JP2000142618A - ジョイントパッドを使用した結束方法とそれに使用するジョイントパッド - Google Patents

ジョイントパッドを使用した結束方法とそれに使用するジョイントパッド

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JP2000142618A
JP2000142618A JP10326834A JP32683498A JP2000142618A JP 2000142618 A JP2000142618 A JP 2000142618A JP 10326834 A JP10326834 A JP 10326834A JP 32683498 A JP32683498 A JP 32683498A JP 2000142618 A JP2000142618 A JP 2000142618A
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健次 稲毛
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被結束物が隣接して保管するような場合で
も、自己および隣接する被結束物の表面を傷つけること
のない、また容易に切断することができる、ジョイント
パッドを使用した結束方法等を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ジョイントパッド1を用いて結束する結
束方法において、ストラップ2を上面に載置しその長手
方向に直交するよう配置された載置部1Aと、載置部の
両端部から間に空間を有するようストラップ2の長手方
向に平行して延びる二つの側片部2Bと、ジョイント部
分2Aを収容可能な幅W1と長さL1および深さD1を
備える切欠部1Cを有するジョイントパッドを用いて、
ジョイント部分2Aの下層のストラップ2の切断面2e
が、載置部1Aの切欠部側の端面1eに当接する状態で
ジョイントするとともに、該ジョイント部分2Aが切欠
部1Cに収容され、ジョイント部分2Aに隣接する部分
が、載置部1Aに載置された状態で結束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動梱包分野でス
チールコイルあるいはペーパコイル等のコイル状等の被
結束物を、ストラップを用いて結束する際に、ジョイン
トパッドを介装して結束する結束方法およびそれに使用
するジョイントパッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しょうとする課題】従
来、被結束物、例えば薄板をコイル状に巻装した所謂ス
チールコイルは、ストラップ(例えば金属製のストラッ
プ)を該スチールコイルの外周に巻付け、その重積した
部分を、シール金具(ジョイント金具)あるいはスポッ
ト溶接等によってジョイントすることによって、結束さ
れる。この際、重積しジョイントされた部分(ジョイン
ト部分という)は、重積した下層の切断部分、あるいは
ジョイントに使用されたシール金具(ジョイント金具)
が、スチールコイル表面と当接して該スチールコイル表
面を傷つけることになる。
【0003】このため、従来から、このジョイント部分
の下方、つまり、ジョイント部分とスチールコイルの間
には、ジョイントパッドを介装してコイルを結束してい
た。
【0004】上記ジョイントパッドは、材料的にはパル
プ圧縮材あるいはプラスチック等の材料からなる板材を
用い、寸法的にはジョイント部分の平面形状より大きな
平面形状を有するものが使用される。
【0005】また、このジョイントパッドには、ストラ
ップをジョイントする手法に応じ、上記平面形状の中央
部に穴を有するものもある。例えば、シール金具、シー
ルレスジョイント等の結束手法によって、ジョイント部
分からシール金具あるいはシールレスジョイントされた
凹凸部分がストラップ表面側に突出する場合には、上記
中央部に穴を有する矩形状のジョイントパッドを使用す
る。
【0006】そして、図8に図示するように、ストラッ
プ2による結束に際し、中央部に形成された穴(開口)
2Hにストラップ2のジョイント部分2Aが位置するよ
う、スチールコイル等の被結束物とジョイント部分2A
との間に介装された状態で結束される。
【0007】しかし、上述した従来のジョイントパッド
を使用した結束方法の場合には、ジョイントパッドの上
面に載置されているジョイント部分が、被結束物の外方
に突出した状態となっており、従って、スチールコイル
等の被結束物が隣接して保管されているような場合に
は、上記ジョイント部分が、隣接する被結束物の表面を
傷つけることになる。
【0008】また、ストラップを切断して、被結束物を
結束状態から解放する場合には、専ら、上記ジョイント
パッドが介装され被結束物表面からストラップが浮き上
がって、それらの間に隙間が形成されている部分を切断
する。かかる場合、図8に図示するように、被結束物表
面との間において隙間が形成されている部分Sは、スト
ラップが二重に重積された状態となっていることから、
ストラップがスチールストラップである場合には、大き
な切断力を必要とし、到底、手作業式のバンドカッター
を用いて切断することができないという不都合があっ
た。つまり、取扱いに不便な、嵩高い動力式のハンドカ
ッターを使用しないと切断できないという不都合があっ
た。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みおこなわ
れたのもので、ストラップの切断に際し手作業式のバン
ドカッターを用いても切断することができ、且つ被結束
物が隣接して保管あるいは取り扱われているような場合
でも、自己および隣接する被結束物の表面を傷つけるこ
とのないような「ジョイントパッドを使用した結束方
法」と、これら結束方法に使用される「ジョイントパッ
ド」を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の構成を具備する。
【0011】すなわち、本第1の発明は、被結束物の外
周にストラップを巻付け、該ストラップの先端部と後端
部を重積させた状態でジョイントして結束する際に、該
ストラップのジョイント部分と該被結束物の表面との間
にジョイントパッドを配置して、被結束物表面に傷が付
かないように被結束物を結束する結束方法において、上
記ストラップの長手方向に直交するよう配置され、該ス
トラップを上面に載置する載置部と、該載置部のそれぞ
れの両端部から間に空間を有するようストラップの長手
方向に平行して延びる二つの側片部と、該二つの側片部
と載置部によって三方が囲まれ、上記ジョイント部分を
収容可能な幅と長さおよび深さを備える切欠部と、を有
するジョイントパッドを用い、結束に際し、上記ジョイ
ント部分において下層に位置するストラップの切断面
が、切欠部の反載置部側から載置部側に向くような状態
で、ストラップをジョイントするとともに、このジョイ
ント部分の大部分が上記切欠部に収容され、該ジョイン
ト部分に隣接する部分が、上記載置部から反切欠部側に
外れた位置に位置する状態で結束することを特徴とす
る。
【0012】しかして、このように構成されたコイルの
結束方法によれば、結束の際にストラップのジョイント
部分の大部分が切欠部に収容されていることから、上層
に位置するストラップの切断面がジョイントパッドの切
欠部内に位置し、また下層のストラップの切断面がジョ
イントパッドの切欠部内あるいは載置部上に位置するた
め、被結束物自体の表面は勿論のこと、隣接して配置さ
れる被結束物の表面をも傷つけることはない。しかも、
ジョイントパッドの載置部の外方の端面部分にはストラ
ップが1枚だけで且つ下方に隙間が形成されていること
から、ストラップがスチールストラップであっても、こ
の部分を手作業式のバンドカッターで簡単に切断するこ
とができることになる。
【0013】また、第2の発明は、被結束物の外周にス
トラップを巻付け、該ストラップの先端部と後端部を重
積させた状態でジョイントして結束する際に、該ストラ
ップのジョイント部分と該被結束物の表面との間にジョ
イントパッドを配置して、被結束物表面に傷が付かない
ように被結束物を結束する結束方法において、上記スト
ラップの長手方向に直交するよう配置され、該ストラッ
プを上面に載置する載置部と、該載置部のそれぞれの両
端部から間に空間を有するようストラップの長手方向に
平行して延びる二つの側片部と、該二つの側片部と載置
部によって三方が囲まれ、上記ジョイント部分を収容可
能な幅と長さおよび深さを備える切欠部と、を有するジ
ョイントパッドを用い、結束に際し、上記ジョイント部
分において下層に位置するストラップの切断面が、切欠
部の反載置部側から載置部側に向くような状態で、スト
ラップをジョイントするとともに、このジョイント部分
が上記切欠部に収容され、且つ、ストラップのジョイン
ト部分に隣接する部分が、上記載置部に載置された状態
で結束することを特徴とする。
【0014】しかして、このように構成されたコイルの
結束方法によれば、結束の際にストラップのジョイント
部分が上記切欠部に収容された状態になり、つまり、平
面図である図2および側面図である図3に図示するよう
に、切断した切断面が長手方向に突出しているジョイン
ト部分の全てが、切欠部内に収容されるため、被結束物
自体の表面は勿論のこと、隣接して配置される被結束物
の表面をも傷つけることはない。しかも、ジョイントパ
ッドの載置部の外方の端面部分にはストラップが1枚だ
けで且つ下方に隙間が形成されていることから、ストラ
ップがスチールストラップであっても、この部分を手作
業式のバンドカッターで簡単に切断することができるこ
とになる。
【0015】また、本発明にかかるジョイントパッド
は、以下のような構成を具備する。即ち、被結束物の外
周にストラップを巻付け、該ストラップの先端部と後端
部を重積させた状態でジョイントして被結束物を結束す
る際に、該ストラップのジョイント部分と該被結束物の
表面との間に、被結束物表面に傷が付かないように介装
されるジョイントパッドであって、上記ジョイントパッ
ドが、ストラップの長手方向に直交するよう配置され、
該ストラップを上面に載置する載置部と、該載置部のそ
れぞれの両端部から間に空間を有するようストラップの
長手方向に平行して延びる二つの側片部と、該二つの側
片部と載置部によって三方が囲まれ上記ジョイント部分
を収容可能な幅と長さおよび深さを備える切欠部と、を
有することを特徴とする。
【0016】しかして、このように構成されたジョイン
トパッドは、上述した結束方法を実施する際に使用する
ことができる。
【0017】そして、上述した結束方法において、載置
部の切欠部側の端面に、ジョイント部分において下層に
位置するストラップの切断面が、当接する状態で結束す
ると、ストラップのジョイント部分に対して、ジョイン
トパッドの長手方向の位置決めが確実におこなえる点で
好ましい構成となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関わる最も好まし
い実施例の一つについて、図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0019】図1は、本実施例のジョイントパッドの使
用状態を示す斜視図、図2は図1に示すジョイントパッ
ドの使用状態の平面図、図3はジョイント部分がジョイ
ントパッドの切欠部内に収容された状態を示す図2のI
−I矢視の断面図、図4はジョイントパッドの構成を示
す斜視図である。
【0020】図1〜図4に図示するように、本発明の一
の実施例にかかるジョイントパッド1は、ストラップ2
を上面1aに載置する載置部1Aと、載置部1Aの両端
からそれぞれにストラップ2の長手方向に沿って該スト
ラップ2に平行に延び、且つ間(各側片部の間)に空間
を有する二つの側片部1Bと、この二つの側片部1Bと
上記載置部1Aによって三方が囲まれた切欠部1Cとを
有する如き、全体平面形状が略コの字状に構成されてい
る。
【0021】上記切欠部1Cは、平面的には、図2に図
示するように、ストラップ2の幅W2より大きな幅W1
を有するとともに、長さ的には、図3に図示するよう
に、ストラップ2が重積された状態でジョイントされる
ジョイント部分2Aの長さL2より大きな寸法L1に形
成されている。また、切欠部1Cは、深さ(厚さ)的に
は、ジョイント部分2Aの厚さD2より大きな厚さD1
に、この実施例では、ジョイント部分2Aの厚さD2の
略1.5〜2倍程度の厚さD1に形成されている。この
厚さD1は、図8に図示するように、ジョイント部分2
Aがシール金具Jを用いてジョイントされる場合には、
図1〜3に図示するこの実施例のようにスポット溶接で
ジョイントされる場合に比べて、ジョイント部分の厚み
D2が大きくなることから、より大きな寸法にする必要
がある。また、切欠部1Cの長さL1が長くなる場合に
は、図3に図示するストラップ2の傾斜角度Aが小さく
なることから、短い場合に比べて寸法的に小さくするこ
とができる。
【0022】このように、この切欠部1Cには、ストラ
ップ2のジョイント部分2Aが余裕をもって収納できる
ような寸法に形成されている。但し、切欠部1Cの寸法
(特に深さD1)があまり大きくなり過ぎると、ジョイ
ント部分2Aの、被結束物(この実施例では、スチール
コイル)表面からの突出寸法が大きくなってしまうこと
から、上記実施例のように、ジョイントの締結手法(シ
ール金具を使用するかスポット溶接によるかの手法)を
配慮して、適当な寸法に決定される。
【0023】また、このジョイントパッド1は、材質的
には、パルプを圧縮したもの、発泡スチロール、プラス
チックあるいはフエルト,織布等の、被結束物の表面を
傷つけず且つジョイント部分2Aの押圧力によって潰れ
てしまうことのないようなものであればよい。
【0024】そして、この実施例にかかるジョイントパ
ッド1では、平面寸法的に、図6に図示するように、上
記切欠部1Cの幅W1が、側片部1Bの幅Wbの2倍に
設定されている。つまり、図6に図示するように、ジョ
イントパッド1の長さLに該ジョイントパッド1の載置
部1Aの幅Waを加えた寸法の幅Wを有する帯状の材料
を用いて、図6に示すようにジョイントパッド1を交互
に左右に且つ各切欠部1Cとなる部位に隣接するジョイ
ントパッド1の側片部1Bが入り込むような状態でカッ
トすることによって、歩留り100%の状態で製造でき
るように、寸法的に配慮されている。
【0025】しかして、上述のように構成されたジョイ
ントパッド1を用いて、以下のように結束することがで
きる。以下、本発明のジョイントパッドを使用した結束
方法の一の実施例を、図面を参照しながら具体的に説明
する。
【0026】即ち、結束装置、例えば、図7に図示する
自動結束装置を用いるとともに、上記ジョイントパッド
を使用して、被結束物、例えば、スチールコイルを結束
する場合の結束方法について説明する。
【0027】まず、図7に図示するように、結束装置M
の所定の結束位置にスチールコイルCを配置して、結束
ヘッドHからストラップ(スチール製のストラップ)2
を繰り出し、スチールコイルCの外周に巻き付ける。こ
の際、ストラップ2の先端部と後端部が重積する、つま
り二重になる部分を5〜15cm程度にわたって形成
し、この部分をスポット溶接(あるいはシール金具又は
シール金具を用いずに各重なった部分相互を噛み合わせ
る所謂「シール金具レス」)によってジョイントし、重
積する上層のストラップ2をジョイント部分2Aが終了
した箇所(あるいはやや後端側)で切断する。そして、
ストラップ2の切断面2e,2fを有する両端部(先端
部と後端部)をジョイント作業する前に、上記ジョイン
ト部分2Aとなる部分に、図1〜3に図示する状態で、
被結束物であるスチールコイルCの表面とストラップ2
のジョイント部分2Aの間に、図4に図示するジョイン
トパッド1を、図1〜3に図示する状態で介装する。つ
まり、図1〜3に図示するように、ジョイントパッド1
の切欠部1C内に、ストラップ2の長手方向に側片部2
Bの長手方向が平行になる状態で、ジョイント部分2A
の下層のストラップ2の切断面2eが当該ジョイントパ
ッド1の載置部1Aの切欠部1C側の端面1eに当接す
るよう(あるいは略当接するよう;つまり下層に位置す
るストラップ2の切断面2eが、切欠部1Cの反載置部
側から載置部1A側に向くように)、且つジョイント部
分2Aの上層側のストラップ2の切断面2fが切欠部1
C内に位置するように、介装する。
【0028】このようにジョイントパッド2が介装され
ると、ストラップ2のジョイント部分2Aが、平面視に
おいて図2に図示するように、側断面視において図3に
図示するように、切欠部1C内に余裕をもって収容さ
れ、ジョイントパッド1の表面および側面、さらにはジ
ョイントパッド1の切欠部1Cの前後(ストラップ2の
長手方向の前後)から、該ジョイント部分2Aは全く突
出しない状態となる。つまり、ジョイント部分2A以外
の箇所と同じくストラップ2一枚分だけ上方に突出す
る。しかも、上述のように、ジョイント部分2Aの下層
のストラップ2の切断面2eが当該ジョイントパッド1
の載置部1Aの切欠部1C側の端面1eに当接している
ため、ジョイントパッド1は、該ジョイントパッド1の
載置部1Aが切欠部1C側(図1〜3において右方)に
移動できない状態となり、且つ、ジョイントパッド1の
両側の側片部1Bがストラップ2の両側方に位置してい
るため、ストラップ2の長手方向に直交する方向にも移
動できない状態となり、しかもジョイントパッド1の上
方からはかなり大きな押圧力が作用しているため、ジョ
イントパッド1はストラップ2に対して確実に位置決め
された状態となる。
【0029】この結果、ジョイント部分2Aに起因し
て、スチールコイルCの表面C1に傷が形成されること
は勿論のこと、仮に上記結束されたスチールコイルCが
隣接して保管あるいは搬送されるようなことがあって
も、隣接する相手側のスチールコイルCの表面を傷つけ
ることもない。
【0030】しかも、このように結束されていると、ス
トラップ2を切断して、被結束物を結束状態から解放す
る場合には、下方に隙間が形成されている図3の一点鎖
線Gで示す、切断されるべきジョイントパッド1の載置
部1Aの外方(先端方;図1〜3において左方)の部
分、つまり、ジョイント部分2Aに隣接する部分2nに
は、ストラップが1枚だけ存在することから、この部分
を手作業式のバンドカッターで簡単に比較的小さな切断
力でもって切断することができる。
【0031】上記実施例では、結束を自動結束装置を用
いて結束する場合について説明したが、手動式の結束装
置を用いて、スチールストラップや、それ以外のストラ
ップ、例えばPPストラップ(ポリプロピレン製のスト
ラップ)で結束する場合についても、同様に実施できる
ことは言うまでもない。また、被結束物についても、コ
イル状のものは勿論、各面が矩形状になったようなキュ
ービック状(箱)状の被結束物あるいはその変形形状の
被結束物であっても同様に実施できることは言うまでも
ない。
【0032】また、上記実施例では、ジョイント部分全
てを切欠部内に収容するよう構成した実施例について説
明しているが、ジョイント部分のうち、下層に位置する
ストラップの切断面が、載置部上に位置し、該ジョイン
ト部分の大部分が切欠部に位置するようにしても、該ジ
ョイント部分の上層に位置するストラップの切断面がジ
ョイントパッド表面から飛び出さない限り、基本的にほ
ぼ同様の作用効果を奏する。
【0033】また、上述のように、ジョイント部分にお
いてジョイントパッドから外方へ突出物がないことは、
搬送の際においても、引っ掛かることがなく、また、他
の物に接触した場合でも傷つけることが無い点で優れた
構成となる。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかるジョイントパッドを使用
した結束方法及びそれに使用するジョイントパッドによ
れば、コイル等の被結束物をストラップで結束しても、
ジョイント部分がジョイントパッドに収容された状態と
なるため、被結束物であるコイルの表面は勿論のこと、
隣接する他の被結束物の表面あるいはその他の物に接触
しても傷を与えない点で優れている。
【0035】また、ストラップを切断して、被結束物を
結束状態から解放する場合にも、ストラップの切断が容
易におこなえることとなる。
【0036】また、本発明にかかるジョイントパッドに
よれば、上記結束方法が実施可能になるとともに、また
歩留り良く製造できるため、安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例にかかる結束方法によって結束され
た状態でのジョイントパッドとストラップのジョイント
部分を示す斜視図である。
【図2】 ジョイント部分を平面から見た図1の平面図
である。
【図3】 ジョイント部分がジョイントパッドの切欠部
に収容されている状態を示す図2のI−I矢視側断面で
ある。
【図4】 ジョイントパッドの全体の構成を示す斜視図
である。
【図5】 図1に示す結束方法によって結束されたスチ
ールコイルの状態を示す全体斜視図である。
【図6】 本実施例のジョイントパッドを帯状の材料を
用いて製造する場合の板取状態を示す平面図である。
【図7】 本結束方法を実施する公知の自動結束装置の
構成を示す斜視図である。
【図8】 従来例のジョイントパッドを用いた結束状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……ジョイントパッド 1A……載置部 1B……側片部 1C……切欠部 1e……端面 2……ストラップ 2A……ジョイント部分 2e……切断面 L1……切欠部の長さ D1……切欠部の深さ W1……切欠部の幅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被結束物の外周にストラップを巻付け、
    該ストラップの先端部と後端部を重積させた状態でジョ
    イントして結束する際に、該ストラップのジョイント部
    分と該被結束物の表面との間にジョイントパッドを配置
    して、被結束物表面に傷が付かないように被結束物を結
    束する結束方法において、 上記ストラップの長手方向に直交するよう配置され、該
    ストラップを上面に載置する載置部と、該載置部のそれ
    ぞれの両端部から間に空間を有するようストラップの長
    手方向に平行して延びる二つの側片部と、該二つの側片
    部と載置部によって三方が囲まれ、上記ジョイント部分
    を収容可能な幅と長さおよび深さを備える切欠部と、を
    有するジョイントパッドを用い、結束に際し、上記ジョ
    イント部分において下層に位置するストラップの切断面
    が、切欠部の反載置部側から載置部側に向くような状態
    で、ストラップをジョイントするとともに、このジョイ
    ント部分の大部分が上記切欠部に収容され、該ジョイン
    ト部分に隣接する部分が、上記載置部から反切欠部側に
    外れた位置に位置する状態で結束することを特徴とする
    ジョイントパッドを使用した結束方法。
  2. 【請求項2】 被結束物の外周にストラップを巻付け、
    該ストラップの先端部と後端部を重積させた状態でジョ
    イントして結束する際に、該ストラップのジョイント部
    分と該被結束物の表面との間にジョイントパッドを配置
    して、被結束物表面に傷が付かないように被結束物を結
    束する結束方法において、 上記ストラップの長手方向に直交するよう配置され、該
    ストラップを上面に載置する載置部と、該載置部のそれ
    ぞれの両端部から間に空間を有するようストラップの長
    手方向に平行して延びる二つの側片部と、該二つの側片
    部と載置部によって三方が囲まれ、上記ジョイント部分
    を収容可能な幅と長さおよび深さを備える切欠部と、を
    有するジョイントパッドを用い、結束に際し、上記ジョ
    イント部分において下層に位置するストラップの切断面
    が、切欠部の反載置部側から載置部側に向くような状態
    で、ストラップをジョイントするとともに、このジョイ
    ント部分が上記切欠部に収容され、且つ、ストラップの
    ジョイント部分に隣接する部分が、上記載置部に載置さ
    れた状態で結束することを特徴とするジョイントパッド
    を使用した結束方法。
  3. 【請求項3】 前記載置部の切欠部側の端面に、ジョイ
    ント部分において下層に位置するストラップの切断面
    が、当接する状態で結束したことを特徴とする請求項2
    記載のジョイントパッドを使用した結束方法。
  4. 【請求項4】 被結束物の外周にストラップを巻付け、
    該ストラップの先端部と後端部を重積させた状態でジョ
    イントして被結束物を結束する際に、該ストラップのジ
    ョイント部分と該被結束物の表面との間に、被結束物表
    面に傷が付かないように介装されるジョイントパッドで
    あって、上記ジョイントパッドが、ストラップの長手方
    向に直交するよう配置され、該ストラップを上面に載置
    する載置部と、該載置部のそれぞれの両端部から間に空
    間を有するようストラップの長手方向に平行して延びる
    二つの側片部と、該二つの側片部と載置部によって三方
    が囲まれ上記ジョイント部分を収容可能な幅と長さおよ
    び深さを備える切欠部と、を有することを特徴とするジ
    ョイントパッド。
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