JP2000146101A - 排熱回収ボイラ装置 - Google Patents

排熱回収ボイラ装置

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JP2000146101A
JP2000146101A JP10315081A JP31508198A JP2000146101A JP 2000146101 A JP2000146101 A JP 2000146101A JP 10315081 A JP10315081 A JP 10315081A JP 31508198 A JP31508198 A JP 31508198A JP 2000146101 A JP2000146101 A JP 2000146101A
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JP
Japan
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heat recovery
recovery boiler
exhaust
fin
exhaust heat
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Pending
Application number
JP10315081A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Takenaga
和弘 武永
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービン排気ダクトと排熱回収ボイラ入
口ダクトの間のダクト内でのガス流れのアンバランスに
よる不具合、例えば排熱回収ボイラ内のフィンチューブ
管群での伝熱性能の低下や応力の増大を防ぐこと。 【解決手段】 ガスタービンの排ガス等の高温のガスの
排気ダクト10と排熱回収ボイラ入口ダクト11を介し
てフィンチューブ管群12が配置された排熱回収ボイラ
を接続する。このとき、通常ガス流れに垂直方向に対し
ては一定の間隔で巻かれるフィンチューブ管群12のフ
ィン仕様について、予想される排ガスGの流れのアンバ
ランスを緩和させるようにフィンチューブの途中でフィ
ン巻き間隔を変更し、フィンチューブ管群12での伝熱
性能の低下や応力の増大を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合発電プラント
及びその他プラントの高温ガスの熱エネルギーを、フィ
ンチューブを用いて熱回収する排熱回収ボイラに係わ
り、特に排熱回収ボイラのフィンチューブ仕様に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下、本発明について、回収熱源がガス
タービンの排ガスとなる複合発電プラントを例に説明す
る。複合発電プラントは、ガスタービン開放サイクル部
と、排熱回収ボイラと、蒸気タービンサイクル部と、発
電機を備えて構成され、高い発電効率を得ることが可能
である。さらにガスタービンは負荷対応性に優れている
ことから急激な電力需要の上昇にも十分対応し得る負荷
追従性をもち、特に高頻度起動停止(DailyStart Stop
以下単にDSSという)運転には有効である。
【0003】図3に複合発電プラントの概略系統図を示
す。図3において、空気供給管1からの燃焼用空気Aと
燃料供給管2からの燃料Fを燃焼器3で混合させて燃焼
させ、その燃焼ガスでガスタービン4を回転させてガス
タービン4による発電を行う。ガスタービン4を回転さ
せた排ガスGは排熱回収ボイラ5の排ガス通路6へ導入
される。
【0004】排熱回収ボイラ5で生成された蒸気は蒸気
タービン7を回転させて蒸気タービンによる発電を行っ
た後、復水器8で復水される。復水器8と排熱回収ボイ
ラ5は低圧給水ポンプ9を介して給水系統で結ばれてい
る。
【0005】図4及び図5には図3に示すガスタービン
4から排熱回収ボイラ5までの排ガス通路6の概略構造
を示す。ガスタービン4の排ガスGはガスタービン排気
ダクト10から排熱回収ボイラ入口ダクト11を通り排
熱回収ボイラ5に到達する。排熱回収ボイラ5にはフィ
ンチューブにより構成されたフィンチューブ管群12が
配置され、排ガスGからの熱回収を行う。
【0006】排熱回収ボイラ5には図4に示すようにフ
ィンチューブ管群12を垂直に配列し、排ガスGが水平
方向に流れる横型と、図5に示すようにフィンチューブ
管群12を水平に配列し、排ガスGが鉛直方向に流れる
竪型がある。
【0007】ここで排熱回収ボイラ5の断面寸法H2
は、ガスタービン排気ダクト10の断面寸法H1に比べ
大きくなることから、排熱回収ボイラ入口ダクト11に
より流路を大きく拡大させている。さらに図5に示す竪
型の排熱回収ボイラでは、排熱回収ボイラ入口ダクト1
1により排ガスGの流れを水平方向から鉛直方向へと9
0度曲げることになる。
【0008】その際、ガス流れのアンバランスによりフ
ィンチューブ管群12での伝熱性能が低下しないよう、
排熱回収ボイラ入口ダクト11の広がり角度θを大きく
しない(約30℃以下)、排熱回収ボイラ入口ダクト1
1の内部に整流板13を挿入する等の対策がとられてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】排ガスGの流路の拡大
または流れの曲がりに対し、排熱回収ボイラ入口ダクト
の広がり角θが大きく、整流板13を挿入しない場合に
は、図6及び図7に示すようなガス流れのアンバランス
がフィンチューブ管群12で生じる。ガス流れのアンバ
ランスはフィンチューブ管群12を通過し、抵抗を受け
ることにより緩和されていく。
【0010】このガス流れのアンバランスは排熱回収ボ
イラ5の伝熱性能を低下させるだけでなく、フィンチュ
ーブ管群12にかかる最大応力を増大させる。そのため
特にガス前流側のフィンチューブ管群12では性能低下
を補うだけの伝熱面の追加や、増大した応力に耐えるよ
うにサポート部材を追加することが必要となってくる。
【0011】そこで、本発明の課題は、ガスタービン排
気ダクトと排熱回収ボイラ入口ダクトの間のダクト内で
のガス流れのアンバランスによる不具合、例えば排熱回
収ボイラ内のフィンチューブ管群での伝熱性能の低下や
応力の増大を防ぐことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決するため、通常ガス流れに垂直方向に対しては一定
の間隔で巻かれるフィンチューブ管群12のフィン仕様
について、予想される排ガスGの流れのアンバランスを
緩和させるようにフィンチューブの途中でフィン巻き間
隔を変更し、フィンチューブ管群12での伝熱性能の低
下や応力の増大を防ぐ。
【0013】すなわち、本発明は、高温ガスの排気ダク
トと排熱回収ボイラ入口ダクトを介して接続されるフィ
ンチューブ管群が配置された排熱回収ボイラ装置におい
て、ガス流れの分布に合わせてガス入口側のフィンチュ
ーブ管群のフィン間隔を変化させる排熱回収ボイラ装置
である。
【0014】より具体的には、ガス流れの方向を水平方
向とする横型排熱回収ボイラにおいては、フィンチュー
ブ管群のフィン間隔を排熱回収ボイラ内の下部で密、上
部で疎とすることができる。また、ガス流れの方向を鉛
直平方向とする竪型排熱回収ボイラにおいては、高温ガ
スの排気ダクトにより近い側の排熱回収ボイラ内のフィ
ンチューブ管群のフィン間隔を密とし、高温ガスの排気
ダクトにより遠い側の排熱回収ボイラ内のフィンチュー
ブ管群のフィン間隔を疎とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる排熱回収ボ
イラ入口ダクト及びフィンチューブ仕様の実施の形態を
図を用いて説明する。図1には横型排熱回収ボイラ入口
部の概略構造を示す。ガスタービン排気ダクト10と排
熱回収ボイラ5を接続する排熱回収ボイラ入口ダクト1
1の広がり角度θを約45度とすることで、排熱回収ボ
イラ入口ダクト11の長さLを短くしている。
【0016】このとき、ガスタービン排気ダクト10と
排熱回収ボイラ入口ダクト11の底壁はほぼ同等の高さ
位置にあるものとするので、前記接続ダクトの広がり角
度θは上側の排熱回収ボイラ入口ダクト11の傾斜角度
である。
【0017】上記した構成であるため、排ガスGの流れ
は排熱回収ボイラ5内では下部に偏って流れやすくなる
ことから、フィンチューブ管群12のフィン間隔を排熱
回収ボイラ5内の下部(B部)で密、上部(C部)で疎
とする。これによりフィンチューブ管群12の下部での
ガス流れに対する抵抗が増し、上部で減ることから、排
ガスGの流れのアンバランスが緩和される。
【0018】従ってフィンチューブ管群12の管外にお
ける伝熱性能の低下は抑制され、伝熱面の追加は不要と
なる。またフィンチューブ管群12への応力は均一化さ
れ、サポート部材の追加は不要となる。
【0019】図2に示す例は竪型排熱回収ボイラ入口部
の概略構造である。ガスタービン排気ダクト10と排熱
回収ボイラ入口ダクト11内での排ガスGの流路断面は
広がり、かつ排ガスGの流れが水平方向から鉛直方向へ
変わる。そのため排ガスGの流れは曲がりの中心方向に
偏って流れやすくなる。
【0020】このため、ガスタービン排気ダクト10に
より近い側の排熱回収ボイラ5内のフィンチューブ管群
12(D部)のフィン間隔を密とし、ガスタービン排気
ダクト10により遠い側の排熱回収ボイラ5内のフィン
チューブ管群12(E部)のフィン間隔で疎とする。
【0021】これによりフィンチューブ管群12のD部
でのガス流れに対する抵抗が増し、E部で減ることか
ら、排ガスGの流れのアンバランスが緩和される。従っ
てフィンチューブ管群12の管外における伝熱性能の低
下は抑制され、伝熱面の追加は不要となる。またフィン
チューブ管群12への応力は均一化され、サポート部材
の追加は不要となる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、整流板13の挿入やフ
ィンチューブ管群12の伝熱面やサポート部材の追加を
行うことなく、排熱回収ボイラ入口ダクト11の角度θ
を大きくし、長さLを短縮する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である横型排熱回収ボイラ
入口ダクト部の構造図である。
【図2】 本発明の一実施例である竪型排熱回収ボイラ
入口ダクト部の構造図である。
【図3】 複合発電プラントの概略系統図である。
【図4】 従来の横型排熱回収ボイラ入口ダクト部の構
造図である。
【図5】 従来の竪型排熱回収ボイラ入口ダクト部の構
造図である。
【図6】 従来の横型排熱回収ボイラのフィンチューブ
管群部での流速分布を示すグラフである。
【図7】 従来の竪型排熱回収ボイラのフィンチューブ
管群部での流速分布を示すグラフである。
【符号の説明】
1 空気供給管 2 燃料供給管 3 燃焼器 4 ガスタービン 5 排熱回収ボイラ 6 排ガス通路 7 蒸気タービン 8 復水器 9 低圧給水ポンプ 10 ガスタービン
排気ダクト 11 排熱回収ボイラ入口ダクト 12 フィンチュー
ブ管群 13 整流板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温ガスの排気ダクトと排熱回収ボイラ
    入口ダクトを介して接続されるフィンチューブ管群が配
    置された排熱回収ボイラ装置において、 ガス流れの分布に合わせてガス入口側のフィンチューブ
    管群のフィン間隔を変化させることを特徴とした排熱回
    収ボイラ装置。
  2. 【請求項2】 ガス流れの方向を水平方向とする横型排
    熱回収ボイラにおいては、フィンチューブ管群のフィン
    間隔を排熱回収ボイラ内の下部で密、上部で疎とするこ
    とを特徴とする請求項1記載の排熱回収ボイラ装置。
  3. 【請求項3】 ガス流れの方向を鉛直平方向とする竪型
    排熱回収ボイラにおいては、高温ガスの排気ダクトによ
    り近い側の排熱回収ボイラ内のフィンチューブ管群のフ
    ィン間隔を密とし、高温ガスの排気ダクトにより遠い側
    の排熱回収ボイラ内のフィンチューブ管群のフィン間隔
    を疎とすることを特徴とする請求項1記載の排熱回収ボ
    イラ装置。
JP10315081A 1998-11-05 1998-11-05 排熱回収ボイラ装置 Pending JP2000146101A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106524510A (zh) * 2016-10-20 2017-03-22 天津理工大学 一种锅炉烟气余热回收利用装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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