JPH07128198A - 翼振動回転試験用励振装置 - Google Patents
翼振動回転試験用励振装置Info
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- JPH07128198A JPH07128198A JP29461993A JP29461993A JPH07128198A JP H07128198 A JPH07128198 A JP H07128198A JP 29461993 A JP29461993 A JP 29461993A JP 29461993 A JP29461993 A JP 29461993A JP H07128198 A JPH07128198 A JP H07128198A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 真空室内の真空度を低下させたり、風損によ
る真空室内の温度を上昇させることなく、被測定翼の振
動特性を測定できるようにすること。 【構成】 被測定翼２を真空室３内で回転させてその翼
の振動特性を測定する翼振動回転試験用励振装置におい
て、被測定翼２の先端部近傍に位置するように電磁石１
１を設け、被測定翼２の回転数に応じた周波数で該電磁
石１１を励起することにより、被測定翼２に振動を与え
るようにしたもの。
る真空室内の温度を上昇させることなく、被測定翼の振
動特性を測定できるようにすること。 【構成】 被測定翼２を真空室３内で回転させてその翼
の振動特性を測定する翼振動回転試験用励振装置におい
て、被測定翼２の先端部近傍に位置するように電磁石１
１を設け、被測定翼２の回転数に応じた周波数で該電磁
石１１を励起することにより、被測定翼２に振動を与え
るようにしたもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タービン翼などの回転
翼を真空室内で回転させて、この回転翼の振動特性を測
定するための回転試験装置に適用されるものであって、
回転中の被測定翼に強制的に振動を与えるための励振装
置を備えた翼振動回転試験用励振装置に関する。
翼を真空室内で回転させて、この回転翼の振動特性を測
定するための回転試験装置に適用されるものであって、
回転中の被測定翼に強制的に振動を与えるための励振装
置を備えた翼振動回転試験用励振装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】タービン翼などの製造時に、工場で振動
特性の測定などの試験が行われる。このための従来の試
験装置は、図５に示すようなものであった。すなわち、
回転軸（ロータ軸）１に取り付けられた被測定翼２を収
納する真空室（車室）３を有し、回転軸１の両端を軸受
４でそれぞれ支持し、回転軸１の一方端は駆動モータ５
に連結されている。また、被測定翼２の先端部の真横に
位置するように、真空室３内に支柱６が固定して立てら
れていて、この支柱６に真空室３の外部から導入した空
気配管７が取り付けられている。そして、この空気配管
７の先端に、被測定翼２側へ向けて噴射口を設けたエア
ーノズル８が備えられている。
特性の測定などの試験が行われる。このための従来の試
験装置は、図５に示すようなものであった。すなわち、
回転軸（ロータ軸）１に取り付けられた被測定翼２を収
納する真空室（車室）３を有し、回転軸１の両端を軸受
４でそれぞれ支持し、回転軸１の一方端は駆動モータ５
に連結されている。また、被測定翼２の先端部の真横に
位置するように、真空室３内に支柱６が固定して立てら
れていて、この支柱６に真空室３の外部から導入した空
気配管７が取り付けられている。そして、この空気配管
７の先端に、被測定翼２側へ向けて噴射口を設けたエア
ーノズル８が備えられている。
【０００３】以上述べた構成において、試験を行う際
は、室３内は真空にされ、駆動モータ５によって回転軸
１を駆動することにより、被測定翼２を回転させて、図
示しないテレメータ機器により測定データを得ている。
は、室３内は真空にされ、駆動モータ５によって回転軸
１を駆動することにより、被測定翼２を回転させて、図
示しないテレメータ機器により測定データを得ている。
【０００４】ところで、通常、発電所の蒸気タービン
は、高圧蒸気で駆動されるため、その蒸気力でタービン
翼は加振されることになるが、工場試験の場合、タービ
ン翼を大気中で回転させると、大きな空気抵抗を受ける
ために、駆動モータの容量を大容量のものにしなければ
ならないとか、風損による真空室内の温度が上昇するな
どの問題が生じるので、室３内全体を真空に保つように
している。そうすると、被測定翼２を振動させる媒体が
ほとんどない状態で運転することになり、このままで
は、回転中被測定翼２は振動せず、振動特性の測定もで
きないので、従来は、試験に必要な回転数範囲で、強制
的に空気配管７に弁９を介して空気を送り、この空気を
エアーノズル８から回転中の被測定翼２へ噴射させるこ
とにより、被測定翼２を加振していた。
は、高圧蒸気で駆動されるため、その蒸気力でタービン
翼は加振されることになるが、工場試験の場合、タービ
ン翼を大気中で回転させると、大きな空気抵抗を受ける
ために、駆動モータの容量を大容量のものにしなければ
ならないとか、風損による真空室内の温度が上昇するな
どの問題が生じるので、室３内全体を真空に保つように
している。そうすると、被測定翼２を振動させる媒体が
ほとんどない状態で運転することになり、このままで
は、回転中被測定翼２は振動せず、振動特性の測定もで
きないので、従来は、試験に必要な回転数範囲で、強制
的に空気配管７に弁９を介して空気を送り、この空気を
エアーノズル８から回転中の被測定翼２へ噴射させるこ
とにより、被測定翼２を加振していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の翼
振動回転試験用励振装置にあっては、真空室３内にエア
ーを噴射させるので、真空室３内の真空度が低下するこ
ととなり、また、風損により真空室３内の温度上昇を招
くことになるという問題があった。そのため、通常，真
空室３内の回転軸１や被測定翼２の植え込まれているデ
ィスク部１ａに装着されている、測定用のテレメータ機
器（図示せず）などが高温にさらされることになり、使
用温度限界を越して破損の原因ともなっていた。さら
に、従来の翼振動回転試験用励振装置は、一箇所からエ
アーを噴射させて被測定翼２を励振するので、励振力が
ランダムとなり鮮明な振動特性を得にくいという問題が
あった。
振動回転試験用励振装置にあっては、真空室３内にエア
ーを噴射させるので、真空室３内の真空度が低下するこ
ととなり、また、風損により真空室３内の温度上昇を招
くことになるという問題があった。そのため、通常，真
空室３内の回転軸１や被測定翼２の植え込まれているデ
ィスク部１ａに装着されている、測定用のテレメータ機
器（図示せず）などが高温にさらされることになり、使
用温度限界を越して破損の原因ともなっていた。さら
に、従来の翼振動回転試験用励振装置は、一箇所からエ
アーを噴射させて被測定翼２を励振するので、励振力が
ランダムとなり鮮明な振動特性を得にくいという問題が
あった。
【０００６】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、真空室内の真空度を低下
させたり、風損による真空室内の温度を上昇させること
なく、被測定翼の振動特性を測定できる翼振動回転試験
用励振装置を提供することを目的とする。
決するためになされたもので、真空室内の真空度を低下
させたり、風損による真空室内の温度を上昇させること
なく、被測定翼の振動特性を測定できる翼振動回転試験
用励振装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、被測定翼を真空室内で回転させてその
翼の振動特性を測定する翼振動回転試験用励振装置にお
いて、被測定翼の先端部近傍に位置するように電磁石を
真空室内に固定して設け、被測定翼の回転数に応じた周
波数で電磁石を励起することにより、被測定翼に振動を
与えるようにしたものである。
めに、本発明は、被測定翼を真空室内で回転させてその
翼の振動特性を測定する翼振動回転試験用励振装置にお
いて、被測定翼の先端部近傍に位置するように電磁石を
真空室内に固定して設け、被測定翼の回転数に応じた周
波数で電磁石を励起することにより、被測定翼に振動を
与えるようにしたものである。
【０００８】また、本発明は、被測定翼を真空室内で回
転させてこの翼の振動特性を測定する翼振動回転試験用
励振装置において、被測定翼を回転させる回転軸の先端
部に捩り振動発生装置を連結し、この捩り振動発生装置
によって所定周波数範囲を掃引するように前記回転軸を
捩り掃引励振するようにしたものである。
転させてこの翼の振動特性を測定する翼振動回転試験用
励振装置において、被測定翼を回転させる回転軸の先端
部に捩り振動発生装置を連結し、この捩り振動発生装置
によって所定周波数範囲を掃引するように前記回転軸を
捩り掃引励振するようにしたものである。
【０００９】
【作 用】上記の手段によれば、電磁石を励起して被測
定翼に振動を与えたり、又は捩り振動発生装置を用いて
回転軸を捩り励振することにより、被測定翼に振動を与
えることができるので、真空室内の真空度を低下させる
ことがなく、さらに風損により真空室内の温度を上昇さ
せることもなく、被測定翼の振動特性を測定することが
できる。
定翼に振動を与えたり、又は捩り振動発生装置を用いて
回転軸を捩り励振することにより、被測定翼に振動を与
えることができるので、真空室内の真空度を低下させる
ことがなく、さらに風損により真空室内の温度を上昇さ
せることもなく、被測定翼の振動特性を測定することが
できる。
【００１０】
【実施例】以下本発明に係る翼振動回転試験用励振装置
の実施例について、図１ないし図４を参照して詳細に説
明する。なお、これらの図において、図５と同一部分に
は同一符号を付して示してあるので、その部分の説明は
省略する。
の実施例について、図１ないし図４を参照して詳細に説
明する。なお、これらの図において、図５と同一部分に
は同一符号を付して示してあるので、その部分の説明は
省略する。
【００１１】図１は、本発明に係る翼振動回転試験用励
振装置の第１実施例を示したものであり、真空室３内に
電磁石１１が固定されている。この電磁石１１は、被測
定翼２の先端部の近傍に対して、磁力を強く作用させる
ことができるような向きと位置に設けられている。そし
て、回転軸１の回転数を計測するためのセンサ１２を有
する回転計１３が設けられており、この回転計１３から
得られるパルス信号は、分周器／逓倍器付正弦波変換器
１４へ供給される。この分周器／逓倍器付正弦波変換器
１４は、回転計１３から得られたパルス信号を、回転軸
１の回転数の任意の次数の正弦波に変換するもので、こ
の変換された信号は増幅器１５で増幅され、電磁石１１
へ供給される。
振装置の第１実施例を示したものであり、真空室３内に
電磁石１１が固定されている。この電磁石１１は、被測
定翼２の先端部の近傍に対して、磁力を強く作用させる
ことができるような向きと位置に設けられている。そし
て、回転軸１の回転数を計測するためのセンサ１２を有
する回転計１３が設けられており、この回転計１３から
得られるパルス信号は、分周器／逓倍器付正弦波変換器
１４へ供給される。この分周器／逓倍器付正弦波変換器
１４は、回転計１３から得られたパルス信号を、回転軸
１の回転数の任意の次数の正弦波に変換するもので、こ
の変換された信号は増幅器１５で増幅され、電磁石１１
へ供給される。
【００１２】従って、電磁石１１は、増幅器１５の出力
によって励磁され、この電磁石１１の磁力が被測定翼２
に作用することになる。すなわち、試験に必要な回転数
範囲において、任意の振動モード（３，４，５……１０
ノーダルダイアモード）となるような励振力を、電磁石
１１を介して被測定翼２に与え、各ハーモニックスとの
共振時の振動応答を増幅させて、鮮明な被測定翼２の振
動特性を得るものである。なお、試験時に室３内を真空
にすることは言うまでもない。
によって励磁され、この電磁石１１の磁力が被測定翼２
に作用することになる。すなわち、試験に必要な回転数
範囲において、任意の振動モード（３，４，５……１０
ノーダルダイアモード）となるような励振力を、電磁石
１１を介して被測定翼２に与え、各ハーモニックスとの
共振時の振動応答を増幅させて、鮮明な被測定翼２の振
動特性を得るものである。なお、試験時に室３内を真空
にすることは言うまでもない。
【００１３】これらの作用を更に具体的に説明する。例
えば、タービンの回転数が３０００ｒｐｍ（５０Ｈｚ）
で、タービン翼が３００Ｈｚの固有振動数を持っている
場合、タービン翼はその回転数の６次の周波数と共振す
ることが予想される。そこで、本発明の翼振動回転試験
用励振装置では、回転計１３から回転軸１の１回転当り
５０パルスの信号を得、これを分周器／逓倍器付正弦波
変換器１４の逓倍器で６逓倍し、さらに分周器で１／２
倍に分周した（５０×６÷２＝１５０）後、周波数１５
０Ｈｚの正弦波信号を変換器によって得る。この１５０
Ｈｚの正弦波信号を増幅器１５で電力増幅し、励磁電流
として電磁石１１へ供給する。ここで、分周器で１／２
倍に分周するのは、電磁石１１へ交流信号を与えた場
合、電磁石１１の特性上２倍の周波数の加振力を発生す
るためであり、交流信号が１５０Ｈｚの場合、結果的に
は３００Ｈｚで被測定翼２を励振することになる。
えば、タービンの回転数が３０００ｒｐｍ（５０Ｈｚ）
で、タービン翼が３００Ｈｚの固有振動数を持っている
場合、タービン翼はその回転数の６次の周波数と共振す
ることが予想される。そこで、本発明の翼振動回転試験
用励振装置では、回転計１３から回転軸１の１回転当り
５０パルスの信号を得、これを分周器／逓倍器付正弦波
変換器１４の逓倍器で６逓倍し、さらに分周器で１／２
倍に分周した（５０×６÷２＝１５０）後、周波数１５
０Ｈｚの正弦波信号を変換器によって得る。この１５０
Ｈｚの正弦波信号を増幅器１５で電力増幅し、励磁電流
として電磁石１１へ供給する。ここで、分周器で１／２
倍に分周するのは、電磁石１１へ交流信号を与えた場
合、電磁石１１の特性上２倍の周波数の加振力を発生す
るためであり、交流信号が１５０Ｈｚの場合、結果的に
は３００Ｈｚで被測定翼２を励振することになる。
【００１４】このように、本実施例では、回転軸１の回
転数を基準信号としているため、回転軸１の回転数に同
期した任意の次数の信号を得ることができ、この周波数
で被測定翼２を励振することにより、各ハーモニックス
での共振時の振動特性を得ることができる。また、正弦
波に近い励振力を被測定翼２に与えるため、加振力成分
が大きく、鮮明な振動特性を得ることができる。
転数を基準信号としているため、回転軸１の回転数に同
期した任意の次数の信号を得ることができ、この周波数
で被測定翼２を励振することにより、各ハーモニックス
での共振時の振動特性を得ることができる。また、正弦
波に近い励振力を被測定翼２に与えるため、加振力成分
が大きく、鮮明な振動特性を得ることができる。
【００１５】次に、本発明の第２実施例について説明す
る。
る。
【００１６】通常、タービン翼の曲げ振動共振倍率は約
１０００倍といわれており、回転軸を捩り励振してもタ
ービン翼には曲げ振動が発生することが知られている。
従って、捩り振動発生装置を用いて回転軸を捩り励振す
ると、タービン翼は曲げ固有振動数で共振する。よっ
て、タービン翼を任意の周波数範囲、例えば２Ｈｚ〜３
００Ｈｚの範囲で掃引励振すると、図２に示すような共
振曲線が得られ、結果的に図３に示すような鮮明なター
ビン翼の振動特性（キヤンベル線図）が得られることに
なる。なお、この場合、タービン翼の回転数は任意の回
転数に固定させた状態で、捩り振動発生装置により回転
軸を捩り励振することが必要である。
１０００倍といわれており、回転軸を捩り励振してもタ
ービン翼には曲げ振動が発生することが知られている。
従って、捩り振動発生装置を用いて回転軸を捩り励振す
ると、タービン翼は曲げ固有振動数で共振する。よっ
て、タービン翼を任意の周波数範囲、例えば２Ｈｚ〜３
００Ｈｚの範囲で掃引励振すると、図２に示すような共
振曲線が得られ、結果的に図３に示すような鮮明なター
ビン翼の振動特性（キヤンベル線図）が得られることに
なる。なお、この場合、タービン翼の回転数は任意の回
転数に固定させた状態で、捩り振動発生装置により回転
軸を捩り励振することが必要である。
【００１７】このような考え方に基づきなされた翼振動
回転試験用励振装置の実施例を図４に示してある。すな
わち、駆動モータ５に連結されている側とは反対側の回
転軸１の端部に、カップリング２１を介して捩り振動発
生装置２２が連結されている。この捩り振動発生装置２
２には、掃引型正弦波発生器２３からの出力信号が増幅
器２４で増幅されて入力されるようになっている。
回転試験用励振装置の実施例を図４に示してある。すな
わち、駆動モータ５に連結されている側とは反対側の回
転軸１の端部に、カップリング２１を介して捩り振動発
生装置２２が連結されている。この捩り振動発生装置２
２には、掃引型正弦波発生器２３からの出力信号が増幅
器２４で増幅されて入力されるようになっている。
【００１８】そこで、駆動モータ５により被測定翼２を
一定の回転数に保った状態で、掃引型正弦波発生器２３
から例えば２Ｈｚ〜３００Ｈｚの範囲を掃引する信号を
発生させ、これを増幅器２４を介して捩り振動発生装置
２２へ供給する。これにより、回転軸１は２Ｈｚ〜３０
０Ｈｚの範囲で掃引励振されるため、被測定翼２には曲
げ振動が発生することになり、被測定翼２の振動特性を
得ることができる。この振動特性は、エネルギー密度が
大きく鮮明なものとなる。従って、従来のように、真空
室３内の真空度を低下させることはなく、また風損によ
る真空室３内の温度上昇を招くこともない。
一定の回転数に保った状態で、掃引型正弦波発生器２３
から例えば２Ｈｚ〜３００Ｈｚの範囲を掃引する信号を
発生させ、これを増幅器２４を介して捩り振動発生装置
２２へ供給する。これにより、回転軸１は２Ｈｚ〜３０
０Ｈｚの範囲で掃引励振されるため、被測定翼２には曲
げ振動が発生することになり、被測定翼２の振動特性を
得ることができる。この振動特性は、エネルギー密度が
大きく鮮明なものとなる。従って、従来のように、真空
室３内の真空度を低下させることはなく、また風損によ
る真空室３内の温度上昇を招くこともない。
【００１９】なお、被測定翼２の曲げ振動倍率は、通常
１０００倍といわれているように、この実施例では、小
さい励振力で振動特性を得ることができるので、捩り振
動発生装置２２自体を小形化できるという利点もある。
１０００倍といわれているように、この実施例では、小
さい励振力で振動特性を得ることができるので、捩り振
動発生装置２２自体を小形化できるという利点もある。
【００２０】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
電磁石を励起して被測定翼に振動を与えたり、又は捩り
振動発生装置を用いて回転軸を捩り励振することによ
り、真空室内の真空度を低下させることなく、また風損
により真空室内の温度を上昇させることもなく、被測定
翼の振動特性を測定することができるという、顕著な作
用効果を奏する翼振動回転試験用励振装置が提供され
る。
電磁石を励起して被測定翼に振動を与えたり、又は捩り
振動発生装置を用いて回転軸を捩り励振することによ
り、真空室内の真空度を低下させることなく、また風損
により真空室内の温度を上昇させることもなく、被測定
翼の振動特性を測定することができるという、顕著な作
用効果を奏する翼振動回転試験用励振装置が提供され
る。
【図１】本発明に係る翼振動回転試験用励振装置の一実
施例を示す概略的な構成説明図である。
施例を示す概略的な構成説明図である。
【図２】タービン翼の共振曲線を示す特性図である。
【図３】タービン翼の振動特性を示す特性図（キヤンベ
ル線図）である。
ル線図）である。
【図４】本発明に係る翼振動回転試験用励振装置の他の
実施例を示す構成説明図である。
実施例を示す構成説明図である。
【図５】従来の翼振動回転試験用励振装置を示す概略的
な構成説明図である。
な構成説明図である。
１ 回転軸 ２ 被測定翼 ３ 真空室 ５ 駆動モータ １１ 電磁石 １２ センサ １３ 回転計 １４ 分周器／逓倍器付正弦波変換器 ２１ カップリング ２２ 捩り振動発生装置 ２３ 掃引型正弦波発生器 ２４ 増幅器
Claims (2)
- 【請求項１】被測定翼を真空室内で回転させてその翼の
振動特性を測定する翼振動回転試験用励振装置におい
て、被測定翼の先端部近傍に位置するように電磁石を前
記真空室内に固定して設け、前記被測定翼の回転数に応
じた周波数で前記電磁石を励起することにより、被測定
翼に振動を与えるようにしたことを特徴とする翼振動回
転試験用励振装置。 - 【請求項２】被測定翼を真空室内で回転させてこの翼の
振動特性を測定する翼振動回転試験用励振装置におい
て、被測定翼を回転させる回転軸の先端部に捩り振動発
生装置を連結し、この捩り振動発生装置によって所定周
波数範囲を掃引するように前記回転軸を捩り掃引励振す
るようにしたことを特徴とする翼振動回転試験用励振装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29461993A JP3174676B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 翼振動回転試験用励振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29461993A JP3174676B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 翼振動回転試験用励振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07128198A true JPH07128198A (ja) | 1995-05-19 |
| JP3174676B2 JP3174676B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=17810107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29461993A Expired - Fee Related JP3174676B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 翼振動回転試験用励振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3174676B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08136406A (ja) * | 1994-11-08 | 1996-05-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 高速回転振動試験装置 |
| JPH09210871A (ja) * | 1996-01-31 | 1997-08-15 | Hitachi Ltd | 遠心力載荷試験装置 |
| JP2010066238A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Tlv Co Ltd | 回転機の作動状態検出装置 |
| EP2921829A4 (en) * | 2012-11-19 | 2016-07-13 | Kobe Steel Ltd | DEVICE FOR MEASURING THE DYNAMIC PROPERTIES OF A CENTRIFUGE TURNING MACHINE AND CENTRIFUGE TURNING MACHINE |
| CN112985721A (zh) * | 2019-12-13 | 2021-06-18 | 中国航发商用航空发动机有限责任公司 | 涡轮转子叶片振动特性的检测装置和检测方法 |
| CN114136545A (zh) * | 2021-11-08 | 2022-03-04 | 陕西飞机工业有限责任公司 | 一种飞机外翼气密油密试验设备及方法 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP29461993A patent/JP3174676B2/ja not_active Expired - Fee Related
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