JP2000143034A - 紙葉類の搬送装置 - Google Patents
紙葉類の搬送装置Info
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- JP2000143034A JP2000143034A JP32311298A JP32311298A JP2000143034A JP 2000143034 A JP2000143034 A JP 2000143034A JP 32311298 A JP32311298 A JP 32311298A JP 32311298 A JP32311298 A JP 32311298A JP 2000143034 A JP2000143034 A JP 2000143034A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙葉類の折れや曲がりによって生じる抵抗に
より、詰まりなどの障害が発生することを防止する。 【解決手段】 装置内部もしくは他の装置との接続部に
配置されて紙葉類10を両面より挟んでこれを進行方向
に引込むように回転するとともに引き込んだ紙葉類10
を両側から加圧することにより紙葉類10の折れや曲が
り11を折り畳む少なくとも一対の加圧ローラ12A,
12Bを設けた。この場合、紙葉類挿入口から挿入され
た紙葉類10は搬送路9に搬送され、紙葉類10が方向
変更部13に入る手前に一対の加圧ローラ12A,12
Bで折れや曲がり11が整然と折り込まれる。これによ
り、紙葉類10の折れや曲がり11によって発生する方
向変更部13での詰まりが防止され、詰まり障害の少な
い紙葉類10の搬送システムが得られる。
より、詰まりなどの障害が発生することを防止する。 【解決手段】 装置内部もしくは他の装置との接続部に
配置されて紙葉類10を両面より挟んでこれを進行方向
に引込むように回転するとともに引き込んだ紙葉類10
を両側から加圧することにより紙葉類10の折れや曲が
り11を折り畳む少なくとも一対の加圧ローラ12A,
12Bを設けた。この場合、紙葉類挿入口から挿入され
た紙葉類10は搬送路9に搬送され、紙葉類10が方向
変更部13に入る手前に一対の加圧ローラ12A,12
Bで折れや曲がり11が整然と折り込まれる。これによ
り、紙葉類10の折れや曲がり11によって発生する方
向変更部13での詰まりが防止され、詰まり障害の少な
い紙葉類10の搬送システムが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙葉類の搬送装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】搬送装置内部に投入された紙葉類は、搬
送装置に投入されるまでの紙葉類の所有者の保管方法に
より、主に上部か下部あるいは四隅に折れや曲がり(カ
ール)が発生している場合が多々ある。
送装置に投入されるまでの紙葉類の所有者の保管方法に
より、主に上部か下部あるいは四隅に折れや曲がり(カ
ール)が発生している場合が多々ある。
【0003】通常、紙葉類の搬送装置の前段には、紙葉
類の投入口を持ち、かつ投入された紙葉類が正しい仕様
のものであるかどうかを認識するための識別機能を持っ
た識別装置が接続される場合が多い。例えば搬送すべき
紙葉類が紙幣である場合は、通常、投入口に受け入れた
紙幣が正しい紙幣であるか偽造紙幣であるかを識別する
識別機が装備されており、正しい紙幣と認識されない場
合は、これを投入口から投入者に押し戻す装置が装備さ
れる。
類の投入口を持ち、かつ投入された紙葉類が正しい仕様
のものであるかどうかを認識するための識別機能を持っ
た識別装置が接続される場合が多い。例えば搬送すべき
紙葉類が紙幣である場合は、通常、投入口に受け入れた
紙幣が正しい紙幣であるか偽造紙幣であるかを識別する
識別機が装備されており、正しい紙幣と認識されない場
合は、これを投入口から投入者に押し戻す装置が装備さ
れる。
【0004】また、前記識別装置において、大きな折れ
や曲がりを持つ紙葉類は、装置の識別機能自体を阻害さ
れる(例えば折れ部が大きすぎると、識別対象部分が限
定されるために識別機能が正常に働かない)恐れがある
と共に、次段の装置に搬送する際の障害にもなるので、
一定以上の大きさを持つ折れ部や曲がり部を持つ紙葉類
に対して、折れや曲がりの存在を機構やセンサを使用し
て検出し、そのような紙葉類の投入を途中で阻止する
か、または投入口から機械的に押し戻すことにより投入
者に差し戻し、内部に入るのを防止する機能を持たせる
のが一般的である。
や曲がりを持つ紙葉類は、装置の識別機能自体を阻害さ
れる(例えば折れ部が大きすぎると、識別対象部分が限
定されるために識別機能が正常に働かない)恐れがある
と共に、次段の装置に搬送する際の障害にもなるので、
一定以上の大きさを持つ折れ部や曲がり部を持つ紙葉類
に対して、折れや曲がりの存在を機構やセンサを使用し
て検出し、そのような紙葉類の投入を途中で阻止する
か、または投入口から機械的に押し戻すことにより投入
者に差し戻し、内部に入るのを防止する機能を持たせる
のが一般的である。
【0005】しかしながら、前記識別装置の機能を阻害
しないような小さな折れや曲がりについては、それが次
段以降の搬送装置の障害になるかどうかに関わりなく、
通常に受け入れられる。
しないような小さな折れや曲がりについては、それが次
段以降の搬送装置の障害になるかどうかに関わりなく、
通常に受け入れられる。
【0006】従来、このような紙葉類の折れや曲がりに
よって生じる搬送障害を防止する目的で、折れや曲がり
を押しつぶす機構を考案したものは、特公平7−110
726号公報および特開昭60−126793号公報に
記載されたものが知られている。
よって生じる搬送障害を防止する目的で、折れや曲がり
を押しつぶす機構を考案したものは、特公平7−110
726号公報および特開昭60−126793号公報に
記載されたものが知られている。
【0007】前者は紙幣取り扱い装置などにおいて、紙
幣の斜行を防止する目的で行われる紙幣の搬送中に加速
させて前方のローラに衝突させる処理の際に、紙幣の端
部に折れや曲げがあると、ローラヘ衝突する位置がずれ
たり、搬送路のガイド板に紙幣が当たったりして障害に
なることを防ぐ為に、事前に紙幣の送りローラの両端に
装備した、送りローラよりも固い材質の加圧ローラで両
端に発生している折れや曲がりを押しつぶすものであ
る。
幣の斜行を防止する目的で行われる紙幣の搬送中に加速
させて前方のローラに衝突させる処理の際に、紙幣の端
部に折れや曲げがあると、ローラヘ衝突する位置がずれ
たり、搬送路のガイド板に紙幣が当たったりして障害に
なることを防ぐ為に、事前に紙幣の送りローラの両端に
装備した、送りローラよりも固い材質の加圧ローラで両
端に発生している折れや曲がりを押しつぶすものであ
る。
【0008】また後者は、収納装置での紙幣の詰まりを
防止するため、ばねによって付勢された押さえ板と収納
ローラによって紙幣のしわ、折れを防止しようとするも
のである。
防止するため、ばねによって付勢された押さえ板と収納
ローラによって紙幣のしわ、折れを防止しようとするも
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記の折れや曲がりを
持つ紙葉類については、通常、所有者自身が装置の投入
口に投入する前に気がついて、投入時の障害とならない
ように、一旦折れや曲がりを矯正してから投入する場合
が多い。もしくは前記のように投入口を持つ前段の装置
に折れや曲がりを検出され、その装置から差し戻されて
投入者が折れや曲がりに気がつき、これを矯正してから
再投入される場合もある。
持つ紙葉類については、通常、所有者自身が装置の投入
口に投入する前に気がついて、投入時の障害とならない
ように、一旦折れや曲がりを矯正してから投入する場合
が多い。もしくは前記のように投入口を持つ前段の装置
に折れや曲がりを検出され、その装置から差し戻されて
投入者が折れや曲がりに気がつき、これを矯正してから
再投入される場合もある。
【0010】前記の場合には、折れや曲がりが一時的に
矯正されている為に、装置への投入時は問題とならずに
次段の搬送装置の内部に入る。しかしながら、その後、
搬送装置内部で広い空間部分に出たときに、この折れや
曲がりが紙葉類の持つ復元力によって復元してしまい、
その先で装置内部に干渉して搬送障害を引き起こす場合
がある。
矯正されている為に、装置への投入時は問題とならずに
次段の搬送装置の内部に入る。しかしながら、その後、
搬送装置内部で広い空間部分に出たときに、この折れや
曲がりが紙葉類の持つ復元力によって復元してしまい、
その先で装置内部に干渉して搬送障害を引き起こす場合
がある。
【0011】即ち、搬送装置内に紙葉類が侵入してから
折れや曲がり等が復元すると、この復元した部分が搬送
装置内部やそれに続く装置内部において周囲と干渉し、
紙葉類の推進に対して抵抗力が大きくなり、この力が紙
葉類に加えられる推進力よりも大きくなった場合には停
止してしまい、搬送機内部での「詰まり障害」の原因と
なる。特に詰まり障害が発止しやすい場合としては、下
記の場合が挙げられる。
折れや曲がり等が復元すると、この復元した部分が搬送
装置内部やそれに続く装置内部において周囲と干渉し、
紙葉類の推進に対して抵抗力が大きくなり、この力が紙
葉類に加えられる推進力よりも大きくなった場合には停
止してしまい、搬送機内部での「詰まり障害」の原因と
なる。特に詰まり障害が発止しやすい場合としては、下
記の場合が挙げられる。
【0012】 搬送経路での方向変更部(図1、図3
参照) 紙葉類を、滑らかな曲面を持った経路(ターン部13
A,13B)に強制的に沿わせて進ませることによっ
て、その進行方向を変更する為の進路変更部を、搬送装
置の中間や、主にその末端にある他の装置との接続部等
に設ける場合がある。この進路変更部においては、紙葉
類は直進しようとする向きを、曲面を持つ搬送経路と接
触することで強制的に進行方向を曲げられるので、曲面
との間の抵抗は直進部に比べて大変大きくなる。
参照) 紙葉類を、滑らかな曲面を持った経路(ターン部13
A,13B)に強制的に沿わせて進ませることによっ
て、その進行方向を変更する為の進路変更部を、搬送装
置の中間や、主にその末端にある他の装置との接続部等
に設ける場合がある。この進路変更部においては、紙葉
類は直進しようとする向きを、曲面を持つ搬送経路と接
触することで強制的に進行方向を曲げられるので、曲面
との間の抵抗は直進部に比べて大変大きくなる。
【0013】このとき、紙葉類が折れや曲がり部分を持
っていると、その部分の持つ「腰」が影響し、押しつけ
られる曲面との間の抵抗が、他の部分に比べて非常に大
きくなり、そのために紙幣の進行が停止したり、その進
行方向が傾いて、ついには停止する原因となってしまう
ことがある。このような場合に紙幣が周囲との間に生じ
る抵抗力は、紙葉類それ自体の腰の強さ、その折れ方や
曲がり方による腰の強さ、方向変更の方向と紙葉類の折
れ・曲がりの方向との相対関係、その時の湿度・気温な
どの環境要因が与える変化等、色々な要素によって変化
する。
っていると、その部分の持つ「腰」が影響し、押しつけ
られる曲面との間の抵抗が、他の部分に比べて非常に大
きくなり、そのために紙幣の進行が停止したり、その進
行方向が傾いて、ついには停止する原因となってしまう
ことがある。このような場合に紙幣が周囲との間に生じ
る抵抗力は、紙葉類それ自体の腰の強さ、その折れ方や
曲がり方による腰の強さ、方向変更の方向と紙葉類の折
れ・曲がりの方向との相対関係、その時の湿度・気温な
どの環境要因が与える変化等、色々な要素によって変化
する。
【0014】 収納装置の保持部(図2参照) 紙葉類は通常、搬送された後、搬送装置の末端に置かれ
た収納装置に積み重ねられて収納される。図2に例を示
す収納装置では、搬送されてきた紙葉類を19の様に1
枚ずつ上下に積み重ねて格納するため、積み重ね処理を
する部材(スタック保持板)16で1枚ずつ一時的に両
端を位置規制して保持する必要が生じ、紙葉類の厚み方
向に狭い溝18に押し込む必要が生じる。
た収納装置に積み重ねられて収納される。図2に例を示
す収納装置では、搬送されてきた紙葉類を19の様に1
枚ずつ上下に積み重ねて格納するため、積み重ね処理を
する部材(スタック保持板)16で1枚ずつ一時的に両
端を位置規制して保持する必要が生じ、紙葉類の厚み方
向に狭い溝18に押し込む必要が生じる。
【0015】このとき、紙葉類に折れや曲がりがある
と、18に押し込み切れずに詰まり障害の原因となる。
紙葉頬の搬送装置は通常、その末端部に搬送された紙葉
頬を収納するための収納装置や、一定枚数毎に紙葉類を
まとめて処理するための処理装置を持っている。
と、18に押し込み切れずに詰まり障害の原因となる。
紙葉頬の搬送装置は通常、その末端部に搬送された紙葉
頬を収納するための収納装置や、一定枚数毎に紙葉類を
まとめて処理するための処理装置を持っている。
【0016】 他の処理装置への接続 前記収納装置以外に、紙葉類を搬送装置から梱包装置、
シュレッダなどの別の処理装置に送り込む場合に、それ
までよりも幅の狭い経路内に送り込む場合がある。その
際、紙葉類に折れや曲がりがあると、接続部までは問題
なく搬送できていたものが、幅が狭くなった時点で折れ
や曲がりが経路内部に接触し、搬送抵抗が大きくなって
障害の原因となる場合がある。
シュレッダなどの別の処理装置に送り込む場合に、それ
までよりも幅の狭い経路内に送り込む場合がある。その
際、紙葉類に折れや曲がりがあると、接続部までは問題
なく搬送できていたものが、幅が狭くなった時点で折れ
や曲がりが経路内部に接触し、搬送抵抗が大きくなって
障害の原因となる場合がある。
【0017】したがって、この発明の目的は、このよう
な従来の方法の課題を解決するものであり、折れや曲が
りによって生じる抵抗により、詰まりなどの障害が発生
することを防止することができる紙葉類の搬送装置を提
供することである。
な従来の方法の課題を解決するものであり、折れや曲が
りによって生じる抵抗により、詰まりなどの障害が発生
することを防止することができる紙葉類の搬送装置を提
供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1記載の紙葉類の搬送装置は、
紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むように
回転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧する
ことにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも
一対の加圧ローラを設けたことを特徴とする。
めに、この発明の請求項1記載の紙葉類の搬送装置は、
紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むように
回転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧する
ことにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも
一対の加圧ローラを設けたことを特徴とする。
【0019】このように、紙葉類を両面より挟んでこれ
を進行方向に引込むように回転するとともに引き込んだ
紙葉類を両側から加圧することにより紙葉類の折れや曲
がりを折り畳む少なくとも一対の加圧ローラを設けたの
で、紙葉類の折れや曲がりによって発生する装置内部で
の詰まり、他の装置との接続部での詰まりが防止され、
詰まり障害の少ない紙葉類の搬送システムが得られる。
を進行方向に引込むように回転するとともに引き込んだ
紙葉類を両側から加圧することにより紙葉類の折れや曲
がりを折り畳む少なくとも一対の加圧ローラを設けたの
で、紙葉類の折れや曲がりによって発生する装置内部で
の詰まり、他の装置との接続部での詰まりが防止され、
詰まり障害の少ない紙葉類の搬送システムが得られる。
【0020】請求項2記載の紙葉類の搬送装置は、紙葉
類挿入口と、紙葉類挿入口から挿入された紙葉類を搬送
する搬送路と、搬送路中に配置され紙葉類の方向を変更
する方向変更部と、方向変更部の上流側に配置されて紙
葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むように回
転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧するこ
とにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも一
対の加圧ローラとを備えた。
類挿入口と、紙葉類挿入口から挿入された紙葉類を搬送
する搬送路と、搬送路中に配置され紙葉類の方向を変更
する方向変更部と、方向変更部の上流側に配置されて紙
葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むように回
転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧するこ
とにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも一
対の加圧ローラとを備えた。
【0021】このように、方向変更部の上流側に配置さ
れて紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むよ
うに回転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧
することにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なく
とも一対の加圧ローラを備えているので、紙葉類の搬送
障害の発生しやすい区間である方向変更部の手前で、事
前に障害を起こす可能性のある部分を障害になり難い形
状に成形することができる。この場合、紙葉類挿入口か
ら挿入された紙葉類は搬送路に搬送され、紙葉類が方向
変更部に入る手前に一対の加圧ローラで折れや曲がりが
整然と折り込まれる。このため、方向変更部において折
れや曲がりがそのまま入って来るよりも大幅に抵抗力が
減り、詰まりの発生確率が減少する。
れて紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むよ
うに回転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧
することにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なく
とも一対の加圧ローラを備えているので、紙葉類の搬送
障害の発生しやすい区間である方向変更部の手前で、事
前に障害を起こす可能性のある部分を障害になり難い形
状に成形することができる。この場合、紙葉類挿入口か
ら挿入された紙葉類は搬送路に搬送され、紙葉類が方向
変更部に入る手前に一対の加圧ローラで折れや曲がりが
整然と折り込まれる。このため、方向変更部において折
れや曲がりがそのまま入って来るよりも大幅に抵抗力が
減り、詰まりの発生確率が減少する。
【0022】請求項3記載の紙葉類の搬送装置は、紙葉
類挿入口と、紙葉類挿入口から挿入された紙葉類を搬送
する搬送路と、搬送路中もしくはその末端に配置され紙
葉類を複数集めて位置決めした状態で収納する収納装置
と、収納装置の上流側に配置されて紙葉類を両面より挟
んでこれを進行方向に引込むように回転するとともに引
き込んだ紙葉類を両側から加圧することにより紙葉類の
折れや曲がりを折り畳む少なくとも一対の加圧ローラと
を備えた。
類挿入口と、紙葉類挿入口から挿入された紙葉類を搬送
する搬送路と、搬送路中もしくはその末端に配置され紙
葉類を複数集めて位置決めした状態で収納する収納装置
と、収納装置の上流側に配置されて紙葉類を両面より挟
んでこれを進行方向に引込むように回転するとともに引
き込んだ紙葉類を両側から加圧することにより紙葉類の
折れや曲がりを折り畳む少なくとも一対の加圧ローラと
を備えた。
【0023】このように、収納装置の上流側に配置され
て紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むよう
に回転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧す
ることにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくと
も一対の加圧ローラを備えているので、紙葉類の搬送障
害の発生しやすい区間である収納装置の手前で、事前に
障害を起こす可能性のある部分を障害になり難い形状に
成形することができる。この場合、紙葉類挿入口から挿
入された紙葉類は搬送路に搬送され、紙葉類が収納装置
に入る手前に一対の加圧ローラで折れや曲がりが整然と
折り込まれる。このため、収納装置において折れや曲が
りがそのまま入って来るよりも大幅に抵抗力が減り、詰
まりの発生確率が減少する。
て紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むよう
に回転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧す
ることにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくと
も一対の加圧ローラを備えているので、紙葉類の搬送障
害の発生しやすい区間である収納装置の手前で、事前に
障害を起こす可能性のある部分を障害になり難い形状に
成形することができる。この場合、紙葉類挿入口から挿
入された紙葉類は搬送路に搬送され、紙葉類が収納装置
に入る手前に一対の加圧ローラで折れや曲がりが整然と
折り込まれる。このため、収納装置において折れや曲が
りがそのまま入って来るよりも大幅に抵抗力が減り、詰
まりの発生確率が減少する。
【0024】請求項4記載の紙葉類の搬送装置は、紙葉
類挿入口と、紙葉類挿入口から挿入された紙葉類を搬送
する搬送路と、搬送路中もしくはその末端に接続された
他の装置との接続部と、接続部の上流側に配置されて紙
葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むように回
転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧するこ
とにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも一
対の加圧ローラとを備えた。
類挿入口と、紙葉類挿入口から挿入された紙葉類を搬送
する搬送路と、搬送路中もしくはその末端に接続された
他の装置との接続部と、接続部の上流側に配置されて紙
葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むように回
転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧するこ
とにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも一
対の加圧ローラとを備えた。
【0025】このように、他の装置との接続部の上流側
に配置されて紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向に
引込むように回転するとともに引き込んだ紙葉類を両側
から加圧することにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳
む少なくとも一対の加圧ローラを備えているので、紙葉
類の搬送障害の発生しやすい区間である接続部の手前
で、事前に障害を起こす可能性のある部分を障害になり
難い形状に成形することができる。この場合、紙葉類挿
入口から挿入された紙葉類は搬送路に搬送され、紙葉類
が接続部に入る手前に一対の加圧ローラで折れや曲がり
が整然と折り込まれる。このため、接続部において折れ
や曲がりがそのまま入って来るよりも大幅に抵抗力が減
り、詰まりの発生確率が減少する。
に配置されて紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向に
引込むように回転するとともに引き込んだ紙葉類を両側
から加圧することにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳
む少なくとも一対の加圧ローラを備えているので、紙葉
類の搬送障害の発生しやすい区間である接続部の手前
で、事前に障害を起こす可能性のある部分を障害になり
難い形状に成形することができる。この場合、紙葉類挿
入口から挿入された紙葉類は搬送路に搬送され、紙葉類
が接続部に入る手前に一対の加圧ローラで折れや曲がり
が整然と折り込まれる。このため、接続部において折れ
や曲がりがそのまま入って来るよりも大幅に抵抗力が減
り、詰まりの発生確率が減少する。
【0026】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1および図2に基づいて説明する。
1および図2に基づいて説明する。
【0027】図1はこの発明の第1の実施の形態の紙葉
類の搬送装置の要部斜視図、図2(a)は紙葉類の折れ
・曲がりを示す斜視図、(b)は紙葉類の折れ・曲がり
を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
類の搬送装置の要部斜視図、図2(a)は紙葉類の折れ
・曲がりを示す斜視図、(b)は紙葉類の折れ・曲がり
を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【0028】図1において、9は搬送路、10は紙葉
類、11は折れ・曲がり部分、12A,12Bは加圧ロ
ーラ、13は方向変更部である。搬送路9は紙葉類挿入
口(図示せず)から挿入された紙葉類10を搬送し、途
中に方向変更部13が設けてある。この方向変更部13
は、紙葉類との抵抗を小さくするために樹脂で成形され
た外側ターン部13Aと内側ターン部13Bとからな
り、搬送路9において水平方向14に搬送されてくる紙
葉類10の進行方向を垂直方向15に変更する機能を有
する。すなわち、紙葉類10が駆動系によって加えられ
る推進力によってまず外側ターン部13Aに接触し、こ
の曲面に沿って進行方向が変えられる。内側ターン部1
3Bは、紙葉類10の「腰」が弱く進行と共に先端が内
側に湾曲した場合に、これを内側で支えて進行方向を確
保する。加圧ローラ12A,12Bは、方向変更部13
の上流側に配置されて紙葉類10を両面より挟んでこれ
を進行方向に引込むように回転するとともに引き込んだ
紙葉類10を両側から加圧することにより紙葉類10の
折れや曲がりを折り畳む。この場合、加圧ローラ12A
は紙葉類10の下端に発生した折れや曲がりを成形する
もので、加圧ローラ12Bは上端に発生した折れや曲が
りを成形するものである。なお、紙葉類10を挟み込む
一対の加圧ローラ12Aまたは12Bは、一方が駆動機
構に連結された駆動ローラでその駆動力が歯車26を介
して他方の従動ローラに伝達される構造にしているがこ
れに限定しない。
類、11は折れ・曲がり部分、12A,12Bは加圧ロ
ーラ、13は方向変更部である。搬送路9は紙葉類挿入
口(図示せず)から挿入された紙葉類10を搬送し、途
中に方向変更部13が設けてある。この方向変更部13
は、紙葉類との抵抗を小さくするために樹脂で成形され
た外側ターン部13Aと内側ターン部13Bとからな
り、搬送路9において水平方向14に搬送されてくる紙
葉類10の進行方向を垂直方向15に変更する機能を有
する。すなわち、紙葉類10が駆動系によって加えられ
る推進力によってまず外側ターン部13Aに接触し、こ
の曲面に沿って進行方向が変えられる。内側ターン部1
3Bは、紙葉類10の「腰」が弱く進行と共に先端が内
側に湾曲した場合に、これを内側で支えて進行方向を確
保する。加圧ローラ12A,12Bは、方向変更部13
の上流側に配置されて紙葉類10を両面より挟んでこれ
を進行方向に引込むように回転するとともに引き込んだ
紙葉類10を両側から加圧することにより紙葉類10の
折れや曲がりを折り畳む。この場合、加圧ローラ12A
は紙葉類10の下端に発生した折れや曲がりを成形する
もので、加圧ローラ12Bは上端に発生した折れや曲が
りを成形するものである。なお、紙葉類10を挟み込む
一対の加圧ローラ12Aまたは12Bは、一方が駆動機
構に連結された駆動ローラでその駆動力が歯車26を介
して他方の従動ローラに伝達される構造にしているがこ
れに限定しない。
【0029】次に上記構成の紙葉類の搬送装置の動作に
ついて説明する。紙葉類挿入口から挿入された紙葉類1
0は搬送路9に駆動系により搬送され、紙葉類10が方
向変更部13に入る手前に一対の加圧ローラ12A,1
2Bで折れや曲がり11が整然と折り畳まれる。仮に、
加圧ローラ12A,12Bが無い場合、前述のように搬
送路9内で復元した折れや曲がりが、例えば11Aに示
すように発生する。この折れや曲がり11Aは、ターン
部の先端まで来たときに、折れの方向がターンの向きと
反対であるために、非常に大きな抵抗になり、ここで搬
送障害を起こして止まってしまう原因になる。
ついて説明する。紙葉類挿入口から挿入された紙葉類1
0は搬送路9に駆動系により搬送され、紙葉類10が方
向変更部13に入る手前に一対の加圧ローラ12A,1
2Bで折れや曲がり11が整然と折り畳まれる。仮に、
加圧ローラ12A,12Bが無い場合、前述のように搬
送路9内で復元した折れや曲がりが、例えば11Aに示
すように発生する。この折れや曲がり11Aは、ターン
部の先端まで来たときに、折れの方向がターンの向きと
反対であるために、非常に大きな抵抗になり、ここで搬
送障害を起こして止まってしまう原因になる。
【0030】加圧ローラ12A,12Bがある場合、折
れや曲がり11Aはここで完全に折り畳まれて11Bの
ように成形され、ターン部の先端まで来たときも抵抗は
非常に少なく済むので、障害を起こす可能性は激減す
る。その結果、方向変更部13において折れや曲がり1
1Aがそのまま入って来るよりも大幅に抵抗力が減り、
詰まりの発生確率が減少する。
れや曲がり11Aはここで完全に折り畳まれて11Bの
ように成形され、ターン部の先端まで来たときも抵抗は
非常に少なく済むので、障害を起こす可能性は激減す
る。その結果、方向変更部13において折れや曲がり1
1Aがそのまま入って来るよりも大幅に抵抗力が減り、
詰まりの発生確率が減少する。
【0031】この発明の第2の実施の形態を図3に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0032】図3はこの発明の第2の実施の形態の紙葉
類の搬送装置に接続される収納装置の斜視図である。
類の搬送装置に接続される収納装置の斜視図である。
【0033】図3において、8は収納装置、9は搬送
路、10は紙葉類、11は折れ・曲がり部分、12A,
12Bは加圧ローラ、16はスタック保持板、17はス
タック押し板、19はスタックされている紙葉類、20
はスタック板である。搬送路9の内部もしくはその末端
に接続された収納装置8のスタック保持板16には、搬
送されてきた紙葉類10をこれまで収納した紙葉類19
の上に積み重ねる(スタックする)動作の為に、この紙
葉類10を両端で支えて保持しておく溝18がある。こ
の溝18は、幅が広いと紙葉類10の位置が正確に規制
できないので余裕は小さく取られる。スタック保持板1
6の溝18に保持された紙葉類10は、上から降りてく
るスタック押し板17によって、下のスタック板20上
に既にスタックされている紙葉類19の上に落とされ、
積み重ねられることになる。加圧ローラ12A,12B
は、収納装置8の上流側に配置されて紙葉類10を両面
より挟んでこれを進行方向に引込むように回転するとと
もに引き込んだ紙葉類10を両側から加圧することによ
り紙葉類10の折れや曲がり11を折り畳むもので、第
1の実施の形態と同様の構成である。
路、10は紙葉類、11は折れ・曲がり部分、12A,
12Bは加圧ローラ、16はスタック保持板、17はス
タック押し板、19はスタックされている紙葉類、20
はスタック板である。搬送路9の内部もしくはその末端
に接続された収納装置8のスタック保持板16には、搬
送されてきた紙葉類10をこれまで収納した紙葉類19
の上に積み重ねる(スタックする)動作の為に、この紙
葉類10を両端で支えて保持しておく溝18がある。こ
の溝18は、幅が広いと紙葉類10の位置が正確に規制
できないので余裕は小さく取られる。スタック保持板1
6の溝18に保持された紙葉類10は、上から降りてく
るスタック押し板17によって、下のスタック板20上
に既にスタックされている紙葉類19の上に落とされ、
積み重ねられることになる。加圧ローラ12A,12B
は、収納装置8の上流側に配置されて紙葉類10を両面
より挟んでこれを進行方向に引込むように回転するとと
もに引き込んだ紙葉類10を両側から加圧することによ
り紙葉類10の折れや曲がり11を折り畳むもので、第
1の実施の形態と同様の構成である。
【0034】次に上記構成の紙葉類の搬送装置の動作に
ついて説明する。紙葉類挿入口から挿入された紙葉類1
0は搬送路9に駆動系により搬送され、紙葉類10が収
納装置8に入る手前に一対の加圧ローラ12A,12B
で折れや曲がり11が整然と折り畳まれる。折れや曲が
りを持つ紙葉類10については、一旦折れや曲がり11
を矯正してから紙葉類挿入口に投入する。仮に、収納装
置8の前段に加圧ローラ12A,12Bが無い場合、搬
送路9内で紙葉類10の折れや曲がり11が復元する
と、それが溝18に干渉してスタック保持板16に正常
に入らず、ここで詰まりなどの障害となり、スタックで
きない。しかし、加圧ローラ12A,12Bがある場
合、折れや曲がり11はここで完全に折り畳まれ、溝1
8に円滑に挿入されるので、障害を起こす可能性は激減
する。その結果、収納装置8において干渉を防止でき、
詰まりの発生確率が減少する。
ついて説明する。紙葉類挿入口から挿入された紙葉類1
0は搬送路9に駆動系により搬送され、紙葉類10が収
納装置8に入る手前に一対の加圧ローラ12A,12B
で折れや曲がり11が整然と折り畳まれる。折れや曲が
りを持つ紙葉類10については、一旦折れや曲がり11
を矯正してから紙葉類挿入口に投入する。仮に、収納装
置8の前段に加圧ローラ12A,12Bが無い場合、搬
送路9内で紙葉類10の折れや曲がり11が復元する
と、それが溝18に干渉してスタック保持板16に正常
に入らず、ここで詰まりなどの障害となり、スタックで
きない。しかし、加圧ローラ12A,12Bがある場
合、折れや曲がり11はここで完全に折り畳まれ、溝1
8に円滑に挿入されるので、障害を起こす可能性は激減
する。その結果、収納装置8において干渉を防止でき、
詰まりの発生確率が減少する。
【0035】この発明の第3の実施の形態を図4に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0036】図4はこの発明の第3の実施の形態の紙葉
類の搬送装置の要部斜視図である。
類の搬送装置の要部斜視図である。
【0037】図4において、9は搬送路、10は紙葉
類、11は折れ・曲がり部分、12は加圧ローラ、13
は方向変更部、22は柱、23は駆動機構である。駆動
機構23は、駆動モータ21、および駆動モータ21に
より回転駆動する送りローラ24を備えている。加圧ロ
ーラ12は駆動モータ21の回転軸に伝達手段を介して
連動連結され、送りローラ24と同期回転する。この場
合、進行方向14の先の正面には建物の柱22が存在す
るので、外側ターン部13Aと内側ターン部13Bとか
らなる方向変更部13を設け、搬送路9を曲げてこの柱
22を回避している。加圧ローラ12は、第1の実施の
形態と同様に方向変更部13の上流側に配置されている
が、前記実施の形態の場合と異なり、上部と下部とを一
体化して1本にし、紙葉類10の中央部の折れや曲がり
の成形も可能な形にしている。
類、11は折れ・曲がり部分、12は加圧ローラ、13
は方向変更部、22は柱、23は駆動機構である。駆動
機構23は、駆動モータ21、および駆動モータ21に
より回転駆動する送りローラ24を備えている。加圧ロ
ーラ12は駆動モータ21の回転軸に伝達手段を介して
連動連結され、送りローラ24と同期回転する。この場
合、進行方向14の先の正面には建物の柱22が存在す
るので、外側ターン部13Aと内側ターン部13Bとか
らなる方向変更部13を設け、搬送路9を曲げてこの柱
22を回避している。加圧ローラ12は、第1の実施の
形態と同様に方向変更部13の上流側に配置されている
が、前記実施の形態の場合と異なり、上部と下部とを一
体化して1本にし、紙葉類10の中央部の折れや曲がり
の成形も可能な形にしている。
【0038】上記構成の紙葉類の搬送装置の動作は第1
の実施の形態と同様であるが、ここでは送りローラ24
により紙葉類10は、先端を外側ターン部13Aと内側
ターン部13Bに押し付けられて曲面を進み、次の搬送
駆動部25まで進む。紙葉類10の表面に折れや曲がり
11がある場合は、この曲面での抵抗が大きくなり、搬
送障害の原因となる。よって、方向変更部13に至る手
前で、加圧ローラ12により加圧して折れや曲がり11
が折り畳まれるように成形することで、搬送障害をを防
止することができる。
の実施の形態と同様であるが、ここでは送りローラ24
により紙葉類10は、先端を外側ターン部13Aと内側
ターン部13Bに押し付けられて曲面を進み、次の搬送
駆動部25まで進む。紙葉類10の表面に折れや曲がり
11がある場合は、この曲面での抵抗が大きくなり、搬
送障害の原因となる。よって、方向変更部13に至る手
前で、加圧ローラ12により加圧して折れや曲がり11
が折り畳まれるように成形することで、搬送障害をを防
止することができる。
【0039】以上のようにこの実施の形態では、搬送経
路における方向の変更や収納時のような両端の空間の制
限が生じたり、搬送経路が狭まったりする場合に、折れ
や曲がり部分の抵抗が大きくなって搬送障害の原因にな
ることを防止するため、送りローラと共用される加圧ロ
ーラによって、折れや曲がりを成形することができる。
路における方向の変更や収納時のような両端の空間の制
限が生じたり、搬送経路が狭まったりする場合に、折れ
や曲がり部分の抵抗が大きくなって搬送障害の原因にな
ることを防止するため、送りローラと共用される加圧ロ
ーラによって、折れや曲がりを成形することができる。
【0040】なお、第2の実施の形態において、収納装
置以外に、梱包装置、シュレッダなどの他の処理装置を
搬送路中もしくはその末端に接続する場合にも、その接
続部の上流側に加圧ローラを設けることで、同様の効果
を得ることができる。
置以外に、梱包装置、シュレッダなどの他の処理装置を
搬送路中もしくはその末端に接続する場合にも、その接
続部の上流側に加圧ローラを設けることで、同様の効果
を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の紙葉類の搬送
装置によれば、紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向
に引込むように回転するとともに引き込んだ紙葉類を両
側から加圧することにより紙葉類の折れや曲がりを折り
畳む少なくとも一対の加圧ローラを設けたので、紙葉類
の折れや曲がりによって発生する装置内部での詰まり、
他の装置との接続部での詰まりが防止され、詰まり障害
の少ない紙葉類の搬送システムが得られる。
装置によれば、紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向
に引込むように回転するとともに引き込んだ紙葉類を両
側から加圧することにより紙葉類の折れや曲がりを折り
畳む少なくとも一対の加圧ローラを設けたので、紙葉類
の折れや曲がりによって発生する装置内部での詰まり、
他の装置との接続部での詰まりが防止され、詰まり障害
の少ない紙葉類の搬送システムが得られる。
【0042】この発明の請求項2記載の紙葉類の搬送装
置によれば、方向変更部の上流側に配置されて紙葉類を
両面より挟んでこれを進行方向に引込むように回転する
とともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧することによ
り紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも一対の加
圧ローラを備えているので、紙葉類の搬送障害の発生し
やすい区間である方向変更部の手前で、事前に障害を起
こす可能性のある部分を障害になり難い形状に成形する
ことができる。この場合、紙葉類挿入口から挿入された
紙葉類は搬送路に搬送され、紙葉類が方向変更部に入る
手前に一対の加圧ローラで折れや曲がりが整然と折り込
まれる。このため、方向変更部において折れや曲がりが
そのまま入って来るよりも大幅に抵抗力が減り、詰まり
の発生確率が減少する。
置によれば、方向変更部の上流側に配置されて紙葉類を
両面より挟んでこれを進行方向に引込むように回転する
とともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧することによ
り紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも一対の加
圧ローラを備えているので、紙葉類の搬送障害の発生し
やすい区間である方向変更部の手前で、事前に障害を起
こす可能性のある部分を障害になり難い形状に成形する
ことができる。この場合、紙葉類挿入口から挿入された
紙葉類は搬送路に搬送され、紙葉類が方向変更部に入る
手前に一対の加圧ローラで折れや曲がりが整然と折り込
まれる。このため、方向変更部において折れや曲がりが
そのまま入って来るよりも大幅に抵抗力が減り、詰まり
の発生確率が減少する。
【0043】この発明の請求項3記載の紙葉類の搬送装
置によれば、収納装置の上流側に配置されて紙葉類を両
面より挟んでこれを進行方向に引込むように回転すると
ともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧することにより
紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも一対の加圧
ローラを備えているので、紙葉類の搬送障害の発生しや
すい区間である収納装置の手前で、事前に障害を起こす
可能性のある部分を障害になり難い形状に成形すること
ができる。この場合、紙葉類挿入口から挿入された紙葉
類は搬送路に搬送され、紙葉類が収納装置に入る手前に
一対の加圧ローラで折れや曲がりが整然と折り込まれ
る。このため、収納装置において折れや曲がりがそのま
ま入って来るよりも大幅に抵抗力が減り、詰まりの発生
確率が減少する。
置によれば、収納装置の上流側に配置されて紙葉類を両
面より挟んでこれを進行方向に引込むように回転すると
ともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧することにより
紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも一対の加圧
ローラを備えているので、紙葉類の搬送障害の発生しや
すい区間である収納装置の手前で、事前に障害を起こす
可能性のある部分を障害になり難い形状に成形すること
ができる。この場合、紙葉類挿入口から挿入された紙葉
類は搬送路に搬送され、紙葉類が収納装置に入る手前に
一対の加圧ローラで折れや曲がりが整然と折り込まれ
る。このため、収納装置において折れや曲がりがそのま
ま入って来るよりも大幅に抵抗力が減り、詰まりの発生
確率が減少する。
【0044】この発明の請求項4記載の紙葉類の搬送装
置によれば、他の装置との接続部の上流側に配置されて
紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むように
回転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧する
ことにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも
一対の加圧ローラを備えているので、紙葉類の搬送障害
の発生しやすい区間である接続部の手前で、事前に障害
を起こす可能性のある部分を障害になり難い形状に成形
することができる。この場合、紙葉類挿入口から挿入さ
れた紙葉類は搬送路に搬送され、紙葉類が接続部に入る
手前に一対の加圧ローラで折れや曲がりが整然と折り込
まれる。このため、接続部において折れや曲がりがその
まま入って来るよりも大幅に抵抗力が減り、詰まりの発
生確率が減少する。
置によれば、他の装置との接続部の上流側に配置されて
紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向に引込むように
回転するとともに引き込んだ紙葉類を両側から加圧する
ことにより紙葉類の折れや曲がりを折り畳む少なくとも
一対の加圧ローラを備えているので、紙葉類の搬送障害
の発生しやすい区間である接続部の手前で、事前に障害
を起こす可能性のある部分を障害になり難い形状に成形
することができる。この場合、紙葉類挿入口から挿入さ
れた紙葉類は搬送路に搬送され、紙葉類が接続部に入る
手前に一対の加圧ローラで折れや曲がりが整然と折り込
まれる。このため、接続部において折れや曲がりがその
まま入って来るよりも大幅に抵抗力が減り、詰まりの発
生確率が減少する。
【図1】この発明の第1の実施の形態の紙葉類の搬送装
置の要部斜視図である。
置の要部斜視図である。
【図2】(a)は紙葉類の折れ・曲がりを示す斜視図、
(b)は紙葉類の折れ・曲がりを折り畳んだ状態を示す
斜視図である。
(b)は紙葉類の折れ・曲がりを折り畳んだ状態を示す
斜視図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態の紙葉類の搬送装
置に接続される収納装置の斜視図である。
置に接続される収納装置の斜視図である。
【図4】この発明の第3の実施の形態の紙葉類の搬送装
置の要部斜視図である。
置の要部斜視図である。
9 搬送路 10 紙葉類 11A 成形前の折れ・曲がり部分 11B 成形後の折れ・曲がり部分 12 加圧ローラ 12A 一方の加圧ローラ 12B 他方の加圧ローラ 13 方向変更部 13A 外側ターン部 13B 内側ターン部 14 方向変更前の紙葉類の進行方向 15 方向変更後の紙葉類の進行方向 16 スタック保持板 17 スタック押し板 18 溝 19 スタックされた紙葉類 20 スタック板 21 駆動用モータ 22 柱 23 駆動機構 24 送りローラ 25 次の搬送駆動部
Claims (4)
- 【請求項1】 紙葉類を両面より挟んでこれを進行方向
に引込むように回転するとともに引き込んだ紙葉類を両
側から加圧することにより紙葉類の折れや曲がりを折り
畳む少なくとも一対の加圧ローラを設けたことを特徴と
する紙葉類の搬送装置。 - 【請求項2】 紙葉類挿入口と、前記紙葉類挿入口から
挿入された紙葉類を搬送する搬送路と、前記搬送路中に
配置され紙葉類の方向を変更する方向変更部と、前記方
向変更部の上流側に配置されて前記紙葉類を両面より挟
んでこれを進行方向に引込むように回転するとともに引
き込んだ紙葉類を両側から加圧することにより紙葉類の
折れや曲がりを折り畳む少なくとも一対の加圧ローラと
を備えた紙葉類の搬送装置。 - 【請求項3】 紙葉類挿入口と、前記紙葉類挿入口から
挿入された紙葉類を搬送する搬送路と、前記搬送路中も
しくはその末端に配置され紙葉類を複数集めて位置決め
した状態で収納する収納装置と、前記収納装置の上流側
に配置されて前記紙葉類を両面より挟んでこれを進行方
向に引込むように回転するとともに引き込んだ紙葉類を
両側から加圧することにより紙葉類の折れや曲がりを折
り畳む少なくとも一対の加圧ローラとを備えた紙葉類の
搬送装置。 - 【請求項4】 紙葉類挿入口と、前記紙葉類挿入口から
挿入された紙葉類を搬送する搬送路と、前記搬送路中も
しくはその末端に接続された他の装置との接続部と、前
記接続部の上流側に配置されて紙葉類の進行方向に対し
て同方向に回転し、前記紙葉類を両面より挟んでこれを
進行方向に引込むように回転するとともに引き込んだ紙
葉類を両側から加圧することにより紙葉類の折れや曲が
りを折り畳む少なくとも一対の加圧ローラとを備えた紙
葉類の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32311298A JP2000143034A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 紙葉類の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32311298A JP2000143034A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 紙葉類の搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000143034A true JP2000143034A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18151225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32311298A Pending JP2000143034A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 紙葉類の搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000143034A (ja) |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP32311298A patent/JP2000143034A/ja active Pending
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