JP2000150837A - 半導体基体の作製方法 - Google Patents

半導体基体の作製方法

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JP2000150837A
JP2000150837A JP10323536A JP32353698A JP2000150837A JP 2000150837 A JP2000150837 A JP 2000150837A JP 10323536 A JP10323536 A JP 10323536A JP 32353698 A JP32353698 A JP 32353698A JP 2000150837 A JP2000150837 A JP 2000150837A
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porous
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JP10323536A
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Kiyobumi Sakaguchi
清文 坂口
Hiroshi Isaji
弘 伊佐治
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチング速度を低下させることなく、且つ
均一性を低下させることなく、多孔質体をエッチング
し、半導体基体の製造スループット、歩留まりを上げ
る。 【解決手段】 エッチング液に接する気体を減圧状態に
維持しながら、表出させた多孔質体をエッチングするこ
とにより、多孔質体に付着した気泡は体積膨張し速やか
に脱離する為、高いエッチング速度で均一な処理ができ
る。そして、多孔質層は除去され新鮮な非多孔質の層表
面が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子デバイス、半
導体集積回路に適する半導体基板体の作製方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】多孔質層を利用して、SOI基板(セミ
コンダクターオンインシュレータ)等の各種構造体を作
成する方法が提案されている。具体的には、特開平6−
342784号公報に多孔質Si層上にエピタキシャル
層を形成して、これを他の基板に貼り合せ、多孔質Si
を除去することで、他の基板上にエピタキシャル層を移
設する半導体基材の作成方法において、多孔質Siを除
去するために、多孔質Siを研削により表出させてから
多孔質Si層を選択的にエッチングすることが提案され
ている。
【0003】そして、主として、多孔質Siのエッチン
グは、特開平6−342784号公報に記されているよ
うに多孔質を溶液に浸すことでエッチングが行われてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】溶液中の化学反応にお
いて、化学反応の高効率化、高速化、均一化を阻害する
現象として、反応生成物がある。反応に寄与する物質以
外の物質が、その目的の反応によって生成されると、そ
の反応生成物によって化学反応が阻害される。特に、エ
ッチング工程での反応生成気体の場合、厄介なものとな
る。すなわち、反応気体がエッチングされる多孔質体の
孔の表面で生成されると、その気体が多孔質体の内外表
面に付着してしまいエッチングを阻害して、エッチング
の均一性が劣化してしまう。
【0005】反応気体の長時間に亘る付着を防止するに
は、例えば上記特開平6−342784号公報に記載さ
れているように、エッチング液に界面活性剤としてアル
コールを添加したり、エッチング液を撹拌したりしてい
た。
【0006】しかし、界面活性剤を添加するとエッチン
グ速度が低下したり、撹拌すると均一性が低下すること
が判明した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、多孔質層をエ
ッチングする工程を含む半導体基体の作製方法におい
て、主面側に多孔質層、及びその上に非多孔質層を有す
る第1の基体を用意する工程、前記第1の基体の主面側
と第2の基体とを貼り合せる工程、表出させた前記多孔
質層をエッチング液中に浸して、該エッチング液に接す
る気体を減圧状態に維持しながら、前記多孔質層をエッ
チングして除去する工程、を含むことを特徴とする。
【0008】エッチング液に接する気体を減圧状態に維
持しながら前記エッチングを行えば気体がエッチング液
の液面を押す圧力が減少する。すると、エッチング液中
に発生した気泡に加わる圧力が減少することになり、気
泡は体積膨張し易くなる。
【0009】多孔質体に付着している気泡は、所定の体
積より大きくなると多孔質体から脱離する。よって、気
泡の膨張速度が速くなると脱離するに十分な体積に直ち
に到達し、多孔質体から脱離始める。
【0010】こうしてエッチング速度を抑制することな
く、均一なエッチングが進行し、半導体基体の製造スル
ープット、製造歩留まりを向上させ半導体基体を安価に
て提供できるようになる。
【0011】エッチング液に浸した直後の多孔質体の孔
の内部は、エッチング前はほぼ大気圧と考えられるの
で、孔内に存在していた空気も膨張して孔内から出て行
く。これにより孔内の空気はエッチング液と置換され
る。この置換の速さは減圧しない場合に比べて、約1.
5倍〜2.0倍である。従って、初期のエッチング速度
が高くなる。
【0012】多孔質体のエッチング速度は、主として上
記置換速度(孔内へのエッチング液の侵入速度)と孔内
壁のエッチングレートとに大きく依存する。よって、置
換速度が1.5〜2.0倍に向上すれば、除去すべき多
孔質体のエッチング速度は約1.2倍〜1.5倍にな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明に用いられる多孔質
体のエッチング装置の構成図を示す。図1に示すよう
に、エッチング処理槽101には、エッチング液113
が満たされ、この中に少なくともその表面に多孔質層を
有する基体(被処理体)、ここでは多孔質層の表出した
Siウエハ104を入れて多孔質Siのエッチングを行
う。エッチング処理槽101の4辺にはオーバーフロー
槽102を設けることが好ましい。
【0014】また、エッチング処理槽101内は密閉式
のふた103で外部の大気から隔離されている。ここに
は図示しないが、もちろんウエハ104やあるいはウエ
ハ保持具105を取出す際には、密閉のふた103は開
くことができる。ウエハ保持具105と循環供給口10
7とは整流板106で大まかに分離されており、供給さ
れるエッチング液113は、整流板106を通って、ウ
エハ104に供給される。整流板106は多数のウエハ
104に均一にエッチング液113が供給される様に、
整流孔が設けられている。
【0015】エッチング液113は、エッチング槽10
1からオーバーフローしてオーバーフロー槽102に流
れでて、そこから循環用ポンプ109で循環ライン10
8を通って再度供給される。循環ライン108の途中に
は、エッチング液の温度調整用の冷熱器111があり、
エッチング液温は例えば±0.5℃のほぼ一定に保た
れ、エッチングの均一性を高める。
【0016】更に、薬液用フィルター112によりエッ
チング液内のパーティクルを有効に除去する。
【0017】エッチング処理槽101は超音波槽114
内に配置されており、超音波槽114内の超音波振動子
115からの超音波エネルギーを超音波槽114内の伝
達媒体116(通常は水)を通じてエッチング処理槽1
01からエッチング液113、このエッチング液からウ
エハ104へと伝達される。ここには示さないが、超音
波槽114内の伝達媒体116(通常は水)を脱気して
おくと超音波の伝達効率が向上する。
【0018】又、ウエハ104を回転あるいは揺動させ
る機構を配していると、ウエハ面内、ウエハ間へのエッ
チング液の供給が均一化されることにもなる。
【0019】密閉式のふた103の上部には排気管を通
じてバルブ211と真空ポンプ210とを有する減圧手
段が設けられており、真空ポンプ210を動かし、バル
ブ211を開くことにより、エッチング液113に接す
る上部空間内の気体212が排気され、基体の圧力を大
気圧より低い減圧状態に維持できる。即ち、上部空間の
圧力を大気圧より低くできる。
【0020】この時の圧力の上限は、好ましくは105
Pa以下、より好ましくは、10Pa以下であり、圧
力の下限は好ましくは100Pa以上である。
【0021】図1の装置では、大気圧と容器内212の
圧力の差によりふた103や槽101、102が変形し
ないような材料及び厚みの部材で壁や底を形成すること
が望ましい。
【0022】図2は本発明に用いられる別の実施の形態
によるエッチング装置を示す。
【0023】図1の装置と異なる点は、密閉式のふた1
03を変更し、超音波槽114をも内部に収容するよう
な容器にした点である。これにより、エッチング処理槽
101、オーバーフロー槽102を薄い壁部材で構成し
ても、圧力差による変形が少なくなる。
【0024】超音波を印加するにあたりエッチング槽1
01の壁や底はできるだけ薄くしなければならない。一
方、超音波槽114はその厚さに特別な制限はない。
【0025】超音波槽114と密閉容器103を兼用さ
せ、一体化させて、密閉容器103の底面に超音波振動
子115を設置し、水116をためても同様の装置とな
り得る。
【0026】気泡化する気体は、例えばSiF 、H
2 、NH3 のように化学反応において発生する反応副生
物からなる場合と、エッチング液に元々溶解している気
体成分を含む場合とがある。後者の場合には、エッチン
グ工程前に予め脱気して元々エッチング液に溶解してい
る気体を除去しておくことが望ましい。気泡化したガス
としてはSiF4 、H2 、NH3 、O2 、N2 等が挙げ
られる。
【0027】そして減圧手段210、211により脱離
した基体を排気除去する。
【0028】多孔質Siの選択エッチングには、半導体
プロセス上、以下に示すようなエッチング液が好まし
い。すなわち、エッチング液はふっ酸、ふっ酸と界面活
性剤との混合液、ふっ酸と界面活性剤との混合液、ふっ
酸と過酸化水素水との混合液、ふっ酸と硝酸と界面活性
剤との混合液、ふっ酸と過酸化水素水と界面活性剤等の
ふっ酸系反応液である。
【0029】界面活性剤は、例えば、メタノール、エタ
ノール、イソプパノールが挙げられる。界面活性剤を微
量添加すれば、減圧時の圧力をそれ程低くせずにすむ。
【0030】又エッチング液中には、PHを調整し、エ
ッチング速度の変動を抑える為に、緩衝剤を添加するこ
とが好ましい。緩衝剤は、例えば、弗化アンモニウムが
挙げられる。
【0031】又エッチング液は、エッチング槽外部に循
環させ、反応生成物をエッチングに作用しない領域へ効
率よく排除することができる。そして、エッチング液の
流れを生ぜしめ、気泡の脱離を促進する。
【0032】又、エッチング液の温度の揺らぎを±0.
5℃以内に制御することによって、更にエッチングの均
一性や再現性を向上できる。
【0033】エッチング液の温度の揺らぎは、 ・面内のエッチングばらつき ・基板間のエッチング時間ばらつき につながる。市販の温調器により±0.5℃は十分調整
できる範囲内である。
【0034】本実施の形態によれば、多孔質体に付着し
ている気泡を体積膨張させて速やかに除去できるため、
エッチング速度の劣化がなくなり、又、均一性の劣化も
なくなる。
【0035】又、超音波は気泡の脱離とエッチング液の
孔内浸入を促進する為の補助的な使用を目的とするもの
であったが、気泡が速やかに除去されるので、超音波の
伝達効率が向上し、超音波を有効にウエハに印加できる
ようになる。又、同じ効力を低パワーの超音波で得るこ
とができるので、超音波振動子の寿命を延ばしたり、あ
るいは超音波振動子自体の規模を小さくできる。
【0036】(実施形態1)図1、図2に示すエッチン
グ装置を用いた多孔質体のエッチング工程を含む半導体
基体の作製方法について述べる。
【0037】図3は、本実施形態の半導体基体の作製工
程を示す模式的断面図である。
【0038】まず、出発物質として単結晶基板401を
用意して、主表面層に多孔質層402を形成する(図3
(a))。多孔質層402の表面に少なくとも1層の非
多孔質層403を形成する(図3(b))。非多孔質層
403は、単結晶Si、多結晶Si、非晶質Si、ある
いは、金属膜、化合物半導体薄膜、超電導薄膜などの中
から任意に選ばれる。あるいは、その中にMOSFET
等の為の素子構造を形成してしまっても構わない。さら
に、最表面に絶縁膜404を形成しておいた方が、貼合
わせ界面の界面準位を活性層から離すことが出来るとい
う意味でもよい。こうして、第1の基体を用意する。
【0039】図3(c)に示すように、別に用意した第
2の基体としての基板405と第1の基体の表面とを室
温で密着させる。その後、陽極接合、加圧、熱処理、の
うち少なくともいずれか1つの方法により貼合わせを強
固にしてもよい。
【0040】非多孔質層403として単結晶Siを堆積
した場合には、単結晶Siの表面には熱酸化等の方法で
酸化シリコンを形成したのち貼り合わせることが好まし
い。また、第2の基板は、Si、Si基板上に酸化シリ
コン膜を形成したもの、石英等の光透過性基板、サファ
イア、金属、樹脂などから選択することができるが、こ
れに限定されるものではない。図3は絶縁膜404を介
して貼り合わせた様子を示してあるが、絶縁膜404は
なくてもよい。
【0041】貼り合わせに際して絶縁性の薄板を第1及
び第2の基体の間にはさみ3枚重ねで貼り合わせること
も可能である。
【0042】その後、多孔質層を境にして第1の基板4
01の裏面側部分を第2の基板上から除去する(図3
(d))。除去方法は、研削、研磨あるいはエッチング
の少なくともいずれか1つを用いた除去方法と、多孔質
層及び/又はその界面を境に貼り合わせ基体を分割する
方法がある。
【0043】次に、表出した多孔質層402を選択的に
エッチングして除去する。そのため、多孔質層402が
表出した第2の基板を多孔質層のエッチング液の入った
エッチング槽に入れる。ウエハは完全にエッチング液中
に沈める。超音波を印加し、多孔質層をエッチングす
る。この時例えば、図1,2に示したようなエッチング
装置でエッチングを行う。
【0044】エッチング中、多孔質層表面に生じた気泡
は直ちに体積膨張し脱離するので、エッチングは効率よ
く、均一に行われる。
【0045】多孔質層402のみを選択的にエッチング
して第2の基体上に予め第1の基体の非多孔質層403
を残存させる。多孔質体の膨大な表面積による通常のS
iのエッチング液でも選択的に多孔質Siのみをエッチ
ングすることが可能である。
【0046】GaAs,InP,SiGe等の化合物半
導体層を多孔質Si上に形成している場合には化合物半
導体に対してSiのエッチング速度の速いエッチング液
を用いて、多孔質Siのみを化学エッチングして第2の
基板405上に薄膜化した単結晶化合物半導体層403
を残存させ形成することができる。
【0047】図3(e)には、本発明で得られる半導体
基体が示されている。第2の基板405上の絶縁膜40
4上に非多孔質薄膜、例えば単結晶Si薄膜403が平
坦に、しかも均一に薄層化されて、ウエハ全域に、大面
積に形成される。第2の基板405として石英などの絶
縁性基板を用いれば、絶縁膜404は不要である。
【0048】(実施形態2)図4に示すように、本実施
の形態では貼り合せた基体を、多孔質層402中、又は
その界面で分離する。
【0049】分離方法は、加圧力、引っ張り力、せん断
力等の外力を加える方法、具体的には楔を貼り合わせ基
体の端部に挿入する方法である。
【0050】或いは、ウォータージェット等のような高
圧の液体流又は、気体流を貼り合わせ基体の端部に吹き
付けて機械的強度の弱い多孔質層を破断させる方法であ
ってもよい。
【0051】更には、多孔質層のエッジ部を酸化させ
て、中央の多孔質層を破断させたり、波動エネルギーを
印加して多孔質層を破断させたり、貼り合わせ基体を加
熱して孔(気泡)を増大させることで多孔質層を破断さ
せることも好ましいものである。
【0052】この分離によって、表出すべき非多孔質層
403上に多孔質層が残留している場合には、実施形態
1と同様に図1,2のエッチング装置を用いて多孔質層
402をエッチング除去する。
【0053】又、第1の基板401側に、残留多孔質層
402が存在する場合には図1,2の装置を用いてそれ
をエッチング除去する(図4(e))。
【0054】さらに表面平滑性が許容できないほど荒れ
ている場合には、研磨又は水素含有還元性雰囲気中で8
00℃以上で熱処理(水素アニール)すれば表面が平滑
化され再使用できるようになる。再使用先は、第1の基
板、第2の基板、あるいは、他の目的の基板が可能であ
る。
【0055】(実施形態3)図3および図4の(b)の
構造を形成する方法として上記の他に以下のような大別
して3つの方法がある。
【0056】1つの方法は、第1の基板の表面を酸化し
て、その後、表面には単結晶Si層が残存する様な注入
条件で、H+、あるいはHe+、Ne+、Ar+、Kr+
Xe+、N+のような不活性ガスをイオン注入し、内部に
多数の気泡を含む気泡層を形成する方法である。
【0057】別の方法として第1の基板にまずエピタキ
シャル層を形成し、その後その表面を酸化して、それか
ら表面には単結晶Si層が残存する様な注入条件で、上
記H+、あるいは不活性ガスをイオン注入し、内部に気
泡を含む層(多孔質層)を形成する。表面に残存する単
結晶Si層は、初めに形成したエピタキシャル膜であ
る。
【0058】もう1つの方法として第1の基板の表面を
酸化して、その後、表面には単結晶Si層が残存する様
な注入条件で、H+、あるいは不活性ガスをイオン注入
し、内部に気泡層(多孔質層)を形成する。その後表面
酸化膜を除去してから、低温でエピタキシャル層を形成
する。再び、表面に酸化膜を形成する。
【0059】そして、気泡層を含む第1の基体を第2の
基体に貼り合わせ、分離した後、残留気泡層を図1、図
2の装置を用いてエッチング除去する。
【0060】貼り合わせ方法や分離方法は上述した方法
をそのまま適用できる。
【0061】又、エッチング後に表われた面は、水素含
有還元性雰囲気中での熱処理又は研磨により平滑化され
る。
【0062】分離された第1の基板は、上記エッチング
及び上記平滑化により再利用可能なウエハとなる。
【0063】
【実施例】(実施例1)P型の単結晶Siからなる第1
の基板の表面層をHF溶液中において陽極化成を行っ
た。
【0064】陽極化成条件は以下の通りであった。
【0065】電流密度:7(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:11(min) 多孔質Siの厚み:12(μm)
【0066】この基板を酸素雰囲気中400℃で1時間
酸化した。この酸化により多孔質Siの孔の内壁は熱酸
化膜で覆われた。多孔質Si上にCVD(Chemic
alVapor Deposition)法により単結
晶Siを0.30μmエピタキシャル成長した。成長条
件は以下の通りである。
【0067】ソースガス:SiH2Cl2/H2 ガス流量:0.5/180 l/min ガス圧力:80Torr 温度:950℃ 成長速度:0.3μm/min
【0068】さらに、このエピタキシャルSi層表面に
熱酸化により200nmのSiO層を形成した。
【0069】該SiO層表面と別に用意したSi基板
(第2の基板)の表面とを貼り合わせた。
【0070】その後、第1の基板の裏面側の非多孔質部
分を研削及びRIEにより除去して、多孔質Siをウエ
ハ全面に表出させた。
【0071】該多孔質Siが表出したウエハを、図1に
示すような装置に、エッチング液中に完全に沈める様に
セットして、ふっ酸、過酸化水素水、エタノール、純水
の混合液中でエッチング液上部の空間を1.3×104
Paに減圧しながら、且つウエハを自転させながら、
0.25MHz付近の超音波を印加して、多孔質Si層
をエッチングした。
【0072】これにより、エッチングにより生じた気泡
は瞬時に大きくなり多孔質Si層から脱離して多孔質S
iを均一に、約0.67μm/分程度のエッチングレー
トで除去できた。
【0073】ふっ酸、過酸化水素水、純水の混合液は、
多孔質Siのエッチング液であるが、減圧下で行うこと
により、エッチング速度を増速でき、上記したような多
孔質Siの崩壊を面内、ウエハ間で均一に促進でき、±
5%以下に均一化できた。
【0074】非多孔質の単結晶Siは、エッチングされ
ずに残り、非多孔質の単結晶Siをエッチ・ストップの
材料として、多孔質Siは選択エッチングされ、完全に
除去された。
【0075】非多孔質単結晶Siの該エッチング液に対
するエッチング速度は、極めて低く、多孔質Si層のエ
ッチング速度との選択比は十の五乗以上にも達し、非多
孔質Si層におけるエッチング量(数十オングストロー
ム程度)は実用上無視できる膜厚減少である。
【0076】すなわち、酸化シリコン膜上に0.2μm
の厚みを持った単結晶Si層が形成できた。形成された
単結晶Si層の膜厚を面内全面について100点を測定
したところ、膜厚の均一性は201nm±4nmであっ
た。
【0077】さらに水素中で1100℃で熱処理を1時
間施した。表面粗さを原子間力顕微鏡で評価したとこ
ろ、5μm角の領域での平均2乗粗さはおよそ0.2n
mであり、通常市販されているSiウエハと同等であっ
た。
【0078】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、S
i層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な結
晶性が維持されていることが確認された。
【0079】酸化膜は、エピタキシャル層表面でなく、
第2の基板表面に形成しても、あるいは、その両者に形
成しても同様の結果が得られた。
【0080】また、第2の基板として石英等の光透過性
ウエハを用いても、本実施例は、同様に実施できた。た
だし、石英とSi層との熱膨張係数の差により単結晶S
i層にスリップがはいるため、水素中1100℃での熱
処理は、温度を1000℃以下に下げて行った。
【0081】エッチングの際に減圧せず大気圧のまま行
った場合は、エッチングレートが4分の3程度に低下し
均一性も低かった。
【0082】(実施例2)第1の単結晶Si基板の表面
層をHF溶液中において陽極化成を行った。
【0083】陽極化成条件は以下の通りであった。
【0084】電流密度:7(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:5(min) 第1の多孔質Si層の厚み:5.5(μm) さらに 電流密度:21(mA・cm-2) 陽極化成溶液:HF:H2O:C25OH=1:1:1 時間:20(sec) 第2の多孔質Si層の厚み:0.5(μm)
【0085】多孔質の多層構造は、この条件に限られ
ず、厚さ、電流値、多孔度、層数、等、さまざまな条件
で可能である。
【0086】この基板を酸素雰囲気中400℃で1時間
酸化した。この酸化により多孔質Siの孔の内壁は熱酸
化膜で覆われた。多孔質Si上にCVD法により単結晶
Siを0.15μmエピタキシャル成長した。成長条件
は以下の通りである。
【0087】ソースガス:SiH2Cl2/H2 ガス流量:0.5/180 l/min ガス圧力:80Torr 温度:950℃ 成長速度:0.3μm/min
【0088】さらに、このエピタキシャルSi層表面に
熱酸化により100nmのSiO2層を形成した。
【0089】該SiO2層表面と別に用意したSi基板
(第2の基板)の表面とを貼り合わせた。
【0090】その後、多孔質Si層を介して貼り合わせ
ウエハの側面にウォータージェットを吹き付けて貼り合
わせ基板を2分割し、第2の基板側に、多孔質Siを全
面に表出させた。この条件では、多孔質層の形成時に電
流を変えた境界で分離された。多孔質の形成条件によ
り、分離位置は変わる。
【0091】分離後第2の基板上に移設された単結晶S
i層上には多孔質Si層が一部残留していたので該多孔
質Siが表出した基板を、図1に示すような装置にセッ
トした。ふっ酸、過酸化水素水、エタノール、純水の混
合液中に完全に基板を沈めてエッチング液上方の空間を
1.3×103Paに減圧しながら、且つウエハを自転
させながら、0.25MHz付近の超音波を印加して、
ウエハ表面の多孔質Siをエッチングした。これによ
り、エッチングにより発生した気泡は瞬時に巨大化し多
孔質Siから脱離し多孔質Si層を均一に除去できた。
【0092】ふっ酸、過酸化水素水、純水の混合液は、
多孔質Siのエッチング液であるが、減圧下で行うこと
により、エッチング速度を増速でき、上記したような多
孔質Siの崩壊を面内、ウエハ間で均一に促進でき、±
5%以下に均一化できた。
【0093】図2の様な装置においても、同様の結果が
得られた。
【0094】非多孔質の単結晶Siはエッチングされず
に残り、非多孔質の単結晶Siをエッチ・ストップの材
料として、多孔質Siは選択エッチングされ、完全に除
去された。
【0095】非多孔質単結晶Siの該エッチング液に対
するエッチング速度は、極めて低く、多孔質層のエッチ
ング速度との選択比は十の五乗以上にも達し、非多孔質
Si層におけるエッチング量(数十オングストローム程
度)は実用上無視できる膜厚減少である。
【0096】すなわち、酸化シリコン膜上に0.1μm
の厚みを持った単結晶Si層が形成できた。形成された
単結晶Si層の膜厚を面内全面について100点を測定
したところ、膜厚の均一姓は101nm±3nmであっ
た。
【0097】さらに水素中で1100℃で熱処理を1時
間施した。表面粗さを原子間力顕微鏡で評価したとこ
ろ、5μm角の領域で平均2乗粗さはおよそ0.2nm
であり、通常市販されているSiウエハと同等であっ
た。
【0098】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、S
i層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な結
晶性が維持されていることが確認された。
【0099】酸化膜は、エピタキシャル層表面でなく、
第2の基板表面に形成しても、あるいは、その両者に形
成しても同様の結果が得られた。
【0100】また、第2の基板として石英等の光透過性
ウエハを用いても、本実施例は、同様に実施できた。た
だし、石英とSi層との熱膨張係数の差により単結晶S
i層にスリップが入るため、水素中1100℃での熱処
理は、温度を1000℃以下に下げて行った。
【0101】同時に第1の基板側に残った多孔質Siも
その後、本実施例と同様にして選択エッチングした。そ
の後、水素アニール、あるいは表面研磨等の表面処理を
施して再び第1の基板あるいは第2の基板として再利用
することができた。
【0102】(実施例3)Siウエハからなる第1の基
板の表面を酸化して、その後、内部に気泡層(多孔質
層)が形成すべくH+を70keVで5×1016cm-2
イオン注入した。
【0103】こうして、第1の基板表面に最表面から、
酸化膜層、単結晶Si層、気泡層を形成した後、該Si
2層表面と別に用意したSiウエハからなる基板(第
2の基板)の表面とを貼り合わせた。
【0104】その後、多孔質Si層を介して貼り合わせ
基板を500℃以上に加熱して気泡を増大させて2分割
し、第2の基板側に、単結晶Si層を移設させた。
【0105】単結晶Si層の表面には気泡層の残留が認
められたので基板を図1に示すような装置に液中に完全
に沈める様にセットして、ふっ酸、過酸化水素水、エタ
ノール、純水の混合液上部の空間を1.3×103Pa
に減圧しながら、且つウエハを自転させながら、0.2
5MHz付近の超音波を印加して、基板表面の気泡層の
残留部をエッチングした。これにより、エッチングによ
り発生した気泡は瞬時に大きくなって基板表面から脱離
し均一にエッチング除去できた。
【0106】ふっ酸、過酸化水素水、エタノール、純水
の混合液は、多孔質Siのエッチング液であるが、減圧
下で行うことにより、エッチング速度を増速でき、上記
したような多孔質Siの崩壊を面内、ウエハ間で均一に
促進でき、±5%以下に均一化できた。
【0107】すなわち、酸化シリコン膜上に0.5μm
の厚みを持った単結晶Si層が形成できた。形成された
単結晶Si層の膜厚を面内全面について100点を測定
したところ、膜厚の均一性は505nm±25nmであ
った。
【0108】さらに水素中で1100℃で熱処理を1時
間施した。表面粗さを原子間力顕微鏡で評価したとこ
ろ、5μm角の領域での平均2乗粗さはおよそ0.2n
mで通常市販されているSiウエハと同等であった。
【0109】透過電子顕微鏡による断面観察の結果、S
i層には新たな結晶欠陥は導入されておらず、良好な結
晶性が維持されていることが確認された。
【0110】酸化膜は、エピタキシャル層表面でなく、
第2の基板表面に形成しても、あるいは、その両者に形
成しても同様の結果が得られた。
【0111】また、第2の基板として石英等の光透過性
ウエハを用いても、本実施例は、同様に実施できた。た
だし、石英とSi層との熱膨張係数の差により単結晶S
i層にスリップがはいるため、水素中1100℃での熱
処理は、温度を1000℃以下に下げて行った。
【0112】同時に第1の基板側の残った多孔質Siも
その後、本実施例と同様にして選択エッチングする。そ
の後、水素アニール、あるいは表面研磨等の表面処理を
施して再び第1の基板あるいは第2の基板として再利用
することができた。
【0113】上記実施例において、多孔質Si上のエピ
タキシャル成長法は、CVD法の他、MBE法、スパッ
タ法、液相成長法、等多種の方法で実施でき、CVD法
に限らない。また、多孔質Si上には、SiGeや、或
いはGaAs,InP等の単結晶化合物半導体もエピタ
キシャル成長でき、GaAs on Si、GaAso
n Glass(Quartz)等の高周波デバイス、
OEICに適した基板を作製することもできる。
【0114】以上説明した各実施例において、多孔質物
質としては多孔質Siを取りあげたが、多孔質構造が可
能な物質であればSiO2 、GaAs等他の材料であっ
ても本発明を適用することができる。
【0115】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
多孔質体のエッチング中の反応生成気体の気泡を速やか
に除去することが可能になり、エッチングの効率化と均
一化が可能になる。こうして、半導体基体の製造スルー
プットや製造歩留まりを向上させ、安価に半導体基体を
提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるエッチング装置を説明する
ための模式的断面図である。
【図2】本発明に用いられる別のエッチング装置を説明
するための模式的断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態による半導体基体の作製
方法を説明するための模式的断面図である。
【図4】本発明の別の実施の形態による半導体基体の作
製方法を説明するための模式的断面図である。
【符号の説明】
101 エッチング槽 102 オーバーフロー槽 103 密閉のふた(容器) 104 多孔質層の表出したウエハ 105 ウエハ保持具(キャリア) 106 整流板 107 循環供給口 108 循環ライン 109 循環用ポンプ 111 冷熱器 112 薬液フィルター 113 エッチング液 114 超音波槽 115 超音波振動子 116 超音波伝達媒体 210 真空ポンプ 211 バルブ 401 第1の基体 402 多孔質層 403 半導体層 404 絶縁膜 405 第2の基体

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質層をエッチングする工程を含む半
    導体基体の作製方法において、 主面側に多孔質層、及びその上に非多孔質層を有する第
    1の基体を用意する工程、 前記第1の基体の主面側と第2の基体とを貼り合せる工
    程、 表出させた前記多孔質層をエッチング液中に浸して、該
    エッチング液に接する気体を減圧状態に維持しながら前
    記多孔質層をエッチングして除去する工程、を含むこと
    を特徴とする半導体基体の作製方法。
  2. 【請求項2】 前記エッチング液及び貼り合わせ基体を
    密閉可能な槽内に収容し、前記槽内を排気することを特
    徴とする請求項1に記載の半導体基体の作製方法。
  3. 【請求項3】 前記エッチングは、波動エネルギーを印
    加しながら行うことを特徴とする請求項1に記載の半導
    体基体の作製方法。
  4. 【請求項4】 前記波動エネルギーの印加は超音波の印
    加により行うことを特徴とする請求項3に記載の半導体
    基体の作製方法。
  5. 【請求項5】 前記エッチング液の温度の揺らぎを±
    0.5℃以内に制御することを特徴とする請求項1に記
    載の半導体基体の作製方法。
  6. 【請求項6】 前記エッチング液はふっ酸系反応液であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の作製
    方法。
  7. 【請求項7】 前記エッチング液中に界面活性剤を添加
    することを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の作
    製方法。
  8. 【請求項8】 前記エッチング液は、ふっ酸と過酸化水
    素水との混合液であることを特徴とする請求項6に記載
    の半導体基体の作製方法。
  9. 【請求項9】 前記エッチング液は、ふっ酸と界面活性
    剤との混合液であることを特徴とする請求項6に記載の
    半導体基体の作製方法。
  10. 【請求項10】 前記エッチング液は、ふっ酸と過酸化
    水素水と界面活性剤との混合液であることを特徴とする
    請求項6に記載の半導体基体の作製方法。
  11. 【請求項11】 前記界面活性剤は、メタノール、エタ
    ノール、イソプロパノールのいずれかであることを特徴
    とする請求項7に記載の半導体基体の作製方法。
  12. 【請求項12】 前記エッチング液中に、緩衝剤を添加
    することを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の作
    製方法。
  13. 【請求項13】 前記緩衝剤は、弗化アンモニウムであ
    ることを特徴とする請求項12に記載の半導体基体の作
    製方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の基体は、単結晶Siである
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の作製方
    法。
  15. 【請求項15】 前記多孔質層は、陽極化成により形成
    されることを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の
    作製方法。
  16. 【請求項16】 前記非多孔質層は、単結晶Si層であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の作製
    方法。
  17. 【請求項17】 前記非多孔質層は、表面に酸化膜が形
    成された単結晶Si層であることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体基体の作製方法。
  18. 【請求項18】 前記非多孔質層は、エピタキシャル成
    長により形成された単結晶層であることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体基体の作製方法。
  19. 【請求項19】 前記多孔質層は、希ガス、窒素、水素
    をイオン注入することによって、第1の基体内部に形成
    されることを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の
    作製方法。
  20. 【請求項20】 前記イオン注入の前又は後に、前記第
    1の基体の主面側に単結晶層をエピタキシャル成長さ
    せ、その表面に酸化膜を形成する工程を含むことを特徴
    とする請求項19に記載の半導体基体の作製方法。
  21. 【請求項21】 前記第2の基体は、単結晶Siである
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の作製方
    法。
  22. 【請求項22】 前記第2の基体は、少なくとも貼り合
    わせる面に絶縁層が形成された基体であることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体基体の作製方法。
  23. 【請求項23】 前記第2の基体は、光透過性基体であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体基体の作製
    方法。
  24. 【請求項24】 前記貼り合わせ工程は、前記第1の基
    体と第2の基体とを密着させることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体基体の作製方法。
  25. 【請求項25】 前記貼り合わせ工程は、さらに、熱処
    理、陽極接合、加圧のうちの少なくとも1つによって、
    貼り合わせ強度を高める過程を含むことを特徴とする請
    求項24に記載の半導体基体の作製方法。
  26. 【請求項26】 前記多孔質層のエッチング除去後に表
    面平坦化工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の
    半導体基体の作製方法。
  27. 【請求項27】 前記表面平坦化は、研磨である請求項
    26に記載の半導体基体の作製方法。
  28. 【請求項28】 前記表面平坦化は、水素を含む還元性
    雰囲気中での熱処理によりなされる請求項26に記載の
    半導体基体の作製方法。
  29. 【請求項29】 前記第1の基体の裏面側を研削、研
    磨、エッチングの少なくともいずれか1つの方法で除去
    し、前記多孔質層を表出させることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体基体の作製方法。
  30. 【請求項30】 前記多孔質層中、あるいは前記多孔質
    層と前記非多孔質層との界面、あるいは前記多孔質層と
    前記第1の基体の裏面側部分との界面において分離する
    ことによって前記多孔質を表出させることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体基体の作製方法。
  31. 【請求項31】 前記分離方法は、加圧、引っ張り、せ
    ん断、楔挿入、多孔質層エッジ部の酸化、波動エネルギ
    ー印加、加熱、流体の吹き付けの、いずれか、あるいは
    その組み合せにより行なわれることを特徴とする請求項
    30に記載の半導体基体の作製方法。
  32. 【請求項32】 前記分離した第1の基体を、再利用す
    る為に表面処理することを特徴とする請求項33に記載
    の半導体基体の作製方法。
  33. 【請求項33】 前記表面処理は、少なくとも表面平滑
    化を含む工程であることを特徴とする請求項32に記載
    の半導体基体の作製方法。
  34. 【請求項34】 前記表面処理は、化学エッチング及び
    /又は研磨工程を含むことを特徴とする請求項32に記
    載の半導体基体の作製方法。
  35. 【請求項35】 前記表面処理は、水素を含む雰囲気中
    での熱処理工程を含むことを特徴とする請求項32に記
    載の半導体基体の作製方法。
  36. 【請求項36】 請求項1〜36のいずれかに記載の方
    法で作製された半導体基体。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006041135A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd 電子デバイスおよびその製造方法
JP2009152577A (ja) * 2007-11-29 2009-07-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 光電変換装置及びその製造方法
JP2009177158A (ja) * 2007-12-28 2009-08-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 光電変換装置及びその製造方法
JP2010103510A (ja) * 2008-09-29 2010-05-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 光電変換装置及びその作製方法
JP2011071518A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives 埋め込み型脆化層が分割によって暴露された表面から基板を超音波平坦化する方法
JP2014027008A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Disco Abrasive Syst Ltd エッチング方法

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