JP2000145456A - 自動変速機のオイルクーラ配管構造 - Google Patents
自動変速機のオイルクーラ配管構造Info
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Abstract
とのクリアランスを大にし得て、振動による振れやたる
みを無くし得て、周辺部品との干渉を防止することにあ
る。 【構成】 このため、この発明は、自動変速機のオイル
クーラを冷却水配管の途中に介装して設け、自動変速機
とオイルクーラとをオイルクーラ配管により連絡して設
けた自動変速機のオイルクーラ配管構造において、オイ
ルクーラ配管の内燃機関の周辺部品と近接配設される部
位に金属素材により形成されるオイル管部を設け、この
オイル管部を周辺部品と対峙する機関構成部材に取付け
て設けたことを特徴とする。
Description
ルクーラ配管構造に係り、特に、近接配設される内燃機
関の周辺部品とのクリアランスを大にし得て、振動によ
る振れやたるみを無くし得て、周辺部品との干渉を防止
し得る自動変速機のオイルクーラ配管構造に関する。
速機を連結して設け、この自動変速機の変速機オイルを
冷却するオイルクーラを設けたものがある。自動変速機
とオイルクーラとは、オイルクーラ配管により連絡して
設け、このオイルクーラ配管により変速機オイルを自動
変速機とオイルクーラとの間で循環させている。
としては、図9・図10に示すものがある。図9・図1
0において、102は内燃機関、104はシリンダブロ
ック、106はオイルパンである。この内燃機関102
は、シリンダブロック104を図示しない車両の車体フ
レーム108に機関マウントブラケット110により取
付け、傾斜して搭載している。
向一側にラジエータ112を配設している。内燃機関1
02とラジエータ112とは、冷却水配管114である
冷却水導入ホース部114Aと冷却水導出ホース部11
4Bとにより連絡して設け、冷却水を循環させている。
方向他側に自動変速機116を連結している。自動変速
機116は、変速機オイルを冷却するオイルクーラ11
8を前記冷却水配管114の冷却水導入ホース部114
Aの途中に介装して設けている。自動変速機116とオ
イルクーラ118とは、オイルクーラ配管120である
オイル導入ホース部120Aとオイル導出ホース部12
0Bとにより連絡して設けている。
は、オイル導入ホース部120Aによりオイルクーラ1
18に導入され、冷却水と熱交換されて冷却される。オ
イルクーラ118において冷却された変速機オイルは、
オイル導出ホース部120Bにより自動変速機116に
戻される。
構造としては、特開平9−195764号公報に開示さ
れるものがある。この公報に開示されるオイルクーラ配
管構造は、液冷式エンジンを備えた車両において、変速
機の潤滑液サンプ内に変速機潤滑液−エンジン冷却液熱
交換器を設け、この変速機潤滑液−エンジン冷却液熱交
換器をエンジンの強制冷却装置と直列に接続し、ラジエ
ータで冷却されたエンジン冷却液により変速機潤滑液を
冷却するものである。
図10に示す自動変速機116のオイルクーラ配管構造
においては、内燃機関102のクランク軸線L方向他側
に連結される自動変速機116側からクランク軸線L方
向一側に配設されるラジエータ112側に指向させて、
オイルクーラ配管120であるオイル導入ホース部12
Aとオイル導出ホース部120Bとを配設している。
とオイル導出ホース部120Bとは、オイルパン106
と機関マウントブラケット110との間を通り、自動変
速機116とオイルクーラ118とを連絡している。
している場合には、オイルパン106と機関マウントブ
ラケット110との間が狭いため、オイル導入ホース部
120Aとオイル導出ホース部120Bとが機関マウン
トブラケット110に近接配設される問題がある。
オイル導出ホース部120Bとは、機関マウントブラケ
ット110との間のクリアランスCが小さくなる不都合
がある。また、このような小さなクリアランスCでオイ
ル導入ホース部120Aとオイル導出ホース部120B
とを配設した場合には、車両や内燃機関102の振動に
より遊動して振れたりたるんでしまい、機関マウントブ
ラケット110と干渉する不都合がある。
述不都合を除去するために、車両に傾斜して搭載される
内燃機関とこの内燃機関のクランク軸線方向一側に配設
されたラジエータとを冷却水配管により連絡して設け、
前記内燃機関のクランク軸線方向他側に連結された自動
変速機のオイルクーラを前記冷却水配管の途中に介装し
て設け、前記自動変速機とオイルクーラとをオイルクー
ラ配管により連絡して設けた自動変速機のオイルクーラ
配管構造において、前記オイルクーラ配管の前記内燃機
関の周辺部品と近接配設される部位に金属素材により形
成されるオイル管部を設け、このオイル管部を前記周辺
部品と対峙する機関構成部材に取付けて設けたことを特
徴とする。
ーラ配管構造は、オイルクーラ配管の内燃機関の周辺部
品と近接配設される部位に金属素材により形成されるオ
イル管部を設けたことにより、変速機オイルが同圧力・
同流量下では従来のオイルクーラ配管であるオイルホー
ス部よりも外径を小さくすることができ、また、オイル
管部を周辺部品と対峙する機関構成部材に取付けて設け
たことにより、内燃機関の振動によって振れやたるみを
生じることがない。
明する。図1・図2は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図1・図2において、2は内燃機関、4はシ
リンダブロック、6はオイルパンである。この内燃機関
2は、シリンダブロック4に図示しないシリンダヘッド
及びオイルパン6を取付け、シリンダブロック4を図示
しない車両の車体フレーム8に機関マウントブラケット
10により取付け、傾斜して搭載している。
側にラジエータ12を配設している。内燃機関2とラジ
エータ12とは、冷却水配管である冷却水導入ホース部
14Aと冷却水導出ホース部14Bとにより連絡して設
け、冷却水を循環させている。
他側に自動変速機16を連結している。この自動変速機
16は、変速機オイルを冷却するオイルクーラ18を設
けている。オイルクーラ18は、前記冷却水配管14の
冷却水導入ホース部14Aの途中に介装して設けてい
る。自動変速機16とオイルクーラ18とは、オイルク
ーラ配管20であるオイル導入ホース部20Aとオイル
導出ホース部20Bとにより連絡して設けている。
入ホース部20Aとオイル導出ホース部20Bとの、内
燃機関2の周辺部品である機関マウントブラケット10
と近接配設される部位には、金属素材により形成される
オイル管部22を設けている。
速機オイルを導入するオイル導入管部22Aと自動変速
機16に変速機オイルを送給するオイル導出管部22B
とからなる。
は、自動変速機16側の変速機側オイル導入ホース部2
0A−1及びオイルクーラ18側のクーラ側オイル導入
ホース部20A−2に形成され、オイル導入管部22A
により接続される。
ルクーラ18側のクーラ側オイル導出ホース部20B−
1及び自動変速機16側の変速機側オイル導出ホース部
20B−2に形成され、オイル導出管部22Bにより接
続される。
部22Bとは、取付ブラケット24により一体的に連結
して設けている。前記機関マウントブラケット10と対
峙する機関構成部材であるオイルパン6の上面26に
は、取付ボス部28を設けている。取付ブラケット24
は、オイル導入管部22Aとオイル導出管部22Bとを
取付ボス部28の下方に位置させて、取付ボルト30に
より取付ボス部28に取付けている。
ル導出管部22Bとからなるオイル管部22は、車両に
傾斜して搭載される内燃機関2のクランク軸線L方向他
側から一側に指向させて配設される。
却するオイルクーラ18を冷却水配管14の冷却水導入
ホース部14Aの途中に介装して設けている。自動変速
機16とオイルクーラ18とは、オイルクーラ配管20
であるオイル導入ホース部20Aとオイル導出ホース部
20Bとにより連絡して設けている。
は、オイル導入ホース部20Aによりオイルクーラ18
に導入され、冷却水と熱交換されて冷却される。オイル
クーラ18において冷却された変速機オイルは、オイル
導出ホース部20により自動変速機116に戻される。
ース部20Bとの、内燃機関2の周辺部品である機関マ
ウントブラケット10と近接配設される部位には、金属
素材により形成されるオイル管部22を設けている。
速機オイルを導入するオイル導入管部22Aと自動変速
機16に変速機オイルを送給するオイル導出管部22B
とからなり、取付ブラケット24により一体的に連結し
て設けている。
れたオイル導入管部22Aとオイル導出管部22Bと
は、車両に傾斜して搭載される内燃機関2のクランク軸
線L方向他側から一側に指向させて機関マウントブラケ
ット10とオイルパン6との間に配設され、機関マウン
トブラケット10と対峙するオイルパン6の上面26の
取付ボス部28に取付ブラケット24を取付ボルト30
により取付けている。
クーラ配管20は、内燃機関2の周辺部品である機関マ
ウントブラケット10と近接配設される部位に金属素材
により形成されるオイル管部22を設けたことにより、
変速機オイルが同圧力・同流量下では従来のオイルクー
ラ配管であるオイルホース部よりも外径を小さくするこ
とができる。
製のオイル導入管部22Aとオイル導出管部22Bとを
機関マウントブラケット10と対峙するオイルパン6に
取付け、オイル導入管部22Aにより変速機側オイル導
入ホース部20A−1及びクーラ側オイル導入ホース部
20A−2を接続するとともに、オイル導出管部22B
によりクーラ側オイル導出ホース部20B−1及び変速
機側オイル導出ホース部20B−2を接続している。
は、車両や内燃機関2の振動によってオイルクーラ配管
20であるオイル導入ホース部20Aとオイル導出ホー
ス部20Bとに振れやたるみを生じることがない。
外径を小としたオイル管部22を配設していることによ
り、近接配設される機関マウントブラケット10とのク
リアランスCを大にすることができ、また、車体フレー
ム8に機関マウントブラケット10によって堅固に支持
される内燃機関2のオイルパン6にオイル管部22を取
付けてオイル導入ホース部20Aとオイル導出ホース部
20Bとを接続していることにより、振動による振れや
たるみを無くすことができ、機関マウントブラケット1
0との干渉を防止することができる。
2と車体フレーム8との間が狭い場合にも、金属素材に
より形成される外径の小さなオイル管部22を通すこと
ができ、オイル管部22の干渉を防止することができ
る。
すものである。第2実施例のオイルクーラ配管構造は、
オイル導入管部22Aとオイル導出管部22Bとを、オ
イルパン6の上面26の取付ボス部28に対して、上方
に位置させて取付けたものである。
ル導出管部22Bとを、取付ボス部28に対して上方に
位置させて取付けた場合には、オイルパン6が剛性の高
いシリンダブロック4に取付けられていることから、こ
の剛性の高いシリンダブロック4に近接するオイルパン
6の振動を抑制された部位に取付けられることになり、
内燃機関2からの振動の伝達を抑制して、機関マウント
ブラケット10との干渉を防止することができる。
である。第3実施例のオイルクーラ配管構造は、オイル
導入管部22Aとオイル導出管部22Bとを、取付ボス
部28の両側に振り分けて取付けたものである。
ル導出管部22Bとを、取付ボス部28の両側に振り分
けて取付けた場合には、オイル導入管部22Aとオイル
導出管部22Bとが離間されることにより、オイル導入
管部22Aを流れる昇温した変速機オイルとオイル導出
管部22Bを流れる冷却された変速機オイルとの熱交換
を防止することができる。
である。第4実施例のオイルクーラ配管構造は、オイル
導入管部22Aとオイル導出管部22Bとを、オイルパ
ン6の側面32に取付けたものである。
ル導出管部22Bとを、オイルパン6の側面32に取付
けた場合には、機関マウントブラケット10とのクリア
ランスCをさらに大にすることができ、機関マウントブ
ラケット10との干渉を確実に防止することができる。
22のオイル導入管部22Aとオイル導出管部22Bと
を金属製として取付ブラケット24により一体的に連結
して設けたが、オイル管部22のオイル導入管部22A
とオイル導出管部22Bと取付ブラケット24とを剛性
の高いプラスチック(例えば、エンジニアリングプラス
チック)により一体的に連結して形成することもでき
る。
イルクーラ配管構造は、オイルクーラ配管の内燃機関の
周辺部品と近接配設される部位に金属素材により形成さ
れるオイル管部を設けたことにより、変速機オイルが同
圧力・同流量下では従来のオイルクーラ配管であるオイ
ルホース部よりも外径を小さくすることができ、これに
より配管スペースを小さくすることができ、また、オイ
ル管部を周辺部品と対峙する機関構成部材に取付けて設
けたことにより、内燃機関の振動によって遊動すること
がなく、振れやたるみを生じることがない。
近接配設される内燃機関の周辺部品とのクリアランスを
大にし得て、振動による振れやたるみを無くし得て、周
辺部品との干渉を防止し得る。
構造の概略側面図である。
側面図である。
管部の側面図である。
背面図である。
背面図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両に傾斜して搭載される内燃機関とこ
の内燃機関のクランク軸線方向一側に配設されたラジエ
ータとを冷却水配管により連絡して設け、前記内燃機関
のクランク軸線方向他側に連結された自動変速機のオイ
ルクーラを前記冷却水配管の途中に介装して設け、前記
自動変速機とオイルクーラとをオイルクーラ配管により
連絡して設けた自動変速機のオイルクーラ配管構造にお
いて、前記オイルクーラ配管の前記内燃機関の周辺部品
と近接配設される部位に金属素材により形成されるオイ
ル管部を設け、このオイル管部を前記周辺部品と対峙す
る機関構成部材に取付けて設けたことを特徴とする自動
変速機のオイルクーラ配管構造。 - 【請求項2】 前記オイル管部は、オイルクーラに変速
機オイルを導入するオイル導入管部と自動変速機に変速
機オイルを送給するオイル導出管部とからなり、これら
オイル導入管部とオイル導出管部とを取付ブラケットに
より一体的に連結して設け、この取付ブラケットを前記
周辺部品である機関マウントブラケットと対峙する前記
機関構成部材であるオイルパンの上面に設けた取付ボス
部に取付ボルトにより取付けて設けたことを特徴とする
請求項1に記載の自動変速機のオイルクーラ配管構造。 - 【請求項3】 前記オイル管部は、オイル導入管部とオ
イル導出管部とを前記車両に傾斜して搭載される内燃機
関のクランク軸線方向他側から一側に指向させて配設し
たことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機のオイ
ルクーラ配管構造。 - 【請求項4】 前記オイル管部は、オイル導入管部とオ
イル導出管部とを前記取付ボス部の両側に振り分けて取
付けて設けたことを特徴とする請求項2に記載の自動変
速機のオイルクーラ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33199098A JP3865181B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 自動変速機のオイルクーラ配管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33199098A JP3865181B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 自動変速機のオイルクーラ配管構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000145456A true JP2000145456A (ja) | 2000-05-26 |
JP3865181B2 JP3865181B2 (ja) | 2007-01-10 |
Family
ID=18249916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33199098A Expired - Fee Related JP3865181B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 自動変速機のオイルクーラ配管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3865181B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019100468A (ja) * | 2017-12-04 | 2019-06-24 | スズキ株式会社 | 変速機のオイル配管構造 |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP33199098A patent/JP3865181B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019100468A (ja) * | 2017-12-04 | 2019-06-24 | スズキ株式会社 | 変速機のオイル配管構造 |
JP7006202B2 (ja) | 2017-12-04 | 2022-01-24 | スズキ株式会社 | 変速機のオイル配管構造 |
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---|---|
JP3865181B2 (ja) | 2007-01-10 |
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