JP2000151549A - Ofdm送受信装置及びofdm送受信方法 - Google Patents
Ofdm送受信装置及びofdm送受信方法Info
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Abstract
下させず、かつ、ピーク電圧を抑圧することができる。 【解決手段】 受信電力差が所定値より大きく、ピーク
電力を抑圧するための信号を挿入する必要がある場合、
制御信号A1に基づいて接続スイッチ301を接続す
る。制御信号A2により、送信信号が最適なアンテナブ
ランチから送信されるように切替スイッチ106を制御
し、切替スイッチ302の接続先が切替スイッチ106
と異なるように切替スイッチ302を制御し、開いてい
るアンテナブランチからピーク電力を抑圧するための信
号を送信する。
Description
シチを採用し、OFDM方式を用いたディジタル無線通
信システムの通信機器に使用するOFDM送受信装置及
びOFDM送受信方法に関する。
いて、基地局装置に複数のアンテナブランチ(以下、単
に「ブランチ」という)を備えて複数のパスを確保する
スペースダイバーシチが採用されている。スペースダイ
バーシチの1つとして、伝搬状態に応じて最適なブラン
チを選択する選択ダイバーシチがある。
て、マルチキャリアディジタル変調方式の一種で、ノイ
ズやマルチパス妨害に強いOFDM(Orthogonal Frequ
encyDivision Multiplexing:直交周波数分割多重)方式
の採用が検討されている。
OFDM送受信装置の信号処理について、図面を用いて
説明する。図13は、従来のOFDM送受信装置の構成
を示すブロック図である。なお、図13におけるサブキ
ャリア数を4、送信及び受信のブランチ数を2とする。
に基づいて、最適なブランチから信号が送信されるよう
に切替スイッチ16〜19が設定され、最適な受信信号
を用いて検波処理できるように切替スイッチ55〜58
が設定される。
は、S/P変換回路11にてサブキャリアの数、すなわ
ち、サブキャリアA〜Dの4つに並列変換される。
ぞれマッピング回路12〜15にてマッピングされ、切
替スイッチ16〜19を通過してIFFT変換回路20
又はIFFT変換回路21に出力される。
それぞれ逆高速フーリエ変換され、D/A変換回路22
にてアナログ信号に変換され、増幅された後にブランチ
1から出力される。同様に、IFFT変換回路21に入
力した各信号はそれぞれ逆高速フーリエ変換され、D/
A変換回路23にてアナログ信号に変換され、増幅され
た後にブランチ2から無線送信される。
信号は、A/D変換回路51にてディジタル信号に変換
され、FFT変換回路53にて高速フーリエ変換され
る。同様に、ブランチ2に受信された信号は、A/D変
換回路52にてディジタル信号に変換され、FFT変換
回路54にて高速フーリエ変換される。
4から出力された各サブキャリアA〜Dの受信信号は、
切替スイッチ55〜58を通過して、それぞれ検波器5
9〜62にて検波処理され、判定回路63〜66にて2
値化判定により復調され、P/S変換回路67にて、1
つの系列の信号に変換される。
毎に、FFT変換回路53及びFFT変換回路54から
出力された受信信号の包絡線における電力が比較され、
比較結果を載せた制御信号が生成される。そして、制御
信号に基づいて、大きいほうのブランチから信号が送信
されるように切替スイッチ16〜19が制御され、大き
いほうのブランチから受信された信号が検波されるよう
に切替スイッチ55〜58が制御される。
は、受信信号の受信電力に基づいて、サブキャリア毎に
最適な送信ブランチを選択し、選択したブランチから信
号を送信することにより、品質の向上を図っている。
OFDM送受信装置は、各サブキャリアの重なりによっ
て、送信時にピーク電圧が高くなり、大型の増幅器が必
要となってしまい、装置の大型化を招いてしまうという
問題を有する。
上限値を設定し、単純に上限値を越える部分をカットす
ることによってピーク電圧を抑圧する方法は、誤り率特
性が劣化してしまうという欠点を有する。また、ピーク
抑圧用信号を専用のサブキャリアにて送信する方法は、
伝送効率が低下してしまうという欠点を有する。
あり、誤り率特性を劣化させず、伝送効率を低下させ
ず、かつ、ピーク電圧を抑圧することができるOFDM
送受信装置及びOFDM送受信方法を提供することを目
的とする。
力差が所定の閾値を越えるサブキャリアに対して、開い
ているブランチからピーク電圧を抑圧する信号を送信す
ることである。
M送受信装置は、サブキャリア毎に複数のアンテナ素子
の中から最適な送信アンテナ素子を選択して信号を送信
する選択手段と、この選択手段にて選択されなかったア
ンテナ素子からピーク電圧抑圧用の信号を送信する抑圧
信号挿入手段とを具備する構成を採る。
イバーシチによって信号を送信する最適なアンテナを選
択し、選択されなかったアンテナからピーク抑圧信号を
送信することができるので、誤り率特性を劣化させず、
伝送効率を低下させず、かつ、ピーク電圧を抑圧するこ
とができる。
DM送受信装置において、選択手段は、受信信号の最終
シンボルの電力が高いアンテナ素子を最適なアンテナ素
子としてサブキャリア毎に選択する構成を採る。
の電力を用いて、ピーク抑圧信号を挿入するサブキャリ
アを選択することができるので、回線変動による誤差を
低減でき、さらに誤り率の劣化を低減できる。
DM送受信装置において、サブキャリア毎に1スロット
間の受信信号の電力を平均化する受信電力平均化手段を
具備し、選択手段は、受信信号の電力の平均値が高いア
ンテナ素子を最適なアンテナ素子として選択する構成を
採る。
を用いて、ピーク抑圧信号を挿入するサブキャリアを選
択することができるので、雑音の影響による精度の劣化
を低減でき、さらに誤り率の劣化を低減できる。
ずれかの態様のOFDM送受信装置において、サブキャ
リア毎にピーク電圧抑圧用の信号を挿入する必要がある
か否かを判定する判定手段を具備し、抑圧信号挿入手段
は、ピーク電圧抑圧用の信号を挿入する必要がある場合
にのみピーク電圧抑圧用の信号を挿入する構成を採る。
DM送受信装置において、判定手段は、アンテナ素子間
の受信電力差が予め設定された閾値より大きい場合にピ
ーク電圧抑圧用の信号を挿入する必要があると判定する
構成を採る。
より大きい場合にのみピーク抑圧信号を出力することが
できるので、消費電力を低減することができる。
DM送受信装置において、判定手段は、回線品質に基づ
いて、予め設定された複数の閾値の中から判定に用いる
閾値を選択する構成を採る。
ーク抑圧信号を挿入するか否かを判定する場合に用いる
閾値を切替えることができるので、さらにピーク電力を
抑圧できる。
ずれかの態様のOFDM送受信装置において、抑圧信号
挿入手段は、ピーク電圧抑圧用の信号の電力を高める増
幅手段を具備する構成を採る。
高くすることができるので、ピーク電力低減効果を高め
ることができる。
DM送受信装置において、増幅手段は、ビットシフト回
路によりピーク電圧抑圧用の信号の電力を高める構成を
採る。
ーク抑圧信号の電力を高くすることができるので、ピー
ク電力低減効果を維持したままで、装置全体の回路規模
を削減することができる。
様のOFDM送受信装置において、抑圧信号挿入手段
は、回線品質に基づいて、ピーク電圧抑圧用の信号の電
力を高めるか否かを判定する構成を採る。
ーク抑圧信号の電力を切替えることができるので、消費
電力を低減して、所要の誤り率特性を得ることができ
る。
態様のOFDM送受信装置において、サブキャリア毎に
1スロット間の回線品質を平均化する回線品質平均化手
段を具備し、抑圧信号挿入手段は、回線品質の平均値に
基づいて、ピーク電圧抑圧用の信号の電力を高めるか否
かを判定する構成を採る。
た値に基づいて、ピーク抑圧信号の電力を切替えること
ができるので、雑音の影響による精度の劣化を低減で
き、さらに最適なピーク抑圧信号の電力を選択すること
ができる。
は、第1から第10のいずれかの態様のOFDM送受信
装置を搭載し、マルチキャリア通信を行う構成を採る。
本発明の第12の態様に係る通信端末装置は、第11の
態様の基地局装置と無線通信を行う構成を採る。
せず、伝送効率を低下させず、かつ、ピーク電圧を抑圧
する無線通信を行うことができる。
信方法は、サブキャリア毎に複数のアンテナ素子の中か
ら最適な送信アンテナ素子を選択して送信し、選択され
なかったアンテナ素子からピーク電圧抑圧用の信号を送
信する方法を採る。
イバーシチによって信号を送信する最適なアンテナを選
択し、選択されなかったアンテナからピーク抑圧信号を
送信することができるので、誤り率特性を劣化させず、
伝送効率を低下させず、かつ、ピーク電圧を抑圧するこ
とができる。
OFDM送受信方法において、受信信号の最終シンボル
の電力が高いアンテナ素子を最適なアンテナ素子として
サブキャリア毎に選択する方法を採る。
の電力を用いて、ピーク抑圧信号を挿入するサブキャリ
アを選択することができるので、回線変動による誤差を
低減でき、さらに誤り率の劣化を低減できる。
OFDM送受信方法において、サブキャリア毎に受信信
号の1スロット間の電力を平均化し、受信信号の電力の
平均値が高いアンテナ素子を最適なアンテナ素子として
サブキャリア毎に選択する方法を採る。
を用いて、ピーク抑圧信号を挿入するサブキャリアを選
択することができるので、雑音の影響による精度の劣化
を低減でき、さらに誤り率の劣化を低減できる。
5のいずれかの態様のOFDM送受信方法において、サ
ブキャリア毎にピーク電圧抑圧用の信号を挿入する必要
があるか否かを判定し、ピーク電圧抑圧用の信号を挿入
する必要がある場合にのみピーク電圧抑圧用の信号を挿
入する方法を採る。
OFDM送受信方法において、アンテナ素子間の受信電
力差が予め設定された閾値より大きい場合にピーク電圧
抑圧用の信号を挿入する必要があると判定する方法を採
る。
より大きい場合にのみピーク抑圧信号を出力することが
できるので、消費電力を低減することができる。
OFDM送受信方法において、回線品質に基づいて、予
め設定された複数の閾値の中から判定に用いる閾値を選
択する方法を採る。
ーク抑圧信号を挿入するか否かを判定する場合に用いる
閾値を切替えることができるので、さらにピーク電力を
抑圧できる。
8のいずれかの態様のOFDM送受信方法において、ピ
ーク電圧抑圧用の信号の電力を高める方法を採る。
高くすることができるので、ピーク電力低減効果を高め
ることができる。
OFDM送受信方法において、ビットシフト回路により
ピーク電圧抑圧用の信号の電力を高める方法を採る。
ーク抑圧信号の電力を高くすることができるので、ピー
ク電力低減効果を維持したままで、装置全体の回路規模
を削減することができる。
0の態様のOFDM送受信方法において、回線品質に基
づいて、ピーク電圧抑圧用の信号の電力を高めるか否か
を判定する方法を採る。
ーク抑圧信号の電力を切替えることができるので、消費
電力を低減して、所要の誤り率特性を得ることができ
る。
0の態様のOFDM送受信方法において、サブキャリア
毎に1スロット間の回線品質を平均化し、回線品質の平
均値に基づいて、ピーク電圧抑圧用の信号の電力を高め
るか否かを判定する方法を採る。
た値に基づいて、ピーク抑圧信号の電力を切替えること
ができるので、雑音の影響による精度の劣化を低減で
き、さらに最適なピーク抑圧信号の電力を選択すること
ができる。
図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明にお
いて、サブキャリア数を4、送信及び受信のブランチ数
を2とする。
形態1におけるOFDM送受信装置の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、S/P(Serial-Paralle
l)変換回路101は、一次変調された1つの系列の送
信信号を複数系列の信号に変換する。なお、本実施の形
態では、1つの系列の信号を4系列の信号に変換する。
れS/P変換されたサブキャリアA〜Dの信号をマッピ
ングする。
に基づいて、それぞれマッピングされたサブキャリアA
〜Dの信号の送信ブランチを切替える。
づいて、ピーク電圧を抑圧するための信号(以下、「ピ
ーク抑圧信号」という)を送信信号に挿入する。
及びピーク抑圧信号に対し逆高速フーリエ変換(Invers
e Fast Fourier Transform)を行う。同様に、IFFT
回路112は、入力した送信信号及びピーク抑圧信号に
対し逆高速フーリエ変換を行う。
11の出力信号に対しD/A(ディジタル/アナログ)
変換することによりブランチ1の送信信号Tx1を出力
する。同様に、D/A変換回路114は、IFFT回路
112の出力信号に対しD/A(ディジタル/アナロ
グ)変換することによりブランチ2の送信信号Tx2を
出力する。
信信号Rx1に対しA/D(アナログ/ディジタル)変
換を行う。同様に、A/D変換回路152は、ブランチ
2の受信信号Rx2に対しA/D変換を行う。
換されたブランチ1の信号Rx1対し高速フーリエ変換
(Fast Fourier Transform)を行う。同様に、FFT回
路154は、ディジタル信号に変換されたブランチ2の
信号Rx2に対し高速フーリエ変換を行う。
に基づいて、各サブキャリア毎にFFT回路153又は
FFT回路154の出力信号のいずれかを出力する。
イッチ155〜158を通過したサブキャリアA〜Dの
信号に対し検波処理を行う。
れたサブキャリアA〜Dの信号に対し判定を行って復調
する。
7は、復調された複数系列の信号を1つの系列の信号に
変換する。なお、本実施の形態では、4系列の信号を1
つの系列の信号に変換する。
FFT回路154の出力信号に基づいて、各サブキャリ
アの送信ブランチを選択し、選択結果に基づく制御信号
を出力し、切替スイッチ106〜109及び抑圧信号挿
入回路110の内部スイッチを制御する。
て、図2のブロック図を用いて説明する。なお、図2で
は、サブキャリアAについて、特化して説明する。
FFT回路153より出力されたサブキャリアA、ブラ
ンチ1の受信信号の包絡線を生成する。同様に、包絡線
生成回路202は、FFT回路154より出力されたサ
ブキャリアA、ブランチ2の受信信号の包絡線を生成す
る。
路201の出力信号から包絡線生成回路202の出力信
号を減算し、減算結果を出力する。
203の出力信号の絶対値を検出し、検出結果を出力す
る。ディジタル減算器205は、絶対値検出器204の
出力信号から予め設定された閾値を減算し、減算結果を
出力する。
の出力信号の符号が正の場合、ピーク抑圧信号を挿入す
る必要があると判定し、それ以外の場合、ピーク抑圧信
号を挿入する必要がないと判定する。そして、判定結果
を載せた制御信号A1を出力し、抑圧信号挿入回路11
0を制御する。なお、ディジタル減算器205を用い
ず、閾値を判定器206に入力し、判定器206にて絶
対値検出器204の出力信号と閾値との大小を判定して
もよい。
の減算結果の符号が正の場合、サブキャリアAの送信信
号の最適なブランチはブランチ1であると判定し、それ
以外の場合、サブキャリアAの送信信号の最適なブラン
チはブランチ2であると判定する。そして、判定結果を
載せた制御信号A2を出力し、切替スイッチ106、抑
圧信号挿入回路110及び切替スイッチ156を制御す
る。
成について、図3のブロック図を用いて説明する。図3
において、接続スイッチ301は、制御信号A1に基づ
いて接続又は切断し、ブランチ1とブランチ2との受信
電力差が所定値より大きい場合にサブキャリアA用のピ
ーク抑圧信号(以下、「ピーク抑圧信号A」という)を
出力する。受信電力差が所定値より大きい場合にのみピ
ーク抑圧信号を出力することにより、消費電力を低減す
ることができる。
づいて、接続スイッチ301から出力されたピーク抑圧
信号Aを加算器303又は加算器304のいずれかに、
切替スイッチ106の出力先と異ならせて出力する。す
なわち、マッピング回路102の出力信号が切替スイッ
チ106を通過して加算器303に出力された場合、接
続スイッチ301の出力信号は切替スイッチ302を通
過して加算器304に出力され、マッピング回路102
の出力信号が切替スイッチ106を通過して加算器30
4に出力された場合、接続スイッチ301の出力信号は
切替スイッチ302を通過して加算器303に出力され
る。
力信号と切替スイッチ302の出力信号を加算し、加算
した信号をIFFT回路111に出力する。同様に、加
算器304は、切替スイッチ106の出力信号と切替ス
イッチ302の出力信号を加算し、加算した信号をIF
FT回路112に出力する。
アAに特化して制御回路168及び抑圧信号挿入回路1
10における処理を説明したが、他のサブキャリアにつ
いても同様の処理が行われる。
信装置の信号処理について、図1を用いて説明する。
に基づいて、最適なブランチから信号が送信されるよう
に切替スイッチ106〜109が設定され、最適な受信
信号を用いて検波処理できるように切替スイッチ156
〜159が設定される。
信信号は、S/P変換回路101にてサブキャリアの
数、すなわち、サブキャリアA〜Dの4つに並列変換さ
れる。
ぞれマッピング回路102〜105にてマッピングさ
れ、切替スイッチ106〜109及び抑圧信号挿入回路
110を通過してIFFT変換回路111又は変換回路
112に出力される。
信電力の差が大きい場合、制御回路168の制御によ
り、抑圧信号挿入回路110からピーク抑圧信号が、I
FFT変換回路111又は変換回路112の送信信号が
入力する方と異なる方に出力される。
はそれぞれ逆高速フーリエ変換され、D/A変換回路1
13にてアナログ信号に変換され、増幅された後にブラ
ンチ1から出力される。同様に、変換回路112に入力
した各信号はそれぞれ逆高速フーリエ変換され、D/A
変換回路114にてアナログ信号に変換され、増幅され
た後にブランチ2から無線送信される。
信号は、A/D変換回路151にてディジタル信号に変
換され、FFT変換回路153にて高速フーリエ変換さ
れる。同様に、ブランチ2に受信された信号は、A/D
変換回路152にてディジタル信号に変換され、FFT
変換回路154にて高速フーリエ変換される。
154から出力された各サブキャリアA〜Dの受信信号
は、切替スイッチ155〜158を通過して、それぞれ
検波器159〜162にて検波処理され、判定器163
〜166にて2値化判定により復調され、P/S変換回
路167にて、1つの系列の信号に変換される。
路153及びFFT変換回路154から出力された各サ
ブキャリアA〜Dの受信信号の受信電力に基づいて制御
信号が生成され、生成された制御信号が、切替スイッチ
106〜109、切替スイッチ155〜158及び抑圧
信号挿入回路110の内部スイッチを制御する。
受信装置から送信される信号のスペクトラムの一例を示
す図である。図4(a)は、ブランチ1の送信信号のス
ペクトラムを示し、図4(b)は、ブランチ2の送信信
号のスペクトラムを示している。
アA及びサブキャリアBの信号を送信し、ブランチ2か
らサブキャリアC及びサブキャリアDの信号を送信して
いる。また、ブランチ2からサブキャリアBのピーク抑
圧信号を送信し、ブランチ1からサブキャリアCのピー
ク抑圧信号を送信している。
受信装置と通信を行う相手局の受信信号のスペクトラム
を示す図である。図5に示すように、受信時のピーク抑
圧信号は、マルチパスにより、希望信号に対して十分小
さくなるため、誤り率はほとんど低下しない。
ーシチによって信号を送信する最適なアンテナを選択
し、選択されなかったアンテナからピーク抑圧信号を送
信することにより、誤り率特性を劣化させず、伝送効率
を低下させず、かつ、ピーク電圧を抑圧することができ
る。
形態2におけるOFDM送受信装置の制御回路168周
りの構成を示すブロック図である。なお、図6に示すO
FDM送受信装置において、図2に示すOFDM送受信
装置と共通する部分については、図2と同一符号を付し
て説明を省略する。
OFDM送受信装置と比較して、制御回路168内に接
続スイッチ401、402を追加した構成を採る。FF
T変換回路153及びFFT変換回路154から出力さ
れた各サブキャリアA〜Dの受信信号は、切替スイッチ
155〜158及び接続スイッチ401、402に出力
される。
グ信号に基づいて、FFT変換回路153及びFFT変
換回路154から出力された各サブキャリアA〜Dの信
号の最終シンボルのみ包絡線生成器201、202に出
力する。包絡線生成器201、202は、受信信号の最
終シンボルの電力を用いて包絡線を生成する。
力を用いて、ピーク抑圧信号を挿入するサブキャリアを
選択することにより、回線変動による誤差を低減でき、
実施の形態1よりさらに誤り率の劣化を低減することが
できる。
形態3におけるOFDM送受信装置の制御回路168周
りの構成を示すブロック図である。なお、図7に示すO
FDM送受信装置において、図2に示すOFDM送受信
装置と共通する部分については、図2と同一符号を付し
て説明を省略する。
OFDM送受信装置と比較して、制御回路168内に平
均化回路411、412を追加した構成を採る。FFT
変換回路153及びFFT変換回路154から出力され
た各サブキャリアA〜Dの受信信号は、切替スイッチ1
55〜158及び平均化回路411、412に出力され
る。
回路153及びFFT変換回路154から出力された各
サブキャリアA〜Dの信号の受信電力を平均化し、平均
値を包絡線生成器201、202に出力する。包絡線生
成器201、202は、受信信号の電力の平均値を用い
て包絡線を生成する。
いて、ピーク抑圧信号を挿入するサブキャリアを選択す
ることにより、雑音の影響による精度の劣化を低減で
き、実施の形態1及び実施の形態2よりさらに誤り率の
劣化を低減することができる。
形態4におけるOFDM送受信装置の制御回路168周
りの構成を示すブロック図である。なお、図8に示すO
FDM送受信装置において、図2に示すOFDM送受信
装置と共通する部分については、図2と同一符号を付し
て説明を省略する。
OFDM送受信装置と比較して、制御回路168内に回
線品質が良い場合に用いる閾値1及び回線品質が悪い場
合に用いる閾値2とを設定し、切替スイッチ421を追
加した構成を採る。
づいて、回線品質が良い場合には閾値1をディジタル減
算器205に出力し、回線品質が悪い場合には閾値2を
ディジタル減算器205に出力する。
204の出力信号から閾値1又は閾値2を減算し、減算
結果を出力する。
抑圧信号を挿入するか否かを判定する場合に用いる閾値
を切替えることにより、実施の形態1よりさらにピーク
電力を抑圧することができる。
実施の形態3と組み合わせることができる。
形態5におけるOFDM送受信装置の抑圧信号挿入回路
110周りの構成を示すブロック図である。なお、図9
に示すOFDM送受信装置において、図3に示すOFD
M送受信装置と共通する部分については、図3と同一符
号を付して説明を省略する。
OFDM送受信装置と比較して、抑圧信号挿入回路11
0内に利得回路431を追加した構成を採り、ピーク抑
圧信号の電力を高くすることを可能にする。
することにより、ピーク電力低減効果を高めることがで
きる。
実施の形態4のいずれかと組み合わせることができる。
の形態6におけるOFDM送受信装置の抑圧信号挿入回
路110周りの構成を示すブロック図である。なお、図
10に示すOFDM送受信装置において、図9に示すO
FDM送受信装置と共通する部分については、図9と同
一符号を付して説明を省略する。
のOFDM送受信装置と比較して、抑圧信号挿入回路1
10内に利得回路431の代りに2ビットシフト回路4
41を追加した構成を採る。
抑圧信号の電力を高くすることにより、実施の形態5に
比べて、ピーク電力低減効果を維持したままで、装置全
体の回路規模を削減することができる。
実施の形態4のいずれかと組み合わせることができる。
の形態7におけるOFDM送受信装置の抑圧信号挿入回
路110周りの構成を示すブロック図である。なお、図
11に示すOFDM送受信装置において、図9に示すO
FDM送受信装置と共通する部分については、図9と同
一符号を付して説明を省略する。
のOFDM送受信装置と比較して、抑圧信号挿入回路1
10内に切替スイッチ451を追加した構成を採る。
づいて、回線品質が良い場合にはピーク抑圧信号を接続
スイッチ301に出力し、回線品質が悪い場合には利得
回路431によって電圧を高められたピーク抑圧信号を
接続スイッチ301に出力する。
抑圧信号の電力を切替えることにより、実施の形態5に
比べて消費電力を低減して、所要の誤り率特性を得るこ
とができる。
実施の形態4のいずれか、並びに、実施の形態6と組み
合わせることができる。
の形態8におけるOFDM送受信装置の抑圧信号挿入回
路110周りの構成を示すブロック図である。なお、図
12に示すOFDM送受信装置において、図11に示す
OFDM送受信装置と共通する部分については、図11
と同一符号を付して説明を省略する。
1のOFDM送受信装置と比較して、抑圧信号挿入回路
110内に平均化回路461を追加した構成を採り、回
線品質信号を平均化する。
に基づいて、ピーク抑圧信号の電力を切替えることによ
り、雑音の影響による精度の劣化を低減でき、実施の形
態7よりさらに最適なピーク抑圧信号の電力を選択する
ことができる。
実施の形態4のいずれか、並びに、実施の形態6と組み
合わせることができる。
リア数を4、送信及び受信のブランチ数を2として説明
したが、本発明は、サブキャリア数並びに送信及び受信
のブランチ数に制限はない。
送受信装置及びOFDM送受信方法によれば、ピーク抑
圧信号を開いているブランチから送信することができる
ため、誤り率特性を劣化させず、伝送効率を低下させ
ず、かつ、ピーク電圧を抑圧することができる。
装置の構成を示すブロック図
御回路周りの構成を示すブロック図
圧信号挿入回路周りの構成を示すブロック図
送信される信号のスペクトラムの一例を示す図
信を行う相手局の受信信号のスペクトラムを示す図
御回路周りの構成を示すブロック図
御回路周りの構成を示すブロック図
御回路周りの構成を示すブロック図
圧信号挿入回路周りの構成を示すブロック図
抑圧信号挿入回路周りの構成を示すブロック図
抑圧信号挿入回路周りの構成を示すブロック図
抑圧信号挿入回路周りの構成を示すブロック図
ック図
Claims (22)
- 【請求項1】 サブキャリア毎に複数のアンテナ素子の
中から最適な送信アンテナ素子を選択して信号を送信す
る選択手段と、この選択手段にて選択されなかったアン
テナ素子からピーク電圧抑圧用の信号を送信する抑圧信
号挿入手段とを具備することを特徴とするOFDM送受
信装置。 - 【請求項2】 選択手段は、受信信号の最終シンボルの
電力が高いアンテナ素子を最適なアンテナ素子としてサ
ブキャリア毎に選択することを特徴とする請求項1記載
のOFDM送受信装置。 - 【請求項3】 サブキャリア毎に受信信号の1スロット
間の電力を平均化する受信電力平均化手段を具備し、選
択手段は、受信信号の電力の平均値が高いアンテナ素子
を最適なアンテナ素子としてサブキャリア毎に選択する
ことを特徴とする請求項1記載のOFDM送受信装置。 - 【請求項4】 サブキャリア毎にピーク電圧抑圧用の信
号を挿入する必要があるか否かを判定する判定手段を具
備し、抑圧信号挿入手段は、ピーク電圧抑圧用の信号を
挿入する必要がある場合にのみピーク電圧抑圧用の信号
を挿入することを特徴とする請求項1から請求項3のい
ずれかに記載のOFDM送受信装置。 - 【請求項5】 判定手段は、アンテナ素子間の受信電力
差が予め設定された閾値より大きい場合にピーク電圧抑
圧用の信号を挿入する必要があると判定することを特徴
とする請求項4記載のOFDM送受信装置。 - 【請求項6】 判定手段は、回線品質に基づいて、予め
設定された複数の閾値の中から判定に用いる閾値を選択
することを特徴とする請求項5記載のOFDM送受信装
置。 - 【請求項7】 抑圧信号挿入手段は、ピーク電圧抑圧用
の信号の電力を高める増幅手段を具備することを特徴と
する請求項1から請求項6のいずれかに記載のOFDM
送受信装置。 - 【請求項8】 増幅手段は、ビットシフト回路によりピ
ーク電圧抑圧用の信号の電力を高めることを特徴とする
請求項7記載のOFDM送受信装置。 - 【請求項9】 抑圧信号挿入手段は、回線品質に基づい
て、ピーク電圧抑圧用の信号の電力を高めるか否かを判
定することを特徴とする請求項7又は請求項8記載のO
FDM送受信装置。 - 【請求項10】 サブキャリア毎に1スロット間の回線
品質を平均化する回線品質平均化手段を具備し、抑圧信
号挿入手段は、回線品質の平均値に基づいて、ピーク電
圧抑圧用の信号の電力を高めるか否かを判定することを
特徴とする請求項7又は請求項8記載のOFDM送受信
装置。 - 【請求項11】 請求項1から請求項10のいずれかに
記載のOFDM送受信装置を搭載し、マルチキャリア通
信を行うことを特徴とする基地局装置。 - 【請求項12】 請求項11記載の基地局装置と無線通
信を行うことを特徴とする通信端末装置。 - 【請求項13】 サブキャリア毎に複数のアンテナ素子
の中から最適な送信アンテナ素子を選択して送信し、選
択されなかったアンテナ素子からピーク電圧抑圧用の信
号を送信することを特徴とするOFDM送受信方法。 - 【請求項14】 受信信号の最終シンボルの電力が高い
アンテナ素子を最適なアンテナ素子としてサブキャリア
毎に選択することを特徴とする請求項13記載のOFD
M送受信方法。 - 【請求項15】 サブキャリア毎に受信信号の1スロッ
ト間の電力を平均化し、受信信号の電力の平均値が高い
アンテナ素子を最適なアンテナ素子としてサブキャリア
毎に選択することを特徴とする請求項13記載のOFD
M送受信方法。 - 【請求項16】 サブキャリア毎にピーク電圧抑圧用の
信号を挿入する必要があるか否かを判定し、ピーク電圧
抑圧用の信号を挿入する必要がある場合にのみピーク電
圧抑圧用の信号を挿入することを特徴とする請求項13
から請求項15のいずれかに記載のOFDM送受信方
法。 - 【請求項17】 アンテナ素子間の受信電力差が予め設
定された閾値より大きい場合にピーク電圧抑圧用の信号
を挿入する必要があると判定することを特徴とする請求
項16記載のOFDM送受信方法。 - 【請求項18】 回線品質に基づいて、予め設定された
複数の閾値の中から判定に用いる閾値を選択することを
特徴とする請求項17記載のOFDM送受信方法。 - 【請求項19】 ピーク電圧抑圧用の信号の電力を高め
ることを特徴とする請求項13から請求項18のいずれ
かに記載のOFDM送受信方法。 - 【請求項20】 ビットシフト回路によりピーク電圧抑
圧用の信号の電力を高めることを特徴とする請求項19
記載のOFDM送受信方法。 - 【請求項21】 回線品質に基づいて、ピーク電圧抑圧
用の信号の電力を高めるか否かを判定することを特徴と
する請求項19又は請求項20記載のOFDM送受信方
法。 - 【請求項22】 サブキャリア毎に1スロット間の回線
品質を平均化し、回線品質の平均値に基づいて、ピーク
電圧抑圧用の信号の電力を高めるか否かを判定すること
を特徴とする請求項19又は請求項20記載のOFDM
送受信方法。
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---|---|---|---|
JP31515398A JP3576405B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | Ofdm送受信装置及びofdm送受信方法 |
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JP31515398A JP3576405B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | Ofdm送受信装置及びofdm送受信方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000151549A true JP2000151549A (ja) | 2000-05-30 |
JP3576405B2 JP3576405B2 (ja) | 2004-10-13 |
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JP31515398A Expired - Fee Related JP3576405B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | Ofdm送受信装置及びofdm送受信方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004173258A (ja) * | 2002-11-01 | 2004-06-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マルチキャリア通信装置およびマルチキャリア通信方法 |
US8467728B2 (en) | 2006-02-06 | 2013-06-18 | Lg Electronics Inc. | Method of allocating radio resources in multi-carrier system |
-
1998
- 1998-11-05 JP JP31515398A patent/JP3576405B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004173258A (ja) * | 2002-11-01 | 2004-06-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マルチキャリア通信装置およびマルチキャリア通信方法 |
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US10462787B2 (en) | 2006-02-06 | 2019-10-29 | Wild Guard Ltd. | Method of allocating radio resources in multi-carrier system |
US10986638B2 (en) | 2006-02-06 | 2021-04-20 | Wild Guard Ltd. | Method of allocating radio resources in multi-carrier system |
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