JP2000149196A - 車両監視装置および移動体認識装置 - Google Patents
車両監視装置および移動体認識装置Info
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Abstract
且つ、当該少ない情報量であっても精度よく他車両の状
況を判断する。 【解決手段】所定の視野を連続する複数の領域WX0〜
WXnに分割し、各領域WX0〜WXnの輝度情報を所
定の時間間隔で検出し、後続の移動体の情報として記憶
装置30に記憶させる。次いで、記憶装置30から、相
異なる少なくとも2つの時間において検知された各領域
WX0〜WXnの輝度情報を読み出し、隣接する領域W
X0〜WXnにおける輝度情報の移動を一次元フローと
して算出し、自車両速度に基づいて生ずる路面の一次元
フローと比較し、自車両に接近する後続車両を検出す
る。
Description
どの車両に設置した撮像装置等の画像センサによって、
後方、側方より接近する他車両の情報を輝度情報として
検出し、その情報に基づいて当該他車両の動きを算出
し、危険が予想される場合にはドライバに警報を発する
車両監視装置および移動体認識装置に関する。
ざましく、自動車等、車両の安全な運転を支援するため
のコンピュータ制御技術が種々開発されており、道路標
識や周囲の物体、他の車両等の状況をCCDセンサによ
り撮像し、画像処理して他の車両の動きをとらえる手法
が提案されている。
方からの車両の接近を想定する。車両の接近状態を考慮
せずにドライバが右左折や車線変更を行おうとすると、
後続車両は危険を回避するために制動を余儀なくされ、
これによって円滑な走行が妨げられることになる。そこ
で、自車両に対して接近してくる他車両の存在を予め認
識する機能を実現することは、円滑な車両運行上の面か
ら極めて有用である。
術は、自動車の運転のみならず、航空機や船舶など、移
動体一般において広くその発展が望まれている分野であ
り、将来的にその適用範囲の拡大が予想される重要な技
術分野である。
後方より接近してくる他車両の存在を検出し予めドライ
バに対して認識させる手法を開示した従来例としては、
例えば、特開平7−50769号公報に記載の技術が知
られている。
後部に設置したビデオカメラ、CCDカメラ等の撮像装
置により自車両の後側景画像情報を得て、後続の追越し
車両や隣接車線の走行車両の接近による危険度を判定
し、ドライバに警告を発するものであり、撮像装置によ
り撮像した一連の後側景画像の中から、時間的に相前後
する2コマの画像中に写し出される対象物体上の同一点
の移動を、オプティカルフローベクトルとして検出し、
その大きさと方向から危険度を判断するものである。
クトルは、前画像の無限遠点FOE(Focus of Expansi
on)から放射状の方向に設定した窓を、後画像において
同方向に移動し、その窓に重なる後画像と、該窓の前画
像における設定位置とのそれぞれの中心点間を結ぶ矢印
を、着目する1点のオプティカルフローベクトルと定
め、この大きさと方向により、後続車両の速度、方向を
判断するものである。
来技術に示される車両検出の手法においては、撮像装置
により得た画像情報から、画像認識(画像処理)を行
い、後方に存在する車両を識別した上で、時間的に相前
後する2コマの画像情報中の該当車両についてのオプテ
ィカルフローを算出する処理が必要である。
ら、特定の、例えば後方を走行する車両を識別するため
には、高度の画像処理が必要となり、そのための処理装
置としては、大量の画像情報を短時間で演算処理できる
性能が要求される。特に、自動車の運転時に、自車両に
対して、後方より追越しのために接近してくる後続車両
の存在を予め認識し、ドライバに対して適切な警告を発
する機能を実現するためには、瞬時に大量のデータの処
理が可能な高速演算処理装置であることが要求される。
また、画像処理ソフトも高度な処理アルゴリズムを実現
するものが要求され、必然的に高価な処理装置を利用し
なければならないという不都合が存在していた。
に、後方から接近する車両認識のため当該車両から得る
情報量を必要最少限のものとした場合でも、精度よく後
続車両の検出が行える装置であることが要求される。
を目的を達成するのに必要最少限のものとし、且つ、当
該必要最少限の情報を有効に利用して、自車両に接近す
る他車両の状況を高精度に判断することのできる車両監
視装置を提供することを目的とする。
に認識することのできる移動体認識装置を提供すること
を目的とする。
めに、本発明は、自車両に接近する他車両の情報を、人
間が認識するために十分な解像度を持った画像情報とし
て捉え、その画像情報を処理して他車両を認識するので
はなく、視野領域の中で他車両の移動を輝度変化の情報
として捉えるべく、隣り合う視野領域を部分的に重なり
合わせることで移動の情報の欠落を抑えるとともに、こ
のような手法により算出した移動体の一次元フローと、
自車両速度に基づいて生ずる路面の一次元フローとを比
較し、自車両に接近する他車両を検出し、また、検出し
た他車両の情報を、時系列的に記憶し、各時間毎の他車
両情報の連続性に基づいて、自車両に接近する他車両の
存在を確定することにより、他車両の動きの情報の信頼
性を高めることができる。すなわち、他車両の移動を確
実に認識することが可能であるとともに、処理すべき情
報量を少なくすることができる。
情報の空間的変化率の絶対値が設定基準値よりも小さい
場合、他車両の動きの算出処理を中止することで、輝度
変化が小さく、信頼性の低い状態での他車両認識を回避
することができる。
きを検出し、その動きを時系列的に記憶し、記憶された
動きの連続性から、情報の多少の欠落によらず確実に移
動体を抽出することが可能である。
移動体認識装置について、好適な実施形態を挙げ、添付
の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
を示すブロック図である。図1において、車両監視装置
10は、輝度入力装置12と、記憶装置30、移動体の
一次元フロー算出部32、移動体の動き検出部36、車
両情報時系列処理部40および警報判断部42からなる
演算処理装置14とから構成されている。
はCCDカメラであり、CCDカメラ22は、例えば、
車両の後部トランクリッドの周辺に、所定の視野角で後
方の物体を撮像するように設置されており、CCDカメ
ラ22によって撮像された画像情報は、その撮像領域
(画像領域)を、一部が重なり合って連続する複数の円
形状の領域WX0〜WXnに分け、それぞれガウシアン
フィルタ24X0〜24Xnを介して輝度検出回路26
に入力される。
は、図2に示すように、所定の方向における無限遠点F
OE(Focus of Expansion)を設定し、当該無限遠点F
OEに向かう軸X方向に対して複数に分割した領域と
し、または、図3に示すように、軸X方向に向かう複数
の系列(系列1〜系列3)において分割した複数の領域
と、軸X方向に交差する他の軸方向に向かう複数の系列
(系列4〜系列6)において分割した複数の領域として
もよい。
に存在する物体の情報を画像情報として捉え、その画像
情報を処理して物体を認識するのではなく、一定の視野
の中で、移動体である特定の物体、例えば、自車両の後
方から走行してくる追越し車両等の後続車両情報を、周
辺の物体、周辺の環境とは異なる輝度を持つ輝度情報と
して捉え、所定の視野の中を分割した複数の領域におけ
る輝度情報の移動を、後続車両の一次元オプティカルフ
ロー(以下、単に一次元フローと称する)として算出す
るために、演算処理装置14に入力するものである。
続車両の情報を、周辺の物体と異なる輝度を持つ輝度情
報として認識するため、本実施形態においては、車体と
路面の輝度差が大きい情報として後続する車両が路面に
作る影の情報を利用し、影の部分の輝度情報を当該後続
車両の情報として得る。
を走行している場合、後続車両が路面に作る影から得ら
れる輝度情報は、後方道路上の周囲の輝度情報よりは一
段と輝度の低い情報となるために輝度の検出が容易であ
り、CCDカメラ22で検出した輝度から、移動体、す
なわち、後続車両を表す情報として検出することがで
き、この輝度情報に基づいて後続車両の一次元フローを
算出することにより、複雑な画像処理を行うことなく、
車両情報を得ることができるという考察に基づくもので
ある。
る場合には好適であるが、夜間の走行の場合は、車両の
ヘッドライトやスモールランプから得られる輝度情報
が、後方道路上の周囲の輝度情報より一段と輝度の高い
情報となる。そこで、夜間においては、これらの高い輝
度情報を後続車両を表す情報として検出すると好適であ
る。
WXnで検出される輝度情報は、ガウシアンフィルタ2
4X0〜24Xnを介して検知される。ガウシアンフィ
ルタ24X0〜24Xnの特性は、図4に示すように、
2次元平面をi軸、j軸とし、信号の透過率を縦軸にと
った場合、ある領域に入力される情報のうち、その中心
部の情報はそのままとし、周辺部の情報は遮断(あるい
は減衰)して出力するものであり、入力情報のうち一部
をカットして出力情報を得ることにより出力情報量を少
なくすることができる。
ィルタ24X0〜24Xnを用いることにより、有意な
情報の存在する確率の高い各領域の中心部の情報に対し
て、有意な情報の存在する確率の低い各領域の周辺部の
情報を取り除く(あるいは減衰させる)ことにより、更
に処理すべき情報量を減少させている。このことによ
り、後段の演算処理量をさらに減少させることができ
る。
は、光学的フィルタで構成することも、電気的フィルタ
として構成することも可能である。光学的フィルタの場
合、CCDカメラ22により得られる各領域WX0〜W
Xn毎の画像信号(輝度情報)に対して、各領域WX0
〜WXnの周辺部に近づくにつれて、輝度情報の透過量
が減衰するような光学レンズを配置すればよく、電気的
フィルタの場合は、各領域WX0〜WXn毎の画像信号
(輝度情報)を電気信号に変換した後、各領域WX0〜
WXnの周辺部に近づくにつれて、出力を減衰させるよ
うなフィルタ回路を配置すればよい。
複数の領域WX0〜WXnに分割して、一定時間毎にC
CDカメラ22、ガウシアンフィルタ24X0〜24X
n、輝度検出回路26を介して領域WX0〜WXn毎に
検出された後続車両を表す輝度情報It(i,j)
(i、jはCCDカメラ22の画素位置を表す。)は、
その観測時刻t毎に記憶装置30に記憶される。
(i,j)は、一次元フロー算出部32によって読み出
される。演算処理装置14は、例えば、通常のマイクロ
プロセサーにより構成され、以下に説明する如き演算、
制御を行うプログラムをROMに蓄積し、当該演算、制
御プログラムを実行するように構成されている。
0から読み出された各領域WX0〜WXnにおける輝度
情報It(i,j)に基づいて、それぞれの領域WX0
〜WXn毎に、図5の一次元フロー算出部32の処理手
順を示すフローチャートに従って一次元フロー算出が行
われる。
おいて、系列番号(図3参照)を初期化(系列番号=
1)し、ステップS02において、系列1の領域番号を
初期化(X=0)した後、ステップS03において、次
の(1)式に従って積和を計算し、観測時刻tにおける
領域Wx(領域WX0〜WXnの1つを表すものとす
る。)の信号S(t,x)を算出する。
j)が当該領域Wxに含まれる場合を1とし、含まれな
い場合を0とする係数である。
S(t,x)の空間微分値Sx(t,x)と、時間微分
値St(t,x)を算出する。
1 として、(2)式により算出した空間微分値Sx
(t,x)の絶対値と比較する。
対値が閾値θ1 以下という状態は、隣接する領域Wxに
おいて閾値θ1 よりも輝度変化の大きい状態が検出され
ないことを表している。すなわち、算出された空間微分
値Sx(t,x)に基づく一次元フローの信頼性が低
く、これに基づく一次元フロー演算や移動体の動き検出
が無意味であることを示している。
が閾値θ1 以上という状態は、隣接する領域Wxにおい
て閾値θ1 よりも輝度変化の大きい状態が検出されたこ
とを表している。すなわち、空間微分値Sx(t,x)
に基づく一次元フローの信頼性が十分に確保できている
ため、これに基づく一次元フロー演算や移動体の動き検
出の信頼性が高いことを示している。
ず、設定した閾値θ1 と空間微分値Sx(t,x)の絶
対値とを比較し、後続の移動体の動きに変化があるか否
かを検出し、変化が検出された場合に一次元フローを算
出する。
合、動きに変化のある移動体が存在するものとして、次
の(4)式によりその一次元フローV(t,x)を算出
する(ステップS05)。
号が最終でなければ、x=x+1とし(ステップS0
7)、ステップS03に戻り最後の領域番号まで前記の
処理を繰り返し、ステップS08において、系列が最終
でなければ、系列番号=系列番号+1とし(ステップS
09)、ステップS02に戻り最後の系列まで前記の処
理を繰り返す。
(t,x)が算出された後、移動体の動き検出部36に
おいて移動体の動きが検出される。
プS11において、自車両速度信号が入力され、入力さ
れた自車両速度信号に基づいて、ステップS12におい
て、静止物体、例えば、道路上(路面)の白線パターン
(中央分離線や車線分離線)が生起する一次元フローV
e(t,x)を推定値として算出する。
Wxにおいて算出された移動体の一次元フローV(t,
x)と、道路上のパターンが生起する一次元フローVe
(t,x)との比較を行う。比較結果がV(t,x)≧
Ve(t,x)である場合は、自車両に「近づく移動体
あり」、すなわち、自車両に接近する後続車両(追越し
車両)があると判断し(ステップS14)、V(t,
x)≧Ve(t,x)でない場合は、自車両から「遠ざ
かる移動体あり」、すなわち、自車両より速度の遅い後
続車両があると判断する(ステップS15)。
(t,x)であり、自車両に「近づく移動体あり」、す
なわち、追越し車両がある場合、追越し車両の一次元フ
ローV(t,x)の大きさが、相対速度の大きさ、すな
わち、追越し車両と自車両の相対速度の大きさを示すこ
ととなり、一次元フローV(t,x)の値が大きい程、
自車両への接近速度が大であることを示す。
存在を、その輝度情報の変化の情報として捉えた場合、
道路周囲の環境によっては、ある時点で検出された後続
車両が、次の検出時点では消失してしまう状態が起こり
える。例えば、車両の影の情報を輝度情報として検出す
る場合には、車両の影のところに周囲からの反射光が射
し込み情報が消失する(検出できない)可能性が存在す
る。また、路面のみを対象領域とすることが困難な場合
には、自車両の走行によって路面の白線、街路灯の柱や
道路標識等の静止体も相対速度により一次元フローが検
出されるため、後続車両情報との分離を行うことが必要
となる。
動き検出部36において時々刻々と検出される移動体の
動きの情報を時系列的に記憶しておき、車両情報時系列
処理部40において、連続した時間の流れの中で、移動
体検出の連続性に基づいて、自車両に接近する後続車両
を検出する。
り、縦軸のW0〜Wnは図2、図3に示すある系列Xに
おける領域を、横軸は観測時間tを、●は移動体の一次
元フロー検出ポイントを示している。
(t,x)と道路上のパターンが生ずるであろう一次元
フローVe(t,x)とを比較し、ある時刻のポイント
62、62において、自車両に接近する後続車両(追越
し車両)がある(V(t,x)≧Ve(t,x))と判
断されたが、次のポイント64、64においては、後続
車両の影のところに周囲からの反射光が射し込み輝度情
報が得られずに移動体が検出できず、その次の時刻のポ
イント66、66において再び自車両に接近する後続車
両(追越し車両)が検出された場合、各時刻における移
動体の情報を時系列的に記憶しておき、各時刻における
検出結果の連続性に基づいて、ポイント64、64にお
いても自車両に接近する後続車両(追越し車両)有りと
確定することによって、より信頼度、精度の高い後続車
両監視が可能となる。
自車両の速度に応じた相対速度で路面の白線からも一次
元フローが検出されるが、この場合の一次元フローは、
自車両から遠ざかる方向(V(t,x)≧Ve(t,
x)でない場合)であり、また、自車両速度に対応した
一定の傾き70を持つことから、自車両に接近する後続
車両と明確に分離することができる。
た後、図8のフローチャートに示すように、警報判断部
42において、ドライバに対する警告処理、自車両の制
御処理を行う。
続車両が検出された場合、ステップS16において接近
車両の相対速度を算出し、ステップS17において、自
車両と接近車両との相対距離を一次元フロー算出位置か
ら認識することができる。
ら、接触予測時間を算出して所定の閾値と比較し(ステ
ップS18、S19)、接触予測時間が所定の閾値以下
でなければ、ステップS20において、後続車両を継続
監視し、閾値以下であった場合はステップS21におい
て、ドライバに後続車両の接近を示すブザーを鳴動させ
る等の手段により警報を発し、また、必要に応じて自車
両の制御を行う。
車線から追い越し車両が所定の距離以下まで接近してい
る場合に、ドライバが当該後続車両に気付かずに、車線
変更するためにハンドル操作をしようとした際、警報判
断部42から制御信号を送出し、このようなハンドル操
作を抑えるよう、車両の駆動系を制御することである。
置12をCCDカメラ22によって構成したが、図9お
よび図10に示すように、連続する複数の視野方向に向
けて配列したガウシアン特性を有する複数の光学レンズ
50およびフォトダイオード52を、球体の一部を構成
するハウジング54に収納配置して構成することも可能
である。この場合、光学レンズ50からなる光学的フィ
ルタが加えられているので、CCDカメラ22を用いた
場合よりも情報処理量を削減し、CCDカメラ22を用
いた場合のような毎秒30フレーム程度の処理よりも遙
かに高速な処理、例えば、毎秒1000フレーム以上の
処理が可能となる。
視装置は、車両に搭載され、自車両に接近する他車両を
監視する装置であって、複数の視野領域(WX0〜WX
n)からの輝度情報(It(i,j))を抽出する輝度
情報抽出手段(輝度入力装置12)と、隣り合う視野領
域(WX0〜WXn)間での輝度情報(It(i,
j))の空間的変化率(空間微分値Sx(t,x))を
求める空間微分演算手段(一次元フロー算出部32)
と、各視野領域(WX0〜WXn)での輝度情報(It
(i,j))の時間的変化率(時間微分値St(t,
x))を求める時間微分演算手段(一次元フロー算出部
32)と、空間的変化率(空間微分値Sx(t,x))
および時間的変化率(時間微分値St(t,x))から
視野領域(WX0〜WXn)間での移動体の動きを一次
元フローV(t,x)として算出し、自車両速度に基づ
いて生ずる路面の一次元フローVe(t,x)と比較
し、自車両に接近する他車両を検出する他車両検出手段
(移動体の動き検出部36)とを備えて構成される。
両検出手段(移動体の動き検出部36)により検出され
た他車両の情報を時系列的に記憶し、各時間毎の他車両
情報の連続性に基づいて、自車両に接近する他車両の存
在を確定する車両情報時系列処理手段(車両情報時系列
処理部40)とを備えて構成される。
複数の視野領域(WX0〜WXn)からの輝度情報(I
t(i,j))を抽出する輝度情報抽出手段(輝度入力
装置12)と、隣り合う視野領域(WX0〜WXn)間
での輝度情報(It(i,j))の空間的変化率(空間
微分値Sx(t,x))を求める空間微分演算手段(一
次元フロー算出部32)と、各視野領域(WX0〜WX
n)間での輝度情報(It(i,j))の時間的変化率
を求める時間微分演算手段(一次元フロー算出部32)
と、空間的変化率(空間微分値Sx(t,x))および
時間的変化率(時間微分値St(t,x))から視野領
域(WX0〜WXn)間での移動体の動きを検出する移
動体検出手段(移動体の動き検出部36)とからなり、
移動体検出手段(移動体の動き検出部36)により検出
された情報を時系列的に記憶し、各時間毎の移動情報の
連続性に基づいて移動体を抽出するように構成される。
置は、物体の情報を画像情報として捉え、その画像情報
を処理して移動体を認識するのではなく、部分的に重な
り合う複数の円形状の視野領域の中で、移動体を表す情
報を、周辺の物体と異なる輝度を持つ輝度情報として捉
え、各視野領域間の輝度情報の移動を移動体の一次元フ
ローとして算出し、これと、自車両速度に基づいて生ず
る路面の一次元フローとを比較して他車両の移動の状態
を判断するように構成したため、演算処理において処理
すべき情報量を大幅に削減することができ、且つ他車両
検出を高精度に行うことができる。
方向における無限遠点に向かう軸方向に対して分割され
た視野領域、さらには、前記軸方向に交差する方向に対
して分割された視野領域として設定することで、情報量
の削減並びに処理の高速化を達成することができる。な
お、隣接する視野領域に所定の重なりを持たせることに
より、より精度の高い一次元フローを得ることができ
る。
的に記憶し、各時間毎の他車両情報の連続性に基づい
て、自車両に接近する後続車両の存在を確定するため、
接近する他車両をより高精度に検出することができる。
車両を含む移動体の動きを検出し、その動きを時系列的
に記憶し、記憶された動きの連続性から、情報の多少の
欠落によらず確実に移動体を抽出することが可能であ
る。
置を用いて、精度の高い車両監視装置および移動体認識
装置を構成することが可能となる。
ロック図である。
明するための図である。
明するための図である。
ャートである。
ャートである。
である。
ある。
である。
る。
検出部 40…車両情報時系列処理部 42…警報判断部 WX0〜WXn…領域
Claims (3)
- 【請求項1】車両に搭載され、自車両に接近する他車両
を監視する装置であって、 複数の視野領域からの輝度情報を抽出する輝度情報抽出
手段と、 隣り合う前記視野領域間での前記輝度情報の空間的変化
率を求める空間微分演算手段と、 前記各視野領域での前記輝度情報の時間的変化率を求め
る時間微分演算手段と、 前記空間的変化率および前記時間的変化率から前記視野
領域間での移動体の動きを一次元フローとして算出し、
自車両速度に基づいて生ずる路面の一次元フローと比較
し、自車両に接近する他車両を検出する他車両検出手段
と、 を備えることを特徴とする車両監視装置。 - 【請求項2】請求項1記載の車両監視装置において、 前記他車両検出手段により検出された他車両の情報を時
系列的に記憶し、各時間毎の他車両情報の連続性に基づ
いて、自車両に接近する他車両の存在を確定する車両情
報時系列処理手段を備えることを特徴とする車両監視装
置。 - 【請求項3】複数の視野領域からの輝度情報を抽出する
輝度情報抽出手段と、 隣り合う前記視野領域間での前記輝度情報の空間的変化
率を求める空間微分演算手段と、 前記各視野領域間での前記輝度情報の時間的変化率を求
める時間微分演算手段と、 前記空間的変化率および前記時間的変化率から前記視野
領域間での移動体の動きを検出する移動体検出手段とか
らなり、 前記移動体検出手段により検出された情報を時系列的に
記憶し、各時間毎の移動情報の連続性に基づいて移動体
を抽出することを特徴とする移動体認識装置。
Priority Applications (3)
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JP31817998A JP3942289B2 (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | 車両監視装置 |
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