JP2000148479A - プロセッサにおいて命令をバッファリングする方法およびシステム - Google Patents

プロセッサにおいて命令をバッファリングする方法およびシステム

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JP2000148479A JP11141674A JP14167499A JP2000148479A JP 2000148479 A JP2000148479 A JP 2000148479A JP 11141674 A JP11141674 A JP 11141674A JP 14167499 A JP14167499 A JP 14167499A JP 2000148479 A JP2000148479 A JP 2000148479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形の限定命令バッファを用いて必要なシリ
コン領域を小さくし、装置を小形化する。 【解決手段】 デコード段28を備えたパイプライン2
0を有するプロセッサ12において命令をバッファリン
グする方法は、デコード段28の機能停止を検出するス
テップと、デコード段28の機能停止の検出に応答し
て、デコード段28が機能停止状態でなくなるまでメモ
リ16内の命令の前のフェッチを再実施するステップ
と、デコード段28が機能停止状態でなくなった後に命
令バッファ内に前記フェッチされた命令を書き込むステ
ップとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、プロ
セッサに関し、特に、プロセッサにおいて命令をバッフ
ァリングする方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】多くの最新のプロセッサは、効率を高め
るためにプロセッサ内にパイプラインを用いている。パ
イプラインの使用により、タスクはいくつかの順次サブ
タスクに細分される。順次サブタスクへのタスクの細分
は、任意の与えられた時刻におけるいくつかのプログラ
ム命令のフェッチング,デコーディングおよび実行を可
能にする。したがって、任意の特定の時刻において、い
くつかの命令がパイプラインのさまざまな段において処
理されうる。多くのそのようなプロセッサは、デコード
段を有するパイプラインを含む。パイプラインのデコー
ド段においては、プログラムメモリから得られた命令
は、その命令が実行されうるようにデコードされる。命
令がデコードされた後には、その命令をプロセッサ内に
記憶する必要はない。しかし、命令がデコードされるま
では、プログラムメモリから得られた命令は記憶されな
ければならない。命令がデコードされるまで命令を記憶
するために、多くのプロセッサは命令バッファを用い
る。
【0003】従来、命令バッファは、デコード段を含む
デコード段までの段数に等しい数の命令を記憶するのに
十分なレジスタを含む。例えば、パイプラインがその最
初の3つの段としてプレフェッチ段とフェッチ段とデコ
ード段とを有すれば、関連の命令バッファは、3つの命
令を記憶するための3つのレジスタを有する。命令バッ
ファのレジスタのこの数が従来から用いられてきた理由
は、デコード段が機能停止していると決定されたとき
に、得られつつある命令の保存を可能にするためであ
る。
【0004】命令バッファの使用は情報の損失なしに処
理の再開を可能にするが、その欠点がないわけではな
い。例えば、通常の命令フェッチのサイズが増大するの
に伴って、命令バッファ内のレジスタのサイズが増大
し、これは追加のシリコン領域を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、プロセッ
サにおいて命令をバッファリングする改善された方法お
よびシステムが必要とされるようになった。本発明は、
従来のシステムおよび方法の欠点を改善する、プロセッ
サにおける命令のバッファリングのシステムおよび方法
を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの実施の形
態によれば、デコード段を備えたパイプラインを有する
プロセッサにおいて命令をバッファリングする方法は、
前記デコード段の機能停止を検出するステップと、前記
デコード段が機能停止状態でなくなるまでメモリ内の命
令の前のフェッチを再実施するステップと、前記デコー
ド段が機能停止状態でなくなった後に命令バッファ内へ
前記フェッチされた命令を書き込むステップとを含む。
【0007】本発明の別の実施の形態によれば、プロセ
ッサ・パイプラインは、デコード段に先行する複数の順
次段と、順次段の数より小さいかまたは等しい数の命令
を同時に記憶するよう動作しうる限定命令バッファとを
含む。前記プロセッサ・パイプラインはまた、カウンタ
・システムを含む。このカウンタ・システムは、前記限
定命令バッファにより受け取られる命令を記憶する記憶
場所のアドレスを指示するカウントを記憶するカウンタ
を含む。前記カウンタ・システムはまた、前記デコード
段の状態に基づいて前記カウンタの前記カウントを調整
するように動作しうる。前記複数の順次段は、前記カウ
ントにより指示される前記アドレスにおける前記命令を
フェッチするように動作しうるフェッチ段を含む。
【0008】本発明の実施の形態は多くの技術的利点を
有する。例えば、本発明の1つの実施の形態において
は、プログラムメモリからフェッチされた命令をバッフ
ァリングするために、従来の大形命令バッファではな
く、限定命令バッファが用いられる。小さいサイズの限
定命令バッファは、シリコン領域を小さくすることによ
り、小さい装置を可能にし、または、プロセッサの他の
領域内におけるそのようなシリコン領域の使用を可能に
する。
【0009】他の技術的利点は、当業者にとっては、以
下の図面、説明および特許請求の範囲から容易に明らか
になる。本発明およびその利点の完全な理解のために、
ここで添付図面と共に以下の説明を参照されたい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態およびその利
点は図1から図4までを参照することにより最も良く理
解でき、これらの図において、同じ参照符号は同じまた
は対応する部品を指示するために用いられている。
【0011】図1は、本発明の教示によるプロセッサの
ブロック図である。コンピュータ・システム10は、プ
ロセッサ12およびメモリシステム14を含む。プロセ
ッサ12は、メモリシステム14にアクセスする動作を
行いうる。メモリシステム14は、プログラムメモリ1
6およびデータメモリ18の双方を含みうる。プロセッ
サ12は、パイプライン20を含む。パイプライン20
は、プレフェッチ段24とフェッチ段26とデコード段
28と読取り段30と実行段32と記憶段34とを含
む。プロセッサ12はまた、付加処理素子21をも含み
うる。
【0012】プレフェッチ段24は、命令を読み取るプ
ログラムメモリ16内の記憶場所のアドレスを決定す
る。フェッチ段26は、プレフェッチ段24により決定
されたプログラムメモリ記憶場所の命令を読み取る。フ
ェッチ段26は、プログラムメモリ16からフェッチさ
れた命令をバッファリングする限定命令バッファ50を
含む。限定命令バッファ50は、図4に示されている。
この例においては、限定命令バッファ50は、第1のレ
ジスタ52および第2のレジスタ54を含む。本発明に
よれば、限定命令バッファ50は、パイプライン20内
のデコード段28に先行する段の数と同数のレジスタを
含み、それより多くのレジスタは含まず、その数はこの
例においては“2”である。
【0013】デコード段28は、プログラムメモリ16
から得た命令をデコードする。読取り段30は、デコー
ド段28によりデコードされた命令の実行に必要なデー
タをデータメモリ18から読み取る。読取り段30は、
1つより多い段により置換されうる。例えば、読取り段
30は、データメモリ18内のいずれの場所からデータ
を読み取るべきかを決定するために必要な計算を行う別
個の段と、そのようなデータを読み取る機能を行う別個
の段とにより置換されうる。実行段32は、デコード段
28によりデコードされた命令を実行する機能を行う。
記憶段34は、結果のような、命令の実行後に書き込ま
れる必要のあるデータを書き込む機能を行う。
【0014】デコード段28に先行する段の数に等しく
かつそれより多くない数のレジスタを有する限定命令バ
ッファの使用は、プロセッサ12のために必要なシリコ
ン領域を減少させる。プロセッサ12のために必要なシ
リコン領域の減少は、一般に、有利である。本発明によ
れば、以下に図2から図4までを参照しつつ詳述するよ
うに、プログラムメモリ16内の命令のフェッチを再実
施することにより、なんらプロセッサ性能の損失を生じ
ることなく限定命令バッファを利用しうる。
【0015】図2は、パイプライン20が機能停止しな
い例における、パイプライン20のさまざまな段に対す
るプログラムメモリ16から得られる命令の場所を示す
タイミング図である。正常な処理中においては、プロセ
ッサ12は、実行のための順次アドレスを有するプログ
ラムメモリ16内の場所から連続的に命令をフェッチす
る。ある理由のためにプロセッサ12が機能停止して
も、プロセッサ12はプログラムメモリ16からの命令
のフェッチを続ける。例えば、プロセッサ12は、デー
タメモリ18からのデータの受取りを待つ間、機能停止
しうる。そのような場合、限定命令バッファ50は、処
理の再開を待つ間に2つの命令を蓄積することができ
る。限定命令バッファ50に関連するプレフェッチ段2
4,フェッチ段26およびデコード段28の動作につい
て、機能停止が起こらない例に対して、図2を参照しつ
つを以下に説明する。
【0016】第1のクロックサイクル中には、第1の命
令I1に対応する記憶場所のアドレスが計算される。第
2のクロックサイクル中には、第2の命令I2のアドレ
スが計算され、命令I1のフェッチングが開始される。
第3のクロックサイクル中には、第3の命令I3に対応
する記憶場所のアドレスが計算され、命令I1のフェッ
チングが完了し、I2のフェッチングが開始され、プロ
セッサ12は機能停止していないので命令I1のデコー
ディングが開始されかつ完了する。
【0017】第3のクロックサイクル中には、限定命令
バッファ50のレジスタ52は命令I1を記憶する。限
定命令バッファ50は、デコードされるべき現在の命令
を記憶する限定命令バッファ50内のレジスタをポイン
トするポインタ56を含む。命令ポインタ56は、図4
においてはレジスタ52をポイントしているように示さ
れている。第3のクロックサイクル中には、命令ポイン
タ56はレジスタ52をポイントする。第4のクロック
サイクル中には、第4の命令I4のアドレスが計算さ
れ、命令I2のフェッチングが完了し、命令I3のフェッ
チングが開始され、命令I2のデコーディングが開始さ
れかつ完了する。第4のクロックサイクル中には、レジ
スタ52は、命令I1が別の命令により上書きされない
ために、命令I1を記憶し続けており、レジスタ54は
命令I2を記憶し、ポインタ56はレジスタ54をポイ
ントする。
【0018】第5のクロックサイクル中には、第5の命
令I5のアドレスが計算され、命令I3のフェッチングが
完了し、命令I4のフェッチングが開始され、命令I3
デコーディングが開始されかつ完了する。第5のクロッ
クサイクル中には、命令I 3はレジスタ52に記憶さ
れ、限定命令バッファ50のポインタ56はレジスタ5
2をポイントする。第6のクロックサイクル中には、第
6の命令I6のアドレスが計算され、命令I4のフェッチ
ングが完了し、命令I5のフェッチングが開始され、命
令I4のデコーディングが開始されかつ完了し、命令I3
に関連するデータが読み取られる。第6のクロックサイ
クル中には、命令I4はレジスタ54内に記憶され、限
定命令バッファ50のポインタ56はレジスタ54をポ
イントする。
【0019】命令を得て処理する上述のシーケンスにお
いて、限定命令バッファ50は、命令がデコードされつ
つあるとき、その命令を2つのレジスタ52,54の1
つのに記憶する。プロセッサ12は上述のシーケンスに
おいては機能停止をしないので、限定命令バッファ50
は、フェッチの再実施なしに追加の順次命令のフェッチ
ングの継続を可能にすることが十分にできる。次に、図
3を参照しつつ、間欠的な機能停止の期間中におけるプ
ロセッサ12の動作を説明する。
【0020】図3は、パイプライン20の間欠的な機能
停止が起こる例におけるパイプライン20のさまざまな
段に対するプログラムメモリ16から得られる命令の場
所を示すタイミング図である。パイプライン20に間欠
的な機能停止が起こる例におけるプレフェッチ段24,
フェッチ段26,デコード段28および限定命令バッフ
ァ50の動作を以下説明する。第1のクロックサイクル
中には、第1の命令I 1のアドレスが計算される。図3
の最後の行に示されているように、第1のクロックサイ
クル中にはプロセッサ12の機能停止は起こらない。第
2のクロックサイクル中には、第2の命令I2のアドレ
スが計算され、命令I1のフェッチングが開始される。
第3のクロックサイクル中には、第3の命令I3のアド
レスが計算され、命令I1のフェッチングが完了し、命
令I2のフェッチングが開始され、命令I1のデコーディ
ングが開始される。この例においては、第3のクロック
サイクル中にデコード段28が機能停止し、したがっ
て、命令I1のデコーディングは第3のクロックサイク
ル中には完了しない。ここで用いられるように、デコー
ド段28の機能停止とは、デコード段28の実際の機能
停止、または、デコード段28が次の命令をデコードす
るのを阻止するパイプライン20内の別の段の機能停止
のことをいう。例えば、そのような機能停止は、メモリ
読取り動作中に読取り段30の機能停止により起こりう
る。第3のクロックサイクル中には、命令I1はレジス
タ52に記憶され、ポインタ56はレジスタ52をポイ
ントする。
【0021】第4のクロックサイクル中には、前クロッ
クサイクルにおいてデコード段28が機能停止したの
で、次の命令に関連する追加のアドレスは計算されな
い。命令I2のフェッチングが完了し、命令I3のフェッ
チングが開始される。デコード段28が機能停止したま
まになっているので、命令I1のデコーディングが継続
されるが完了はしない。この第4のクロックサイクル中
には、命令I1はレジスタ52に保持され、命令I2はレ
ジスタ54に記憶され、ポインタ56はレジスタ52を
ポイントしたままになっている。
【0022】第5のクロックサイクル中には、前クロッ
クサイクルにおいてデコード段28が機能停止していた
ので、追加の命令の追加のアドレスは計算されない。さ
らに、限定命令バッファ50はいっぱいになっているの
で、命令I3は限定命令バッファ50に記憶されえない
ため、命令I3のフェッチングは完了しない。したがっ
て、命令I3は廃棄され、第5のクロックサイクル中に
命令I3のフェッチングが再実施される。デコード段2
8はもはや機能停止状態にはないので、第5のクロック
サイクル中に命令I1のデコーディングが完了する。従
来のプロセッサは、命令I3を廃棄しかつ命令I3のフェ
ッチを再実施するためではなく命令I3を記憶するため
の第3のレジスタを命令バッファ内に含む。本発明はそ
のようなレジスタを必要としないので、必要なシリコン
領域は減少する。第5のクロックサイクル中には、レジ
スタ52は命令I1を記憶し、レジスタ54は命令I2
記憶し、ポインタ56はレジスタ52をポイントする。
【0023】第6のクロックサイクル中には、デコード
段28はもはや機能停止状態にはない。したがって、第
4の命令I4のアドレスが計算され、命令I3のフェッチ
ングが完了し、命令I2のデコーディングが開始されか
つ完了する。第6のクロックサイクル中には、命令I3
はレジスタ52に記憶され、命令I2はレジスタ54に
記憶され、ポインタ56はレジスタ54をポイントす
る。
【0024】したがって、パイプライン20に間欠的な
機能停止が起こる図3に示されている例においては、パ
イプラインが機能停止したときにアドレスの計算を受け
る命令は、パイプラインが機能停止状態でなくなるまで
連続的に出される。したがって、本発明は、パイプライ
ンが最初に機能停止したときに計算されつつあるアドレ
スに見い出される命令(すなわち、上述の例における命
令I3)を記憶するための第3のレジスタを命令バッフ
ァが有する必要を回避している。命令バッファにおける
そのようなレジスタの必要の回避は、パイプライン20
の機能停止時における命令I3のような命令のフェッチ
の再実施によって行われる。命令を処理する上述の方法
の物理的具体化の例について、図4を参照して以下に説
明する。
【0025】図4は、プロセッサ12のプレフェッチ段
24およびフェッチ段26の追加の詳細を示すブロック
図である。図示されているように、プレフェッチ段24
は、プログラムカウンタ58およびマルチプレクサ60
を含む。プログラムカウンタ58は、命令が受け取られ
るメモリシステム14内の場所を指示する現カウントを
保持する。マルチプレクサ60は、プログラムカウンタ
58の前カウントと“1”だけ増加(インクリメント)
されたプログラムカウンタ58の前カウントとを入力信
号として受ける。マルチプレクサ60は、プログラムカ
ウンタ58用の更新されたカウントを与える出力信号6
2を発生する。マルチプレクサ60は、デコード段28
から受け取った選択信号64により制御される。デコー
ド段28自体の機能停止によりまたはパイプライン20
のデコード段28の下流の段の機能停止によってデコー
ド段28が機能停止しているときは、選択信号64がプ
ログラムカウンタ58の前の値を選択し、また、デコー
ド段28が機能停止していないときは、出力信号62
が、“1”だけ増加されたプログラムカウンタ58の前
カウントを選択する。そのとき、出力信号62はプログ
ラムカウンタ58へ供給される。このようにして、デコ
ード段28が機能停止しているときは、プレフェッチ段
24によりアドレスが計算された最も最近の命令が、デ
コード段28が機能停止状態でなくなるまで連続的にフ
ェッチされる。
【0026】本発明およびその利点を詳細に説明してき
たが、添付の特許請求の範囲により定められる本発明の
精神および範囲から逸脱することなく、さまざまな変
化、置換および変更を行いうることを理解すべきであ
る。
【0027】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)デコード段を備えたパイプラインを有するプロセ
ッサにおいて命令をバッファリングする方法であって、
前記デコード段の機能停止を検出するステップと、前記
デコード段の機能停止の検出に応答して、前記デコード
段が機能停止状態でなくなるまでメモリ内の命令の前の
フェッチを再実施するステップと、前記デコード段が機
能停止状態でなくなった後に命令バッファ内へ前記フェ
ッチされた命令を書き込むステップと、を含む、方法。
【0028】(2)前記命令バッファがいっぱいである
かどうかを決定するステップをさらに含む、第1項記載
の装置。 (3)前記前のフェッチを再実施するステップが、前記
命令バッファがいっぱいである場合に限りメモリに記憶
されている命令の前のフェッチを再実施するステップを
含む、第2項記載の装置。 (4)前記前のフェッチを再実施するステップが、プロ
グラムカウンタのカウントにより指示されたアドレスを
有する記憶場所に記憶されている命令をフェッチするス
テップを含む、第1項記載の装置。 (5)前記前のフェッチを再実施するステップが、前の
命令がフェッチされた記憶場所のアドレスに対応するカ
ウントに前記プログラムカウンタのカウントを調整する
ステップを含む、第4項記載の装置。 (6)前記前のフェッチを再実施するステップが、前記
プログラムカウンタのカウントを不変のままにする、第
5項記載の方法。 (7)前記パイプラインが、前記デコード段に先行する
複数の順次段を含み、前記命令バッファに前記フェッチ
された命令を書き込むステップが、前記デコード段に先
行する前記順次段の数より小さいか等しい数の命令を同
時に記憶するよう動作しうる命令バッファに前記フェッ
チされた命令を書き込むステップを含む、第1項記載の
方法。
【0029】(8)デコード段に先行する複数の順次段
と、順次段の数より小さいか等しい数の命令を同時に記
憶するよう動作しうる限定命令バッファと、該限定命令
バッファにより受け取られる命令を記憶する記憶場所の
アドレスを指示するカウントを記憶するカウンタを含む
カウンタシステムであって、前記デコード段の状態に基
づいて前記カウンタの前記カウントを調整するように動
作しうるカウンタシステムと、を含み、前記複数の順次
段が、前記カウントにより指示される前記アドレスに前
記命令をフェッチするように動作しうるフェッチユニッ
トを含む、プロセッサパイプライン。
【0030】(9)前記カウンタシステムが、前記デコ
ード段が機能停止すれば前記カウンタの前記カウントを
増加させ、前記デコード段が機能停止しなければ前記カ
ウンタの前記カウントを不変のままにするように動作し
うる、第8項記載のプロセッサパイプライン。 (10)前記カウンタシステムが、前記デコード段が機
能停止しなければ前記カウンタの前記カウントを減少さ
せ、前記デコード段が機能停止すれば前記カウンタの前
記カウントを不変のままにするように動作しうる、第8
項記載のプロセッサパイプライン。 (11)前記カウンタシステムが、マルチプレクサを含
み、該マルチプレクサが、前記デコード段の状態を示す
制御信号を受け取るように動作しうる、第8項記載のプ
ロセッサパイプライン。 (12)前記マルチプレクサが、前記カウンタのカウン
トと前記カウンタの増加されたカウントとを受け取り、
かつ、前記カウンタの前記カウントまたは前記カウンタ
の前記増加されたカウントを示す出力信号を発生するよ
うに動作しえ、前記出力信号が、前記デコード段の状態
を示す前記制御信号に基づいている、第11項記載のプ
ロセッサパイプライン。
【0031】(13)本発明の1つの実施の形態によれ
ば、デコード段を備えたパイプラインを有するプロセッ
サにおいて命令をバッファリングする方法は、デコード
段の機能停止を検出するステップと、デコード段が機能
停止状態でなくなるまでメモリ内の命令の前のフェッチ
を再実施するステップと、デコード段が機能停止状態で
なくなった後に命令バッファに前記フェッチされた命令
を書き込むステップとを含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の教示によるコンピュータシステムのブ
ロック図である。
【図2】パイプラインが機能停止をしない例において、
図1のコンピュータシステムのプログラムメモリから得
られる命令の図1に示されているパイプラインのさまざ
まな段に対する場所を示すタイミング図である。
【図3】パイプラインの間欠的な機能停止が生じる例に
おいて、図1のコンピュータシステムのプログラムメモ
リから得られる命令の図1に示されているパイプライン
のさまざまな段に対する場所を示すタイミング図であ
る。
【図4】図1に示されているプロセッサのプレフェッチ
段およびフェッチ段の追加の詳細を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
12 プロセッサ 14 メモリシステム 16 プログラムメモリ 20 パイプライン 24 プレフェッチ段 26 フェッチ段 28 デコード段 50 限定命令バッファ 58 プログラムカウンタ 60 マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディーパク ミタル インド国 ニュー デリー,ディルスハド ガーデン,エフ − 2,ビー28 Fターム(参考) 5B013 AA11 5B033 AA13 BA01 DB06 DB08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デコード段を備えたパイプラインを有す
    るプロセッサにおいて命令をバッファリングする方法で
    あって、 前記デコード段の機能停止を検出するステップと、 前記デコード段の機能停止の検出に応答して、前記デコ
    ード段が機能停止状態でなくなるまでメモリ内の命令の
    前のフェッチを再実施するステップと、 前記デコード段が機能停止状態でなくなった後に命令バ
    ッファ内へ前記フェッチされた命令を書き込むステップ
    と、 を含む、方法。
  2. 【請求項2】 デコード段に先行する複数の順次段と、 順次段の数より小さいか等しい数の命令を同時に記憶す
    るよう動作しうる限定命令バッファと、 該限定命令バッファにより受け取られる命令を記憶する
    記憶場所のアドレスを指示するカウントを記憶するカウ
    ンタを含むカウンタシステムであって、前記デコード段
    の状態に基づいて前記カウンタの前記カウントを調整す
    るように動作しうるカウンタシステムと、を含み、 前記複数の順次段が、前記カウントにより指示される前
    記アドレスに前記命令をフェッチするように動作しうる
    フェッチユニットを含む、 プロセッサパイプライン。
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