再び障害発生を検出すると、共有チャネル制御シーケン
サ17に、図4に示すポーリング状態S2から停止状態
S4への状態遷移が発生する。これによって、端末局K
1は次のタイムスロットT4におけるデータパケットの
送信を停止する。こうして、データパケットの送信を中
断した後、再びポーリング状態に戻ると、端末局K1は
データパケットの送信を再開する。
【0050】図11には、データパケットの連続送信を
行う場合のシーケンスチャートを示す。図3に示す連続
転送レジスタ/カウンタ23に、例えば連続転送数
“4”という数値がセットされたとする。この場合に、
図11に示すタイムスロットT1で、端末局K1に対し
タイムスロットの使用許可が出されると、端末局K1
は、データパケット44を送信する。そして、次のタイ
ムスロットT2,T3,T4で連続的にデータパケット
45,46,47を送信する。
【0051】こうして4個のデータパケットを送信する
と、図1に示した調停回路16に入力する連続転送要求
CNが“4”から順に“0”まで値を変化させる。そし
て、調停回路16は、連続転送要求CNが“0”になっ
た場合、共有チャネル制御シーケンサ17に対し連続転
送可能情報CAを無効にして、その旨を通知する。
【0052】これによって、共有チャネル制御シーケン
サ17は、図11のタイムスロットT5に示したように
アイドル状態に移行する。即ち、図11のタイムスロッ
トT1で、ポーリング状態S2となり、その後、連続転
送可能情報CAが有効なため、継続状態S5となり、タ
イムスロットT5で連続転送可能情報CAが無効になる
ため、アイドル状態S1に戻る。なお、この図11は、
こうした連続転送中、他の端末局によるポーリング要求
が発生しない例を示している。
【0053】一方、図12は、連続転送中に他の端末局
によるポーリング要求が発生した場合を説明する。既に
説明したように、図1に示す調停回路16には、スケジ
ュールレジスタ15から任意のタイミングでポーリング
要求PAが入力する。従って、ある端末局に対するポー
リング要求を処理している途中で、他の端末局に対する
ポーリング要求が調停回路16に入力することがある。
この場合に、優先度を考慮すると、後から入力したポー
リング要求を優先的に受け付ける必要が出てくることが
ある。
【0054】このとき、調停回路16は、スケジュール
レジスタ15から出力される連続転送要求CNの内容に
関わらず連続転送可能情報CAを一旦無効にする。これ
によって、パケットの連続転送を中断し、他の端末局に
対するタイムスロットの使用を許可する。
【0055】図12のタイムスロットT1,T2,T3
は、端末局K1に対しタイムスロットの使用を許可し
て、データパケット48,49,50を連続的に送信し
ている状態を示す。タイムスロットT2で、他の端末局
K2のポーリング要求が発生し、調停回路16が連続転
送可能情報CAを無効にした場合には、共有チャネル制
御シーケンサ17は、図4に示す継続状態S5から図4
に示すポーリング状態S2に状態を移行する。
【0056】ここで、タイムスロットT4で、端末局K
3のポーリング要求が発生した場合には、端末局K3と
端末局K2の優先度を比較する。端末局K3が優先度が
高いため、端末局K3に対しタイムスロットの使用許可
を与え、タイムスロットT4では端末局K3がデータパ
ケット51を送信する。続いて、タイムスロットT5
で、端末局K2にタイムスロットの使用許可を与え、端
末局K2はデータパケット52を送信する。
【0057】以上のように、連続転送要求があった場合
でも、共有チャネル制御シーケンサ17の状態遷移によ
って必要に応じてパケット送信を中断し、他の端末局に
対しタイムスロットの使用許可を与えることができる。
【0058】また、図13は、連続転送要求があった場
合であっても、端末局が送信すべきパケットが終了した
場合には、これを中断する例を示す。図13のタイムス
ロットT1,T2では、端末局K1にタイムスロットの
使用許可が与えられ、データパケット53,54,55
が順に送信されたとする。
【0059】ここで、データパケット55のヘッダ部分
には、次のデータがない旨の情報が含まれていたとす
る。この場合、パケット受信部8がこのパケットを解析
し、データ無し通知を共有チャネル制御シーケンサ17
に出力する。これによって、共有チャネル制御シーケン
サ17の状態が継続状態S5からポーリング状態S2に
遷移する。そして、その後は、ポーリング要求のあった
端末局K2に対しタイムスロットの使用許可を与え、デ
ータパケット56,57の送信を可能にする。
【0060】以上のように、共有チャネル制御シーケン
サ17の状態遷移によって様々な状態におけるタイムス
ロットの監視と使用許可制御が可能になる。なお、上記
のようなスケジュールレジスタ15、調停回路16、共
有チャネル制御シーケンサ17は、それぞれ上記の動作
を実現するための等価な回路に自由に置き換えて差し支
えない。また、これらはハードウェアあるいはソフトウ
ェアによって自由に構築することが可能である。状態遷
移の種類や条件も、システムの構成や機能に応じて自由
に変更してかまわない。
【0061】
【発明の効果】以上の構成の本発明による媒体アクセス
制御方法によれば、スロットの境界を跨るデータ転送が
発生した場合においても、端末局がそのパケット転送を
終了するまで、制御局は他の端末局に対する送信許可を
出さないので、パケットの衝突を回避することができ
る。従って、ガードタイムを小さくことが可能になり、
伝送効率を向上させることができる。
【0062】また、スロットの境界を跨るデータ通信を
積極的に利用して、任意の長さのデータパケットを送信
することが可能になる。このため、VBRに対応したパ
ケット通信も可能となる。更に、制御局がタイムスロッ
トの状態や交換局の状態あるいは各種の状態を監視し、
これらの状態に応じた制御をするため、例えば回線障害
が発生した場合に、端末局が無駄なパケット送信をする
のを阻止し、通信資源を有効に利用することができる。
【0063】更に、パケットの割り当てを動的に行うた
め、同一の端末局によるパケットの連続転送が可能にな
り、端末局の優先度や送信すべきパケット量等に応じて
タイムスロットの利用を最適化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】共有チャネルアクセス制御部のブロック図であ
る。
【図2】媒体アクセス制御装置のブロック図である。
【図3】スケジュールレジスタの具体的なブロック図で
ある。
【図4】共有チャネル制御シーケンサの状態遷移説明図
である。
【図5】各状態への遷移条件説明図(その1)である。
【図6】各状態への遷移条件説明図(その2)である。
【図7】アクセス制御シーケンスチャート(その1)で
ある。
【図8】アクセス制御シーケンスチャート(その2)で
ある。
【図9】アクセス制御シーケンスチャート(その3)で
ある。
【図10】アクセス制御シーケンスチャート(その4)
である。
【図11】アクセス制御シーケンスチャート(その5)
である。
【図12】アクセス制御シーケンスチャート(その6)
である。
【図13】アクセス制御シーケンスチャート(その7)
である。
【符号の説明】
3 交換局 6 CPU 7 共有チャネルアクセス制御部 8 パケット受信部 11 制御信号 12 アドレス 15 スケジュールレジスタ(スケジュール手段) 16 調停回路(調停手段) 17 共有チャネル制御シーケンサ(共有チャネル制御
手段)
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月11日(2000.1.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉制御局と複数の端末局とが、相互に伝送媒体
を介して接続され、この伝送媒体に設定する共有チャネ
ルを用いてパケット通信を行う場合において、前記制御
局が前記共有チャネルを時間軸上で分割した各タイムス
ロット毎に、前記各端末局にパケットを送信させるため
の、スケジュールを競合調整するとともに、前記制御局
が、前記スケジュールに従って所定の端末局にタイムス
ロットの使用を許可し、タイムスロットの監視を行い、
パケットが後方のタイムスロットに跨ると、他の端末局
に該後方のタイムスロットの使用を禁止させることを特
徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】〈構成2〉制御局と複数の端末局とが、相
互に伝送媒体を介して接続され、この伝送媒体に設定す
る共有チャネルを用いてパケット通信を行う媒体アクセ
ス制御装置において、前記制御局は、前記伝送媒体上の
共有チャネルを時間軸上で分割した各タイムスロット毎
に前記各端末局にパケットを送信させるための、スケジ
ュールを保持するスケジュール手段と、このスケジュー
ル手段のスケジュールに基づいて前記複数の端末局の競
合調整をする調停手段と、前記スケジュールに従って所
定の端末局にいずれかのタイムスロットの使用を許可す
る制御信号を出力するとともに、該タイムスロットの監
視を行い、パケットが後方のタイムスロットに跨ると、
該後方のタイムスロットが使用中である旨の制御信号を
他の端末局に出力して該後方のタイムスロットの使用を
禁止する共有チャネル制御手段とを備えることを特徴と
するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】〈構成3〉構成2に記載の媒体アクセス制
御装置において、前記共有チャネル制御手段は、回線障
害通知を受けると、全ての端末局に対して、タイムスロ
ットの使用を禁止する制御信号を出力することを特徴と
するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】〈構成4〉構成2に記載の媒体アクセス制
御装置において、前記スケジュール手段は、1つの端末
局に対して連続して所定数のタイムスロットの使用を許
可するための、連続転送要求を前記調停手段に出力し、
前記共有チャネル制御手段は、当該使用を許可した端末
局から有効なパケットが送信される限り、前記所定数に
達するまでタイムスロットの使用を許可する制御信号を
出力することを特徴とするものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】〈構成5〉構成4に記載の媒体アクセス制
御装置において、前記調停手段は、優先度の高い端末局
のタイムスロット使用要求があったとき、そのタイムス
ロットを使用中の端末局の連続するタイムスロットの使
用許可を中止することを特徴とするものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】
【発明の効果】以上の構成の本発明による媒体アクセス
制御方法によれば、タイムスロット間で跨るパケット転
送が発生した場合、端末局がそのパケット転送を終了す
るまで、制御局は他の端末局に対する送信許可を出さな
いので、パケットの衝突を回避することができる。従っ
て、ガードタイムを小さくことが可能になり、伝送効率
を向上させることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】また、タイムスロット間で跨るデータ通信
を積極的に利用して、任意の長さのデータパケットを送
信することが可能になる。このため、VBRに対応した
パケット通信も可能となる。更に、制御局がタイムスロ
ットの状態や交換局の状態あるいは各種の状態を監視
し、これらの状態に応じた制御をするため、例えば回線
障害が発生した場合に、端末局が無駄なパケット送信を
するのを阻止し、通信資源を有効に利用することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前野 隆宏 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 清水 聡 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 徳田 清仁 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 ウー 剛 東京都小金井市貫井北町4−2−1 郵政 省 通信総合研究所内 (72)発明者 井上 真杉 東京都小金井市貫井北町4−2−1 郵政 省 通信総合研究所内 (72)発明者 長谷 良裕 東京都小金井市貫井北町4−2−1 郵政 省 通信総合研究所内 Fターム(参考) 5K028 AA11 BB04 LL02 LL11 LL45 RR01 5K033 AA01 AA07 CA12 CB01 CB06 CB17 CC01 DA01 DA17 DB16 DB20 EA07 5K067 AA13 AA25 BB21 CC08 DD11 EE02 EE10 EE22 EE72 GG02 JJ16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御局と複数の端末局とが、相互に伝送
    媒体を介して接続され、この伝送媒体を共有してパケッ
    ト通信を行う場合において、 前記伝送媒体上の共有チャネルを時間軸上で分割した各
    タイムスロットを、前記各端末局が使用するための、ス
    ケジュールの競合調整をするとともに、 前記スケジュールに従って該当する端末局にいずれかの
    タイムスロットの使用を許可し、そのタイムスロットの
    監視を行い、そのタイムスロットを使用したパケットが
    隣接するタイムスロットを跨ぐ場合、別の端末局による
    当該隣接するタイムスロットの使用を禁止することを特
    徴とする媒体アクセス制御方法。
  2. 【請求項2】 制御局と複数の端末局とが、相互に伝送
    媒体を介して接続され、この伝送媒体を共有してパケッ
    ト通信を行うものにおいて、 前記制御局は、 前記伝送媒体上の共有チャネルを時間軸上で分割した各
    タイムスロットを、前記各端末局が使用するための、1
    または2以上のスケジュールを保持するスケジュール手
    段と、 このスケジュール手段に2以上のスケジュールが保持さ
    れているとき、これらのスケジュールの競合調整をする
    調停手段と、 前記スケジュールに従って該当する端末局にいずれかの
    タイムスロットの使用を許可する制御信号を出力すると
    ともに、そのタイムスロットの監視を行い、そのタイム
    スロットを使用したパケットが隣接するタイムスロット
    を跨ぐ場合、当該隣接するタイムスロットが使用中であ
    る旨の制御信号を出力して、別の端末局による当該隣接
    するタイムスロットの使用を禁止する共有チャネル制御
    手段を備えたことを特徴とする媒体アクセス制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の媒体アクセス制御装置
    において、 制御局の共有チャネル制御手段は、 回線障害通知を受けた場合に、全ての端末局に対して、
    前記タイムスロットの使用を禁止する制御信号を出力す
    ることを特徴とする媒体アクセス制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の媒体アクセス制御装置
    において、 スケジュール手段は、1つの端末局に対して連続して所
    定数のタイムスロットの使用を許可するための、連続転
    送要求を調停手段に出力し、 共有チャネル制御手段は、 当該使用を許可した端末局から有効なパケットが送信さ
    れる限り、前記所定数に達するまでタイムスロットの使
    用を許可する制御信号を出力することを特徴とする媒体
    アクセス制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の媒体アクセス制御装置
    において、 調停手段は、優先度の高い端末局のタイムスロット使用
    要求があったとき、 そのタイムスロットを使用中の端末局の連続するタイム
    スロットの使用許可を中止することを特徴とする媒体ア
    クセス制御装置。
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