JP2000145833A - 電磁ディスクブレーキ - Google Patents

電磁ディスクブレーキ

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JP2000145833A
JP2000145833A JP10323886A JP32388698A JP2000145833A JP 2000145833 A JP2000145833 A JP 2000145833A JP 10323886 A JP10323886 A JP 10323886A JP 32388698 A JP32388698 A JP 32388698A JP 2000145833 A JP2000145833 A JP 2000145833A
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JP
Japan
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iron core
fixed
core
braking
push rod
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JP10323886A
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English (en)
Inventor
Kazuo Hikari
和男 光
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SANYO KOGYO KK
Sanyo Industries Ltd
Original Assignee
SANYO KOGYO KK
Sanyo Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付けスペースを要せず出力の大きい電磁デ
ィスクブレーキを提供することにある。 【解決手段】 固定鉄心19と可動鉄心20を有する電磁石
部13と、可動鉄心20に連結されると共に固定鉄心19に軸
心方向に移動可能に挿入保持されたプッシュロッド26
と、を備える。さらに、複数個の非制動用電磁コイル27
…を電磁石部13に組込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁ディスクブレ
ーキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁ディスクブレーキとしては、
図9に示すようなものが公知である。即ち、この電磁デ
ィスクブレーキは、コの字型のキャリパーaと電磁石部
bとからユニットcを形成して、このユニットcを(図
示省略の)取付用固定他部材にフローティングピンを介
して、取付けていた。
【0003】一方のブレーキシューdは調整ネジe等を
介して、コの字型のキャリパーaの一端に付設され、他
方のブレーキシューdはプッシュロッドfの先端に付設
されている。このプッシュロッドfは電磁石部bの可動
鉄心gに固着されると共に、キャリパーaの他端は取付
ボルトhを介して電磁石部bの固定鉄心iに固着連結さ
れている。
【0004】また、電磁石部bは、その固定鉄心iに、
プッシュロッドfを軸心とする1個の非制動用電磁コイ
ルkが埋設されると共に、可動鉄心gを固定鉄心iから
離間させる方向に弾発付勢するスプリングmが設けられ
ている。そして、制動時には、スプリングmの力によっ
て一対のブレーキシューd,dを被制動体であるディス
クjに押し付けて制動し、非制動時には、電磁コイルk
に通電して可動鉄心gを磁力によって固定鉄心i側に吸
引させると共に、一対のブレーキシューd,dをディス
クjから引き離して制動解除するようにしていた。
【0005】また、従来では、制動力(出力)を増加さ
せる設計の必要がある場合は、後述のような手段を講じ
ていた。 1枚のディスクjに対して、2個以上の電磁ディス
クブレーキを配設する。 電磁石部bのスプリングmの力、及び、電磁コイル
kの出力を増大させる。 一対のブレーキシューd,dに対して、複数の電磁
石部b…を配設する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような(従来の)電磁ディスクブレーキでは、十分な
強度と剛性をもったコの字型の大容積のブロック状のキ
ャリパーを必要とし、また、構造も複雑化するという問
題があった。
【0007】また、制動力を上記の手段で増加さ
せる場合は、後述の問題を生じていた。 の場合、電磁ディスクブレーキを増加した分コスト高
となる。また、広い取付けスペースを要するため、取付
けスペースにおいて制限を受けることが多い。 の場合、電磁石部bの製造コストが高くなると共に、
全体的に大型化してしまう。特に、軸心方向に長くなる
ので、取付けスペースにおいて制限を受ける場合が多
い。 の場合、一対のブレーキシューd,dに対して2個の
電磁石部b,bの取付けは可能であるが、それ以上の個
数は構造上取付けが極めて困難であり、取付けスペース
においても大きく制限を受ける。また、作製費用も非常
に高価となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
を解決するために、1個の固定鉄心に、複数個の非制動
用電磁コイルを組込んだものである。
【0009】また、固定鉄心と可動鉄心を有する電磁石
部と、該可動鉄心に連結されると共に上記固定鉄心に軸
心方向に移動可能に挿入保持されたプッシュロッドとを
備え、該プッシュロッドの軸心に対して略均等中心角度
で固定鉄心に複数個の非制動用電磁コイルを配設すると
共に、上記固定鉄心から離間する方向に上記可動鉄心を
弾発付勢する複数個の制動用弾発部材を、上記プッシュ
ロッドの軸心に対して略均等中心角度で固定鉄心に、か
つ、複数個の上記電磁コイルの間位置に配設したもので
ある。
【0010】また、固定鉄心と可動鉄心を有する電磁石
部と、該可動鉄心に連結されると共に上記固定鉄心に軸
心方向に移動可能に挿入保持されたプッシュロッドとを
備え、上記電磁石部と所定間隔をもって板状体を配設
し、該板状体と電磁石部の上記固定鉄心とを連結部材に
て連結一体化すると共に、電磁石部と板状体との間に、
一対のブレーキシュー及び一対のブレーキシューのタン
ジェントフォースを受持するための制動力受持ブラケッ
トを、配設し、該制動力受持ブラケットを固定他部材に
固着し、さらに、上記可動鉄心を上記固定鉄心側に吸引
して接近移動させる複数個の非制動用電磁コイルを、上
記プッシュロッドの軸心に対して略均等中心角度で固定
鉄心に配設したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0012】図1に示す平面図は、巻上機の全体の概略
を示し、1はモータ、2は巻胴(巻上ドラム)、3は電
磁ディスクブレーキであって、モータ1の出力は、カッ
プリング4と減速機5とカップリング6を介して、巻胴
2を回転駆動する。
【0013】図2は図1の要部拡大図であって、巻胴2
はその支軸7が一対の軸受8,9にて回転自在に枢支さ
れている。一方の軸受8は(図1の)カップリング6が
接続される入力軸部7aを枢支し、他方の軸受9は他方
の突出軸部7bを枢支する。
【0014】図3は図2の右側面図であり、この図2と
図3に於て、10はベース台であって、軸受8,9がボル
ト等にて固着されることによって、巻胴2が回転自在に
支持され、ロープを巻胴2に巻取る。また、11は巻胴2
に固着された被制動用のディスクである。ところで、図
1中の減速機5は所望により省略可能な場合もある。
【0015】しかして、図4と図6に示すように、本発
明の電磁ディスクブレーキ3は、1個の固定鉄心19に、
複数個の非制動用電磁コイル27…を組込んだものであ
る。
【0016】具体的に説明すると、この電磁ディスクブ
レーキ3は、固定鉄心19と可動鉄心20を有する上記電磁
石部13と、可動鉄心20に連結されると共に固定鉄心19に
軸心P方向に移動可能に挿入保持されたプッシュロッド
26を備え、電磁石部13と所定間隔をもって板状体32を配
設し、板状体32と電磁石部13の固定鉄心19とを連結部材
35にて連結一体化している。さらに、電磁石部13と板状
体32との間に、一対のブレーキシュー21,21及び一対の
ブレーキシュー21,21のタンジェントフォースを受持す
るための制動力受持ブラケット12が、配設されている。
【0017】図2〜図5に示すように、上記制動力受持
ブラケット12は、平面視に於て、一対の対向板部15a,
15bと、一対の対向板部15a,15bの端部を連結して門
型形状に形成して成る凹溝部18と、一方の対向板部15a
に連設されて基端が固定他部材(図例では軸受9のボデ
ィ9a)に固着されるL字型の脚部16と、を有してい
る。さらに、一対の対向板部15a,15bには、(後述す
る)リテーナ14にて保持されたブレーキシュー21を挿入
するための孔部17,17が夫々設けられている。なお、巻
胴2に付設された上記ディスク11は、軸受9のボディ9
aに固着された制動力受持ブラケット12の凹溝部18に非
接触差込み状態とされる。また、軸受9のボディ9aの
前後壁37,38に前後突出状に一対の制動力受持ブラケッ
ト12, 12(電磁ディスクブレーキ3,3)が固着され
る。
【0018】次に、電磁石部13について説明する。図4
と図6に示すように、電磁石部13の可動鉄心20は、中心
に孔部を有する円盤形状であり、この孔部にプッシュロ
ッド26の先端が連結されている。そして、プッシュロッ
ド26の基端側は、後述の固定鉄心19の挿入孔29に挿入保
持されている。
【0019】電磁石部13の固定鉄心19は、第1部材24と
第2部材25と第3部材28…とから成る。第1部材24は、
円盤形状であって、中心にプッシュロッド26を挿入する
ための孔部29aを有している。また、第2部材25は、中
心にプッシュロッド26を挿入するための孔部29bを有す
ると共に第1部材24と略等しい外径寸法の円盤部25a
と、円盤部25aの外周縁の一部に沿って設けられた鍔部
25bとから成る。また、第3部材28は、第2部材25と略
等しい厚み寸法で短円柱状に形成されている。なお、第
1・第2部材24, 25の孔部29a,29bにて上記挿入孔29
が形成されている。
【0020】しかして、この電磁ディスクブレーキ3
は、電磁石部13の可動鉄心20を固定鉄心19側に吸引して
接近移動させる複数個の非制動用電磁コイル27…が、プ
ッシュロッド26の軸心Pに対して略均等中心角度θで固
定鉄心19に配設されている。
【0021】つまり、複数個の電磁コイル27…を取付け
るために、固定鉄心19の第2部材の円盤部25aには、そ
の孔部29bの中心に対して略均等中心角度θにて複数の
コイル取付孔30…が形成されている。このコイル取付孔
30の内径寸法は、電磁コイル27の外径寸法に略等しく設
定されている。また、上記第3部材28の外径寸法は、電
磁コイル27の内径寸法に略等しく設定されている。
【0022】そして、第1部材24と第2部材25が複数本
のボルト部材33…にて連結一体化されると共に、第2部
材25のコイル取付孔30…に電磁コイル27…を各々嵌入
し、各電磁コイル27…の孔に第3部材28…を嵌入してボ
ルト部材34…にて第1部材24と連結一体化している。な
お、第1部材24と、第2部材25、及び第3部材28は一体
物でも良い。
【0023】さらに、電磁ディスクブレーキ3は、固定
鉄心19から離間する方向に可動鉄心20を弾発付勢する複
数個の制動用弾発部材36…(コイルスプリング)が、プ
ッシュロッド26の軸心Pに対して略均等中心角度θで固
定鉄心19に、かつ、複数個の電磁コイル27…の間位置に
配設されている。
【0024】つまり、複数個の弾発部材36…を取付ける
ために、固定鉄心19の第2部材25の円盤部25aには、そ
の孔部29bの中心に対して略均等中心角度θにて、か
つ、複数のコイル取付孔30…の間位置に貫孔31…が形成
されている。また、第1部材24には、上記貫孔31…に対
応する位置に凹部39…が設けられると共に、各凹部39…
に連通するネジ孔が形成されている。そして、両端に押
圧片40,40が装着された弾発部材36を第2部材25の貫孔
31に挿入すると共に、第1部材24の上記ネジ孔に調整ネ
ジ41を螺着している。この調整ネジ41の螺進退によっ
て、弾発部材36の可動鉄心20への弾発力を調整する。
【0025】なお、本実施の形態では、 120°の略均等
中心角度θで、3個の電磁コイル27…と3個の弾発部材
36…が固定鉄心19に設けられている場合を例示してい
る。
【0026】図4と図7に示すように、板状体32は、ブ
レーキシュー取付用調整ボルト42を螺着させるネジ孔43
を有し、制動力受持ブラケット12を挟んで電磁石部13の
反対側に配設され、連結部材35,35にて電磁石部13の固
定鉄心19と連結一体化されている。さらに詳しくは、図
4と図6と図7に示すように、板状体32外側の上下角部
と、固定鉄心19の第2部材25の鍔部25bの上下角部と
が、への字型のスペーサ44,44を介して複数本のボルト
部材にて連結されている。
【0027】また、制動力受持ブラケット12と可動鉄心
20は、板状体32と電磁石部13の固定鉄心19の間に設けら
れたガイド杆45にて、スライド自在に挿通されている。
また、板状体32と制動力受持ブラケット12のネジ孔に
は、左右エアギャップ均等化用ボルト46が螺着されてい
る。なお、図7に於て、上下一対のネジ孔32a,32a
は、上記ガイド杆45を螺着するためのものであり、ま
た、上下の小さいネジ孔32b,32bは、上記ボルト46を
螺着するためのものである。
【0028】また、図4に示すように、プッシュロッド
26の先端及び上記調整ボルト42の先端には、求心継手4
7,47及びリテーナ14,14を介して、首振可能にブレー
キシュー21,21が夫々取付けられている。求心継手47
は、球面凹部を有する球面雌部(受皿部)47bと、ボル
ト部材にてプッシュロッド26先端(又は調整ボルト42先
端)に保持されると共に球面凸部を有する球面雄部(雄
皿部)47aとから成り、この求心継手47にてブレーキシ
ュー本体部23が首振自在であって、ディスク11に均等に
パット部22が接触する。なお、求心継手47の他に、球面
継手乃至首振継手を用いるのも良い。
【0029】また、ブレーキシュー21は、ディスク11
(被制動体)に直接的に接触するパット部22と、これを
固着した本体部23と、から成り、夫々矩形状として、重
ね合わされて一体化されている。そして、ブレーキシュ
ー21の本体部23がリテーナ14にて求心継手47の球面雌部
47b側に密着保持されている。
【0030】図4と図8の(イ)(ロ)(ハ)に示すよ
うに、薄板にて形成されたリテーナ14は、円形孔48aを
有する基板部48と、円形孔48aの開口端縁から基板部48
と直交方向に突設されて先端側が内径方向へ折曲形成さ
れた相互に対向する二対のL字型押え片49…と、基板部
48外周縁の対向する二辺から押え片49…と反対側にかつ
基板部48と直交方向に設けられると共に先端縁にU字状
の弯曲部50a,50aを有する一対の挾持板部50,50と、
基板部48外周縁の他の二辺に連設された突片51,51と、
を有している。
【0031】そして、一対の挾持板部50,50の間にブレ
ーキシュー21の本体部23を嵌め込んで弯曲部50a,50a
にて抱え状に保持すると共に、この本体部23とリテーナ
14の押え片49…との間に求心継手47を嵌め込んで保持し
ている。なお、求心継手47の球面雄部47aは、予めプッ
シュロッド26先端(又は調整ボルト42先端)にボルトに
て取付けておく。
【0032】このようにして、ディスク11の両側に一対
のブレーキシュー21,21が、制動力受持ブラケット12の
孔部17,17に挿通状に配設される。このとき、図5に示
した制動力受持ブラケット12の孔部17の摺接面17a,17
aにブレーキシュー21の側面が当接して、制動時のタン
ジェントフォースが摺接面17a,17aにて受持される。
なお、本発明に於て、タンジェントフォースとは、図3
と図4に示す如く、被制動体であるディスク11を押圧す
るブレーキシュー21,21が、制動時にディスク11から受
ける力の内で、ディスク11の走行運転方向(矢印F方
向)の力をいう。図4に於ては、タンジェントフォース
は紙面と直交する方向である。
【0033】このように構成された本発明の巻上機用制
動装置は、通常時は、電磁石部13に設けられた弾発部材
36…によって可動鉄心20が固定鉄心19から離間する方向
に弾発付勢され、それによって一対のブレーキシュー2
1,21がディスク11を挾圧して制動する。また、電磁コ
イル27…に通電すれば、可動鉄心20が固定鉄心19に吸引
されて、パット部22,22がディスク11から遊離し、非制
動状態となる。
【0034】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、電磁石部13の固定鉄心19に設けられた電
磁コイル27及び弾発部材36は、プッシュロッド26の軸心
Pに対して 180°の略均等中心角度θで各々2個ずつ設
けたり、あるいは90°の略均等中心角度θで各々4個ず
つ設けたりするも自由である。
【0035】また、図9で説明した従来の電磁ディスク
ブレーキに於て、その電磁石部bにはプッシュロッドf
を軸心とする1個の電磁コイルkが固定鉄心iに設けら
れているが、本発明の如く、軸心に対して略均等中心角
度で複数個の電磁コイルを配設することもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。 (請求項1によれば)比較的低コストにて出力の大きい
電磁ディスクブレーキ3を作製することができる。
【0037】(請求項2又は3によれば)電磁ディスク
ブレーキ3の出力を増大させる設計が必要な場合に於
て、プッシュロッド26の軸心P方向(巻胴2の軸心方
向)には長くせずに、径方向へ大型化する設計が可能で
ある。またこれによって、軸心P方向の省スペース化が
図れ、取付けスペースの制限を受け難くなるため、使用
範囲が拡大する。また、比較的低コストにて作製するこ
とができる。
【0038】(請求項2によれば)制動力が増加する。
また、制動時に於て、可動鉄心20の円周略等分配位置を
各弾発部材36…が押圧するので、ブレーキシュー21,21
のパット部22,22がディスク11両面に均等に当接して挾
圧することができる。
【0039】(請求項3によれば)制動時に被制動体
(ディスク11)から受けるタンジェントフォースは、制
動力受持ブラケット12を経由して受けられ、板状体32側
には伝達されないため、板状体32周りの構造を小型化・
軽量化することができる。そして、大きなキャリパー
(図9の符号a)を省略できて、全体として、構造の簡
素化とコンパクト化を図り得る。特に、軸心P方向の寸
法(図4の左右寸法)を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す全体の平面図であ
る。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】右側面図である。
【図4】要部拡大断面図である。
【図5】制動力受持ブラケットを示す半截断面図であ
る。
【図6】電磁コイル及び弾発部材の配置を示す説明図で
ある。
【図7】板状体を示す側面図である。
【図8】リテーナを示す説明図である。
【図9】従来例を示す断面正面図である。
【符号の説明】
12 制動力受持ブラケット 13 電磁石部 19 固定鉄心 20 可動鉄心 21 ブレーキシュー 26 プッシュロッド 27 電磁コイル 32 板状体 35 連結部材 36 弾発部材 P 軸心 θ 略均等中心角度
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月28日(2000.1.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電磁ディスクブレーキ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁ディスクブレ
ーキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁ディスクブレーキとしては、
図9に示すようなものが公知である。即ち、この電磁デ
ィスクブレーキは、コの字型のキャリパーaと電磁石部
bとからユニットcを形成して、このユニットcを(図
示省略の)取付用固定他部材にフローティングピンを介
して、取付けていた。
【0003】一方のブレーキシューdは調整ネジe等を
介して、コの字型のキャリパーaの一端に付設され、他
方のブレーキシューdはプッシュロッドfの先端に付設
されている。このプッシュロッドfは電磁石部bの可動
鉄心gに固着されると共に、キャリパーaの他端は取付
ボルトhを介して電磁石部bの固定鉄心iに固着連結さ
れている。
【0004】また、電磁石部bは、その固定鉄心iに、
プッシュロッドfを軸心とする1個の非制動用電磁コイ
ルkが埋設されると共に、可動鉄心gを固定鉄心iから
離間させる方向に弾発付勢するスプリングmが設けられ
ている。そして、制動時には、スプリングmの力によっ
て一対のブレーキシューd,dを被制動体であるディス
クjに押し付けて制動し、非制動時には、電磁コイルk
に通電して可動鉄心gを磁力によって固定鉄心i側に吸
引させると共に、一対のブレーキシューd,dをディス
クjから引き離して制動解除するようにしていた。
【0005】また、従来では、制動力(出力)を増加さ
せる設計の必要がある場合は、後述のような手段を講じ
ていた。 1枚のディスクjに対して、2個以上の電磁ディス
クブレーキを配設する。 電磁石部bのスプリングmの力、及び、電磁コイル
kの出力を増大させる。 一対のブレーキシューd,dに対して、複数の電磁
石部b…を配設する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような(従来の)電磁ディスクブレーキでは、十分な
強度と剛性をもったコの字型の大容積のブロック状のキ
ャリパーを必要とし、また、構造も複雑化するという問
題があった。
【0007】また、制動力を上記の手段で増加さ
せる場合は、後述の問題を生じていた。 の場合、電磁ディスクブレーキを増加した分コスト高
となる。また、広い取付けスペースを要するため、取付
けスペースにおいて制限を受けることが多い。 の場合、電磁石部bの製造コストが高くなると共に、
全体的に大型化してしまう。特に、軸心方向に長くなる
ので、取付けスペースにおいて制限を受ける場合が多
い。 の場合、一対のブレーキシューd,dに対して2個の
電磁石部b,bの取付けは可能であるが、それ以上の個
数は構造上取付けが極めて困難であり、取付けスペース
においても大きく制限を受ける。また、作製費用も非常
に高価となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
を解決するために、以下のように構成している。すなわ
ち、固定鉄心と可動鉄心を有する電磁石部と、該可動鉄
心に連結されると共に上記固定鉄心に軸心方向に移動可
能に挿入保持されたプッシュロッドと、を備え、該プッ
シュロッドの軸心に対して略均等中心角度で上記固定鉄
心に複数個の非制動用電磁コイルを配設すると共に、上
記固定鉄心から離間する方向に上記可動鉄心を弾発付勢
する複数個の制動用弾発部材を、上記プッシュロッドの
軸心に対して略均等中心角度で上記固定鉄心に於る複数
個の上記電磁コイルの間位置に配設し、かつ、上記電
磁石部と、該電磁石部から所定間隔を隔てて設けた板状
体と、の間に、一対のブレーキシュー及び該ブレーキシ
ューに作用するタンジェントフォースを受持するための
制動力受持ブラケットを、配設し、一方の上記ブレーキ
シューを、求心継手を介して、上記プッシュロッドの先
端に首振り自在に支持させると共に、他方の上記ブレー
キシューを、求心継手を介して、上記板状体に首振り自
在に支持させた。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0010】図1に示す平面図は、巻上機の全体の概略
を示し、1はモータ、2は巻胴(巻上ドラム)、3は電
磁ディスクブレーキであって、モータ1の出力は、カッ
プリング4と減速機5とカップリング6を介して、巻胴
2を回転駆動する。
【0011】図2は図1の要部拡大図であって、巻胴2
はその支軸7が一対の軸受8,9にて回転自在に枢支さ
れている。一方の軸受8は(図1の)カップリング6が
接続される入力軸部7aを枢支し、他方の軸受9は他方
の突出軸部7bを枢支する。
【0012】図3は図2の右側面図であり、この図2と
図3に於て、10はベース台であって、軸受8,9がボル
ト等にて固着されることによって、巻胴2が回転自在に
支持され、ロープを巻胴2に巻取る。また、11は巻胴2
に固着された被制動用のディスクである。ところで、図
1中の減速機5は所望により省略可能な場合もある。
【0013】しかして、図4と図6に示すように、本発
明の電磁ディスクブレーキ3は、1個の固定鉄心19に、
複数個の非制動用電磁コイル27…を組込んだものであ
る。
【0014】具体的に説明すると、この電磁ディスクブ
レーキ3は、固定鉄心19と可動鉄心20を有する上記電磁
石部13と、可動鉄心20に連結されると共に固定鉄心19に
軸心P方向に移動可能に挿入保持されたプッシュロッド
26を備え、電磁石部13と所定間隔をもって板状体32を配
設し、板状体32と電磁石部13の固定鉄心19とを連結部材
35にて連結一体化している。さらに、電磁石部13と板状
体32との間に、一対のブレーキシュー21,21及び一対の
ブレーキシュー21,21のタンジェントフォースを受持す
るための制動力受持ブラケット12が、配設されている。
【0015】図2〜図5に示すように、上記制動力受持
ブラケット12は、平面視に於て、一対の対向板部15a,
15bと、一対の対向板部15a,15bの端部を連結して門
型形状に形成して成る凹溝部18と、一方の対向板部15a
に連設されて基端が固定他部材(図例では軸受9のボデ
ィ9a)に固着されるL字型の脚部16と、を有してい
る。さらに、一対の対向板部15a,15bには、(後述す
る)リテーナ14にて保持されたブレーキシュー21を挿入
するための孔部17,17が夫々設けられている。なお、巻
胴2に付設された上記ディスク11は、軸受9のボディ9
aに固着された制動力受持ブラケット12の凹溝部18に非
接触差込み状態とされる。また、軸受9のボディ9aの
前後壁37,38に前後突出状に一対の制動力受持ブラケッ
ト12, 12(電磁ディスクブレーキ3,3)が固着され
る。
【0016】次に、電磁石部13について説明する。図4
と図6に示すように、電磁石部13の可動鉄心20は、中心
に孔部を有する円盤形状であり、この孔部にプッシュロ
ッド26の先端が連結されている。そして、プッシュロッ
ド26の基端側は、後述の固定鉄心19の挿入孔29に挿入保
持されている。
【0017】電磁石部13の固定鉄心19は、第1部材24と
第2部材25と第3部材28…とから成る。第1部材24は、
円盤形状であって、中心にプッシュロッド26を挿入する
ための孔部29aを有している。また、第2部材25は、中
心にプッシュロッド26を挿入するための孔部29bを有す
ると共に第1部材24と略等しい外径寸法の円盤部25a
と、円盤部25aの外周縁の一部に沿って設けられた鍔部
25bとから成る。また、第3部材28は、第2部材25と略
等しい厚み寸法で短円柱状に形成されている。なお、第
1・第2部材24, 25の孔部29a,29bにて上記挿入孔29
が形成されている。
【0018】しかして、この電磁ディスクブレーキ3
は、電磁石部13の可動鉄心20を固定鉄心19側に吸引して
接近移動させる複数個の非制動用電磁コイル27…が、プ
ッシュロッド26の軸心Pに対して略均等中心角度θで固
定鉄心19に配設されている。
【0019】つまり、複数個の電磁コイル27…を取付け
るために、固定鉄心19の第2部材の円盤部25aには、そ
の孔部29bの中心に対して略均等中心角度θにて複数の
コイル取付孔30…が形成されている。このコイル取付孔
30の内径寸法は、電磁コイル27の外径寸法に略等しく設
定されている。また、上記第3部材28の外径寸法は、電
磁コイル27の内径寸法に略等しく設定されている。
【0020】そして、第1部材24と第2部材25が複数本
のボルト部材33…にて連結一体化されると共に、第2部
材25のコイル取付孔30…に電磁コイル27…を各々嵌入
し、各電磁コイル27…の孔に第3部材28…を嵌入してボ
ルト部材34…にて第1部材24と連結一体化している。な
お、第1部材24と、第2部材25、及び第3部材28は一体
物でも良い。
【0021】さらに、電磁ディスクブレーキ3は、固定
鉄心19から離間する方向に可動鉄心20を弾発付勢する複
数個の制動用弾発部材36…(コイルスプリング)が、プ
ッシュロッド26の軸心Pに対して略均等中心角度θで固
定鉄心19に、かつ、複数個の電磁コイル27…の間位置に
配設されている。
【0022】つまり、複数個の弾発部材36…を取付ける
ために、固定鉄心19の第2部材25の円盤部25aには、そ
の孔部29bの中心に対して略均等中心角度θにて、か
つ、複数のコイル取付孔30…の間位置に貫孔31…が形成
されている。また、第1部材24には、上記貫孔31…に対
応する位置に凹部39…が設けられると共に、各凹部39…
に連通するネジ孔が形成されている。そして、両端に押
圧片40,40が装着された弾発部材36を第2部材25の貫孔
31に挿入すると共に、第1部材24の上記ネジ孔に調整ネ
ジ41を螺着している。この調整ネジ41の螺進退によっ
て、弾発部材36の可動鉄心20への弾発力を調整する。
【0023】なお、本実施の形態では、 120°の略均等
中心角度θで、3個の電磁コイル27…と3個の弾発部材
36…が固定鉄心19に設けられている場合を例示してい
る。
【0024】図4と図7に示すように、板状体32は、ブ
レーキシュー取付用調整ボルト42を螺着させるネジ孔43
を有し、制動力受持ブラケット12を挟んで電磁石部13の
反対側に配設され、連結部材35,35にて電磁石部13の固
定鉄心19と連結一体化されている。さらに詳しくは、図
4と図6と図7に示すように、板状体32外側の上下角部
と、固定鉄心19の第2部材25の鍔部25bの上下角部と
が、への字型のスペーサ44,44を介して複数本のボルト
部材にて連結されている。
【0025】また、制動力受持ブラケット12と可動鉄心
20は、板状体32と電磁石部13の固定鉄心19の間に設けら
れたガイド杆45にて、スライド自在に挿通されている。
また、板状体32と制動力受持ブラケット12のネジ孔に
は、左右エアギャップ均等化用ボルト46が螺着されてい
る。なお、図7に於て、上下一対のネジ孔32a,32a
は、上記ガイド杆45を螺着するためのものであり、ま
た、上下の小さいネジ孔32b,32bは、上記ボルト46を
螺着するためのものである。
【0026】また、図4に示すように、プッシュロッド
26の先端及び上記調整ボルト42の先端には、求心継手4
7,47及びリテーナ14,14を介して、首振可能にブレー
キシュー21,21が夫々取付けられている。求心継手47
は、球面凹部を有する球面雌部(受皿部)47bと、ボル
ト部材にてプッシュロッド26先端(又は調整ボルト42先
端)に保持されると共に球面凸部を有する球面雄部(雄
皿部)47aとから成り、この求心継手47にてブレーキシ
ュー本体部23が首振自在であって、ディスク11に均等に
パット部22が接触する
【0027】また、ブレーキシュー21は、ディスク11
(被制動体)に直接的に接触するパット部22と、これを
固着した本体部23と、から成り、夫々矩形状として、重
ね合わされて一体化されている。そして、ブレーキシュ
ー21の本体部23がリテーナ14にて求心継手47の球面雌部
47b側に密着保持されている。
【0028】図4と図8の(イ)(ロ)(ハ)に示すよ
うに、薄板にて形成されたリテーナ14は、円形孔48aを
有する基板部48と、円形孔48aの開口端縁から基板部48
と直交方向に突設されて先端側が内径方向へ折曲形成さ
れた相互に対向する二対のL字型押え片49…と、基板部
48外周縁の対向する二辺から押え片49…と反対側にかつ
基板部48と直交方向に設けられると共に先端縁にU字状
の弯曲部50a,50aを有する一対の挾持板部50,50と、
基板部48外周縁の他の二辺に連設された突片51,51と、
を有している。
【0029】そして、一対の挾持板部50,50の間にブレ
ーキシュー21の本体部23を嵌め込んで弯曲部50a,50a
にて抱え状に保持すると共に、この本体部23とリテーナ
14の押え片49…との間に求心継手47を嵌め込んで保持し
ている。なお、求心継手47の球面雄部47aは、予めプッ
シュロッド26先端(又は調整ボルト42先端)にボルトに
て取付けておく。
【0030】このようにして、ディスク11の両側に一対
のブレーキシュー21,21が、制動力受持ブラケット12の
孔部17,17に挿通状に配設される。このとき、図5に示
した制動力受持ブラケット12の孔部17の摺接面17a,17
aにブレーキシュー21の側面が当接して、制動時のタン
ジェントフォースが摺接面17a,17aにて受持される。
なお、本発明に於て、タンジェントフォースとは、図3
と図4に示す如く、被制動体であるディスク11を押圧す
るブレーキシュー21,21が、制動時にディスク11から受
ける力の内で、ディスク11の走行運転方向(矢印F方
向)の力をいう。図4に於ては、タンジェントフォース
は紙面と直交する方向である。
【0031】このように構成された本発明の巻上機用制
動装置は、通常時は、電磁石部13に設けられた弾発部材
36…によって可動鉄心20が固定鉄心19から離間する方向
に弾発付勢され、それによって一対のブレーキシュー2
1,21がディスク11を挾圧して制動する。また、電磁コ
イル27…に通電すれば、可動鉄心20が固定鉄心19に吸引
されて、パット部22,22がディスク11から遊離し、非制
動状態となる。
【0032】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、電磁石部13の固定鉄心19に設けられた電
磁コイル27及び弾発部材36は、プッシュロッド26の軸心
Pに対して 180°の略均等中心角度θで各々2個ずつ設
けたり、あるいは90°の略均等中心角度θで各々4個ず
つ設けたりするも自由である。
【0033】以上のように、本発明では、プッシュロッ
ド26の軸心Pに対して略均等中心角度で複数個の電磁コ
イル27…を配置し、その電磁コイル27,27間…に、同様
に、軸心Pに対して略均等中心角度で弾発部材36…を配
置することにより、電磁力とスプリング力をバランスよ
く向上させている。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。(請求項1によれば)電磁デ
ィスクブレーキ3の出力(制動力)を増大させる設計が
必要な場合に於て、プッシュロッド26の軸心P方向(巻
胴2の軸心方向)には長くせずに、径方向へ大型化する
設計が可能である。またこれによって、軸心P方向の省
スペース化が図れ、取付けスペースの制限を受け難くな
るため、使用範囲が拡大する。また、比較的低コストに
出力の大きい電磁ディスクブレーキ3を製作すること
ができる。
【0035】また、制動時に於て、可動鉄心20の円周略
等分配位置を各弾発部材36…が押圧するので、ブレーキ
シュー21,21のパット部22,22がディスク11両面に均等
に当接して挾圧することができる。
【0036】そして、制動時に被制動体(ディスク11)
から受けるタンジェントフォースは、制動力受持ブラケ
ット12を経由して受けられ、板状体32側には伝達されな
いため、板状体32周りの構造を小型化・軽量化すること
ができる。そして、大きなキャリパー(図9の符号a)
を省略できて、全体として、構造の簡素化とコンパクト
化を図り得る。特に、軸心P方向の寸法(図4の左右寸
法)を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す全体の平面図であ
る。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】右側面図である。
【図4】要部拡大断面図である。
【図5】制動力受持ブラケットを示す半截断面図であ
る。
【図6】電磁コイル及び弾発部材の配置を示す説明図で
ある。
【図7】板状体を示す側面図である。
【図8】リテーナを示す説明図である。
【図9】従来例を示す断面正面図である。
【符号の説明】 12 制動力受持ブラケット 13 電磁石部 19 固定鉄心 20 可動鉄心 21 ブレーキシュー 26 プッシュロッド 27 電磁コイル 32 板状体 35 連結部材 36 弾発部材47 求心継手 P 軸心 θ 略均等中心角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の固定鉄心19に、複数個の非制動用
    電磁コイル27…を組込んだことを特徴とする電磁ディス
    クブレーキ。
  2. 【請求項2】 固定鉄心19と可動鉄心20を有する電磁石
    部13と、該可動鉄心20に連結されると共に上記固定鉄心
    19に軸心方向に移動可能に挿入保持されたプッシュロッ
    ド26とを備え、該プッシュロッド26の軸心Pに対して略
    均等中心角度θで固定鉄心19に複数個の非制動用電磁コ
    イル27…を配設すると共に、上記固定鉄心19から離間す
    る方向に上記可動鉄心20を弾発付勢する複数個の制動用
    弾発部材36…を、上記プッシュロッド26の軸心Pに対し
    て略均等中心角度θで固定鉄心19に、かつ、複数個の上
    記電磁コイル27…の間位置に配設したことを特徴とする
    電磁ディスクブレーキ。
  3. 【請求項3】 固定鉄心19と可動鉄心20を有する電磁石
    部13と、該可動鉄心20に連結されると共に上記固定鉄心
    19に軸心方向に移動可能に挿入保持されたプッシュロッ
    ド26とを備え、上記電磁石部13と所定間隔をもって板状
    体32を配設し、該板状体32と電磁石部13の上記固定鉄心
    19とを連結部材35にて連結一体化すると共に、電磁石部
    13と板状体32との間に、一対のブレーキシュー21,21及
    び一対のブレーキシュー21,21のタンジェントフォース
    を受持するための制動力受持ブラケット12を、配設し、
    該制動力受持ブラケット12を固定他部材に固着し、さら
    に、上記可動鉄心20を上記固定鉄心19側に吸引して接近
    移動させる複数個の非制動用電磁コイル27…を、上記プ
    ッシュロッド26の軸心Pに対して略均等中心角度θで固
    定鉄心19に配設したことを特徴とする電磁ディスクブレ
    ーキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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