JP2000146165A - 燃焼装置の異常検出装置 - Google Patents

燃焼装置の異常検出装置

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JP2000146165A
JP2000146165A JP10317118A JP31711898A JP2000146165A JP 2000146165 A JP2000146165 A JP 2000146165A JP 10317118 A JP10317118 A JP 10317118A JP 31711898 A JP31711898 A JP 31711898A JP 2000146165 A JP2000146165 A JP 2000146165A
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burner
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Tetsuji Morita
哲司 森田
Shigenobu Okuda
重信 奥田
Takahiko Hyodo
隆彦 兵藤
Mitsuo Sawada
三男 沢田
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Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒胴の長手方向両端部のうち、いずれの端部
側に排気閉塞が生じても、排気閉塞に起因する燃焼異常
をより確実に検出でき、かつ、煤の付着による検出不良
をも極力防止し得る燃焼装置の異常検出装置の提供。 【解決手段】 バーナBにより加熱される熱交換器2
が、バーナBの燃焼室を形成する偏平な筒胴1の上部に
設けられ、燃焼室内の周囲温度を検出する燃焼室温度検
出手段25と、燃焼室温度検出手段25の検出情報に基
づいて、バーナBの燃焼異常を検出する異常検出手段C
とが設けられた燃焼装置の異常検出装置で、燃焼室温度
検出手段25が、筒胴1の横断面における長手方向にお
いて、その中央または略中央に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーナにより加熱
される熱交換器が、前記バーナの燃焼室を形成する偏平
な筒胴の上部に設けられ、前記燃焼室内の周囲温度を検
出する燃焼室温度検出手段と、前記燃焼室温度検出手段
の検出情報に基づいて、前記バーナの燃焼異常を検出す
る異常検出手段とが設けられた燃焼装置の異常検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】このような構成の燃焼装置は、例えば、
ガス瞬間湯沸器などに用いられるもので、従来において
は、熱電対などで構成された燃焼室温度検出手段が、燃
焼室に対してひとつ設けられ、かつ、熱電対に接続する
リード線などの関係から、そのひとつの熱電対が、燃焼
室を形成する筒胴の横断面における長手方向において、
その中央に対していずれか一方の端部側に片寄った位置
に設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような燃焼装置
では、燃焼用空気の不足が偏平な筒胴の長手方向の端部
側で発生する傾向にあり、燃焼用空気の不足が生じると
煤が発生するため、筒胴の上部に設けられた熱交換器の
うち、特に、筒胴の長手方向端部側の熱交換器部分に煤
が付着し易く、その部分で排気閉塞を生じる虞がある。
ところが、従来の装置では、熱電対などの燃焼室温度検
出手段が、上述したように、筒胴の横断面における長手
方向の一方に片寄って設けられていたので、例えば、燃
焼室温度検出手段が、排気閉塞発生側の反対側端部に位
置している場合には、その排気閉塞に起因する燃焼異常
を確実に検出し得ないという問題があった。また、上述
したように、筒胴の長手方向端部側において、特に煤の
発生が多いため、従来の装置では、燃焼室温度検出手段
に煤が付着する可能性が大で、煤が付着するとその煤が
断熱材となって、燃焼室温度検出手段により燃焼室内の
周囲温度を正確に検出できなくなる虞もあった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、筒胴の長手方向両端部のう
ち、いずれの端部側に排気閉塞が生じても、その排気閉
塞に起因する燃焼異常をより確実に検出でき、かつ、煤
の付着による検出不良をも極力防止し得る燃焼装置の異
常検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、燃焼室内の周囲温
度を検出する燃焼室温度検出手段が、バーナの燃焼室を
形成する筒胴の横断面における長手方向において、その
中央または略中央に設けられているので、筒胴の長手方
向両端部のうち、いずれの端部側に排気閉塞が生じて
も、その排気閉塞に起因する燃焼異常をより確実に検出
することができる。つまり、いずれか一方の端部側に排
気閉塞が生じると、その排気閉塞に起因する燃焼異常に
伴なって燃焼室内の周囲温度が上昇する。その場合、排
気閉塞側において温度上昇が顕著となるが、排気閉塞が
生じた側の反対側よりも、中央部の方が温度上昇が大と
なるため、上述した従来のものと比較して、より確実に
燃焼異常を検出することが可能となる。さらに、燃焼室
温度検出手段を筒胴の長手方向の中央または略中央に設
けることで、燃焼室温度検出手段に対する煤の付着も少
なくて、確実な温度検出が可能となり、その結果、例え
ば、ひとつの燃焼室温度検出手段によっても、燃焼室内
の周囲温度に基づくバーナの燃焼異常検出を確実に検出
することができる。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、前記バー
ナが、筒胴の横断面における長手方向に沿う炎孔列と、
その炎孔列に連通する混合気流路と、その混合気流路に
おける前記炎孔列の並び方向のそれぞれに対して混合ガ
スを供給する混合ガス供給部とを備えて構成されている
ので、筒胴の長手方向に沿う炎孔列に対して、その並び
方向の両側から混合ガスを供給することができ、炎孔列
の長手方向に沿って略均一な状態で混合ガスを供給して
均一な燃焼が可能となる。その反面、一方の混合ガス供
給部やそれに連通する混合気流路内に蜘蛛の巣が張った
り、塵埃が付着したりして部分的に封鎖されると、その
封鎖側の炎孔列部分において不完全燃焼を生じ、多量の
煤が発生して排気閉塞が進行する虞があるが、上述した
ように、排気閉塞に起因する燃焼異常をより確実に検出
し、かつ、燃焼室温度検出手段への煤の付着も極力防止
することができる。
【0007】請求項3に記載の発明によれば、前記異常
検出手段が、燃焼室温度検出手段による検出値が、燃焼
室用異常検出値を超えると、バーナが燃焼異常を起こし
ているものと判別するように構成されているので、前記
燃焼室異常検出値を適宜設定することにより、バーナの
燃焼異常を確実に検出して、以後の処置を的確に実行す
ることができる。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、バーナの
燃焼炎の温度を検出する燃焼炎温度検出手段が設けら
れ、前記異常検出手段が、燃焼炎温度検出手段による検
出値が、燃焼炎用異常検出値を超えると、バーナが燃焼
異常を起こしているものと判別するように構成されてい
るので、バーナの不完全燃焼などにより燃焼炎の温度が
低下したり、あるいは、失火したような場合において、
その異常を確実に検出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明にかかる燃焼装置の異常検
出装置をガス瞬間湯沸器に適用した例を図面に基づいて
説明する。このガス瞬間湯沸器は、図1に示すように、
ガスバーナBの燃焼室を形成する筒胴1と、その筒胴1
の上部に設けられたフィンチューブ型の熱交換器2とを
備え、前記筒胴1が、図2に示すように、その横断面形
状において、長方形からなる偏平な形状に構成され、か
つ、前記熱交換器2には、給水路Wiと給湯路Woとが
接続されている。
【0010】前記給水路Wiには、止水弁3、水圧変化
に応動して給水量を調整する水ガバナ4、ならびに、熱
交換器2への給水量とバイパス路Wbを介して出湯路W
oへ分流供給するバイパス水量との比率を調整する分流
弁5が介装され、前記給湯路Woには、フレキシブル管
を介して出湯具6が接続されている。前記ガスバーナB
に燃料ガスを供給するガス供給路Gには、電磁操作式の
遮断弁7、水ガバナ4に連動の連動杆4aの応動に伴っ
て、熱交換器2への通水状態でのみ開く水圧応動弁8、
燃料ガスの供給圧を適正圧に保つガスガバナ9、ならび
に、燃料ガスの供給量を調整する調整弁10が介装され
ている。
【0011】このような構成のガス瞬間湯沸器は、その
作動がコントローラCによって制御され、押しボタン式
の出湯操作具11を押すと、操作マイクロスイッチ12
がONし、同時に、出湯操作具11の押し操作に連動し
て止水弁3が開弁され、水ガバナ4に流入する水圧によ
り水ガバナ4に連動の連動杆4aが水圧応動弁8を開弁
する方向に応動して水圧マイクロスイッチ13をONす
る。操作マイクロスイッチ12と水圧マイクロスイッチ
13がONすると、コントローラCは、点火プラグ14
をスパークさせるとともに、遮断弁7のコイル7aに吸
着電流を流して遮断弁7を開弁する。
【0012】したがって、前記ガスバーナBには、ガス
供給路Gから燃料ガスが供給され、かつ、点火プラグ1
4により点火されて燃焼し、その燃焼時においては、筒
胴1下方に開口の空気取入口15から燃焼用空気が供給
され、ガスバーナBからの排ガスが筒胴1内を通流し
て、上方に開口の排気口16から排出される。このガス
バーナBの燃焼によって、燃焼炎温度検出手段としての
2つの熱電対17a,17bが加熱され、そのうちの一
方の熱電対17aの加熱に伴う起電力によって、コント
ローラCから遮断弁7のコイル7aに吸着電流が流れ続
け、遮断弁7の開弁が維持される。そして、給水路Wi
からの水は、止水弁3や水ガバナ4を通過し、分流弁5
によって分流され、その一部が熱交換器2に流入すると
同時に、残りがバイパス路Wbを介して給湯路Woに流
入し、熱交換器2からの湯に混合されて、適温となった
湯が出湯具6から出湯される。
【0013】この出湯状態において、再び出湯操作具1
1を押すと、その押し操作に連動して止水弁3が閉弁
し、水ガバナ4への水の流入停止に伴って、連動杆4a
が水圧応動弁8を閉弁する方向に応動し、水圧応動弁8
を閉弁してガスバーナBへの燃料ガスの供給を断って燃
焼を停止させる。このガスバーナBの燃焼停止に伴って
熱電対17aの起電力がなくなり、コントローラCが、
遮断弁7のコイル7aへ吸着電流を流すのを停止して遮
断弁7も閉弁され、また、ガスバーナBの燃焼中に失火
した場合にも、熱電対17aの起電力がなくなって遮断
弁7が閉弁され、未燃ガスの噴出が防止される。
【0014】つぎに、ガスバーナBの構成について説明
する。このガスバーナBは、図3に示すように、同じ構
造からなる3枚の偏平で細長い板状バーナ18によって
構成され、各板状バーナ18は、図4に示すように、左
右一対の混合ガス供給部としてのガス供給口19a,1
9bと、各ガス供給口19a,19bに連通する混合気
流路としての左右一対の混合室20a, 20bとを備
え、かつ、上面には2列にわたる炎孔列21が設けられ
ている。そして、その炎孔列21の並び方向の左側のガ
ス供給口19aから流入した混合ガスは、左側の混合室
20a内を通流して、主として炎孔列21の並び方向の
左半分から噴出して燃焼され、右側のガス供給口19b
から流入した混合ガスは、右側の混合室20b内を通流
して、主として炎孔列21の右半分から噴出して燃焼さ
れる。
【0015】このような構成からなる3枚の板状バーナ
18が、互いに所定間隔を隔てて併設されて、3つの部
材からなるバーナホルダ22により固定保持されて、図
2に示すように、各板状バーナ18の炎孔列21が、前
記筒胴1の横断面における長手方向に沿うように配置さ
れている。そして、バーナホルダ22を利用して、ガス
供給路Gに接続のマニホールド23を組み付けることに
より、マニホールド23に取り付けられた合計6個のガ
スノズル24が、各ガス供給口19a,19bに隣接し
て対向し、各ガスノズル24から燃料ガスが吹き込まれ
ると、その際のエゼクタ作用によって周りの空気も一緒
に吸い込まれる。その後、各混合室20a,20b内
で、燃料ガスと空気とが混合されて噴出され、左側の3
つのガス供給口19aから供給された混合ガスは、3枚
の板状バーナ18の炎孔列21において主として左半分
から噴出されて燃焼し、右側の3つのガス供給口19b
から供給された混合ガスは、3枚の板状バーナ18の炎
孔列21において主として右半分から噴出されて燃焼す
る。
【0016】つぎに、ガスバーナBに燃焼異常が起こっ
たり、熱交換器2の排気閉塞に起因して燃焼異常が起こ
ったときに実行される燃焼停止制御について説明する。
まず、ガスバーナBの燃焼異常に関しては、上述のよう
に、ガスバーナBが左右一対のガス供給口19a,19
bや混合室20a,20bを備えているため、燃焼炎温
度検出手段としての熱電対17a,17bが一対、つま
り、2個設けられ、その2個の熱電対17a,17b
が、炎孔列21の長手方向の中央を中心として、振り分
け状に配置されている。また、熱交換器2の排気閉塞に
関しては、筒胴1内の周囲温度を検出する燃焼室温度検
出手段としての別の熱電対25がひとつ設けられ、その
感熱部が、図2に示すように、筒胴1の横断面におい
て、長手方向の中央前面に形成の測温用開口1aに臨む
ように、ブラケット25aを介して筒胴1に取り付けら
れている。さらに、筒胴1の外周近傍の温度が異常高温
になることに基づいて溶断する筒胴用温度ヒューズ26
と、ガスノズル24の近傍の温度が異常高温になること
に基づいて溶断するノズル近傍用温度ヒューズ27も設
けられている。
【0017】燃焼炎温度を検出する両熱電対17a,1
7bのうちのひとつ17aと筒胴1の周囲温度を検出す
る熱電対25とは、図5に示すように、互いに逆極性の
起電力になるように直列に接続されて、その直列接続さ
れた両端部と、その中間接続箇所とが、コントローラC
の入力端子a,b,cに電気的に接続されて、各熱電対
17a,25における起電力の出力の合計値Vtと、燃
焼炎温度を検出する熱電対17aの出力値とが入力され
るように構成されている。燃焼炎温度を検出する他の熱
電対17bは、コントローラCに対して単独で起電力を
検出できるように、電気的に並列接続され、また、筒胴
用温度ヒューズ26とノズル近傍用温度ヒューズ27と
は、直列に接続されてコントローラCに電気的に接続さ
れている。
【0018】なお、筒胴用温度ヒューズ26とノズル近
傍用温度ヒューズ27とは、それぞれ同様の構成であ
り、図示はしないが、両端のそれぞれにリード線を接続
したヒューズ素子を、可撓性および耐熱性を有するチュ
ーブ内に挿入するとともに、チューブの外周の2箇所を
バインダにて束縛してチューブ内に固定する構成となっ
ており、筒胴用温度ヒューズ26は、筒胴1の外周部の
背面側近傍に配置され、ノズル近傍用温度ヒューズ27
は、ガスノズル24の下方近傍に位置するように配置さ
れている。
【0019】そして、コントローラCは、ガスバーナB
の燃焼異常を検出する異常検出手段としても機能し、上
述した熱電対17a,17b,25による起電力の検出
情報などに基づいて燃焼異常を検出するように構成され
ている。つまり、ガス供給口19a,19bから吸入さ
れる燃焼用一次空気の量が異常に少なくなったり、その
燃焼用一次空気中の酸素濃度が異常に低下すると、ガス
バーナBは不完全燃焼を起こして燃焼炎が長くなった
り、燃焼炎が不測に立ち消えたりすることにより、図6
の(イ)に示すように、燃焼炎温度を検出する熱電対1
7aの起電力V1が低下すると、それに伴って各熱電対
17a,25の起電力の合計値Vtが低下して定常運転
用の起電力判別レベルVstを下回ると、コントローラ
Cは、遮断弁7を閉弁してガスバーナBへの燃料ガス供
給を断ってガスバーナBの燃焼を停止させる。すなわ
ち、燃焼炎温度検出手段としての熱電対17aの起電力
が燃焼炎用異常検出値を超えると、コントローラCが、
ガスバーナBが燃焼異常を起こしているものと判別す
る。
【0020】また、左右一対のガス供給口19a,19
bや混合室20a,20bの一方に蜘蛛の巣が張るなど
して、ガスバーナBの炎孔列21の長手方向の両側にお
いて、燃焼状態にアンバランスが生じ、両熱電対17
a,17bの起電力に差が生じると、コントローラC
が、その差に基づいて、その差が予め設定されたバーナ
用異常検出値を超えるに伴って、ガスバーナBが燃焼異
常を起こしているものと判別し、遮断弁7を閉弁してガ
スバーナBの燃焼を停止させる。
【0021】さらに、熱交換器2に排ガス中の燃焼生成
物や塵埃が付着して、熱交換器2の排ガス通路が狭くな
って排気閉塞を生じると、筒胴1内に滞留する排ガスの
量が増加し、筒胴1内の周囲温度が上昇する。このよう
な排気閉塞によって筒胴1内の周囲温度が高くなり、測
温用開口1aから高温の排ガスが流出すると、図6の
(ロ)に示すように、燃焼室温度検出用の熱電対25の
起電力V2が大きくなり、この起電力V2は燃焼炎温度
検出用の熱電対17aの起電力V1とは逆極性であるの
で、両熱電対17a,25の起電力の合計値Vtが低下
する。そして、筒胴1内の周囲温度が異常高温になるこ
とにより、前記合計値Vtが定常運転用の起電力判別レ
ベルVst以下に低下して、燃焼室異常検出値を超える
と、コントローラCが、燃焼異常を起こしていると判別
して、遮断弁7を閉弁してガスバーナBの燃焼を停止さ
せる。
【0022】また、筒胴1内の雰囲気温度が異常高温に
なると、筒胴用温度ヒューズ26が溶断し、ガスバーナ
Bのガス供給口19a,19bに蜘蛛の巣が張ったりし
て、ガスノズル24から噴出した燃料ガスの一部が漏洩
し、その漏洩ガスがガスバーナBの燃焼炎により引火し
て燃焼し、ガスノズル24近傍の温度が異常高温になる
と、ノズル近傍用温度ヒューズ27が溶断する。このよ
うにして、筒胴用温度ヒューズ26が溶断したり、ノズ
ル近傍用温度ヒューズ27が溶断したりすると、コント
ローラCが、遮断弁7を閉弁してガスバーナBの燃焼を
停止させる。
【0023】〔別実施形態〕 (1)先の実施形態では、ガスバーナBを3枚の板状バ
ーナ18により構成した例を示したが、ガスバーナBを
構成する板状バーナ18の枚数は不問であり、1枚の板
状バーナ18で構成することもでき、また、このガスバ
ーナBを使用する燃焼装置としては、ガス瞬間湯沸器に
限るものではなく、ガスストーブなど、種々の燃焼装置
にも適用することができる。さらに、各板状バーナ18
に、ガス供給口19a,19bを2つ設けた例を示した
が、各板状バーナ18に、ガス供給口をひとつだけ設け
て実施することもできる。
【0024】(2)先の実施形態では、燃焼室温度検出
手段としての熱電対25を筒胴1の前面に開口の測温用
開口1aに臨ませた例を示したが、筒胴1の後面に測温
用開口1aを設けて、その開口1aに臨ませることもで
きる。また、熱電対25をひとつだけ設け、そのひとつ
の熱電対25を筒胴1の横断面の長手方向の中央または
略中央に設けた例を示したが、筒胴1の横断面の長手方
向の中央または略中央に上下方向に適当距離隔てて、熱
電対25を2つ設けることもできる。
【0025】(3)先の実施形態では、燃焼炎温度を検
出する熱電対17a,17bを2つ設けた例を示した
が、燃焼炎温度を検出する熱電対をひとつだけ設けて実
施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス瞬間湯沸器の全体構成図
【図2】ガスバーナの燃焼室の横断面図
【図3】ガスバーナの分解斜視図
【図4】板状バーナの平面拡大図と正面拡大図
【図5】制御ブロック図
【図6】起電力の発生状態を示す図
【符号の説明】
1 筒胴 2 熱交換器 17a,17b 燃焼炎温度検出手段 18 バーナ 19a,19b 混合ガス供給部 20a,20b 混合気流路 21 炎孔列 25 燃焼室温度検出手段 C 異常検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 重信 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 兵藤 隆彦 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 沢田 三男 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 Fターム(参考) 3K003 RA01 RA09 3K005 AA05 AA06 AB06 AC02 AC06 AC07 BA05 CA06 DA02 EA02 EB02 TA01 TA02 TA03 TB06 TC04 UA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナにより加熱される熱交換器が、前
    記バーナの燃焼室を形成する偏平な筒胴の上部に設けら
    れ、 前記燃焼室内の周囲温度を検出する燃焼室温度検出手段
    と、 前記燃焼室温度検出手段の検出情報に基づいて、前記バ
    ーナの燃焼異常を検出する異常検出手段とが設けられた
    燃焼装置の異常検出装置であって、 前記燃焼室温度検出手段が、前記筒胴の横断面における
    長手方向において、その中央または略中央に設けられて
    いる燃焼装置の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 前記バーナが、前記筒胴の横断面におけ
    る長手方向に沿う炎孔列と、その炎孔列に連通する混合
    気流路と、その混合気流路における前記炎孔列の並び方
    向のそれぞれに対して混合ガスを供給する混合ガス供給
    部とを備えて構成されている請求項1に記載の燃焼装置
    の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記異常検出手段が、前記燃焼室温度検
    出手段による検出値が、燃焼室用異常検出値を超える
    と、前記バーナが燃焼異常を起こしているものと判別す
    るように構成されている請求項1または2に記載の燃焼
    装置の異常検出装置。
  4. 【請求項4】 前記バーナの燃焼炎の温度を検出する燃
    焼炎温度検出手段が設けられ、前記異常検出手段が、前
    記燃焼炎温度検出手段による検出値が、燃焼炎用異常検
    出値を超えると、前記バーナが燃焼異常を起こしている
    ものと判別するように構成されている請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の燃焼装置の異常検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112747470A (zh) * 2019-10-31 2021-05-04 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 燃烧换热设备及该燃烧换热设备的空燃比自适应方法

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CN112747470A (zh) * 2019-10-31 2021-05-04 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 燃烧换热设备及该燃烧换热设备的空燃比自适应方法

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