JP2000150072A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

Info

Publication number
JP2000150072A
JP2000150072A JP10315565A JP31556598A JP2000150072A JP 2000150072 A JP2000150072 A JP 2000150072A JP 10315565 A JP10315565 A JP 10315565A JP 31556598 A JP31556598 A JP 31556598A JP 2000150072 A JP2000150072 A JP 2000150072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
wave absorbing
connector
electromagnetic wave
electromagnetic shielding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10315565A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Yamada
正治 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Quasar System Inc
Original Assignee
Quasar System Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Quasar System Inc filed Critical Quasar System Inc
Priority to JP10315565A priority Critical patent/JP2000150072A/ja
Publication of JP2000150072A publication Critical patent/JP2000150072A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の内部配線用基板に直接搭載される
電気コネクタにおいて、製造作業性がよく、電磁シール
ド効果や電波吸収効果に優れ、電子回路の高集積化、高
密度化に対応できるものを提供する。 【解決手段】 電磁シールド性又は電波吸収性の粉体を
含有する樹脂で成形されたハウジング21と、このハウ
ジング21内に装着された金属端子22とによって、電
気コネクタ20を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁シールド性又
は電波吸収性を有するハウジングで形成された電気コネ
クタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンや携帯電話などの電子機
器の高速動作処理化や、小型軽量化に伴う回路の高集積
化、高密度化が急速に進んでいる。パソコンでは、CP
Uのクロック周波数が400MHzに達しており、ノイ
ズ周波数もますます高くなっており、これまでの電磁シ
ールドだけでは対策が困難になってきた。そこで、高周
波放射ノイズによる電波漏洩、回路内電磁干渉、共振現
象、不要輻射を抑える技術が望まれている。
【0003】すなわち、従来の電磁シールド手段は、電
子機器のハウジング内に配置された回路基板等を金属板
で囲んだり、内部の導線を絶縁層を介して金属の薄膜や
メッシュで囲んだシールド線を用いたりするのが一般的
であったが、このようなシールド手段では、パソコンや
携帯電話の内部基板に搭載された電子部品から発生する
電磁波のシールド効果を得ることができなかった。
【0004】また、図4に示すように、電子機器の内部
基板に搭載される電気コネクタ10の樹脂製のハウジン
グ11の側面等に、電磁シールド性を有する板やシート
12を添設したものも知られている。しかし、このよう
な板やシート12を添設したものでは、それらが別部品
となるため、製造時の作業工程が増えたり、材料費が高
くなると共に、ハウジング11の全体を覆いきれないた
め、電磁シールド効果が十分に得られないという問題点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するためになされたもので、その目的
は、電子機器の内部配線用基板に直接搭載される電気コ
ネクタにおいて、製造作業性がよく、電磁シールド効果
や電波吸収効果に優れ、電子回路の高集積化、高密度化
に対応できるものを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電気コネクタは、電子機器の内部配線用基
板に直接搭載される電気コネクタにおいて、電磁シール
ド性又は電波吸収性の粉体を含有する樹脂で成形された
ハウジングと、このハウジング内に装着された端子とを
有することを特徴とする。
【0007】本発明によれば、電磁シールド性又は電波
吸収性の粉体を含有する樹脂で成形されたハウジングを
用いることにより、ハウジング自体に電磁シールド性又
は電波吸収性が付与され、その内部に装着される端子が
電磁シールド性又は電波吸収性を有するハウジングでよ
り完全に囲まれるため、外部の高周波放射ノイズのコネ
クタ端子への入射や、コネクタ端子から発生する高周波
ノイズの外部への放出を防止して、内部配線基板上に高
密度で搭載される電子部品の誤動作を防止することがで
きる。また、ハウジング自体に電磁シールド性又は電波
吸収性を付与することによって、部品点数が増えること
なく、組立作業性も従来のものと変わらないので、製造
コストを抑えることができる。
【0008】本発明の好ましい態様によれば、電磁シー
ルド性又は電波吸収性の粉体が、フェライト系、カーボ
ニル鉄系又は軟磁性金属系の磁性粉体である。これらの
磁性粉体を用いることにより、電磁シールド性及び電波
吸収性を更に高めることができる。
【0009】本発明の更に好ましい態様によれば、前記
ハウジングが、前記電磁シールド性又は電波吸収性の粉
体を50〜80重量%含有する。上記粉体をこの範囲で
含有することにより、電磁シールド性及び電波吸収性を
更に高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1、2には、本発明による電気
コネクタの一実施形態が示されている。図1は雌型コネ
クタ20を示し、図2は同雌型コネクタ20に差し込ま
れる雄型コネクタ30を示している。
【0011】雌型コネクタ20は、図1に示すように、
上面が開口された全体としてほぼ箱形をなすハウジング
21と、このハウジング21の内部に所定配列で装着さ
れた複数の端子22とを有している。端子22の先端部
22aは、ハウジング21内壁の対向する面に所定ピッ
チで形成された溝に挿入され、端子22の足部22b
は、ハウジング21の底壁から突出し、L字状に折曲さ
れて水平に伸び、図示しない内部配線用基板の回路パタ
ーンに半田付け等の手段で接続されるようになってい
る。なお、21aは、ハウジング21に一体成形された
支持部であり、図示しない内部配線用基板に当接して、
雌型コネクタ20を支持する部分となる。
【0012】一方、雄型コネクタ30は、図2に示すよ
うに、長手方向両端に配置された支持部31aと、これ
らの支持部31aを連接する底部31bと、この底部3
1b上から突出して、前記雌型コネクタ20の上部開口
に差し込まれるブロック部31cとを有している。底部
31bは、ブロック部31cの下辺から両側にフランジ
状に延出され、この延出部31dに端子32が挿通され
る図示しない孔が設けられている。また、図2には明確
に示されていないが、ブロック部31cの両側面には、
端子32が嵌合する溝が所定ピッチで形成されている。
そして、端子32は、その先端部32aを延出部31d
の孔から挿入され、ブロック部31cの両側面の溝に配
置されることにより、所定間隔で配列されている。端子
32の足部32bは、L字状に折曲されて水平に伸び、
図示しない内部配線用基板の回路パターンに半田付け等
の手段で接続されるようになっている。
【0013】したがって、上記雄型コネクタ30のブロ
ック部31cを、上記雌型コネクタ20のハウジング2
1の上部開口に差し込むことにより、雄型コネクタ30
のブロック部31cの両側面に配置された端子32の先
端部32aが、雌型コネクタ20のハウジング21の内
側面に配置された端子22の先端部22aに弾性的に当
接し、それぞれの配線の接続がなされるようになってい
る。この雌型コネクタ20及び雄型コネクタ30は、例
えばパソコンの親基板と、この親基板に搭載される子基
板との接続のように、基板どうしを接続するのに適して
いる。
【0014】本発明の特徴は、上記のように電子機器の
内部配線基板に直接搭載されるコネクタ20、30のハ
ウジング21、31として、図3に示すように、電磁シ
ールド性又は電波吸収性の粉体Mを含有する樹脂Pで成
形されたものを用いることにある。
【0015】ハウジング21、31に用いられる樹脂P
としては、特に限定されないが、例えばポリブチレンテ
レフタレート(PBT)、リキッドクリスタルポリマー
(LCP)、ポリアミドなど、コネクタハウジングに一
般に用いられているものを使用することができる。
【0016】電磁シールド性又は電波吸収性の粉体Mと
しては、フェライト系、カーボニル鉄系又は軟磁性金属
系の磁性粉体が好ましく採用される。これらの磁性粉体
の粒径は、特に限定されないが、数μm〜数100μm
が好ましい。
【0017】また、電磁シールド性又は電波吸収性の粉
体Mの樹脂P中における含有量は、ハウジング全体に対
して50〜80重量%とすることが好ましい。粉体Mの
含有量が50重量%未満では、電磁シールド性又は電波
吸収性が十分に得られず、80重量%を超えると、端子
22、32の短絡等が生じる虞れがある。
【0018】なお、粉体Mは、特に上記磁性粉体を用い
た場合は、それ自体の電気抵抗がかなり高く、絶縁性の
樹脂Pで周りを囲まれるため、上記のような範囲の含有
量であれば、ハウジング自体の絶縁性が損なわれること
はない。
【0019】この実施形態によれば、雌型コネクタ20
に雄型コネクタ30を嵌合させて接続したとき、それぞ
れの各端子22及び32が、電磁シールド性又は電波吸
収性の粉体Mを含有するハウジング21、31によって
ほぼ完全に囲まれるため、外部の高周波放射ノイズの端
子22、32への入射や、端子22、32から発生する
高周波ノイズの外部への放出が、電磁シールド性又は電
波吸収性の粉体Mによって防止され、内部配線基板上に
高密度で搭載される電子部品の誤動作を防止することが
できる。
【0020】なお、上記コネクタのうち、特に雌型コネ
クタ20のハウジング21だけに電磁シールド性又は電
波吸収性の粉体Mが含有されていてもよい。その場合で
も、端子22、32の外周が雌型コネクタ20のハウジ
ング21で囲まれるため、かなりの電磁シールド性又は
電波吸収性が付与される。
【0021】また、本発明の電気コネクタは、上記実施
形態に示されるように、基板と基板とを接続するタイプ
に特に有効であるが、基板と電線とを接続するタイプ
や、基板に電子部品をコネクタを介して搭載するタイプ
のものにも効果的である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電磁シールド性又は電波吸収性の粉体を含有する樹脂で
成形されたハウジングを用いることにより、外部の高周
波放射ノイズのコネクタ端子への入射や、コネクタ端子
から発生する高周波ノイズの外部への放出を効果的に防
止して、内部配線基板上に高密度で搭載される電子部品
の誤動作を防止することができる。また、ハウジング自
体に電磁シールド性又は電波吸収性を付与することによ
って、部品点数が増えることなく、組立作業性も従来の
ものと変わらないので、製造コストを抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気コネクタの一実施形態における雌
型コネクタを示す斜視図
【図2】本発明の電気コネクタの一実施形態における雄
型コネクタを示す斜視図
【図3】同電気コネクタのハウジングの部分断面を示す
模式断面図
【図4】従来の電気コネクタの一例を示す斜視図
【符号の説明】
20 雌型コネクタ 21 ハウジング 22 端子 22a 先端部 22b 足部 30 雄型コネクタ 31 ハウジング 32 端子 32a 先端部 32b 足部 M 電磁シールド性又は電波吸収性の粉体 P 樹脂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の内部配線用基板に直接搭載さ
    れる電気コネクタにおいて、電磁シールド性又は電波吸
    収性の粉体を含有する樹脂で成形されたハウジングと、
    このハウジング内に装着された端子とを有することを特
    徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 電磁シールド性又は電波吸収性の粉体
    が、フェライト系、カーボニル鉄系又は軟磁性金属系の
    磁性粉体である請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングが、前記電磁シールド性
    又は電波吸収性の粉体を50〜80重量%含有する樹脂
    で成形されたものである請求項1又は2記載の電気コネ
    クタ。
JP10315565A 1998-11-06 1998-11-06 電気コネクタ Pending JP2000150072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10315565A JP2000150072A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 電気コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10315565A JP2000150072A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 電気コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000150072A true JP2000150072A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18066883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10315565A Pending JP2000150072A (ja) 1998-11-06 1998-11-06 電気コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000150072A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009176688A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Autonetworks Technologies Ltd 通信線用の分岐コネクタ
JP2012502439A (ja) * 2008-09-09 2012-01-26 300ケイ エンタープライズ ピーティーワイ リミテッド 電灯取付具に使用するカップリング及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009176688A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Autonetworks Technologies Ltd 通信線用の分岐コネクタ
JP2012502439A (ja) * 2008-09-09 2012-01-26 300ケイ エンタープライズ ピーティーワイ リミテッド 電灯取付具に使用するカップリング及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3397303B2 (ja) コネクタ及びその製造方法
US4829432A (en) Apparatus for shielding an electrical circuit from electromagnetic interference
US8208270B2 (en) Substrate joining member and three-dimensional structure using the same
JPH0515361U (ja) フイルタコネクタ及びフイルタコネクタ用遮蔽板
JPH0845738A (ja) インダクタンス素子
KR101087733B1 (ko) 배선기판과 회로모듈
US20090268420A1 (en) Shielding assembly
JPH08279667A (ja) フレキシブル基板
JPWO2006093155A1 (ja) 基板間接続コネクタ及び基板間接続コネクタを用いた回路基板装置
JPH09274969A (ja) コネクタ
EP1349271B1 (en) Electronic device for supplying DC power comprising a noise filter
US20080102701A1 (en) Connector with Shield, and Circuit Board Device
CN112187970B (zh) 摄像头模组及其电子装置
JP2009218258A (ja) 高周波モジュール
JP2000150072A (ja) 電気コネクタ
JP2728624B2 (ja) 電子素子シールドパッケージ
KR101053296B1 (ko) 전자파 차폐 기능을 갖는 전자 장치
JP7100168B2 (ja) シールドされた基板対基板コネクタ
JP4682646B2 (ja) 実装体
JP2002299132A (ja) 電源トランス装置
JP2004319384A (ja) 電子回路ユニット
KR101294782B1 (ko) 커넥터 조립체
JP2023544398A (ja) 基板コネクタ
JP2009302190A (ja) プリント基板および画像処理装置
JP6452566B2 (ja) シールドコネクタ