JP2000142985A - リクレーマ - Google Patents

リクレーマ

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JP2000142985A
JP2000142985A JP10314751A JP31475198A JP2000142985A JP 2000142985 A JP2000142985 A JP 2000142985A JP 10314751 A JP10314751 A JP 10314751A JP 31475198 A JP31475198 A JP 31475198A JP 2000142985 A JP2000142985 A JP 2000142985A
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JP
Japan
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water
bucket wheel
reclaimer
bucket
boom
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Pending
Application number
JP10314751A
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English (en)
Inventor
Noboru Matsushima
昇 松嶋
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 バラ物の掻取時の粉塵の発生・飛散を防止す
る。 【解決手段】 ブーム3先端のバケットホイール4に、
その外周側に向けて水を噴射する散水手段20を設け
た。散水手段20は、バケットホイール4の外周部に固
定されバケットホイール4に設けられた各バケット19
の開口部近傍に位置されると共に上記開口部を閉じるよ
うな偏平扇状に水を噴射する複数の散水ノズル24を有
する。散水手段20は、上記散水ノズル24に水を分配
する分配管25を有し、この分配管25がバケットホイ
ール4の回転中心にて、ブーム3に固定された給水管1
1とロータリジョイント28を介して接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイル状に積み付
けられた石炭や鉄鋼石等のバラ物を掻き取って払出すた
めのリクレーマに係り、掻取時の粉塵の飛散を防止する
ための装置を備えたリクレーマに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、一般にリクレーマ
は、軌道1を走行する走行フレーム2上に旋回・起伏可
能なブーム3を有し、このブーム3の先端部のバケット
ホイール4を回転させ、バケットホイール4に取り付け
られたバケット19で、パイル状に積み付けられた石炭
や鉄鋼石等のバラ物5を掻き取るようになっている。掻
き取られたバラ物5はブームコンベヤ6上に落下排出さ
れ、さらに軌道1に沿ったベルトコンベヤ7上に落下さ
れて払出されるようになっている。なお、図中、8はバ
ラストタンク、9はブーム起伏用の油圧シリンダであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バラ物の掻
取時には、バラ物がバケットと接触したりベルトコンベ
ヤ上に落下したりするために、粉塵が発生して飛散して
しまうことがあった。
【0004】しかしながら、従来はこの粉塵の飛散を防
止するための機構はなく、近年においては、リクレーマ
の能力が大きくなっており、大量の粉塵が発生して飛散
し、これが問題となっていた。
【0005】そこで本発明は、上記問題を解決するため
に案出されたものであり、その目的は、バラ物の掻取時
の粉塵の発生・飛散を防止することができるリクレーマ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ブーム先端のバケットホイールに、その外
周側に向けて水を噴射する散水手段を設けたものであ
る。
【0007】これによれば、散水によって、粉塵の発生
・飛散を防止できる。
【0008】そして、上記散水手段が、バケットホイー
ルの外周部に固定されバケットホイールに設けられた各
バケットの開口部近傍に位置されると共に上記開口部を
閉じるような偏平扇状に水を噴射する複数の散水ノズル
を有するものが好ましい。
【0009】また、上記散水手段が、上記散水ノズルに
水を分配する分配管を有し、この分配管がバケットホイ
ールの回転中心にて、ブームに固定された給水管とロー
タリジョイントを介して接続されるものが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】図1は本発明に係るリクレーマの実施の形
態を示した要部拡大側面図、図2は本発明に係るリクレ
ーマの実施の形態を示した要部拡大平面図、図3は本発
明に係るリクレーマの実施の形態を示した要部拡大正面
図、図4はリクレーマの全体図である。
【0012】まず、上記リクレーマの構成を説明する。
【0013】図4に示すように、リクレーマのブーム3
に沿って、その先端に設けられたバケットホイール4に
水を供給する給水管11が設けられている。一方、走行
フレーム2上には、給水管11に水を送り出すためのポ
ンプ装置12が設けられている。
【0014】ポンプ装置12には、軌道1に沿って設け
られた給水母管15から水を給水するための給水ホース
14が接続されている。給水母管15には、給水ホース
14を取外し自在に連結するための接続管(図示せず)
が所定ピッチで複数設けられており、リクレーマの走行
に合わせて、給水ホース14を移動させるようになって
いる。
【0015】図1乃至図3に示すように、ブーム3の先
端部には、バケットホイール4が設けられている。バケ
ットホイール4は、回転軸16を中心として形成された
複数のスポーク17と、これらスポーク17の先端に掛
け渡されて支持されたリング状の回転フレーム18とを
有している。回転フレーム18には、その外周に、バラ
物5を掻き取るためのバケット19が設けられている。
【0016】回転軸16は、上部に位置するバケット1
9が、ブーム3上に位置するように傾斜して設けられて
いる。回転軸16の一端には、これを回転させるための
駆動モータ21が設けられ、他端にはバケットホイール
4が固定されている。
【0017】バケットホイール4の内側のブームコンベ
ヤ6の上方位置には、バケット19によって掻き取られ
たバラ物をブームコンベヤ6上に案内するシュート22
が設けられている。
【0018】バケット19は、回転フレーム18の外周
に所定ピッチで複数設けられており、バケットホイール
4の回転方向前方に向かって開口部23を有するように
形成されている。
【0019】本発明は、上記バケットホイール4に、そ
の外周側に向けて水を噴射する散水手段20を設けたこ
とを特徴とする。
【0020】散水手段20は、バケットホイール4の外
周部の回転フレーム18に固定され、各バケット19の
開口部23近傍に位置されると共に、開口部23を閉じ
るように水を噴射する複数の散水ノズル24を有してい
る。散水ノズル24は、バケット19の開口部23の内
側の角部にそれぞれ設けられており、そのノズル口が平
型に形成されている。
【0021】なお、かかる散水手段20による散水能力
は、リクレーマの搬送能力(t/h)の0.5〜3%の
範囲内となっている。
【0022】各散水ノズル24には、分配管25が接続
されている。分配管25は、回転フレーム18に沿って
リング状に形成され、各散水ノズル24を連結して水を
分配する散水母管26と、ブーム3に固定された給水管
11から散水母管26に水を供給する供給管27とから
なっている。
【0023】これら散水ノズル24と分配管25とで散
水手段20が構成されている。
【0024】バケットホイール4の回転中心である回転
軸16のバケットホイール4側端部には、固定側となる
給水管11と、回転する供給管27とを接続するための
ロータリジョイント28が設けられている。すなわち、
ロータリジョイント28の固定側には給水管11が接続
され、回転側には供給管27が接続されており、バケッ
トホイール4と共に回転する散水手段20に順次水を供
給するようになっている。
【0025】次に、上記構成によるリクレーマの作用を
説明する。
【0026】このリクレーマでは、バラ物5の掻取作業
時に、バケットホイール4を回転させながら、ポンプ装
置12を駆動させて各散水ノズル24から常時、散水を
行うようにする。
【0027】このとき、散水ノズル24からバケットホ
イール4の外周側に向けて散水することによって、バラ
物5の掻取部やシュート22にも水が噴射され、そこで
発生する粉塵に湿気を与え、飛散を防止できると共に、
粉塵の発生自体も防止できる。
【0028】さらに、バケット19の開口部23には、
ウォータカーテンが形成され開口部23が閉じられる。
従って、バケット19内で発生した粉塵が、外部に飛散
するのを防止できる。そして、開口部23を閉じている
のが水なので、バラ物5がウォータカーテンを通過し、
その掻取やシュート22への落下が妨げられることがな
い。
【0029】また、散水ノズル24による散水能力は、
リクレーマの搬送能力(t/h)の0.5〜3%の範囲
内に設定されているので、噴射される水の勢いは適度に
抑えられ、バラ物5の搬送効率に影響を与えることがな
い。
【0030】このように、バケットホイール4からその
周囲に散水を行えるので、その掻取部となる周辺を水雰
囲気とすることができ、掻取作業時の粉塵の発生・飛散
を防止できる。
【0031】また、バケットホイール4から掻取部及び
シュート22の周囲に集中的に散水するので、効率よく
散水でき、噴射する水の量を必要最少限とすることがで
き、ランニングコストを抑えることができる。
【0032】なお、本実施の形態においては、散水ノズ
ル24へ水を分配するのに、回転フレーム18に沿って
リング状に形成された散水母管26を設けているが、こ
れに限られるものではない。図5に示すように、ロータ
リジョイント28から、バケットホイール4の各スポー
ク17に沿って供給管29を設け、各散水ノズル24に
対してそれぞれ水を供給するようにしてもよい。なお図
5中、その他の構成は図1と同様であるので、同じ符号
を付して説明を省略する。
【0033】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、バラ物の
掻取時の粉塵の飛散を防止することができるという優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクレーマの実施の形態を示した
要部拡大側面図である。
【図2】本発明に係るリクレーマの実施の形態を示した
要部拡大平面図である。
【図3】本発明に係るリクレーマの実施の形態を示した
要部拡大正面図である。
【図4】リクレーマを示した全体図である。
【図5】本発明に係るリクレーマの他の実施の形態を示
した要部拡大側面図である。
【符号の説明】
3 ブーム 4 バケットホイール 11 給水管 19 バケット 20 散水手段 24 散水ノズル 25 分配管 28 ロータリジョイント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム先端のバケットホイールに、その
    外周側に向けて水を噴射する散水手段を設けたことを特
    徴とするリクレーマ。
  2. 【請求項2】 上記散水手段が、バケットホイールの外
    周部に固定されバケットホイールに設けられた各バケッ
    トの開口部近傍に位置されると共に上記開口部を閉じる
    ような偏平扇状に水を噴射する複数の散水ノズルを有す
    る請求項1記載のリクレーマ。
  3. 【請求項3】 上記散水手段が、上記散水ノズルに水を
    分配する分配管を有し、この分配管がバケットホイール
    の回転中心にて、ブームに固定された給水管とロータリ
    ジョイントを介して接続される請求項2記載のリクレー
    マ。
JP10314751A 1998-11-05 1998-11-05 リクレーマ Pending JP2000142985A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144018A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Nippon Steel Corp リクレーマ
US9144371B2 (en) 2011-03-31 2015-09-29 Fujifilm Corporation Drainage tube insertion tool

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011144018A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Nippon Steel Corp リクレーマ
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