JP2000144861A - 衛生洗浄装置の制御装置 - Google Patents

衛生洗浄装置の制御装置

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JP2000144861A
JP2000144861A JP10322431A JP32243198A JP2000144861A JP 2000144861 A JP2000144861 A JP 2000144861A JP 10322431 A JP10322431 A JP 10322431A JP 32243198 A JP32243198 A JP 32243198A JP 2000144861 A JP2000144861 A JP 2000144861A
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thermistor
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Naoki Ametani
直樹 飴谷
Shinji Isaji
伸司 伊佐治
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Toto Ltd
Aichi Electric Co Ltd
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Toto Ltd
Aichi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度測定用のサーミスタの測定温度差を良好
に解消して、ヒータに通電する電力の通電量を正確に演
算可能とした。 【解決手段】 衛生洗浄装置A製造時に、予め温度測定
用のサーミスタ7個々の測定温度差を事前に検出してお
き、衛生洗浄装置A稼働時に入力した温度データを、予
め検出した温度測定用サーミスタ7の測定温度差分だけ
補正するように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄機能や暖房機
能等を備えた衛生洗浄装置において、衛生洗浄装置の各
製品間で制御温度に個体差を無くして、それぞれ均一な
温度制御を可能とした改良された衛生洗浄装置の制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、局部洗浄用の温水を加熱したり、
便座の表面を暖房する機能を備えた衛生洗浄装置が急速
に普及してきた。図12は前記温水を加熱する機能や便
座表面を暖房する機能等を備えた、今日一般的によく知
られている衛生洗浄装置Aを示す斜視図で、図12にお
いて、1は洋式便器2の上部に便蓋3とともに開閉自在
に取付けた便座を示し、前記便座1の内部には、その表
面を使用者の所望する温度に暖房する図示しないヒータ
と、前記便座1の温度を測定するサーミスタが具備され
ている。4は前記便座1の下側から便器2内に向かって
進退可能に取付けたノズルであり、図示しない給水源か
ら供給される洗浄水を局部に向けて噴出して局部を清潔
に洗浄する。
【0003】5は便器2の上部後背部に取付けられた制
御装置を示し、その内部には、前記ノズル4から噴出す
る局部洗浄水を加熱する図示しないヒータと、前記加熱
した局部洗浄水の温度を測定するサーミスタと、前記便
座1を暖房するヒータおよび局部洗浄水を所定の温度に
加熱するヒータへの通電量を制御する制御手段とを備え
て、前記衛生洗浄装置Aは概略構成されている。前記制
御装置5の正面側上部には操作パネルが備えられ、使用
者が便座1の温度や局部洗浄水の温度を設定,変更する
温度設定用のボリューム6が配置されている。
【0004】つづいて、前記制御装置5内の制御手段の
構成について図13のブロック図を用いて説明する。図
13において、aは前記便座1を暖房するヒータや局部
洗浄水を加熱するヒータへの通電量を制御する制御手段
を示しており、7は図12に示す便座1の温度やノズル
4から噴出する局部洗浄水の温度を測定するサーミスタ
である。8は前記サーミスタ7で測定した便座1や局部
洗浄水の温度データをコントローラ9内に入力する入力
手段を示し、10は前記入力手段8により入力した温度
データと、使用者が図12に示す制御装置5の温度設定
用ボリューム6を操作することにより任意に設定した設
定温度情報から、便座1や局部洗浄水を適温に加熱する
ヒータ11への通電量を演算処理する通電量演算手段で
ある。
【0005】図13に示す12は前記通電量演算手段1
0にて演算処理した通電量を、例えば、位相制御やPW
M制御(パルス幅変調)方式等により、便座1や局部洗
浄水を暖房(加熱)するヒータ11に通電し、これらを
温度設定用ボリューム6で設定した温度に加熱するヒー
タ制御手段である。
【0006】このようにして構成された制御手段aは、
図14に示すフローチャートに従って順次前記便座1や
局部洗浄水を加熱する。即ち、図12に示す衛生洗浄装
置Aの電源スイッチ(図示せず)を投入すると、図13
に示す制御手段aのコントローラ9は、ステップS1
おいて、RAMの初期化,I/O設定,割り込み処理の
設定等マイクロコンピュータの初期化処理を行う。
【0007】つづいて、図13に示すサーミスタ7によ
り便座1または局部洗浄水の温度を測定すると、入力手
段8はステップS2 において前記測定した温度データを
コントローラ9内に取込む。入力手段8によって温度デ
ータがコントローラ9内に取込まれると、通電量演算手
段10は、ステップS3 にて、使用者が図12に示す温
度設定用ボリューム6を操作することにより任意に設定
した、便座1または局部洗浄水の設定温度情報を取込
み、前記便座1または局部洗浄水の温度データと併せ
て、便座1または局部洗浄水を暖房(加熱)するヒータ
11への通電量を演算処理(ステップS4 )する。この
とき、演算処理したヒータ11への通電量は、前記ヒー
タ11に該通電量を通電した際に、便座1または局部洗
浄水の温度を、使用者が温度設定用ボリューム6を操作
して任意に事前設定した温度とするために必要な熱量を
あらわすものである。
【0008】前記通電量演算手段10により演算処理さ
れた通電量は、ヒータ制御手段12によって図示しない
商用電源からヒータ11に、例えば、位相制御やPWM
制御によって通電され、便座1または局部洗浄水を使用
者が設定した温度に暖房(加熱)する(ステップ
5 )。図13に示す制御手段aは、便座1または局部
洗浄水が使用者が所望する温度に暖房(加熱)される
と、再びステップS2 の温度データの入力動作まで戻
り、前記と同様の動作を繰返して、便座1または局部洗
浄水の温度を常時使用者が設定した温度に維持すること
ができる。
【0009】従来の衛生洗浄装置における制御装置は、
以上説明したように、サーミスタで測定した温度データ
と、使用者が任意に設定した設定温度情報に基づいて通
電量を演算処理し、この通電量を前記各ヒータに通電す
ることで、便座および局部洗浄水を使用者の好みの温度
(適温)に暖房(加熱)するよう構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の衛生洗浄装置に
おける制御装置は、サーミスタ7で測定した便座1や局
部洗浄水の温度をフィードバック制御して、前記便座1
や局部洗浄水を暖房(加熱)するヒータ11への通電量
を演算処理していたので、、サーミスタ7の温度測定精
度が便座1や局部洗浄水の温度を制御する際に最も重要
なポイントとなる。しかしながら、前記サーミスタ7は
一般に、個々のサーミスタ、特にそれを製造するメーカ
ー毎に測定温度にバラツキがあり、実際の便座1や局部
洗浄水の温度を正確に測定できない場合がある。即ち、
本当の便座1温度が30°Cである場合、あるサーミス
タ7でこれを測定したら31°Cとなり、また、別のサ
ーミスタ7で測定したときは29°Cであるということ
が時々あった。この現象は、個々のサーミスタに測定温
度に対する差温が存在し、温度測定対象である便座1や
局部洗浄水の温度を正確に把握することが非常に困難で
あった。
【0011】前記各サーミスタの間で存在する測定温度
差は、図13に示す制御手段aの入力手段8によって不
正確な温度データとしてそのままコントローラ9内に入
力され、通電量演算手段10は使用者が任意に設定した
設定温度情報と併せてヒータ11に通電する通電量を演
算処理するため、その演算結果は当然、便座1または局
部洗浄水の温度を使用者の望む温度まで暖房(加熱)す
るのに必要な熱量とはならず、ヒータ制御手段12は前
記演算処理によりもとめた通電量をヒータ11に通電し
て便座1や局部洗浄水を使用者の所望の温度に暖房(加
熱)しようとする。しかし、前記入力した温度データが
不正確であるため、便座1や局部洗浄水を使用者が自ら
温度設定用ボリューム6を操作することにより設定した
温度(例えば、35°C)に暖房(加熱)することがで
きず、実際には便座1や局部洗浄水を36°Cまで過加
熱してしまったり、あるいは、34°Cまでしか加熱で
きなかったりと温度調節が良好に行えず、使用者は衛生
洗浄装置Aの使用にあたって不快感をおぼえることがあ
った。
【0012】本発明は、前記の問題点を解決するように
したもので、衛生洗浄装置における温度制御の個体差を
なくし、使用者が制御温度の設定を迅速,確実に行える
ようにした衛生洗浄装置の制御装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の衛生洗浄
装置の制御装置においては、加熱用ヒータと温度測定用
のサーミスタとを備えて、前記温度測定用サーミスタの
測定温度に基づき、前記ヒータに通電する通電量を制御
して便座や局部洗浄用の温水等を加熱する衛生洗浄装置
において、衛生洗浄装置の製造時に、予め温度測定用サ
ーミスタの測定温度と実際の温度との差分を所定の温度
範囲にわたり検出する手段と、前記検出した測定温度の
差分をデータテーブル化して保存する記憶手段と、衛生
洗浄装置の稼動時、温度測定用のサーミスタで測定した
温度データを入力する手段と、前記入力した温度データ
を記憶手段に保存した測定温度の差分データテーブルと
照合し、該当する差分データを抽出する手段と、前記抽
出した差分データを基に前記入力した温度データを補正
する手段と、前記補正した温度データと使用者が任意に
設定した設定温度情報からヒータに通電する通電量を演
算処理する手段によって構成した。
【0014】請求項2記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おいては、加熱用ヒータと温度測定用のサーミスタとを
備えて、前記温度測定用サーミスタの測定温度に基づ
き、前記ヒータに通電する通電量を制御して便座や局部
洗浄用の温水等を加熱する衛生洗浄装置において、衛生
洗浄装置の製造時に、予め温度測定用サーミスタの測定
温度と実際の温度との差分を所定の温度範囲にわたり検
出する第1の検出手段と、前記検出した測定温度の差分
をデータテーブル化して記憶する第1の記憶手段と、可
変抵抗器を内蔵して構成した温度設定用のボリュームと
基準ボリュームとの電圧値または電流値の差分を所定の
設定温度範囲にわたり検出する第2の検出手段と、前記
検出した電圧値または電流値の差分をデータテーブル化
して記憶する第2の記憶手段と、衛生洗浄装置の稼動
時、温度測定用のサーミスタで測定した温度データを入
力する第1の入力手段と、温度設定用ボリュームの電圧
値または電流値を入力する第2の入力手段と、前記入力
した温度データと温度設定用ボリュームの電圧値または
電流値を、第1,2の記憶手段に記憶した測定温度の差
分データテーブルおよび温度設定用のボリュームと基準
ボリュームの電圧値または電流値の差分データテーブル
と照合し、該当する測定温度の差分データと電圧値また
は電流値の差分データを抽出する手段と、前記抽出した
差分データを基に、入力した温度データおよび温度設定
用ボリュームの電圧値または電流値を補正する手段と、
前記補正した温度データと温度設定用ボリュームの電圧
値または電流値よりヒータに通電する通電量を演算処理
する手段によって構成した。
【0015】請求項3記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おいては、加熱用ヒータと温度測定用のサーミスタを備
えて、前記温度測定用サーミスタの測定温度に基づき、
前記ヒータに通電する通電量を制御して便座や局部洗浄
用の温水等を加熱する衛生洗浄装置において、衛生洗浄
装置の製造時に、予め温度測定用サーミスタの測定温度
と実際の温度との差分を所定の温度範囲にわたり検出す
る手段と、前記検出した測定温度の差分データを送信す
る手段からなる外部機器に電気的に接続可能となして、
前記測定温度の差分データを受信する手段と、該受信し
た測定温度の差分をデータテーブル化して記憶する記憶
手段と、衛生洗浄装置の稼動時、温度測定用のサーミス
タで測定した温度データを入力する手段と、前記入力し
た温度データを記憶手段に記憶した測定温度の差分デー
タテーブルと照合し、該当する差分データを抽出する手
段と、前記抽出した差分データを基に、入力した温度デ
ータを補正する手段と、前記補正した温度データと使用
者が任意に設定する設定温度情報からヒータに通電する
通電量を演算処理する手段によって構成した。
【0016】請求項4記載の衛生洗浄装置の制御装置に
おいては、加熱用ヒータと温度測定用のサーミスタを備
えて、前記温度測定用サーミスタの測定温度に基づき、
前記ヒータに通電する通電量を制御して便座や局部洗浄
用の温水等を加熱する衛生洗浄装置において、衛生洗浄
装置の製造時に、予め温度測定用サーミスタの測定温度
と実際の温度との差分を所定の温度範囲にわたり検出す
る第1の検出手段と、前記検出した測定温度の差分デー
タを送信する手段と、可変抵抗器を内蔵して構成した温
度設定用のボリュームと基準ボリュームとの電圧値また
は電流値の差分を所定の設定温度範囲にわたり検出する
第2の検出手段と、該電圧値または電流値の差分データ
を送信する手段からなる外部機器に電気的に接続可能と
なして、前記測定温度の差分データおよび電圧値または
電流値の差分データを受信する手段と、前記受信した測
定温度の差分データおよび電圧値または電流値の差分デ
ータをそれぞれデータテーブル化して記憶する第1,2
の記憶手段と、衛生洗浄装置の稼動時、温度測定用のサ
ーミスタで測定した温度データを入力する第1の入力手
段と、温度設定用ボリュームの電圧値または電流値を入
力する第2の入力手段と、前記入力した温度データと温
度設定用ボリュームの電圧値または電流値を第1,2の
記憶手段に記憶した測定温度の差分データテーブルおよ
び温度設定用ボリュームと基準ボリュームの電圧値また
は電流値の差分データテーブルと照合し、該当する測定
温度の差分データおよび電圧値または電流値の差分デー
タを抽出する手段と、前記抽出した差分データを基に、
入力した温度データおよび温度設定用ボリュームの電圧
値または電流値を補正する手段と、前記補正した温度デ
ータと温度設定用ボリュームの電圧値または電流値より
ヒータに通電する通電量を演算処理する手段によって構
成した。
【0017】本発明の衛生洗浄装置における制御装置
は、温度測定用のサーミスタおよび温度設定用のボリュ
ームに存在する測定温度差および設定温度差を良好に解
消し、この結果、便座や局部洗浄水の温度を正確に把握
し、便座や局部洗浄水の温度を使用者が自ら温度設定用
のボリュームを操作することによって事前に設定した所
望の温度に的確に維持できるようにした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図3により説明する。なお、図1において図13
と同一部品は同一符号を付して説明する。図1は前記便
座1や局部洗浄水を暖房(加熱)するヒータ11に通電
する通電量を制御する制御手段bの概略構成を示すブロ
ック図である。図中、13は衛生洗浄装置Aの製造時
に、図12に示す温度設定用ボリューム6で設定可能な
温度範囲にある、例えば、湯水の温度をサーミスタ7で
測定してコントローラ14内に取込むための検出手段で
ある。
【0019】15は前記検出手段14にて検出した湯水
の温度を、図2に示すようにデータテーブル化して記憶
し、実際の湯水の温度とサーミスタ7の測定温度との温
度差を自動検出して保存するEEPROMやフラッシュ
ROM等からなる記憶手段であり、16は衛生洗浄装置
Aの稼動時に、入力手段8によって入力された便座1や
局部洗浄水の温度データを、予め記憶手段15に記憶さ
せておいたサーミスタ7の測定温度と照合して、該当す
る測定温度差を抽出する抽出手段である。17は前記抽
出した測定温度差を基にして、前記入力手段8より入力
した便座1や局部洗浄水の温度データを補正する補正手
段である。
【0020】10は前記補正手段17で補正した補正温
度データと使用者が温度設定用ボリューム6を操作して
任意に設定した設定温度情報から、ヒータ11に通電す
る通電量を演算処理する通電量演算手段であり、12は
前記通電量演算手段10で演算処理した通電量を図示し
ない商用電源からヒータ11に通電し、便座1や局部洗
浄水を所望する温度に暖房(加熱)するヒータ制御手段
である。
【0021】つづいて、前記制御手段bのヒータ制御動
作を図3,4のフローチャートを用いて説明する。まず
最初に、図12に示す衛生洗浄装置Aの製造時、つま
り、図1の制御手段bを制御装置5内に組込む以前の段
階において、図示しない商用電源から前記制御手段bに
動作用の電源を供給すると、制御手段bは図3のステッ
プS21において、コントローラ14内のRAMの初期
化,I/O設定,割り込み処理の設定等、マイクロコン
ピュータの初期化処理を行う。次に図1に示す検出手段
13は、温度設定用のボリューム6で設定可能な温度範
囲にある、サーミスタ7で測定した、例えば、湯水の温
度を検出する。
【0022】このとき、前記検出手段13は、温度設定
用のボリューム6で設定可能な温度範囲全体にわたって
湯水の温度を検出する。即ち、前記温度設定用ボリュー
ム6の設定温度範囲が、例えば、30〜42°Cであれ
ば、サーミスタ7が前記温度範囲30〜42°Cにおけ
るある温度を測定したときに、実際の湯水の温度との間
にそれぞれ何°Cの測定温度差があるのかを30〜42
°Cの温度範囲全体にわたって検出しなければならな
い。
【0023】例えば、前記サーミスタ7が図3のステッ
プS22において、実際には30°Cである湯水の温度を
31°Cと測定した場合、前記検出手段13はステップ
23にて、該温度データを記憶手段15に、実際の温度
が30°Cであるときのサーミスタ7の測定温度として
記憶し(図2参照)、つづいて、実際の湯水の温度とサ
ーミスタ7の測定温度との差を自動検出して測定温度差
(+1°C)として保存する(ステップS24)。
【0024】前記検出手段13は、ステップS25におい
て、温度設定用ボリューム6の設定温度範囲30〜42
°C全体にわたって前記測定温度差を検出したかどうか
の判定を行い、測定温度差が設定温度範囲30〜42°
C全体にわたって検出されていない場合は、ステップS
22の温度データ検出の位置まで戻り、つづいて湯水の温
度が32°Cのときの測定温度差を検出する。このよう
にして、測定温度差の検出動作を繰返すことにより、前
記測定温度差が設定温度範囲30〜42°C全体にわた
って検出されたら、制御手段bはサーミスタ7自体に存
在する実際の温度との間の測定温度差の検出作業を終了
する。
【0025】なお、ここでは、サーミスタ7の測定温度
差の検出精度を、温度設定用ボリューム6の設定温度範
囲30〜42°C間を2°C単位で検出した例について
説明したが、前記測定温度差の検出精度はこれに限定す
ることなく、使用者が望む検出精度で行えばよいことは
勿論である。
【0026】前記サーミスタ7における測定温度差の検
出作業が終了すると、前記制御手段bは図12に示す衛
生洗浄装置Aに具備した制御装置5内の所定位置に組込
まれる。このとき、前記サーミスタ7は図5に示すよう
に、便座1に内蔵した暖房用のヒータ11の近傍に設置
されて、衛生洗浄装置Aの稼動時に前記便座1の温度を
正確に測定できるようにして、前記衛生洗浄装置Aは組
立を終える。
【0027】衛生洗浄装置Aの組立が終了したら、図示
しない電源スイッチの投入により通電を開始して、図1
2に示す衛生洗浄装置Aを稼動させる。これにより、図
1に示すコントローラ14は図4に示すステップS31
て、コントローラ14内のRAMの初期化,I/O設
定,割り込み処理の設定等、マイクロコンピュータの初
期化処理を再び行い、サーミスタ7の温度測定待ちとな
る。そして、実際は30°Cである便座1または局部洗
浄水の温度をサーミスタ7が31°Cと不正確に測定す
ると、図1に示す入力手段8は、便座1または局部洗浄
水の温度データ(31°C)をコントローラ14内に入
力する(ステップS32)。前記温度データ(31°C)
がコントローラ14内に入力されると、抽出手段16は
記憶手段15内に衛生洗浄装置A製造時に予め記憶させ
ておいたデータテーブル(図2参照)から、サーミスタ
7の測定温度が31°Cのときの測定温度差(+1°
C)を抽出する(ステップS33)。
【0028】補正手段17は抽出手段16よって測定温
度差(+1°C)が抽出されると、入力手段8から入力
した便座1または局部洗浄水の温度データ(31°C)
を測定温度差(+1°C)を基に補正する(ステップS
34)。即ち、前記の如く測定温度差が+1°Cであると
き、実際の便座1または局部洗浄水の温度は、(31°
C)−(+1°C)=30°Cと補正し、サーミスタ7
が有する測定温度差を解消して、実際の便座1の温度を
正確に把握するものである。なお、図2に示すように、
サーミスタ7の測定温度が42°Cである場合は、測定
温度差が+2°Cであるため、実際の便座1の温度は
(42°C)−(+2°C)=40°Cであると把握す
る。
【0029】通電量演算手段10は前記補正した温度デ
ータ(30°C)と、使用者が温度設定用ボリューム6
を操作することにより任意に設定する設定温度情報(ス
テップS35)から、ヒータ11に通電する通電量(便座
1の温度を使用者が温度設定用ボリューム6を操作する
ことにより設定した温度と等しくするのに必要な熱量)
を演算処理する(ステップS36)。
【0030】ヒータ制御手段12は前記演算処理結果を
受けて、図5に示すヒータ11を、例えば、位相制御や
PWM制御によって制御(ステップS37)し、便座1や
局部洗浄水を使用者が任意に設定した温度に暖房(加
熱)する。これにより、前記便座1または局部洗浄水の
温度は、制御手段bに取付けたサーミスタ7の測定温度
と実際の温度との間に存在する測定温度差に関係なく、
的確に制御することが可能となる。
【0031】つまり、前記衛生洗浄装置Aはサーミスタ
7が有する測定温度差の影響を完全に解消することでヒ
ータ11に通電する通電量を正確に演算処理でき、製造
する全ての衛生洗浄装置Aで便座1や局部洗浄水の温度
を良好に制御することができる。その結果、使用者は便
座1に着座したり、局部を洗浄水で洗浄する際に特別に
違和感を感じたりすることなく、快適に使用することが
でき至便である。
【0032】なお、図4では、図1に示す制御手段bが
便座1や局部洗浄水を暖房(加熱)する場合のヒータ制
御動作について説明したが、本発明はこれに限定するこ
となく、例えば、局部乾燥用の温風を加熱するヒータの
制御等、あらゆる加熱用のヒータ制御に使用できること
はいうまでもない。
【0033】つづいて、図6ないし図9により本発明の
第2実施例について説明する。図6は本発明の第2実施
例における制御手段cを示しており、18は衛生洗浄装
置Aの製造時に、サーミスタ7で測定した湯水等の温度
データを検出する第1の検出手段である。19は前記第
1の検出手段18にて検出した温度データをデータテー
ブル化して記憶し、湯水の温度とサーミスタ7の測定温
度との測定温度差を自動検出して保存するEEPROM
やフラッシュROM等からなる第1の記憶手段である。
【0034】20は温度設定用ボリューム6と、衛生洗
浄装置Aの製造時に一時的に取付けられる基準ボリュー
ム21との間の設定温度差を検出する第2の検出手段で
ある。この温度設定用ボリューム6と基準ボリューム2
1は、これを操作することにより内蔵する抵抗値を可変
して電圧値および電流値を変化する構成のものが一般的
であり、前記第2の検出手段20は、温度設定用ボリュ
ーム6と基準ボリューム21をある温度に設定したとき
の電圧値または電流値の差を検出するものである。
【0035】22は前記第2の検出手段20で検出した
設定温度用ボリューム6と基準ボリューム21の電圧値
または電流値と、その差をデータテーブル化して記憶す
る(図8においては電圧値をデータテーブル化した例を
記載)第2の記憶手段であり、23は衛生洗浄装置Aの
稼動時に、前記第1の入力手段24から入力した便座1
や局部洗浄水の温度データと、第2の入力手段25から
入力した温度設定用ボリューム6の電圧値または電流値
を、衛生洗浄装置Aの製造時に予め第1,2の記憶手段
19,22に記憶したサーミスタ7の測定温度および温
度設定用ボリューム6の電圧値または電流値と照合し
て、該当する測定温度差および電圧値または電流値の差
を抽出する抽出手段である。
【0036】26は前記抽出した測定温度差および電圧
値または電流値の差を基に、第1の入力手段24から入
力した便座1や局部洗浄水の温度データと、第2の入力
手段25から入力した温度設定用ボリューム6の電圧値
または電流値を補正する補正手段である。27は前記補
正手段26で補正した温度データと電圧値または電流値
を基にヒータ11に通電する通電量を演算処理する通電
量演算手段であり、12は前記通電量演算手段27によ
って演算処理した通電量を図示しない商用電源からヒー
タ11に通電してこれを制御するヒータ制御手段であ
る。
【0037】そして、前記制御手段cのヒータ制御動作
は図7に示すように、最初に、衛生洗浄装置Aの製造時
に、ステップS41にて、コントローラ28内のRAMの
初期化,I/O設定,割り込み処理の設定等、マイクロ
コンピュータの初期化処理を行い、ステップS42にて、
衛生洗浄装置Aの製造時に一時的に取付けた基準ボリュ
ーム21を操作して、設定温度を、例えば、30°Cに
設定する。
【0038】つづいて、ステップS43で温度設定用ボリ
ューム6を同じく30°Cに設定(ステップS43)する
と、第2の検出手段20は前記基準ボリューム21と温
度設定用ボリューム6の電圧値または電流値(以下、電
圧値のみ記載して電流値の記載を省略する。)を検出
(ステップS44)し、第2の記憶手段22に図8に示す
ように、基準ボリューム21の設定温度と電圧値,温度
設定用ボリューム6の電圧値をデータテーブル化して記
憶する。前記第2の記憶手段22は前記基準ボリューム
21と温度設定用ボリューム6の電圧値の差を自動検出
して、同じく前記データテーブルに記憶する(ステップ
45)。ここでは、基準ボリューム21の設定温度が3
0°Cであるときの基準ボリューム21の出力電圧値が
2Vで、温度設定用ボリューム6の出力電圧値が2.1
Vである場合を示している。
【0039】前記第2の検出手段20は、ステップS46
において、基準ボリューム21が設定可能な温度範囲全
体にわたって、基準ボリューム21の電圧値と温度設定
用ボリューム6の電圧値の差が検出されたかどうかの判
定を行い、検出されていない場合は、ステップS42の基
準ボリューム21の操作まで戻り、ステップS42以降の
動作を繰返し行う。そして、前記基準ボリューム21の
設定可能な温度範囲全体にわたって、基準ボリューム2
1の電圧値と、温度設定用ボリューム6の電圧値の差が
検出されたら、前記コントローラ28の電圧値の差を検
出する作業を終了する。なお、前記制御手段cにおい
て、第1の検出手段18と第1の記憶手段19,第1の
入力手段24の動作は、図1に示す制御手段bの検出手
段13,記憶手段15,入力手段8における測定温度差
の検出および記憶動作と同一であるため、ここでは説明
を省略する。
【0040】その後、前記制御手段cは基準ボリューム
21を取外した後で、図12に示す制御装置5内に組込
まれて、衛生洗浄装置Aは完成する。前記衛生洗浄装置
Aは図示しない電源を投入することにより、コントロー
ラ28内のRAMの初期化,I/O設定,割込処理の設
定等マイクロコンピュータ内の初期化処理を再度行い
(図9のステップS51)、第1の入力手段24は、ステ
ップS52にて、サーミスタ7で測定した便座1または局
部洗浄水の温度をコントローラ28内に入力する。
【0041】つづいて、第2の入力手段25はステップ
53にて、使用者が温度設定用ボリューム6を操作する
ことにより任意に設定した設定温度情報(電圧値)をコ
ントローラ28内に入力する。このとき、前記第1の入
力手段24で入力した温度データが31°Cであり、第
2の入力手段25で入力した電圧値が4.1Vの場合、
抽出手段23は、衛生洗浄装置Aの製造時に第1の記憶
手段19に予め記憶させておいた図2に示すデータテー
ブルから、サーミスタ7の測定温度が31°Cであると
きの測定温度差(+1°C)を抽出し(ステップ
54)、かつ、前記第2の記憶手段22に予め記憶させ
ておいた図8に示すデータテーブルから、温度設定用ボ
リューム6の出力電圧値が4.1Vのときの電圧値の差
(+0.1V)を抽出する(ステップS55)。
【0042】補正手段26は、ステップS56において、
前記抽出した測定温度差(+1°C)を基に、第1の入
力手段24から入力した温度データ(31°C)を補正
する。前記補正は図1に示す制御手段bの場合と同様に
(31°C)−(+1°C)=30°Cと補正すること
によって、実際の便座1または局部洗浄水の温度は30
°Cであると正確に把握するものである。さらに、前記
補正手段26は抽出した出力電圧値の差(+0.1V)
を基に、ステップS57にて、温度設定用ボリューム6の
電圧値を(4.1V)−(0.1V)=4Vと補正し
て、基準ボリューム21の電圧値が4Vのときの基準ボ
リューム21の設定温度(40°C)を、使用者が温度
設定用ボリューム6を操作して事前に設定した便座1ま
たは局部洗浄水の温度であると認識する。
【0043】通電量演算手段27は前記補正した温度デ
ータ(30°C)と使用者が所望する温度(40°C)
情報からヒータ11に通電する通電量を演算処理(ステ
ップS58)し、つづいて、ヒータ制御手段12は、ステ
ップS59において、前記演算処理した通電量でヒータ1
1を制御する。この結果、前記ヒータ11により暖房
(加熱)される便座1や局部洗浄水は、使用者が所望す
る温度(40°C)に的確に暖房(加熱)される。
【0044】このように、図6に示す制御手段cはサー
ミスタ7が有する測定温度差と、温度設定用ボリューム
6が基準ボリューム21との間に有する電圧値の差、ま
たは、電流値の差を解消することによって、便座1や局
部洗浄水の実際の温度と、使用者が所望する設定温度を
正確に把握して、ヒータ11への通電量を的確に演算処
理することができる。
【0045】図10は本発明の第3実施例における制御
手段dを示す図であり、図1に示す制御手段bの検出手
段13を外部装置29を構成する手段として取付け、サ
ーミスタ7により測定した便座1や局部洗浄水の温度デ
ータをコントローラ14aとの間で送受信するよう構成
したものである。前記温度データを送受信する手段30
としては、図12に示す制御装置5に装備される図示し
ない各種設定スイッチおよびLEDオン/オフ制御用の
信号を送受信するポートを共有して構成した。なお、図
10に示す制御手段dのヒータ11制御動作は、図1に
示す制御手段bと同一であるため、ここでは説明を省略
する。
【0046】前記制御手段dは、衛生洗浄装置Aの製造
時に、サーミスタ7で測定した温度データを検出する検
出手段13をコントローラ14aの外部装置29として
具備することで、コントローラ14aに接続されるサー
ミスタ7の測定温度差を検出する際に、前記外部装置2
9を流用することが可能となり、前記外部装置29は最
低1台用意すればよく、前記コントローラ14a内に検
出手段13をそれぞれ用意する必要が全くないので、衛
生洗浄装置Aの製造原価を飛躍的に低減することができ
る。
【0047】また、前記制御手段dは外部装置29との
間で温度データを送受信するのに、図12に示す制御装
置5に標準的に装備される各種設定スイッチやLEDオ
ン/オフ制御用のポートを共有するよう構成したので、
コントローラ14aに新たにデータ送受信用の通信手段
を設ける必要もないので経済的である。
【0048】図11は本発明の第4実施例における制御
手段eを示す図であり、図6に示す制御手段cの第1の
検出手段18と、第2の検出手段20を外部装置31と
して構成している。第1の検出手段18で検出されるサ
ーミスタ7の測定温度と、第2の検出手段20で検出さ
れる基準ボリューム21,温度設定用ボリューム6の電
圧値または電流値は、各種設定用スイッチやLEDオン
/オフ制御用に使用されるポートを共有する通信手段3
2を介してコントローラ28aとの間で送受信される。
なお、図11に示す制御手段eのヒータ11制御動作
は、図6に示す制御手段cと同一であるため説明は省略
する。
【0049】前記制御手段eは、サーミスタ7の測定温
度差を検出する第1の検出手段18と、基準ボリューム
21と温度設定用ボリューム6の電圧値の差または電流
値の差を検出する第2の検出手段20を外部装置31と
して設け、衛生洗浄装置A製造時にサーミスタ7の測定
温度と、基準ボリューム21,温度設定用ボリューム6
の電圧値または電流値を検出する際には、この外部装置
31を複数の衛生洗浄装置Aで流用するため、コントロ
ーラ28a内にはそれぞれ第1の検出手段18と第2の
検出手段20を取付ける必要がなく経済的である。ま
た、前記通信手段32は各種設定用のスイッチおよびL
EDオン/オフ制御用のポートを共用するため、新たに
データ送受信用の通信手段を設置する必要も全くない。
【0050】以上説明したように、本発明の衛生洗浄装
置における制御装置は、サーミスタが有する固有の測定
温度差と、温度設定用ボリュームが有する固有の設定温
度差を確実に解消し、ヒータへの通電量を正確に演算処
理し、便座や局部洗浄水を使用者の所望する温度に的確
に暖房または加熱することを可能とした。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の衛生洗浄装置おける制御
装置は、予め記憶したサーミスタの測定温度差データを
用いて、入力手段より入力した温度データを補正して便
座や局部洗浄水の温度を正確に把握できるようにしたの
で、ヒータに通電する通電量を正確に演算処理すること
が可能となり、この結果、前記便座および局部洗浄水は
使用者が任意に設定した温度に的確に暖房(加熱)する
ことができ、至便である。
【0052】請求項2記載の衛生洗浄装置における制御
装置は、予め記憶したサーミスタの測定温度差データ
と、温度設定用ボリュームと基準ボリュームの電圧値の
差分、または、電流値の差分データを用いて、入力手段
より入力した温度データと温度設定用ボリュームの電圧
値または電流値を補正して、便座や局部洗浄水の実際の
温度と、使用者が望む便座や局部洗浄水の温度を正確に
把握できるよう構成したので、ヒータに通電する通電量
をより正確に演算処理することが可能となり、便座およ
び局部洗浄水を使用者の所望する温度に的確に暖房(加
熱)することができる。
【0053】請求項3記載の衛生洗浄装置における制御
装置は、サーミスタの測定温度差を検出する検出手段を
外部装置として備え、前記検出手段によりサーミスタの
測定温度差を検出する際には、前記外部装置を複数の制
御装置間を流用するように構成したので、個々の制御装
置内に検出手段を備える必要が全くないため、衛生洗浄
装置の製造コストを低減することができる。
【0054】請求項4記載の衛生洗浄装置における制御
装置は、サーミスタの測定温度差を検出する検出手段
と、温度設定用ボリュームと基準ボリュームの電圧値の
差または電流値の差を検出する検出手段を外部装置とし
て備え、前記検出手段によりサーミスタの測定温度差お
よび温度設定用ボリュームの電圧値の差、または、電流
値の差を検出する際には、前記外部装置を複数の制御装
置間を流用するように構成したので、個々の制御装置内
に前記検出手段を特別に備える必要がないため、利便で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛生洗浄装置の制御装置に用いる制御
手段の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す制御手段に記憶されたデータテーブ
ルである。
【図3】図1に示す制御手段におけるサーミスタの測定
温度差の検出動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す制御手段におけるヒータの制御動作
を示すフローチャートである。
【図5】便座に内蔵したヒータとサーミスタの取付位置
の関係を示す要部切欠図である。
【図6】本発明の第2実施例として示す制御手段のブロ
ック図である。
【図7】図6に示す制御手段における温度設定用ボリュ
ームの設定温度差を検出する動作を示すフローチャート
である。
【図8】図6に示す制御手段に記憶されたデータテーブ
ルである。
【図9】図6に示す制御手段におけるヒータの制御動作
を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3実施例として示す制御手段のブ
ロック図である。
【図11】本発明の第4実施例として示す制御手段のブ
ロック図である。
【図12】一般的に使用されている衛生洗浄装置を示す
斜視図である。
【図13】従来の制御手段を示すブロック図である。
【図14】従来の制御手段におけるヒータの制御動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 便座 5 制御装置 6 温度設定用ボリューム 7 サーミスタ 8 入力手段 9,14,28,14a,28a コントローラ 10,27 通電量演算手段 11 ヒータ 12 ヒータ制御手段 13 検出手段 15 記憶手段 16,23 抽出手段 17,26 補正手段 18 第1の検出手段 19 第1の記憶手段 20 第2の検出手段 21 基準ボリューム 22 第2の記憶手段 24 第1の入力手段 25 第2の入力手段 29,31 外部装置 30,32 通信手段 A 衛生洗浄装置 a〜e 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D037 AD03 AD08 AD14 2D038 JH01 KA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱用ヒータと温度測定用のサーミスタ
    とを備えて、前記温度測定用サーミスタの測定温度に基
    づき、前記ヒータに通電する通電量を制御して便座や局
    部洗浄用の温水等を加熱する衛生洗浄装置において、衛
    生洗浄装置の製造時に、予め温度測定用サーミスタの測
    定温度と実際の温度との差分を所定の温度範囲にわたり
    検出する手段と、前記検出した測定温度の差分をデータ
    テーブル化して保存する記憶手段と、衛生洗浄装置の稼
    動時、温度測定用のサーミスタで測定した温度データを
    入力する手段と、前記入力した温度データを記憶手段に
    保存した測定温度の差分データテーブルと照合し、該当
    する差分データを抽出する手段と、前記抽出した差分デ
    ータを基に前記入力した温度データを補正する手段と、
    前記補正した温度データと使用者が任意に設定した設定
    温度情報からヒータに通電する通電量を演算処理する手
    段とから構成したことを特徴とする衛生洗浄装置の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 加熱用ヒータと温度測定用のサーミスタ
    とを備えて、前記温度測定用サーミスタの測定温度に基
    づき、前記ヒータに通電する通電量を制御して便座や局
    部洗浄用の温水等を加熱する衛生洗浄装置において、衛
    生洗浄装置の製造時に、予め温度測定用サーミスタの測
    定温度と実際の温度との差分を所定の温度範囲にわたり
    検出する第1の検出手段と、前記検出した測定温度の差
    分をデータテーブル化して記憶する第1の記憶手段と、
    可変抵抗器を内蔵して構成した温度設定用のボリューム
    と基準ボリュームとの電圧値または電流値の差分を所定
    の設定温度範囲にわたり検出する第2の検出手段と、前
    記検出した電圧値または電流値の差分をデータテーブル
    化して記憶する第2の記憶手段と、衛生洗浄装置の稼動
    時、温度測定用のサーミスタで測定した温度データを入
    力する第1の入力手段と、温度設定用ボリュームの電圧
    値または電流値を入力する第2の入力手段と、前記入力
    した温度データと温度設定用ボリュームの電圧値または
    電流値を、第1,2の記憶手段に記憶した測定温度の差
    分データテーブルおよび温度設定用のボリュームと基準
    ボリュームの電圧値または電流値の差分データテーブル
    と照合し、該当する測定温度の差分データと電圧値また
    は電流値の差分データを抽出する手段と、前記抽出した
    差分データを基に、入力した温度データおよび温度設定
    用ボリュームの電圧値または電流値を補正する手段と、
    前記補正した温度データと温度設定用ボリュームの電圧
    値または電流値よりヒータに通電する通電量を演算処理
    する手段とから構成したことを特徴とする衛生洗浄装置
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 加熱用ヒータと温度測定用のサーミスタ
    を備えて、前記温度測定用サーミスタの測定温度に基づ
    き、前記ヒータに通電する通電量を制御して便座や局部
    洗浄用の温水等を加熱する衛生洗浄装置において、衛生
    洗浄装置の製造時に、予め温度測定用サーミスタの測定
    温度と実際の温度との差分を所定の温度範囲にわたり検
    出する手段と、前記検出した測定温度の差分データを送
    信する手段からなる外部機器に電気的に接続可能となし
    て、前記測定温度の差分データを受信する手段と、該受
    信した測定温度の差分をデータテーブル化して記憶する
    記憶手段と、衛生洗浄装置の稼動時、温度測定用のサー
    ミスタで測定した温度データを入力する手段と、前記入
    力した温度データを記憶手段に記憶した測定温度の差分
    データテーブルと照合し、該当する差分データを抽出す
    る手段と、前記抽出した差分データを基に、入力した温
    度データを補正する手段と、前記補正した温度データと
    使用者が任意に設定する設定温度情報からヒータに通電
    する通電量を演算処理する手段とから構成したことを特
    徴とする衛生洗浄装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 加熱用ヒータと温度測定用のサーミスタ
    を備えて、前記温度測定用サーミスタの測定温度に基づ
    き、前記ヒータに通電する通電量を制御して便座や局部
    洗浄用の温水等を加熱する衛生洗浄装置において、衛生
    洗浄装置の製造時に、予め温度測定用サーミスタの測定
    温度と実際の温度との差分を所定の温度範囲にわたり検
    出する第1の検出手段と、前記検出した測定温度の差分
    データを送信する手段と、可変抵抗器を内蔵して構成し
    た温度設定用のボリュームと基準ボリュームとの電圧値
    または電流値の差分を所定の設定温度範囲にわたり検出
    する第2の検出手段と、該電圧値または電流値の差分デ
    ータを送信する手段からなる外部機器に電気的に接続可
    能となして、前記測定温度の差分データおよび電圧値ま
    たは電流値の差分データを受信する手段と、前記受信し
    た測定温度の差分データおよび電圧値または電流値の差
    分データをそれぞれデータテーブル化して記憶する第
    1,2の記憶手段と、衛生洗浄装置の稼動時、温度測定
    用のサーミスタで測定した温度データを入力する第1の
    入力手段と、温度設定用ボリュームの電圧値または電流
    値を入力する第2の入力手段と、前記入力した温度デー
    タと温度設定用ボリュームの電圧値または電流値を第
    1,2の記憶手段に記憶した測定温度の差分データテー
    ブルおよび温度設定用ボリュームと基準ボリュームの電
    圧値または電流値の差分データテーブルと照合し、該当
    する測定温度の差分データおよび電圧値または電流値の
    差分データを抽出する手段と、前記抽出した差分データ
    を基に、入力した温度データおよび温度設定用ボリュー
    ムの電圧値または電流値を補正する手段と、前記補正し
    た温度データと温度設定用ボリュームの電圧値または電
    流値よりヒータに通電する通電量を演算処理する手段と
    から構成したことを特徴とする衛生洗浄装置の制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100834417B1 (ko) 2006-05-03 2008-06-04 주식회사 노비타 온수세정기의 온수온도 제어방법

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