JP2000149863A - 光電子増倍管、光電子増倍管ユニット及び放射線検出装置 - Google Patents
光電子増倍管、光電子増倍管ユニット及び放射線検出装置Info
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Abstract
せるようにした光電子増倍管と、ユニット化する際の光
電子増倍管の組み立て作業性を向上させる光電子増倍管
ユニットと、複数の光電子増倍管の組み込み作業の効率
化を図るようにした放射線検出装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明による光電子増倍管1は、ステム
板4が雌ネジ手段30をもつことに起因して、密封容器
5を所定場所にネジ固定させることが容易となる。その
結果、光電子増倍管1の着脱作業性を極めて良好にし、
熟練者でなくとも、ネジ止め作業によって、所定の位置
に正確に光電子増倍管1を簡単に取付けることができ
る。
Description
た微弱な光を電子の増倍によって検出させる構成をもっ
た光電子増倍管と、光電子増倍管が並べられた光電子増
倍管ユニットと、光電子増倍管や光電子増倍管ユニット
を並べて利用した放射線検出装置に関するものである。
開平5−100034号公報がある。この公報には、シ
ンチレーションカメラが開示されており、このシンチレ
ーションカメラに利用される光電子増倍管は、シンチレ
ータの上面で密に配列されている。そして、各光電子増
倍管を固定させるにあたって、各光電子増倍管に取付け
られた各ソケットの周囲に螺旋バネを配置させ、対峙関
係にある押さえ板と各光電子増倍管との間を螺旋バネで
連結させ、螺旋バネによって光電子増倍管の受光面をシ
ンチレータに押え付けながら固定させている。このよう
に、各光電子増倍管の固定には、所定のバネ力が利用さ
れている。
た従来の光電子増倍管には、次のような課題が存在して
いた。すなわち、光電子増倍管自体が特殊な固定手段を
もたない結果、光電子増倍管を所定の場所に固定させる
際、バネや押さえ板等の種々の固定部品を必要とする。
その結果、光電子増倍管を所定の場所に固定させるとき
の取付け作業手順が煩雑となり、固定構造の複雑化を招
来する。また、所定の光検出装置に光電子増倍管を組み
込む場合、光電子増倍管のステムピンを差し込むための
ソケットを、装置内で固定させることも一般的に行われ
ていた。
されたもので、特に、取付けの簡便さと汎用性を向上さ
せるようにした光電子増倍管と、ユニット化する際の光
電子増倍管の組み立て作業性を向上させるようにした光
電子増倍管ユニットと、複数の光電子増倍管の組み込み
作業の効率化を図るようにした放射線検出装置を提供す
ることを目的とする。
光電子増倍管は、受光面板の受光面から入射した光によ
って電子を放出する光電面を有し、光電面から放出した
電子を増倍させる電子増倍部を密封容器内に有し、電子
増倍部で増倍させた電子に基づいて出力信号を送出する
アノードをもった光電子増倍管において、密封容器は、
電子増倍部及びアノードをステムピンを介して固定させ
るステム板と、電子増倍部及びアノードを包囲すると共
に、一側の開口端にステム板を固定する金属製の側管
と、側管の他側の開口端に固定するガラス製の受光面板
と、により形成され、ステム板の下面側に雌ネジ手段を
設けたことを特徴とする。
ネジ手段をもつことに起因して、密封容器を所定場所に
ネジ固定させることが容易となる。一般的な光電子増倍
管は、それ自体の汎用性を高めるため、特殊な固定構造
は採用されていない。また、近年おいて、光電子増倍管
は、その感度特性の高さから、様々な装置内に組み込ま
れて利用される機会が多くなっている。その際、光電子
増倍管の個別的な取付け、交換作業を必要とするが、こ
のような作業には熟練を要するのが現状であった。そこ
で、光電子増倍管が故障した際の交換や光電子増倍管の
取付け性を考慮し、本発明の光電子増倍管では、ステム
板に雌ネジ手段をもたせるようにした。その結果、雌ネ
ジ手段の規格化によって、光電子増倍管を固定させる際
の規格化を可能にし、光電子増倍管の着脱作業性を極め
て良好にしつつ汎用化が図られる。従って、熟練者でな
くとも、ネジ止めといった簡単な作業によって、所定の
位置に正確に光電子増倍管を簡単に取付けることができ
る。
ネジ手段は、内部に雌ネジ部をもってステム板の下面か
ら突出させたスペーサ部からなると好ましい。このよう
な構成を採用した場合、光電子増倍管を所定場所に取付
けた際に、スペーサ部によってステム板を浮かせるよう
に固定させることができるので、ステム板での放熱促進
が図られ、光電子増倍管の性能アップに寄与する。ま
た、スペーサ部を電気絶縁性の材料で形成すると、高電
圧で作動する光電子増倍管の電気的影響を外部に伝えな
いようにすることも可能になる。
テム板に対して平行に延在し且つステムピンと電気的に
接続させた回路基板を更に有し、雄ネジ部材を雌ネジ手
段に螺合させることによって、ステム板に回路基板を固
定すると好ましい。この場合、雄ネジ部材を介して回路
基板を光電子増倍管に一体的に取付ける構造を採用して
いるので、回路基板と光電子増倍管との組立て作業が容
易になり、作業時間の短縮化が図られ、結果的に製品の
コストダウンをも可能にする。そして、回路基板又は光
電子増倍管の一方が故障した場合でも、回路基板と光電
子増倍管とを簡単に分離させることができるので、部品
交換を行う際の作業性が向上する。
ットは、受光面板の受光面から入射した光によって電子
を放出する光電面を有し、光電面から放出した電子を増
倍させる電子増倍部を密封容器内に有し、電子増倍部で
増倍させた電子に基づいて出力信号を送出するアノード
をもった光電子増倍管を複数個並設させた光電子増倍管
ユニットにおいて、各密封容器は、電子増倍部及びアノ
ードをステムピンを介して固定させるステム板と、電子
増倍部及びアノードを包囲すると共に、一側の開口端に
ステム板を固定する金属製の側管と、側管の他側の開口
端に固定するガラス製の受光面板と、により形成され、
各ステム板の下面側に雌ネジ手段を設け、単一の基板上
に複数の密封容器を並設させた状態で、雌ネジ手段に雄
ネジ部材を螺合させることによって、基板上で各密封容
器を並設固定したことを特徴とする。
ネジ部材によって、単一基板上に複数の光電子増倍管を
並べることができるので、ネジ止めといった簡単な作業
をもって光電子増倍管のユニット化が図られる。そし
て、一枚の基板に対する複数の光電子増倍管の着脱作業
を良好にし、光電子増倍管が故障した際、光電子増倍管
を個別的に交換することができる。そして、光電子増倍
管のユニット化を図ることで、光電子増倍管を様々な装
置内に組み込み易くしている。
いて、基板は、ステムピンと電気的に接続させる回路基
板であり、雄ネジ部材は絶縁性ネジであると好ましい。
この場合、雄ネジ部材を介在させて、一枚の回路基板上
で複数の光電子増倍管を一体的に組付けた構造を採用し
ている。従って、回路基板と複数の光電子増倍管との組
立て作業が容易になり、作業時間の短縮化が図られ、結
果的に製品のコストダウンをも可能にする。そして、回
路基板又は光電子増倍管の一方が故障した場合でも、回
路基板と光電子増倍管とを簡単に分離させることができ
るので、部品交換を行う作業性が向上し、しかも、ユニ
ット毎全て廃棄という事態が回避される。
は、被検体から発生する放射線の入射によって蛍光を発
するシンチレータと、シンチレータに受光面板を対面さ
せるように配置させ、シンチレータからの蛍光に基づく
電荷を出力させる複数の光電子増倍管と、光電子増倍管
からの出力を演算処理し、被検体内で発する放射線の位
置情報信号を出力する位置演算処理部とを備えた放射線
検出装置において、光電子増倍管は、受光面板の受光面
から入射した光によって電子を放出する光電面を有し、
光電面から放出した電子を増倍させる電子増倍部を密封
容器内に有し、電子増倍部で増倍させた電子に基づいて
出力信号を送出するアノードを有し、各密封容器は、電
子増倍部及びアノードをステムピンを介して固定させる
ステム板と、電子増倍部及びアノードを包囲すると共
に、一側の開口端にステム板を固定する金属製の側管
と、側管の他側の開口端に固定するガラス製の受光面板
と、により形成され、各ステム板の下面側に雌ネジ手段
を設け、単一の基板上に複数の密封容器を並設させた状
態で、雌ネジ手段に雄ネジ部材を螺合させることによっ
て、基板上で各密封容器を並設固定したことを特徴とす
る。
材によって、単一基板上に複数の光電子増倍管が並べら
れたユニットを利用しているので、多数の光電子増倍管
が組み込まれた放射線検出装置(例えばガンマカメラ
等)で所望の光電子増倍管を新品に交換する場合に、光
電子増倍管を一本一本交換するような煩雑な作業が無
く、ユニット毎の交換作業を可能にし、交換作業のスピ
ーディ化が可能になる。しかも、ユニットにネジ止め構
造を採用する結果、基板に対する光電子増倍管毎の着脱
作業を良好にし、取り外されたユニットにおいては、光
電子増倍管の個別的な交換も可能にしている。
電子増倍管、光電子増倍管ユニット及び放射線検出装置
の好適な実施形態について詳細に説明する。
斜視図であり、図2は、図1の断面図である。これら図
面に示す光電子増倍管1は、略正四角筒形状の金属製
(例えば、コバール金属製やステンレス製)の側管2を
有し、この側管2の一側の開口端Aにはガラス製の受光
面板3が融着固定され、この受光面板3の内表面には、
光を電子に変換する光電面3aが形成され、この光電面
3aは、受光面板2に予め蒸着させておいたアンチモン
にアルカリ金属蒸気を反応させることで形成される。ま
た、側管2の開口端Bには、金属製(例えば、コバール
金属製やステンレス製)のステム板4が溶接固定されて
いる。このように、側管2と受光面板3とステム板4と
によって密封容器5が構成され、この密封容器5は、高
さが10mm程度の極薄タイプのものである。
管6が固定されている。この排気管6は、光電子増倍管
1の組立て作業終了後、密封容器5の内部を真空ポンプ
(図示せず)によって排気して真空状態にするのに利用
されると共に、光電面3aの形成時にアルカリ金属蒸気
を密封容器5内に導入させる管としても利用される。
積層タイプの電子増倍器7が設けられ、この電子増倍器
7は、10枚(10段)の板状のダイノード8を積層さ
せた電子増倍部9を有し、電子増倍器7は、ステム板4
を貫通するように設けられたコバール金属製のステムピ
ン10によって密封容器5内で支持され、各ステムピン
10の先端は各ダイノード8と電気的に接続されてい
る。また、ステム板4には、各ステムピン10を貫通さ
せるためのピン孔4aが設けられ、各ピン孔4aには、
コバールガラス製のハーメチックシールとして利用され
るタブレット11が充填され、各ステムピン10は、タ
ブレット11を介してステム板4に固定される。なお、
各ステムピン10には、各ダイノード8に個別的に接続
させたダイノードピン10Aと、後述する各アノード1
2に個別的に接続させたアノードピン10Bとがある。
下方に位置してアノードピン10Bの上端に固定したア
ノード12が並設させられている。また、電子増倍器7
の最上段において、光電面3aと電子増倍部9との間に
は平板状の収束電極板13が配置され、この収束電極板
13には、スリット状の開口部13aが複数本形成さ
れ、各開口部13aは一方向にリニアな配列をなす。同
様に、電子増倍部9の各ダイノード8には、開口部13
aと同数のスリット状電子増倍孔8aが複数本形成さ
れ、各電子増倍孔8aを一方向にリニアで、紙面と垂直
な方向に複数配列させている。
aを段方向にそれぞれ配列してなる各電子増倍経路L
と、収束電極板13の各開口部13aとを一対一で対応
させることによって、電子増倍器7には、複数のチャン
ネルが形成されることになる。また、電子増倍器7に設
けられた各アノード12は所定数のチャンネル毎に対応
するように8×8個設けられ、各アノード12を各アノ
ードピン10Bにそれぞれ接続させることで、各アノー
ドピン10Bを介して外部に個別的な出力を取り出して
いる。
ア型チャンネルを有している。そして、図示しないブリ
ーダ回路に接続した所定のステムピン10によって、電
子増倍部9及びアノード12には所定の電圧が供給さ
れ、光電面3aと収束電極板13とは、同じ電位に設定
され、各ダイノード8とアノード12は、上段から順に
高電位の設定がなされている。従って、受光面板2に入
射した光は、光電面3aで電子に変換され、その電子
が、収束電極板13と電子増倍器7の最上段に積層され
ている第1段のダイノード8とによって形成される電子
レンズ効果により、所定のチャンネル内に入射すること
になる。そして、電子の入射したチャンネルにおいて、
電子は、ダイノード8の電子増倍経路Lを通りながら、
各ダイノード8で多段増倍されて、アノード12に入射
し、個別的な出力が各アノード12から送出されること
になる。
板4と金属製の側管2とを気密溶接するにあたって、ス
テム板4を側管2の開口端Bから挿入し、側管2の下端
2aの内壁面2cをステム板4の縁面4bに当接させ、
ステム板4の下面4cと側管2の下端面2dとを概ね面
一にし、ステム板4から側管2の下端面2dが突き出な
いようにする。よって、側管2の外壁面2bの下端2a
を略管軸方向に延在させると同時に、電子増倍管1の下
端でフランジのような側方への張り出しを無くしてい
る。この状態で、接合部分Fに対し、外側の真下あるい
は接合部分Fを狙える方向からレーザビームを照射し、
接合部分Fをレーザ溶接する。
ランジのような張り出しを無くす結果、抵抗溶接は行い
難いけれども、光電子増倍管1の外形寸法の縮小化を可
能にし、光電子増倍管1を並べて利用する場合でも、デ
ッドスペースを可能な限り排除することができ、側管2
同士を密に配列させることができる。よって、金属製の
ステム板4と金属製の側管2との接合にレーザ溶接を採
用することは、光電子増倍管1の薄型化及びその高密度
配列化を可能にする。
り、この融接法を利用し、側管2をステム板4に溶接固
定する場合、抵抗溶接と異なり、側管2とステム板4と
の接合部分Fに圧力を加える必要がないので、接合部分
Fに残留応力が発生することがなく、使用中においても
接合箇所に亀裂が発生し難く、耐久性及び気密シール性
の著しい向上が図られる。なお、融接法のうちでも、レ
ーザ溶接や電子ビーム溶接は、抵抗溶接に比して、接合
部分Fでの熱の発生を小さく抑えることができる。従っ
て、光電子増倍管1の組立てにあたって、密封容器5内
に配置させた各構成部品に対する熱への影響が極めて少
なくなる。
ス等からなる平板を、肉厚0.25mm、高さ7mm程
度の略正四角筒形状にプレス加工することで得られるも
のであり、この側管2の一側の開口端Aにガラス製の受
光面板3を融着固定させている。図4に示すように、側
管2の受光面板3側の先端部分(上端)には、高周波加
熱によって、受光面板3の光電面3a側に溶融埋設させ
る突き刺し部20が設けられている。この突き刺し部2
0は、側管2の上端の全周に亙って設けられると共に、
その内壁面2c側に位置するR形状部20aを介して、
外側に押し曲げられるようにして形成されている。そし
て、突き刺し部20の先端20bは、ナイフエッジ状に
尖らせてある。従って、側管2の上端を受光面板3に突
き刺し易く、ガラス製の受光面板3に側管2を融着固定
させる際に、その組立て作業の向上及び確実性が図られ
ることになる。
側管2を、受光面板3に固定するにあたって、先ず、側
管2の突き刺し部20の先端20bに受光面板3の裏面
を当接させた状態で、金属製の側管2を回転台(図示せ
ず)の上に配置させる。その後、高周波加熱装置によっ
て金属製の側管2を加熱させるが、このとき、受光面板
3を、加圧治具により上から押えつけた状態にしてお
く。すると、加熱された側管2の突き刺し部20が、ガ
ラス製の受光面板3を徐々に溶かしながら突き進むこと
になる。その結果、側管2の突き刺し部20が受光面板
3に埋設され、受光面板3と側管2との接合部分で高気
密性が確保される。
うに側管2から側方に向けて延び出るものではなく、側
管2から切り立つようにして延びるものであるから、突
き刺し部20を受光面板3の側面3cに可能な限り近づ
けるようにして埋設させると、受光面板3の有効利用面
積を100%近くまで高めることができ、受光面板3の
デッドエリアを可能な限りゼロに近づけることができ
る。
ガラス製の受光面板3の側面3cを所定量だけ外方に突
出させる結果、受光面板3には、所定の突出量をもった
張り出し部3Aが形成され、受光面板3の受光面3dか
らの光取入れ面積の拡大化が図られる。また、金属製の
側管2にガラス製の受光面板3を融着固定するにあたっ
て、ガラスと金属との材質同士の接合ゆえに前述したよ
うな融着技術を採用するが、受光面板3と側管2との接
合作業時の融着領域を確保する上で、受光面板3の張り
出し部3Aが極めて有効に作用することになる。そし
て、張り出し部3Aの突出量Lを大きくすることで、融
着時に受光面板3の側面3cがダレ難くなり、側面3c
の形状保持を確実なものにする。
2及び図5に示すように、4個の雌ネジ手段30が設け
られている。各雌ネジ手段30は、ステム板4の各コー
ナー部分に設けられると共に、内部に雌ネジ部31aを
形成してステム板4の下面4cから突出する円筒状のス
ペーサ部31からなる。このスペーサ部31は、ステム
板4と同じ材質からなり、一体成形により作り出される
ものである。なお、スペーサ部31は、電気絶縁性の材
料(例えば樹脂等)で別体に形成させたものであっても
よい。
をもつことに起因して、密封容器5を所定場所に固定さ
せることが容易となるばかりか、雌ネジ手段30の規格
化は、光電子増倍管1を固定させる際の規格化の一助と
なる。例えば、所定の光検出装置内で光電子増倍管1が
故障した際、同一の規格をもった光電子増倍管1を利用
することで、所定の位置に光電子増倍管1を正しく取付
けることができる。また、光電子増倍管1を所定場所に
取付けた際、スペーサ部31によってステム板4を浮か
せるように固定させることができ、ステム板4での放熱
が確保され、光電子増倍管1の性能アップに寄与する。
そして、スペーサ部31を電気絶縁性の材料で形成する
と、高電圧で作動する光電子増倍管1の電気的影響を外
部に伝えないようにすることも可能になる。
適用例について説明する。図2,図6及び図7に示すよ
うに、各ダイノードピン10Aに接続させる電圧分割回
路(ブリーダ回路)や各アノードピン10Bに接続させ
るアノード出力取り出し用の回路パターン等を実装させ
た第1の回路基板33を光電子増倍管1に固定させる場
合がある。この第1の回路基板33には、各アノードピ
ン10Bに対応す金属製のソケットピン34と、各ダイ
ノードピン10Aに対応する金属製のソケットピン35
とが設けられている。また、第1の回路基板33の中央
には、排気管6の挿入を予定した排気管挿入孔33aが
設けられている。そして、第1の回路基板33には、各
スペーサ部31に対応する位置にネジ挿入孔36が設け
られている。従って、ソケットピン34,35内にアノ
ードピン10Bやダイノードピン10Aを挿入させなが
ら、スペーサ部31の雌ネジ部31aとネジ挿入孔36
との位置合わせを行った後、下方から電気絶縁性のネジ
(雄ネジ部材)32を雌ネジ部31aに螺合させること
で、第1の回路基板33は、ステム板4と平行に延在す
るようにして光電子増倍管1と一体する。
基板33を光電子増倍管1に一体的に取付ける構造を採
用する結果、第1の回路基板33と光電子増倍管1との
組立て作業が容易になり、作業時間の短縮化が図られ、
製品のコストダウンを可能にする。そして、第1の回路
基板33又は光電子増倍管1の一方が故障した場合で
も、第1の回路基板33と光電子増倍管1とを簡単に分
離させることができるので、部品交換する際の作業性が
向上する。
回路基板33の下側には、これと平行に延在するような
第2の回路基板37を固定させる場合がある。この第2
の回路基板37は、図示しない接続ピンを介して第1の
回路基板33に電気的に接続させると共に、AD変換器
等からなる位置演算処理機能を有するものである。ま
た、第2の回路基板37の上面には、第1の回路基板3
3のネジ挿入孔36に対応する位置に円筒状の電気絶縁
性スペーサ38が突設され、このスペーサ38によっ
て、第1の回路基板33と第2の回路基板37とを一定
の間隔に保持させている。また、スペーサ38内のネジ
挿入孔38aを利用し、電気絶縁性のネジ(雄ネジ部
材)32Aを雌ネジ部31aに螺合させることで、第1
の回路基板33と第2の回路基板37と光電子増倍管1
との一体化が図られる。この場合、ネジ止めに起因し
て、三者を簡単に分離させることができる。なお、光電
子増倍管1の受光面板3にシンチレータMを一体的に固
着させる構成も可能である。
及び放射線検出装置の好適な実施形態について説明す
る。
は、その一例をなすガンマカメラであり、核医学におけ
る診断装置として開発されたものである。このガンマカ
メラ40は、支持フレーム39から延びるアーム42に
よって保持された検出部43を有し、この検出部43
は、被検体である患者Pを寝かせるためのベッド41の
真上に配置させるものである。
に示すように、患部に対面するようにしてシンチレータ
46が収容され、このシンチレータ46は、ガラス製の
ライトガイドを介在させることなく光電子増倍管群Gに
直接固定されている。この光電子増倍管群Gは、多数の
光電子増倍管1をマトリックス状に高密度で配列させた
ものである。各光電子増倍管1の受光面板3は、シンチ
レータ46から発せられる蛍光を直接入射させるため
に、下側に向けられてシンチレータ46を対面接合させ
ている。この場合、受光面板3を従来のライトガイド程
度に厚くする結果、従来のライトガイドを不要にした。
からの出力電荷に基づいて、演算処理を行う位置演算処
理部49が設けられている。この位置演算処理部49に
は光電子増倍管群Gがネジ止め手段等で固定され、この
光電子増倍管群Gに電気的に接続させた位置演算処理部
49からは、ディスプレイ(図示せず)上での3次元モ
ニターを達成するためのX信号、Y信号及びZ信号が出
力される。このように、患者Pの患部から発生するガン
マー線は、シンチレータ46によって所定の蛍光に変換
され、この蛍光エネルギを各光電子増倍管1で電荷に変
換し、位置演算処理部49によって位置情報信号として
外部に出力することで、放射線のエネルギ分布のモニタ
ー化を可能にし、画面上での診断に利用される。
カメラ40について簡単に説明したが、核医学診断に利
用される放射線検出装置としてはポジトロンCT(通称
PET)があり、この装置にも多数の光電子増倍管1を
利用していることは言うまでもない。
の光電子増倍管1をマトリックス状に配列したものであ
り、この光電子増倍管群Gには、図12に示すように、
4個(2×2個)の光電子増倍管1からなる光電子増倍
管ユニットSが利用されている。なお、ユニットSにお
いて、光電子増倍管1のこのような配列は一例である。
ニットSについて詳細に説明する。なお、図8に示した
部品と同一又は同等な構成には同一の符号を付す。
トSを構成するにあたって、図12及び図13に示すよ
うに、同一構成の光電子増倍管1が2×2列の状態で配
列され、隣接する4枚の受光面板3の側面3c同士を密
着させ、隣接する側管2同士を離間させている。この場
合、受光面板3同士を接着剤を介して固定させると、受
光面板3同士を簡単かつ確実に固定させることができ
る。
子増倍管1のステム板4は、雌ネジ手段30の一例であ
る円筒状のスペーサ部31を有している。そして、各光
電子増倍管1は、単一の第1の回路基板50上で並べら
れ、この第1の回路基板50には、各ダイノードピン1
0Aに接続させる電圧分割回路(ブリーダ回路)や各ア
ノードピン10Bに接続させるアノード出力取り出し用
の回路パターン等が実装されている。更に、第1の回路
基板50には、各アノードピン10Bに対応する金属製
のソケットピン51と、各ダイノードピン10Aに対応
する金属製のソケットピン52とが設けられている。
れと平行に延在するような単一の第2の回路基板55が
固定されている。この第2の回路基板55は、図示しな
い接続ピンを介して第1の回路基板50に電気的に接続
させると共に、AD変換器等からなる位置演算処理機能
を有するものである。また、第2の回路基板37の上面
には、第1の回路基板50のネジ挿入孔53に対応する
位置に円筒状の電気絶縁性スペーサ56が突設され、こ
のスペーサ56によって、第1の回路基板50と第2の
回路基板55とを一定の間隔に保持させている。また、
スペーサ56内のネジ挿入孔56aを利用し、電気絶縁
性のネジ(雄ネジ部材)32Bを雌ネジ部31aに螺合
させることで、第1の回路基板50と第2の回路基板5
5と4個の光電子増倍管1とを一体化させている。この
場合、ネジ止めに起因して、各光電子増倍管1を回路基
板50,55から簡単に分離させることができる。な
お、各光電子増倍管1の受光面板3にシンチレータ46
を一体的に固着させたものがある。
て、第1及び第2の回路基板50,55上で複数の光電
子増倍管1を一体的に組付けた構造を採用するので、回
路基板50,55と複数の光電子増倍管1との組立て作
業が容易になり、作業時間の短縮化が図られ、結果的に
製品のコストダウンをも可能にする。そして、回路基板
50,55又は各光電子増倍管1の何れかが故障した場
合でも、回路基板50,55と各光電子増倍管1とを簡
単に分離させることができるので、部品交換する際の作
業性が向上し、しかも、ユニット毎全て廃棄という事態
が回避される。
ものではない。例えば、図15に示すように、他の種類
の光電子増倍管1Aのステム板4Aに雌ネジ手段60を
設けてもよい。この雌ネジ手段60は、着座性向上のた
めに環状のスペーサ部65を有し、このスペーサ部65
の底面の所定の箇所に雌ネジ部65aを形成させてい
る。この光電子増倍管1Aは、一般的な光検出装置の台
座61に固定するもので、この台座61には、雌ネジ手
段60に対応する位置にネジ挿入孔62が設けられると
共に、各ステムピン10にソケット63を差し込むため
のソケット用開口64が設けられている。よって、ネジ
挿入孔62を介し、ネジ(雄ネジ部材)32Cを雌ネジ
手段60の雌ネジ部65aに螺合させることで、光電子
増倍管1Aは台座61にネジ固定されることになる。
は、光電子増倍管1との関係上必要にかる回路構成にな
っており、光電子増倍管の用途に応じて適宜変更される
ことは言うまでもない。更に、前述した第1の回路基板
33,50は、回路を実装せていないプラスチック又は
セラミックス製の平板状の基板であってもよい。
うに構成されているため、次のような効果を得る。すな
わち、受光面板の受光面から入射した光によって電子を
放出する光電面を有し、光電面から放出した電子を増倍
させる電子増倍部を密封容器内に有し、電子増倍部で増
倍させた電子に基づいて出力信号を送出するアノードを
もった光電子増倍管において、密封容器は、電子増倍部
及びアノードをステムピンを介して固定させるステム板
と、電子増倍部及びアノードを包囲すると共に、一側の
開口端にステム板を固定する金属製の側管と、側管の他
側の開口端に固定するガラス製の受光面板と、により形
成され、ステム板の下面側に雌ネジ手段を設けたことに
より、取付けの簡便さと汎用性を向上させることができ
る。
では、受光面板の受光面から入射した光によって電子を
放出する光電面を有し、光電面から放出した電子を増倍
させる電子増倍部を密封容器内に有し、電子増倍部で増
倍させた電子に基づいて出力信号を送出するアノードを
もった光電子増倍管を複数個並設させた光電子増倍管ユ
ニットにおいて、各密封容器は、電子増倍部及びアノー
ドをステムピンを介して固定させるステム板と、電子増
倍部及びアノードを包囲すると共に、一側の開口端にス
テム板を固定する金属製の側管と、側管の他側の開口端
に固定するガラス製の受光面板と、により形成され、各
ステム板の下面側に雌ネジ手段を設け、単一の基板上に
複数の密封容器を並設させた状態で、雌ネジ手段に雄ネ
ジ部材を螺合させることによって、基板上で各密封容器
を並設固定したことによって、ユニットを組み立てる際
の作業性の向上を可能にする。
被検体から発生する放射線の入射によって蛍光を発する
シンチレータと、シンチレータに受光面板を対面させる
ように配置させ、シンチレータからの蛍光に基づく電荷
を出力させる複数の光電子増倍管と、光電子増倍管から
の出力を演算処理し、被検体内で発する放射線の位置情
報信号を出力する位置演算部とを備えた放射線検出装置
において、光電子増倍管は、受光面板の受光面から入射
した光によって電子を放出する光電面を有し、光電面か
ら放出した電子を増倍させる電子増倍部を密封容器内に
有し、電子増倍部で増倍させた電子に基づいて出力信号
を送出するアノードを有し、各密封容器は、電子増倍部
及びアノードをステムピンを介して固定させるステム板
と、電子増倍部及びアノードを包囲すると共に、一側の
開口端にステム板を固定する金属製の側管と、側管の他
側の開口端に固定するガラス製の受光面板と、により形
成され、各ステム板の下面側に雌ネジ手段を設け、単一
の基板上に複数の密封容器を並設させた状態で、雌ネジ
手段に雄ネジ部材を螺合させることによって、基板上で
各密封容器を並設固定したことにより、光電子増倍管の
組み込み作業の効率化が図られる。
斜視図である。
を示す断面図である。
て一体化させた状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
示す斜視図である。
造を示す側面図である。
形態を示す平面図である。
示す断面図である。
a…光電面、3d…受光面、4,4A…ステム板、4c
…ステム板の下面、5…密封容器、9…電子増倍部、1
0…ステムピン、12…アノード、30,60…雌ネジ
手段、31,65…スペーサ部、31a,65a…雌ネ
ジ部、32,32A,32B,32C…ネジ(雄ネジ部
材)、33,37,50,55…回路基板(基板)、4
0…放射線検出装置、46,M…シンチレータ、49…
位置演算処理部、A,B…側管の開口端、S…光電子増
倍管ユニット、P…患者(被検体)。
Claims (6)
- 【請求項1】 受光面板の受光面から入射した光によっ
て電子を放出する光電面を有し、前記光電面から放出し
た電子を増倍させる電子増倍部を密封容器内に有し、前
記電子増倍部で増倍させた電子に基づいて出力信号を送
出するアノードをもった光電子増倍管において、 前記密封容器は、 前記電子増倍部及び前記アノードをステムピンを介して
固定させるステム板と、 前記電子増倍部及び前記アノードを包囲すると共に、一
側の開口端に前記ステム板を固定する金属製の側管と、 前記側管の他側の開口端に固定するガラス製の前記受光
面板と、により形成され、 前記ステム板の下面側に雌ネジ手段を設けたことを特徴
とする光電子増倍管。 - 【請求項2】 前記雌ネジ手段は、内部に雌ネジ部をも
って前記ステム板の前記下面から突出させたスペーサ部
からなることを特徴とする請求項1記載の光電子増倍
管。 - 【請求項3】 前記ステム板に対して平行に延在し且つ
前記ステムピンと電気的に接続させた回路基板を更に有
し、雄ネジ部材を前記雌ネジ手段に螺合させることによ
って、前記ステム板に前記回路基板を固定したことを特
徴とする請求項1又は2記載の光電子増倍管。 - 【請求項4】 受光面板の受光面から入射した光によっ
て電子を放出する光電面を有し、前記光電面から放出し
た電子を増倍させる電子増倍部を密封容器内に有し、前
記電子増倍部で増倍させた電子に基づいて出力信号を送
出するアノードをもった光電子増倍管を複数個並設させ
た光電子増倍管ユニットにおいて、 前記各密封容器は、 前記電子増倍部及び前記アノードをステムピンを介して
固定させるステム板と、 前記電子増倍部及び前記アノードを包囲すると共に、一
側の開口端に前記ステム板を固定する金属製の側管と、 前記側管の他側の開口端に固定するガラス製の前記受光
面板と、により形成され、 前記各ステム板の下面側に雌ネジ手段を設け、単一の基
板上に複数の前記密封容器を並設させた状態で、前記雌
ネジ手段に雄ネジ部材を螺合させることによって、前記
基板上で前記各密封容器を並設固定したことを特徴とす
る光電子増倍管ユニット。 - 【請求項5】 前記基板は、前記ステムピンと電気的に
接続させる回路基板であり、前記雄ネジ部材は絶縁性ネ
ジであることを特徴とする請求項4記載の光電子増倍管
ユニット。 - 【請求項6】 被検体から発生する放射線の入射によっ
て蛍光を発するシンチレータと、前記シンチレータに受
光面板を対面させるように配置させ、前記シンチレータ
からの蛍光に基づく電荷を出力させる複数の光電子増倍
管と、前記光電子増倍管からの出力を演算処理し、前記
被検体内で発する放射線の位置情報信号を出力する位置
演算処理部とを備えた放射線検出装置において、 前記光電子増倍管は、 前記受光面板の受光面から入射した光によって電子を放
出する光電面を有し、前記光電面から放出した電子を増
倍させる電子増倍部を密封容器内に有し、前記電子増倍
部で増倍させた電子に基づいて出力信号を送出するアノ
ードを有し、 前記各密封容器は、 前記電子増倍部及び前記アノードをステムピンを介して
固定させるステム板と、 前記電子増倍部及び前記アノードを包囲すると共に、一
側の開口端に前記ステム板を固定する金属製の側管と、 前記側管の他側の開口端に固定するガラス製の前記受光
面板と、により形成され、 前記各ステム板の下面側に雌ネジ手段を設け、単一の基
板上に複数の前記密封容器を並設させた状態で、前記雌
ネジ手段に雄ネジ部材を螺合させることによって、前記
基板上で前記各密封容器を並設固定したことを特徴とす
る放射線検出装置。
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