JP2000145486A - 電磁駆動弁の制御装置 - Google Patents

電磁駆動弁の制御装置

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JP2000145486A
JP2000145486A JP11072646A JP7264699A JP2000145486A JP 2000145486 A JP2000145486 A JP 2000145486A JP 11072646 A JP11072646 A JP 11072646A JP 7264699 A JP7264699 A JP 7264699A JP 2000145486 A JP2000145486 A JP 2000145486A
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valve
intake
exhaust
valves
control
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JP11072646A
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Akihiro Yanagiuchi
昭宏 柳内
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、内燃機関の吸気弁及び排気弁とし
て構成された電磁駆動弁の制御装置に関し、同一気筒の
全ての吸気弁及び排気弁を全閉とした状態から通常制御
を開始する場合に、弁の脱調を防止することを目的とす
る。 【解決手段】 内燃機関の始動時、全ての吸気弁42及
び排気弁44が、ばね−質量系の固有振動を用いた初期
駆動制御により閉弁された後、クランク角に同期した通
常制御が開始される。通常制御において、吸気弁42は
上死点近傍で閉弁され、排気弁44は下死点近傍で開弁
される。下死点近傍で各弁が閉弁された場合、筒内圧は
下死点でほぼ大気圧に一致する。そこで、通常制御を排
気弁44の開弁動作から開始する。別の実施態様では排
気弁44の閉弁動作の後、気筒内の全ての弁を全閉位置
に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁駆動弁の制御
装置に係り、特に、内燃機関の吸気弁及び排気弁として
構成された電磁駆動弁の制御に好適な電磁駆動弁の制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭59−2139
13号公報及び特開平10−18820号公報に開示さ
れる如く電磁駆動弁が知られている。これら公報に開示
される電磁駆動弁は、内燃機関の吸気弁又は排気弁とし
て機能する弁体と、弁体に連結されたアーマチャとを備
えている。弁体及びアーマチャは弁体の軸方向に変位す
ることができる。以下、弁体及びアーマチャを可動部と
称す。
【0003】アーマチャの上方には第1電磁石及びアッ
パスプリングが配設されている。また、アーマチャの下
方には第2電磁石及びロアスプリングが配設されてい
る。アーマチャはアッパスプリング及びロアスプリング
により、第1電磁石と第2電磁石との中間の中立位置に
保持されている。第1電磁石及び第2電磁石は、それぞ
れ、励磁電流が供給されることによりアーマチャを吸引
する電磁力を発生する。
【0004】上記従来の電磁駆動弁によれば、第1電磁
石に励磁電流を供給することで、可動部を第1電磁石側
に変位させることができる。また、第2電磁石に励磁電
流を供給することで、可動部を第2電磁石側に変位させ
ることができる。従って、上記従来の電磁駆動弁によれ
ば、第1電磁石及び第2電磁石に適当なタイミングで励
磁電流を供給することで、排気弁又は吸気弁を任意のタ
イミングで開閉させることができる。
【0005】上記従来の電磁駆動弁において、可動部が
全閉位置又は全開位置にある場合には、第1電磁石又は
第2電磁石が発する電磁力とロアスプリング又はアッパ
スプリングが発する付勢力とを協働させることで、可動
部を要求に応じて速やかに駆動することができる。一
方、電磁駆動弁への電源が遮断された状態では、第1電
磁石及び第2電磁石の何れにも通電されないため、可動
部はアッパスプリング及びロアスプリングにより全閉位
置と全開位置との間の中立位置に保持されている。この
状態では、アーマチャは第1電磁石又は第2電磁石から
離間し、かつ、可動部に作用するロアスプリング及びア
ッパスプリングの付勢力は釣合状態にある。従って、可
動部を中立位置から駆動するには、何れのスプリングの
付勢力も利用できず、かつ、アーマチャが電磁石から離
間した状態で、アーマチャに磁気吸引力を作用させなけ
ればならない。このため、可動部が中立状態にある場合
には、電磁駆動弁を速やかに作動させることが困難とな
る。
【0006】車載用内燃機関に搭載された電磁駆動弁に
おいて、車両のイグニッションスイッチがオンされた時
点では、何れの電磁石にも通電されていないため弁体は
中立位置にある。従って、内燃機関の始動を円滑に行う
には、イグニッションがオンされた後、弁体を全閉位置
又は全開位置に移動させ、その位置に保持しておくこと
が必要である。このため、上記従来の電磁駆動弁では、
その始動時に、可動部を中立位置から全閉位置へ移動さ
せるべく、第1電磁石及び第2電磁石に、可動部の固有
振動周期に等しい周期で変化する励磁電流を供給するこ
ととしている。かかる手法によれば、可動部の質量及び
スプリングからなるバネ−質量系の固有振動を利用して
可動部を駆動できるため、弁体を中立位置から全閉位置
へ変位させることができる。以下、内燃機関の始動時に
電磁駆動弁のバネ−質量系の固有振動を利用して弁体を
全閉位置へ変位させる処理を「初期駆動制御」と称す。
【0007】また、内燃機関では、低負荷運転時や低回
転運転時等に、特定の気筒について、全ての吸気弁及び
排気弁を閉弁位置に保持すると共に燃料噴射を停止する
ことにより、その気筒の作動を休止させる可変気筒制御
が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した初期駆動制御
又は可変気筒制御により、同一気筒内の全ての吸気弁及
び排気弁がピストンの下死点に近いタイミングで閉弁状
態にされると、ピストンが上死点に向けて変位するにつ
れて、燃焼室は排気側及び吸気側の双方から遮断された
状態で圧縮される。このため、燃焼室の圧力は、ピスト
ンが上死点に向けて移動するにつれて上昇し、上死点に
おいて最高圧となる。ところで、内燃機関の通常の運転
状態において、吸気弁は上死点近傍で開弁される。従っ
て、初期駆動制御、又は、可変気筒制御による気筒休止
の後、クランク角に同期した弁の開閉を行う制御(以
下、通常制御と称す)が吸気弁の開弁動作から開始され
るものとすると、吸気弁は燃焼室の非常に高い圧力に対
抗して開弁することになる。このため、吸気弁の変位振
幅が減少し、弁体が全開位置まで達し得ない事態が生ず
ることがある。この場合、弁体が中立位置近傍に保持さ
れたまま駆動され得なくなる現象、すなわち、脱調が発
生してしまう。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、吸気弁及び排気弁がそれぞれ電磁駆動弁により
構成された内燃機関において、同一気筒の全ての吸気弁
及び排気弁を閉弁保持した後、通常制御を開始する際
に、吸気弁及び排気弁の脱調を防止することが可能な電
磁駆動弁の制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、吸気弁及び排気弁がそれぞれ電磁駆動
弁により構成された内燃機関に搭載され、同一気筒の全
ての吸気弁及び排気弁を閉弁保持する閉弁制御と、吸気
弁及び排気弁をクランク角に同期して開閉する通常制御
とを実行する電磁駆動弁の制御装置であって、前記閉弁
制御の実行後、前記通常制御を、排気弁の開弁動作から
開始する電磁駆動弁の制御装置により達成される。
【0011】請求項1記載の発明において、閉弁制御の
実行後、通常制御は排気弁の開弁動作から開始される。
通常制御において、排気弁は下死点近傍において開弁さ
れ、また、吸気弁は上死点近傍において開弁される。下
死点では内燃機関の筒内圧は最小となるので、排気弁は
筒内圧が低圧の状態で開弁されることになる。従って、
通常制御を排気弁の開弁動作から開始することで、高い
筒内圧に起因して排気弁が脱調するのを防止することが
できる。また、通常制御において、排気弁は排気行程、
すなわち、ピストンが下死点から上死点に向けて移動す
る行程のほぼ全区間にわたって開弁される。すなわち、
排気弁が開弁された状態で、ピストンが下死点から上死
点に向けて移動するため、ピストンが上死点に達した際
に筒内圧は低圧に保たれている。このため、ピストンの
上死点近傍において吸気弁を開弁する際に、吸気弁が脱
調するのを防止することができる。
【0012】また、上記の目的は、請求項2に記載する
如く、吸気弁及び排気弁がそれぞれ電磁駆動弁により構
成された内燃機関に搭載され、同一気筒の全ての吸気弁
及び排気弁を閉弁保持する閉弁制御と、吸気弁及び排気
弁をクランク角に同期して開閉する通常制御とを実行す
る電磁駆動弁の制御装置であって、前記閉弁制御の開始
時期を、前記内燃機関のピストンの上死点近傍とする電
磁駆動弁の制御装置によっても達成される。
【0013】請求項2記載の発明において、ピストンの
上死点近傍で同一気筒内の全ての吸気弁及び排気弁が閉
弁されると、その後、ピストンが下死点に向けて変位す
るのに応じて筒内圧は次第に低下する。また、ピストン
が下死点から上死点に向けて変位すると、筒内圧は次第
に上昇するが、その最高値は上死点に達した状態での
値、すなわち、大気圧にほぼ等しい値となる。このた
め、本発明によれば、閉弁制御の開始時期がピストンの
上死点近傍とされることで、閉弁制御の実行中における
筒内圧は最大でもほぼ大気圧に抑制される。従って、通
常制御の開始時に吸気弁及び排気弁の何れから開弁させ
る場合にも、各弁が脱調するのを防止することができ
る。
【0014】この場合、請求項3に記載する如く、請求
項1又は2記載の電磁駆動弁の制御装置において、前記
閉弁制御は、電磁駆動弁のばね−質量系の固有振動を用
いて弁体を中立位置から全閉位置まで変位させた後、閉
弁位置に保持する制御であってもよい。内燃機関の始動
時には、電磁駆動弁のばね−質量系の固有振動を用いて
弁体を中立位置から全閉位置まで変位させる初期駆動制
御により、同一気筒内の全ての吸気弁及び排気弁が閉弁
位置に保持される。また、吸気弁又は排気弁に脱調が生
じた場合にも、同様に、電磁駆動弁のばね−質量系の固
有振動を用いて弁体を中立位置から全閉位置まで変位さ
せる制御により同一気筒内の全ての吸気弁及び排気弁が
閉弁位置に保持される。請求項3記載の発明によれば、
これらの制御が終了した後、通常制御を開始させる際
に、吸気弁及び排気弁が脱調するのを防止することがで
きる。
【0015】また、請求項4に記載する如く、請求項1
又は2記載の電磁駆動弁の制御装置において、前記閉弁
制御は、前記通常制御から吸気弁及び排気弁を閉弁保持
する制御であってもよい。内燃機関の可変気筒制御で
は、特定の気筒の吸気弁及び排気弁が通常制御から閉弁
保持されることにより、その気筒が休止される。従っ
て、請求項4記載の発明によれば、可変気筒制御により
休止させた気筒の動作を再開させる際に、その気筒の吸
気弁及び排気弁の脱調を防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
電磁駆動弁の制御装置が適用された車載用内燃機関の構
成図を示す。本実施例のシステムはECU10により制
御される。内燃機関は、シリンダブロック12を備えて
いる。シリンダブロック12の内部には、シリンダ14
およびウォータジャケット16が形成されている。本実
施例の内燃機関は、複数のシリンダを備える多気筒型内
燃機関である。図1は、複数のシリンダのうち一のシリ
ンダ14を表す。
【0017】シリンダ14の内部にはピストン18が配
設されている。ピストン18は、シリンダ14の内部
を、図1における上下方向に摺動することができる。シ
リンダブロック12の上部には、シリンダヘッド20が
固定されている。シリンダヘッド20には、各シリンダ
毎に吸気ポート22および排気ポート24が形成されて
いる。
【0018】シリンダヘッド20の底面、ピストン18
の上面、およびシリンダ14の側壁は、燃焼室26を画
成している。上述した吸気ポート22および排気ポート
24は、共に燃焼室26に開口している。吸気ポート2
2の燃焼室26側の開口端部、および、排気ポート24
の燃焼室26側の開口端部には、それぞれバルブシート
28,30が形成されている。燃焼室26には、また、
点火プラグ32の先端が露出している。
【0019】シリンダヘッド20には電磁駆動弁38及
び40が組み込まれている。電磁駆動弁38は弁体42
を備えている。弁体42は内燃機関の吸気弁として機能
する。すなわち、弁体42は、バルブシート28に着座
することにより吸気ポート22と燃焼室26との間を遮
断し、また、バルブシート28から離座することにより
吸気ポート22と燃焼室26との間を導通させる。以
下、弁体42を吸気弁42とも称す。一方、電磁駆動弁
40は弁体44を備えている。弁体44は内燃機関の排
気弁として機能する。すなわち、弁体44は、バルブシ
ート30に着座することにより排気ポート24と燃焼室
26との間を遮断し、また、バルブシート30から離座
することにより排気ポート24と燃焼室26との間を導
通させる。以下、弁体44を排気弁44とも称す。
【0020】電磁駆動弁38及び40は、同一の構成を
有している。以下、図2を参照して、それらの代表例と
して、電磁駆動弁38の構成および動作について説明す
る。図2は、電磁駆動弁38の全体構成を表す断面図を
示す。図2に示す如く、吸気弁42は弁軸45に連結さ
れている。弁軸45はシリンダヘッド20の内部に固定
されたバルブガイド46により軸方向に変位可能に保持
されている。電磁駆動弁38は、また、弁軸45の上端
部に連結されたアーマチャシャフト48を備えている。
アーマチャシャフト48は、非磁性材料で構成されたロ
ッド状の部材である。アーマチャシャフト48の下端部
には、ロアリテーナ50が固定されている。ロアリテー
ナ50の下部にはロアスプリング52が配設されてい
る。ロアスプリング52の下端は、シリンダヘッド20
に当接している。ロアスプリング52は、ロアリテーナ
50およびアーマチャシャフト48を、図2における上
方へ向けて付勢している。
【0021】アーマチャシャフト48の上端部には、ア
ッパリテーナ54が固定されている。アッパリテーナ5
4の上部には、アッパスプリング56の下端部が当接し
ている。アッパスプリング56の周囲には、その外周を
取り巻くように円筒状のアッパキャップ57が配設され
ている。アッパスプリング56の上端部は、アッパキャ
ップ57に螺着されたアジャストボルト58に当接して
いる。アッパスプリング56は、アッパリテーナ54お
よびアーマチャシャフト48を、図2における下方へ向
けて付勢している。
【0022】アーマチャシャフト48の外周には、アー
マチャ60が接合されている。アーマチャ60は、軟磁
性材料で構成された環状の部材である。アーマチャ60
の上方には、アッパコイル62及びアッパコア64が配
設されている。また、アーマチャ60の下方には、ロア
コイル66及びロアコア68が配設されている。アッパ
コア64およびロアコア68は、共に磁性材料で構成さ
れた部材である。アーマチャシャフト48は、アッパコ
ア64およびロアコア68の中央部に、摺動可能に保持
されている。また、アッパコイル62及びロアコイル6
6は図示しない駆動回路に接続されている。駆動回路は
ECU10から供給される制御信号に応じてアッパコイ
ル62及びロアコイル66に励磁電流を供給する。
【0023】アッパコア64およびロアコア68の外周
には、外筒74が配設されている。アッパコア64およ
びロアコア68は、両者間に所定の間隔が確保されるよ
うに、外筒74により保持されている。また、上述した
アッパキャップ57は、アッパコア64の上端面に固定
されている。上述したアジャスタボルト58は、アーマ
チャ60の中立位置がアッパコア64とロアコア68の
中央となるように調整されている。
【0024】電磁駆動弁38において、アーマチャ60
がアッパコア64に当接した状態では、吸気弁42はバ
ルブシート28に着座する。この状態は、アッパコイル
62に所定の励磁電流が供給されることにより維持され
る。以下、吸気弁42がバルブシート28に着座した状
態を全閉状態と、また、その際の吸気弁42の位置を全
閉位置と称す。
【0025】吸気弁42が全閉位置に維持されている状
態で、アッパコイル62に供給されていた励磁電流が遮
断されると、アーマチャ60に作用していた電磁力が消
滅する。アーマチャ60に作用していた電磁力が消滅す
ると、アッパスプリング56に付勢されることにより、
アーマチャ60が図2における下方へ向けて変位する。
アーマチャ60の変位量が所定値に達した時点で、ロア
コイル66に適当な励磁電流が供給されると、今度はア
ーマチャ60をロアコア68側へ吸引する吸引力、すな
わち、吸気弁42を図2において下方へ変位させる吸引
力が発生する。
【0026】アーマチャ60に対して上記の吸引力が作
用すると、アーマチャ60は、吸気弁42と共に、ロア
スプリング52の付勢力に抗して図2における下方へ向
けて変位する。吸気弁42の変位は、アーマチャ60が
ロアコア68と当接するまで継続する。以下、アーマチ
ャ60がロアコア68に当接した状態を全開状態と、ま
た、その際の吸気弁42の位置を全開位置と称す。この
全開状態は、ロアコイル66に所定の励磁電流が供給さ
れることにより維持される。
【0027】吸気弁42が全開位置に維持されている状
態で、ロアコイル66に供給されていた励磁電流が遮断
されると、アーマチャ60に作用していた電磁力が消滅
する。アーマチャ60に作用していた電磁力が消滅する
と、ロアスプリング52に付勢されることにより、アー
マチャ60が図2における上方へ向けて変位する。アー
マチャ60の変位量が所定値に達した時点で、アッパコ
イル62に適当な励磁電流が供給されると、今度はアー
マチャ60をアッパコア64側へ吸引する吸引力、すな
わち、吸気弁42を図2において上方へ変位させる吸引
力が発生する。アーマチャ60に対して上記の吸引力が
作用すると、アーマチャ60は、吸気弁42と共に、ア
ッパスプリング56の付勢力に抗して図2における上方
へ向けて変位する。吸気弁42の変位は、アーマチャ6
0がアッパコア64と当接するまで、すなわち、全閉状
態となるまで継続する。
【0028】上述の如く、電磁駆動弁38によれば、ア
ッパコイル62に所定の励磁電流を供給することにより
吸気弁42を全閉位置に向けて変位させることができる
と共に、ロアコイル66に所定の励磁電流を供給するこ
とにより吸気弁42を全開位置に向けて変位させること
ができる。従って、電磁駆動弁38によれば、アッパコ
イル62とロアコイル66とに交互に励磁電流を供給す
ることにより、吸気弁42を、全開位置と全閉位置との
間で繰り返し往復運動させることができる。
【0029】本実施例において、排気弁44を備える電
磁駆動弁40は、上述した電磁駆動弁38と同様に作動
する。従って、本実施例によれば、電磁駆動弁38,4
0が備えるアッパコイル62およびロアコイル66に対
して、それぞれ、適当なタイミングで交互に励磁電流を
供給されるように、ECU10が駆動回路に制御信号を
付与することにより、吸気弁42および排気弁44を任
意のタイミングで開閉駆動することができる。
【0030】図1に示す如く、内燃機関は吸気マニホー
ルド80を備えている。吸気マニホールド80はサージ
タンク82と各吸気ポート22とを連通する複数の枝管
を備えている。各枝管には、燃料噴射弁83が配設され
ている。燃料噴射弁83はECU10から付与される指
令信号に応じて燃料を枝管内に噴射する。サージタンク
82の上流側には、吸気管84が連通している。吸気管
84には、スロットルバルブ86が配設されている。吸
気管84の上流側端部にはエアクリーナ88が連通して
いる。従って、吸気管84にはエアクリーナ88により
濾過された外気が流入する。また、内燃機関の排気ポー
ト24には、排気通路90が連通している。
【0031】内燃機関は、また、スタータモータ92を
備えている。スタータモータ92の出力軸はクランクシ
ャフトに連結されている。スタータモータ92はECU
10に接続されている。ECU10からスタータモータ
92に駆動信号が供給されることで、内燃機関のクラン
キングが行われる。更に、内燃機関にはクランク角セン
サ94が設けられている。クランク角センサ94の出力
信号はECU10に供給されている。ECU10はクラ
ンク角センサ94の出力信号に基づいてクランク角θを
検出する。
【0032】上述の如く、本実施例の電磁駆動弁38、
40において、弁体42、44が全閉位置から全開位置
へ向けて変位する場合、弁体42、44はアッパスプリ
ング56の付勢力により開弁側へ駆動され、適当なタイ
ミングでロアコイル66に通電されることにより、全開
位置まで駆動される。また、弁体42、44が全開位置
から全閉位置へ向けて変位する場合には、弁体42、4
4はロアスプリング52の付勢力により閉弁側へ駆動さ
れ、適当なタイミングでアッパコイル62に通電される
ことにより、全閉位置まで駆動される。従って、弁体4
2、44が全閉位置又は全開位置にある場合には、アッ
パコイル62又はロアコイル66が発する電磁力とアッ
パスプリング56又はロアスプリング52が発する付勢
力とを協働させることで、弁体42、44を速やかに開
閉駆動することができる。
【0033】しかしながら、車両のイグニッションスイ
ッチがオフの状態では、電磁駆動弁38、40のアッパ
コイル62及びロアコイル66の何れにも通電されてい
ない。従って、イグニッションスイッチがオンされた時
点では、弁体42、44はアッパスプリング56及びロ
アスプリング52により、全閉位置と全開位置との間の
中立位置に保持されている。この中立位置では、アーマ
チャ60とアッパコイル62及びロアコイル66とが離
間しており、かつ、プランジャに作用するアッパスプリ
ング56及びロアスプリング52の付勢力は釣り合って
いる。このため、弁体42、44が中立位置にある場合
には、何れのスプリングの付勢力も利用できない状態
で、アッパコイル62及びロアコイル66から離間した
アーマチャ60を吸引しなければならず、弁体42、4
4を所要のタイミングで駆動することは困難である。従
って、内燃機関の円滑な始動を確保するためには、イグ
ニッションスイッチがオンされた後、弁体42、44を
全閉位置又は全開位置まで変位させ、その位置に保持し
ておくことが必要である。
【0034】図3は、本実施例において、イグニッショ
ンスイッチがオンされた後、弁体42、44を全閉位置
へ駆動すべくアッパコイル62及びロアコイル66に供
給される励磁電流の2種類の波形パターン、及び、これ
らの励磁電流が供給された場合の弁体42、44の変位
を示すタイムチャートである。図3において、上段から
順に、(A)ロアコイル66へ供給される励磁電流の波
形(パターンA)、(B)アッパコイル62へ供給され
る励磁電流の波形(パターンB)、及び(C)弁体4
2、44の変位の時間変化が示されている。
【0035】図3(A)に示す如く、パターンAの電流
波形は、「0」と所定値Iini との間を所定の周期Tで
変化するNini 個のパルスを有し、最終的には「0」に
保持されるパルス波形である。また、図3(B)に示す
如く、パターンBの電流波形は、パターンAの波形より
も位相が180゜遅れた状態で、0と所定値Iini との
間を所定の周期Tで変化するNini 個のパルスを有し、
最終的には所定の保持電流IH に保持されるパルス波形
である。上記した所定の周期Tは、電磁駆動弁38、4
0の可動部(すなわち、アーマチャ60、及び、弁体4
2、弁軸45、アーマチャシャフト48等のアーマチャ
60と一体に運動する部分)の質量と、アッパスプリン
グ56及びロアスプリング52のばね定数によって定ま
るバネ−質量系の固有振動周期に等しい値に設定されて
いる。また、パルス数Nini は、後述する如く、アーマ
チャ60の固有振動の振幅を、アーマチャ60が全閉位
置又は全開位置に達するまで増大させるのに十分な値に
設定されている。
【0036】本実施例において、イグニッションスイッ
チがオンされた後、各電磁駆動弁38、40について、
図3に示すタイミングで、パターンAの励磁電流がロア
コイル66に付与され、パターンBの励磁電流がアッパ
コイル62に付与される。このため、中立状態にあるア
ーマチャ60には開弁側へ向かう電磁力と、閉弁側へ向
かう電磁力とが、交互にその固有振動周期に等しい周期
Tで作用する。かかる電磁力がアーマチャ60に作用す
ることで、アーマチャ60の固有振動が励起される。そ
の結果、図3(C)に示す如く、弁体42、44の振動
振幅は次第に増大し、弁体42、44が全閉位置に達す
る(すなわち、アーマチャ60がアッパコア64に当接
する)ようになる。そして、最終的にはパターンAの電
流値がゼロとされると共に、パターンBの電流値が保持
電流IH とされることで、アーマチャ60はアッパコア
64に吸引保持され、弁体42、44は、全閉位置に保
持される。本実施例において、上記の如く、イグニッシ
ョンスイッチがオンされた後、ロアコイル66及びアッ
パコイル62にそれぞれパターンA及びBの励磁電流を
供給することにより、弁体42、44を全閉位置まで変
位させ保持する制御を「初期駆動制御」と称す。
【0037】上述の如く、本実施例において、内燃機関
の始動時には、初期駆動制御により全ての吸気弁42及
び排気弁44が全閉位置に保持される。吸気弁42及び
排気弁44が全閉位置に保持されると、燃焼室26は吸
気ポート22及び排気ポート24の双方から遮断され
る。このため、燃焼室26の圧力(筒内圧)はピストン
18の上下動に応じて変動することになる。
【0038】図4は、初期駆動制御によりピストン18
の下死点近傍において吸気弁42及び排気弁44が全閉
位置に達した場合の、クランク角θとピストン18の位
置との関係(同図中(A)に状態I〜IVで示す)、及
び、クランク角θと筒内圧との関係(同図中 (B)に
グラフで示す)を例示している。初期駆動制御が終了す
るまでは、吸気弁42及び排気弁44は中立位置にある
ため、燃焼室26と吸気ポート22及び排気ポート24
とは導通している。このため、図4(B)に示す如く、
下死点において吸気弁42及び排気弁44が全閉とされ
た時点(クランク角θ1 )では、筒内圧はほぼ大気圧に
一致している。かかる状態からピストン18が上死点に
向けて変位すると、燃焼室26内の空気が圧縮される。
このため、図4(B)の区間θ1 〜θ2 に示す如く、ピ
ストン18の変位に伴って筒内圧は上昇し、上死点(ク
ランク角θ2 )において最高圧PMAX (例えば、10気
圧程度)に達している。
【0039】吸気弁42及び排気弁44をクランク角θ
に同期して開閉する制御(以下、通常制御と称す)にお
いて、吸気弁42はピストン18の上死点近傍で開弁さ
れる。従って、図4(A)の状態IIに示す如く、初期駆
動制御の終了後、通常制御を吸気弁42の開弁動作から
開始するものとすると、吸気弁42を高圧の筒内圧P
MAX に抗して開弁側へ変位させなければならない。この
ため、吸気弁42の変位振幅が減少し、全開位置まで達
し得ない事態が生ずることがある。この場合、電磁力と
バネ力との協働動作が適正に行われなくなって、吸気弁
42が中立位置近傍に保持されたまま全開位置及び全閉
位置の何れにも駆動され得なくなる現象、すなわち、脱
調が発生してしまう。本実施例のシステムは、かかる吸
気弁42の脱調を防止すべく、初期駆動制御の終了後、
通常制御を開始する場合に、先ず排気弁44を開弁させ
る点に特徴を有している。
【0040】すなわち、通常制御において、排気弁44
はピストン18の下死点近傍で開弁される。一方、ピス
トン18の下死点近傍で吸気弁42及び排気弁44が全
閉状態とされた場合であっても、図4(B)に示す如
く、下死点では筒内圧はほぼ大気圧まで減少している。
このため、排気弁44は筒内圧が低圧の状態で開弁され
ることとなり、図4(A)の状態III に示す如く、脱調
を招くことなく排気弁44を確実に開弁することが可能
となる。また、通常制御において、排気弁44は排気行
程、すなわち、ピストン18が下死点から上死点に到る
行程のほぼ全区間(図4の区間θ3 〜θ4 )にわたって
開弁される。このため、図4(B)に示す如く、上記区
間θ3 〜θ4 では、ピストン18が上死点に向けて変位
しても筒内圧が上昇することはない。その結果、上死点
(クランク角θ4 )近傍において、筒内圧が大気圧に
ほぼ等しい状態で、脱調を招くことなく吸気弁42を確
実に開弁することができる。そして、以後、クランク角
θに同期した適当なタイミングで、弁の開閉と共に、燃
料噴射弁83による燃料噴射、及び、点火プラグ32に
よる点火が行われることにより、内燃機関の運転が開始
される。
【0041】上述の如く、本実施例によれば、初期駆動
制御の終了後、通常制御を排気弁44の開弁動作から開
始させることにより、吸気弁42及び排気弁44に脱調
が生ずるのを防止することができる。本実施例のシステ
ムが有する上記の機能は、ECU10が所定の電磁弁制
御ルーチンを実行することにより実現される。以下、図
5を参照して、本実施例においてECU10が実行する
処理の内容について説明する。
【0042】図5は、本実施例においてECU10が実
行する電磁弁制御ルーチンの一例を示すフローチャート
である。図5に示すルーチンは、内燃機関の各気筒ごと
に所定のクランク角間隔で起動される割り込みルーチン
である。図5に示すルーチンが起動されると、先ずステ
ップ100の処理が実行される。ステップ100では、
通常制御許可フラグF1 がオフ状態であるか否かが判別
される。通常制御許可フラグF1 は、オフ状態に初期化
され、初期駆動制御の終了後、排気弁44が開弁された
時点でオン状態とされるフラグである。ステップ100
において、通常制御許可フラグF1 がオフ状態であれ
ば、次にステップ102の処理が実行される。
【0043】ステップ102では、初期駆動許可フラグ
2 がオン状態であるか否かが判別される。初期駆動許
可フラグF2 は、イグニッションスイッチがオンされた
後、初期駆動制御の実行が許可された時点でオン状態と
されるフラグである。ステップ102において初期駆動
許可フラグF2 がオン状態でなければ、以後、何ら処理
が実行されることなく今回のルーチンは終了される。一
方、初期駆動許可フラグF2 がオン状態であれば、次に
ステップ104の処理が実行される。
【0044】ステップ104では、全閉フラグF3 がオ
フ状態であるか否かが判別される。全閉フラグF3 は、
オフ状態に初期化され、初期駆動制御により吸気弁42
及び排気弁44が共に全閉状態とされた時点でオン状態
とされるフラグである。従って、ステップ104におい
て、全閉フラグF3 がオフ状態であれば、初期駆動制御
の実行が許可された後、初期駆動制御が未だ実行されて
いないことになる。この場合、次にステップ106の処
理が実行される。
【0045】ステップ106では、初期駆動制御を実行
するための処理、すなわち、電磁駆動弁38、40のロ
アコイル66及びアッパコイル62にそれぞれ上記した
パターンA及びパターンBの励磁信号を供給する処理が
実行される。ステップ106において初期駆動制御が終
了すると、次にステップ108において全閉フラグF 3
がオン状態とされた後、ステップ110の処理が実行さ
れる。
【0046】一方、上記ステップ104において、全閉
フラグF3 がオフ状態でなければ、初期駆動制御は既に
実行され、吸気弁42及び排気弁44は全閉位置に保持
されていると判断される。この場合、ステップ106及
び108の処理はスキップされて、次に、ステップ11
0の処理が実行される。ステップ110では、クランク
角θに基づいて、排気弁44の開弁タイミングであるか
否かが判別される。その結果、排気弁44の開弁タイミ
ングであれば、次にステップ112において、排気弁4
4を開弁するための処理、すなわち、電磁駆動弁40の
ロアコイル66に所定の励磁電流を供給する処理が実行
される。ステップ112の処理が終了されると、次に、
ステップ114において、通常制御許可フラグF1 がオ
ンされた後、今回のルーチンは終了される。一方、ステ
ップ110において、排気弁44の開弁タイミングでな
ければ、ステップ110及び112の処理が実行される
ことなく今回のルーチンは終了される。
【0047】上記ステップ100において、通常制御許
可フラグF1 がオン状態であれば、以後、ステップ11
6以降において、通常制御、すなわち、クランク角θに
同期して吸気弁42及び排気弁44をそれぞれ開閉させ
る制御が実行される。ステップ116では、吸気弁42
の開弁タイミングであるか否かが判別される。その結
果、吸気弁42の開弁タイミングならば、次にステップ
118において、吸気弁42を開弁させる処理、すなわ
ち、電磁駆動弁38のロアコイル66に所定の励磁電流
を供給する処理が実行された後、今回のルーチンは終了
される。一方、ステップ116において、吸気弁42の
開弁タイミングでなければ、次にステップ120の処理
が実行される。
【0048】ステップ120では、排気弁44の開弁タ
イミングであるか否かが判別される。その結果、排気弁
44の開弁タイミングであれば、次に、ステップ122
において、排気弁44を開弁させる処理、すなわち、電
磁駆動弁40のロアコイル66に所定の励磁電流を供給
する処理が実行された後、今回のルーチンは終了され
る。一方、ステップ120において排気弁44の開弁タ
イミングでなければ、次にステップ124の処理が実行
される。
【0049】ステップ124では、吸気弁42の閉弁タ
イミングであるか否かが判別される。その結果、吸気弁
42の閉弁タイミングであれば、次にステップ126に
おいて、吸気弁42を閉弁させる処理、すなわち、電磁
駆動弁38のアッパコイル62に所定の励磁電流を供給
する処理が実行された後、今回のルーチンは終了され
る。一方、ステップ124において吸気弁42の閉弁タ
イミングでなければ、次にステップ128の処理が実行
される。
【0050】ステップ128では、排気弁44の閉弁タ
イミングであるか否かが判別される。その結果、排気弁
44の閉弁タイミングであれば、次にステップ130に
おいて排気弁44を閉弁させる処理、すなわち、電磁駆
動弁40のアッパコイル62に所定の励磁電流を供給す
る処理が実行された後、今回のルーチンは終了される。
一方、ステップ128において排気弁44の閉弁タイミ
ングでなければ、何れの弁についても開閉を行うことな
く今回のルーチンは終了される。
【0051】なお、本実施例において、ECU10は、
図5に示すルーチンとは別のルーチンにおいてスタータ
モータ92を始動させることにより、内燃機関のクラン
キングを実行する。クランキングの開始タイミングは、
初期駆動制御の実行前、初期駆動制御の実行中、又は、
初期駆動の実行後の何れであってもよい。クランキング
を初期駆動制御の実行前に開始することとすれば、吸気
弁42及び排気弁44が中立位置(すなわち、半開位
置)にある状態でクランキングが行われるので、クラン
キング時に筒内圧が高圧となることが防止される。この
ため、クランキングトルクが低減されることにより、内
燃機関のクランキング始動をより円滑に行うことができ
る。また、クランキングを初期駆動制御の実行中に開始
させることとすれば、初期駆動制御及びクランキングを
並行して実行できるので、内燃機関をより速やかに始動
することができる。また、クランキングを初期駆動制御
の実行後に開始させることとすれば、クランキングに伴
う筒内圧の変動の影響を受けることなく初期駆動制御を
実行することができる。従って、クランキングの開始タ
イミングは、これらの利点を勘案して定めればよい。
【0052】上記図5に示すルーチンにおいて、初期駆
動許可フラグF2 をオンするタイミング(すなわち、初
期駆動制御の実行を許可するタイミング)は、上記した
クランキング開始タイミングとの関係を考慮して決定さ
れる。例えば、初期駆動制御の実行前にクランキングを
開始する場合は、クランキングが開始された後にフラグ
2 をオンし、初期駆動制御の実行中にクランキングを
開始する場合はクランキング開始と同時にフラグF2
オンし、また、初期駆動の後にクランキングを開始する
場合はイグニッションスイッチがオンされた後、所定の
初期化処理等が終了した後速やかにフラグF2 をオンす
ることとすればよい。
【0053】なお、上記実施例では、初期駆動制御によ
り吸気弁42及び排気弁44を全閉位置に保持した状態
から、通常制御を開始する場合について説明した。しか
しながら、本発明はこれに限定されるものではなく、同
一気筒内の全ての吸気弁42及び排気弁44を閉弁させ
た後、通常制御を開始する任意の場合に適用することが
できる。
【0054】例えば、通常制御中に、摩擦抵抗の増加等
により吸気弁42又は排気弁44が脱調することがあ
る。何れかの吸気弁42又は排気弁44に脱調が生じた
場合、脱調弁について、初期駆動制御と同様の固有振動
を用いた処理により全閉位置まで変位させる処理が実行
されると共に、同一気筒内の他の全ての吸気弁42及び
排気弁44が全閉位置に保持される。以下、脱調した弁
を固有振動を用いて全閉位置まで変位させると共に、同
一気筒内の他の全ての弁を閉弁させる処理を脱調復帰制
御と称す。かかる脱調復帰制御により同一気筒内の全て
の吸気弁42及び排気弁44が閉弁された後、通常制御
が再開される。この場合にも、通常制御を排気弁44の
開弁動作から開始することにより、筒内圧に起因する吸
気弁42及び排気弁44の脱調を防止することができ
る。
【0055】また、本実施例のシステムの如く、電磁駆
動弁38、40により吸気弁42及び排気弁44を駆動
する内燃機関においては、特定の気筒の全ての吸気弁4
2及び排気弁44を閉弁させると共に燃料噴射を停止す
ることにより、その気筒を休止させる可変気筒制御を実
現することができる。可変気筒制御によれば、内燃機関
の低負荷・低回転運転時等に一部の気筒の動作を休止さ
せることにより、燃費の向上を図ることが可能となる。
かかる可変気筒制御において、休止していた気筒の作動
を開始する際に、その気筒の通常制御を排気弁44の開
弁動作から開始させることで、吸気弁42及び排気弁4
4の脱調を防止することができる。
【0056】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。本実施例のシステムは、第1実施例の図1及び図2
に示す構成において、例えば上記した可変気筒制御によ
り特定気筒を休止させる場合に、最後に排気弁44を閉
弁させることにより、休止気筒の作動開始時に吸気弁4
2及び排気弁44が脱調するのを防止する点に特徴を有
している。
【0057】図6は、通常制御における吸気弁42の閉
弁動作の後、気筒内の全ての吸気弁42及び排気弁44
を全閉位置に保持した場合の、クランク角θとピストン
18の位置との関係(同図中(A)に状態I〜III で示
す)、及び、クランク角θと筒内圧との関係(同図中
(B)にグラフで示す)を例示している。通常制御にお
ける吸気行程では、吸気弁42が開弁された状態でピス
トン18が上死点から下死点に向けて変位することで、
吸気ポート22から燃焼室26への吸気が行われる。こ
のため、図6(B)に示す如く、ピストン18の下死点
近傍において吸気弁42が閉弁される時点(クランク角
θa )では、筒内圧はほぼ大気圧となっている。かかる
状態からピストン18が上死点に向けて変位すると、燃
焼室26は吸気ポート22及び排気ポート24の双方か
ら遮断された状態で圧縮される。このため、図4(B)
に示す区間θ1 〜θ2 と同様に、図6(B)の区間θa
〜θb において筒内圧は上昇し、上死点(クランク角θ
b )において最高圧PMAX (例えば約10気圧)に達し
ている。そして、同図の区間θb 〜θ c に示す如くピス
トン18が上死点から下死点に向けて変位すると、燃焼
室26が膨張するのに伴って筒内圧は次第に低下し、下
死点(クランク角θc )において再び大気圧となってい
る。以後、気筒内の全ての吸気弁42及び排気弁44が
閉弁された状態でピストン18が下死点と上死点との間
を往復動するのに応じて、筒内圧は大気圧と最高圧P
MAX との間で変化することとなる。
【0058】この場合、休止気筒の作動を再開する場合
に、通常制御を吸気弁42の開弁動作から開始させる
と、吸気弁42を高圧の筒内圧に抗して変位させること
が必要となり、吸気弁42の脱調を招く可能性があるこ
とは上記第1実施例において述べた通りである。これに
対して、本実施例では、気筒を休止させる際に、最後に
排気弁44を閉弁させることで、筒内圧が高圧となるの
を防止する。
【0059】図7は、通常制御における排気弁44の閉
弁動作の後、気筒内の全ての吸気弁42及び排気弁44
を全閉位置に保持した場合の、クランク角θとピストン
18の位置との関係(同図中(A)に状態I〜III で示
す)、及び、クランク角θと筒内圧との関係(同図中
(B)にグラフで示す)を例示している。通常制御にお
ける排気行程では、排気弁44が開弁された状態でピス
トン18が下死点から上死点に向けて変位することで、
燃焼室26から排気ポート24への排気が行われる。こ
のため、図7(B)に示す如く、ピストン18の上死点
近傍において排気弁44が閉弁される時点(クランク角
θA )では、筒内圧はほぼ大気圧となっている。かかる
状態からピストン18が下死点に向けて変位すると、燃
焼室26は吸気ポート22及び排気ポート24の双方か
ら遮断された状態で膨張する。このため、図7(B)の
区間θA 〜θB に示す如く、ピストン18の変位に伴っ
て筒内圧は低下し、下死点(クランク角θB )において
最低圧PMIN(例えば0.1気圧程度の負圧)に達して
いる。そして、図7(B)の区間θB〜θC に示す如
く、ピストン18が下死点から上死点に向けて変位する
と、燃焼室26が圧縮されるのに伴って筒内圧は次第に
上昇し、上死点(クランク角θC)においてほぼ大気圧
となっている。以後、気筒内の全ての吸気弁42及び排
気弁44が閉弁された状態でピストン18が下死点と上
死点との間を往復動するのに応じて、筒内圧は大気圧と
最低圧PMIN の間で変化することとなる。
【0060】このように、本実施例では、排気弁44の
閉弁動作の後、同一気筒内の全ての弁を全閉位置に保持
することで、気筒休止中における筒内圧の最高値を大気
圧程度に抑制することができる。従って、本実施例のシ
ステムによれば、気筒休止を終了して通常制御を開始す
る際に、吸気弁42及び排気弁44の何れを先に開弁さ
せるかにかかわらず、弁の脱調を防止することができ
る。
【0061】なお、本実施例において、筒内圧が最低圧
MIN となるピストン18の下死点近傍で排気弁44の
開弁動作から通常制御を開始する場合、排気弁44には
負圧の筒内圧に伴う開弁方向の力が作用する。しかしな
がら、本実施例では、最低圧PMIN と大気圧との差は例
えば約0.9気圧と小さいため、上記開弁方向の力が排
気弁44の開弁動作に与える影響は小さく抑制されてい
る。
【0062】図8は、本実施例において、休止させるべ
き気筒の全ての吸気弁42及び排気弁44を全閉位置に
保持すべくECU10が実行する電磁弁制御ルーチンの
一例を示すフローチャートである。図8に示すルーチン
は、内燃機関の各気筒ごとに、その気筒を休止すべき旨
の指令が発せられている間、繰り返し起動される。な
お、図8に示すルーチンに関する以下の記載において、
番号#Nは、同ルーチンの対象となる気筒の気筒番号を
表すものとする。図8に示すルーチンが起動されると、
先ずステップ200の処理が実行される。
【0063】ステップ200では。全閉継続可能フラグ
#Nがオフ状態であるか否かが判別される。全閉継続可
能フラグF#Nは、排気弁44が閉弁されることにより#
N気筒内の全ての吸気弁42及び排気弁44が閉弁状態
とされた際にオン状態に設定されるフラグである。EC
U10は、全閉継続可能フラグF#Nがオフ状態である場
合は、クランク角に同期して#N気筒内の電磁駆動弁3
8、40への通電を行うことにより通常制御を実現す
る。一方、全閉継続可能フラグF#Nがオン状態である場
合には、#N気筒の各電磁駆動弁38及び40への通電
状態を維持することにより吸気弁42及び排気弁44を
閉弁状態に維持する。
【0064】上記ステップ200において、全閉継続可
能フラグF#Nがオン状態である場合は、以後何ら処理が
進められることなく今回のルーチンは終了される。な
お、ECU10は全閉継続可能フラグF#Nがオン状態で
ある場合には、更に、#N気筒についての燃料噴射を停
止させることで可変気筒制御を実現する。一方、ステッ
プ200において、全閉継続可能フラグF#Nがオン状態
でなければ、次にステップ202の処理が実行される。
【0065】ステップ202では、#N気筒の排気弁4
4の開弁タイミングであるか否かが判別される。その結
果、排気弁44の開弁タイミングであれば、次にステッ
プ204において、#N気筒の排気弁44を開弁するた
めの処理が実行された後、今回のルーチンは終了され
る。一方、ステップ202において、#N気筒の排気弁
44の開弁タイミングでなければ、次にステップ206
の処理が実行される。
【0066】ステップ206では、#N気筒の排気弁4
4の閉弁タイミングであるか否かが判別される。その結
果、排気弁44の閉弁タイミングであれば、次にステッ
プ208において、#N気筒の排気弁44を閉弁するた
めの処理が実行される。ステップ208の処理が終了す
ると、次にステップ210において全閉継続可能フラグ
#Nがオン状態に設定された後、今回のルーチンは終了
される。一方、ステップ206において排気弁44の閉
弁タイミングでなければ、次にステップ212の処理が
実行される。
【0067】ステップ212では、#N気筒の吸気弁4
2の開弁タイミングであるか否かが判別される。その結
果、吸気弁42の開弁タイミングであれば、ピストン1
8は上死点近傍にあると判断される。この場合、吸気弁
42を開弁させることなく、次に上記ステップ210に
おいて全閉継続可能フラグF#Nがオン状態に設定された
後、今回のルーチンは終了される。すなわち、#N気筒
について気筒休止が指令された後は、吸気弁42の開弁
タイミングとなっても、吸気弁42の開弁処理は行われ
ない。一方、ステップ212において吸気弁42の開弁
タイミングでなければ、次にステップ214の処理が実
行される。
【0068】ステップ214では、#N気筒の吸気弁4
2の閉弁タイミングであるか否かが判別される。その結
果、吸気弁42の閉弁タイミングであれば、次にステッ
プ216において、#N気筒の吸気弁42を閉弁させる
ための処理が実行された後、今回のルーチンは終了され
る。一方、ステップ214において、吸気弁42の閉弁
タイミングでなければ今回のルーチンは終了される。
【0069】上述の如く、本実施例によれば、ピストン
18の上死点近傍での排気弁44の閉弁動作が行われた
後、同一気筒内の全ての排気弁44及び吸気弁42を全
閉位置に保持することで、休止気筒における筒内圧の最
高値を小さく抑制することができる。従って、本実施例
のシステムによれば、休止気筒の作動開始時に、通常制
御を排気弁44又は吸気弁42の何れの開弁動作から開
始するかにかかわらず、各弁に脱調が生ずるのを防止す
ることができる。
【0070】なお、上記実施例では、通常制御において
排気弁44がピストン18の上死点近傍で閉弁されるこ
とから、最後に排気弁44を閉弁させた後に気筒を休止
させるものとした。しかしながら、例えば吸気弁42の
開弁期間中に気筒を休止させるべき旨の指令が発せされ
た場合には、吸気弁42の閉弁時期を遅らせてピストン
18の上死点近傍で閉弁させた後、気筒を休止すること
としてもよい。すなわち、同一気筒内の全ての吸気弁4
2及び排気弁44が全閉とされるタイミングがピストン
18の上死点近傍であれば、上記図7に示す如く気筒休
止中の筒内圧の最高値を小さく抑制できるのである。
【0071】また、上記第1実施例でも述べたように、
内燃機関の始動時には、初期駆動制御により同一気筒内
の全ての吸気弁42及び排気弁44を閉弁させる処理が
実行される。同様に、吸気弁42又は排気弁44に脱調
が生じた場合にも、脱調弁について初期駆動制御と同様
の固有振動を用いた脱調復帰制御が実行される。かかる
初期駆動制御又は脱調復帰制御を実行する際にも、同一
気筒内の全ての吸気弁42及び排気弁44が閉弁される
時期がピストン18の上死点近傍となるように上記図3
(A)、(B)に示す電流パターンをクランク角に適宜
同期させることで、通常制御を開始する際に吸気弁42
及び排気弁44が脱調するのを防止できる。
【0072】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、同一気筒内の全ての吸気弁及び排気弁を閉弁位置に
保持した後、通常制御を開始する際に、筒内圧が低圧の
状態で吸気弁及び排気弁を開弁させることができる。こ
のため、本発明によれば、通常制御の開始時に吸気弁及
び排気弁が脱調するのを防止することができる。
【0073】また、請求項2記載の発明によれば、同一
気筒内の全ての吸気弁及び排気弁を閉弁位置に保持した
状態での筒内圧を低く抑制することができる。このた
め、本発明によれば、通常制御の開始時に吸気弁及び排
気弁が脱調するのを防止することができる。また、請求
項3記載の発明によれば、初期駆動制御や脱調からの復
帰制御の終了後、通常制御を開始する際に、吸気弁及び
排気弁が脱調するのを防止することができる。
【0074】更に、請求項4記載の発明によれば、可変
気筒制御により休止していた気筒の動作を再開させる際
に、吸気弁及び排気弁が脱調するのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電磁駆動弁の制御装置
が適用された内燃機関の構成図である。
【図2】内燃機関が備える電磁駆動弁の全体構成を示す
断面図である。
【図3】(A)は、初期駆動制御においてロアコイルに
供給されるパターンAの励磁電流波形を示すタイムチャ
ートである。(B)は、初期駆動制御においてアッパコ
イルに供給されるパターンBの励磁電流波形を示すタイ
ムチャートである。(C)は、初期駆動制御の実行中の
弁体の変位を示すタイムチャートである。
【図4】(A)は、クランク角θとピストンの変位状態
との関係を示す図である。(B)は、本実施例における
クランク角θと筒内圧との関係を示す図である。
【図5】本実施例においてECUが実行する電磁弁制御
ルーチンのフローチャートである。
【図6】(A)は、クランク角θとピストンの変位状態
との関係を示す図である。(B)は、吸気弁の閉弁動作
の後、気筒内の全ての吸気弁及び排気弁を閉弁保持した
場合のクランク角θと筒内圧との関係を示す図である。
【図7】(A)は、クランク角θとピストンの変位状態
との関係を示す図である。(B)は、排気弁の閉弁動作
の後、気筒内の全ての吸気弁及び排気弁を閉弁保持した
場合のクランク角θと筒内圧との関係を示す図である。
【図8】本実施例においてECUが実行する電磁弁制御
ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】 10 ECU 38、40 電磁駆動弁 42 弁体(吸気弁) 44 弁体(排気弁)
フロントページの続き Fターム(参考) 3G092 AA11 AA14 BB10 CA08 CB02 DA01 DA02 DA07 DA11 DA12 DG02 DG09 EA12 EA13 EB08 FA11 GA01 HA13X HE03Z HF19Z HF20Z 3G301 HA07 HA19 KA01 LA07 LC01 NE16 PE03Z PE10A PF16Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気弁及び排気弁がそれぞれ電磁駆動弁
    により構成された内燃機関に搭載され、同一気筒の全て
    の吸気弁及び排気弁を閉弁位置に保持する閉弁制御と、
    吸気弁及び排気弁をクランク角に同期して開閉する通常
    制御とを実行する電磁駆動弁の制御装置であって、 前記閉弁制御の実行後、前記通常制御を、排気弁の開弁
    動作から開始することを特徴とする電磁駆動弁の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 吸気弁及び排気弁がそれぞれ電磁駆動弁
    により構成された内燃機関に搭載され、同一気筒の全て
    の吸気弁及び排気弁を閉弁位置に保持する閉弁制御と、
    吸気弁及び排気弁をクランク角に同期して開閉する通常
    制御とを実行する電磁駆動弁の制御装置であって、 前記閉弁制御の開始時期を、前記内燃機関のピストンの
    上死点近傍とすることを特徴とする電磁駆動弁の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電磁駆動弁の制御
    装置において、 前記閉弁制御は、電磁駆動弁のばね−質量系の固有振動
    を用いて弁体を中立位置から全閉位置まで変位させた
    後、閉弁位置に保持する制御であることを特徴とする電
    磁駆動弁の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の電磁駆動弁の制御
    装置において、 前記閉弁制御は、前記通常制御から吸気弁及び排気弁を
    閉弁保持する制御であることを特徴とする電磁駆動弁の
    制御装置。
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WO2007060853A1 (ja) * 2005-11-24 2007-05-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha ハイブリッド車両

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