JP2000146772A - タービン振動測定装置 - Google Patents

タービン振動測定装置

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JP2000146772A JP31866598A JP31866598A JP2000146772A JP 2000146772 A JP2000146772 A JP 2000146772A JP 31866598 A JP31866598 A JP 31866598A JP 31866598 A JP31866598 A JP 31866598A JP 2000146772 A JP2000146772 A JP 2000146772A
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Eiji Saito
英治 齊藤
Kiyoshi Namura
清 名村
Minoru Yamashita
穣 山下
Masakazu Takazumi
正和 高住
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、静止したタービン動翼に、周
方向のふれ回り振動を励起することにより、多くの測定
点数の回転体振動の計測が可能なタービン振動測定装置
を提供することにある。 【解決手段】本発明の回転体振動測定装置は、タービン
動翼の周方向に複数の振動子を備え、同一周波数で、各
タービン翼の位置に基づく値で定義した位相を持つ正弦
波を、複数の波形発生器から振動子に供給することによ
り、タービン動翼の周方向にふれ回り振動を励起するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タービン,圧縮
機,水車及び磁気ディスクなどの円盤の回転体の振動測
定に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転体の振動特性を測定する
場合は、実際の回転試験を行い、回転体に設けたひずみ
ゲージなどの電気信号を、軸受に設けるスリップリング
やFMテレメータを用いて、静止側のストレインメータ
に導き、振動測定を行った。あるいは、回転体の外周方
向に光ファイバースコープなどを備え、回転数と同期を
とりながら、回転体の外周側先端が振動している様子を
画像処理して振動測定を行っていた。また、インパルス
ハンマーなどを用いて、回転体を直接打撃加振し、その
応答を振動ピックアップなどで測定していた。
【0003】また、特願公告昭46−10562 号公報では、
静止時のタービンに圧電素子を設け、フリップフロップ
回路により、運転回転数と加振源の個数に限定した振動
数を与えることにより、タービンの回転中の応答を模擬
して、振動測定を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような回転体の
振動測定装置には、次のような課題がある。
【0005】回転体の計測は、振動計測の対象物が回転
場にあるので、テレメータ計測をするにあたり、振動応
答の測定点数が制限され、大掛かりになる。また、回転
場が高速である場合や、回転体が高温高圧の流体などの
周りを回転する場合は、計測上のノイズなどが多くな
り、安定した計測ができない問題がある。
【0006】次に、光ファイバースコープなどを用いる
場合は、回転体の外周側が大きく振動しない場合は、測
定できない。また、装置全体が大掛かりになる。
【0007】次に、回転体を直接打撃加振する場合は、
測定の対象となる回転体が大きな場合は、回転体全体を
うまく加振できず、振動ピックアップの取り付け位置
が、打撃する箇所に比べて遠く離れた箇所にある場合
は、振動応答しない欠点がある。次に、特願公告昭46−
10562 号公報では、圧電素子に結線するフリップフロッ
プ回路の個数が莫大になり、大掛かりな回路を組むこと
になる。また、フリップフロップ回路の入力は、パルス
で行うので、圧電素子の位相遅れを伴うことが多く、計
測の目的とする励振波形でタービンを励振できない問題
がある。また、タービン回転数を元に励振周波数を限定
しているので、励振力に対して、振動応答の小さな振動
モードの区別ができない問題がある。
【0008】ところで、本発明の目的を述べる前に、タ
ービン回転時の振動現象について簡単に説明する。一般
にタービンでは、作動流体の流れが翼車の周方向に均一
に分布していない。そのため、タービン動翼は、作動流
体の流れと、その乱れ成分による応力を受け、広い範囲
で絶えず励振されている。すなわち、タービン動翼は、
作動流体の流れが周方向に均一に分布していない中を回
転し、よぎるため、作動流体から励振力を受けている。
【0009】これをタービン動翼が静止している場合で
考えると、静止しているタービン動翼の上を、ある励振
力が周方向に回転すれば、同じタービン回転時の振動現
象について模擬できる。すなわち、タービン動翼に作用
する励振力を周方向にふれ回るように与えれば良い。
【0010】本発明の目的は、静止したタービン動翼
に、周方向のふれ回り振動を励起することにより、多く
の測定点数の回転体振動の計測が可能なタービン振動測
定装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の目的は、簡単な設備で、タ
ービン設計上、問題となる節直径振動モードの共振状態
を模擬し、その際のタービンの振動応答を詳細に測定で
きるタービン振動測定装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の目的は、簡単な設備で、タ
ービン動翼の節直径振動モードの節直径数の区別を容易
に判定できるタービン振動測定装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の回転体振動測定装置は、タービン動翼の周方向に複数
の振動子を備え、同一周波数で、各タービン翼の位置に
基づく値で定義した位相を持つ正弦波を、複数の波形発
生器から振動子に供給することにより、タービン動翼の
周方向にふれ回り振動を励起するというアイデアに基づ
き考案したものである。
【0014】第1の特徴は、静止したタービン動翼にお
いて、n個の振動子と波形発生装置及び振動応答計測器
を備え、振動子は、タービン動翼の周方向にある翼毎に
取り付け、ある振動子を基準に周方向に1番からn番ま
で順次番号付け、全周の翼本数M、回転体の振動モード
の節直径数kと振動子の番号iに基づき、各振動子の位
相θiをθi=2πk(i−1)/M(i=1〜n)で定
義した位相とし、同一周波数の正弦波の波形を波形発生
装置により振動子へ供給することにより、タービン動翼
を励振し、該タービン動翼に設けた振動応答計測器によ
り、タービンの振動を測定することを要点とする。
【0015】第2の特徴は、第1の特徴において、該波
形発生装置から振動子に供給する正弦波の周波数は、低
周波数から高周波数にわたり徐々に変化していくことを
特徴としたことを要点とする。
【0016】第3の特徴は、第1あるいは第2の特徴に
おいて、該加振器をn個、該振動子を2n個備え、該振
動子はi番(i=1〜nの整数)とi+n番を1組にし
て該加振器に配線し、該振動子i番と該振動子i+n番
の極性を反転したことを要点とする。
【0017】第4の特徴は、第1あるいは第2の特徴に
おいて、該加振器をn個、該振動子を4n個備え、該振
動子はi番(i=1〜nの整数),i+n番,i+2n
番とi+3n番を1組にして該加振器に配線し、該振動
子i番とi+2n番,i+n番とi+3n番の極性はそ
れぞれ同じで、i番とi+2n番の極性は、i+n番と
i+3n番の極性を反転したことを要点とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1か
ら図4を用いて詳細に説明する。
【0019】図1はタービン動翼の構成図、図2はター
ビン動翼の振動モード図、図3は本発明の一実施例の構
成図、そして図4はタービン動翼を励振する振動波形の
模式図を示す。
【0020】図1おいて、1はタービン動翼、2はシュ
ラウド、3はディスク、4はロータを示す。また図2に
おいて、5は静止時のタービン翼、6は振動モード、7
は節直径を示す。また、図3において、8は振動子、9
はファンクションジェネレータ、10はひずみゲージ、
11はストレインメータそして12はFFTを示す。こ
こで、10,11,12は本発明の請求項で述べた振動
測定器を分けて示した一例である。また、図4におい
て、13は振幅、14は初期位相そして15は周期を示
す。
【0021】まず、図1及び図2を用いてタービン動翼
の振動現象を述べる。
【0022】図1に示すシュラウドなどにより周方向に
ひとまとめに連結されたタービン動翼を考えた場合、振
動モードは、図2のような直径方向に節を生じる節直径
振動モードを形成する。この振動モードは円盤の振動モ
ードと同じであり、良く知られている。また、タービン
動翼は、一般に周方向に不均一な分布をしている流体中
を回転しながら、よぎるため、タービンの回転数の整数
倍の周波数を持つ多くの励振力により、励振される。
【0023】タービン動翼が例えば全周の周方向にひと
まとめに連結した構造であるならば、励振力のひとつの
周波数とタービン動翼の固有振動数が一致し、かつ、励
振次数jとタービン動翼の節直径数kの間にj±k=λ
(λは0を含む任意の整数)という条件を満足すると
き、タービン動翼の振動は共振となる。
【0024】このタービン動翼の共振を、静止場で再現
することを考えた。すなわち、タービン動翼は、回転場
である励振源をよぎるとき、その励振周波数とタービン
動翼の固有振動数が一致し、かつ周方向に分布する励振
波の波の数とタービン振動モードの節直径数が一致した
とき共振するのであれば、タービン動翼は静止したまま
で、タービン動翼を励振する正弦波を周方向にふれ回る
ようにすれば、回転場と同じ共振条件で、タービン動翼
は共振となる。
【0025】図3に本発明の一実施例を示す。図3で示
すように、複数個の振動子を周方向に、すなわちタービ
ン動翼の1本1本の翼に貼り付ける。話を簡単にするた
め、全周のタービン動翼はn本あり、その全てに振動子
を貼り付けることにする。また、貼り付けた振動子は、
タービン動翼の翼番号と同様、周方向に順次1,2,
…,nと番号を付ける。さらに、それらの振動子8は、
それぞれ異なるファンクションジェネレータ9と配線す
る。
【0026】そして、各振動子8の位相θiをθi=2π
k(i−1)/n(ただし、この例ではn=M)で定義
した位相とし、同一周波数の正弦波形がファンクション
ジェネレータ9から振動子8へ供給され励振を開始す
る。これらファンクションジェネレータ9の制御には、
パーソナルコンピュータなどを用いると便利である。
【0027】また、本振動測定装置は、タービンを回転
させず静止時で行うため、タービン動翼の振動を測定す
るもの、例えばここにあげた一例であるひずみゲージ1
0は、タービン動翼の複数箇所何点でも貼り付けること
が可能である。これらひずみゲージ10による振動の応
答信号は、ストレインメータ11を介し、タービン動翼
の振動をモニタするFFT12へ送信され、タービン動
翼の振動状態が測定される。
【0028】また具体的な一例として、節直径数k=1
の振動モードを励振し、その現象をモニタすることを考
える。各ファンクションジェネレータには、振動子の番
号i毎に、θi=2π(i−1)/n(ただし、この例で
はn=M)の初期位相を設定し、同一励振周波数の正弦
波をストアする。ここで、あらかじめタービン動翼の節
直径数k=1の固有振動数が分かっているのなら、励振
周波数はその値をファンクションジェネレータ9に入力
すれば良い。また、その固有振動数が不明な場合は、励
振する周波数の範囲を低次の振動数から高次の振動数に
徐々にスイープする制御をすれば良い。これらのファン
クションジェネレータの制御は、パーソナルコンピュー
タなどを使えば便利である。
【0029】例えば、ファンクションジェネレータを制
御できるコマンドを備えたC言語などがインストールさ
れているパーソナルコンピュータを使い、位相の定義
式、1波長分の正弦波形などを励振する入力個数分アウ
トプットできるように計算しておき、入力データとし
て、スイープ励振する周波数範囲,振動子の数,励振す
る節直径数などを入力した後、送信キーを入力すれば、
それがトリガーとなって、励振を始める。また、スイー
プする励振周波数に至ったら、自動的に励振は終了す
る。などといったアルゴリズムを組めば良い。
【0030】この方法で、タービン動翼の励振を開始す
れば、図4に示すように、各翼番号毎に同一周波数で、
初期位相の違う正弦波形が振動子に入力されるので、た
とえば振幅の最大値がタービン動翼の周方向にふれ回る
励振波が入力できる。そして、タービン動翼の節直径数
k=1の固有振動数と励振周波数が一致したとき、はじ
めてタービン動翼は共振状態となり、モニタしていた振
動の応答が大きくなる。
【0031】また、この励振周波数がある固有振動数を
過ぎれば、タービン動翼は共振しなくなる。さらに、続
けて励振周波数をスイープ上昇すれば、やはり同じ節直
径数k=1で、はじめとは違う高周波数の振動モードで
タービン動翼は共振となる。すなわち、励振周波数の許
容範囲内にある節直径数k=1のモードは、励振周波数
が一致さえすれば、必ずタービン動翼は共振する。
【0032】また同様に、順次節直径数をk=2,3,
…と変えて測定を行えば、それら節直径数に従ったター
ビン動翼の節直径振動モードが静止場でモニタできる。
【0033】この測定方法の利点は、静止場での励振に
よる振動の測定を行っているので、簡単にタービン動翼
の多点の振動応答が測定できることにある。
【0034】また、タービン動翼の周方向に複数個の振
動子を取り付けているので、振動子ひとつひとつの励振
力が小さくても、それらの総和でタービン動翼全体を加
振するため、タービン動翼という構造体全体がまんべん
なく励振され、偏りのない共振の応答が測定できる。
【0035】また、特にフリップフロップ回路など組む
必要はなく、複雑な回路を組む必要はない。
【0036】さらに、スイープ励振する周波数範囲で、
入力した節直径数kに限定した振動モードが共振するの
で、振動モードの特性を整理する上で、節直径数の区別
が容易に判断できる。
【0037】なお、タービン動翼の固有振動数を節直径
数で割れば、その振動モードが共振する回転数が算出で
きる。また、本説明では、タービン動翼全周にわたって
振動子を貼り付けた構成について述べたが、振動子はタ
ービン動翼の全周に備える必要はない。少ない振動子で
も、軸対象にうまく配置すれば、タービン動翼を励振で
きる。ただし、その際の加振器の位相θi は、全周の翼
本数をMとして、振動子を取り付けるタービン動翼の翼
番号をiとすると、θi=2πk(i−1)/Mで定義し
た値を入力すれば良い。
【0038】次に、図5,図6を用いて本発明の他の実
施例について述べる。
【0039】図5は本発明の一実施例の構成図、そして
図6はタービン動翼を励振する振動波形の模式図を示
す。
【0040】図5に示すように、振動子を8個用意し、
タービン動翼に環状に配列する。そして、振動子の番
と番,番と番,番と番,番と番はそれぞ
れ同じ加振器に接続する。その際、2つの振動子のう
ち、1つの電極の極性をもう片方の電極の極性と逆にす
る。この構成で、節直径数k=1の振動モードを励起す
ることを考える。
【0041】この場合、番から番まで番号付けられ
た振動子に入力する振動波形は、θi=2π(i−1)/
8(i=1〜8)の初期位相を持つので、図6のように
表すことができる。この振動波形を良く見ると、番と
番,番と番,番と番,番と番は、それぞ
れ波形のプラスとマイナスの分布が逆転していることが
分かる。よって、それぞれ組になる振動子の極性が異な
れば、同じ加振器で励振波形を供給することができる。
【0042】この考え方は、他の節直径数kが奇数の場
合(k=1,3,5,…)にすべて適用することができ
る。よって、振動子の半分の数の加振器で、たとえば振
幅の最大値がタービン動翼の周方向にふれ回る励振波が
入力できる。そのため、先に述べた本発明に加えて、タ
ービン動翼を励振する回路が簡単になる。
【0043】次に、図7,図8を用いて本発明の他の実
施例について述べる。
【0044】図7は本発明の一実施例の構成図、そして
図8はタービン動翼を励振する振動波形の模式図を示
す。
【0045】図7に示すように、振動子を8個用意し、
タービン動翼に環状に配列する。そして、振動子の番
番番と番,番番番と番はそれぞれ同じ加
振器に接続する。また、番と番,番と番の電極
の極性は同じで、番と番の電極,番と番の電極
では、それぞれ電極の極性を逆にする。また同様に、
番と番,番と番の電極の極性は同じで、番と
番の電極と番と番の電極では、それぞれ電極の極性
を逆にする。この構成で、節直径数k=2の振動モード
を励起することを考える。
【0046】この場合、番から番まで番号付けられ
た振動子に入力する振動波形は、θi=2π(i−1)/
4(i=1〜8)の初期位相を持つので、図8のように
表すことができる。この振動波形を良く見ると、番と
番,番と番,番と番,番と番は、それぞ
れの波形が全く同じであることが分かる。また、番
番の波形と番番の波形,番番の波形と番番
の波形は、それぞれプラスとマイナスの分布が逆転して
いることが分かる。よって、それぞれ組になる振動子の
極性が異なれば、同じ加振器で励振波形を供給すること
ができる。
【0047】この考え方は、他の節直径数kが偶数の場
合(k=2,4,6,…)にすべて適用することができ
る。よって、振動子の1/4の数の加振器で、タービン
動翼の周方向にふれ回る励振波が入力できる。
【0048】そのため、先に述べた本発明に加えて、タ
ービン動翼を励振する回路が簡単になる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、静止
時でタービン動翼の周方向のふれ回り振動を励起するこ
とができ、簡単に多くの測定点数のタービン動翼の振動
計測が可能なタービン振動測定装置を提供できる。
【0050】また、本発明によれば、簡単な設備で、タ
ービン設計上、問題となる節直径振動モードの共振状態
を模擬し、その際のタービンの振動応答を詳細に測定で
きるタービン振動測定装置を提供できる。
【0051】また、本発明によれば、簡単な設備で、タ
ービン動翼の節直径振動モードの節直径数の区別を容易
に判定できるタービン振動測定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるタービン動翼の構成図。
【図2】図1のタービン動翼の振動モード図。
【図3】本発明の実施例であるタービン動翼を示す全体
図。
【図4】各振動子の励振波形の模式図。
【図5】本発明の実施例であるタービン動翼を示す全体
図。
【図6】各振動子の励振波形の模式図。
【図7】本発明の実施例であるタービン動翼を示す全体
図。
【図8】各振動子の励振波形の模式図。
【符号の説明】
1…タービン翼部、2…シュラウド、3…ディスク、4
…ロータ、5…タービン翼、6…振動モード、7…節直
径、8…振動子、9…ファンクションジェネレータ、1
0…ひずみゲージ、11…ストレインメータ、12…F
FT、13…振幅、14…初期位相、15…周期。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 穣 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 高住 正和 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 Fターム(参考) 2G024 AD03 AD04 AD05 AD26 CA13 DA12 2G064 AA01 AB03 AB06 BA28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静止したタービン動翼において、n個の振
    動子と波形発生装置及び振動応答計測器を備え、振動子
    は、タービン動翼の周方向にある翼毎に取り付け、ある
    振動子を基準に周方向に1番からn番まで順次番号付
    け、全周の翼本数M、回転体の振動モードの節直径数k
    と振動子の番号iに基づき、各振動子の位相θiをθi
    2πk(i−1)/M(i=1〜n)で定義した位相と
    し、同一周波数の正弦波の波形を波形発生装置から振動
    子へ供給することにより、タービン動翼を励振し、該タ
    ービン動翼に設けた振動応答計測器により、タービン動
    翼の振動を測定することを特徴としたタービン振動測定
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、該波形発生装置から振
    動子に供給する正弦波の周波数は、低周波数から高周波
    数にわたり徐々に変化していくことを特徴としたタービ
    ン振動測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、該加振器をn
    個、該振動子を2n個備え、該振動子はi番(i=1〜
    nの整数)とi+n番を1組にして該加振器に配線し、
    該振動子i番と該振動子i+n番の極性を反転したこと
    を特徴としたタービン振動測定装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、該加振器をn
    個、該振動子を4n個備え、該振動子はi番(i=1〜
    nの整数),i+n番,i+2n番とi+3n番を1組
    にして該加振器に配線し、該振動子i番とi+2n番,
    i+n番とi+3n番の極性はそれぞれ同じで、i番と
    i+2n番の極性は、i+n番とi+3n番の極性を反
    転したことを特徴としたタービン振動測定装置。
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