JP2000146140A - ごみ焼却排ガス浄化システム - Google Patents

ごみ焼却排ガス浄化システム

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JP2000146140A
JP2000146140A JP10318657A JP31865798A JP2000146140A JP 2000146140 A JP2000146140 A JP 2000146140A JP 10318657 A JP10318657 A JP 10318657A JP 31865798 A JP31865798 A JP 31865798A JP 2000146140 A JP2000146140 A JP 2000146140A
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exhaust gas
dust collector
combustor
refuse
purification system
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JP10318657A
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English (en)
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Kazuhito Koyama
一仁 小山
Masanori Takahashi
正典 高橋
Terufumi Kawasaki
照文 河崎
Osamu Yokomizo
修 横溝
Tsutomu Okuzawa
務 奥沢
Satoru Nomoto
悟 野本
Hitoshi Ishimaru
石丸  等
Michinari Tani
道成 谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste

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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Chimneys And Flues (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ごみ焼却排ガスを燃焼器で再燃焼した燃焼ガス
中に煤塵,塩化水素および前駆体(ポリクロロフェノー
ル等)の三者が存在する場合において、燃焼ガスを冷却
する過程でのダイオキシン再生成の抑制。 【解決手段】アルカリ剤をシステム内に注入すること
で、再燃焼後の燃焼ガス冷却過程におけるダイオキシン
の再生成を抑制し、ダイオキシンを極低レベルに浄化し
たごみ焼却排ガス浄化システムを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却排ガス中
のダイオキシンを低減させる再燃焼器を備えたごみ焼却
ガス浄化システムに係り、特にダイオキシンの再生成防
止に配慮したごみ焼却ガス浄化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、例えば、特願平8
−133098 号出願(参照)の燃料改質装置を備えたごみ
発電システムがある。この発電システムでは、炭化水素
等の原燃料を水素含有ガスに改質する燃料改質装置とし
て、直接熱交換式で無触媒方式燃料改質装置を用いて燃
料を改質し水素含有の燃料に転換し、下流の燃焼器でご
み焼却排ガスをこの水素含有燃料で再燃焼させダイオキ
シンを高温分解するとともに、還元燃焼によりNOxを
低減している。また、同時に再燃焼排ガスの熱回収を行
う効率的な構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、再燃焼排ガス
中の煤塵,塩化水素および前駆体(ポリクロロフェノー
ル等)の三者が残留することによる冷却過程でのダイオ
キシン再生成については十分配慮されていない面が一部
あった。すなわち、焼却炉から排出されるごみ焼却排ガ
スには煤塵,塩化水素,前駆体(ポリクロロフェノール
等)およびダイオキシンが含まれており、そのほとんど
は集塵機にて補集されるが、完全に捕り切れるわけでは
ない。
【0004】たとえば、集塵機出口ガス中の各濃度は煤
塵でおよそ0.01〜0.1g/m3N、塩化水素は数十ppm
、前駆体は数十μg/m3N、ダイオキシンは0.1〜
数百ng−TEQ/m3N 程度が残留する。このような
性状の排ガスを燃焼器によって再燃焼すると、前駆体や
ダイオキシンといった有機化合物は高温場に暴露される
ことで一旦はその99.9% 以上が分解される。
【0005】しかし、ダイオキシン分解後の排ガスを煙
突手前で冷却する過程において、煤塵が触媒となり、塩
化水素や残留した前駆体が再びダイオキシンになるため
に一度低減したダイオキシン濃度が1桁ないし2桁上昇
するケースが生じた。
【0006】本発明の目的は、再燃焼後の燃焼ガス冷却
過程におけるダイオキシンの再生成を抑制することで、
集塵機出口排ガスを燃焼器にて再燃焼させてダイオキシ
ンを高温分解し極低レベルに浄化した状態の排ガスを維
持することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】再燃焼後の燃焼ガス冷却
過程におけるダイオキシンの再生成を抑制する手段とし
て、集塵機出口排ガス中に残留しダイオキシン再生成の
もとになる塩化水素(HCl)の除去および前駆体であ
るポリクロロフェノール(C6mClnOH)の失活化が
ある。従来より、集塵機においてはアルカリ剤である消
石灰すなわち水酸化カルシウム(Ca(OH)2)の粉末を
投入して塩化水素を中和させ、集塵機出口排ガス中の塩
化水素濃度を低下している。
【0008】しかし、ガス状の塩化水素およびポリクロ
ロフェノールに対して水酸化カルシウムは固体状のため
ガス状の塩化水素およびポリクロロフェノールがスルー
して、その中和反応を完遂させることは難しい。そこ
で、新たなアルカリ剤として水酸化ナトリウム(NaO
H),水酸化カリウム(KOH),アンモニア(NH3
などの水溶液を注入することを考えた。
【0009】本発明のごみ焼却ガス浄化システムにおい
てアルカリ剤の注入に適する位置は、大別すると次の4
ヶ所である。
【0010】(1).集塵機出口排ガスを前記燃焼器に導
く排ガス導管内。この場所は集塵機を出た排ガスそのも
のであり、塩化水素濃度およびポリクロロフェノール濃
度が比較的高く除去しやすい。
【0011】(2).燃焼器内。高温場かつ旋回流がある
ため、アルカリ剤との塩化水素およびポリクロロフェノ
ールの両反応が促進される。
【0012】(3).燃焼器から排出される燃焼ガスを流
通させる高温煙道内。滞留時間が数秒と長い高温場であ
り、アルカリ剤との塩化水素およびポリクロロフェノー
ルの両反応が促進される。
【0013】(4).高温煙道から排出される燃焼ガスの
温度を低下させる減温器内、もしくは高温煙道より排出
される燃焼ガスから熱回収する熱交換器内。燃焼ガスの
温度が低下しダイオキシンの再生成が起る場所であり、
アルカリ剤による直接的な再生成抑制が行われる。
【0014】以上の場所に新たなアルカリ剤を注入する
ことで、気体状の塩化水素およびポリクロロフェノール
に気体状のアルカリ剤を接触させて、効果的に塩化水素
を中和する反応(例えば、化1)およびポリクロロフェ
ノールを失活させる反応(化2)を起させることができ
る。
【0015】
【化1】HCl+NaOH⇒NaCl+H2
【0016】
【化2】C6mClnOH+NaOH⇒C6mClnON
a+H2O 式2において、m+n=5である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0018】図1に、本発明のごみ焼却排ガス浄化シス
テムの一実施例を示す。
【0019】本システムは、ごみ1を焼却する焼却炉
3,焼却炉3で発生するごみ焼却排ガス4の温度を調整
する温調器5,温調器5の出口ガス6中の煤塵を捕集す
る集塵機7,集塵機7から排出された集塵機出口排ガス
8を排ガス導管9を通して燃焼器11に送る送風機1
0,排ガス導管9内にアルカリ剤30を注入する注入口
31,注入口31に接続されたアルカリ剤注入ノズル3
2,アルカリ剤30を注入するためのポンプ33,燃料
12と空気13および集塵機出口排ガス8を取り込んで
燃焼させる燃焼器11,燃焼器11で発生した燃焼ガス
14を流通させる高温煙道15,高温煙道15から排出
する燃焼ガス14を噴霧水16により急冷する減温器1
7,減温器出口排ガス18を煙突20に導く排風機1
9、および排風機19からの排出ガス21を大気に放出
する煙突20より構成される。なお、排風機19の排気
容量を大きくすることで、送風機10を削除したシステ
ムとすることも可能である。
【0020】次に本ごみ焼却排ガス浄化システムの動作
について説明する。
【0021】焼却炉3では、ごみ1と空気2が投入され
900℃前後で燃焼し、煤塵や塩化水素およびダイオキ
シンとその前駆体(代表的な物質としてはポリクロロフ
ェノール)を含んだごみ焼却排ガス4が発生する。ごみ
焼却排ガス4は、焼却炉3のダクト3aを経て温調器5
に流入する。温調器5では、温調器5の後流にある集塵
機7に適する温度になるように、ごみ焼却排ガス4の温
度を低下させる。
【0022】この場合、温調器5は熱交換器として当該
システム内の水もしくは空気によってごみ焼却排ガス4
の温度を間接的に低下するものや、ごみ焼却排ガス4中
に水を噴霧して温度を低下させるものがあり、いづれの
方式であってもよい。温調器5の出口ガス6は集塵機7
に流入し、出口ガス6中の煤塵が集塵機7にて補集され
る。集塵機7としては、例えば、電気集塵機,バグフィ
ルター,セラミックフィルター,マルチサイクロン或い
は分粒器等があるが、本実施例では電気集塵機を例にと
り説明する。
【0023】集塵機7では従来およそ280℃前後の温
度で運転されていたが、ダイオキシンの再生成を抑制す
るために最近では200℃程度まで低下して運転するよ
うになっている。集塵機7の入口あるいは集塵機7の直
前では、消石灰(Ca(OH)2)を投入して腐食物質である
塩化水素(HCl)を低減しているが、集塵機出口排ガ
ス8中には数十ppm の塩化水素が残留している。また、
集塵機出口排ガス8中の煤塵濃度はおよそ0.01〜0.
1g/m3N 程度になり、集塵とともにダイオキシンの
一部も捕獲され0.1〜数百ng−TEQ/m3N程度と
なる。一方、ダイオキシンの前駆体は数十μg/m3
程度が残留する。
【0024】このような性状を有する集塵機出口排ガス
8は、送風機10によって排ガス導管9を通して燃焼器
11に供給される。この時、排ガス導管9に設けられた
アルカリ剤30を注入する注入口31およびアルカリ剤
注入ノズル32を通して、ポンプ33によりアルカリ剤
30が排ガス導管9内に注入される。
【0025】本実施例ではアルカリ剤30として水酸化
ナトリウム(NaOH)水溶液を用いるが、水酸化カリ
ウム(KOH),アンモニア水,酢酸などのアルカリ性
物質、または集塵機出口排ガス8中に水分が存在するの
で酸化カルシウム(CaO)でも良い。
【0026】水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液のア
ルカリ剤30は、水溶液単独で微粒化噴霧注入するか、
または空気などの気体を用いた二流体噴霧注入により、
排ガス導管9内に速やかに拡散する方式によって注入さ
れる。排ガス導管9内に注入された水酸化ナトリウム
(NaOH)水溶液は、排ガス導管9内の集塵機出口排
ガス8の保有する熱によって蒸発し、水酸化ナトリウム
(NaOH)が集塵機出口排ガス8中に存在する塩化水
素(HCl)と中和反応を起し、また前駆体であるポリ
クロロフェノールを失活させる反応を起す。
【0027】水酸化ナトリウム(NaOH)の投入量
は、集塵機出口排ガス8中に含まれる塩化水素(HC
l)とポリクロロフェノール(C6mClnOH)との合
計モル数を10%程度超えた値として、塩化水素の除去
およびポリクロロフェノールの失活化を図る。塩化水素
は、中和反応により塩と水に形を変え消滅し、ポリクロ
ロフェノールは水酸基(OH)のHがナトリウムNaに
置換されて失活する。塩化水素が中和され、かつポリク
ロロフェノールが失活した集塵機出口排ガス8は、排ガ
ス導管9を通して燃焼器11へ導入される。
【0028】燃焼器11では灯油などの燃料12と空気
13および集塵機出口排ガス8の三者が燃焼し850℃
前後の燃焼ガス14となる。燃焼ガス14は燃焼器11
の後流に接続された高温煙道15内を数秒間滞留する。
この燃焼器11から高温煙道15までの一連の過程にお
いて、集塵機出口排ガス8に含まれていたダイオキシン
の約99.9% 以上が熱分解される。ダイオキシンが減
少した燃焼ガス14は、高温煙道15の出口に接続され
た減温器17に導かれる。
【0029】減温器17内には噴霧水16が供給され、
燃焼ガス14を850℃から200℃程度まで急冷す
る。燃焼ガス14は、塩化水素が中和され、前駆体のポ
リクロロフェノールが失活しているので、減温器17に
おける冷却過程ではダイオキシンの再生成反応が抑制さ
れ、ダイオキシン濃度の低い減温器出口排ガス18とな
る。この減温器出口排ガス18は、従来にも増して浄化
された排出ガス21として、排風機19によって煙突2
0から大気に放出される。
【0030】本実施例によれば、煙突からの排ガス中の
ダイオキシンを極低濃度に抑制することができるほか、
ダイオキシンを熱分解するので排ガス中のダイオキシン
が付着した灰などの二次処理物が発生しないという効果
がある。また、アルカリ剤を送風機後流の排ガス導入管
に注入するので排ガス導入管以降の排ガス流通経路内が
アルカリ性雰囲気となり、配管の酸腐食が防止できるた
め、高温煙道と減温器との間に熱交換器を設けて燃焼器
に供給する空気あるいは集塵機出口排ガスを加熱し、燃
料使用量を削減してランニングコストを削減することが
可能である。
【0031】本発明の他の実施例を図2に示す。図2の
実施例については、図1と異なる点を中心に述べる。図
2の構成が図1と異なるのは、アルカリ剤30の注入位
置であり、アルカリ剤30を注入する注入口31と、注
入口31に接続されたアルカリ剤注入ノズル32とを燃
焼器11に設けた点である。
【0032】本実施例の動作は、焼却炉3から送風機1
0までは図1の動作に同じであるが、排ガス導管9以降
が異なっている。すなわち、排ガス導管9を流れる流体
は集塵機出口排ガス8のみであり、アルカリ剤30は含
まれない。煤塵,塩化水素,ダイオキシンおよびその前
駆体を含有する集塵機出口排ガス8は、送風機10によ
って排ガス導管9を通して燃焼器11に供給される。こ
の時、燃焼器11に設けられたアルカリ剤30を注入す
る注入口31およびアルカリ剤注入ノズル32を通し
て、ポンプ33によりアルカリ剤30が燃焼器11内に
注入される。
【0033】本実施例ではアルカリ剤30として水酸化
カリウム(KOH)水溶液を用いた。水酸化カリウム
(KOH)水溶液のアルカリ剤30は、水溶液単独で微
粒化噴霧注入するか、または空気などの気体を用いた二
流体噴霧注入により、燃焼器11内に速やかに拡散する
方式によって注入される。燃焼器11では灯油などの燃
料12と空気13および集塵機出口排ガス8の三者が燃
焼し850℃前後の燃焼ガス14となり、塩化水素の中
和される反応と、ポリクロロフェノールが失活する反応
が高温場にて促進される。
【0034】燃焼器11内に注入された水酸化カリウム
(KOH)水溶液は、燃焼器11内の熱によって蒸発す
ると共に燃焼器11内の旋回流によって攪拌され、水酸
化カリウム(KOH)が集塵機出口排ガス8中に存在す
る塩化水素(HCl)と中和反応を起し、また前駆体で
あるポリクロロフェノールを失活させる反応を起す。
【0035】
【化3】HCl+KOH⇒KCl+H2
【0036】
【化4】 C6mClnOH+KOH⇒C6mClnOK+H2O 水酸化カリウム(KOH)の投入量は、集塵機出口排ガ
ス8中に含まれる塩化水素(HCl)とポリクロロフェ
ノール(C6mClnOH)との合計モル数を10%程度
超えた値として、塩化水素の除去およびポリクロロフェ
ノールの失活化を図る。
【0037】塩化水素は、中和反応により塩と水に形を
変え消滅し、ポリクロロフェノールは水酸基(OH)の
HがカリウムKに置換されて失活する。燃焼ガス14は
燃焼器11の後流に接続された高温煙道15内を数秒間
滞留する。この燃焼器11から高温煙道15までの一連
の過程において、集塵機出口排ガス8に含まれていたダ
イオキシンの約99.9% 以上が熱分解される。ダイオ
キシンが減少した燃焼ガス14は、高温煙道15の出口
に接続された減温器17に導かれる。
【0038】減温器17内には噴霧水16が供給され、
燃焼ガス14を850℃から200℃程度まで急冷す
る。燃焼ガス14は、塩化水素が中和され、前駆体のポ
リクロロフェノールが失活しているので、減温器17に
おける冷却過程ではダイオキシンの再生成反応が抑制さ
れ、ダイオキシン濃度の低い減温器出口排ガス18とな
る。この減温器出口排ガス18は、従来にも増して浄化
された排出ガス21として、排風機19によって煙突2
0から大気に放出される。
【0039】本実施例によれば、煙突からの排ガス中の
ダイオキシンを極低濃度に抑制することができるほか、
ダイオキシンを熱分解するので排ガス中のダイオキシン
が付着した灰などの二次処理物が発生しないという効果
がある。また、アルカリ剤を燃焼器に注入するので燃焼
器以降の排ガス流通経路内がアルカリ性雰囲気となり、
配管の酸腐食が防止できるため、高温煙道と減温器との
間に熱交換器を設けて燃焼器に供給する空気あるいは集
塵機出口排ガスを加熱し、燃料使用量を削減してランニ
ングコストを削減することが可能である。さらに、燃焼
器の定期点検時にアルカリ剤注入部および注入部の周辺
についても点検が実施でき、信頼性の面でより安定した
状態が維持できる。
【0040】本発明の他の実施例を図3に示す。図3の
実施例については、図1と異なる点を中心に述べる。図
3の構成が図1と異なるのは、アルカリ剤30の注入位
置であり、アルカリ剤30を注入する注入口31と、注
入口31に接続されたアルカリ剤注入ノズル32とを高
温煙道15に設けた点である。
【0041】ただし、本実施例ではアルカリ剤30の代
わりとして、酸である酢酸(CH3COOH)水溶液37
を用いた場合について述べる。
【0042】本実施例の動作は、焼却炉3から送風機1
0までは図1の動作に同じであるが、排ガス導管9以降
が異なっている。すなわち、排ガス導管9を流れる流体
は集塵機出口排ガス8のみであり、酢酸37は含まれな
い。煤塵,塩化水素,ダイオキシンおよびその前駆体を
含有する集塵機出口排ガス8は、送風機10によって排
ガス導管9を通して燃焼器11に供給される。
【0043】燃焼器11では灯油などの燃料12と空気
13および集塵機出口排ガス8の三者が燃焼し850℃
前後の燃焼ガス14となる。この燃焼ガス14は、燃焼
器11の後流に接続された高温煙道15に流入し、高温
煙道15内を数秒間滞留する。高温煙道15に設けられ
た酢酸水溶液37を注入する注入口31および酸注入ノ
ズル36を通して、ポンプ33により酢酸水溶液37が
高温煙道15内に注入される。
【0044】酢酸水溶液37は、水溶液単独で微粒化噴
霧注入するか、または空気などの気体を用いた二流体噴
霧注入により、高温煙道15内に速やかに拡散する方式
によって注入される。この時、高温煙道15内では、ポ
リクロロフェノールがエステル化して失活する反応が促
進される。高温煙道15内に注入された酢酸(CH3CO
OH)水溶液37は、高温煙道15内の熱によって蒸発
すると共に高温煙道15内の数秒間の滞留時間におい
て、酢酸(CH3COOH)が燃焼ガス14中に存在する
前駆体のポリクロロフェノールを失活させる反応を起
す。
【0045】
【化5】C6mClnOH+CH3COOH⇒C6mCl
nOOCCH3+H2O 酢酸(CH3COOH)の投入量は、集塵機出口排ガス8
中に含まれるポリクロロフェノール(C6mClnOH)
のモル数を10%程度超えた値として、ポリクロロフェ
ノールの失活化を図る。ポリクロロフェノールは水酸基
(OH)がCH3COO に置換されて失活する。この燃
焼器11から高温煙道15までの一連の過程において、
集塵機出口排ガス8に含まれていたダイオキシンの約9
9.9%以上が熱分解される。
【0046】ダイオキシンが減少した燃焼ガス14は、
高温煙道15の出口に接続された減温器17に導かれ
る。減温器17内には噴霧水16が供給され、燃焼ガス
14を850℃から200℃程度まで急冷する。燃焼ガ
ス14は、前駆体のポリクロロフェノールが失活してい
るので、減温器17における冷却過程ではダイオキシン
の再生成反応が抑制され、ダイオキシン濃度の低い減温
器出口排ガス18となる。この減温器出口排ガス18
は、従来にも増して浄化された排出ガス21として、排
風機19によって煙突20から大気に放出される。
【0047】本実施例によれば、煙突からの排ガス中の
ダイオキシンを極低濃度に抑制することができるほか、
ダイオキシンを熱分解するので排ガス中のダイオキシン
が付着した灰などの二次処理物が発生しないという効果
がある。また、ダイオキシンの再生成を抑制できるの
で、高温煙道と減温器との間に熱交換器を設けて燃焼器
に供給する空気あるいは集塵機出口排ガスを加熱し、燃
料使用量を削減してランニングコストを削減することが
可能である。さらに、高温煙道の定期点検時に酸剤注入
部および注入部の周辺についても点検が実施でき、信頼
性の面でより安定した状態が維持できる。
【0048】本発明の他の実施例を図4に示す。図4の
実施例については、図1と異なる点を中心に述べる。図
4の構成が図1と異なるのは、アルカリ剤30の注入位
置であり、アルカリ剤30を注入する注入口31と、注
入口31に接続されたアルカリ剤注入ノズル32とを減
温器17に設けた点であり、特に、噴霧水16中にアル
カリ剤30を注入する場合を例に取り、説明する。
【0049】本実施例の動作は、焼却炉3から送風機1
0までは図1の動作に同じであるが、排ガス導管9以降
が異なっている。すなわち、排ガス導管9を流れる流体
は集塵機出口排ガス8のみであり、アルカリ剤30は含
まれない。煤塵,塩化水素,ダイオキシンおよびその前
駆体を含有する集塵機出口排ガス8は、送風機10によ
って排ガス導管9を通して燃焼器11に供給される。燃
焼器11では灯油などの燃料12と空気13および集塵
機出口排ガス8の三者が燃焼し850℃前後の燃焼ガス
14となる。この燃焼ガス14は、燃焼器11の後流に
接続された高温煙道15に流入し、高温煙道15内を数
秒間滞留する。
【0050】この燃焼器11から高温煙道15までの一
連の過程において、集塵機出口排ガス8に含まれていた
ダイオキシンの約99.9% 以上が熱分解される。ダイ
オキシンが減少した燃焼ガス14は、高温煙道15の出
口に接続された減温器17に導かれる。減温器17内で
は噴霧水16が供給され、燃焼ガス14を850℃から
200℃程度まで急冷すると同時に、ポンプ33により
アルカリ剤30が、噴霧水16と共に減温器17内に注
入される。本実施例ではアルカリ剤30としてアンモニ
ア(NH3)水を用いた。
【0051】アンモニア(NH3)水のアルカリ剤30
は、本実施例のように噴霧水16に混入して注入しても
良いし、水溶液単独で微粒化噴霧注入するか、または空
気などの気体を用いた二流体噴霧注入により、減温器1
7内に速やかに拡散する方式によって注入する。この
時、減温器17内に注入されたアンモニア(NH3)水
は、減温器17内の熱によって蒸発し、アンモニア(N
3)水が燃焼ガス14中に存在する塩化水素(HC
l)と中和反応を起し、また前駆体であるポリクロロフ
ェノールを失活させる反応を起す。
【0052】
【化6】HCl+NH3+H2O⇒HCl+NH4 ++OH
-⇒NH4Cl+H2
【0053】
【化7】C6mClnOH+NH4 ++OH-⇒C6mCl
nO・(NH4)+H2Oアンモニア(NH3)の投入量は、
集塵機出口排ガス8中に含まれる塩化水素(HCl)と
ポリクロロフェノール(C6mClnOH)との合計モル
数を10%程度超えた値として、塩化水素の除去および
ポリクロロフェノールの失活化を図る。塩化水素は、中
和反応により塩と水に形を変え消滅し、ポリクロロフェ
ノールは水酸基(OH)のHがNH4に置換されて失活
する。
【0054】燃焼ガス14は、塩化水素が中和され、前
駆体のポリクロロフェノールが失活しているので、減温
器17における冷却過程ではダイオキシンの再生成反応
が抑制され、ダイオキシン濃度の低い減温器出口排ガス
18となる。この減温器出口排ガス18は、従来にも増
して浄化された排出ガス21として、排風機19によっ
て煙突20から大気に放出される。なお、本実施例で
は、アルカリ剤としてアンモニアの代わりに酸化カルシ
ウム(CaO)を用い、噴霧水16の水との反応から低
粘度のスラリー状の水酸化カルシウム(Ca(OH)2)を
生成し、塩化水素の中和とポリクロロフェノールの失活
の反応を起させることも可能である。
【0055】本実施例によれば、煙突からの排ガス中の
ダイオキシンを極低濃度に抑制することができるほか、
ダイオキシンを熱分解するので排ガス中のダイオキシン
が付着した灰などの二次処理物が発生しないという効果
がある。また、アルカリ剤を高温煙道に注入するので減
温器以降の排ガス流通経路内がアルカリ性雰囲気とな
り、配管の酸腐食が防止できる。さらに、減温器の定期
点検時にアルカリ剤注入部および注入部の周辺について
も点検が実施でき、信頼性の面でより安定した状態が維
持できる。また、アルカリ剤を噴霧水に混入して減温器
内に注入するようにしたので、アルカリ剤注入専用の噴
霧空気が不要となる利点がある。
【0056】本発明のもう一つの実施例を図5に示す。
図5の実施例については、図1と異なる点を中心に述べ
る。図5の構成が図1と異なるのは、減温器17の代わ
りに熱交換器35を設け、熱交換器35の加熱側流体と
して高温煙道15から流出する燃焼ガス14を、また熱
交換器35の被加熱流体として集塵機出口排ガス8を流
し間接的に熱交換したのちに、加熱された集塵機出口排
ガス8を燃焼器11に導入するように、送風機10から
の排ガス導管9を熱交換器35の内部に導入したのちに
燃焼器11に接続した点である。
【0057】本実施例の動作は、焼却炉3から送風機1
0までは図1の動作に同じであるが、排ガス導管9以降
が異なっている。すなわち、排ガス導管9内を流れる集
塵機出口排ガス8は、送風機10を出たのち熱交換器3
5内にて昇温され、燃焼器11に供給される。この時、
排ガス導管9に設けられたアルカリ剤30を注入する注
入口31およびアルカリ剤注入ノズル32を通して、ポ
ンプ33によりアルカリ剤30が送風機10から熱交換
器35までの間の排ガス導管9内を流れる集塵機出口排
ガス8に注入される。アルカリ剤30は、排ガス導管9
内の集塵機出口排ガス8中に含まれる塩化水素を中和反
応により塩と水に形を変えると共に、ポリクロロフェノ
ールを失活させる。
【0058】一方、燃焼器11では灯油などの燃料12
と空気13および集塵機出口排ガス8の三者が燃焼し8
50℃前後の燃焼ガス14となる。燃焼ガス14は燃焼
器11の後流に接続された高温煙道15内を数秒間滞留
する。この燃焼器11から高温煙道15までの一連の過
程において、集塵機出口排ガス8に含まれていたダイオ
キシンの約99.9% 以上が熱分解される。ダイオキシ
ンが減少した燃焼ガス14は、高温煙道15の出口に接
続された熱交換器35に導かれ、集塵機出口排ガス8に
熱を供与し、温度が下がる。
【0059】燃焼ガス14は、塩化水素が中和され、前
駆体のポリクロロフェノールが失活しているので、熱交
換器35における冷却過程ではダイオキシンの再生成反
応が抑制され、ダイオキシン濃度の低い燃焼ガス14と
なる。この燃焼ガス14は、従来にも増して浄化された
排出ガス21として、排風機19によって煙突20から
大気に放出される。
【0060】本実施例によれば、煙突からの排ガス中の
ダイオキシンを極低濃度に抑制することができるほか、
ダイオキシンを熱分解するので排ガス中のダイオキシン
が付着した灰などの二次処理物が発生しないという効果
がある。また、アルカリ剤を排ガス導管に注入するので
排ガス導管以降の排ガス流通経路内がアルカリ性雰囲気
となり、配管の酸腐食が防止できる。また、熱交換器を
設けたことにより、燃焼器に供給する熱量が増えるの
で、燃料使用量が削減できランニングコストが削減でき
る利点がある。本実施例における熱交換器として、燃焼
器の空気あるいは必要に応じて水蒸気などの熱交換器も
付加することでさらに燃料使用量が削減できる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、アルカリ剤をシステム
内に注入することで、再燃焼後の燃焼ガス冷却過程にお
けるダイオキシンの再生成を抑制できるので、集塵機出
口排ガスを燃焼器にて再燃焼させてダイオキシンを高温
分解し極低レベルに浄化したごみ焼却排ガス浄化システ
ムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるごみ焼却排ガス浄化シ
ステムの構成図。
【図2】本発明の一実施例であるごみ焼却排ガス浄化シ
ステムの構成図。
【図3】本発明の一実施例であるごみ焼却排ガス浄化シ
ステムの構成図。
【図4】本発明の一実施例であるごみ焼却排ガス浄化シ
ステムの構成図。
【図5】本発明の一実施例であるごみ焼却排ガス浄化シ
ステムの構成図。
【符号の説明】
1…ごみ、2…空気、3…焼却炉、4…ごみ焼却排ガ
ス、5…温調器、6…出口ガス、7…集塵機、8…集塵
機出口排ガス、9…排ガス導管、10…送風機、11…
燃焼器、12…燃料、13…空気、14…燃焼ガス、1
5…高温煙道、16…噴霧水、17…減温器、18…減
温器出口排ガス、19…排風機、20…煙突、21…排
出ガス、30…アルカリ剤、31…注入口、32…アル
カリ剤注入ノズル、33…ポンプ、35…熱交換器、3
6…酸注入ノズル、37…酢酸水溶液。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河崎 照文 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 横溝 修 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 奥沢 務 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 野本 悟 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 石丸 等 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 谷 道成 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 Fターム(参考) 3G081 BC04 3K070 DA05 DA16 DA27 DA38 3K078 AA06 AA10 BA03 BA26 CA02 CA09 CA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ごみを焼却する焼却炉と、前記焼却炉から
    排出されるごみ焼却排ガスに含まれる煤塵を捕集する集
    塵機とを有するごみ焼却排ガス浄化システムにおいて、
    前記集塵機から排出される集塵機出口排ガスを再燃焼さ
    せる燃焼器と、前記集塵機出口排ガスを前記燃焼器に導
    く排ガス導管とを設け、かつ前記排ガス導管内にアルカ
    リ剤を注入することを特徴とするごみ焼却排ガス浄化シ
    ステム。
  2. 【請求項2】ごみを焼却する焼却炉と、前記焼却炉から
    排出されるごみ焼却排ガスに含まれる煤塵を捕集する集
    塵機とを有するごみ焼却排ガス浄化システムにおいて、
    前記集塵機から排出される集塵機出口排ガスを再燃焼さ
    せる燃焼器と、前記集塵機出口排ガスを前記燃焼器に導
    く排ガス導管とを設け、かつ前記燃焼器内にアルカリ剤
    を注入することを特徴とするごみ焼却排ガス浄化システ
    ム。
  3. 【請求項3】ごみを焼却する焼却炉と、前記焼却炉から
    排出されるごみ焼却排ガスに含まれる煤塵を捕集する集
    塵機とを有するごみ焼却排ガス浄化システムにおいて、
    前記集塵機から排出される集塵機出口排ガスを再燃焼さ
    せる燃焼器と、前記集塵機出口排ガスを前記燃焼器に導
    く排ガス導管と、前記燃焼器から排出される燃焼ガスを
    流通させる高温煙道とを設け、かつ前記高温煙道内にア
    ルカリ剤を注入することを特徴とするごみ焼却排ガス浄
    化システム。
  4. 【請求項4】ごみを焼却する焼却炉と、前記焼却炉から
    排出されるごみ焼却排ガスに含まれる煤塵を捕集する集
    塵機とを有するごみ焼却排ガス浄化システムにおいて、
    前記集塵機から排出される集塵機出口排ガスを再燃焼さ
    せる燃焼器と、前記集塵機出口排ガスを前記燃焼器に導
    く排ガス導管と、前記燃焼器から排出される燃焼ガスを
    流通させる高温煙道と、前記高温煙道から排出される燃
    焼ガスの温度を低下させる減温器とを設け、かつ前記減
    温器内にアルカリ剤を注入することを特徴とするごみ焼
    却排ガス浄化システム。
  5. 【請求項5】ごみを焼却する焼却炉と、前記焼却炉から
    排出されるごみ焼却排ガスに含まれる煤塵を捕集する集
    塵機とを有するごみ焼却排ガス浄化システムにおいて、
    前記集塵機から排出される集塵機出口排ガスを再燃焼さ
    せる燃焼器と、前記集塵機出口排ガスを前記燃焼器に導
    く排ガス導管と、前記燃焼器から排出される燃焼ガスを
    流通させる高温煙道と、前記高温煙道より排出される燃
    焼ガスから熱回収する熱交換器とを設け、かつ前記熱交
    換器内にアルカリ剤を注入することを特徴とするごみ焼
    却排ガス浄化システム。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれか1項記載のごみ
    焼却排ガス浄化システムにおいて、アルカリ剤として水
    酸化ナトリウム(NaOH),水酸化カリウム(KO
    H),水酸化カルシウム(Ca(OH)2),アンモニア(N
    3),酸化カルシウム(CaO)のいずれか一つまたは複
    数の組み合わせの物質を用いることを特徴とするごみ焼
    却排ガス浄化システム。
  7. 【請求項7】請求項1から5のいずれか1項記載のごみ
    焼却排ガス浄化システムにおいて、アルカリ剤の代わり
    として酢酸(CH3COOH)を用いることを特徴とする
    ごみ焼却排ガス浄化システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101686388B1 (ko) * 2015-07-15 2016-12-28 에스이씨 엘리베이터 가부시키가이샤 무연 소각로 및 이를 이용한 시스템

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