JP2000144730A - アンカー体共上がり防止装置 - Google Patents

アンカー体共上がり防止装置

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JP2000144730A
JP2000144730A JP10328810A JP32881098A JP2000144730A JP 2000144730 A JP2000144730 A JP 2000144730A JP 10328810 A JP10328810 A JP 10328810A JP 32881098 A JP32881098 A JP 32881098A JP 2000144730 A JP2000144730 A JP 2000144730A
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JP
Japan
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anchor body
pipe
pulled out
anchor
drilled
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Pending
Application number
JP10328810A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kondo
勤 近藤
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SANOKU KOGYO KK
Original Assignee
SANOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 削孔管を引き抜くときにアンカー体が削孔管
と共に引き出されてしまうのを簡単かつ確実に防止で
き、それにより、パイプロッド工法のみならず、あらゆ
るアンカーやロックボルト工法をも確実に遂行できるア
ンカー体の共上がり防止装置を提供する。 【解決手段】 削孔管を用いて地山を所定の深さまで削
孔したのち、所要の長さだけ削孔管を抜き出し、逆行防
止金具をその先端部に備えたアンカー体を削孔管内に挿
入する。アンカー体を押し込んでアンカー体の先端部の
逆行防止金具を削孔管の先端から離脱させたのち、削孔
管を抜き取る。このとき、アンカー体は、その先端部の
逆行防止金具の係合ピン部が削壁面に係合するため、そ
の位置に確実に保持され、削孔管と共に引き出されてし
まうことを確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に使用されて
いるアンカー帯およびロックボルトに関し、特に、特許
第2544702号または同第2549062号におい
て本出願人が提案した「パイプロッド工法」において使
用するのに適したアンカー体またはロックボルト(以
下、単に「アンカー体」という。)の共上がりを防止す
るための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前述のパイプロッド工法は、削孔管を用
いて地山を所定の深さまで削孔し、次いで、削孔管内に
アンカー体を挿入したのち、削孔管を引き抜くと共に削
孔した孔にモルタルやセメントミルク等の注入材を注入
してアンカー体を固定することにより、崩壊し易い法面
等を補強、安定化しようとするものである。
【0003】この工法の削孔管を引き抜くとき、削孔方
向が水平方向に対してある程度の角度、例えば、管内部
をアンカー体が滑り落ちてしまう角度を有している場
合、アンカー体はその自重によって該孔内に残されて所
定位置に保持される。これに対し、削孔方向が水平に近
くなっていると、アンカー体は削孔管と共に引き出され
易いものであった。削孔管の引き抜きと共にアンカー体
が動かされてしまうと、削孔管が引き抜かれていること
により削壁面の崩壊等を招くため、抜けかかったアンカ
ー体を再び所定の位置まで挿入することは非常に困難で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単に取り
付けて工事を行うことができると共に、削孔管を引き抜
くときにアンカー体が削孔管と共に引き出されてしまう
のを簡単かつ確実に防止でき、それにより、前述したパ
イプロッド工法や一般アンカー工法を確実に遂行できる
アンカー体の共上がり防止装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるアンカー体
共上がり防止装置は、アンカー体の先端部の外周面上に
取着される支持部と、支持部に対して角度を有して支持
部の一端部から延びる係合ピン部とからそれぞれ構成さ
れる少なくとも2つの逆行防止金具により構成される。
逆行防止金具は係合ピン部がアンカー体の先端から後端
方向外方へ延びるような位置関係でアンカー体に取り付
けられる。少なくとも係合ピン部は発条性または弾性を
備えている。各係合ピン部は逆行防止金具を取り付けら
れたアンカー体が削孔管内を移動できるように変形可能
であり、そして無荷重状態におけるアンカー体の中心か
ら係合ピン部の先端までの距離は削孔管により削孔され
る孔の半径よりも大きくなるように構成されている。
【0006】本発明のアンカー体共上がり防止装置は、
削孔管を用いて地山を所定の深さまで削孔したのち、所
要の長さだけ削孔管を抜き出し、逆行防止金具をその先
端部に備えたアンカー体を削孔管内に挿入する。次い
で、アンカー体を押し込んでアンカー体の先端部の逆行
防止金具を削孔管の先端から離脱させたのち、削孔管を
抜き取る。このとき、アンカー体は、その先端部の逆行
防止金具の係合ピン部が削壁面に係合するため、その位
置に確実に保持され、削孔管と共に引き出されてしまう
ことを確実に防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例によるアンカー体
共上がり防止装置は、図1に示すように、少なくとも2
つ以上(そのうちの1つだけが図示されている。)の逆
行防止金具1により構成される。各逆行防止金具1は支
持部2と、支持部2に対して角度αを有して支持部2の
一端部から延びる係合ピン部3とから構成される。
【0008】少なくとも係合ピン部3は発条性または弾
性を備えている。この係合ピン部3の発条性または弾性
は、発条性または弾性材料を用いて係合ピン部3を形成
したり、発条性または弾性を発生するように係合ピン部
3の支持部2から外方への伸延形状を選定することによ
り付与される。
【0009】図2、3および4に示すように、バンドや
ワイヤ等の適当な固着手段4によって支持部2をアンカ
ー体Aの先端部の外周面上に固定することにより、少な
くとも2つ(図示の場合、4つ)の逆行防止金具1がア
ンカー体Aに取着されてアンカー体共上がり防止装置を
構成する。このとき、各逆行防止金具1は係合ピン部3
がアンカー体Aの先端から後端方向外方へ延びるような
位置関係で設けられ、逆行防止金具1を取り付けられた
アンカー体Aが削孔管P内を移動できるように変形可能
であり、そして、無荷重状態におけるアンカー体Aの中
心から係合ピン部3の先端までの距離Dは、削孔管Pに
より削孔される孔の半径Rよりも大きくなるように構成
されている。
【0010】上述の如く構成される本発明のアンカー体
共上がり防止装置を用いて施工される前述したパイプロ
ッド工法について以下説明する。
【0011】まず、削孔管Pを用いて地山を所定の深さ
まで削孔したのち、削孔管Pを所要の長さだけ抜き出す
(図5参照)。この抜き出す長さは、後述する削孔管P
内にアンカー体Aを挿入したときの逆行防止金具1の軸
方向(アンカー体Aまたは削孔管Pの)の長さに対応す
る長さである。次いで、先端に逆行防止金具1を取着さ
れたアンカー体Aを削孔管P内に挿入し、アンカー体A
の先端の逆行防止金具1を削孔管Pの先端から押し出す
(図6参照)。これにより、逆行防止金具1の係合ピン
部3はそれ自体の発条性または弾性によってアンカー体
Aの中心軸から離間する方向に展張し、削壁面Sに係合
または当接してアンカー体Aをその挿入位置に固定する
ことができる。この後、削孔管Pを抜き取り、注入材M
を注入してアンカー体Aを固定する(図7参照)ことに
より、崩壊し易い法面等の補強、安定化が行われる。
【0012】削孔管Pを抜き取るとき、アンカー体Aが
削孔管Pと共に抜き出されようとしても、その先端に設
けられた逆行防止金具1の係合ピン部3が削壁面Sに係
合または貫入するため、その挿入位置に保持されること
になり、アンカー体Aが削孔管Pと共に引き出されてし
まうのを確実に防止することができる。
【0013】図示していないが、上述した各逆行防止金
具1の支持部2を相互に連結した形状に形成し、該連結
された支持部2内にアンカー体Aの先端部を挿着するこ
とによりアンカー体共上がり防止装置を形成したり、係
合ピン部3が支持部2のアンカー体A先端側の端部から
外後方に伸延するように形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における逆行防止金具の1つを
示す斜視図である。
【図2】図1に示す逆行防止金具をアンカー体に取り付
けた状態を示す部分側面図である。
【図3】図1に示す逆行防止金具をアンカー体に取り付
けた状態を示す正面図である。
【図4】図2および3に示すアンカー体共上がり防止装
置を削孔管に挿入した状態を示す部分断面図である。
【図5】図2に示すアンカー体共上がり防止装置を用い
て施工されるアンカー・ロックボルト工法を説明するた
めの模式的な断面図である。
【図6】図2に示すアンカー体共上がり防止装置を用い
て施工されるアンカー・ロックボルト工法を説明するた
めの模式的な断面図である。
【図7】図2に示すアンカー体共上がり防止装置を用い
て施工されるアンカー・ロックボルト工法を説明するた
めの模式的な断面図である。
【符号の説明】
1 逆行防止金具 2 支持部 3 係合ピン部 A アンカー体 P 削孔管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカー体の先端部の外周面上に取着さ
    れる支持部と、支持部に対して角度を有して支持部の一
    端部から延びる係合ピン部とからそれぞれ構成される少
    なくとも2つの逆行防止金具からなり、逆行防止金具は
    係合ピン部がアンカー体の先端から後端方向外方へ延び
    るような位置関係でアンカー体に取り付けられ、少なく
    とも係合ピン部は発条性または弾性を備え、各係合ピン
    部は逆行防止金具を取り付けられたアンカー体が削孔管
    内を移動できるように変形可能であり、そして無荷重状
    態におけるアンカー体の中心から係合ピン部の先端まで
    の距離は削孔管により削孔される孔の半径よりも大きい
    ことを特徴とするアンカー体共上がり防止装置。
JP10328810A 1998-11-05 1998-11-05 アンカー体共上がり防止装置 Pending JP2000144730A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5837251B1 (ja) * 2015-07-30 2015-12-24 株式会社ミサキ 保孔管の引抜き防止具及びそれを用いた保孔管の設置工法
JP2017082426A (ja) * 2015-10-23 2017-05-18 マックストン株式会社 アンカーピン

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JP5837251B1 (ja) * 2015-07-30 2015-12-24 株式会社ミサキ 保孔管の引抜き防止具及びそれを用いた保孔管の設置工法
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