JP2000146718A - ロ―ドセル - Google Patents

ロ―ドセル

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JP2000146718A
JP2000146718A JP11103883A JP10388399A JP2000146718A JP 2000146718 A JP2000146718 A JP 2000146718A JP 11103883 A JP11103883 A JP 11103883A JP 10388399 A JP10388399 A JP 10388399A JP 2000146718 A JP2000146718 A JP 2000146718A
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Japan
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strain
load cell
bolt
strain body
pressure receiving
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JP11103883A
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English (en)
Inventor
Kazunari Takenaka
一成 竹中
一也 ▲吉▼島
Kazuya Kichijima
Yoshiki Maeda
芳己 前田
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Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特殊な加工を必要とせず低コストで薄型に形成
でき、検出精度を高めることができるロードセルを提供
することにある。 【解決手段】ロードセル1は円環状の起歪体6を備え
る。起歪体6の外周面に周方向に同一断面形状となる歪
み面6cを湾曲形状の凹面となるように形成する。起歪
体6の上面6a及び下面6bに加わる圧縮力に応じた歪
みを検知する歪みゲージ7を、歪み面6cの底に周方向
全体に亘って配設する。ヘッドボルト3の頭部3aと起
歪体6との間に、ヘッドボルト3の締付軸力による圧縮
力を起歪体6の上面6aに均一に加えるためにワッシャ
4を介在させ、起歪体6とシリンダヘッド2との間に、
圧縮力を起歪体6の下面6bに均一に加えるためにワッ
シャ5を介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの部材間の圧
縮力または引張力を測定するためのロードセルに係り、
特に、ボルトの締付軸力を測定するためのロードセルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロードセルとして、特開
昭56−629号公報に開示されたものが知られてい
る。このロードセルは、図9に示すように環状体21の
外周及び内周に複数の歪みゲージ22が張り付けられ、
該歪みゲージ22の両側に貫通長孔23が形成されてい
る。この貫通長孔23を形成することによって周方向に
生じる引張りまたは圧縮歪を遮断して、圧縮力による軸
方向の圧縮歪を正確に検出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図9のロー
ドセルでは、貫通長孔23を形成しつつ耐久性を保つた
めには十分な厚さを確保する必要がある。このためロー
ドセルは、小さなボルトやナット等の締付軸力の測定に
は使用し難いものとなっている。これに加え、外周面に
貫通長孔23を形成するために特殊な加工が要求され、
高価なものとなってしまう。
【0004】また、複数の歪みゲージ22を貫通長孔2
3により区切られた外周面に張り付けて使用するものに
おいて、例えば、受圧面24に偏荷重が加わる場合で
は、高い荷重が加わるところに設けられる歪みゲージ2
2と、低い荷重が加わるところに設けられる歪みゲージ
22とでは得られる検出値が異なってしまう。つまり、
ボルトやナット等によって同じ大きさの締付軸力が加わ
ったとしても受圧面24に偏荷重が加わる場合では検出
出力のばらつきが生じ、正確な締付軸力を測定すること
ができなかった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、特殊な加工を必要と
せず低コストで薄型に形成でき、検出精度を高めること
ができるロードセルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、円板状の起歪体を備え、前記起歪体の軸方向に加わ
る力に応じた歪みを歪みゲージにより検知するロードセ
ルにおいて、前記起歪体の外周面に周方向に同一断面形
状となる歪み面を形成し、該歪み面に前記歪みゲージを
周方向全体に亘って配設したことを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のロードセルにおいて、前記歪み面は、湾曲形状に形
成された凹面であり、該歪み面の底に歪みゲージを配設
したことを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のロードセルにおいて、ボルトの締付
軸力を測定するために用いられ、前記起歪体はボルトの
軸部を挿入させるべく円環状に形成され、起歪体の上下
の両端面が受圧面となることを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載のロードセルにおいて、前記起歪体の内径隅部を周方
向に同一断面形状となるよう拡径したことを特徴として
いる。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項3に記
載のロードセルにおいて、前記起歪体の内径を前記ボル
ト軸部に対して一様に拡径し、その起歪体とボルトの軸
部との間に位置ズレ防止用リングを設けたことを特徴と
している。
【0011】請求項6に記載の発明では、請求項3〜請
求項5のいずれか一項に記載のロードセルにおいて、前
記起歪体の外径より大きな外径を有し前記起歪体の受圧
面全体と面接触した状態で起歪体を挟み込む一対のワッ
シャを備えたことを特徴としている。
【0012】請求項7に記載の発明では、請求項1〜請
求項6のいずれか一項に記載のロードセルにおいて、前
記歪みゲージをブリッジ回路の一辺に接続したことを特
徴としている。
【0013】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
円板状の起歪体の外周面に周方向に同一断面形状となる
歪み面が形成され、該歪み面に歪みゲージが周方向全体
に亘って設けられる。起歪体の軸方向に力が加わると、
この力に応じた歪みが歪み面に生じる。そして、歪み面
に生じた歪みが歪みゲージにより検出される。このと
き、起歪体に加わる力に偏りがあったとしても、歪みゲ
ージが歪み面において円周方向全体に亘って設けられて
いるので、偏荷重による不感帯の形成が防止されて検出
出力のばらつきが解消される。そのため、起歪体の上面
及び下面に加わる力の偏りによる歪みゲージの検出誤差
が防止される。
【0014】また、従来のように、特殊な加工が必要で
ある貫通長孔を形成するのではないため、耐久性を確保
しつつ、薄型化を図ることが可能となる。請求項2に記
載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加
え、起歪体の軸方向に力が加わることによって歪み面の
底に応力が集中して大きな歪みが発生する。この歪み面
の底に周方向全体に亘って歪みゲージを配設することに
よって検出感度が向上され、起歪体に作用する偏荷重に
よる不感帯の形成が抑制される。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の発明の作用に加え、ボルトの軸
部を円環状の起歪体に挿入させて、ボルトの締付軸力
(軸方向推力)が測定される。つまり、ボルトの締付軸
力による圧縮力が受圧面となる起歪体の上面及び下面に
加わり、歪み面における歪みを歪みゲージが検出するこ
とによりボルトの締付軸力が測定される。本構成のロー
ドセルは、耐久性を確保しつつ薄型化が可能であるため
にボルト軸力の測定に適し、任意の大きさのボルト形状
に合わせて容易に形成される。以上のことから、ボルト
の締付軸力が正確に測定される。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加え、起歪体の内径隅部に周方向
に同一断面形状となる面取り部が形成されることによっ
て受圧面の面積が小さくなり、歪み面における歪みが大
きくなる。つまり、受圧面に加わる圧縮力に対し歪みゲ
ージの出力感度が向上する。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加え、起歪体の内径とボルトの軸
部との間に位置ズレ防止用リングが配設された状態でボ
ルトの締付軸力が測定される。このとき、位置ズレ防止
用リングによりボルトに対する起歪体の径方向のズレが
防止されるため、受圧面積が常に均一となり、受圧面に
加わる圧縮力に対し歪みゲージの出力感度が向上する。
また、起歪体の内径が一様に拡径されるので、起歪体が
片側にたわむことがなく荷重に対する歪出力の関係が直
線的な比例関係となる。従って、ボルトの締付軸力が高
精度に測定される。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、請求項3
〜請求項5のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、
ボルトの締付軸力が起歪体の受圧面全体に均一に加わる
ようになり、歪み面に安定した歪みが発生し、高精度で
ボルトの締付軸力が測定される。特に、ボルトの頭部の
外径が、起歪体の外径よりも小さいものであったとして
も、起歪体の外径よりも大きな外径を有するワッシャを
介すことによって、ボルトによる締付軸力が均一に起歪
体の受圧面に加わり、高精度でボルトの締付軸力が測定
される。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、起歪体の
歪みによる歪みゲージの電気抵抗の変化がブリッジ回路
を用いて検出される。その結果、起歪体の受圧面に作用
する力が正確に測定される。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した実施の形態を図1及び図2に従って説明
する。
【0021】図1は本実施の形態のロードセル1の平面
図を示し、図2はロードセル1の断面図を示す。図1及
び図2に示すロードセル1は、エンジンのシリンダブロ
ック(図示せず)とシリンダヘッド2とを締結させるヘ
ッドボルト3の締付軸力を測定するために用いられるも
のである。
【0022】一般に、エンジンにおけるシリンダブロッ
クとシリンダヘッド2の間には、燃焼ガス等の漏れを防
止するためのガスケットが介在される。当該ガスケット
は高い燃焼圧力をシールする必要があり、このシールに
適した面圧を確保すべくエンジンの設計が行われる。従
って、設計通りの面圧となっているか否かを測定するこ
とは重要な確認項目となっている。この面圧が設計通り
の適した面圧となるか否かを測定するためにロードセル
1が使用される。具体的に、ロードセル1によってヘッ
ドボルト3の頭部3aとシリンダヘッド2との間に働く
締付軸力(軸方向推力)を測定することでガスケットの
面圧が確認される。
【0023】本実施形態のロードセル1は、2つの円環
状のワッシャ4,5(厚さ3.0mm)と、ワッシャ
4,5に挟まれる円環状の起歪体6(厚さ3mm)を備
えている。ワッシャ4,5はヘッドボルト3よりも硬い
金属材料で形成される。そして、起歪体6の図の上面側
及び下面側の受圧面6a,6bにワッシャ4,5を介し
て作用するヘッドボルト3の締付軸力がロードセル1に
よって測定される。
【0024】詳述すると、ワッシャ4及びワッシャ5の
外径はヘッドボルト3の頭部3a及び起歪体6の外径よ
りも大きく形成され、ワッシャ4及びワッシャ5の内径
はヘッドボルト3の軸部3bと同一径となるように形成
されている。このワッシャ4をヘッドボルト3の頭部3
aと起歪体6との間に、ワッシャ5を起歪体6とシリン
ダヘッド2との間に、それぞれ介在させることによっ
て、ヘッドボルト3の締付軸力による圧縮力が起歪体6
の上側の受圧面6a及び下側の受圧面6b全体に均一に
加わる。
【0025】起歪体6の外周面には、周方向に同一断面
形状となる湾曲形状の歪み面6cが形成される。具体的
には、歪み面6cは断面半円状の凹面となるように形成
され、歪み面6cの底には4枚の歪みゲージ7が全周に
亘り配設される。つまり、歪み面6cを断面半円状の凹
面とすることによって、起歪体6における軸方向の応力
を該歪み面6cの底に集中させている。該応力の集中に
より歪み面6cの底における圧縮歪みが大きくなり、こ
の歪み面6cの底に歪みゲージ7を設けることで、歪み
ゲージ7の検出出力を大きくするとともに検出出力のば
らつきを低下させている。なお、歪みゲージ7は、周方
向の歪みには感度が低く、軸方向の歪みに対して感度が
高くなるように設けられ、軸方向の圧縮力に対する出力
感度を高くしている。
【0026】さらに、本実施形態では図2に示すよう
に、起歪体6における下側の受圧面6bの内径側(内径
隅部)に円形の溝(軸方向の深さ2mm程度の溝)6d
が形成されている。この溝6dの形成により受圧面6b
の面積が減少し起歪体6の歪み面6cがより歪み易くな
る。従って、歪みゲージ7の検出出力が大きくなり検出
精度が向上する。
【0027】これに加え、溝6dはワッシャ5と起歪体
6との接触面積(=受圧面6bの面積)を常に一定に保
つ役割を果たす。即ち、ワッシャ5が径方向にずれたと
してもワッシャ5と起歪体6との接触面積が一定に保た
れる。よって、ヘッドボルト3の締付軸力による圧縮力
が受圧面6bから正確に加えられ、ロードセル1の検出
精度の向上が図られる。なお、起歪体6の上面側(受圧
面6a側)における内径は、起歪体6の径方向のズレを
防止するために、ヘッドボルト3の軸部3bの径と同等
の大きさに形成されている。
【0028】各歪みゲージ7は図1に示すように配線8
により直列に接続され、さらに、配線9により検出回路
10に接続される。この検出回路としては、公知のホイ
ートストンブリッジが用いられ、該ブリッジの一辺に歪
みゲージ7が接続されるようになっている。つまり、起
歪体6の歪み面6cにおける軸方向の歪みが、歪みゲー
ジ7の電気抵抗変化として検出される。なお、受圧面6
a,6bにおいて周方向に偏って圧縮力が作用したとし
ても、周方向にかかる力を積分したかたちで歪みゲージ
7の電気抵抗が出力される。
【0029】また、実際に使用するときには、凹面状に
形成された歪み面6cに沿って配線9を配設した状態
で、歪み面6cがシリコン系樹脂材を用いて埋められ
る。つまり、凹面状の歪み面6cは配線9を配設する上
で好適なものとなり、配線9の取り回し性が向上する。
なお、シリコン系樹脂材は、液体状のものを常温硬化さ
せて使用される。
【0030】次に、このように構成された本実施の形態
の作用を説明する。まず、図1のようにヘッドボルト3
の軸部3bにロードセル1を装着した状態で、所定の工
具を使いヘッドボルト3をシリンダヘッド2のボルト穴
2aにねじ込み設計通りの締付軸力になるまで締め付け
る。すると、ヘッドボルト3の締付軸力による圧縮力
が、ワッシャ4,5を介して起歪体6の受圧面6a,6
b全体に均一に加えられる。そして、圧縮力が受圧面6
a,6bに作用すると、起歪体6の外周面に設けられる
歪み面6cに歪みが発生する。
【0031】本実施形態では、起歪体6の歪み面6cを
断面半円状の凹面状に形成するとともに起歪体6の内径
側の下面6bに円形の溝6dが形成されることで、上記
の如く歪み面6cの底に発生する歪みが増幅される。
【0032】そして、この歪み面6cの底に周方向全体
に亘って配設された歪みゲージ7によりボルト3の締付
軸力に応じた歪みが検出回路10を用いて検出される。
具体的には、配線8により直列に接続された4枚の歪み
ゲージ7が、ホイートストンブリッジの一辺となるよう
に検出回路10に接続されており、検出回路10はボル
ト3の締付軸力に応じた圧縮歪みによる歪みゲージ7の
電気抵抗の変化を検出する。そして、この電気抵抗の変
化から締付軸力が測定できる。
【0033】なお、締付軸力を測定した後には、ヘッド
ボルト3がシリンダヘッド2から外され、ヘッドボルト
3の軸部3bからロードセル1が取り外される。一般
に、エンジンによってヘッドボルトは様々な形状のもの
が使用されているが本実施形態のロードセル1を用いれ
ば、形状の異なるヘッドボルトの締付軸力の測定が可能
となる。つまり、ロードセル1は、ヘッドボルト3の頭
部3aと起歪体6の間にワッシャ4を介在させているの
で、ヘッドボルト3の軸部3bの径が同一で、かつ、ヘ
ッドボルト3の頭部3aの外径が異なるボルトの締付軸
力が正確に測定される。
【0034】また、ワッシャ4を介さずに、ヘッドボル
ト3の頭部3aよりも大きな外径を有する起歪体6を用
いた場合では、起歪体6の歪み面6cにおける歪みが小
さくなり、ヘッドボルト3の締付軸力を検出することが
困難となる。しかしながら、起歪体6の外径よりも大き
な外径を有するワッシャ4を用いることで、ヘッドボル
ト3の頭部3aの径の大きさに関係なくヘッドボルト3
の締付軸力が起歪体6の受圧面6aに均一に加わりボル
ト3の締付軸力が正確に測定される。
【0035】さらに、ヘッドボルト3の軸部3bの径D
1が同一で、シリンダヘッド2のボルト穴2aの開口部
の径D2(図2参照)が異なるものもあるが、ワッシャ
5を介在させることで、これらボルトの締付軸力の測定
が正確に行われる。
【0036】このように本実施の形態は、下記のような
効果を示す。 (1)円環状の起歪体6の外周面に周方向に同一断面形
状となる歪み面6cが形成され、該歪み面6cの底に歪
みゲージ7が周方向全体に亘って設けられる。この場
合、受圧面6a,6bに加わる圧縮力に偏りがあったと
しても、受圧面6a,6bに加わる圧縮力の偏りによる
歪みゲージ7の検出誤差が防止される。つまり、起歪体
6の受圧面6a,6bに作用する偏荷重による不感帯の
形成が防止される。
【0037】また、本構成のロードセル1は、図9に示
すロードセルのように特殊な加工が必要な貫通長孔23
を形成するものではないため、耐久性を確保しつつ、薄
型化を図ることが可能となる。また、特殊な加工を必要
とせず低コストで薄型に形成することが可能であるの
で、任意の大きさのボルト形状に合わせたロードセルを
容易に形成できる。以上のことから、該ボルト3の締付
軸力を正確に測定できる。
【0038】(2)起歪体6の外周面における歪み面6
cは湾曲形状(断面半円状)の凹面となるように形成さ
れるので、歪みゲージ7の検出感度がより一層向上さ
れ、起歪体6の上面6a及び下面6bに作用する偏荷重
による不感帯の形成が抑制される。
【0039】(3)ワッシャ4,5を介在させることに
よってヘッドボルト3の締付軸力が起歪体6の受圧面6
a,6b全体に均一に加わるようになり、歪み面6cに
安定した歪みが発生し、高精度でヘッドボルト3の締付
軸力が測定される。
【0040】特に、図1のようにヘッドボルト3の頭部
3aの径が、起歪体6の外径よりも小さいものであった
としても、起歪体6の外径よりも大きな外径のワッシャ
4を介すことによって、ボルト3による締付軸力が起歪
体6の受圧面6a,6bに均一に加わる。その結果、高
精度でヘッドボルト3の締付軸力を測定できる。
【0041】(4)起歪体6の歪み面6cにおける歪み
によって歪みゲージ7の電気抵抗が変化し、該抵抗変化
が検出回路10におけるホイートストンブリッジを用い
て検出される。その結果、ヘッドボルト3の締付軸力に
より受圧面6a,6bに加わる圧縮力が正確に測定さ
れ、ガスケットの面圧を確認することができる。
【0042】(5)起歪体6の歪み面6cの底に4枚の
歪みゲージ7が配設され、各歪みゲージ7が配線8によ
って接続されるので、作業性が向上され実用上好ましい
ものとなる。ただし、配線8により接続される各歪みゲ
ージ7の間隔は、検出精度を確保する上で、できるだけ
狭めるのが望ましい。
【0043】(6)ワッシャ4,5は、ヘッドボルト3
よりも硬い金属材料にて形成されるので、ヘッドボルト
3による締付軸力が加わったとしても、ワッシャ4,5
の変形が防止され正確な締付軸力を測定することができ
る。
【0044】(7)起歪体6の外周に凹面状の歪み面6
cが形成されてその歪み面6cに配線9が配設される
(その状態でシリコン樹脂にて埋設される)。そのた
め、配線9の取り回し性を向上させることができる。
【0045】(8)起歪体6の内径側に溝6dが形成さ
れることによりワッシャ5が径方向にずれたとしても、
ワッシャ5と起歪体6との接触面積を一定に保つことが
できる。また、起歪体6の受圧面(下面)6bの面積が
小さくなり、歪み面6cにおける歪みが大きくなる。つ
まり、受圧面6a,6bに対し歪みゲージ7の出力感度
が向上する。また、ワッシャ5が径方向にずれたとき、
仮にワッシャ5の内径がボルト穴2aの径よりも大きく
ても既述の効果が得られる。
【0046】(第2の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第2の実施の形態について上記第1の実施の形態
との相違点を中心に説明する。なお、第1の実施の形態
と同様の構成については同一符号を付してその説明を省
略する。
【0047】図3は、本実施の形態におけるロードセル
11の平面図を示し、図4には、ロードセル11の断面
図を示す。図3及び図4に示すように、本実施の形態の
ロードセル11は、前記第1の実施形態のワッシャ4,
5を具備しないロードセルであって、起歪体12の外径
はヘッドボルト3の頭部3aの径よりも小さく形成さ
れ、外周面に確実に歪みを発生させる構成となってい
る。起歪体12の図の上面及び下面が受圧面12a,1
2bとなり、起歪体12の外周面に湾曲形状の歪み面1
2cが形成される。歪み面12cの底には、1枚の歪み
ゲージ13が周方向全体に亘って配設されている。歪み
面12cの底には受圧面12a,12bに作用する圧縮
力による応力が集中し、この圧縮力が歪みゲージ13に
よって測定される。
【0048】起歪体12の内径は、図4に示すようにヘ
ッドボルト3の軸部3bの径に一致するように設計され
る。また、図2のように、起歪体6の下面6bにおける
内側の溝6dを形成せずに実施している。
【0049】なお、歪みゲージ13は、検出回路10内
のホイートストンブリッジの一辺に配線9を介して接続
され、起歪体12の歪み面12cにおける歪みが歪みゲ
ージ13の電気抵抗変化として検出される。
【0050】このように本実施の形態は、下記のような
特徴を示す。 (1)ヘッドボルト3の締付軸力が起歪体12の受圧面
12a,12bに加わると、起歪体12の歪み面12c
に歪みが発生する。本実施形態のロードセル11におい
ても、第1実施形態と同様に、歪み面12cを断面半円
状に形成しているので、歪み面12cの底に応力が集中
して歪みが増幅して発生する。
【0051】また、ロードセル11も特殊な加工を必要
とせず、耐久性を確保しつつ、低コストで薄型に形成す
ることができる。従って、任意の大きさのボルト形状に
合わせたロードセルを容易に形成できる。
【0052】本実施形態では、1枚の歪みケージ13が
歪み面12の底に周方向全体に配設されている。従っ
て、起歪体12の受圧面12a,12bに偏荷重が加わ
ったとしても、計測箇所の違いに応じて生じる歪みゲー
ジ13の電気抵抗変化のばらつきが少なく、複数枚の歪
みゲージを使った場合に比べ、歪みゲージ13の出力が
安定する。つまり、偏荷重による不感帯の形成がより確
実に防止され、ヘッドボルト3の締付軸力が正確に測定
できる。
【0053】(第3の実施の形態)前記第1の実施の形
態における図1,2のロードセル1では、既述の通り、
受圧面6a,6bに加わる圧縮力の偏りに関係なく、歪
みゲージ7の検出誤差が防止できる等の優れた効果が得
られるものの、大きな締付軸力が加わった場合、その出
力特性が悪化してしまう虞がある。つまり、図1,2の
ロードセル1では、内径部分に段差があるため、シリン
ダヘッド2への締め付時に図5の矢印で示すように起歪
体6に大きな荷重が加えられると、起歪体6の下面側
(受圧面6b側)が外側に膨らむ変形をする。このた
め、図6に示すように、荷重と歪出力との関係が直線的
な比例関係とはならず、さらに、同じ荷重が起歪体6の
受圧面6a,6bに加わったとしても荷重の増加時と減
少時とで歪出力が異なってしまう。つまり、出力特性の
ヒステリシスが発生してしまう。
【0054】このような不具合を解消するために、本実
施の形態では図7に示すロードセル14を具体化してい
る。なお、第1の実施の形態と同様の構成については同
一符号を付してその説明を省略する。
【0055】図7には、ロードセル14の断面構造を示
している。ロードセル14は、図1及び図2に示すロー
ドセル1の起歪体6に代えて起歪体15及びリング16
を採用している。また、起歪体15と起歪体6との相違
点は内径部分のみである。つまり、図1及び図2と同様
に、起歪体15の歪み面15cは断面半円状の凹面をな
し、その歪み面15cには歪みゲージ7、配線8等が配
設される。
【0056】詳述すると、起歪体15の内径部分はスト
レートに形成され、その内径D3は、ヘッドボルト3の
軸部3bの径D1よりも大きく形成されて上面側及び下
面側の受圧面15a,15bの面積はともに等しくなっ
ている。また、起歪体15の内周とヘッドボルト3の軸
部3bとの間には、位置ズレ防止用のリング16が起歪
体15及びヘッドボルト3の軸部3bに対して軸方向に
移動可能な状態で配設されている。このリング16は起
歪体15の径方向のズレを防止するためのものであり、
同リング16によりヘッドボルト3に対する起歪体15
の径方向のがたつきが防止され、起歪体15の軸心とヘ
ッドボルト3の軸心が一致する。なお、リング16の材
質は鉄である。
【0057】起歪体15の内径部分を余裕をもって形成
することによりワッシャ4,5が径方向にずれた場合に
も、起歪体15の受圧面積は一定となる。また、受圧面
15a,15bの面積が減少するために起歪体15の歪
み面15cが歪み易くなる。このため、歪みゲージ7の
検出出力が大きくなり検出精度が向上する。
【0058】図2に示す溝加工のあるロードセル1に対
して、起歪体15の内径部をストレートとすることによ
り、受圧面15a,15bに荷重が加わったとき、図5
の如く起歪体15が片側に膨らむといった不具合は生じ
ない。従って、図8に示すように、荷重に対する歪出力
の関係が直線的な比例関係となり、歪出力のヒステリシ
スが低減する。
【0059】また、ヘッドボルト3の軸部3bの径が異
なるヘッドボルトの締付軸力を測定する場合、リング1
6をそのボルトの軸部の径と同等の内径を有するリング
に変更して測定する。
【0060】このように本実施の形態は、前記第1の実
施の形態における(1)〜(7)の効果に加えて、下記
のような効果を得ることができる。 (1)締付軸力が起歪体15の受圧面15a,15bに
加わったとき、起歪体15における内部応力が均一化さ
れるので、荷重に対する歪出力の直線性が向上され、荷
重の増加時と減少時とで歪出力が異なることはなく歪出
力のヒステリシスが低減される。従って、ヘッドボルト
3の締付軸力を高精度に測定することができる。
【0061】(2)起歪体15の内径部分がボルト軸部
3bに対して余裕をもって形成されることによりワッシ
ャ4,5が径方向にずれたとしてもワッシャ4,5と起
歪体15との接触面積を一定に保つことができる。ま
た、起歪体15の受圧面15a,15bが小さくなり、
歪み面15cにおける歪みが大きくなる。つまり、受圧
面15a,15bに対し歪みゲージ7の出力感度が向上
する。
【0062】(3)位置ズレ防止用のリング16を変更
すれば、軸径の異なるヘッドボルト3の締付軸力を測定
することができ、実用上好ましいものとなる。なお、発
明の実施の形態は、上記実施の形態に限定されるもので
はなく、下記のように実施してもよい。
【0063】○上記各実施形態では、起歪体6,12,
15を円環状に形成し、ガスケット取付用のヘッドボル
ト3の締付軸力を検出するものとして具体化したが、他
への適用も可能である。勿論、エンジンのガスケット取
付部以外においても、本案のロードセル1,11,14
が適用できる。また、例えば、起歪体を中空部の無い円
板状に形成し、この起歪体を挟み込んで圧縮歪を測定す
るためのロードセルに具体化してもよい。この場合にも
やはり、起歪体の外周面に歪み面を形成するとともに該
歪み面に周方向全体に亘って歪みゲージを配設し、2つ
の部材間の圧縮力を検出する。これにより、既述の通り
優れた効果が得られる。
【0064】○上記各実施形態では、起歪体6,12,
15の歪み面6c,12c,15cとして、応力が集中
する凹面を形成して具体化していたが、応力が集中する
凸面を設けて具体化してもよい。
【0065】○上記各実施形態では、起歪体6,12,
15の歪み面6c,12c,15cを断面半円状の凹面
となるように形成していたが、これに限定せず、例え
ば、任意の曲率を有する凹面形状に形成してもよい。ま
た、歪み面6c,12c,15cは一定の曲率で形成さ
れるものに限定されない。ただし、上記実施形態のよう
に断面円弧状に形成したほうが、歪み面6c,12c,
15cの底に応力を集中できるのでより好ましい。
【0066】○上記各実施形態では、ヘッドボルト3の
締付軸力による圧縮力を検出するようにしていたが、2
部材間の引張力を検出するようにしてもよい。この場
合、起歪体を円柱状に形成してその軸方向に引張力が作
用するようにし、さらに起歪体の外周面に全周に亘って
歪みゲージを張り付ける。
【0067】○上記各実施形態では、歪みゲージ7,1
3は、軸方向の圧縮歪を検出するものであったが、歪み
ゲージ7,13の向きを90°変えて、周方向に生じる
歪を検出するようにしてもよい。
【0068】○第1実施形態では、起歪体6の内径側の
下面隅部(受圧面6b側)に円形の溝6dが形成されて
いたが、この円形の溝部6dに代えて面取り部を設け
る。要は、受圧面6bがシリンダヘッド2の穴部よりも
外側にあり、その状態で起歪体6がヘッドボルト3に対
して中心に配置されていればよい。または、こうして溝
または面取り部にて拡径される部位を、受圧面6a側あ
るいは受圧面6a,6bの両方に設けてもよい。
【0069】○図3のようにヘッドボルト3の頭部3a
の径が起歪体12の外径よりも大きいことを条件に、例
えば前記図1の構成において、上側のワッシャ4を取り
除いてもよい。かかる場合にも前述したように起歪体6
の歪み面6cに歪みを確実に発生させることができる。
【0070】また、ロードセル1の下側のワッシャ5を
取り除いてもよい。この場合、仮にシリンダヘッド2の
種類ごとにボルト穴2aの径が違ったとしても、起歪体
6の溝6dによって受圧面積が一定となる。同様に、ロ
ードセル14において下側のワッシャ5を取り除いた場
合、シリンダヘッド2の種類ごとにボルト穴2aの径が
違ったとしても、起歪体15の内径部分がボルト軸部3
bに対して余裕をもって形成されることによって受圧面
積が一定となる。その結果、各機種で異なるシリンダヘ
ッド2のボルト穴2aの径に対しても、常に受圧面積が
一定となり出力が安定するため実用上好ましいものとな
る。ただし、高軸力時には、シリンダヘッド2のボルト
座面の陥没の虞があるために注意が必要である。
【0071】○上記第1及び第3実施形態では、4枚の
歪みゲージ7を使い、第2実施形態では1枚の歪みゲー
ジ13を使ったが、勿論、これに限定されない。歪みゲ
ージは、起歪体の外周面の全周に亘って配設されるとい
う条件を満たせば、使用対象や作業性等に応じて任意の
枚数にて使用される。
【0072】前記実施の形態から把握され、特許請求の
範囲に記載されていない技術的思想を、その効果ととも
に以下に記載する。 (イ)請求項3に記載のロードセルにおいて、前記歪み
面を、断面半円状に形成したロードセル。この構成によ
れば、断面半円状に形成された歪み面の底に応力を集中
させることができ、実用上好ましいものとなる。
【0073】(ロ)請求項6に記載のロードセルにおい
て、前記起歪体の内径隅部で拡径された部位は、前記ワ
ッシャの内径に対し大きな径を有するロードセル。この
構成によれば、ワッシャが起歪体に対し径方向にずれた
としても起歪体の受圧面が片当たりすることなく、受圧
面の面積、つまり、起歪体とワッシャとの間の接触面積
が一定に保たれる。そのため、受圧面全体で、ボルトの
締付軸力を受けることになり検出精度が向上する。
【0074】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、特殊な
加工を必要とせず低コストで薄型に形成でき、検出精度
を高めることができる。
【0075】請求項2に記載の発明によれば、歪み面の
底に応力が集中して大きな歪みが発生するため、検出精
度をより高めることができる。請求項3に記載の発明に
よれば、耐久性を確保しつつ薄型化が可能であるのでボ
ルトの締付軸力を正確に測定することができる。
【0076】請求項4に記載の発明によれば、歪み面に
おける歪みが大きくなり、受圧面に加わる圧縮力に対し
歪みゲージの出力感度が向上する。請求項5に記載の発
明によれば、起歪体の径方向のズレが防止されて受圧面
積が常に均一となり受圧面に加わる圧縮力に対し歪みゲ
ージの出力感度が向上する。また、起歪体が片側にたわ
むことがなく、荷重に対する歪出力の関係が直線的な比
例関係となるので、ボルトの締付軸力を高精度に測定す
ることができる。
【0077】請求項6に記載の発明によれば、ボルトに
よる締付軸力が起歪体の受圧面全体に均一に加わるの
で、高精度でボルトの締付軸力を測定できる。請求項7
に記載の発明によれば、ホイートストンブリッジ回路を
用いて歪みゲージの電気抵抗が検出され、起歪体の受圧
面に作用する力を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のロードセルの正面図。
【図2】 第1の実施の形態のロードセルの断面図。
【図3】 第2の実施の形態のロードセルの正面図。
【図4】 第2の実施の形態のロードセルの断面図。
【図5】 第1の実施の形態における起歪体の変形を説
明するための図。
【図6】 第1の実施の形態のロードセルの出力特性を
示す図。
【図7】 第3の実施の形態のロードセルの断面図。
【図8】 第3の実施の形態のロードセルの出力特性を
示す図。
【図9】 従来技術のロードセルの斜視図。
【符号の説明】 1…ロードセル、3…ボルトとしてのヘッドボルト、
4,5…ワッシャ、6…起歪体、6a,6b…受圧面、
6c…歪み面、7…歪みゲージ、10…ブリッジ回路と
してのホイートストンブリッジを備えた検出回路、11
…ロードセル、12…起歪体、12a,12b…受圧
面、12c…歪み面、13…歪みゲージ、14…ロード
セル、15…起歪体、15a,15b…受圧面、15c
…歪み面、16…位置ズレ防止用リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼島 一也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 前田 芳己 東京都調布市調布ヶ丘3丁目5番地1 株 式会社共和電業内 Fターム(参考) 2F049 AA16 BA02 CA01 CA05 CA08 CA09 2F051 AA04 AB09 BA07 DA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状の起歪体を備え、前記起歪体の軸
    方向に加わる力に応じた歪みを歪みゲージにより検知す
    るロードセルにおいて、 前記起歪体の外周面に周方向に同一断面形状となる歪み
    面を形成し、該歪み面に前記歪みゲージを周方向全体に
    亘って配設したロードセル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロードセルにおいて、
    前記歪み面は、湾曲形状に形成された凹面であり、該歪
    み面の底に歪みゲージを配設したロードセル。
  3. 【請求項3】 ボルトの締付軸力を測定するためのロー
    ドセルであって、前記起歪体はボルトの軸部を挿入させ
    るべく円環状に形成され、起歪体の上下の両端面が受圧
    面となる請求項1または請求項2に記載のロードセル。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のロードセルにおいて、
    前記起歪体の内径隅部を周方向に同一断面形状となるよ
    う拡径したロードセル。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のロードセルにおいて、
    前記起歪体の内径を前記ボルトの軸部に対して一様に拡
    径し、その起歪体とボルトの軸部との間に位置ズレ防止
    用リングを設けたロードセル。
  6. 【請求項6】 請求項3〜請求項5のいずれか一項に記
    載のロードセルにおいて、前記起歪体の外径より大きな
    外径を有し、前記起歪体の受圧面全体と面接触した状態
    で起歪体を挟み込む一対のワッシャを備えたロードセ
    ル。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記
    載のロードセルにおいて、前記歪みゲージをブリッジ回
    路の一辺に接続したロードセル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005522687A (ja) * 2002-04-12 2005-07-28 フラウンホーファー・ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デア・アンゲヴァンテン・フォルシュング・エー・ファウ ねじ結合における軸力を調節および検査するための装置
WO2017073192A1 (ja) * 2015-10-27 2017-05-04 株式会社カーメイト ルーフキャリアの取付状態検知システム
JP2018091823A (ja) * 2016-11-28 2018-06-14 株式会社アデック 金型用荷重分布測定装置及びその製造方法
CN109612626A (zh) * 2019-01-03 2019-04-12 武汉科技大学 一种螺栓轴向力传感器

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Effective date: 20040511