JP2000145534A - 自動車用電子制御装置 - Google Patents

自動車用電子制御装置

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JP2000145534A
JP2000145534A JP10317649A JP31764998A JP2000145534A JP 2000145534 A JP2000145534 A JP 2000145534A JP 10317649 A JP10317649 A JP 10317649A JP 31764998 A JP31764998 A JP 31764998A JP 2000145534 A JP2000145534 A JP 2000145534A
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rewriting
electronic control
vehicle
electric load
voltage
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JP10317649A
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Koji Onishi
光二 大西
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書換可能ROMのデータ書き換えを書換電圧
が適切でない状態で行ってしまうことを、確実に防止で
きる自動車用電子制御装置を提供する。 【解決手段】 制御プログラム等をフラッシュROMに
記憶した自動車用電子制御装置において、フラッシュR
OMの記憶内容を書き換えるための書換処理(S18
0)を実行している期間中に、自動車に搭載されたスタ
ータモータの通電状態が非通電から通電へ変化したこと
を検出すると(S170:NO)、書換処理の実行を中
止して、その中止の旨を外部に報知する(S190)。
この電子制御装置によれば、「書換処理の実行中に作業
者がスタータモータを誤って作動させたことに伴いフラ
ッシュROMへの書換電圧にノイズが生じて、本当はフ
ラッシュROMのフローティングゲートへ所定量の電子
を注入できなかったにも拘わらず書換処理が正常終了さ
れてしまう」といった不具合を確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
た所定の制御対象を制御する自動車用電子制御装置に関
し、特に、制御対象の制御に用いる制御プログラムや制
御データをオンボード書き換え可能な自動車用電子制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車に搭載されたエンジン
やトランスミッション等の制御対象を制御する自動車用
電子制御装置として、電気的に記憶内容の書き換え(詳
しくは、消去及び書き込み)が可能なフラッシュROM
(フラッシュメモリ)やEEPROM等の読み出し専用
の不揮発性メモリ(以下、書換可能ROMともいう)を
備え、その書換可能ROMに記憶された制御プログラム
や制御データを、当該装置の完成状態で書き換えること
ができるようにした所謂オンボード書き換え可能なもの
が実用化されている。
【0003】即ち、この種の電子制御装置は、通常時に
は、書換可能ROM内の制御プログラム及び制御データ
に従ってエンジン等の制御対象を制御するが、別途接続
された外部装置としてのメモリ書換装置から書き換え指
令を受ける等して、書換条件が成立したと判断すると、
自己の動作モードを書換モードに移行させて、書換可能
ROMの記憶内容を上記メモリ書換装置から送信されて
来る新たなデータに書き換えるための書換処理を実行す
る。
【0004】そして、このようなオンボード書き換え可
能な自動車用電子制御装置によれば、市場への供給後
に、何等かの原因で動作内容(制御内容)を変更しなけ
ればならない事態が起こったとしても、簡単に対応する
ことができる。ところで、フラッシュROMやEEPR
OM等の書換可能ROMにおいて、データの書き換えを
行う際、書換電圧として定められた規格範囲外の電圧で
データの書き換えを行った場合には、新たなデータを正
しく書き込めなかったり、データの保持期間が短くなっ
てしまう可能性がある。
【0005】例えば、この種の書換可能ROMは、メモ
リセルに蓄えられた電荷の有無で情報を記憶しており、
メモリセルとしては、一般的にnチャネルセルが使用さ
れている。そして、メモリセルは、コントロールゲート
とフローティングゲートとの2層構造からなるゲートの
他に、ドレインとソースを備えており、コントロールゲ
ートとドレインとの間に書換電圧が印加されて、フロー
ティングゲートへ電子が注入されることにより、記憶内
容がデータ消去状態としての「1」からデータ書き込み
状態としての「0」になる。このため、書換電圧が適切
な値でないと、フローティングゲートへ所定量の電子が
注入されず、データの保持期間が予め設定された保証期
間よりも短くなってしまったり、製品の保証温度範囲内
の温度変化で記憶データが変化してしまったりする可能
性が生じる。
【0006】そこで、例えば特開平6−272612号
公報には、この種の自動車用電子制御装置では書換可能
ROMの書換電圧が自動車に搭載されたバッテリの電圧
から生成されることに着目して、バッテリの電圧を検出
し、その検出電圧が所定値以下であれば、書換処理を開
始しないようにすることが提案されている。
【0007】また同様に、例えば特開平6−26728
2号公報には、書換可能ROMに供給される書換電圧を
直接検出して、その検出電圧が正常値でなければ、書換
処理を開始しないようにすることが提案されている。そ
して、上記各公報に開示の技術を応用して、書換処理の
実行中にも、バッテリの電圧や書換電圧を検出して、そ
の検出電圧が所定値でなければ、書換処理の実行を中止
し、書換処理を始めからやり直すようにすることも考え
られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報に開示のように、バッテリの電圧や書換電圧をDC
的に検出するようにしただけでは、不十分であり、以下
の問題が懸念される。まず、自動車用電子制御装置にて
書換処理が実行されている最中に、作業者が自動車のヘ
ッドランプやリアデフォッガ等、比較的大きな電流が流
れる電気負荷を誤って作動させてしまうと、その電気負
荷の通電状態が非通電から通電へ変化する時に流れる大
電流(いわゆる突入電流)により、バッテリの電圧が瞬
間的に低下して、書換可能ROMへ書換電圧を供給する
ための電源ラインとグランドライン(0Vのライン)と
の間にノイズ(瞬間的な電圧変動)が発生し、書換可能
ROMのメモリセルのフローティングゲートへ所定量の
電子を注入することができない可能性がある。
【0009】また、自動車用電子制御装置にて書換処理
が実行されている最中に、作業者が自動車のエンジンを
始動させるためのスタータモータやドアロック装置を作
動させるためのドアロックモータ等、インダクタンスを
有する電気負荷を誤って作動させてしまうと、その電気
負荷の通電状態が通電から非通電へ変化する時に発生す
る逆起電圧により、書換可能ROMへ書換電圧を供給す
るための電源ラインとグランドラインとの間にノイズが
発生して、書換可能ROMのメモリセルのフローティン
グゲートへ所定量の電子を注入することができない可能
性がある。
【0010】そして、上記各公報に開示のようにバッテ
リの電圧や書換電圧が正常値であるか否かを判定するた
めには、その判定対象の電圧を、A/D変換器によって
A/D変換したり、コンパレータによって所定の設定電
圧と比較することとなるが、上記のように電気負荷の通
電状態が非通電から通電へ、或いは、通電から非通電へ
と変化することに伴って発生するノイズは、瞬間的であ
るため、A/D変換器やコンパレータによって検知する
ことが困難である。
【0011】よって、自動車用電子制御装置にて書換処
理が実行されている最中に、作業者が前述したような特
定の電気負荷を誤って作動させてしまった場合に、書換
可能ROMのデータが一応正常に書き換えられると、本
当はフローティングゲートへの電子の注入量が所定量に
達していないにも拘わらず、書換処理の最終段階で通常
行われるベリファイチェックの処理(即ち、書換可能R
OMに書き込まれたデータとメモリ書換装置から送信さ
れたデータとが一致しているか否かを検査する処理)で
は正常と判定されてしまい、書換可能ROMのデータ保
持期間が保証期間よりも短くなったり、温度変化で書換
可能ROMの記憶データが変化してしまう可能性を見逃
してしまう。
【0012】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、書換可能ROMのデータ書き換えを書換電
圧が適切でない状態で行ってしまうことを、確実に防止
することのできる自動車用電子制御装置を提供すること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載の本発明の
自動車用電子制御装置は、電気的に記憶内容の書き換え
が可能な読み出し専用の不揮発性メモリ(以下、書換可
能ROMという)を備えており、通常時には、その書換
可能ROMに記憶された制御プログラム及び制御データ
に従って、自動車に搭載された所定の制御対象を制御す
るが、予め定められた書換条件が成立した場合には、書
換可能ROMの記憶内容を外部から送信されて来る新た
なデータに書き換えるための書換処理を行う。
【0014】そして特に、請求項1に記載の自動車用電
子制御装置においては、当該電子制御装置が前記書換処
理を実行している期間中に、検出手段が、自動車に搭載
された特定の電気負荷の通電状態が変化したか否かを検
出し、この検出手段によって前記電気負荷の通電状態の
変化が検出されると、書換処理中止手段が、当該電子制
御装置における書換処理の実行を中止させる。
【0015】つまり、請求項1に記載の自動車用電子制
御装置では、書換処理の実行中に、自動車に搭載された
特定の電気負荷の通電状態が変化したことを検知する
と、書換処理の実行を中止するようにしている。このた
め、特定の電気負荷として、通電状態の変化により書換
可能ROMへの書換電圧(詳しくは、書換可能ROMへ
書換電圧を供給するための電源ラインとグランドライン
との間の電圧)の変動を招く虞がある電気負荷を選択し
ておけば、書換可能ROMのデータ書き換えを書換電圧
が適切でない状態で行ってしまうことを、確実に防止す
ることができる。つまり、当該電子制御装置にて書換処
理が実行されている最中に、作業者が上記特定の電気負
荷を誤って作動させてしまい、書換可能ROMへの書換
電圧の過渡的な変動により本当は書換可能ROMのメモ
リセルのフローティングゲートへ所定量の電子を注入で
きなかったにも拘わらず書換処理が正常終了されてしま
う、といった不具合を確実に防止できるのである。そし
て、その結果、書換可能ROMのデータ保持期間が予め
設定された保証期間よりも短くなってしまったり、製品
の保証温度範囲内の温度変化で書換可能ROMの記憶デ
ータが変化してしまうといった不具合を、未然に防ぐこ
とができる。
【0016】ところで、検出手段は、特定の電気負荷の
通電状態が、非通電から通電へ変化したか否かと、通電
から非通電へ変化したか否かとの、両方又は何れか一方
を検出するように構成することができるが、請求項2に
記載の如く、検出手段は、特定の電気負荷の通電状態が
非通電から通電へ変化したか否かを検出するように構成
すれば、最小限の検出動作で十分な効果を発揮すること
ができる。
【0017】つまり、通常、書換処理の実行が開始され
る時点では、自動車に搭載された電気負荷は作動されて
おらず(通電されておらず)、問題が発生するケースと
しては、書換処理が実行されている最中に作業者が特定
の電気負荷を誤って作動させた場合であり、そのような
誤った操作は、上記特定の電気負荷の通電状態が非通電
から通電へ変化したことにより検出できるからである。
そして更に、その検出時点で書換処理の実行を中止すれ
ば、上記特定の電気負荷がインダクタンスを有する電気
負荷であるとすると、その電気負荷の通電状態が通電か
ら非通電へ変化する時の逆起電圧に起因したノイズによ
って書換可能ROMのメモリセルのフローティングゲー
トへ所定量の電子を注入できなくなる、といった不具合
も未然に防止できるからである。
【0018】次に、請求項3に記載の自動車用電子制御
装置は、請求項1又2に記載の自動車用電子制御装置に
おいて、書換処理中止手段により書換処理の実行が中止
されたことを、外部へ報知する報知手段を備えている。
そして、この報知手段を備える請求項3に記載の自動車
用電子制御装置によれば、作業者は、書換処理が中止さ
れたことを容易に知ることができ、延いては、書換可能
ROMの記憶内容を書き換えるための作業を確実にやり
直すことができる。
【0019】尚、検出手段が通電状態の変化を検出する
特定の電気負荷としては、請求項4に記載のように、イ
ンダクタンスを有する電気負荷が有効である。つまり、
インダクタンスを有する電気負荷の通電状態が通電から
非通電へ変化する時には、自動車に搭載されたバッテリ
の電圧よりも非常に大きな逆起電圧が発生して、書換可
能ROMへ書換電圧を供給するための電源ラインとグラ
ンドラインとの間にノイズが発生する可能性が高いため
である。
【0020】そして特に、上記特定の電気負荷として
は、請求項5に記載のように、自動車のエンジンを始動
させるためのスタータモータを選択することが望まし
い。つまり、スタータモータは、インダクタンスを有す
る電気負荷であることと、他の電気負荷のように特定の
操作スイッチで作動されるのではなく、自動車のイグニ
ッションキーの操作によって作動されるため、作業者に
より誤作動されてしまい易いからである。
【0021】また、上記特定の電気負荷は1つに限ら
ず、複数であっても良い。つまり、検出手段は、複数の
電気負荷の各々について通電状態が変化したか否かを検
出し、その何れかの電気負荷の通電状態が変化したと検
出された場合に、書換処理中止手段が、書換処理の実行
を中止するように構成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を用いて説明する。まず図1は、自動車(車
両)に搭載されて内燃機関型エンジンの制御を行う、実
施形態の自動車用電子制御装置(以下、ECUという)
2の構成を表すブロック図である。
【0023】図1に示すように、ECU2は、エンジン
の運転状態を検出する様々なセンサ4からの信号を入力
して、その信号を波形整形したりレベル変換して出力す
る入力回路6と、入力回路6からのセンサ信号等に基づ
き、エンジンを制御するための様々な処理を行うマイク
ロコンピュータ(以下、マイコンという)8と、マイコ
ン8からの制御信号に応じて、エンジンに取付けられた
燃料噴射装置(インジェクタ)や点火装置(イグナイ
タ)等のアクチュエータ10を駆動する出力回路12
と、外部装置としてのメモリ書換装置14との間でデー
タ通信を行うための通信回路16と、車両のイグニッシ
ョンスイッチ17のオンに伴い供給されるバッテリBT
の電圧(以下、バッテリ電圧という)VB を受けて、マ
イコン8を始めとする当該ECU2内の各部に動作電圧
(例えば5V)VCCを供給すると共に、後述するフラッ
シュROM22の記憶内容を書き換える際に必要な書換
電圧VPPをマイコン8からの要求信号Qに応じて出力す
る電源回路18とを備えている。
【0024】尚、電源回路18は、イグニッションスイ
ッチ17がオンされて上記動作電圧VCCの供給を開始し
てから、その動作電圧VCCが安定すると見なされる所定
時間だけマイコン8へリセット信号を出力する、所謂パ
ワーオンリセット機能も有している。また、バッテリB
Tのマイナス側端子(−)は、ボディアースされている
(即ち、車両のボディに接続されている)。
【0025】そして、マイコン8には、プログラムに従
い動作する周知のCPU(中央演算処理装置)20と、
CPU20を動作させるのに必要なプログラム(詳しく
は、そのプログラムを構成するデータ)やそのプログラ
ムの実行時に参照されるデータを記憶する不揮発性のフ
ラッシュROM22及びマスクROM24と、CPU2
0による演算結果等を一時的に記憶するための揮発性の
RAM26と、入力回路6,出力回路12,通信回路1
6,及び電源回路18との間で信号やデータをやり取り
するためのI/O28と、各種レジスタ(図示省略)と
が備えられている。
【0026】ここで、フラッシュROM22は、上記書
換電圧VPPが供給された状態で電気的に記憶内容の消去
及び書き込みが可能な読み出し専用の不揮発性メモリ
(書換可能ROM)である。そして、このフラッシュR
OM22には、エンジンを制御するためのプログラム
(以下、エンジン制御プログラムという)と、そのエン
ジン制御プログラムの実行時に参照されるエンジン制御
用の制御データとが記憶されている。尚、フラッシュR
OM22には、ECU2の製造工程においてマイコン8
がECU2へ実装されてから、該当するエンジン制御プ
ログラム及び制御データが書き込まれるが、ここでは、
エンジン制御プログラム及び制御データが既に書き込ま
れているものとする。
【0027】これに対して、マスクROM24は、記憶
内容の書き換えが不可能な読み出し専用の不揮発性メモ
リである。そして、このマスクROM24には、マイコ
ン8のリセット解除直後に実行されるブートプログラム
が予め記憶されている。一方、当該ECU2には、フラ
ッシュROM22に書き込まれているエンジン制御プロ
グラムや制御データを新たな内容に書き換える際に、メ
モリ書換装置14が接続される。
【0028】そして、図1に示すように、ECU2とメ
モリ書換装置14は、車両内に予め配設された接続用コ
ネクタ30aにメモリ書換装置14側の接続用コネクタ
30bが嵌合されることにより、互いに接続される。即
ち、上記両接続用コネクタ30a,30bが嵌合される
と、ECU2側の通信用バスライン32aとメモリ書換
装置14側の通信用バスライン32bとが接続されて、
ECU2のマイコン8は、通信回路16及び通信用バス
ライン32a,32bを介して、メモリ書換装置14と
データ通信可能になる。そして更に、上記両接続用コネ
クタ30a,30bが嵌合されると、メモリ書換装置1
4にもバッテリ電圧VB が動作用電源として供給され
る。
【0029】また、図1に示すように、本実施形態のE
CU2が搭載される車両において、エンジンを始動させ
るためのスタータモータ36のプラス側端子は、スター
タスイッチ34を介してバッテリBTのプラス側端子
(+)に接続される。そして、スタータモータ36のマ
イナス側端子は、予めボディアースされている。よっ
て、車両のキーが捻り操作されてスタータスイッチ34
がオンされると、スタータモータ36への通電が行われ
て、エンジンが始動のためにクランキングされることと
なる。
【0030】また、スタータモータ36のプラス側端子
とECU2の入力回路6との間には、信号線38が配設
されており、入力回路6は、信号線38の電圧を動作電
圧VCCに適合する論理信号(Low レベルが0Vで、High
レベルが動作電圧VCCである論理信号)に変換して、そ
の論理信号をスタータスイッチ34のオン/オフ状態
(換言すれば、スタータモータ36の通電/非通電)を
示すスタータ信号としてマイコン8へ出力する。
【0031】尚、入力回路6において、信号線38の電
圧をスタータ信号としての論理信号に変換する回路部分
は、例えば図2に示すように構成されている。即ち、入
力回路6は、一端が信号線38に接続された電流制限用
の保護抵抗Raと、保護抵抗Raの信号線38側とは反
対側の端部とECU2内のグランドライン(0Vのライ
ン)との間に接続されたプルダウン用抵抗Rbと、EC
U2内のグランドラインにアノードが接続され、保護抵
抗Raの信号線38側とは反対側の端部にカソードが接
続された保護用ダイオードDaと、保護抵抗Raの信号
線38側とは反対側の端部にアノードが接続され、動作
電圧VCCにカソードが接続された保護用ダイオードDb
とを備えている。そして、この回路部分では、スタータ
スイッチ34がオフ状態で、スタータモータ36が通電
されていない場合には、プルダウン用抵抗Rbにより、
Low レベルの論理信号がマイコン8へ出力される。ま
た、スタータスイッチ34がオン状態で、スタータモー
タ36が通電されている場合には、信号線38の電圧が
バッテリ電圧VB となるが、その電圧は、保護用ダイオ
ードDbによってほぼ動作電圧VCCにクランプされ、Hi
ghレベルの論理信号としてマイコン8へ出力されること
となる。
【0032】このようなECU2において、マイコン8
は、リセットが解除されて初期状態から動作を開始する
と、最初にマスクROM24内のブートプログラムを実
行する。そして、メモリ書換装置14が接続されていな
い通常時には、そのブートプログラムにてフラッシュR
OM22内のエンジン制御プログラムをコールして、エ
ンジンを制御するためのエンジン制御処理を行う。
【0033】また、マイコン8は、ブートプログラムの
実行時に、後述する書換条件が成立していると判断する
と、メモリ書換装置14から送信されて来る書換プログ
ラムを受信してRAM26へロード(転送)する。そし
て、その書換プログラムをRAM26上で実行すること
により、フラッシュROM22内のエンジン制御プログ
ラム及び制御データの一部又は全部をメモリ書換装置1
4から送信されて来る新たなデータ(即ち、新たなエン
ジン制御プログラムを構成するデータや新たな制御デー
タ)に書き換えるための書換処理を行う。
【0034】そこで次に、ECU2のマイコン8で実行
される処理について、図3のフローチャートを用いて説
明する。尚、図3は、マイコン8で実行される処理の全
体を表すフローチャートチャートであり、そのステップ
(以下、単に「S」と記す)100〜S120,S14
0,及びS150の処理が、マスクROM24内のブー
トプログラムによって実行される。そして、S130の
処理が、フラッシュROM22内のエンジン制御プログ
ラムによって実行され、S160〜S190の処理が、
メモリ書換装置14から送信されてRAM26へロード
される書換プログラムによって実行される。
【0035】図3に示すように、マイコン8は、イグニ
ッションスイッチ17のオンに伴い初期状態(リセット
状態)から動作を開始すると、マスクROM24内のブ
ートプログラムの実行を開始し、まずS110にて、フ
ラッシュROM22の記憶内容を書き換えるべき書換条
件が成立したか否かを判定する。尚、本実施形態では、
当該ECU2に通信用バスライン32a,32bを介し
て接続されたメモリ書換装置14がフラッシュROM2
2の書き換えを指令する書換コマンドを送信し、その書
換コマンドをマイコン8が受信割り込み処理等によって
検知した場合に、書換条件が成立したと判定する。
【0036】そして、上記S110で書換条件が成立し
ていないと判定した場合には(S110:NO)、通常
のエンジン制御モードであると判断して、S120に進
み、このS120にて、フラッシュROM22内のエン
ジン制御プログラムの開始アドレスへジャンプする。
【0037】すると、その後は、フラッシュROM22
内のエンジン制御プログラムが実行されて、S130の
エンジン制御処理が行われる。尚、このエンジン制御処
理は、入力回路6からの各種センサ信号やスタータ信号
とフラッシュROM22内の制御データとに基づき、エ
ンジンに対する最適な燃料噴射量や点火時期等を演算
し、その演算結果に応じて、燃料噴射装置や点火装置等
のアクチュエータ10を駆動するための制御信号を出力
回路12に出力する、といった手順で実行される。そし
て、このエンジン制御処理が繰り返し実行されること
で、エンジンの運転が可能となる。
【0038】一方、ブートプログラムのS110で書換
条件が成立していると判定した場合には(S110:Y
ES)、フラッシュROM22の記憶内容を書き換える
書換モードであると判断して、ブートプログラムのS1
40に移行する。そして、このS140にて、メモリ書
換装置14からの書換プログラムを、RAM26へロー
ドする。
【0039】つまり、メモリ書換装置14は、所定の操
作が行われると、前述した書換コマンドを送信した後、
ECU2へ書換プログラムを送信するように構成されて
いる。そこで、ECU2のマイコン8は、S140の処
理により、メモリ書換装置14からの書換プログラムを
受信して、RAM26に格納するのである。
【0040】そして、S140の処理によって書換プロ
グラムのRAM26へのロードが終了すると、次のS1
50に進んで、RAM26へロードした書換プログラム
の開始アドレスへジャンプする。すると、マイコン8
は、上記書換プログラムをRAM26上で実行すること
となり、これによりS160〜S190の処理が行われ
る。
【0041】即ち、まずS160にて、前述した入力回
路6からのスタータ信号に基づき、スタータスイッチ3
4のオン/オフ状態を読み込み、続くS170にて、ス
タータスイッチ34がオフ状態であるか否かを判定す
る。そして、スタータスイッチ34がオフ状態であれば
(S170:YES)、そのままS180に進んで、フ
ラッシュROM22の記憶内容をメモリ書換装置14か
ら送信されて来る新たなデータ(詳しくは、新たなエン
ジン制御プログラムを構成するデータや新たな制御デー
タ)に書き換える書換処理を行う。
【0042】尚、S180の書換処理は、概ね次の
[1]〜[5]のような手順で行われる。 [1]まず、S170から当該S180へ最初に進んだ
場合には、電源回路18へ前述した要求信号Qを出力し
て、電源回路18から当該マイコン8内のフラッシュR
OM22に書換電圧VPPを供給させる。
【0043】[2]そして、メモリ書換装置14から送
信されて来る消去要求に従って、フラッシュROM22
の記憶領域のうちで上記消去要求が示すデータ書き換え
対象の記憶領域から、旧来のデータを消去する。 [3]次に、メモリ書換装置14から送信されて来る新
たなデータを受信して、その受信したデータを、上記
[2]の手順で旧来のデータを消去したフラッシュRO
M22の記憶領域に書き込む。
【0044】[4]そして、メモリ書換装置14からベ
リファイチェック要求が未だ送信されて来ない場合に
は、S160に戻り、再び当該S180へ進んだ場合に
は、上記[2]及び[3]の手順により、フラッシュR
OM22の次の記憶領域のデータを書き換える。
【0045】[5]また、上記[4]にて、メモリ書換
装置14からベリファイチェック要求が送信されて来た
場合には、書換処理の最終段階として、上記[2]及び
[3]の手順でフラッシュROM22に書き込んだデー
タを読み出し、その読み出したデータをメモリ書換装置
14へ送信する。すると、メモリ書換装置14側にて、
当該ECU2側から送信されたデータと、メモリ書換装
置14が送信したデータとが一致しているか否かを検査
するベリファイチェックの処理が行われ、そのベリファ
イチェックの結果がメモリ書換装置14の表示装置に表
示されることとなる。
【0046】一方、上記S170にて、スタータスイッ
チ34がオフ状態でない(即ち、オン状態である)と判
定された場合には(S170:NO)、書換処理の実行
期間中に、スタータスイッチ34がオフ状態からオン状
態となって、スタータモータ36の通電状態が非通電か
ら通電へ変化したと判断し、S180の書換処理を中止
してS190へ移行する。
【0047】そして、このS190にて、メモリ書換装
置14へ書換処理の実行が中止されたことを示す報知情
報を送信するコーション通知処理を行い、以後は、処理
停止状態となる。すると、メモリ書換装置14は、上記
報知情報に従い、自己の表示装置にメッセージを表示さ
せたり、ランプを点灯させたりして、作業者にECU2
側での書換処理が中止されたことを知らせることとな
る。
【0048】尚、本実施形態では、スタータモータ36
が、特定の電気負荷に相当しており、S160及びS1
70の処理が、検出手段に相当している。そして、S1
70からS190へ移行する処理が、書換処理中止手段
に相当しており、S190の処理が、報知手段に相当し
ている。
【0049】以上のような本実施形態のECU2では、
図4(A)に示すように、当該ECU2にメモリ書換装
置14が接続された状態でイグニッションスイッチ17
がオンされ、更にメモリ書換装置14から書換コマンド
が送信されると、書換条件が成立して、図3に示したS
180の書換処理の実行が開始される。尚、図4におい
て「バス信号」の黒く塗りつぶした部分は、ECU2が
書換処理の実行によりメモリ書換装置14との間で通信
用バスライン32a,32bを介し双方向通信を行って
いる状態を示している。そして、ECU2が180の書
換処理を繰り返し実行している期間中に、スタータスイ
ッチ34がオフ状態のままであれば、書換処理が正常終
了して、その後、作業者によりイグニッションスイッチ
17がオフされることとなる。
【0050】これに対して、図4(B)に示すように、
ECU2が書換処理を繰り返し実行している期間中に、
作業者がスタータスイッチ34を誤ってオンさせてしま
い、スタータモータ36の通電状態が非通電から通電へ
変化した場合には、その時点で、図3に示したS160
及びS170の処理により、書換処理の実行が中止され
ることとなる。そして、図3に示したS190の処理に
より、ECU2からメモリ書換装置14へ報知情報が送
信されて、書換処理が中止されたことが作業者に報知さ
れることとなる。
【0051】つまり、ECU2にて書換処理が実行され
ている最中に、作業者がスタータモータ36を誤って作
動させてしまうと、スタータモータ36はインダクタン
スを有する電気負荷(インダクタンス負荷)であるた
め、図5に示すように、スタータスイッチ34がオン状
態からオフ状態に変化してスタータモータ36の通電状
態が通電から非通電へ変化するスイッチング時に、非常
に大きな逆起電圧(負電圧)が信号線38に発生する。
尚、この逆起電圧は、例えば図2の点線矢印で示すよう
に、ECU2内のグランドラインから入力回路6の保護
用ダイオードDa,保護抵抗Ra,及び信号線38を経
由して、スタータモータ36側へ電流が流れることによ
って発生する。そして、上記のような逆起電圧が発生す
ると、図5に示すように、ECU2内のグランドライン
に誘導ノイズが瞬間的に発生し、その結果、フラッシュ
ROM22へ書換電圧VPPを供給するための電源ライン
とグランドラインとの間にノイズが生じることとなり、
フラッシュROM22のメモリセルのフローティングゲ
ートへ所定量の電子を注入することができない可能性が
ある。
【0052】そこで、本実施形態のECU2では、書換
処理の実行中に、スタータモータ36の通電状態が非通
電から通電へ変化したこと(換言すれば、スタータモー
タ36が作動されたこと)を検知すると、書換処理の実
行を中止するようにしている。
【0053】このため、本実施形態のECU2によれ
ば、書換処理の実行中に作業者がスタータモータ36を
誤って作動させてしまい、フラッシュROM22への書
換電圧VPPの過渡的な変動により本当はフラッシュRO
M22のフローティングゲートへ所定量の電子を注入で
きなかったにも拘わらず書換処理が正常終了されてしま
う、といった不具合を確実に防止できる。そして、その
結果、フラッシュROM22のデータ保持期間が予め設
定された保証期間よりも短くなってしまったり、製品の
保証温度範囲内の温度変化でフラッシュROMの記憶デ
ータが変化してしまうといった不具合を、未然に防ぐこ
とができる。
【0054】また、本実施形態のECU2では、図3の
S160及びS170にて、特定の電気負荷としてのス
タータモータ36の通電状態が非通電から通電へ変化し
たか否かを検出するようにしているため、最小限の検出
動作で十分な効果を発揮することができる。
【0055】つまり、通常、書換処理の実行が開始され
る時点では、スタータモータ36は作動されておらず、
問題が発生するケースとしては、書換処理が実行されて
いる最中に作業者がスタータモータ36を誤って作動さ
せた場合であり、そのような誤った操作は、スタータモ
ータ36の通電状態が非通電から通電へ変化したこと
(スタータスイッチ34がオンされたこと)により検出
できるからである。そして更に、その検出時点で書換処
理の実行を中止すれば、スタータモータ36の通電状態
が通電から非通電へ変化する時の逆起電圧に起因したノ
イズによってフラッシュROM22のフローティングゲ
ートへ所定量の電子を注入できなくなる、といった不具
合を未然に防止できるからである。
【0056】また更に、本実施形態のECU2では、図
3のS170の判定によって書換処理の実行が中止され
たことを、図3のS190のコーション通知処理によ
り、作業者に報知するようにしているため、作業者は、
書換処理が中止されたことを容易に知ることができ、フ
ラッシュROM22の記憶内容を書き換えるための作業
を確実にやり直すことができる。
【0057】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではな
く、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。例え
ば、上記実施形態のECU2において、図3のS170
では、スタータスイッチ34がオフ状態からオン状態に
変化したか否かを判定するようにしても良い。また、図
3のS170にて、スタータスイッチ34がオフ状態か
らオン状態に変化したか否か(つまり、スタータモータ
36の通電状態が非通電から通電へ変化したか否か)
と、スタータスイッチ34がオン状態からオフ状態に変
化したか否か(つまり、スタータモータ36の通電状態
が通電から非通電へ変化したか否か)との、両方を判定
するようにしても良い。また更に、図3のS170で
は、スタータスイッチ34がオン状態かオフ状態に変化
したか否かだけを判定するように構成することも可能で
ある。
【0058】一方、上記実施形態のECU2では、スタ
ータモータ36について、その通電状態の変化を検出す
るようにしたが、通電状態の変化を検出する対象として
は、ドアロックモータやパワーウィンドウモータ等の他
のインダクタンス負荷や、ヘッドランプ,リアデフォッ
ガ,ヒータ,及びエアコン等、通電開始時に大電流が流
れる電気負荷を選択しても効果的である。但し、書換処
理の実行中に誤って作動される可能性は、スタータモー
タ36が一番高いため、上記実施形態のECU2では、
スタータモータ36を通電状態の検出対象としている。
【0059】また、通電状態の変化を検出すべき特定の
電気負荷は1つに限らず、複数であっても良い。つま
り、図3のS160及びS170にて、複数の電気負荷
の各々について通電状態が変化したか否かを検出し、そ
の何れかの電気負荷の通電状態が変化したと検出された
場合に、S190へ移行するように構成することができ
る。
【0060】一方更に、上記実施形態のECU2では、
図2のS160〜S190の処理を実行するための書換
プログラムを、メモリ書換装置14側からRAM26へ
ロードするようにしたが、上記書換プログラムをマスク
ROM24に予め格納しておき、そのマスクROM24
上で実行するようにしても良い。そして、この場合に
は、図3のS140及びS150の処理を省略すること
ができる。
【0061】また、上記実施形態のECU2において、
エンジン制御処理(S130)を行っている期間中に書
換条件が成立したと判断した場合にも、図3のS140
〜S190の処理を行うようにしても良い。また更に、
上記実施形態のECU2は、自動車のエンジンを制御す
るものであったが、本発明は、例えばブレーキ、トラン
スミッション、サスペンション等の他の制御対象を制御
する自動車用電子制御装置に対しても、全く同様に適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の自動車用電子制御装置(ECU)
の構成を表すブロック図である。
【図2】 入力回路の一部の構成を表す回路図である。
【図3】 実施形態のECUで実行される処理の全体を
表すフローチャートである。
【図4】 実施形態のECUの作用を説明するタイムチ
ャートである。
【図5】 スタータモータのスイッチングに伴うノイズ
の発生を説明する説明図である。
【符号の説明】
2…自動車用電子制御装置(ECU) 4…センサ
6…入力回路 8…マイクロコンピュータ(マイコン) 10…アク
チュエータ 12…出力回路 14…メモリ書換装置 16…通
信回路 BT…バッテリ 17…イグニッションスイッチ
18…電源回路 20…CPU 22…フラッシュROM 24…マ
スクROM 26…RAM 28…I/O 30a,30b…接
続用コネクタ 32a,32b…通信用バスライン 34…スタータ
スイッチ 36…スタータモータ 38…信号線
フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 BA00 BA28 CA01 DA28 EB02 EB06 FA00 FA35 FA36 3G093 BA24 CA01 DB24 EB00 FA12 FB05 5B062 AA08 CC01 GG06 JJ10 5H209 AA10 DD13 FF05 GG04 HH19 JJ09 5H215 AA10 BB11 CC07 CX04 GG04 JJ12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に記憶内容の書き換えが可能な読
    み出し専用の不揮発性メモリを備えると共に、通常時に
    は、前記不揮発性メモリに記憶された制御プログラム及
    び制御データに従って、自動車に搭載された所定の制御
    対象を制御し、予め定められた書換条件が成立した場合
    には、前記不揮発性メモリの記憶内容を外部から送信さ
    れて来る新たなデータに書き換えるための書換処理を実
    行するように構成された自動車用電子制御装置におい
    て、 当該電子制御装置が前記書換処理を実行している期間中
    に、前記自動車に搭載された特定の電気負荷の通電状態
    が変化したか否かを検出する検出手段と、 該検出手段により前記電気負荷の通電状態の変化が検出
    されると、当該電子制御装置における前記書換処理の実
    行を中止させる書換処理中止手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用電子制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用電子制御装置
    において、 前記検出手段は、前記電気負荷の通電状態が非通電から
    通電へ変化したか否かを検出すること、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の自動車用
    電子制御装置において、 前記書換処理中止手段により前記書換処理の実行が中止
    されたことを、外部へ報知する報知手段を備えたこと、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    の自動車用電子制御装置において、 前記電気負荷は、インダクタンスを有する電気負荷であ
    ること、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかに記載
    の自動車用電子制御装置において、 前記電気負荷は、前記自動車のエンジンを始動させるた
    めのスタータモータであること、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110321149A (zh) * 2014-06-19 2019-10-11 日立汽车系统株式会社 车载程序写入装置
CN110321149B (zh) * 2014-06-19 2023-08-25 日立安斯泰莫株式会社 车载程序写入装置

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