JP2000145528A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置Info
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
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- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
らの相対角度ではなく、絶対角度として検出する。 【解決手段】 エンジン10のクランク軸と、モータ1
2のロータは、直結されている。ロータの回転角度を絶
対値として検出するレゾルバ28の出力に基づき、クラ
ンク軸の絶対角度(0〜360°)を算出する。また、
クランク軸の1/2の速度で回転するカム軸に、カム軸
の1回転で奇数周期となる信号を送出するカム角度エン
コーダ22を設ける。カム角度エンコーダ22の出力
は、クランク軸の0〜360°と360〜720°で、
出力信号の位相が反転する。レゾルバ28によるクラン
ク軸絶対角度と、カム角度エンコーダ22の信号に基づ
き、0〜720°のクランク絶対角度を算出する。検出
されたクランク軸の絶対角度に基づき、気筒ごとの制御
時期を求め、制御を行う。
Description
制御装置であって、特に各気筒ごとの制御指令の時期を
決定する装置に関する。
膨張、排気の工程が間欠的に繰り返される。このため、
点火時期、燃料の噴射時期などを、気筒ごとに正確に制
御する必要がある。従来、内燃機関のクランク軸とカム
軸に、歯車状のロータを設け、これの凹凸を検出して、
クランク軸の回転角度(以下、クランク角と記す)を検
出している。このとき、前記ロータの1カ所に他の部分
とは歯車の歯の配置の間隔を異ならせた部分を設けるな
どして、この部分を特定し、ここからの相対位置として
クランク角を検出している。このように、従来、ロータ
上の基準位置からの相対的な位置としてクランク角を検
出しているので、ロータ上の基準位置が検出されないと
クランク角を検出できない。4工程サイクル機関は、ク
ランク角720°が1周期であるので、ロータ上の基準
位置の検出は、最大で720°クランク軸が回転しなけ
れば行えない。
置においては、クランク角0°〜360°と、360°
〜720°とを判別することにより、360°以内の回
転で基準位置の検出を行うことできる。
ても、クランク軸が360°回転しなければ、クランク
角の基準位置を検出することができない場合があった。
したがって、この間は内燃機関の制御を開始することが
できず、無駄にクランキングが行われる。特に、内燃機
関と電動機を備えたパワープラントを有するハイブリッ
ド自動車などにおいては、内燃機関の始動が必要となっ
たときに、自動的にこれが行われるが、このときのクラ
ンキングが搭乗者に不快感を与える場合があった。
されたものであり、クランク軸の絶対角度を検出し、機
関の制御を早期に開始可能な内燃機関の制御装置を提供
することを目的とする。
めに、本発明にかかる往復型内燃機関と電動機とを有す
るパワープラントの前記内燃機関の制御装置は、内燃機
関のクランク軸の絶対角度に基づき当該機関の各気筒へ
の制御指令の時期を決定する指令時期制御手段と、前記
電動機のロータの回転角度を検出する絶対角度センサ
と、を有し、前記内燃機関のクランク軸の絶対角度は、
前記絶対角度センサの値を使用したものである。
角度センサの値を使用することにより、クランク軸が停
止しているときでさえもその回転角度を検出することが
できる。又、クランク軸の絶対角度センサを専用に設け
る必要がないため部品点数を削減することができ、装置
の小型化、コストの低減ができる。さらに、前記絶対角
度センサは、レゾルバとすることができる。特に、内燃
機関と電動機を有し、これらの機関の出力軸が1対1の
速度で回転するときには、電動機の有するレゾルバの出
力を直接用いることができる。
転する軸の回転角度を検出し、クランク軸の0°から3
60°の周期と、360°から720°の周期を区別す
る、周期判別センサを設け、前記指令時期制御手段は、
前記絶対角度と判別された前記周期とに基づき、各気筒
への指令時期を決定するものとすることができる。クラ
ンク軸の半分の速度で回転する軸は、カム軸とすること
が好ましい。周期判別センサを設けることにより、4工
程サイクル機関に対応することができる。
からの相対角度を検出する相対角度センサと、前記相対
角度に基づき前記絶対角度センサの基準位置の補正を行
う絶対角度補正手段と、を有するものとすることができ
る。これによって、組立工程において、絶対角度センサ
とクランク軸との角度位置を合わせる作業を行う必要が
なくなる。
実施形態という)を、図面に従って説明する。図1に
は、本実施形態の概略構成が示されている。また、図2
は、主要部分の内部構造を示す概略図であり、出力軸か
ら下は省略されている。エンジン10は、4工程サイク
ル機関であり、クランク軸11と、吸排気バルブを駆動
するカム軸(図示せず)を有している。クランク軸11
はねじりダンパ13を介して電動機(以下、モータと記
す)12のロータ軸15と結合されている。ロータ軸1
5は、トルクコンバータ14を介して、変速機16に結
合されている。
す各種検出値、例えば冷却水温、吸気管内圧力、エンジ
ン油温などと、運転者の操作(主にアクセルペダルの操
作)に基づき制御される。具体的には、各種センサの出
力を基に、エンジンECU(エンジン電子制御ユニッ
ト)18が燃料の噴射量、噴射時期、点火時期などを制
御し、運転者などの要求に沿った制御が行われる。往復
型など、吸気、圧縮、爆発膨張、排気の各工程が、間欠
的に行われる機関においては、これらの工程に同期さ
せ、所定量の燃料を供給(噴射し)、点火を行う必要が
ある。多気筒往復型エンジンの場合、各気筒の工程を把
握し、気筒ごとに噴射制御、点火制御を行う必要があ
る。各気筒の工程を判定するために、クランク軸の回転
角を検出するためのクランク相対角度エンコーダ20お
よびカム角度エンコーダ22が設けられている。
ンク軸に固定された円板の周囲に、歯車状の凹凸を設
け、周上の1カ所に他の場所から区別するために形状の
異なる凹凸が設けられている。歯車状の凹凸を磁気ピッ
クアップなどにより検出し、これをエンジンECU18
に送出し、ECU18が、クランク軸の回転および回転
角度を算出する。前記の他と形状の異なる凹凸は、通常
エンジンの1番気筒の点火時の上死点と一致する位置に
設けられており、このときのクランク回転角度を0°と
呼んでいる。以降の説明においても、クランク回転角度
は、この1番気筒点火時上死点を基準とする。エンコー
ダ20からの信号を受けたエンジンECU18は、前記
の0°位置からの凹凸を計数することによりクランク角
度を算出する。よって、クランク相対角度エンコーダ2
0とエンジンECU18がクランク相対角度を検出する
クランク相対角度センサを構成する。このセンサに検出
される角度は、0°の位置からの相対角度であり、クラ
ンク軸が最大で1回転しなければ、クランク角度を検出
することができない。
軸2回転で1サイクルが終了する。よって、クランク軸
の回転角度だけでは、各気筒の工程を判断することがで
きない。クランク軸の2回転、すなわち0〜360°と
360〜720°を区別するために、吸排気バルブを駆
動するカムの軸の回転を検出するのが前記カム角度エン
コーダ22である。カム軸は、クランク軸の1/2の速
度で回転しており、これの回転角度を利用すれば、クラ
ンク軸の2回転にわたる角度を判別できる。
0〜360°と360〜720°の対応する角度で、異
なる値の信号を出力する。最も簡単な信号は、0〜36
0°でハイ、360〜720°でローの信号である。よ
り現実的には、クランク角度720°内で、奇数周期と
なる方形波とすることができる。図3には、このような
カム角度エンコーダの信号の一例が示されている。この
信号はクランク角度720°で、23周期の方形波であ
り、図示するようにクランク角度の1周期目と2周期目
では、位相が反転している。このような信号と、クラン
ク相対角度エンコーダの出力を組み合わせれば、クラン
ク軸の2回転にわたる角度が検出できる。すなわち、ク
ランク相対角度エンコーダ20の出力に基づき検出され
た角度がαであった場合、これがαであるのか、α+3
60°であるのか、判別できないが、カム角度エンコー
ダ22の出力がハイかローかにより、どちらであるのか
が判別できる。したがって、クランク相対角度、カム角
度の両エンコーダ20,22を用いれば、クランク回転
角度の0°が検出された以後は、クランク回転角度を常
時算出することができる。このように、カム角度エンコ
ーダ22とエンジンECU18によって、クランク軸の
0〜360°と360〜720°の周期を区別する周期
判別センサが構成される。しかし、クランク回転角度0
°を検出するには、最大で360°クランク軸が回転し
なければならない。
がインバータ26を介して供給される。バッテリ24か
らの直流電力が、インバータ26により三相交流電力に
変換され、この電力によってモータ12が駆動される。
モータ12のロータの回転角度を検出するためのレゾル
バ28の出力は、モータECU(モータ電子制御ユニッ
ト)30に送られる。モータECU30は、レゾルバ2
8の出力に基づき、モータ12の回転角度を算出し、こ
の回転角度に基づきインバータを制御して、所定の三相
交流電力の位相を制御する。出力の制御は、エンジンE
CU18を介して送られる運転者の所定の操作、および
バッテリ24の充電レベルに応じて制御される。また、
モータ12は、変速機16およびトルクコンバータ14
を介して、出力軸32により駆動される場合には、発電
機として機能し、回生制動を行う。このときの制御は、
レゾルバ28の出力信号、バッテリ24の充電レベルな
どに基づき行われる。
転角度に応じた信号を出力し、これに基づきモータEC
U30がロータの回転角度を算出する。図3には、レゾ
ルバ28の出力に基づき求められた回転角度を表す出力
信号が示されている。この信号は、ロータの回転角度の
0°から360°まで、線形に単調増加する信号であ
り、ロータ1回転を周期としてしている。したがって、
この信号の値から現在のロータの回転位置が直ちに分か
る。この回転角度に基づき、ステータにより発生される
回転磁界の位相が制御される。したがって、レゾルバ2
8は、モータ12が停止しているときであっても、ロー
タの回転角度を検出する必要がある。レゾルバ28は、
ロータ軸に固定された偏心円板と、この円板の外周との
間隔を測定する、ステータに固定されたセンサとを有す
る。円板が偏心しているために、ロータが回転すると円
板外周とセンサの間隔が周期的に変化し、この変化に基
づきロータの回転角度を算出することができる。
のロータ軸が実質的に一体となっていれば、レゾルバ2
8の出力に基づきロータの回転角度をクランク軸の回転
角度として用いることができる。これによれば、エンジ
ン10のクランク軸の回転角度を0〜360°の範囲
で、絶対値として算出することができる。そして、前述
のカム角度エンコーダの信号を用いれば、0〜720°
で、クランク軸の回転角度を算出することができる。
転角度は、本来モータ12の制御に用いられるものであ
り、エンジン10のクランク軸の回転角度とは、関連づ
けられているものではない。エンジン10とモータ12
を組み付ける際に、クランク軸とロータ軸の角度位置を
機械的に位置合わせして結合させれば、レゾルバ28の
出力を直接、クランク軸の回転角度とすることができ
る。しかし、この場合、エンジン10とモータ12の組
付けの際、クランク軸とロータ軸の角度位置を合わせる
作業が必要となる。修理などによりエンジン10とモー
タ12を分離した場合にも角度位置合わせの作業が必要
となり煩わしい。本実施形態においては、エンジン10
とモータ12を組み付けた後、クランク相対角度エンコ
ーダ20の出力に基づきレゾルバ28の出力を較正す
る。すなわち、クランク相対角度エンコーダ20にて、
0°が検出された位置のレゾルバ28の出力を0°とす
るように補正を行う。具体的には、モータECU30か
らのロータの回転角度に対し、エンジンECU18にて
上記の補正を行い、クランク軸の絶対角度が算出され
る。よって、レゾルバ28とモータECU30、さらに
上記補正を行う場合にはエンジンECU18が、クラン
ク軸の絶対回転角度を算出する絶対角度センサを構成す
る。
動時の制御処理のフローチャートが示されている。ま
ず、入力された信号の処理が行われ(S100)、これ
らの信号に基づきエンジンが始動中であるかが判断され
る(S102)。エンジンを始動しているのであれば、
クランク角度を学習する条件が成立しているかが判断さ
れる(S104)。具体的には、エンジン回転速度が所
定値以上であるかにより判断される。始動時において、
まだエンジン回転速度が十分に高くなっていないと、正
確な回転角度を検出できない可能性があるので、この場
合を排除する。学習条件が成立している場合、クランク
回転角度の学習、すなわちクランク相対角度エンコーダ
20およびカム角度エンコーダ22の出力に基づき算出
されたクランク角度が0°となったときのレゾルバ28
の出力を0°として較正する(S106)。
かが判断される(S108)。始動指令がなされている
ことは、イグニッションスイッチがオンとなっている
か、または自動始動制御されているかによって判断され
る。ここで、自動制御始動とは、運転条件によって、モ
ータ12が運転していた状態からエンジン10を併せて
運転する状態にするためにエンジン始動を行う制御で、
操作者(運転者)の意思によらず実行される。エンジン
始動指令がなされていれば、較正されたレゾルバ28の
出力と、カム角度エンコーダ22の出力に基づき、クラ
ンク回転角が算出される。そして、制御すべき気筒、す
なわち次に圧縮上死点に達する気筒の判定が行われ(S
110)、更に所定のタイミングで、燃料の噴射、点火
などの制御が実行される(S112)。そして、制御結
果から、制御が正しく行われたかが判断される(S11
4)。この判断は、実際にエンジンが始動したかによっ
て判断され、正しく行われていない場合、これはステッ
プS104におけるレゾルバ出力の較正(学習)が正し
くなかったとして、次回の制御周期においてもう一度学
習を実施するようにするフラグを立てる(S116)。
正常に始動した場合は、次回からの学習は行わないよう
にするフラグを立てる(S118)。
エンジン始動時においては、とりあえずクランク回転角
度の学習を実行し、ステップS114における正否判断
により、前回の学習について評価するようにもできる。
ある。
ある。
ンク軸の周期判定、およびレゾルバ出力に基づく回転角
度を示す信号に関する説明図である。
ローチャートである。
機)、18 エンジンECU(相対角度センサ、周期判
別センサ、絶対角度センサ)、20 クランク相対角度
エンコーダ(相対角度センサ)、22 カム角度エンコ
ーダ(周期判別センサ)、28 レゾルバ(絶対角度セ
ンサ)、30 モータECU(絶対角度センサ)。
Claims (3)
- 【請求項1】 往復型内燃機関と電動機とを有するパワ
ープラントの前記内燃機関の制御装置であって、 内燃機関のクランク軸の絶対角度に基づき当該機関の各
気筒への制御指令の時期を決定する指令時期制御手段
と、 前記電動機のロータの回転角度を検出する絶対角度セン
サと、を有し、 前記内燃機関のクランク軸の絶対角度は、前記絶対角度
センサの値を使用したものである、内燃機関の制御装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関の制御装置で
あって、 クランク軸の半分の回転速度で回転する軸の回転角度を
検出し、クランク軸の0°から360°の周期と、36
0°から720°の周期を区別する、周期判別センサを
有し、 前記指令時期制御手段は、前記絶対角度と判別された前
記周期とに基づき、各気筒への指令時期を決定する、内
燃機関の制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の内燃機関の制
御装置であって、 クランク軸の一つの所定角度位置からの相対角度を検出
する相対角度センサと、 前記相対角度に基づき前記絶対角度センサの基準位置の
補正を行う絶対角度補正手段と、を有する内燃機関の制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31954198A JP3627541B2 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31954198A JP3627541B2 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000145528A true JP2000145528A (ja) | 2000-05-26 |
JP3627541B2 JP3627541B2 (ja) | 2005-03-09 |
Family
ID=18111411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31954198A Expired - Fee Related JP3627541B2 (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3627541B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018016245A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両のクランク角度推定方法、クランク角度制御方法およびクランク角度推定装置 |
-
1998
- 1998-11-10 JP JP31954198A patent/JP3627541B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018016245A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両のクランク角度推定方法、クランク角度制御方法およびクランク角度推定装置 |
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