JP2000148636A - アドレス統合方法、装置、及び記録媒体 - Google Patents
アドレス統合方法、装置、及び記録媒体Info
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- JP2000148636A JP2000148636A JP10317949A JP31794998A JP2000148636A JP 2000148636 A JP2000148636 A JP 2000148636A JP 10317949 A JP10317949 A JP 10317949A JP 31794998 A JP31794998 A JP 31794998A JP 2000148636 A JP2000148636 A JP 2000148636A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】サービス毎の複数アドレスを各ユーザにユニー
クに付与されるユーザIDに統合し、ユーザはサービス
を意識しなくても宛先に同一のユーザIDを利用するこ
とを可能にするアドレス統合方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】あるサービスの発信に係る第1のメッセー
ジを受信したアプリケーションが、必要に応じて該メッ
セージ内の宛先アドレスと該サービスの種別を表すサー
ビス種別情報とを含む第2のメッセージをアドレス変換
を行う装置に送信することによりアドレス変換を要求
し、該アドレス変換を行う装置が該宛先アドレスと該サ
ービス種別情報とから該宛先アドレスを該サービスに固
有のアドレスである正規アドレスに変換し、該正規アド
レスを含む第3のメッセージを該アプリケーションに返
信し、該アプリケーションが該第1のメッセージにおけ
る該宛先アドレスを該正規アドレスに置き換えて送信を
行う。
クに付与されるユーザIDに統合し、ユーザはサービス
を意識しなくても宛先に同一のユーザIDを利用するこ
とを可能にするアドレス統合方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】あるサービスの発信に係る第1のメッセー
ジを受信したアプリケーションが、必要に応じて該メッ
セージ内の宛先アドレスと該サービスの種別を表すサー
ビス種別情報とを含む第2のメッセージをアドレス変換
を行う装置に送信することによりアドレス変換を要求
し、該アドレス変換を行う装置が該宛先アドレスと該サ
ービス種別情報とから該宛先アドレスを該サービスに固
有のアドレスである正規アドレスに変換し、該正規アド
レスを含む第3のメッセージを該アプリケーションに返
信し、該アプリケーションが該第1のメッセージにおけ
る該宛先アドレスを該正規アドレスに置き換えて送信を
行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上の
サービスにおけるアドレス統合に係り、特に、IP電話
・電子メール・ファイル転送・ホームページ・インター
ネットファックス等の複数のサービスを同一のアドレス
を用いて利用するアドレス統合方法、装置、アドレス変
換等を行うプログラムを記録した記録媒体に関する。
サービスにおけるアドレス統合に係り、特に、IP電話
・電子メール・ファイル転送・ホームページ・インター
ネットファックス等の複数のサービスを同一のアドレス
を用いて利用するアドレス統合方法、装置、アドレス変
換等を行うプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】IP(インターネットプロトコル)電話
・電子メール・ファイル転送・ホームページ・インター
ネットファックス等のサービスは実現の形態(プロトコ
ル)がそれぞれ異なるため、このようなサービスを提供
するネットワークにおいては、同じ一人のユーザに対し
てサービス毎に複数のアドレスが付与されている。すな
わち、インターネットでサービスを利用する主な形態に
は、直接相手端末に対して通信を行う形態(例えばI
P電話)、サービスを提供するアプリケーションサー
バと通信を行う形態(例えば電子メール)等があり、そ
のため同じユーザに対する通信であっても複数の宛先が
存在し、これらの複数の宛先はアドレッシング方法が異
なるため、サービス毎に異なるアドレス体系が発生し、
結果として同じユーザがサービス毎に異なる複数のアド
レスを持つことになる。
・電子メール・ファイル転送・ホームページ・インター
ネットファックス等のサービスは実現の形態(プロトコ
ル)がそれぞれ異なるため、このようなサービスを提供
するネットワークにおいては、同じ一人のユーザに対し
てサービス毎に複数のアドレスが付与されている。すな
わち、インターネットでサービスを利用する主な形態に
は、直接相手端末に対して通信を行う形態(例えばI
P電話)、サービスを提供するアプリケーションサー
バと通信を行う形態(例えば電子メール)等があり、そ
のため同じユーザに対する通信であっても複数の宛先が
存在し、これらの複数の宛先はアドレッシング方法が異
なるため、サービス毎に異なるアドレス体系が発生し、
結果として同じユーザがサービス毎に異なる複数のアド
レスを持つことになる。
【0003】例えば、“suzuki”というユーザに対し
て、 電子メール:suzuki(a)abc.co.jp((a)はアットマー
ク) ファイル転送:ftp.abc.co.jp/suzuki ホームページ:http.abc.co.jp/suzuki IP電話:suzuki.abc.co.jp のようにそれぞれのサービスに対して異なるアドレスが
付与される。
て、 電子メール:suzuki(a)abc.co.jp((a)はアットマー
ク) ファイル転送:ftp.abc.co.jp/suzuki ホームページ:http.abc.co.jp/suzuki IP電話:suzuki.abc.co.jp のようにそれぞれのサービスに対して異なるアドレスが
付与される。
【0004】また、従来技術におけるアドレス解決方法
として例えばTCP/IPネットワークにおいては、ホ
スト名(コンピュータ名)とIPアドレスを解決するD
NS(Domain Name System) 等がある。図1は、サービ
ス毎のアドレス体系及びDNSによるアドレス解決の範
囲を示す図であり、メールサービスを提供するメールサ
ーバ1、FTPやHTTPを提供するファイルサーバ
2、IP電話やメッセージサービスを提供する利用端末
3を示している。同図に示すようにそれぞれがTCP/
IPにおけるアドレスとアプリケーションのポート番号
を有し、メールサーバ1とファイルサーバ2は、ユーザ
が接続毎に上位アプリケーションで指定するアドレスも
有している。また、各サーバ等はTCP/IPアドレス
に対応するドメイン名(domain name )を有しており、
DNSによりドメイン名からTCP/IPアドレスが解
決される。
として例えばTCP/IPネットワークにおいては、ホ
スト名(コンピュータ名)とIPアドレスを解決するD
NS(Domain Name System) 等がある。図1は、サービ
ス毎のアドレス体系及びDNSによるアドレス解決の範
囲を示す図であり、メールサービスを提供するメールサ
ーバ1、FTPやHTTPを提供するファイルサーバ
2、IP電話やメッセージサービスを提供する利用端末
3を示している。同図に示すようにそれぞれがTCP/
IPにおけるアドレスとアプリケーションのポート番号
を有し、メールサーバ1とファイルサーバ2は、ユーザ
が接続毎に上位アプリケーションで指定するアドレスも
有している。また、各サーバ等はTCP/IPアドレス
に対応するドメイン名(domain name )を有しており、
DNSによりドメイン名からTCP/IPアドレスが解
決される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、発信元のユーザは同一ユーザに対する通信であって
も宛先としてサービス毎に異なる体系のアドレスを指定
して通信をする必要があり、サービス毎にアドレスを付
与、管理しなければならないという問題点があった。ま
た、DNS等の既存のネームシステムは、ネームから解
決できる宛先は基本的にはホスト(コンピュータ)であ
り、コンピュータを利用するユーザをネームシステムが
指定することはできない。
と、発信元のユーザは同一ユーザに対する通信であって
も宛先としてサービス毎に異なる体系のアドレスを指定
して通信をする必要があり、サービス毎にアドレスを付
与、管理しなければならないという問題点があった。ま
た、DNS等の既存のネームシステムは、ネームから解
決できる宛先は基本的にはホスト(コンピュータ)であ
り、コンピュータを利用するユーザをネームシステムが
指定することはできない。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので
あり、サービス毎の複数アドレスを各ユーザにユニーク
に付与されるユーザIDに統合し、ユーザはサービスを
意識しなくても宛先に同一のアドレス、つまりユーザI
Dを利用することを可能にするアドレス統合方法、装
置、アドレス変換等を行うプログラムを記録した記録媒
体を提供することを目的とする。
あり、サービス毎の複数アドレスを各ユーザにユニーク
に付与されるユーザIDに統合し、ユーザはサービスを
意識しなくても宛先に同一のアドレス、つまりユーザI
Dを利用することを可能にするアドレス統合方法、装
置、アドレス変換等を行うプログラムを記録した記録媒
体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は次のように構成される。ネットワーク上で
提供される複数のサービスにおけるユーザのアドレスを
サービスに依らないアドレスに統合するアドレス統合方
法であって、あるサービスの発信に係る第1のメッセー
ジを受信したアプリケーションが、必要に応じて該メッ
セージ内の宛先アドレスと該サービスの種別を表すサー
ビス種別情報とを含む第2のメッセージをアドレス変換
を行う装置に送信することによりアドレス変換を要求す
る要求ステップと、該アドレス変換を行う装置が該宛先
アドレスと該サービス種別情報とから該宛先アドレスを
該サービスに固有のアドレスである正規アドレスに変換
する変換ステップと、該アドレス変換装置が該正規アド
レスを含む第3のメッセージを該アプリケーションに返
信するステップと、該アプリケーションが該第1のメッ
セージにおける該宛先アドレスを該正規アドレスに置き
換えて送信する送信ステップとを有するアドレス統合方
法である。
めに本発明は次のように構成される。ネットワーク上で
提供される複数のサービスにおけるユーザのアドレスを
サービスに依らないアドレスに統合するアドレス統合方
法であって、あるサービスの発信に係る第1のメッセー
ジを受信したアプリケーションが、必要に応じて該メッ
セージ内の宛先アドレスと該サービスの種別を表すサー
ビス種別情報とを含む第2のメッセージをアドレス変換
を行う装置に送信することによりアドレス変換を要求す
る要求ステップと、該アドレス変換を行う装置が該宛先
アドレスと該サービス種別情報とから該宛先アドレスを
該サービスに固有のアドレスである正規アドレスに変換
する変換ステップと、該アドレス変換装置が該正規アド
レスを含む第3のメッセージを該アプリケーションに返
信するステップと、該アプリケーションが該第1のメッ
セージにおける該宛先アドレスを該正規アドレスに置き
換えて送信する送信ステップとを有するアドレス統合方
法である。
【0008】上記構成において本発明のアドレス統合方
法は、前記アプリケーションが前記要求ステップと前記
送信ステップとを含む処理モジュールのみから、又は、
該処理モジュールと前記サービスに係るアプリケーショ
ンとからなる構成でもよい。上記構成において本発明の
アドレス統合方法は、前記アプリケーションが前記要求
ステップと前記送信ステップとを含む処理モジュールを
内蔵するアプリケーションでもよい。
法は、前記アプリケーションが前記要求ステップと前記
送信ステップとを含む処理モジュールのみから、又は、
該処理モジュールと前記サービスに係るアプリケーショ
ンとからなる構成でもよい。上記構成において本発明の
アドレス統合方法は、前記アプリケーションが前記要求
ステップと前記送信ステップとを含む処理モジュールを
内蔵するアプリケーションでもよい。
【0009】また、上記構成において本発明のアドレス
統合方法は、前記要求ステップと前記送信ステップとを
含む処理モジュールが、汎用コンピュータ上又は前記ア
ドレス変換を行う装置上に配置される構成でもよい。更
に、上記構成において、前記変換ステップは、前記アド
レス変換を行う装置が、ユーザ固有のアドレスに対応す
る各サービスに固有の前記正規アドレスが記述されたテ
ーブルを参照することによりアドレスを変換するステッ
プを有してもよい。
統合方法は、前記要求ステップと前記送信ステップとを
含む処理モジュールが、汎用コンピュータ上又は前記ア
ドレス変換を行う装置上に配置される構成でもよい。更
に、上記構成において、前記変換ステップは、前記アド
レス変換を行う装置が、ユーザ固有のアドレスに対応す
る各サービスに固有の前記正規アドレスが記述されたテ
ーブルを参照することによりアドレスを変換するステッ
プを有してもよい。
【0010】上記の目的を達成するために本発明は次の
ようにも構成される。本発明は、あるアドレスを、ネッ
トワーク上で提供されるサービスに固有のアドレスに変
換するアドレス変換装置であって、一のアドレスと、サ
ービスの種別を示すサービス種別情報とを含む第1のメ
ッセージを受信する手段と、該一のアドレスと該サービ
ス種別情報とから該一のアドレスを該サービスに固有の
アドレスである正規アドレスに変換する変換手段と、該
正規アドレスを含むメッセージを該第1のメッセージの
送信元に返信する手段とを有するアドレス変換装置であ
る。
ようにも構成される。本発明は、あるアドレスを、ネッ
トワーク上で提供されるサービスに固有のアドレスに変
換するアドレス変換装置であって、一のアドレスと、サ
ービスの種別を示すサービス種別情報とを含む第1のメ
ッセージを受信する手段と、該一のアドレスと該サービ
ス種別情報とから該一のアドレスを該サービスに固有の
アドレスである正規アドレスに変換する変換手段と、該
正規アドレスを含むメッセージを該第1のメッセージの
送信元に返信する手段とを有するアドレス変換装置であ
る。
【0011】上記の構成において、前記変換手段は、ユ
ーザ固有のアドレスに対応する各サービスに固有の前記
正規アドレスが記述されたテーブルを参照することによ
り前記一のアドレスを変換する手段を有してもよい。上
記の目的を達成するために本発明は次のようにも構成さ
れる。本発明は、あるアドレスを、ネットワーク上で提
供されるサービスに固有のアドレスに変換するアドレス
変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、該プログラムは、一のアドレスと、
サービスの種別を示すサービス種別情報とを含む第1の
メッセージを受信し、該一のアドレスと該サービス種別
情報とから該一のアドレスを該サービスに固有のアドレ
スである正規アドレスに変換する変換処理を行い、該正
規アドレスを含むメッセージを該第1のメッセージの送
信元に返信することをコンピュータに実行させるアドレ
ス変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体である。
ーザ固有のアドレスに対応する各サービスに固有の前記
正規アドレスが記述されたテーブルを参照することによ
り前記一のアドレスを変換する手段を有してもよい。上
記の目的を達成するために本発明は次のようにも構成さ
れる。本発明は、あるアドレスを、ネットワーク上で提
供されるサービスに固有のアドレスに変換するアドレス
変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、該プログラムは、一のアドレスと、
サービスの種別を示すサービス種別情報とを含む第1の
メッセージを受信し、該一のアドレスと該サービス種別
情報とから該一のアドレスを該サービスに固有のアドレ
スである正規アドレスに変換する変換処理を行い、該正
規アドレスを含むメッセージを該第1のメッセージの送
信元に返信することをコンピュータに実行させるアドレ
ス変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体である。
【0012】上記構成において、前記変換処理は、ユー
ザ固有のアドレスに対応する各サービスに固有の前記正
規アドレスが記述されたテーブルを参照することにより
前記一のアドレスを変換する処理を含む構成でもよい。
上記の目的を達成するために本発明は次のようにも構成
される。本発明は、あるアドレスをネットワーク上で提
供されるサービスに固有のアドレスに変換するアドレス
変換手段と連携して、ユーザ固有のアドレスをサービス
に固有のアドレスに置き換えるアドレス処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、該プログラムは、あるサービスの発信に係る第1の
メッセージを受信し、必要に応じて該メッセージ内の宛
先アドレスを抽出し、該宛先アドレスが前記ユーザ固有
のアドレスである場合に該宛先アドレスと該サービスの
種別を表すサービス種別情報とを含む第2のメッセージ
を前記アドレス変換手段に送信し、該アドレス変換手段
から該サービスに固有のアドレスである正規アドレスを
含む第3のメッセージを受信し、該第1のメッセージの
宛先アドレスを該正規アドレスに置き換えて送信を行う
アドレス処理をコンピュータに実行させるアドレス処理
プログラムを記録した記録媒体である。
ザ固有のアドレスに対応する各サービスに固有の前記正
規アドレスが記述されたテーブルを参照することにより
前記一のアドレスを変換する処理を含む構成でもよい。
上記の目的を達成するために本発明は次のようにも構成
される。本発明は、あるアドレスをネットワーク上で提
供されるサービスに固有のアドレスに変換するアドレス
変換手段と連携して、ユーザ固有のアドレスをサービス
に固有のアドレスに置き換えるアドレス処理プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、該プログラムは、あるサービスの発信に係る第1の
メッセージを受信し、必要に応じて該メッセージ内の宛
先アドレスを抽出し、該宛先アドレスが前記ユーザ固有
のアドレスである場合に該宛先アドレスと該サービスの
種別を表すサービス種別情報とを含む第2のメッセージ
を前記アドレス変換手段に送信し、該アドレス変換手段
から該サービスに固有のアドレスである正規アドレスを
含む第3のメッセージを受信し、該第1のメッセージの
宛先アドレスを該正規アドレスに置き換えて送信を行う
アドレス処理をコンピュータに実行させるアドレス処理
プログラムを記録した記録媒体である。
【0013】また、上記構成において本発明の記録媒体
に記録されたプログラムはSMTPパケットを監視し、
RCPTパケットのみを前記第1のメッセージとして受
信して前記アドレス処理を行うようにも構成される。ま
た、上記構成において本発明の記録媒体に記録されたプ
ログラムは、前記アドレス処理が前記ユーザ固有のアド
レスをFTPサーバにおけるユーザディレクトリに変換
する処理を含み、FTPサーバへの接続のためのパケッ
トを前記第1のメッセージとして受信して前記アドレス
処理を行い、該FTPサーバへのログイン完了メッセー
ジを一時蓄積し、該アドレス処理により得られた該ユー
ザディレクトリへの変更を該FTPサーバに要求し、該
ユーザディレクトリへの変更が完了すると該ログイン完
了メッセージを送信することとしてもよい。
に記録されたプログラムはSMTPパケットを監視し、
RCPTパケットのみを前記第1のメッセージとして受
信して前記アドレス処理を行うようにも構成される。ま
た、上記構成において本発明の記録媒体に記録されたプ
ログラムは、前記アドレス処理が前記ユーザ固有のアド
レスをFTPサーバにおけるユーザディレクトリに変換
する処理を含み、FTPサーバへの接続のためのパケッ
トを前記第1のメッセージとして受信して前記アドレス
処理を行い、該FTPサーバへのログイン完了メッセー
ジを一時蓄積し、該アドレス処理により得られた該ユー
ザディレクトリへの変更を該FTPサーバに要求し、該
ユーザディレクトリへの変更が完了すると該ログイン完
了メッセージを送信することとしてもよい。
【0014】更に、上記構成において本発明の記録媒体
に記録されたプログラムは、HTTPパケットを監視
し、リクエストメッセージのみを前記第1のメッセージ
として受信して前記アドレス処理を行う構成でもよい。
本発明によれば、サービス毎の複数アドレスを各ユーザ
にユニークに付与されるアドレスすなわちユーザIDに
統合し、ユーザはサービスを意識しなくても宛先に同一
のアドレスを利用することが可能になる。
に記録されたプログラムは、HTTPパケットを監視
し、リクエストメッセージのみを前記第1のメッセージ
として受信して前記アドレス処理を行う構成でもよい。
本発明によれば、サービス毎の複数アドレスを各ユーザ
にユニークに付与されるアドレスすなわちユーザIDに
統合し、ユーザはサービスを意識しなくても宛先に同一
のアドレスを利用することが可能になる。
【0015】また、本発明によれば、アプリケーション
サーバヘのユーザアドレス置き換えの処理を行うモジュ
ール追加やそのような処理モジュール内蔵アプリケーシ
ョンの追加によりユーザアドレス変換が実現できるた
め、アプリケーションプロトコルには変更の必要がな
く、サーバ側、クライアント側のいずれのアプリケーシ
ョンも既存のソフトウェアを無改造で利用することがで
きる。
サーバヘのユーザアドレス置き換えの処理を行うモジュ
ール追加やそのような処理モジュール内蔵アプリケーシ
ョンの追加によりユーザアドレス変換が実現できるた
め、アプリケーションプロトコルには変更の必要がな
く、サーバ側、クライアント側のいずれのアプリケーシ
ョンも既存のソフトウェアを無改造で利用することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施例における
全体構成を示す図である。同図に示すように、本実施例
は、アドレス解決サーバ10、アプリケーションサーバ
12〜18、ユーザ端末22〜24から構成されてお
り、各装置はTCP/IPネットワーク接続され、各装
置はTCP/IPネットワークを介してインターネット
32及びH.323ゲートウェイ28経由で電話交換網
30と接続されている。また、インターネット32はド
メイン名とIPアドレスの変換を行う上位DNS34と
接続されている。更に、インターネットにはユーザ端末
22等と通信を行うユーザ端末36が接続されている。
全体構成を示す図である。同図に示すように、本実施例
は、アドレス解決サーバ10、アプリケーションサーバ
12〜18、ユーザ端末22〜24から構成されてお
り、各装置はTCP/IPネットワーク接続され、各装
置はTCP/IPネットワークを介してインターネット
32及びH.323ゲートウェイ28経由で電話交換網
30と接続されている。また、インターネット32はド
メイン名とIPアドレスの変換を行う上位DNS34と
接続されている。更に、インターネットにはユーザ端末
22等と通信を行うユーザ端末36が接続されている。
【0017】次に、各装置の機能の概要を説明する。ア
ドレス解決サーバ10は、クライアントもしくはアプリ
ケーションサーバからの要求を受け、アドレス解決を行
う機能を有する。本実施例ではアドレス解決サーバ10
内にはサービスにかかわりなくユーザ毎にユニークに付
与されるユーザIDと各サービスの本来のアドレス群が
データベースに管理されている。アドレス解決要求時に
はサービス種別を示すサービス種別情報を付加されてた
情報を受信することにより、該当するサービスのアドレ
スを解決する。既存のDNS(Domain Name System)/
ANS(ATM Name System )インタフエースを備えるこ
とで、DNS/ANSのプロトコルによる解決にも対応
可能である。
ドレス解決サーバ10は、クライアントもしくはアプリ
ケーションサーバからの要求を受け、アドレス解決を行
う機能を有する。本実施例ではアドレス解決サーバ10
内にはサービスにかかわりなくユーザ毎にユニークに付
与されるユーザIDと各サービスの本来のアドレス群が
データベースに管理されている。アドレス解決要求時に
はサービス種別を示すサービス種別情報を付加されてた
情報を受信することにより、該当するサービスのアドレ
スを解決する。既存のDNS(Domain Name System)/
ANS(ATM Name System )インタフエースを備えるこ
とで、DNS/ANSのプロトコルによる解決にも対応
可能である。
【0018】アプリケーションサーバ12〜18は各サ
ービスを提供する機能を有する。メールサーバ12はS
MTP(Simple Mail Transfer Protocol )によりメー
ルサービスを提供し、httpプロキシー14はHTT
P(Hyper Text Transfer Protocol)によりWWWによ
るサービス等を提供し、ftpプロキシー16はFTP
(File Transfer Protocol)によりファイル転送サービ
スを提供する機能を有する。また、H.323ゲートキ
ーパ18はIP電話サービスを提供する機能を有し、宛
先電話番号を基に宛先ゲートウェイのIPアドレスを割
り出す等の機能を有している。アプリケーションサーバ
12〜18に後述のユーザID処理モジュール20を内
蔵することによりユーザIDのアドレス指定による通信
を受け付けることが可能になる。
ービスを提供する機能を有する。メールサーバ12はS
MTP(Simple Mail Transfer Protocol )によりメー
ルサービスを提供し、httpプロキシー14はHTT
P(Hyper Text Transfer Protocol)によりWWWによ
るサービス等を提供し、ftpプロキシー16はFTP
(File Transfer Protocol)によりファイル転送サービ
スを提供する機能を有する。また、H.323ゲートキ
ーパ18はIP電話サービスを提供する機能を有し、宛
先電話番号を基に宛先ゲートウェイのIPアドレスを割
り出す等の機能を有している。アプリケーションサーバ
12〜18に後述のユーザID処理モジュール20を内
蔵することによりユーザIDのアドレス指定による通信
を受け付けることが可能になる。
【0019】ユーザID処理モジュール20は、通信の
宛先情報を監視し、宛先アドレスがユーザIDで指定さ
れている場合には、ユーザIDを本来のアドレスに置き
換えを行う機能を有するモジュールである。ユーザID
処理モジュール20は、アドレス解決サーバ10と連携
して動作する。ユーザ端末22、24はユーザが実際に
利用する端末であり、クライアント側アプリケーション
がユーザ端末22、24に搭載される。また、ユーザ端
末22、24はアドレス変換サーバ10とのインタフエ
ースを有する後述のクライアントモジュール26を搭載
することで、ユーザID変換機能を持ったクライアント
アプリケーションの利用も可能である。
宛先情報を監視し、宛先アドレスがユーザIDで指定さ
れている場合には、ユーザIDを本来のアドレスに置き
換えを行う機能を有するモジュールである。ユーザID
処理モジュール20は、アドレス解決サーバ10と連携
して動作する。ユーザ端末22、24はユーザが実際に
利用する端末であり、クライアント側アプリケーション
がユーザ端末22、24に搭載される。また、ユーザ端
末22、24はアドレス変換サーバ10とのインタフエ
ースを有する後述のクライアントモジュール26を搭載
することで、ユーザID変換機能を持ったクライアント
アプリケーションの利用も可能である。
【0020】クライアントモジュール26はアドレス解
決サーバ10上ヘユーザログイン位置登録や設定変更を
行う機能を有する。また、ユーザID対応アプリケーシ
ョンが直接アドレス解決サーバ10にアドレス解決を要
求するための前述したユーザID処理モジュールの機能
を提供する。次に、図3を用いて本実施例の基本的動作
を説明する。同図はユーザ1(40)がユーザ2(4
2)とアプリケーション44、46にて通信を行う場合
を示している。アプリケーション44は前述のユーザI
D処理モジュールを含み、図2におけるユーザ端末2
2、24上のクライアント又はアプリケーションサーバ
12〜18上にあり、どちらの場合でも基本的な動作は
同様である。また、同様にしてアプリケーション46
は、ユーザ端末36上のクライアントアプリケーション
又はユーザ端末36にサービスを提供するアプリケーシ
ョンサーバ(図2には示していない)上のアプリケーシ
ョンである。ここでは、ユーザ1(40)のユニークな
ユーザIDをuser1、ユーザ2(42)のユニークなユ
ーザIDをuser2、この例で使用するアプリケーション
44のサービス種別情報をapl _a とし、アプリケーシ
ョン44に固有のユーザ1(40)のアドレスをTE1、
apl _aに固有のユーザ2(42)のアドレスをTE2と
する。
決サーバ10上ヘユーザログイン位置登録や設定変更を
行う機能を有する。また、ユーザID対応アプリケーシ
ョンが直接アドレス解決サーバ10にアドレス解決を要
求するための前述したユーザID処理モジュールの機能
を提供する。次に、図3を用いて本実施例の基本的動作
を説明する。同図はユーザ1(40)がユーザ2(4
2)とアプリケーション44、46にて通信を行う場合
を示している。アプリケーション44は前述のユーザI
D処理モジュールを含み、図2におけるユーザ端末2
2、24上のクライアント又はアプリケーションサーバ
12〜18上にあり、どちらの場合でも基本的な動作は
同様である。また、同様にしてアプリケーション46
は、ユーザ端末36上のクライアントアプリケーション
又はユーザ端末36にサービスを提供するアプリケーシ
ョンサーバ(図2には示していない)上のアプリケーシ
ョンである。ここでは、ユーザ1(40)のユニークな
ユーザIDをuser1、ユーザ2(42)のユニークなユ
ーザIDをuser2、この例で使用するアプリケーション
44のサービス種別情報をapl _a とし、アプリケーシ
ョン44に固有のユーザ1(40)のアドレスをTE1、
apl _aに固有のユーザ2(42)のアドレスをTE2と
する。
【0021】同図において、ユーザ1(40)は宛先ア
ドレス指定を通信相手のユーザIDすなわちuser2にて
行う(ステップ1)。ユーザIDであるuser2を受け取
ったアプリケーション44は、user2が本来のアドレス
かユーザIDか識別を行う(ステップ2)。この識別は
アプリケーション固有の形式か否かを比較することによ
り容易に識別できる。識別の結果、本来のアドレスであ
ればアドレス解決サーバ10との通信を行わずにそのま
ま送信処理を続行する。ユーザIDであればユーザ情報
データベースを持つアドレス解決サーバ10に対し、本
来のアドレスヘの変換要求を行う(ステップ3)。この
際、アプリケーション44はあらかじめ規定されている
サービス種別情報(apl _a )を付加する。要求を受け
取ったアドレス解決サーバ10はユーザID(user2)
とサービス種別情報(apl _a )により解決すべきアド
レスとユーザ情報データベースからTE2を検索し、要求
元のアプリケーション44に対してTE2を回答する(ス
テップ4)。アプリケーション44は受け取ったアドレ
スTE2を宛先として置き換え、ユーザ2(42)側のア
プリケーション46にアドレスTE2を宛先として発信し
(ステップ5)、通信を実行する(ステップ6)。な
お、上記アプリケーション44における動作は、ユーザ
ID処理モジュールにより行われている。
ドレス指定を通信相手のユーザIDすなわちuser2にて
行う(ステップ1)。ユーザIDであるuser2を受け取
ったアプリケーション44は、user2が本来のアドレス
かユーザIDか識別を行う(ステップ2)。この識別は
アプリケーション固有の形式か否かを比較することによ
り容易に識別できる。識別の結果、本来のアドレスであ
ればアドレス解決サーバ10との通信を行わずにそのま
ま送信処理を続行する。ユーザIDであればユーザ情報
データベースを持つアドレス解決サーバ10に対し、本
来のアドレスヘの変換要求を行う(ステップ3)。この
際、アプリケーション44はあらかじめ規定されている
サービス種別情報(apl _a )を付加する。要求を受け
取ったアドレス解決サーバ10はユーザID(user2)
とサービス種別情報(apl _a )により解決すべきアド
レスとユーザ情報データベースからTE2を検索し、要求
元のアプリケーション44に対してTE2を回答する(ス
テップ4)。アプリケーション44は受け取ったアドレ
スTE2を宛先として置き換え、ユーザ2(42)側のア
プリケーション46にアドレスTE2を宛先として発信し
(ステップ5)、通信を実行する(ステップ6)。な
お、上記アプリケーション44における動作は、ユーザ
ID処理モジュールにより行われている。
【0022】図4はアドレス解決サーバ10内のユーザ
情報データベースの例を示す図である。同図に示すよう
に、各ユーザIDに対し、ログインする端末のIPアド
レス、及びメールアドレス、ホームページアドレス等の
サービス種類に対応したアドレスが格納されている。図
5はアドレス解決サーバ10の動作を示すフローチャー
トである。同図を用いてアドレス解決サーバ10の動作
を説明する。ユーザID処理モジュールからユーザID
とサービス種別情報を含むアドレス解決要求を受信(ス
テップ10)すると、受信したユーザID及びサービス
種別情報を基にして図4で説明したアドレス解決サーバ
10内のユーザ情報データベースを検索する( ステップ
11)。該当するアドレスがユーザ情報データベース内
にない場合は、該当するアドレスが存在しない旨の情報
を返信する等の検索失敗処理等(ステップ12)を実行
する。該当するアドレスがある場合には、そのアドレス
を含むメッセージをアドレス解決要求送信元に返信する
(ステップ13)。
情報データベースの例を示す図である。同図に示すよう
に、各ユーザIDに対し、ログインする端末のIPアド
レス、及びメールアドレス、ホームページアドレス等の
サービス種類に対応したアドレスが格納されている。図
5はアドレス解決サーバ10の動作を示すフローチャー
トである。同図を用いてアドレス解決サーバ10の動作
を説明する。ユーザID処理モジュールからユーザID
とサービス種別情報を含むアドレス解決要求を受信(ス
テップ10)すると、受信したユーザID及びサービス
種別情報を基にして図4で説明したアドレス解決サーバ
10内のユーザ情報データベースを検索する( ステップ
11)。該当するアドレスがユーザ情報データベース内
にない場合は、該当するアドレスが存在しない旨の情報
を返信する等の検索失敗処理等(ステップ12)を実行
する。該当するアドレスがある場合には、そのアドレス
を含むメッセージをアドレス解決要求送信元に返信する
(ステップ13)。
【0023】本実施例のアドレス解決サーバは、例え
ば、一般のコンピュータシステムにおける構成と同様な
図6に示す構成により実現できる。同図に示すように、
本アドレス解決サーバは、CPU100、メモリ10
1、外部記憶装置102、ディスプレイ103、キーボ
ード104、通信処理装置105を備え、メモリ101
又は外部記憶装置102に記録されたプログラム及びデ
ータがCPU50において処理されて上記のフローチャ
ートに示した動作を行う。また、キーボード104及び
ディスプレイ103で入出力が行われ、通信処理装置1
05によりネットワークに接続され外部と通信する。
ば、一般のコンピュータシステムにおける構成と同様な
図6に示す構成により実現できる。同図に示すように、
本アドレス解決サーバは、CPU100、メモリ10
1、外部記憶装置102、ディスプレイ103、キーボ
ード104、通信処理装置105を備え、メモリ101
又は外部記憶装置102に記録されたプログラム及びデ
ータがCPU50において処理されて上記のフローチャ
ートに示した動作を行う。また、キーボード104及び
ディスプレイ103で入出力が行われ、通信処理装置1
05によりネットワークに接続され外部と通信する。
【0024】次に、アドレス解決要求メッセージの構成
について説明する。図7はユーザID処理モジュールか
らアドレス解決サーバに送信されるアドレス解決要求メ
ッセージの例を示す図である。同図に示すように、アド
レス解決要求メッセージはヘッダ、ユーザID、サービ
ス種別からなる。図7は、検索結果の回答メッセージの
例を示す図であり、アドレス解決要求メッセージに検索
により得られたアドレスを付加した構成をとる。
について説明する。図7はユーザID処理モジュールか
らアドレス解決サーバに送信されるアドレス解決要求メ
ッセージの例を示す図である。同図に示すように、アド
レス解決要求メッセージはヘッダ、ユーザID、サービ
ス種別からなる。図7は、検索結果の回答メッセージの
例を示す図であり、アドレス解決要求メッセージに検索
により得られたアドレスを付加した構成をとる。
【0025】アドレス解決要求及び回答はDNSプロト
コルで実現することも可能であり、その場合には図9に
示すように、アドレス解決要求メッセージとして、QN
AME部にユーザIDを記述し、QTYPE部にサービ
ス種別を記述する。回答メッセージとしては、図10に
示すように、NAME部にユーザIDを記述し、TYP
E部にサービス種別を記述し、RDATA部に検索結果
のアドレスを記述する。
コルで実現することも可能であり、その場合には図9に
示すように、アドレス解決要求メッセージとして、QN
AME部にユーザIDを記述し、QTYPE部にサービ
ス種別を記述する。回答メッセージとしては、図10に
示すように、NAME部にユーザIDを記述し、TYP
E部にサービス種別を記述し、RDATA部に検索結果
のアドレスを記述する。
【0026】その他LDAP(Lightweight Directory
Access Protocol )プロトコルを使用することも可能で
ある。図11は、アドレス解決要求メッセージに含まれ
るサービス種別を表す図である。同図に示すように、サ
ービス種別はサービス番号により識別され、サービス種
別毎に情報種別を規定している。例えば、サービス種別
がHTTPの場合の情報種別はURLである。DNSプ
ロトコルを使用する場合はサービス番号として未使用の
数値を使用する。
Access Protocol )プロトコルを使用することも可能で
ある。図11は、アドレス解決要求メッセージに含まれ
るサービス種別を表す図である。同図に示すように、サ
ービス種別はサービス番号により識別され、サービス種
別毎に情報種別を規定している。例えば、サービス種別
がHTTPの場合の情報種別はURLである。DNSプ
ロトコルを使用する場合はサービス番号として未使用の
数値を使用する。
【0027】図2に示した本発明の実施例において、ユ
ーザID処理モジュールの配置については種々の方法が
可能である。次にそれらの例について説明する。図12
は、アプリケーションサーバにおけるアプリケーション
内にユーザID処理モジュールを内蔵する例を示す。こ
の場合、クライアント50がアプリケーションサーバ5
2に対してユーザIDで発信し、アプリケーションサー
バ52からアドレス解決サーバ54にアドレス解決を要
求し、正規のアドレスを得ると、アプリケーションサー
バ52は宛先のサーバやクライアントと通信を行う。
ーザID処理モジュールの配置については種々の方法が
可能である。次にそれらの例について説明する。図12
は、アプリケーションサーバにおけるアプリケーション
内にユーザID処理モジュールを内蔵する例を示す。こ
の場合、クライアント50がアプリケーションサーバ5
2に対してユーザIDで発信し、アプリケーションサー
バ52からアドレス解決サーバ54にアドレス解決を要
求し、正規のアドレスを得ると、アプリケーションサー
バ52は宛先のサーバやクライアントと通信を行う。
【0028】図13は、クライアントのアプリケーショ
ン内にユーザID処理モジュールを内蔵する例である。
この場合は、まずクライアント56からアドレス解決サ
ーバ58に対してアドレス解決要求を送り、正規のアド
レスを受信してから、そのアドレスで宛先のクライアン
トやサーバと通信する。以上は、ユーザID処理モジュ
ールをアプリケーション内に内蔵する例である。
ン内にユーザID処理モジュールを内蔵する例である。
この場合は、まずクライアント56からアドレス解決サ
ーバ58に対してアドレス解決要求を送り、正規のアド
レスを受信してから、そのアドレスで宛先のクライアン
トやサーバと通信する。以上は、ユーザID処理モジュ
ールをアプリケーション内に内蔵する例である。
【0029】図14は、クライアントとアプリケーショ
ンサーバの間に、ユーザID処理モジュールを有してア
ドレス解決サーバと連携してアドレス変換を行うプロキ
シを設置する例である。同図に示すように、クライアン
ト60がユーザIDにてアドレス変換プロキシ62に発
信を行い、アドレス変換プロキシ62はアドレス解決サ
ーバ64と連携して正規アドレスを得ると、アプリケー
ションサーバ66に正規アドレスでクライアントから受
けたメッセージを転送し、アプリケーションサーバ66
は宛先のサーバやクライアントと通信を行う。
ンサーバの間に、ユーザID処理モジュールを有してア
ドレス解決サーバと連携してアドレス変換を行うプロキ
シを設置する例である。同図に示すように、クライアン
ト60がユーザIDにてアドレス変換プロキシ62に発
信を行い、アドレス変換プロキシ62はアドレス解決サ
ーバ64と連携して正規アドレスを得ると、アプリケー
ションサーバ66に正規アドレスでクライアントから受
けたメッセージを転送し、アプリケーションサーバ66
は宛先のサーバやクライアントと通信を行う。
【0030】図15は、アドレス解決サーバにユーザI
D処理モジュールを備えることによる例を示す。クライ
アント68はアドレス解決サーバ70にユーザIDで発
信し、アドレス解決サーバ70でアドレス解決が行われ
て得られた正規のアドレスでアプリケーションサーバ7
2にメッセージの転送を行い、アプリケーションサーバ
72は宛先のサーバやクライアントと通信を行う。
D処理モジュールを備えることによる例を示す。クライ
アント68はアドレス解決サーバ70にユーザIDで発
信し、アドレス解決サーバ70でアドレス解決が行われ
て得られた正規のアドレスでアプリケーションサーバ7
2にメッセージの転送を行い、アプリケーションサーバ
72は宛先のサーバやクライアントと通信を行う。
【0031】図16は、アプリケーションサーバ内にユ
ーザID処理モジュールを備える例を示す。クライアン
ト74はユーザIDでアプリケーションサーバ76に発
信を行い、アプリケーションサーバ76内のユーザID
処理モジュールによりアドレス解決サーバ78にアドレ
ス解決要求がなされ、ユーザID処理モジュールがアド
レス解決サーバ78よりアドレス解決の結果を受信する
と、それをサーバアプリケーションに渡し、サーバアプ
リケーションが宛先のサーバやクライアントと通信を行
う。
ーザID処理モジュールを備える例を示す。クライアン
ト74はユーザIDでアプリケーションサーバ76に発
信を行い、アプリケーションサーバ76内のユーザID
処理モジュールによりアドレス解決サーバ78にアドレ
ス解決要求がなされ、ユーザID処理モジュールがアド
レス解決サーバ78よりアドレス解決の結果を受信する
と、それをサーバアプリケーションに渡し、サーバアプ
リケーションが宛先のサーバやクライアントと通信を行
う。
【0032】図17は、クライアント側にユーザID処
理モジュールを備える例である。クライアント80内の
クライアントアプリケーションがユーザID処理モジュ
ールにユーザIDを渡し、ユーザID処理モジュールは
アドレス解決サーバ82にアドレス解決を要求して、正
規のアドレスを受信すると、ユーザID処理モジュール
が宛先のサーバやクライアントと通信する。
理モジュールを備える例である。クライアント80内の
クライアントアプリケーションがユーザID処理モジュ
ールにユーザIDを渡し、ユーザID処理モジュールは
アドレス解決サーバ82にアドレス解決を要求して、正
規のアドレスを受信すると、ユーザID処理モジュール
が宛先のサーバやクライアントと通信する。
【0033】図14〜17で示した例では、既存のアプ
リケーションの前段にユーザID処理モジュールを備え
てアドレス解決を行うため、既存のアプリケーションを
無改造で使用できる。次に、ユーザ端末、アプリケーシ
ョンサーバ、又はアドレス解決サーバ等に備えられるユ
ーザID処理モジュールの動作の詳細を、図18、19
に示すフローチャートを用いて説明する。ユーザID処
理モジュールの動作は、単独のサービスを提供するFT
P、SMTP等のプロトコルと複数のサービスが提供可
能なHTTP等のプロトコルで異なり、単独サービスに
おける処理フローを図18で示し、複数サービスにおけ
る処理フローを図19で示す。また、図18、19に示
すフローチャートは、上記の図14〜17に示した全て
の構成に同様に適用される。図12及び13で示したユ
ーザID処理機能をアプリケーション内に備える方法で
は、クライアントアプリケーションやサーバアプリケー
ション固有の処理が追加されるが、ユーザID処理とし
ては同様のフローで処理が行われる。
リケーションの前段にユーザID処理モジュールを備え
てアドレス解決を行うため、既存のアプリケーションを
無改造で使用できる。次に、ユーザ端末、アプリケーシ
ョンサーバ、又はアドレス解決サーバ等に備えられるユ
ーザID処理モジュールの動作の詳細を、図18、19
に示すフローチャートを用いて説明する。ユーザID処
理モジュールの動作は、単独のサービスを提供するFT
P、SMTP等のプロトコルと複数のサービスが提供可
能なHTTP等のプロトコルで異なり、単独サービスに
おける処理フローを図18で示し、複数サービスにおけ
る処理フローを図19で示す。また、図18、19に示
すフローチャートは、上記の図14〜17に示した全て
の構成に同様に適用される。図12及び13で示したユ
ーザID処理機能をアプリケーション内に備える方法で
は、クライアントアプリケーションやサーバアプリケー
ション固有の処理が追加されるが、ユーザID処理とし
ては同様のフローで処理が行われる。
【0034】単独サービスの場合である図18におい
て、ユーザID処理モジュールがクライアントから発信
されたパケットを受信(ステップ20)すると、そのパ
ケットが宛先アドレス指定パケットかどうかを判断(ス
テップ21)し、宛先アドレス指定パケットでなければ
そのまま送信(ステップ26)を続行し、宛先アドレス
指定パケットであれば、そのパケットから宛先アドレス
部を抽出(ステップ22)する。次に、抽出した宛先ア
ドレスがユーザIDかどうかを判断し(ステップ2
3)、ユーザIDでなければそのまま送信(ステップ2
6)を行い、ユーザIDであれば、図7等で説明した要
求メッセージをアドレス解決サーバに送信することによ
りアドレス解決要求を実行(ステップ24)し、正規ア
ドレスを含む回答メッセージを受信し、最初に受信した
パケットの宛先アドレス部をその正規アドレスで置き換
え(ステップ25)、送信を行う(ステップ26)。
て、ユーザID処理モジュールがクライアントから発信
されたパケットを受信(ステップ20)すると、そのパ
ケットが宛先アドレス指定パケットかどうかを判断(ス
テップ21)し、宛先アドレス指定パケットでなければ
そのまま送信(ステップ26)を続行し、宛先アドレス
指定パケットであれば、そのパケットから宛先アドレス
部を抽出(ステップ22)する。次に、抽出した宛先ア
ドレスがユーザIDかどうかを判断し(ステップ2
3)、ユーザIDでなければそのまま送信(ステップ2
6)を行い、ユーザIDであれば、図7等で説明した要
求メッセージをアドレス解決サーバに送信することによ
りアドレス解決要求を実行(ステップ24)し、正規ア
ドレスを含む回答メッセージを受信し、最初に受信した
パケットの宛先アドレス部をその正規アドレスで置き換
え(ステップ25)、送信を行う(ステップ26)。
【0035】図19に示す複数サービスの場合は次の通
りである。ユーザID処理モジュールがクライアントか
ら発信されたパケットを受信(ステップ30)すると、
そのパケットが宛先アドレス指定パケットかどうかを判
断(ステップ31)し、宛先アドレス指定パケットでな
ければそのまま送信(ステップ37)を続行し、宛先ア
ドレス指定パケットであれば、そのパケットから宛先ア
ドレス部を抽出(ステップ32)する。次に、抽出した
宛先アドレスがユーザIDかどうかを判断し(ステップ
33)、ユーザIDでなければそのまま送信(ステップ
37)を行い、ユーザIDであれば、複数サービスの中
からサービスを識別するために、受信したパケットから
サービス種別を抽出(ステップ34)する。このサービ
ス種別の抽出にあたっての方法は、例えば、リクエスト
メッセージの中にサービス種別が記述してあるので、そ
のメッセージの解読を行なうことにより容易にサービス
種別を識別できる。次に、図7等で説明した要求メッセ
ージをアドレス解決サーバに送信することによりアドレ
ス解決要求を実行(ステップ35)し、正規アドレスを
含む回答メッセージを受信し、最初に受信したパケット
の宛先アドレス部をその正規アドレスで置き換え(ステ
ップ36)、送信を行う(ステップ37)。
りである。ユーザID処理モジュールがクライアントか
ら発信されたパケットを受信(ステップ30)すると、
そのパケットが宛先アドレス指定パケットかどうかを判
断(ステップ31)し、宛先アドレス指定パケットでな
ければそのまま送信(ステップ37)を続行し、宛先ア
ドレス指定パケットであれば、そのパケットから宛先ア
ドレス部を抽出(ステップ32)する。次に、抽出した
宛先アドレスがユーザIDかどうかを判断し(ステップ
33)、ユーザIDでなければそのまま送信(ステップ
37)を行い、ユーザIDであれば、複数サービスの中
からサービスを識別するために、受信したパケットから
サービス種別を抽出(ステップ34)する。このサービ
ス種別の抽出にあたっての方法は、例えば、リクエスト
メッセージの中にサービス種別が記述してあるので、そ
のメッセージの解読を行なうことにより容易にサービス
種別を識別できる。次に、図7等で説明した要求メッセ
ージをアドレス解決サーバに送信することによりアドレ
ス解決要求を実行(ステップ35)し、正規アドレスを
含む回答メッセージを受信し、最初に受信したパケット
の宛先アドレス部をその正規アドレスで置き換え(ステ
ップ36)、送信を行う(ステップ37)。
【0036】続いて具体的なアプリケーションにおける
宛先情報の抽出及び処理についてシーケンスチャートを
用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する処理は、
ユーザID処理モジュールの配置の形態の違いによら
ず、前述したどのような形態においても同様に適用可能
である。SMTPの場合の例を図20に示す。同図にお
いて、ユーザID処理モジュールはSMTPパケットを
監視し、RCPT(送信先メールアドレスリスト)コマ
ンド(ステップ42)のみを取り出し(ステップ4
3)、その他のコマンドはそのまま転送する。すなわ
ち、SMTPサーバへの送信開始を要求するMAILF
ROM(ステップ40)、その応答である250 OK
(ステップ41)等のパケットはそのまま転送する。R
CPTパケットに記述されているアドレスがユーザID
であればアドレス解決サーバと連携してアドレス解決を
行い(ステップ44、ステップ45))、RCPTパケ
ットに記述されているアドレスを本来のアドレスに置き
換え(ステップ46)、置き換えたRCPTコマンドを
転送する(ステップ47)。そして、OKの応答を受け
(ステップ48)、本文の送信開始を示すDATAコマ
ンドを送信し(ステップ49)、正常応答コード354
を受信し(ステップ50)、その後、本文の送信等が行
われる。
宛先情報の抽出及び処理についてシーケンスチャートを
用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する処理は、
ユーザID処理モジュールの配置の形態の違いによら
ず、前述したどのような形態においても同様に適用可能
である。SMTPの場合の例を図20に示す。同図にお
いて、ユーザID処理モジュールはSMTPパケットを
監視し、RCPT(送信先メールアドレスリスト)コマ
ンド(ステップ42)のみを取り出し(ステップ4
3)、その他のコマンドはそのまま転送する。すなわ
ち、SMTPサーバへの送信開始を要求するMAILF
ROM(ステップ40)、その応答である250 OK
(ステップ41)等のパケットはそのまま転送する。R
CPTパケットに記述されているアドレスがユーザID
であればアドレス解決サーバと連携してアドレス解決を
行い(ステップ44、ステップ45))、RCPTパケ
ットに記述されているアドレスを本来のアドレスに置き
換え(ステップ46)、置き換えたRCPTコマンドを
転送する(ステップ47)。そして、OKの応答を受け
(ステップ48)、本文の送信開始を示すDATAコマ
ンドを送信し(ステップ49)、正常応答コード354
を受信し(ステップ50)、その後、本文の送信等が行
われる。
【0037】次にFTPの場合を図21に示す。図21
ではユーザID処理モジュールがFTPプロキシサーバ
上にある例を示している。同図に示すように、クライア
ントがFTPプロキシへの接続を要求し(ステップ6
0)、新たなユーザのためのサービス準備完了の応答を
受信すると(ステップ61)、サーバへユーザID指定
により接続要求し(ステップ62)、FTPプロキシす
なわちユーザID処理モジュールはアドレス変換により
本来のサーバアドレス+ユーザディレクトリを解決し
(ステップ63〜66)、サーバアドレスにより接続を
行う(ステップ67)。目的のサーバからの準備完了応
答を受け(ステップ68)、ユーザ名を送信し(ステッ
プ69)、ユーザOK、要パスワードの応答を受けると
(ステップ70)、パスワードを送信(ステップ71)
する。接続処理中はメッセージを監視しており、ログイ
ン完了メッセージ230(ステップ72)があった場
合、メッセージを一時FTPプロキシに蓄積する。そし
て、解決したユーザディレクトリヘの変更CWD(チェ
ンジワーキングディレクトリ)(ステップ73)をサー
バに要求する。ディレクトリの変更が完了したところ
(ステップ74)で、ログイン完了メッセージをクライ
アントヘ送信する(ステップ75)。
ではユーザID処理モジュールがFTPプロキシサーバ
上にある例を示している。同図に示すように、クライア
ントがFTPプロキシへの接続を要求し(ステップ6
0)、新たなユーザのためのサービス準備完了の応答を
受信すると(ステップ61)、サーバへユーザID指定
により接続要求し(ステップ62)、FTPプロキシす
なわちユーザID処理モジュールはアドレス変換により
本来のサーバアドレス+ユーザディレクトリを解決し
(ステップ63〜66)、サーバアドレスにより接続を
行う(ステップ67)。目的のサーバからの準備完了応
答を受け(ステップ68)、ユーザ名を送信し(ステッ
プ69)、ユーザOK、要パスワードの応答を受けると
(ステップ70)、パスワードを送信(ステップ71)
する。接続処理中はメッセージを監視しており、ログイ
ン完了メッセージ230(ステップ72)があった場
合、メッセージを一時FTPプロキシに蓄積する。そし
て、解決したユーザディレクトリヘの変更CWD(チェ
ンジワーキングディレクトリ)(ステップ73)をサー
バに要求する。ディレクトリの変更が完了したところ
(ステップ74)で、ログイン完了メッセージをクライ
アントヘ送信する(ステップ75)。
【0038】更にHTTPの場合を図22に示す。同図
に示すように、ユーザID処理モジュールにてHTTP
パケットを監視し、リクエストメッセージのみを取り出
し(ステップ80)、その他のメッセージはそのまま転
送する。リクエストメッセージに記述されているURL
がユーザIDであればアドレス解決を行い(ステップ8
1、82)、本来のアドレスヘ置き換え(ステップ8
3)、置き換えたリクエストメッセージを目的のサーバ
に転送する(ステップ84)。続いてレスポンスを受信
し(ステップ85)、以降の処理を行う。
に示すように、ユーザID処理モジュールにてHTTP
パケットを監視し、リクエストメッセージのみを取り出
し(ステップ80)、その他のメッセージはそのまま転
送する。リクエストメッセージに記述されているURL
がユーザIDであればアドレス解決を行い(ステップ8
1、82)、本来のアドレスヘ置き換え(ステップ8
3)、置き換えたリクエストメッセージを目的のサーバ
に転送する(ステップ84)。続いてレスポンスを受信
し(ステップ85)、以降の処理を行う。
【0039】次にユーザID形式について説明する。ユ
ーザID形式はディレクトリ構造を備えることにより、
大規模ユーザに対応する。また、DNS、ANSなどの
ドメインネームと同様の形式にすることにより外部のD
NS、ANSシステムと連携することも可能である。例
えば、ネットワーク部第一システム“鈴木”:suzuki
(a)1sys.net というユーザIDでDNSに接続する場合
には、suzuki(a)1sys.net.ntt.co.jp とする。
ーザID形式はディレクトリ構造を備えることにより、
大規模ユーザに対応する。また、DNS、ANSなどの
ドメインネームと同様の形式にすることにより外部のD
NS、ANSシステムと連携することも可能である。例
えば、ネットワーク部第一システム“鈴木”:suzuki
(a)1sys.net というユーザIDでDNSに接続する場合
には、suzuki(a)1sys.net.ntt.co.jp とする。
【0040】次に本発明におけるプログラムを記録した
記録媒体について説明する。本発明の記録媒体は、図6
に示すものと構成を同じくする一般的なコンピュータシ
ステムにおけるメモリ101又は外部記憶装置102の
いずれか又は両方に相当する。また、電子メモリ、ハー
ドディスク等のみならず、光磁気ディスク、磁気ディス
ク、磁気テープ等の可搬媒体も本発明の記録媒体に相当
し、これらの記録媒体に格納された本発明のアドレス変
換プログラムをコンピュータシステムにローディング
し、ネットワーク接続することにより、そのコンピュー
タシステムは本発明のアドレス解決サーバとして使用で
き、本発明のアドレス処理プログラムをコンピュータシ
ステムにローディングし、ネットワーク接続することに
より、そのコンピュータシステムは本発明のユーザID
処理モジュールを搭載したコンピュータとして使用でき
る。
記録媒体について説明する。本発明の記録媒体は、図6
に示すものと構成を同じくする一般的なコンピュータシ
ステムにおけるメモリ101又は外部記憶装置102の
いずれか又は両方に相当する。また、電子メモリ、ハー
ドディスク等のみならず、光磁気ディスク、磁気ディス
ク、磁気テープ等の可搬媒体も本発明の記録媒体に相当
し、これらの記録媒体に格納された本発明のアドレス変
換プログラムをコンピュータシステムにローディング
し、ネットワーク接続することにより、そのコンピュー
タシステムは本発明のアドレス解決サーバとして使用で
き、本発明のアドレス処理プログラムをコンピュータシ
ステムにローディングし、ネットワーク接続することに
より、そのコンピュータシステムは本発明のユーザID
処理モジュールを搭載したコンピュータとして使用でき
る。
【0041】なお、本発明は上記の実施例に限定されて
おらず、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能であ
る。例えば、実施例はTCP/IPネットワークを使用
しているが、本発明は他のネットワークにも同様に適用
可能である。
おらず、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能であ
る。例えば、実施例はTCP/IPネットワークを使用
しているが、本発明は他のネットワークにも同様に適用
可能である。
【0042】
【発明の効果】上述した通り、本発明によれば、サービ
ス毎の複数アドレスを各ユーザにユニークに付与される
ユーザIDに統合し、ユーザはサービスを意識しなくて
も宛先に同一のアドレスを利用することが可能になる。
また、本発明によれば、アプリケーションサーバヘのユ
ーザID処理モジュール追加やユーザID処理モジュー
ル内蔵プロキシの追加によりユーザID変換が実現でき
るため、アプリケーションプロトコルには変更の必要が
なく、サーバ側クライアント側のいずれのアプリケーシ
ョンも既存のソフトウェアを無改造で利用することがで
きる。
ス毎の複数アドレスを各ユーザにユニークに付与される
ユーザIDに統合し、ユーザはサービスを意識しなくて
も宛先に同一のアドレスを利用することが可能になる。
また、本発明によれば、アプリケーションサーバヘのユ
ーザID処理モジュール追加やユーザID処理モジュー
ル内蔵プロキシの追加によりユーザID変換が実現でき
るため、アプリケーションプロトコルには変更の必要が
なく、サーバ側クライアント側のいずれのアプリケーシ
ョンも既存のソフトウェアを無改造で利用することがで
きる。
【0043】更に、本発明によれば、ネームの階層構造
やDNSプロトコルのメッセージフォーマットに従うこ
とによりDNSと接続して運用することも可能である。
やDNSプロトコルのメッセージフォーマットに従うこ
とによりDNSと接続して運用することも可能である。
【図1】サービス毎のアドレス体系及びDNSによるア
ドレス解決の範囲を示す図である。
ドレス解決の範囲を示す図である。
【図2】本発明の実施例の全体構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例における基本的動作を示す図で
ある。
ある。
【図4】本発明の実施例におけるユーザ情報データベー
スの例を示す図である。
スの例を示す図である。
【図5】本発明の実施例におけるアドレス解決サーバの
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例におけるアドレス解決サーバの
ハードウェア構成を示す図である。
ハードウェア構成を示す図である。
【図7】本発明の実施例におけるアドレス解決要求メッ
セージの例を示す図である。
セージの例を示す図である。
【図8】本発明の実施例におけるアドレス解決要求への
回答メッセージの例を示す図である。
回答メッセージの例を示す図である。
【図9】本発明の実施例においてDNSプロトコルを使
用する場合のアドレス解決要求メッセージの例を示す図
である。
用する場合のアドレス解決要求メッセージの例を示す図
である。
【図10】本発明の実施例においてDNSプロトコルを
使用する場合のアドレス解決要求への回答メッセージの
例を示す図である。
使用する場合のアドレス解決要求への回答メッセージの
例を示す図である。
【図11】本発明の実施例においてサービス種別を示す
識別番号の例を示す図である。
識別番号の例を示す図である。
【図12】本発明の実施例においてユーザID処理モジ
ュールをサーバアプリケーションに内蔵する例を示す図
である。
ュールをサーバアプリケーションに内蔵する例を示す図
である。
【図13】本発明の実施例においてユーザID処理モジ
ュールをクライアントアプリケーションに内蔵する例を
示す図である。
ュールをクライアントアプリケーションに内蔵する例を
示す図である。
【図14】本発明の実施例においてユーザID処理モジ
ュールをクライアントとアプリケーションサーバの間に
設置する例を示す図である。
ュールをクライアントとアプリケーションサーバの間に
設置する例を示す図である。
【図15】本発明の実施例においてユーザID処理モジ
ュールをアドレス解決サーバ内に設置する例を示す図で
ある。
ュールをアドレス解決サーバ内に設置する例を示す図で
ある。
【図16】本発明の実施例においてユーザID処理モジ
ュールをアプリケーションサーバ内に設置する例を示す
図である。
ュールをアプリケーションサーバ内に設置する例を示す
図である。
【図17】本発明の実施例においてユーザID処理モジ
ュールをクライアント内に設置する例を示す図である。
ュールをクライアント内に設置する例を示す図である。
【図18】本発明の実施例において単独サービスの場合
のユーザID処理モジュールの動作を示すフローチャー
トである。
のユーザID処理モジュールの動作を示すフローチャー
トである。
【図19】本発明の実施例において複数サービスの場合
のユーザID処理モジュールの動作を示すフローチャー
トである。
のユーザID処理モジュールの動作を示すフローチャー
トである。
【図20】本発明の実施例においてSMTPの場合の処
理を示すシーケンスチャートである。
理を示すシーケンスチャートである。
【図21】本発明の実施例においてFTPの場合の処理
を示すシーケンスチャートである。
を示すシーケンスチャートである。
【図22】本発明の実施例においてHTTPの場合の処
理を示すシーケンスチャートである。
理を示すシーケンスチャートである。
1、12 メールサーバ 2 ファイルサーバ 3 利用端末 10、54、58、64、70、78、82 アドレス
解決サーバ 14 httpプロキシー 16 ftpプロキシー 18 H.323ゲートキーパ 20 ユーザID処理モジュール 22、24、36 ユーザ端末 26 クライアントモジュール 28 H.323ゲートウェイ 30 電話交換網 32 インターネット 34 上位DNS 40 ユーザ1 42 ユーザ2 44、46 アプリケーション 50、56、60、68、74、80 クライアント 52、66、72、76 アプリケーションサーバ 62 アドレス変換プロキシ 100 CPU 101 メモリ 102 外部記憶装置 103 ディスプレイ 104 キーボード 105 通信処理装置
解決サーバ 14 httpプロキシー 16 ftpプロキシー 18 H.323ゲートキーパ 20 ユーザID処理モジュール 22、24、36 ユーザ端末 26 クライアントモジュール 28 H.323ゲートウェイ 30 電話交換網 32 インターネット 34 上位DNS 40 ユーザ1 42 ユーザ2 44、46 アプリケーション 50、56、60、68、74、80 クライアント 52、66、72、76 アプリケーションサーバ 62 アドレス変換プロキシ 100 CPU 101 メモリ 102 外部記憶装置 103 ディスプレイ 104 キーボード 105 通信処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 克也 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 瀬口 有美 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 千徳 真也 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA12 GA23 GB08 HB04 HB05 HB07 JA40 JB22 KA03 KA04 KB06 KC37 KH03 LB02 LB08 LB24 5K033 AA09 CB01 CB09 DA01 DA06 DB12 EC03 5K034 AA17 DD03 FF01 FF13 HH04 HH61 LL01 NN04
Claims (13)
- 【請求項1】ネットワーク上で提供される複数のサービ
スにおけるユーザのアドレスをサービスに依らないアド
レスに統合するアドレス統合方法であって、 あるサービスの発信に係る第1のメッセージを受信した
アプリケーションが、必要に応じて該メッセージ内の宛
先アドレスと該サービスの種別を表すサービス種別情報
とを含む第2のメッセージをアドレス変換を行う装置に
送信することによりアドレス変換を要求する要求ステッ
プと、 該アドレス変換を行う装置が該宛先アドレスと該サービ
ス種別情報とから該宛先アドレスを該サービスに固有の
アドレスである正規アドレスに変換する変換ステップ
と、 該アドレス変換を行う装置が該正規アドレスを含む第3
のメッセージを該アプリケーションに返信するステップ
と、 該アプリケーションが該第1のメッセージにおける該宛
先アドレスを該正規アドレスに置き換えて送信する送信
ステップとを有することを特徴とするアドレス統合方
法。 - 【請求項2】前記アプリケーションは、前記要求ステッ
プと前記送信ステップとを含む処理モジュールのみか
ら、又は、該処理モジュールと前記サービスに係るアプ
リケーションとからなる請求項1記載のアドレス統合方
法。 - 【請求項3】前記アプリケーションは、前記要求ステッ
プと前記送信ステップとを含む処理モジュールを内蔵す
るアプリケーションである請求項1記載のアドレス統合
方法。 - 【請求項4】前記要求ステップと前記送信ステップとを
含む処理モジュールが、汎用コンピュータ上又は前記ア
ドレス変換を行う装置上に配置される請求項1記載のア
ドレス統合方法。 - 【請求項5】前記変換ステップは、 前記アドレス変換を行う装置が、ユーザ固有のアドレス
に対応する各サービスに固有の前記正規アドレスが記述
されたテーブルを参照することによりアドレスを変換す
るステップを有する請求項1記載のアドレス統合方法。 - 【請求項6】あるアドレスを、ネットワーク上で提供さ
れるサービスに固有のアドレスに変換するアドレス変換
装置であって、 一のアドレスと、サービスの種別を示すサービス種別情
報とを含む第1のメッセージを受信する手段と、 該一のアドレスと該サービス種別情報とから該一のアド
レスを該サービスに固有のアドレスである正規アドレス
に変換する変換手段と、 該正規アドレスを含むメッセージを該第1のメッセージ
の送信元に返信する手段と、 を有することを特徴とするアドレス変換装置。 - 【請求項7】前記変換手段は、 ユーザ固有のアドレスに対応する各サービスに固有の前
記正規アドレスが記述されたテーブルを参照することに
より前記一のアドレスを変換する手段を有することを特
徴とする請求項6記載のアドレス変換装置。 - 【請求項8】あるアドレスを、ネットワーク上で提供さ
れるサービスに固有のアドレスに変換するアドレス変換
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体であって、該プログラムは、 一のアドレスと、サービスの種別を示すサービス種別情
報とを含む第1のメッセージを受信し、 該一のアドレスと該サービス種別情報とから該一のアド
レスを該サービスに固有のアドレスである正規アドレス
に変換する変換処理を行い、 該正規アドレスを含むメッセージを該第1のメッセージ
の送信元に返信することをコンピュータに実行させるア
ドレス変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体。 - 【請求項9】前記変換処理は、 ユーザ固有のアドレスに対応する各サービスに固有の前
記正規アドレスが記述されたテーブルを参照することに
より前記一のアドレスを変換する処理を含む請求項8記
載のアドレス変換プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体。 - 【請求項10】あるアドレスをネットワーク上で提供さ
れるサービスに固有のアドレスに変換するアドレス変換
手段と連携して、ユーザ固有のアドレスをサービスに固
有のアドレスに置き換えるアドレス処理プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
該プログラムは、 あるサービスの発信に係る第1のメッセージを受信し、 必要に応じて該メッセージ内の宛先アドレスを抽出し、 該宛先アドレスが前記ユーザ固有のアドレスである場合
に該宛先アドレスと該サービスの種別を表すサービス種
別情報とを含む第2のメッセージを前記アドレス変換手
段に送信し、 該アドレス変換手段から該サービスに固有のアドレスで
ある正規アドレスを含む第3のメッセージを受信し、 該第1のメッセージの宛先アドレスを該正規アドレスに
置き換えて送信を行うアドレス処理をコンピュータに実
行させるアドレス処理プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項11】SMTPパケットを監視し、RCPTパ
ケットのみを前記第1のメッセージとして受信して前記
アドレス処理を行う請求項10記載のアドレス処理プロ
グラムを記録した記録媒体。 - 【請求項12】前記アドレス処理は前記ユーザ固有のア
ドレスをFTPサーバにおけるユーザディレクトリに変
換する処理を含み、 FTPサーバへの接続のためのパケットを前記第1のメ
ッセージとして受信して前記アドレス処理を行い、 該FTPサーバへのログイン完了メッセージを一時蓄積
し、該アドレス処理により得られた該ユーザディレクト
リへの変更を該FTPサーバに要求し、該ユーザディレ
クトリへの変更が完了すると該ログイン完了メッセージ
を送信する請求項10記載のアドレス処理プログラムを
記録した記録媒体。 - 【請求項13】HTTPパケットを監視し、リクエスト
メッセージのみを前記第1のメッセージとして受信して
前記アドレス処理を行う請求項10記載のアドレス処理
プログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10317949A JP2000148636A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | アドレス統合方法、装置、及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10317949A JP2000148636A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | アドレス統合方法、装置、及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000148636A true JP2000148636A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18093821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10317949A Pending JP2000148636A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | アドレス統合方法、装置、及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000148636A (ja) |
-
1998
- 1998-11-09 JP JP10317949A patent/JP2000148636A/ja active Pending
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