JP2000146523A - 距離測定装置および方法 - Google Patents

距離測定装置および方法

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JP2000146523A
JP2000146523A JP11232108A JP23210899A JP2000146523A JP 2000146523 A JP2000146523 A JP 2000146523A JP 11232108 A JP11232108 A JP 11232108A JP 23210899 A JP23210899 A JP 23210899A JP 2000146523 A JP2000146523 A JP 2000146523A
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Kazunori Hayashi
和慶 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物までの距離を正確に測定する。 【解決手段】 CCD7−1乃至7−3は、タイミング発
生回路1の制御に基づくタイミングで電子シャッタを開
放させ、その間に、対応するビームスプリッタ11,1
2またはミラー13を介して入力される反射光の光量を
電気信号(電圧)に変換して距離演算回路8に出力す
る。距離演算回路8は、CCDから入力された暗電圧VD
反射電圧VR、および全電圧VAを用いてレーザ測距装置
から対象物までの距離を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、距離測定装置およ
び方法に関し、特に、対象物からの反射光に基づいて対
象物までの距離を測定する距離測定装置および方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を対象物に照射し、その時点か
ら反射光が戻ってくるまでの時間を計測して距離を測定
する距離測定方法が知られている。また、他の距離測定
方法としては、例えば、PCT国際公開 WO97/0111, WO97/
0112, WO97/0113に開示されているように、レーザ光の
対象物からの反射光量を測定して距離を測定する方法も
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した後
者の方法においては、対象物の光の反射率を考慮してい
ないので、正確な距離の測定が困難である課題があっ
た。
【0004】また、上述した前者の方法を用いて、所定
の大きさを持つ対象物までの距離を測定する場合、レー
ザ光を対象物全体にスキャニングする必要がある。した
がって、対象物上のポイント毎に距離が測定される時刻
が異なるので、動きのある対象物の距離を正確に測定で
きない課題があった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、対象物の光の反射率を考慮することによ
り、正確な距離の測定を可能にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の距離測
定装置は、レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、対
象物で反射されたレーザ光を受光する少なくとも1つの
受光デバイスから構成される受光手段と、レーザ光発生
手段を制御してレーザ光を発生させるとともに、受光手
段を制御して、対象物で反射されたレーザ光を、受光手
段によって第1のタイミングと第2のタイミングで受光
させる制御手段と、第1のタイミングで受光された光の
受光量に対応する測定値、および第2のタイミングで受
光された光の受光量に対応する基準値を生成し、測定値
を基準値に基づいて正規化し、正規化された測定値に基
づいて対象物までの距離を演算する演算手段とを備える
ことを特徴とする。
【0007】前記制御手段には、前記受光手段を制御さ
せ、前記対象物で反射されたレーザ光が前記受光手段に
よって受光されていない第3のタイミングで環境光を受
光させ、前記演算手段には、前記受光手段によって受光
された環境光の受光量に対応する環境光値を生成させ、
前記測定値および前記基準値を前記環境光値に基づいて
補正させるようにすることができる。
【0008】前記受光手段は、複数の受光デバイスから
構成させ、前記制御手段には、前記レーザ光発生手段を
制御してレーザ光を発生させた後に、第1の受光デバイ
スに、前記レーザ光の反射光を前記第1のタイミングで
受光させ、第2の受光デバイスに、前記レーザ光の反射
光を、前記第1のタイミングと一部重なる前記第2のタ
イミングで受光させ、さらに第3の受光デバイスに、前
記環境光を、前記レーザ光が前記受光手段によって受光
されていない第3のタイミングで受光させるようにする
ことができる。
【0009】前記受光手段は、単一の受光デバイスから
構成させ、前記制御手段には、前記レーザ光発生手段を
制御して第1のレーザ光を発生させた後に、前記受光手
段を制御して、前記単一の受光デバイスに、前記第1の
レーザ光の反射光を前記第1のタイミングで受光させ、
前記レーザ光発生手段を制御して、第2のレーザ光を発
生させた後に、前記受光手段を制御して、前記単一の受
光デバイスに、前記第2のレーザ光の反射光を、前記第
2のタイミングで受光させるようにすることができる。
【0010】前記受光手段は、複数の受光デバイスから
構成させ、前記制御手段には、前記レーザ光発生手段を
制御してレーザ光を発生させた後に、前記受光手段を制
御して、第1の受光デバイスで、前記レーザ光の反射光
を前記第1のタイミングで受光させると共に、第2の受
光デバイスで、前記レーザ光の反射光を、前記第1のタ
イミングと一部重なる前記第2のタイミングで受光させ
るようにすることができる。
【0011】前記受光手段には、前記対象物の画像情報
も受光させるようにすることができる。
【0012】前記受光手段は、複数の受光デバイスから
構成させ、前記第1および第2のタイミングで反射光を
受光する受光デバイスとは独立の受光デバイスで前記画
像情報を受光させるようにすることができる。
【0013】前記制御手段には、前記第1のタイミング
で受光される反射光の最大時間長が、前記第2のタイミ
ングで受光される反射光の最大時間長と等しいか若しく
は短くなるように、前記受光手段を制御させるようにす
ることができる。
【0014】前記第1のタイミングと第2のタイミング
は、同じ時間長とすることができる。
【0015】前記制御手段には、測定範囲をレーザ光が
往復するのに要する時間と等しいか、若しくはより長い
時間、レーザ光が発生されるように、前記レーザ光発生
手段を制御させるようにすることができる。
【0016】請求項11に記載の距離測定方法は、レー
ザ発生部を制御してレーザ光を発生させるレーザ光発生
制御ステップと、対象物で反射されたレーザ光を、少な
くとも1つの受光デバイスから構成される受光部によっ
て第1のタイミングで受光するように制御する第1の受
光制御ステップと、対象物で反射されたレーザ光を受光
部によって第2のタイミングで受光するように制御する
第2の受光制御ステップと、第1のタイミングで受光さ
れた光の受光量に対応する測定値、および第2のタイミ
ングで受光された光の受光量に対応する基準値を生成
し、測定値を前記基準値に基づいて正規化し、正規化さ
れた測定値に基づいて、対象物までの距離を演算する演
算ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】前記対象物で反射されたレーザ光が、前記
第1または第2の受光制御ステップの処理によって受光
されていない第3のタイミングで前記受光部によって環
境光を受光するように制御する第3の受光制御ステップ
を更に含め、前記演算ステップの処理では、前記受光部
によって受光された環境光の受光量に対応する環境光値
を生成し、前記測定値および前記基準値を前記環境光値
に基づいて補正させるようにすることができる。
【0018】前記第1の受光制御ステップの処理では、
前記レーザ光発生制御ステップの処理においてレーザ光
が発生された後に、前記受光部を構成する第1の受光デ
バイスで前記レーザ光の反射光を前記第1のタイミング
で受光するよう制御させ、前記第2の受光制御ステップ
の処理では、前記受光部を構成する第2の受光デバイス
で前記レーザ光の反射光を、前記第1のタイミングと一
部重なる前記第2のタイミングで受光するよう制御さ
せ、前記第3の受光制御ステップの処理では、前記受光
部を構成する第3の受光デバイスで前記環境光を、前記
レーザ光が前記第1または第2の受光制御ステップの処
理によって受光されていない第3のタイミングで受光す
るよう制御させるようにすることができる。
【0019】前記第1の受光制御ステップの処理では、
前記レーザ光発生制御ステップの処理において第1のレ
ーザ光が発生された後に、前記受光部を構成する単一の
受光デバイスで第1のレーザ光の反射光を前記第1のタ
イミングで受光するよう制御させ、前記第1の受光制御
ステップの処理では、前記レーザ光発生制御ステップの
処理において第2のレーザ光が発生された後に、前記単
一の受光デバイスで第2レーザ光の反射光を前記第2の
タイミングで受光するよう制御させるようにすることが
できる。
【0020】前記第1の受光制御ステップの処理では、
前記レーザ発生ステップの処理においてレーザ光が発生
された後に、前記受光部を構成する第1の受光デバイス
で前記レーザ光の反射光を前記第1のタイミングで受光
するよう制御させ、前記第2の受光制御ステップの処理
では、前記受光部を構成する第2の受光デバイスで前記
レーザ光の反射光を、前記第1のタイミングと一部重な
る前記第2のタイミングで受光するよう制御させるよう
にすることができる。
【0021】前記第1および第2のタイミングで反射光
を受光する受光デバイスとは独立の他の受光デバイスで
対象物の画像情報を受光する画像情報受光ステップを更
に含むようにすることができる。
【0022】前記第1のタイミングで受光される反射光
の最大時間長は、前記第2のタイミングで受光される反
射光の最大時間長と等しいか若しくは短くすることがで
きる。
【0023】前記第1のタイミングと第2のタイミング
は、同じ時間長とすることができる。
【0024】前記レーザ光発生制御ステップの処理で
は、測定範囲をレーザ光が往復するのに要する時間と等
しいか、若しくはより長い時間、レーザ光を発光するよ
うにレーザ発生部を制御させるようにすることができ
る。
【0025】請求項1に記載の距離測定装置および請求
項11に記載の距離測定方法においては、 第1のタイ
ミングで受光された光の受光量に対応する測定値、およ
び第2のタイミングで受光された光の受光量に対応する
基準値が生成され、測定値が基準値に基づいて正規化さ
れ、正規化された測定値に基づいて、対象物までの距離
が演算される。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明を適用したレーザ測距装置
の構成について、図1を参照して説明する。タイミング
発生回路1は、レーザ電源2およびCCD撮像素子(以
下、単にCCDと記述する)7の動作タイミング(詳細
は、図3を用いて後述する)を制御するようになされて
いる。レーザ電源2は、タイミング発生回路1による制
御に基づいて、電力をレーザ光発生器3に供給するよう
になされている。レーザ光発生器3は、レーザ電源2か
ら供給される電力を用いてレーザ光を発生するようにな
されている。
【0027】発生されたレーザ光は、ビームスプリッタ
4で反射され、レンズ5を介して対象物6に照射される
ようになされている。対象物6で反射されたレーザ光
(反射光)は、レンズ5を介してビームスプリッタ4に
入射され、ビームスプリッタ4を透過して、CCD7に入
射されるようになされている。
【0028】光電変換素子が2次元状に配列されている
CCD7は、タイミング発生回路1の制御に基づくタイミ
ングで電子シャッタを動作させ、その間に入射した光量
を電気信号に変換(光電変換)して距離演算回路8に出
力するようになされている。距離演算回路8は、CCD7
から入力された電気信号を用いてレーザ測距装置から対
象物6までの距離を演算するようになされている。
【0029】なお、このレーザ測距装置は、図2に示す
ように、最短測定距離dnと最長測定距離dfの間の測
定範囲に位置する対象物までの距離を測定するようにな
されている。以下、最短測定距離dnを20mとし、最
長測定距離dfを30mとした例について説明する。図
3は、タイミング発生回路1がレーザ電源2およびCCD
7を制御するタイミングを示している。レーザ電源2を
制御するタイミング、すなわちレーザ光発生器3がレー
ザ光を発光するタイミング(発光時間Tl)は、後に説明
するように、所定期間内でのCCD7による受光量に基づい
て対象物までの距離を算出するために、次式(1)に示
すように、レーザ光が測定範囲を往復する時間と等しい
か、それ以上の長さに設定する。 Tl≧2(df-dn)/c (1) ここで、cは光速である。
【0030】いまの例の場合、光速cを3×108(m/s)
とし、レーザ光の発生時間Tlを66.7(=(30−2
0)×2/(3×108))ns(ナノ秒)間とする。
【0031】ここで、発光されたレーザ光が距離dに位
置する対象物で反射した場合、反射光の先端がCCD7に
到達するまでの時間を反射光受光開始時間Tds、反射光
の終端がCCD7に到達するまでの時間を反射光受光終了
時間Tde、レーザ発生開始時刻を基準の時刻t=0とす
ると、レーザ光の戻り時間tは、下記の式(2)で表さ
れる。 Tds<t<Tde (2) ここで、 Tds=2d/c (3) Tde=2d/c+Tl (4) である。
【0032】さて、図3(A)に示すように、Tl(6
6.7ns)の間発光されたレーザ光が、最短測定距離d
nに位置する対象物で反射された場合、その反射光は、
式(2)に基づいてd=dnとして以下のように表され
る。 Tdns<t<Tdne (5) ここで、 Tdns=2dn/c (6) Tdne=2dn/c+Tl (7) である。
【0033】式(5)に基づいて、Tl = 66.7nsで発光
されたレーザ光は、距離dn=20(m)に位置する対象物で
反射された場合には、133.3ns<t<200.0ns
の時間的範囲内にレーザ測距装置に戻る。
【0034】また、図3(A)に示すように、Tl(6
6.7ns)の間発光されたレーザ光が、最長測定距離d
fに位置する対象物で反射した場合、その反射光は、式
(2)に基づいてd=dfとして以下のように表され
る。 Tdfs<t<Tdfe (8) ここで、 Tdfs=2df/c (9) Tdfe=2df/c+Tl (10) である。
【0035】式(8)に基づいて、Tl = 66.7nsで発光
されたレーザ光は、距離dn=30(m)に位置する対象物で
反射された場合には、200.0ns<t<266.7ns
の時間的範囲内にレーザ測距装置に戻る。
【0036】したがって、測定範囲内に位置する対象物
からの反射光は、Tdns < t < TdfeのうちのTlの時間に
レーザ測距装置に戻ることになる。即ち、Tl = 66.7ns
で発光されたレーザ光は、133.3ns<t<266.
7nsのうち、対象物の距離に応じた66.7nsの間にレ
ーザ測距装置に戻ることになる。ここで、測定範囲内に
位置する対象物からの反射光の戻りが起こりうる時間長
(最大測定時間Tmax)を一般化すると、d=dfにおけ
る反射光の受光終了時間およびd=dnにおける反射光
の受光開始時間反射光から以下の式(11)のように記述
できる。 Tmax=Tdfe−Tdns=(2df/c+Tl)−2dn/c (11) ここで、式(1)において、Tl=2(df-dn)/cのとき、式(1
1)は、式(12)のようになる。 Tmax=4(df−dn)/c (12)
【0037】式(1)に示したように、レーザ光の発光時
間を、レーザ光が測定範囲を往復する時間と等しいかそ
れ以上の長さに設定しているので、CCD7のシャッタ
を、Tdns < t < Tdfs (133.3ns<t<200.0n
s)の時間的範囲内だけ動作(開放)させれば、CCD7
は、対象物の位置(距離)に対応した量の反射光を受光
して、受光した光量(期間)に対応する電圧を発生する
ことになる。すなわち、対象物が最短測定距離dnに位
置する場合、シャッタ動作期間中の全ての期間において
反射光が受光され、対象物が最短測定距離dnと最長測
定距離dfの中点に位置する場合、シャッタ動作期間中
の1/2の期間において反射光が受光される。また、対
象物が最長測定距離dfに位置する場合、シャッタ動作
期間中、反射光はほとんど受光されない。
【0038】ここで、CCD7のシャッタ動作時間を一般
化すれば、シャッタ動作開始時間Tsおよびシャッタ動
作終了時間Teは、それぞれ、式(13)または式(14)
のように記述できる。 Ts≦2dn/c (13) Te=2df/c (14)
【0039】ところで、反射光の受光量は、受光期間だ
けでなく、受光強度にも依存し、反射光の強度は対象物
の反射率に影響される。そこで、反射率による影響を補
正するために、発光されたレーザ光の反射光が全期間受
光された場合の出力電圧(全電圧)VAで、反射光が所
定期間内に受光された場合の出力電圧(反射電圧)VR
が正規化される。全電圧VAを計測するためには、図3
(B)に示すように、少なくとも、最短測定距離dnに
おける反射光を受光開始してから、最長測定距離dfに
おける反射光を受光終了するまでの期間であるTdns < t
<TdfeのTmaxの期間、すなわち133.3ns<t<26
6.7nsの133.3nsの期間、CCD7のシャッタを動
作する必要がある。
【0040】しかしながら、シャッタ動作時間を、全電
圧VA測定時間と、反射電圧VR測定時間において異なら
せると、シャッタ動作の制御が複雑になる。そこで、反
射電圧VRを計測するときのシャッタ動作時間を、全電
圧VAを計測するときと等しくする。 Ts'=Te−Tmax=2dn/c−Tl (15)
【0041】シャッタ動作開始時刻を、式(7)に基づい
て、レーザ光の発光時間Tlだけ早めることにより、シャ
ッタ動作時間を66.7ns<t<200.0nsの13
3.3nsの期間とする。
【0042】次に、レーザ測距装置の測距処理につい
て、図4のフローチャートを参照して説明する。ここ
で、dn=20(m),df=30(m),c=3×1
8(m/s),Tl=2(df-dn)/cのときの値を括弧内に示す。
【0043】ユーザが、距離を測定する対象物6にレー
ザ測距装置を向けて、測定開始を指令すると、ステップ
S1において、レーザ光以外の環境光(周囲光)による
影響を補正するために、暗電流VDが計測される。すな
わち、CCD7は、タイミング発生回路1による制御に基
づいて、図5に示すように、後述する第1回目のレーザ
発生開始時刻(t=0)の直前のt=−Tmax(−13
3.3ns)からt=0までの期間(以下、このような期
間を−Tmax<t<0と記述する)、シャッタを動作さ
せ、その間に受光した光量を電圧(以下、暗電圧VD
記述する)に変換して、距離演算回路8に出力する。
【0044】ステップS2において、タイミング発生回
路1は、レーザ電源2を制御して、電力をレーザ光発生
器3に供給させる。レーザ光発生器3は、図5に示すよ
うに、0<t<Tl (0<t<66.7ns)の期間に、第
1回目のレーザ発光を行う。レーザ光は、ビームスプリ
ッタ4で反射され、レンズ5を介して、対象物6に照射
される。対象物6からの反射光は、レンズ5を介して、
ビームスプリッタ4に入射され、そこを透過して、CCD
7に入射される。この反射光は、Tdns<t<Tdfe(13
3.3ns<t<266.7ns)のうちの所定のTl(6
6.7ns)の期間にCCD7に戻ることになる。
【0045】ステップS3において、CCD7は、タイミ
ング発生回路1による制御に基づいて、図5に示すよう
に、Tdfs-Tl < t < Tdfs(66.7ns<t<200.0
ns)の期間に、シャッタを動作させる。したがって、CC
D7に受光される光量は、対象物6の位置に対応したも
のとなる。さらに、CCD7は、受光した反射光を電気信
号(反射電圧VR)に変換して、距離演算回路8に出力
する。
【0046】ステップS4において、タイミング発生回
路1は、レーザ電源2を制御して、第2回目の電力をレ
ーザ光発生器3に供給させる。ここで、この第2回目の
レーザ発光に対する各処理のタイミングの計算は、t=
Tdfeを基準にして計算される。レーザ光発生器3
は、図5に示すように、Tdfe <t<Tdfe+Tl (266.
7ns<t<333.3ns)の期間において、第2回目の
レーザ発光を行う。すなわち、上述のごとく、Tdfe(2
66.7ns)までの時間はdfからの反射光の戻りが起
こる可能性があるため、Tdfe(266.7ns)以降にレー
ザ発光を行う。対象物6で反射されたその反射光は、レ
ーザ光が発光してからTdns(133.3ns)後、すなわ
ち、Tdfe+Tdns < t < Tdfe+Tdfe (400.0ns<t<
533.3ns)の期間のうちの、所定のTl(66.7ns)
の期間にCCD7に入射することになる。
【0047】ステップS5において、CCD7は、タイミ
ング発生回路1による制御に基づいて、図5に示すよう
に、Tdfe+Tdns < t < Tdfe+Tdfe (400.0ns<t<
533.3ns)の期間に、シャッタを動作させる。した
がって、CCD7は、全てのタイミングの反射光を受光す
ることになる。さらに、CCD7は、受光した反射光を電
気信号(全電圧VA)に変換して、距離演算回路8に出
力する。
【0048】ステップS6において、距離演算回路8
は、次式に示すように、反射電圧VRおよび全電圧VA
ら暗電圧VDを減算することにより、環境光の影響を補
正する。さらに、反射電圧VRの測定時における反射光
の最大受光量と、反射電圧VAの測定時における最大受
光量との差を補正する係数Ctで、補正された反射電圧
(VR−VD)の値を補正する。この補正された反射電圧Ct
(VR−VD)を、補正された全電圧(VA−VD)で除算して
正規化し、補正正規化反射電圧Vを演算する。 V=Ct(VR−VD)/(VA−VD) (16) ここで、 Ct=Tl/(Tdfs−Tdns) (17) である。
【0049】ここで、式(17)に示された補正係数Ctに
ついて説明する。補正係数Ctは、上述のように、反射電
圧VRの測定時における反射光の最大受光量と、反射電
圧VAの測定時における最大受光量との差を表す係数で
ある。
【0050】反射電圧VAの測定時において、対象物に
よって反射されたレーザ光は、図3(A)および(B)
に示したように距離dnからの反射光および距離dfから
の反射光の全てを受光可能なタイミングでCCD7のシャッ
タが開放される。このシャッタ開放時間に受光される反
射光の長さはTlとなる。一方、反射電圧VRの測定時に
おいて、対象物によって反射されたレーザ光は、対象物
の距離に応じた量の反射光を受光するようにCCD7のシャ
ッタの開放を制御しているため、レーザ光を発光してか
らTdns < t < Tdfsの時間でのみ反射光が受光される。
すなわち、反射電圧VRの測定時においては、多くと
も、距離dnの対象物によって反射された反射光をの一部
の期間であるTdfs-Tdnsの時間長の光を受光できるのみ
である。
【0051】ここで、式(1)において、レーザ光の発光
時間Tlを、レーザ光が測定範囲を往復する時間よりも長
く設定した場合には、Tdfs-Tdns < Tlとなる。このた
め、反射電圧VRの測定におけるCCD7のシャッタの開放
時間内では、測定範囲内のいずれの距離においても、全
ての反射光を受光することができない。
【0052】すなわち、補正係数Ctは、上述の最大の受
光量を補正するために用いられる、反射光の最大受光時
間の比でである。尚、レーザ光の発光時間Tlが、レーザ
光が測定範囲を往復する時間と等しい場合には、Tdfs-T
dns = Tlとなり、距離dnからの反射光は全て受光するこ
とができる。
【0053】以上のようにして求められた補正正規化反
射電圧Vは、レーザ測距装置と対象物6との距離Dに比
例している。例えば、補正正規化反射電圧V=1のと
き、距離D=最短測定距離dnであり、補正正規化反射
電圧V=0のとき、距離D=最長測定距離dfである。
【0054】ステップS7において、距離演算回路8
は、次式に示すように、補正正規化反射電圧Vを用い
て、距離Dを演算する。 D=df−V(df−dn) (18)
【0055】なお、ステップS1における暗電圧VD
計測は、全電圧VAを測定した後、2Tdfe < t < 2Tdfe+T
max(533.4ns<t<666.7ns)の期間に実施し
てもよい。
【0056】ところで、図1に示したレーザ測距装置
は、上述したように、1回の距離測定のために2回のレ
ーザ照射が必要であり、1個のCCD7を用いて、順次、
上述したタイミングで反射光を受光し、暗電圧VD、反
射電圧VR、および全電圧VAを発生しているので、一連
の処理に時間がかかる。したがって、移動しない対象物
6までの距離は正確に測定することができるが、移動す
る対象物までの距離を正確に計測することが困難にな
る。そこで、暗電圧VD、反射電圧VR、および全電圧V
Aを、それぞれ個別のCCDで発生することにより、光電変
換にかかる時間を短縮し、移動する対象物までの距離を
測定できるようにしたものが、図6に示すレーザ測距装
置である。なお、図6のレーザ測距装置において、図1
に示したレーザ測距装置と対応する部分には同一の符号
を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0057】CCD7−1乃至7−3は、タイミング発生
回路1の制御に基づくタイミングで電子シャッタを動作
させ、その間に、対応するビームスプリッタ11、ビー
ムスプリッタ12、またはミラー13を介して入射され
る反射光の光量を電気信号(電圧)に変換して距離演算
回路8に出力するようになされている。例えば、CCD7
−1は暗電圧VDを発生し、CCD7−2は反射電圧VR
発生し、CCD7−3は全電圧VAを発生する。
【0058】距離演算回路8は、CCD7−1乃至7−3
から、それぞれ入力された暗電圧VD、反射電圧VR、お
よび全電圧VAを用いてレーザ測距装置から対象物6ま
での距離を演算するようになされている。
【0059】次に、このレーザ測距装置の測距処理につ
いて、図7のフローチャートを参照して説明する。ユー
ザが、距離を測定する対象物6にレーザ測距装置を向け
て、測定開始を指令すると、レーザ光以外の環境光によ
る影響を補正する際に用いる暗電流VDを計測するため
に、ステップS11において、CCD7−1は、タイミン
グ発生回路1による制御に基づいて、図8に示すよう
に、-Tmax < t < 0 (−133.3ns<t<0ns)の期間
において、シャッタを開放させ、その期間に、レンズ
5、ビームスプリッタ4、およびビームスプリッタ11
を介して受光した光の光量を暗電圧VDに変換して、距
離演算回路8に出力する。
【0060】ステップS12において、タイミング発生
回路1は、レーザ電源2を制御して、電力をレーザ光発
生器3に供給させる。レーザ光発生器3は、図8に示す
ように、0 < t < Tl (0<t<66.7ns)の期間にお
いて、レーザ発光を行う。レーザ光は、ビームスプリッ
タ4で反射され、レンズ5を介して、対象物6に照射さ
れる。対象物6からの反射光は、レンズ5を介して、ビ
ームスプリッタ4に入射され、そこを透過して、ビーム
スプリッタ11,12で反射されてCCD7−2に入射さ
れる。また、反射光の一部は、ビームスプリッタ12を
透過し、ミラー13で反射されてCCD7−3に入射され
る。この反射光の入射期間は、Tdns<t<Tdfe (13
3.3ns<t<266.7ns)のうちの所定のTl (6
6.7ns)の期間である。
【0061】ステップS13において、CCD7−2は、
タイミング発生回路1による制御に基づいて、図8に示
すように、Tdfs-Tl < t < Tdfs(66.7ns<t<20
0.0ns)の期間において、シャッタを開放させる。し
たがって、CCD7−2に受光される光の光量は、対象物
6の位置に対応したものとなる。さらに、CCD7−2
は、受光した反射光を電気信号(反射電圧VR)に変換
して、距離演算回路8に出力する。
【0062】ステップS14において、CCD7−3は、
タイミング発生回路1による制御に基づいて、図8に示
すように、Tdns<t<Tdfe (133.3ns<t<26
6.7ns)の期間において、シャッタを開放させる。し
たがって、CCD7−3は、全てのタイミングの反射光を
受光することになる。さらに、CCD7−3は、受光した
反射光を電気信号(全電圧VA)に変換して、距離演算
回路8に出力する。
【0063】ステップS15,S16において、距離演
算回路8は、図1における場合と同様に、暗電圧VD
反射電圧VR、および全電圧VAを用いて、レーザ測距装
置と対象物6との距離Dを演算する。
【0064】なお、ステップS11における暗電圧VD
の計測は、全電圧VAを測定した後、Tdfe < t < Tdfe+T
max (266.7ns<t<400.0ns)の期間に実施し
てもよい。
【0065】また、CCD7−2またはCCD7−3に、光電
変換を2回連続して実行できるものを用いれば、CCD7
−1を省略し、CCD7−2またはCCD7−3で暗電圧VD
を計測するようにしてもよい。
【0066】図9は、本発明を適用したレーザ測距装置
のさらに他の構成を示している。このレーザ測距装置
は、図6に示したレーザ測距装置のミラー13をビーム
スプリッタ21に置き換え、CCD7−4を追加したもの
である。CCD7−4は、ビームスプリッタ21を透過し
た反射光を受光して電気信号に変換し、画像データとし
て出力するようになされている。このように、画像デー
タを出力するCCD7−4を追加することにより、対象物
6を撮影した画像と、その画像を構成する画素毎の距離
(画素に対応する対象物6の部分までの距離)を得るこ
とができる。
【0067】なお、本実施の形態においては、反射光の
受光素子としてCCDを用いているが、光を受光し電気
信号に変換する素子であればよく、例えば、CMOSセ
ンサで構成された受光素子を適用することも可能であ
る。
【0068】また、本実施の形態においては、受光素子
の受光制御を行うために、電子シャッタを用いている
が、受光素子への光の入力を制御するものであればよ
く、例えば、オプティカルシャッタを使うことも可能で
ある。オプティカルシャッタとしては、例えば、イメー
ジインテンシファイアや、偏光シャッタなどがある。イ
メージインテンシファイアは、入力された光を光電変換
し、電子を通す細い管を集積したデバイス(マイクロチ
ャネルプレートと呼ばれる)の両端に高電圧をかけて電
子を加速し、再度、電子を光に変換する光電子増倍管の
一種である。元々暗い光を明るく増幅する目的に開発さ
れたものであるが、マイクロチャネルプレートにかける
高電圧を高速にスイッチングすることにより、光シャッ
タとしても使用することが可能である。偏光シャッタ
は、ポッケルス効果、カー効果を応用したシャッタであ
り、結晶に電場をかけると複屈折が起きるという特性を
利用して、その結晶の前後に位相の異なる偏向板を配置
し、電場をかけて光シャッタとして利用するものであ
る。
【0069】なお、本実施の形態においては、測定範囲
におけ反射光の前半部分、即ちTdns< t < Tdfsの時間範
囲でシャッタを開放し反射光の受光を行ったが、後半部
分Tdns < t < Tdfeでの反射光を受光し、受光量に基づ
いて距離を算定するように構成してもよい。
【0070】本実施の形態においては、1回の測距でレ
ーザ光の照射面積に相当する画素毎の距離を得ることが
できるので、レーザ光の照射面積を広げれば、レーザ光
をスキャニングすることなく、対象物6の3次元距離情
報を得ることができる。
【0071】また、上記各処理を行うコンピュータプロ
グラムは、磁気ディスク、CD-ROM等の情報記録媒体より
なる提供媒体のほか、インターネット、デジタル衛星な
どのネットワーク提供媒体を介してユーザに提供するこ
とができる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の距離測
定装置および請求項11に記載の距離測定方法によれ
ば、第1のタイミングで受光された光の受光量に対応す
る測定値、および第2のタイミングで受光された光の受
光量に対応する基準値を生成し、測定値を基準値に基づ
いて正規化し、正規化した測定値に基づいて、対象物ま
での距離を演算するようにしたので、対象物までの距離
を正確に測定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したレーザ測距装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1のレーザ測距装置の測定範囲を説明するた
めの図である。
【図3】図1のタイミング発生回路1による制御を説明
するための図である。
【図4】図1のレーザ測距装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図5】図1のレーザ測距装置の動作を説明するための
図である。
【図6】本発明を適用したレーザ測距装置の他の構成を
示すブロック図である。
【図7】図6のレーザ測距装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図8】図6のレーザ測距装置の動作を説明するための
図である。
【図9】本発明を適用したレーザ測距装置の他の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 タイミング発生回路, 2 レーザ電源, 3 レ
ーザ光発生器, 4ビームスプリッタ, 5 レンズ,
6 対象物, 7 CCD, 8 距離演算回路

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を用いて対象物までの距離を計
    測する距離測定装置において、 レーザ光を発生するレーザ光発生手段と、 対象物で反射されたレーザ光を受光する少なくとも1つ
    の受光デバイスから構成される受光手段と、 前記レーザ光発生手段を制御してレーザ光を発生させる
    とともに、前記受光手段を制御して、前記対象物で反射
    されたレーザ光を、前記受光手段によって第1のタイミ
    ングと第2のタイミングで受光させる制御手段と、 前記第1のタイミングで受光された光の受光量に対応す
    る測定値、および前記第2のタイミングで受光された光
    の受光量に対応する基準値を生成し、前記測定値を前記
    基準値に基づいて正規化し、正規化された測定値に基づ
    いて前記対象物までの距離を演算する演算手段とを備え
    ることを特徴とする距離測定装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記受光手段を制御し
    て、前記対象物で反射されたレーザ光が前記受光手段に
    よって受光されていない第3のタイミングで環境光を受
    光させ、 前記演算手段は、前記受光手段によって受光された前記
    環境光の受光量に対応する環境光値を生成し、前記測定
    値および前記基準値を前記環境光値に基づいて補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の距離測定装置。
  3. 【請求項3】 前記受光手段は、複数の受光デバイスか
    ら構成され、 前記制御手段は、前記レーザ光発生手段を制御してレー
    ザ光を発生させた後に、第1の受光デバイスに、前記レ
    ーザ光の反射光を前記第1のタイミングで受光させ、第
    2の受光デバイスに、前記レーザ光の反射光を、前記第
    1のタイミングと一部重なる前記第2のタイミングで受
    光させ、さらに第3の受光デバイスに、前記環境光を、
    前記レーザ光が前記受光手段によって受光されていない
    第3のタイミングで受光させることを特徴とする請求項
    1に記載の距離測定装置。
  4. 【請求項4】 前記受光手段は、単一の受光デバイスか
    ら構成され、 前記制御手段は、前記レーザ光発生手段を制御して第1
    のレーザ光を発生させた後に、前記受光手段を制御し
    て、前記単一の受光デバイスに、前記第1のレーザ光の
    反射光を前記第1のタイミングで受光させ、前記レーザ
    光発生手段を制御して、第2のレーザ光を発生させた後
    に、前記受光手段を制御して、前記単一の受光デバイス
    に、前記第2のレーザ光の反射光を、前記第2のタイミ
    ングで受光させることを特徴とする請求項1に記載の距
    離測定装置。
  5. 【請求項5】 前記受光手段は、複数の受光デバイスか
    ら構成され、 前記制御手段は、前記レーザ光発生手段を制御してレー
    ザ光を発生させた後に、前記受光手段を制御して、第1
    の受光デバイスで、前記レーザ光の反射光を前記第1の
    タイミングで受光させると共に、第2の受光デバイス
    で、前記レーザ光の反射光を、前記第1のタイミングと
    一部重なる前記第2のタイミングで受光させることを特
    徴とする請求項1に記載の距離測定装置。
  6. 【請求項6】 前記受光手段は、前記対象物の画像情報
    も受光することを特徴とする請求項1に記載の距離測定
    装置。
  7. 【請求項7】 前記受光手段は、複数の受光デバイスか
    ら構成され、前記第1および第2のタイミングで反射光
    を受光する受光デバイスとは独立の受光デバイスで前記
    画像情報を受光する。ことを特徴とする請求項6に記載
    の距離測定装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記第1のタイミング
    で受光される反射光の最大時間長が、前記第2のタイミ
    ングで受光される反射光の最大時間長と等しいか若しく
    は短くなるように、前記受光手段を制御することを特徴
    とする請求項1に記載の距離測定装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のタイミングと第2のタイミン
    グは、同じ時間長であることを特徴とする請求項 8に
    記載の距離測定装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、測定範囲をレーザ光
    が往復するのに要する時間と等しいか、若しくはより長
    い時間、レーザ光が発生されるように、前記レーザ光発
    生手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の距
    離測定装置。
  11. 【請求項11】 レーザ光を用いて対象物までの距離を
    計測する距離測定方法において、 レーザ発生部を制御してレーザ光を発生させるレーザ光
    発生制御ステップと、 前記対象物で反射されたレーザ光を、少なくとも1つの
    受光デバイスから構成される受光部によって第1のタイ
    ミングで受光するように制御する第1の受光制御ステッ
    プと、 前記対象物で反射されたレーザ光を前記受光部によって
    第2のタイミングで受光するように制御する第2の受光
    制御ステップと、 前記第1のタイミングで受光された光の受光量に対応す
    る測定値、および前記第2のタイミングで受光された光
    の受光量に対応する基準値を生成し、前記測定値を前記
    基準値に基づいて正規化し、正規化された測定値に基づ
    いて、前記対象物までの距離を演算する演算ステップと
    を含むことを特徴とする距離測定方法。
  12. 【請求項12】 前記対象物で反射されたレーザ光が、
    前記第1または第2の受光制御ステップの処理によって
    受光されていない第3のタイミングで、前記受光部によ
    って環境光を受光するように制御する第3の受光制御ス
    テップを更に含み、 前記演算ステップの処理では、前記受光部によって受光
    された前記環境光の受光量に対応する環境光値を生成
    し、前記測定値および前記基準値を前記環境光値に基づ
    いて補正することを特徴とする請求項 11に記載の距
    離測定方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の受光制御ステップの処理で
    は、前記レーザ光発生制御ステップの処理においてレー
    ザ光が発生された後に、前記受光部を構成する第1の受
    光デバイスで前記レーザ光の反射光を前記第1のタイミ
    ングで受光するよう制御し、 前記第2の受光制御ステップの処理では、前記受光部を
    構成する第2の受光デバイスで前記レーザ光の反射光
    を、前記第1のタイミングと一部重なる前記第2のタイ
    ミングで受光するよう制御し、 前記第3の受光制御ステップの処理では、前記受光部を
    構成する第3の受光デバイスで前記環境光を、前記レー
    ザ光が前記第1または第2の受光制御ステップの処理に
    よって受光されていない第3のタイミングで受光するよ
    う制御することを特徴とする請求項 11に記載の距離
    測定方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の受光制御ステップの処理で
    は、前記レーザ光発生制御ステップの処理において第1
    のレーザ光が発生された後に、前記受光部を構成する単
    一の受光デバイスで前記第1のレーザ光の反射光を前記
    第1のタイミングで受光するよう制御し、 前記第1の受光制御ステップの処理では、前記レーザ光
    発生制御ステップの処理において第2レーザ光が発生さ
    れた後に、前記単一の受光デバイスで第2のレーザ光の
    反射光を前記第2のタイミングで受光するよう制御する
    ことを特徴とする請求項 11に記載の距離測定方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の受光制御ステップの処理で
    は、前記レーザ光発生制御ステップの処理においてレー
    ザ光が発生された後に、前記受光部を構成する第1の受
    光デバイスで前記レーザ光の反射光を前記第1のタイミ
    ングで受光するよう制御し、 前記第2の受光制御ステップの処理では、前記受光部を
    構成する第2の受光デバイスで前記レーザ光の反射光
    を、前記第1のタイミングと一部重なる前記第2のタイ
    ミングで受光するよう制御することを特徴とする請求項
    11に記載の距離測定方法。
  16. 【請求項16】 前記第1および第2のタイミングで反
    射光を受光する受光デバイスとは独立の他の受光デバイ
    スで、前記対象物の画像情報を受光する画像情報受光ス
    テップを更に含むことを特徴とする請求項 11に記載
    の距離測定方法。
  17. 【請求項17】 前記第1のタイミングで受光される反
    射光の最大時間長は、前記第2のタイミングで受光され
    る反射光の最大時間長と等しいか若しくは短いことを特
    徴とする請求項 11に記載の距離測定方法。
  18. 【請求項18】 前記第1のタイミングと第2のタイミ
    ングは、同じ時間長であることを特徴とする請求項 1
    7に記載の距離測定方法。
  19. 【請求項19】 前記レーザ光発生制御ステップの処理
    では、測定範囲をレーザ光が往復するのに要する時間と
    等しいか、若しくはより長い時間、レーザ光を発光する
    ようにレーザ発生部を制御することを特徴とする請求項
    11に記載の距離測定方法。
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WO2019172166A1 (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 パイオニア株式会社 走査装置及び測距装置

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