JP2000144504A - カップ部を有する衣類 - Google Patents

カップ部を有する衣類

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JP2000144504A
JP2000144504A JP10314409A JP31440998A JP2000144504A JP 2000144504 A JP2000144504 A JP 2000144504A JP 10314409 A JP10314409 A JP 10314409A JP 31440998 A JP31440998 A JP 31440998A JP 2000144504 A JP2000144504 A JP 2000144504A
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tape
cup
bust
adjusting
garment
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JP10314409A
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English (en)
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Shigeo Nishiyama
成男 西山
Junichi Toyosaki
純一 豊崎
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Wacoal Corp
Original Assignee
Wacoal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着脱が容易であるというフロントオープンタ
イプの利点を維持しつつ、バスト部における着用時の身
体へのフィット状態を調整可能で、かつバストの造形性
に優れるカップ部を有する衣類を提供する。 【解決手段】 少なくとも2つのカップ部、およびバス
ト部におけるバック部を有し、前記カップ部をフロント
部において互いに着脱可能に連結してなるカップ部を有
する衣類であって、前記バスト部におけるバック部の少
なくとも一部に、着用時に身体に沿う方向に長さを調整
可能な調整機構を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロントオープンタ
イプのカップ部を有する衣類に関し、詳しくは、着用時
のバスト部における身体へのフィット状態を調整可能
で、かつバストの造形性に優れるフロントオープンタイ
プのカップ部を有する衣類に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、着脱が容易なことなどから、カッ
プ部の連結部に着脱用の連結部材を取り付けたフロント
オープンタイプの、ブラジャーなどのカップ部を有する
衣類が多く使用されている。従来、ブラジャーなどに一
般的な、バスト部におけるバック部の後ろ中心部に着脱
用の連結部材を取り付けたバックオープンタイプのカッ
プ部を有する衣類は、着用者によって身体へのフィット
状態、特にバスト部のフィット状態を微調整できるよ
う、上記連結部材が、例えば雄型ホックと複数の雌型ホ
ックの組み合わせからなる連結位置を変更可能な構造を
有していることが多い。これに対し、フロントオープン
タイプのカップ部を有する衣類は、連結部材がフロント
部にあるために、バスト部におけるフィット状態の微調
整を目的とした構造を有しないことが多い。このような
場合、着用時にカップ部を有する衣類がバスト部におい
て身体にフィットせず、締め付けすぎて不快であった
り、逆にずれたりしやすい。
【0003】フロントオープンタイプのカップ部を有す
る衣類において、身体へのフィット状態の微調整が可能
なように、連結部材を、バックオープンタイプと同様に
連結位置を変更可能な構造としたり、連結部に伸縮性素
材を用いるなどの構成を有するものも存在するが、2つ
のカップ部の相対位置が変動し、カップ部が離れすぎた
り、近づきすぎたりして、カップ部を有する衣類の設計
時に意図された寄せ上げ等のバストの造形性が低下する
という問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、着脱が容易
であるというフロントオープンタイプの利点を維持しつ
つ、バスト部における着用時の身体へのフィット状態を
調整可能で、かつバストの造形性に優れるカップ部を有
する衣類を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも2
つのカップ部、およびバスト部におけるバック部を有
し、前記カップ部をフロント部において互いに着脱可能
に連結してなるカップ部を有する衣類であって、前記バ
スト部におけるバック部の少なくとも一部に、着用時に
身体に沿う方向に長さを調整可能な調整機構を備えるカ
ップ部を有する衣類を提供する。
【0006】本発明において、「着用時に身体に沿う方
向」とは、身体の中心線と直行する胴回り方向を指す。
【0007】本発明において、「バスト部」とは背中側
も含めた胸部全体を指し、「バスト部におけるバック
部」とは、概ね図13における斜線部分の範囲を指す。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0009】[実施形態1]図1、2は、本発明の実施
形態の一例であるブラジャーの構成を示す図である。図
1は、ブラジャー1のフロント部の連結部材2a、2b
の連結を解除した状態を背面側から示す図、図2は図1
のブラジャー1の連結部材2aと2bを連結した状態
(図中2)での外観を示す正面側から見た斜視図であ
る。
【0010】図1、図2に示されるブラジャー1は、2
つのカップ部3、3、バック布4a、4b、ストラップ
部5、5、2つのカップ部を互いに着脱可能に連結する
ための一対の連結部材2a、2b、および左右のバック
布4a、4bを連結し、着用時に身体に沿う方向に長さ
を調整可能な調整機構7から構成されている。ブラジャ
ー1において、バスト部におけるバック部(以下バック
部と略することもある。)8は、バック布4a、4b
と、調整機構7から構成されている。
【0011】上記調整機構7は、バック部8の、着用時
に後ろ中心となる部分付近に設けられており、1本のテ
ープ状部材9および調整部材10(C)、11(D)か
ら構成されている。上記テープ状部材9は、図3に示す
ように、一方の端部Aを調整部材10(C)の固定部1
2に固定し、該端部Aより離れた部分Bを2つのリング
状部分を有する調整部材11(D)の一方のリング部2
0に嵌挿して該部分Bを輪状に折り返した後、再びテー
プ状部材9を前記調整部材10(C)のリング部13に
嵌挿することにより、調整部材10(C)、11(D)
間の距離を任意に調整可能な重なり構造としている。な
お、調整部材11(D)の他方のリング部21は、別の
テープ状部材14を用いて一方のバック布4bに固着
し、テープ状部材9の調整部材10(C)に固定されて
いない端部は、他方のバック布4aに固着されている。
従って、調整部材10(C)の位置を変更して調整部材
10(C)、11(D)間の距離を調整することによ
り、バック布4a、4b間の距離、即ちバスト部におけ
るバック部の着用時に身体に沿う方向の長さを任意に調
整できる。
【0012】[実施形態2]上記実施形態1において
は、調整機構7が、1本のテープ状部材9および調整部
材10、11から構成されているが、テープ状部材は2
本以上の複数であっても良い。 図4に、本発明の実施
形態の他の例であるブラジャーの構成について、フロン
ト部の連結部材の連結を解除した状態を背面側から示
す。
【0013】図4に示されるブラジャー1は、2つのカ
ップ部3、3、バック布4a、4b、2つのカップ部を
互いに着脱可能に連結するための一対の連結部材2a、
2b、および左右のバック布4a、4bを連結し、着用
時に身体に沿う方向に長さを調整可能な調整機構7から
構成されている。ブラジャー1において、バスト部にお
けるバック部8は、バック布4a、4bと、調整機構7
から構成されている。
【0014】上記調整機構7は、バック部8の、着用時
に後ろ中心となる部分付近に設けられており、2本のテ
ープ状部材9a、9bおよび調整部材10a(C)、1
0b(C)、11a(D)、11b(D)から構成され
ている。上記2本のテープ状部材9a、9bおよび調整
部材10a、10b、11a、11bの構造、バック布
への取り付け状態は上記実施形態1(テープ状部材9お
よび調整部材10、11)と同様であり、テープ状部材
9a、9bはそれぞれバック布の上辺及び下辺を延長す
る方向に取り付けられている。従って、調整部材10
a、10bの位置を変更して調整部材10a、11a間
の距離、および調整部材10b、11b間の距離を調整
することにより、バック布4a、4b間の上辺および下
辺における距離、即ちバスト部におけるバック部の着用
時に身体に沿う方向の長さを任意に調整できる。
【0015】上記調整機構7において、テープ状部材の
設置数は、多い方が身体の垂直方向の各部位における微
調整が可能になり、着用時のカップ部を有する衣類(上
記実施形態のブラジャー)のカップ部の保持力も安定す
るが、特に限定はなく、ストラップ部の有無やバック部
の形状などカップ部を有する衣類のデザインに応じて適
宜選択すればよい。上記実施形態2に示されるようなス
トラップ部を有しないカップ部を有する衣類において
は、テープ状部材の設置数が2本以上であるのが、着用
時のカップ部を有する衣類におけるカップ部の保持力が
安定し、好ましい。
【0016】[実施形態3]また、着用時のカップ部の
強い保持力を要求される場合でも、テープ状部材の巾が
広く、強い保持力を発揮できる場合には、図5に示され
るように、調整機構7が、1本のテープ状部材9および
調整部材10(C)、11(D)から構成されていても
良い。
【0017】[実施形態4]さらに、上記実施形態1〜
3においては、バスト部におけるバック部8はバック布
4a、4b及び調整機構7が連結され、着用時に後ろ中
心となる部分付近、即ち調整機構7の取り付けられてい
る部分には、布地が存在しない構成であるが、バック布
はバスト部において一続きの連続した構成であって、該
バック布の着用時に後ろ中心となる部分付近に調整機構
7が重ねて取り付けられていても良い。図6に、本発明
の実施形態の他の例であるブラジャーの構成について、
フロント部の連結部材の連結を解除した状態を背面側か
ら示す。
【0018】図6に示されるブラジャー1は、2つのカ
ップ部3、3、2つのパーツを縫製してなるバック布
4、2つのカップ部を互いに着脱可能に連結するための
一対の連結部材2a、2b、および着用時に身体に沿う
方向に長さを調整可能な調整機構7から構成されてい
る。ブラジャー1において、バスト部におけるバック部
8は、バック布4と、調整機構7から構成されている。
【0019】上記調整機構7は、バック部8の、着用時
に後ろ中心となる部分付近に設けられており、2本のテ
ープ状部材9a、9bおよび調整部材10a(C)、1
0b(C)、11a(D)、11b(D)から構成され
ている。上記2本のテープ状部材9a、9bおよび調整
部材10a、10b、11a、11bの構造は上記実施
形態1(テープ状部材9および調整部材10、11)と
同様であり、テープ状部材9a、9bはそれぞれバック
布4の上辺及び下辺に沿う方向に、テープ状部材9a、
9bの調整部材10a、10bに固定されていない端部
および調整部材11a、11bの一方のリング部に嵌挿
した別のテープ状部材をバック布4に固着し、取り付け
られている。従って、調整部材10a、10bの位置を
変更して調整部材10a、11a間の距離、および調整
部材10b、11b間の距離を調整することにより、テ
ープ状部材の取り付け部間の距離、即ちバック部の上辺
および下辺(バスト部の上部および下部)における着用
時に身体に沿う方向の長さを任意に調整できる。
【0020】バスト部において、バック布と上記調整機
構を重ねて配置することにより、バック部の強度が高く
なり、洗濯時の耐久性等も向上する。この場合、上記調
整機構(主としてテープ状部材)による伸長性が、バッ
ク布による伸長性よりも小さい方が、着用時の保持力が
安定的になり、好ましい。なお、上記実施形態3のよう
に、テープ状部材の巾が広く、テープ状部材の耐久性が
大きい場合には、調整機構7が、1本のテープ状部材9
および調整部材10、11から構成されていても良い。
【0021】[実施形態5]上記実施形態1〜4におい
ては、調整機構7が、バスト部におけるバック部の着用
時に後ろ中心となる部分付近に設けられているが、バス
ト部におけるバック部の着用時に脇部となる部分付近に
設けられていてもよい。調整機構7を、バスト部におけ
るバック部の着用時に脇部となる部分付近に設けること
により、着用した状態での調整が容易になる。図7に、
本発明の実施形態の他の例であるブラジャーの構成につ
いて、フロント部の連結部材の連結を解除した状態を背
面側から示す。
【0022】図7に示されるブラジャー1は、2つのカ
ップ部3、3、バック布4、ストラップ部5、5、2つ
のカップ部を互いに着脱可能に連結するための一対の連
結部材2a、2b、および着用時に身体に沿う方向に長
さを調整可能な左右の調整機構7a、7bから構成され
ている。ブラジャー1において、バスト部におけるバッ
ク部8は、バック布4と、調整機構7a、7bから構成
されている。
【0023】上記調整機構7a、7bは、バック部8
の、着用時に脇部となる部分付近に設けられており、そ
れぞれ1本のテープ状部材9a、9bおよび調整部材1
0a(C)、10b(C)、11a(D)、11b
(D)から構成されている。上記テープ状部材9a、9
bおよび調整部材10a、10b、11a、11bの構
造及びバック布への取り付け状態は上記実施形態4(テ
ープ状部材9aおよび調整部材10a、11a)と同様
であり、それぞれ左右のバック布の下辺に沿う方向に取
り付けられている。従って、調整部材10a、10bの
位置を変更して上記調整部材10a、11a間の距離、
および調整部材10b、11b間の距離を調整すること
により、バック布4の下辺の長さ、即ちバスト部におけ
るバック部の着用時に身体に沿う方向の長さを任意に調
整できる。
【0024】[実施形態6]上記実施形態5において
は、調整機構7a、7bが、それぞれ1本のテープ状部
材9a、9bおよび調整部材10a(C)、10b
(C)、11a(D)、11b(D)から構成されてい
るが、各調整機構において、図8に示されるように、テ
ープ状部材は2本以上の複数であっても良い。図8は、
それぞれバック布の上辺および下辺に沿う方向に取り付
けられた2つのテープ状部材を有する調整機構7a(テ
ープ状部材9a、9cおよび調整部材10a、10c、
11a、11c)、調整機構7b(テープ状部材9b、
9dおよび調整部材10b、10d、11b、11d)
を左右の着用時に脇部となる部分付近へ取り付けたもの
である。
【0025】[実施形態7]さらに、上記実施形態6に
おいては、バスト部におけるバック部8は、バック布が
カップ部に直接連結した構成であって、該バック布の着
用時に脇部となる部分付近に調整機構7a、7bが重ね
て取り付けられた構成であるが、図9に示されるよう
に、バック布4及び調整機構7a、7bが連結され、着
用時に脇部となる部分付近、即ち調整機構7a、7bの
取り付けられている部分には、布地が存在しない構成で
あっても良い。この場合、特にブラジャーなどでは、通
常バック布の着用時に脇部となる部分は、脇部の引き締
め及びカップ部の安定的な保持のためにバック布(バス
ト部におけるバック部)の巾が広く設定されているた
め、上記各調整機構のそれぞれにおいて、テープ状部材
は2本以上の複数であって、少なくともバック布が存在
する場合の上辺及び下辺(バスト部の上部および下部)
に沿った位置に配置されるのが好ましい。なお、上記実
施形態3のように、テープ状部材の巾が広く、テープ状
部材の耐久性が大きい場合には、上記各調整機構のそれ
ぞれにおいて、テープ状部材は1本であっても良い。
【0026】本発明のカップ部を有する衣類において、
上記調整機構の配置および数、および上記調整機構を構
成するテープ状部材の数や巾、長さ、あるいはバスト部
における調整機構配置部分に対するバック布の有無や、
バック布の無い部分の範囲は、上記実施形態1〜7にも
示されるように、特に限定されず、本発明の作用を阻害
しない範囲で、ストラップ部の有無やバスト部における
バック部の形状などカップ部を有する衣類のデザイン、
所望の引き締め力、耐久性などに応じて適宜選択すれば
よい。
【0027】バスト部において、上記調整機構配置部分
に対するバック布の有無については、調整可能な長さが
大きい場合にはバック布がない方がバック布による調整
長さの規制がなくなって好適であり、例えば着用者が中
高年者であったり、バスト部、特にアンダーバスト部の
サイズが大きい場合には、バック布がある方が、テープ
状部材による身体への圧迫が低減され、着用感がよくな
る。
【0028】上記調整機構の数および配置は、上記実施
形態1〜7においては、着用時に後ろ中心となる部分付
近に1カ所、あるいは左右の着用時に脇部となる部分付
近に1カ所ずつ設けられているが、後ろ中心となる部分
付近と左右の脇部となる部分付近の全て、左右の脇部と
なる部分付近の一方、あるいは後ろ中心となる部分付近
と左右の脇部となる部分付近の間など任意に設けること
ができる。
【0029】[実施形態8]本発明のカップ部を有する
衣類において、上記調整機構を構成するテープ状部材
は、図10に示されるように、バック布による引き締め
力を増大させるために、バスト部の上部および/または
下部(上記実施形態におけるバック布の上辺および/ま
たは下辺)に沿って取り付けられるテープ状部材(図
中、15a、15b)と連続したものであっても良い。
【0030】[実施形態9]上記実施形態1〜8におい
ては、バスト部において調整機構配置部分に対しバック
布が重なって存在する状態、あるいはバック布が存在し
ない状態のいずれかであるが、図11(a)、(b)に
示されるように、バック布が、一続きの連続した構成で
あって、その着用時に後ろ中心となる部分付近および/
または脇部となる部分付近に布地が存在しない切り欠き
部分を形成した形状とし、該切り欠き部分に上記実施形
態と同様の調整機構を設けてバスト部におけるバック部
を構成しても良い。この場合、切り欠き部分の配置、サ
イズ、形状は、本発明の作用を阻害しない範囲で得に限
定されない。
【0031】[実施形態10]本発明において、調整機
構を構成する調整部材は、該調整部材間を調整すること
により、バスト部におけるバック部の着用時に身体に沿
う方向の長さを任意に調整できるものであれば特に限定
されず、上記実施形態に示されるような調整部材の他
に、例えば図12(a)〜(c)に示されるような一対
のマジックテープ[図12(a)]、雄型ホックと複数
の雌型ホックの組み合わせ[図12(b)]、鈎状部材
と、該鈎状部材と係止可能に輪状部分を形成した、ある
いは輪状部分が形成されるようバック布に固着されたテ
ープ状部材の組み合わせ[図12(c)]であっても良
い。また、これらの調整部材を形成する素材についても
特に限定されない。
【0032】本発明において、上記調整機構を構成する
テープ状部材の素材は特に限定されず、ストレッチテー
プ等が挙げられ、ストラップ部に通常使用されるテープ
状部材や、通常バック布による引き締め力を増大させる
ために、バスト部の上部および/または下部(上記実施
形態におけるバック布の上辺および/または下辺)に沿
って取り付けられるテープ状部材も使用することができ
る。
【0033】本発明において、上記調整機構(主として
テープ状部材)のバック布への取り付け方法は特に限定
されず、縫製、熱融着などの方法を使用することができ
る。
【0034】本発明のカップ部を有する衣類は、少なく
とも2つのカップ部、およびバスト部におけるバック部
を有し、前記カップ部をフロント部において互いに着脱
可能に連結する構成を有すれば特に限定されず、例えば
ブラジャー、ブラジャースリップ、ブラキャミソール、
ボディテディ、ボディスーツ等が挙げられる。
【0035】本発明において、上記調整機構が配置され
る部分以外のカップ部を有する衣類の構成、即ち全体及
び各部分の形状や素材、サイズについては、カップ部を
有する衣類が少なくとも2つのカップ部、およびバスト
部におけるバック部を有し、前記カップ部をフロント部
において互いに着脱可能に連結する構成であれば、本発
明の作用を阻害しない範囲で特に限定されず、通常一般
のカップ部を有する衣類と同様に構成することができ
る。
【0036】本発明において、上記調整機構の固着方法
以外のカップ部を有する衣類の製造方法についても、本
発明の作用を阻害しない範囲で特に限定されず、通常一
般のカップ部を有する衣類と同様に構成することができ
る。
【0037】なお、本発明において、上記調整機構は、
バスト部におけるバック部(図13に示される斜線部)
以外のバック部に対しても設けられていても良い。
【0038】
【発明の効果】本発明のカップ部を有する衣類は上記構
成を有するので、、着脱が容易なフロントオープンタイ
プでありながら、調整機構の操作により着用時に身体に
沿う方向においてバスト部におけるバック部の長さを調
整して着用時の身体へのフィット状態を調整することが
でき、かつ調整によりカップ部の配置が変動しないた
め、バストの造形性も損なわれることなく優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態の一例であるブラジ
ャーの構成を示す図である。
【図2】図2は、図1のブラジャーの連結部材を連結し
た状態での外観を示す正面側からの斜視図である。
【図3】図3は、図1のブラジャーにおける調整機構の
要部拡大図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態の他の例であるブラ
ジャーの構成を示す図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態の他の例であるブラ
ジャーの構成を示す図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態の他の例であるブラ
ジャーの構成を示す図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態の他の例であるブラ
ジャーの構成を示す図である。
【図8】図8は、本発明の実施形態の他の例であるブラ
ジャーの構成を示す図である。
【図9】図9は、本発明の実施形態の他の例であるブラ
ジャーの構成を示す図である。
【図10】図10は、本発明の実施形態の他の例である
ブラジャーの構成を示す図である。
【図11】図11(a)、(b)は、いずれも本発明の
実施形態の他の例であるブラジャーの構成を示す図であ
る。
【図12】図12(a)〜(c)は、いずれも本発明に
おける調整機構の構成の例を示す要部拡大図である。
【図13】図13は、本発明におけるバスト部における
バック部の範囲を示す図である。
【図14】図14(a)は、本発明のカップ部を有する
衣類の他の例であるブラジャースリップの正面方向から
見た外観斜視図、図14(b)は、図14(a)のブラ
ジャースリップを背面方向から見た外観斜視図である。
【図15】図15(a)は、本発明のカップ部を有する
衣類の他の例であるボディスーツの正面方向から見た外
観斜視図、図15(b)は、図15(a)のボディスー
ツを背面方向から見た外観斜視図である。
【符号の説明】
1 ブラジャー 2 連結部材 3 カップ部 4、4a、4b バック布 5 ストラップ部 7、7a、7b 調整機構 8 バック部 9、9a、9b テープ状部材 10、10a、10b、11、11a、11b 調整部
材 12 調整部材10の固定部 13 調整部材10のリング部 14 テープ状部材 15a、15b テープ状部材 16 マジックテープ 17a 雄型ホック 17b 雌型ホック 18a 鈎状部材 18b テープ状部材 20、21 調整部材11のリング部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つのカップ部、およびバス
    ト部におけるバック部を有し、前記カップ部をフロント
    部において互いに着脱可能に連結してなるカップ部を有
    する衣類であって、前記バスト部におけるバック部の少
    なくとも一部に、着用時に身体に沿う方向に長さを調整
    可能な調整機構を備えることを特徴とするカップ部を有
    する衣類。
  2. 【請求項2】 前記調整機構が、前記バスト部における
    バック部の、着用時に後ろ中心となる部分付近に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のカップ部を有
    する衣類。
  3. 【請求項3】 前記調整機構が、前記バスト部における
    バック部の、着用時に脇部となる部分付近に設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2記載のカップ部
    を有する衣類。
  4. 【請求項4】 前記調整機構が、主としてテープ状部材
    および2つの調整部材CおよびDよりなり、前記テープ
    状部材の一方の端部Aを一方の調整部材Cに固定し、該
    端部Aより離れた部分Bを他方の調整部材Dに嵌挿して
    該部分Bを輪状に折り返した後、再びテープ状部材を前
    記調整部材Cに嵌挿して、テープ状部材の少なくとも一
    部に前記調整部材Cと調整部材D間の距離を調整可能な
    重なり構造を設けることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
  5. 【請求項5】 前記調整機構が、主としてテープ状部
    材、および係止位置の変更可能な一対の係止部材よりな
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記
    載のカップ部を有する衣類。
  6. 【請求項6】 前記バスト部におけるバック部におい
    て、バスト部の上部および/または下部にテープ状部材
    を有し、該テープ状部材が、前記調整機構におけるテー
    プ状部材と連続してなることを特徴とする請求項4また
    は5に記載のカップ部を有する衣類。
  7. 【請求項7】 ブラジャー、ブラジャースリップ、ブラ
    キャミソール、ボディテディ、ボディスーツから選ばれ
    ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記
    載のカップ部を有する衣類。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002212805A (ja) * 2000-12-28 2002-07-31 Wacoal Corp 乳房カップを有する衣料
JP2013526658A (ja) * 2010-05-12 2013-06-24 スーザ、ミッシェル、エリザベス デ 衣服及びブラジャー用アクセサリー
KR102507980B1 (ko) * 2022-02-28 2023-03-09 주식회사 헤베더유스 큰 컵의 가슴 사이즈 여성을 위한 앞 후크 구조를 가진 와이어리스 브래지어

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