JP2000145171A - 住 宅 - Google Patents

住 宅

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JP2000145171A
JP2000145171A JP10313456A JP31345698A JP2000145171A JP 2000145171 A JP2000145171 A JP 2000145171A JP 10313456 A JP10313456 A JP 10313456A JP 31345698 A JP31345698 A JP 31345698A JP 2000145171 A JP2000145171 A JP 2000145171A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅内に可動間仕切りを移動可能に設けるこ
とで、住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いよう
に変更することができ、また、可動間仕切りを容易に収
納することができる住宅を提供すること。 【解決手段】 キッチン3を含む第1居住領域1とキッ
チン3を含まない第2居住領域2とを左右に隣接して配
置するともに、これら第1居住領域1と第2居住領域2
との境界部に設けられた内壁10の中央部に第1居住領
域1と第2居住領域2とを連通する開口部11を形成
し、前記第1居住領域1および第2居住領域2のうちの
一方の居住領域に配置され、かつ該居住領域を二つの部
屋に仕切る可動間仕切り(家具)14を、前記開口部11
を通って前記第1居住領域1と第2居住領域2との間で
移動可能に設けることで、所望の居住領域を仕切ること
ができ、よって、住宅内の部屋のレイアウトを住人の使
い易いように変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅に係り、特に可
動間仕切りによって居住領域を仕切ることができる住宅
に関するものである。
【0002】
【背景の技術】例えば、特開平9−49339号公報に
記載のように、二つの部屋が隣接配置された住宅におい
て、互いに隣接する部屋どうしを仕切る間仕切り壁が着
脱可能に配置されたものが知られている。このような間
仕切り壁では、壁を取り外すことで、互いに隣接する二
つの部屋を連通して一つの大きな部屋とすることがで
き、また、壁を取付けることで、該大きな部屋を二つの
部屋に仕切ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な間仕切り壁を備えた住宅では、該間仕切り壁を取付
け、取外しすることで、部屋を単に仕切ったり連通した
りすることはできるが、住宅内の部屋のレイアウトを住
人の使い易いように変更することは困難であった。特
に、近年では個人の住宅においてホームパーティ等を開
催することもあって、住人においてはキッチンに隣接す
る部屋のレイアウトを変更することで、該部屋を使用状
況に応じてパーティルームにしたり、寝室等の個人用の
部屋にしたいという要望があった。また、前記間仕切り
壁を取り外した場合、該間仕切り壁が邪魔になるので、
これを収納する場所を確保する必要があり、この収納場
所の確保に苦慮する場合があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、住宅内に可動間仕切りを移動可能に設けることで、
住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いように変更
することができ、また、可動間仕切りを容易に収納する
ことができる住宅を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の住宅は、平面視略方形状をなす
住宅内に、キッチンを含む第1居住領域とキッチンを含
まない第2居住領域とを左右に隣接して配置するとも
に、これら第1居住領域と第2居住領域との境界部に内
壁を設け、この内壁の中央部に第1居住領域と第2居住
領域とを連通する開口部を形成し、前記第1居住領域お
よび第2居住領域のうちの一方の居住領域に配置され、
かつ該居住領域を二つの部屋に仕切る可動間仕切りを、
前記開口部を通って前記第1居住領域と第2居住領域と
の間で移動可能に設けたものである。
【0006】前記キッチンを含む第1居住領域には、浴
室、洗面室、トイレ等の水回り系の部屋を配置するのが
望ましい。この場合、これら水回り系の部屋をキッチン
の近傍に配置することで、住宅内における給排水の配管
を集中することができ、配管の施工が簡単になる。前記
可動間仕切りは、例えば、可動間仕切り壁であってもよ
いし、請求項2のような平行移動可能な間仕切り家具で
あってもよい。
【0007】請求項1の住宅においては、可動間仕切り
を前記第2居住領域に配置した場合、該第2居住領域が
二つの部屋に仕切られるので、これら二つの部屋を寝室
等の個人用の部屋として使用することができる。また、
前記第1居住領域はキッチンを含んでいるので、このキ
ッチン以外の場所を該キッチンと連通したリビングとし
て使用することができる。一方、前記可動間仕切りを、
内壁に形成された開口部を通して第1居住領域に配置し
た場合、該第1居住領域はキッチンとその他の部屋とに
仕切られるので該その他の部屋を個人用の部屋として使
用することができる。また、前記第2居住領域は、可動
間仕切りによって仕切られないので、一つの大きな部屋
となり、この部屋をパーティルーム等として使用するこ
とができる。このように、請求項1の住宅では、前記可
動間仕切りを第1居住領域と第2居住領域との間で移動
することで、所望の居住領域を仕切ることができるの
で、住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いように
変更することが可能となる。
【0008】請求項2の住宅は、請求項1において、前
記可動間仕切りを平行移動可能な可動間仕切り家具で構
成したものである。前記可動間仕切り家具は棚や引出し
を有するもので、該可動間仕切り家具を移動可能にする
には、例えば、可動間仕切り家具の底部にキャスターを
取付ければよい。また、可動間仕切り家具は一つの大き
な家具で構成してもよいし、複数の家具で構成してもよ
い。
【0009】請求項2の住宅においては、前記可動間仕
切りを平行移動な可動間仕切り家具で構成したので、該
可動間仕切り家具によって、前記第1居住領域または第
2居住領域を仕切った場合に、該可動間仕切り家具を仕
切られた部屋用の収納として有効に利用することがで
き、また、可動間仕切り家具は間仕切り壁より厚く、内
部に空間を有するので、間仕切られた部屋どうしの防音
効果がよくなるという利点がある。
【0010】請求項3の住宅は、請求項1において、前
記可動間仕切りを、平面視において所定の部分を支点と
して回動可能な可動間仕切り壁で構成したものである。
前記所定の部分は、平面視において可動間仕切り壁の一
端部であってもよいし、その他の部分であってもよい。
また、可動間仕切り壁を、その一端部を支点として回動
可能にする場合、該一端部を、平面視において前記開口
部内に配置するのが望ましい。
【0011】請求項3の住宅においては、可動間仕切り
壁を回動させることで、所望の居住領域を仕切って、住
宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いように変更す
ることが可能となるとともに、該可動間仕切り壁を前記
開口部内に位置させることができ、これによって、第1
居住領域と第2居住領域とを、それぞれの領域内に間仕
切りが無い状態で、仕切ることが可能となる。
【0012】請求項4の住宅は、請求項1において、前
記可動間仕切りを、平面視において所定の部分を支点と
して回動可能な可動間仕切り家具で構成したものであ
る。前記所定の部分は、平面視において可動間仕切り家
具の一端部であってもよいし、その他の部分であっても
よい。また、可動間仕切り家具を、その一端部を支点と
して回動可能にする場合、該一端部を、平面視において
前記開口部内に配置するのが望ましい。また、前記可動
間仕切り家具を回動可能にするには、例えば、該可動間
仕切り家具の一端部を軸によって床や天井等に回動自在
に支持するとともに、該可動間仕切り家具の底部にキャ
スターを取付ければよい。
【0013】請求項4の住宅においては、可動間仕切り
家具を回動させることで、所望の居住領域を仕切って、
住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いように変更
することが可能となるとともに、前記第1居住領域また
は第2居住領域を仕切った場合に、該間仕切り家具を仕
切られた部屋用の収納として有効に利用することがで
き、さらに、間仕切り家具は間仕切り壁より厚く、内部
に空間を有するので、間仕切られた部屋どうしの防音効
果がよくなるという利点がある。また、可動間仕切り壁
を前記開口部内に位置させることができ、これによっ
て、第1居住領域と第2居住領域とを、それぞれの領域
内に間仕切りが無い状態で、仕切ることが可能となる。
【0014】請求項5の住宅は、平面視略方形状をなす
住宅内に、キッチンを含む第1居住領域とキッチンを含
まない第2居住領域とが左右に隣接して配置するととも
に、これら第1居住領域と第2居住領域との境界部に内
壁を設け、この内壁の中央部に第1居住領域と第2居住
領域とを連通する開口部を形成し、前記第1居住領域ま
たは第2居住領域のうちの一方の領域を構成する壁に沿
って、可動間仕切りを収納する収納部を設け、該可動間
仕切りを、平面視において、前記第1居住領域を二つの
部屋に仕切る境界位置、前記第2居住領域を二つの部屋
に仕切る境界位置、前記開口部の位置のうちの少なくと
も一つの位置と、収納部との間を移動可能に設けたもの
である。
【0015】請求項5の住宅においては、前記第2居住
領域を二つの部屋に仕切る境界位置に可動間仕切りを配
置した場合、これら二つの部屋を寝室等の個人用の部屋
として使用することができる。また、前記第1居住領域
はキッチンを含んでいるので、このキッチン以外の場所
を該キッチンと連通したリビングとして使用することが
できる。一方、第1居住領域を二つの部屋に仕切る境界
位置に可動間仕切りを配置した場合、二つの部屋をキッ
チンとその他の個人用の部屋として使用することができ
る。また、前記第2居住領域は、可動間仕切りによって
仕切られないので、一つの大きな部屋となり、この部屋
をパーティルーム等として使用することができる。ま
た、前記開口部に可動間仕切りを配置した場合、第1居
住領域と第2居住領域とを、それぞれの領域内に間仕切
りが無い状態で、仕切ることが可能となる。さらに、前
記収納部に可動間仕切りを収納した場合、第1居住領域
と第2居住領域とが連通して、一つの大きな居住領域と
なる。このように、請求項5の住宅では、可動間仕切り
によって、所望の居住領域を仕切ることができるので、
住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いように変更
することが可能となるとともに、必要のないときは、収
納部に可動間仕切りを容易に収納することが可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の住
宅の実施の形態例について説明する。 (第1実施形態例)図1および図2は本発明の住宅の第1
例を示す平面図である。図1に示すように、本例の住宅
は平面視略方形状をなしており、第1居住領域1と第2
居住領域2とが東西に隣接して配置されている。
【0017】前記第1居住領域1は、キッチン3を含ん
でおり、該キッチン3の東側には洗面室4、浴室5、ト
イレ6等が配設され、トイレ6の南側には、南入りの玄
関7が配設されている。また、キッチン3の南側は、図
1に示す状態ではリビング8とされている。また、前記
第1居住領域1と第2居住領域との境界部には、内壁1
0が設けられており、該内壁10の中央部には第1居住
領域1と第2居住領域2とを連通する開口部11が形成
されている。
【0018】前記第2居住領域2には、該第2居住領域
2を南北の二つの部屋12,13に仕切ることが可能な
可動間仕切り家具(可動間仕切り)14が配設されてい
る。この可動間仕切り家具14は、前記開口部11を通
って第1居住領域1と第2居住領域2との間で移動可能
に設けられたもので、該可動間仕切り家具14の幅は第
2居住領域2の左右(東西)の幅とほぼ等しく設定され、
可動間仕切り家具14の高さは、第1居住領域1および
第2居住領域2の天井の高さとほぼ等しいか、若干低く
設定されている。また、可動間仕切り家具14の底部に
は、その四隅部にそれぞれキャスター(図示略)が取付け
られており、該キャスターによって可動間仕切り家具1
4は第1居住領域1と第2居住領域2との間を移動可能
となっている。さらに、可動間仕切り家具14には二つ
の収納部14a,14bが設けられており、収納部14
aは部屋12側から物を出し入れできるようになってお
り、収納部14bは部屋13側から物を出し入れできる
ようになっている。
【0019】なお、図1に示す状態において部屋12,
13は寝室とされており、寝室12とリビング8とを仕
切る内壁10には、寝室12とリビング8とを行き来す
るための、引き違い戸(図示略)が設けられており、寝室
13とキッチン3とを仕切る内壁10には、寝室13と
キッチン3とを行き来するためのドア(図示略)が設けら
れている。また、前記第1居住領域1の、前記可動間仕
切り家具14と対向する壁部には、スペーサ15が設け
られており、このスペーサ15に可動間仕切り家具14
が当接するようになっている。そして、図2に示すよう
に、このスペーサ15に可動間仕切り家具14が当接し
た状態において、該可動間仕切り家具14の左端部が前
記開口部10に位置するようになっている。
【0020】そして、上記のような可動間仕切り家具1
4を備えた住宅では、図1に示すように、可動間仕切り
家具14を前記第2居住領域2に配置した場合、該第2
居住領域2が二つの部屋12,13に仕切られるので、
これら二つの部屋12,13を寝室等の個人用の部屋と
して使用することができる。また、前記第1居住領域1
はキッチン3を含んでいるので、このキッチン3の南側
を、キッチン3と連続したリビング8として使用するこ
とができる。一方、図2に示すように、前記可動間仕切
り家具14を、内壁10に形成された開口部11を通し
て移動させて、前記スペーサ15に当接して第1居住領
域1に配置した場合、該第1居住領域1はキッチン3と
その他の部屋16とに仕切られるので該その他の部屋1
6を個人用の部屋として使用することができる。また、
前記第2居住領域2は、可動間仕切り家具14によって
仕切られないので、一つの大きな部屋17となり、この
部屋17をパーティルーム等として使用することができ
る。このように、本例の住宅では、前記可動間仕切り家
具14を第1居住領域1と第2居住領域2との間で移動
することで、所望の居住領域を仕切ることができるの
で、住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いように
変更することができる。
【0021】また、前記可動間仕切り家具14によっ
て、前記第1居住領域1または第2居住領域2を仕切っ
た場合に、該可動間仕切り家具14を仕切られた部屋用
の収納として有効に利用することができ、また、可動間
仕切り家具14には、仕切られた部屋のそれぞれから物
を出し入れできる収納部14a,14bが設けられてい
るので、各部屋ごとの収納として使用することができ
る。さらに、可動間仕切り家具14は通常の間仕切り壁
より厚く、内部に空間を有するので、間仕切られた部屋
どうしの防音効果を高めることができる。
【0022】なお、本例では、第1居住領域1または第
2居住領域2を、可動間仕切り家具14で仕切るように
構成したが、該可動間仕切り家具14に代えて、通常の
可動間仕切り壁で第1居住領域1または第2居住領域2
を仕切るように構成してもよい。この場合、可動間仕切
り壁は、可動間仕切り家具14より薄いので仕切られた
部屋が広くなるという利点がある。
【0023】(第2実施形態例)図3〜図5は本発明の住
宅の第2例を示す平面図である。これらの図に示す住宅
が前記図1および図2に示す住宅と異なる点は、可動間
仕切りの構成であるので、本例ではこの点について説明
し、図1および図2に示す住宅と共通構成要素には同一
符号を付してその説明を省略する。
【0024】すなわち、図1に示すように、前記第1居
住領域1と第2居住領域2とを仕切る内壁10に形成さ
れた開口部11には、可動間仕切り壁20が配設されて
いる。この可動間仕切り壁20は、平面視において、そ
の一端部を支点として回動可能に設けられたもので、該
可動間仕切り壁20の厚さは、内壁10と等しく設定さ
れ、また、前記可動間仕切り壁20の平面視における長
さは、前記開口部11の平面視における幅より小さく設
定されている。前記可動間仕切り壁20を回動可能に設
けるには、該可動間仕切り壁20の一端部を軸21によ
って床と天井に回動自在に支持するとともに、該可動間
仕切り壁20の上下縁部と、天井と床との間に若干の隙
間をもたせることにより行われている。
【0025】また、前記可動間仕切り壁20の、前記軸
21によって支持されている側と反対側の端部下面に
は、図6に示すように、脚部22が設けられている。こ
の脚部22は可動間仕切り壁20の下面から出没自在な
ものであり、該脚部22にはレバー22aが固定され、
このレバー22aは可動間仕切り壁20の側端面に形成
された長孔23を通して該可動間仕切り壁20の側端面
に突出されている。そして、前記可動間仕切り壁20で
は、前記レバー22aを上方に引き上げることで、脚部
22が可動間仕切り壁20に引込まれて、前記軸21を
支点として回動可能となり、一方、前記レバー22aを
押し下げて、脚部22の下端部を床面に押し付けること
で、所定の位置で回動不能に固定できるようになってい
る。
【0026】そして、上記のような可動間仕切り壁20
を備えた住宅では、図4に示すように、可動間仕切り壁
20を回動して、前記第2居住領域2に配置した場合、
上記第1実施形態例の場合と同様に、該第2居住領域2
が二つの部屋12,13に仕切られるので、一方の部屋
13を寝室等の個人用の部屋として使用することができ
る。また、前記第1居住領域1はキッチン3を含んでい
るので、このキッチン3の南側を、キッチン3と連続し
たリビング8として使用することができるとともに、該
リビング8と前記部屋12とが連続しているので、これ
らを広いリビングとして使用することができる。
【0027】一方、図5に示すように、前記可動間仕切
り壁20を、内壁10に形成された開口部11を通して
回動させて、第1居住領域1に配置した場合、該第1居
住領域1はキッチン3とその他の部屋16とに仕切るこ
とができる。また、前記第2居住領域2は、可動間仕切
り壁20によって仕切られないので、一つの大きな部屋
17となり、この部屋17と前記部屋16とは連通して
いるので、これらを広いパーティルーム等として使用す
ることができる。
【0028】さらに、前記可動間仕切り壁20を図3に
示すように、前記開口部内に配置した場合、第1居住領
域1と第2居住領域2とを、それぞれの領域内に間仕切
りが無い状態で、仕切ることが可能となり、これら第1
居住領域1および第2居住領域2をそれぞれ広い部屋と
して使用することができる。このように、本例の住宅で
は、前記可動間仕切り壁20を第1居住領域1と第2居
住領域2との間で回動させることで、所望の居住領域を
仕切ることができるので、住宅内の部屋のレイアウトを
住人の使い易いように変更することができる。
【0029】(第3実施形態例)図7〜図10は本発明の
住宅の第3例を示す平面図である。これらの図に示す住
宅が前記図3〜図5に示す住宅と異なる点は、可動間仕
切りの構成であるので、本例ではこの点について説明
し、図3〜図5に示す住宅と共通構成要素には同一符号
を付してその説明を省略する。
【0030】すなわち、前記第1居住領域1と第2居住
領域2とを仕切る内壁10に形成された開口部11に
は、可動間仕切り壁24が配設されている。この可動間
仕切り壁21は、平面視において、その中央部より端部
側に近い中途部を支点として回動可能に設けられたもの
で、該可動間仕切り壁24の厚さは、内壁10と等しく
設定され、また、前記可動間仕切り壁24の平面視にお
ける長さは、前記開口部11の平面視における幅より小
さく設定されている。前記可動間仕切り壁24を回動可
能に設けるには、上記第2実施形態例の場合と同様に、
該可動間仕切り壁24の中途部を軸21によって床と天
井に回動自在に支持するとともに、該可動間仕切り壁2
4の上下縁部と、天井と床との間に若干の隙間をもたせ
ることにより行われている。
【0031】また、前記第1居住領域1には、第2可動
間仕切り壁25が前記玄関7の近傍において配設されて
いる。この第2可動間仕切り壁25は、平面視において
その中央部を支点として回動自在に設けられたもので、
その平面視における長さは、図10に示すように、左右
に延在するように配置した際に、前記左右に延在するよ
うに配置された可動間仕切り壁24と干渉しなような長
さに設定されている。なお、前記可動間仕切り壁24お
よび第2可動間仕切り壁25のいずれにも、前記可動間
仕切り壁20と同様に、脚部22が設けられ、該脚部2
2によって所望の位置に回動不能に固定できるようにな
っている。
【0032】そして、上記のような可動間仕切り壁24
および第2可動間仕切り壁25を備えた住宅では、図7
に示すように、可動間仕切り壁24を回動して、前記第
2居住領域2に配置した場合、上記第2実施形態例の場
合と同様に、該第2居住領域2が二つの部屋12,13
に仕切られるので、一方の部屋13を寝室等の個人用の
部屋として使用することができ、また、他方の部屋12
とキッチン3の南側のリビング8が連通するので、これ
らを広いリビングとして使用することができる。さら
に、前記第2可動間仕切り壁25を回動して、南北に延
在させた状態で配置した場合、該第2可動間仕切り壁2
5が前記玄関7の玄関ホール前に位置する隠し壁とな
り、玄関からの目線を遮断することができる。
【0033】また、図8に示すように、前記可動間仕切
り壁24を回動して、前記内壁10に形成された開口部
11に配置した場合、前記第2住居領域2を、寝室13
とこの寝室13に連通した個人用のリビング12として
使用することができる。また、前記第1居住領域1をキ
ッチン3とこのキッチン3に連通したリビング8として
使用することができる。さらに、図8に示す状態から、
図9に示すように、第2可動間仕切り壁25を回動して
東西に延在するように配置した場合、第1住居領域1に
おいて、キッチン3とリビング8とをある程度仕切るこ
とができるとともに、玄関ホール前を開放的な空間とす
ることができる。また、図9に示す状態から、図10に
示すように、可動間仕切り壁24を回動して東西に延在
するように配置した場合、第1居住領域1のリビング8
と、第2居住領域2の部屋12とが連通し、この連通し
た部屋を広いリビングとして使用することができ、ま
た、第1居住領域1のキッチン3とリビング8とを仕切
ることができる。このように、本例の住宅では、前記可
動間仕切り壁24を第1居住領域1と第2居住領域2と
の間で回動させるとともに、第2可動間仕切り25を回
動させることで、所望の居住領域を仕切ることができる
ので、住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いよう
に変更することができる。
【0034】(第4実施形態例)図11〜図16は本発明
の住宅の第4例を示す平面図である。これらの図に示す
住宅が前記図7〜図10に示す住宅と異なる点は、可動
間仕切りの構成であるので、本例ではこの点について説
明し、図7〜図10に示す住宅と共通構成要素には同一
符号を付してその説明を省略する。
【0035】すなわち、前記第1居住領域1と第2居住
領域2とを仕切る内壁10に形成された開口部11に
は、上記第3実施形態例の場合と同様にして、可動間仕
切り壁24が配設されている。また、前記第1居住領域
1には、第2可動間仕切り壁26前記玄関7の近傍にお
いて配設されている。この第2可動間仕切り壁26は、
平面視においてその一端部を支点として回動自在に設け
られたもので、その平面視における長さは、図14に示
すように、左右に延在するように配置した際に、前記左
右に延在するように配置された可動間仕切り壁24と干
渉しなような長さに設定されている。なお、前記可動間
仕切り壁24および第2可動間仕切り壁26のいずれに
も、前記可動間仕切り壁20と同様に、脚部22が設け
られ、該脚部22によって所望の位置に回動不能に固定
できるようになっている。
【0036】そして、上記のような可動間仕切り壁24
および第2可動間仕切り壁26を備えた住宅では、図1
1に示すように、可動間仕切り壁24を回動して、前記
第2居住領域2に配置した場合、上記第3実施形態例の
場合と同様に、該第2居住領域2が二つの部屋12,1
3に仕切られるので、一方の部屋13を寝室等の個人用
の部屋として使用することができ、また、他方の部屋1
2とキッチン3の南側のリビング8が連通するので、こ
れらを広いリビングとして使用することができる。さら
に、前記第2可動間仕切り壁26を回動して、南北に延
在させた状態で配置した場合、該第2可動間仕切り壁2
6が前記玄関7の玄関ホール前に位置する隠し壁とな
り、玄関からの目線を遮断することができる。
【0037】また、図13に示すように、前記可動間仕
切り壁24を回動して、前記内壁10に形成された開口
部11に配置した場合、前記第2住居領域2を、寝室1
3とこの寝室13に連通した個人用のリビング12とし
て使用することができる。また、前記第1居住領域1を
キッチン3とこのキッチン3に連通したリビング8とし
て使用することができる。さらに、図13に示す状態か
ら、図14に示すように、可動間仕切り壁24および第
2可動間仕切り壁26を回動して、それぞれを東西に延
在するように配置した場合、第1居住領域1のリビング
8と、第2居住領域2の部屋12とが連通し、この連通
した部屋を広いリビングとして使用することができ、ま
た、第1居住領域1のキッチン3とリビング8とを仕切
ることができるとともに、玄関ホール前を開放的な空間
とすることができる。
【0038】また、図14に示す状態から、図15に示
すように、可動間仕切り壁24を回動して開口部11に
配置した場合、第1住居領域1において、キッチン3と
リビング8とをある程度仕切った状態で、第2居住領域
2を個人用の寝室13とこれに連通する個人用のリビン
グ12として使用することができる。さらに、図15に
示す状態から、図16に示すように、可動間仕切り壁2
4を180度回転した場合、第1居住領域1のリビング
8と第2居住領域2の個人用のリビング12とを完全に
仕切ることができる。このように、本例の住宅では、前
記可動間仕切り壁24を第1居住領域1と第2居住領域
2との間で回動させるとともに、第2可動間仕切り26
を回動させることで、所望の居住領域を仕切ることがで
きるので、住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易い
ように変更することができる。
【0039】(第5実施形態例)図17は本発明の第5例
を示す平面図である。この図に示す住宅が前記図1およ
び図2に示す住宅と異なる点は、可動間仕切りの構成で
あるので、本例ではこの点について説明し、図1および
図2に示す住宅と共通構成要素には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0040】図17に示すように、前記第1居住領域1
には、該第1居住領域1をキッチン3と、このキッチン
3の南側にあるリビング8とに仕切ることが可能な可動
間仕切り家具30が配置されている。この可動間仕切り
家具30は、前記開口部11を通って第1居住領域1と
第2居住領域2との間で回動可能に設けられたもので、
該可動間仕切り家具30の幅は、これを第2居住領域2
に配置した場合に、該第2居住領域2の壁に設けられた
スペーサ31に当接するような幅に設定され、可動間仕
切り家具30の高さは、第1居住領域1および第2居住
領域2の天井の高さとほぼ等しいか、若干低く設定され
ている。
【0041】また、前記可動間仕切り家具30は、その
一端部を支点として回動可能に設けられており、この一
端部が平面視において前記開口部11内に配置されてい
る。可動間仕切り家具30を回動可能にするには、該可
動間仕切り家具30の一端部を軸32によって床や天井
等に回動自在に支持するとともに、該可動間仕切り家具
30の底部にキャスターを取付けることによって行われ
ている。
【0042】そして、上記のような可動間仕切り家具3
0を備えた住宅では、可動間仕切り家具30を回動して
前記第2居住領域2に配置した場合、該第2居住領域2
が二つの部屋12,13に仕切られるので、一方の部屋
13を寝室等の個人用の部屋として使用することがで
き、また、他方の部屋12とキッチン3の南側のリビン
グ8が連通するので、これらを広いリビングとして使用
することができる。一方、前記可動間仕切り家具30
を、内壁10に形成された開口部11を通して回動させ
て、第1居住領域1に配置した場合、該第1居住領域1
はキッチン3とその他の部屋16とに仕切られるので該
その他の部屋16を個人用の部屋として使用することが
できる。また、前記第2居住領域2は、可動間仕切り家
具30によって仕切られないので、一つの大きな部屋1
7となり、しかも、この部屋17は前記部屋16と連通
しているので、これらをパーティルーム等として使用す
ることができる。また、可動間仕切り家具30を前記開
口部11内に配置することで、第1居住領域1と第2居
住領域2とを、それぞれの領域内に間仕切りが無い状態
で、仕切ることが可能となり、これら第1居住領域1お
よび第2居住領域2をそれぞれ広い部屋として使用する
ことができる。
【0043】このように、本例の住宅では、前記可動間
仕切り家具30を第1居住領域1と第2居住領域2との
間で回動することで、所望の居住領域を仕切ることがで
きるので、住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易い
ように変更することができる。また、可動間仕切り家具
30によって、第1居住領域1または第2居住領域2を
仕切った場合に、該間仕切り家具30を仕切られた部屋
用の収納として有効に利用することができ、さらに、間
仕切り家具30は間仕切り壁より厚く、内部に空間を有
するので、間仕切られた部屋どうしの防音効果がよくな
るという利点がある。
【0044】(第6実施形態例)図18〜図24は本発明
の住宅の第6例を示す平面図である。これらの図に示す
住宅が前記図7〜図10に示す住宅と異なる点は、可動
間仕切りの構成であるので、本例ではこの点について説
明し、図7〜図10に示す住宅と共通構成要素には同一
符号を付してその説明を省略する。
【0045】本例の住宅では、図18に示すように、前
記第1居住領域1のリビング8を形成する壁の内側にふ
かし壁35が設けられており、このふかし壁35と前記
壁との間が収納部36とされている。また、平面視にお
いて、前記第1居住領域1を二つの部屋に仕切る境界位
置には、レール40aが天井と床面に対向して設置され
ており、該レール40aは前記収納部36から延在する
ようにして配置されている。また、前記第2居住領域2
を二つの部屋12,13に仕切る境界位置には、レール
40bが天井と床面に対向して設置されており、該レー
ル40bは前記レール40aの延長上に延在するように
して配置されている。さらに、前記開口部11には、レ
ール40cが天井と床面に対向して設置されており、該
レール40cは、前記レール40a,40bの接続部か
ら円弧を描くようにして分岐し、該レール40a,40
bにほぼ直交するようにして配置されている。
【0046】前記収納部36には、可動間仕切り戸41
が複数収納されており、これら可動間仕切り戸41は、
前記レール40a,40b,40cに沿って移動すること
で、第1居住領域1を二つの部屋に仕切る境界位置、第
2居住領域2を二つの部屋12,13に仕切る境界位
置、前記開口部11の位置と、収納部36との間を移動
可能に設けられている。
【0047】そして、上記のような可動間仕切り戸41
…を備えた住宅では、図19に示すように、収納部36
から可動間仕切り戸41を引き出して、前記レール40
a,40b上を移動させて第2居住領域2に配置すると
ともに、可動間仕切り41をレール40a,40c上を
移動させて、前記開口部11に配置した場合、該第2居
住領域2が二つの部屋12,13に仕切られるので、該
二つの部屋12,13を寝室等の個人用の部屋として使
用することができ、また、前記第1居住領域1はキッチ
ン3を含んでいるので、このキッチン3以外の場所を該
キッチン3と連通し、かつ前記部屋12と仕切られたリ
ビング8として使用することができる。
【0048】また、図20に示すように、前記可動間仕
切り戸41…をレール40a,40c上を移動させて、
前記開口部11に、該開口部11を塞ぐようにして配置
した場合、第1居住領域1と第2居住領域2とを、それ
ぞれの領域内に間仕切りが無い状態で、仕切ることが可
能となり、これら第1居住領域1および第2居住領域2
をそれぞれ広い部屋として使用することができる。
【0049】さらに、図21に示すように、前記可動間
仕切り戸41…をレール40a,40c上を移動させ
て、前記第1居住領域1と開口部11に配置した場合、
第1居住領域1がキッチン3とその他の部屋16に仕切
られるので、該部屋16を個人用の部屋として使用する
ことができ、また、前記第2居住領域2は、可動間仕切
りによって仕切られないので、一つの大きな部屋17と
なり、この部屋17をパーティルーム等として使用する
ことができる。
【0050】また、図22に示すように、前記可動間仕
切り戸41…をレール40a,40b上を移動させて、
前記第2居住領域2に配置した場合、該第2居住領域2
が二つの部屋12,13に仕切られるので、一方の部屋
13を寝室等の個人用の部屋として使用することがで
き、また、他方の部屋12とキッチン3の南側のリビン
グ8が連通するので、これらを広いリビングとして使用
することができる。
【0051】また、図23に示すように、前記可動間仕
切り戸41…をレール40a,40b上を移動させて、
東西に延在するように配置した場合、第1居住領域1の
リビング8と、第2居住領域2の部屋12とが連通し、
この連通した部屋を広いリビングとして使用することが
でき、また、第2居住領域2の部屋13を個人用の部屋
として使用することができる。さらに、図24に示すよ
うに、前記可動間仕切り戸41…をレール40a,40
b,40cを移動させて、第1居住領域1、第2居住領
域2、開口部11に配置した場合、第1居住領域1がキ
ッチン3とその他の部屋16に仕切られるので、該部屋
16を個人用の部屋として使用することができる。ま
た、該第2居住領域2が二つの部屋12,13に仕切ら
れるので、これら部屋12,13を寝室等の個人用の部
屋として使用することができる。
【0052】このように、本例の住宅では、可動間仕切
り戸41…をレール40a,40b,40c上を移動させ
ることで、所望の居住領域を仕切ることができるので、
住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いように変更
することができる。また、可動間仕切り戸41…が必要
のないときは、該可動間仕切り戸41…を収納部36に
容易に収納することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の住宅によれば、キッチンを含む第1居住領域とキッチ
ンを含まない第2居住領域とを左右に隣接して配置する
ともに、これら第1居住領域と第2居住領域との境界部
に設けられた内壁の中央部に第1居住領域と第2居住領
域とを連通する開口部を形成し、前記第1居住領域およ
び第2居住領域のうちの一方の居住領域に配置され、か
つ該居住領域を二つの部屋に仕切る可動間仕切りを、前
記開口部を通って前記第1居住領域と第2居住領域との
間で移動可能に設けたので、前記可動間仕切りを第1居
住領域と第2居住領域との間で移動することで、所望の
居住領域を仕切ることができ、よって、住宅内の部屋の
レイアウトを住人の使い易いように変更することができ
る。
【0054】請求項2の住宅によれば、請求項1と同様
の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記可動間
仕切りを平行移動可能な可動間仕切り家具で構成したの
で、該可動間仕切り家具によって、前記第1居住領域ま
たは第2居住領域を仕切った場合に、該可動間仕切り家
具を仕切られた部屋用の収納として有効に利用すること
ができる。また、可動間仕切り家具は間仕切り壁より厚
く、内部に空間を有するので、間仕切られた部屋どうし
の防音効果が向上させることができる。
【0055】請求項3の住宅によれば、請求項1と同様
の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記可動間
仕切りを、平面視において所定の部分を支点として回動
可能な可動間仕切り壁で構成したので、該可動間仕切り
壁を回動させることで、所望の居住領域を仕切って、住
宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いように変更す
ることができる。また、可動間仕切り壁を前記開口部内
に位置させることができ、これによって、第1居住領域
と第2居住領域とを、それぞれの領域内に間仕切りが無
い状態で、仕切ることが可能となり、よって、これら第
1居住領域1および第2居住領域2をそれぞれ広い部屋
として使用することができる。
【0056】請求項4の住宅によれば、請求項1と同様
の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記可動間
仕切りを、平面視において所定の部分を支点として回動
可能な可動間仕切り家具で構成したので、可動間仕切り
家具を回動させることで、所望の居住領域を仕切って、
住宅内の部屋のレイアウトを住人の使い易いように変更
することができる。また、前記第1居住領域または第2
居住領域を仕切った場合に、該間仕切り家具を仕切られ
た部屋用の収納として有効に利用することができる。さ
らに、間仕切り家具は間仕切り壁より厚く、内部に空間
を有するので、間仕切られた部屋どうしの防音効果を向
上させることができる。加えて、可動間仕切り壁を前記
開口部内に位置させることができ、これによって、第1
居住領域と第2居住領域とを、それぞれの領域内に間仕
切りが無い状態で、仕切ることが可能となり、よって、
これら第1居住領域1および第2居住領域2をそれぞれ
広い部屋として使用することができる。
【0057】請求項5の住宅によれば、キッチンを含む
第1居住領域とキッチンを含まない第2居住領域とが左
右に隣接して配置するとともに、これら第1居住領域と
第2居住領域との境界部に設けられた内壁の中央部に第
1居住領域と第2居住領域とを連通する開口部を形成
し、前記第1居住領域または第2居住領域のうちの一方
の領域を構成する壁に沿って、可動間仕切りを収納する
収納部を設け、該可動間仕切りを、平面視において、前
記第1居住領域を二つの部屋に仕切る境界位置、前記第
2居住領域を二つの部屋に仕切る境界位置、前記開口部
の位置のうちの少なくとも一つの位置と、収納部との間
を移動可能に設けたので、可動間仕切りによって、所望
の居住領域を仕切ることができ、よって、住宅内の部屋
のレイアウトを住人の使い易いように変更することがで
きるとともに、必要のないときは、収納部に可動間仕切
りを容易に収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の住宅の第1例を示すもので、その平面
図である。
【図2】同、可動間仕切り壁を移動させて、第1居住領
域に配置した状態を示す平面図である。
【図3】本発明の住宅の第2例を示すもので、その平面
図である。
【図4】同、可動間仕切り壁を回動させて、第2居住領
域に配置した状態を示す平面図である。
【図5】同、可動間仕切り壁を回動させて、第1居住領
域に配置した状態を示す平面図である。
【図6】同、可動間仕切り壁の要部を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の住宅の第3例を示すもので、その平面
図である。
【図8】同、可動間仕切り壁を回動させて、開口部に配
置した状態を示す平面図である。
【図9】同、第2可動間仕切り壁を、東西に延在するよ
うに配置した状態を示す平面図である。
【図10】同、可動間仕切り壁を第1居住領域に配置し
た状態を示す平面図である。
【図11】本発明の住宅の第4例を示すもので、その平
面図である。
【図12】同、可動間仕切り壁を開口部に配置した状態
を示す平面図である。
【図13】同、可動間仕切り壁を、図12に示す状態か
ら反転させた状態を示す平面図である。
【図14】同、可動間仕切り壁と第2可動間仕切り壁を
一直線上に配置した状態を示す平面図である。
【図15】同、可動間仕切り壁を開口部に配置するとと
もに、第2可動間仕切りを東西に延在するように配置し
た状態を示す平面図である。
【図16】同、可動間仕切り壁を、図15に示す状態か
ら反転させた状態を示す平面図である。
【図17】本発明の住宅の第5例を示すもので、その平
面図である。
【図18】本発明の住宅の第6例を示すもので、その平
面図である。
【図19】同、可動間仕切り戸を第2居住領域と開口部
に配置した状態を示す平面図である。
【図20】同、可動間仕切り戸を開口部にのみ配置した
状態を示す平面図である。
【図21】同、可動間仕切り戸を第1居住領域と開口部
に配置した状態を示す平面図である。
【図22】同、可動間仕切り戸を第2居住領域にのみ配
置した状態を示す平面図である。
【図23】同、可動間仕切り戸を東西に延在するように
配置した状態を示す平面図である。
【図24】同、可動間仕切り戸を、第1および第2居住
領域と開口部に配置した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 第1居住領域 2 第2居住領域 3 キッチン 10 内壁 11 開口部 14,30 可動間仕切り家具(可動間仕切り) 20,24 可動間仕切り壁(可動間仕切り) 36 収納部 41 可動間仕切り戸(可動間仕切り)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視略方形状をなす住宅内に、キッチ
    ンを含む第1居住領域とキッチンを含まない第2居住領
    域とが左右に隣接して配置されるとともに、これら第1
    居住領域と第2居住領域との境界部に内壁が設けられ、 この内壁の中央部には第1居住領域と第2居住領域とを
    連通する開口部が形成され、 前記第1居住領域および第2居住領域のうちの一方の居
    住領域に配置され、かつ該居住領域を二つの部屋に仕切
    る可動間仕切りが、前記開口部を通って前記第1居住領
    域と第2居住領域との間で移動可能に設けられているこ
    とを特徴とする住宅。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の住宅において、 前記可動間仕切りが平行移動可能な可動間仕切り家具で
    構成されていることを特徴とする住宅。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の住宅において、 前記可動間仕切りが、平面視において所定の部分を支点
    として回動可能な可動間仕切り壁であることを特徴とす
    る住宅。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の住宅において、 前記可動間仕切りが、平面視において所定の部分を支点
    として回動可能な可動間仕切り家具であることを特徴と
    する住宅。
  5. 【請求項5】 平面視略方形状をなす住宅内に、キッチ
    ンを含む第1居住領域とキッチンを含まない第2居住領
    域とが左右に隣接して配置されるとともに、これら第1
    居住領域と第2居住領域との境界部に内壁が設けられ、 この内壁の中央部には第1居住領域と第2居住領域とを
    連通する開口部が形成され、 前記第1居住領域または第2居住領域のうちの一方の領
    域を構成する壁に沿って、可動間仕切りを収納する収納
    部が設けられ、該可動間仕切りは、平面視において、前
    記第1居住領域を二つの部屋に仕切る境界位置、前記第
    2居住領域を二つの部屋に仕切る境界位置、前記開口部
    の位置のうちの少なくとも一つの位置と、収納部との間
    を移動可能に設けられていることを特徴とする住宅。
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