JP2000140787A - 斜面の遮水保護工法 - Google Patents

斜面の遮水保護工法

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JP2000140787A
JP2000140787A JP10312728A JP31272898A JP2000140787A JP 2000140787 A JP2000140787 A JP 2000140787A JP 10312728 A JP10312728 A JP 10312728A JP 31272898 A JP31272898 A JP 31272898A JP 2000140787 A JP2000140787 A JP 2000140787A
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mat
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asphalt
sheet
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Takatsu Wagi
多克 和木
Masami Origasa
正美 折笠
Mitsuru Nonoda
充 野々田
Takahiko Ito
隆彦 伊藤
Katsuo Matsuzaki
勝夫 松崎
Hiroshi Nakano
浩 中野
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Nippon Road Co Ltd
Taisei Rotec Corp
Japan Sea Works Co Ltd
World Engineering Co
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Nippon Road Co Ltd
Taisei Rotec Corp
Japan Sea Works Co Ltd
World Engineering Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物埋立て処分場等において、廃棄物に接
した水が地下水に浸透しないように、遮水性を持たせた
遮水シートを容易に形成できるとともに、遮水シートの
信頼性を向上させるようにする。 【解決手段】 廃棄物の埋立て処分場の斜面2には、掘
削して形成した傾斜面に沿わせて、アスファルトマット
10を構築し、その上面に遮水シート6を配置して、遮
水シート3を構築する。前記アスファルトマット10を
所定のサイズのマット部材を組み合わせて隙間なく配置
して構成し、各マット部材の接続部には、耐久性があ
り、遮水性を良好に発揮できるような接続部を設けて、
接続部においても遮水性を良好に発揮できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜面にアスファル
トマットのような弾性と塑性とを有するマット部材を敷
設して、斜面の保護と遮水性能を発揮可能で、遮水層形
成作業を容易に行い得るようにする斜面の遮水保護工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】山間部の谷等を利用して廃棄物埋立て処
分場を設ける場合等には、その廃棄物が地盤面に接する
部分の全ての面、例えば、前記処分場の底面と山を掘削
して形成する斜面部や底面部に対しては、遮水処理を行
っている。また、前記廃棄物埋立て処分場等において
は、地下水の汚染防止と有害物質の流出を防止するため
に、全部の面に遮水性を有効に発揮させるための保護層
を設け、遮水材の安定的な保護を行い、水を通さないよ
うにする処理を行うための基準が設けられている。つま
り、廃棄物埋立て処分場の底面には、十分な強度と遮水
性を発揮できるような支持地盤としてのアスファルト等
の施工を実施した上に、遮水シートを敷き込み、斜面部
に対しても同様な支持版を施工した上に、遮水性を有す
るシート等で被覆する工事を施工することが規定されて
いる。このような埋立て処分場に敷設する遮水シート工
法に関しては、図17または図18に示されるような基
準が設定されている。
【0003】図17に示す例は、斜面勾配が1:2以下
の場合に適用される保護工3に関するもので、埋立て処
分場の斜面2の上に、水密アスファルトコンクリートの
層4を厚さが5cm以上で、透水係数k=1×10-7cm/
sec 以下のものとして敷設する。そして、前記アスファ
ルトコンクリート層4の上面に、遮水シート6を敷設し
ている。また、前記水密アスファルトコンクリートに代
えて、不織布等の保護層を設ける場合には、斜面2の上
に不織布等の保護マットを敷設した上に、二重の遮水シ
ートを敷設するような手段を用い保護工を構成すること
が可能とされている。
【0004】図18に示す例は、斜面勾配が1:2より
も急な斜面として形成されている場合に、その斜面に敷
設する保護工3の構造を示しているもので、斜面2に対
して鉄筋コンクリート層5を形成し、そのコンクリート
層の上面に、遮水シート6を敷設している。また、前記
鉄筋コンクリートに代えて、モルタルの吹き付け処理を
行う場合には、そのモルタル表面に遮水シートを配置す
ることやゴムアスファルトを吹き付け、遮水層とするこ
とが要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記埋立て処分場にお
いては、収容量を多くしようとすると、斜面の形成角度
はできるだけ急な角度に形成することが望ましいもので
あり、そのように斜面の角度を大きい値に形成すると、
斜面部には鉄筋コンクリート等の擁壁状のものを保護工
として構築することが必要となる。そして、前記保護工
として鉄筋コンクリートの擁壁を施工し、その上面に遮
水シートを施工することは、埋立て処分場の施工コスト
が非常に高価なものとなる原因となる。また、鉄筋コン
クリートを斜面の保護に施工することに代えて、モルタ
ルを吹き付けて所定の厚さの保護層を形成し、その表面
に遮水シートを配置すること、またはゴムアスファルト
を吹き付けて保護工を施工を行うことも可能であるとさ
れる。
【0006】ところが、そのような吹き付け処理を行う
場合には、モルタル等の吹き付けて形成する保護層の信
頼性が高いものではないことから、信頼性に疑問が残
る。そして、前記急勾配の斜面部に対して、従来方式の
保護工を形成する手段によっては、処分場外に向けて保
有水が地盤に浸透しないように遮断する作用を良好に発
揮させることが困難である。
【0007】前記問題に加えて、前記図17に示したよ
うに、従来形式の遮水層を形成する方式では、遮水シー
ト層6が直接大気中に露出しているために、カラス等の
大型の鳥が廃棄物中に含まれる可食物をあさったりする
に際し、遮水シートを破ったりするという問題が発生し
ているもので、前記遮水シート層に孔が形成されるそし
て、シートによる遮水性は損なわれると、その孔の部分
からシートの裏面側に侵入した水は、アスファルトコン
クリート層等のシート支持層に亀裂が生じた部分から、
地下に浸透するという恐れがある。また、遮水シートが
露出されたままの状態では、直射日光が当たったり、降
雨、積雪等の自然環境にさらされたり、廃棄物中の尖っ
たものにより傷付けられたりすることがある。
【0008】そこで、そのような遮水層の破損の問題を
解消するために、図19に示すように、遮水シート6の
上面に対して、遮水効果の高い混合土の層9を約1mの
厚さに施工してから、廃棄物8の埋立てを行っている。
ところが、前記処分場の法面の全体に対して、混合土の
層9を厚く形成することは、処分場の使用可能な容積を
少なくすることと、埋立て作業の作業コストが高くなる
という問題が発生している。また、斜面に混合土を施工
することは、大幅なコスト高となるとともに、雨天の場
合には作業ができないという問題もある。
【0009】本発明は、前述したような従来の埋立て処
分場での遮水層の形成における問題を解消するもので、
アスファルトマットを斜面に敷設する方法を用いて、施
工期間を短縮可能で施工コストの低下が可能で、信頼性
の高い施工法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、廃棄物埋立て
処分場のように、法面の遮水性を要求される斜面に対す
る遮水保護工法に関する。本発明の請求項1の発明は、
前記法面に沿わせて敷設する遮水性を有する多数枚のマ
ット部材と、前記マット部材間の継ぎ目の部分に設ける
遮水性を有する接続部と、前記マット部材の上面に敷設
する遮水シートと、を配置して構成することを特徴とす
る。請求項2の発明は、法面に対して配置する不織布
層、モルタル層、水密アスファルト層、難透水性土層も
しくは鉄筋コンクリート層のような地盤を保護する保護
層と、前記保護層の上面に敷設する遮水シートと、前記
遮水シートの上面に配置する別のマット部材と、を重ね
て敷設することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、前記法面に対して配置
するマット部材と、前記マット部材間の継ぎ目の部分に
設ける遮水性を有する接続部と、前記マット部材の上面
に敷設する遮水シートと、前記遮水シートの上面に配置
する別のマット部材による保護層と、を重ねて敷設して
構成することを特徴とする。請求項4の発明は、前記遮
水性を有するマット部材として所定のサイズのアスファ
ルトマットを用い、前記マット部材間の接続部には、隙
間に充填する遮水性を有する材料と、上面に被覆するシ
ート部材とを用いた接続手段を設けることを特徴とす
る。
【0012】前述したように、本発明においては、アス
ファルト合材を用いて所定のサイズに作成したマット部
材を、斜面に沿わせて敷き詰めるようにして配置し、各
マット部材の接続部に柔らかなマスチック等を充填して
水密に封止することにより、マットや接続部の弾性によ
り変形した箇所が容易に復元する性質を持たせた保護工
を形成できる。そして、前記マット部材やマット部材
は、長い期間に亘って遮水性を維持できるものであり、
接続部に充填するマスチックも、マット部材を移動させ
るような力が加えられたとしても、そのマスチック自体
が変形して隙間を生じさせることがないので、保護工の
遮水性能が低下することはない。また、前記上の保護層
を遮水シートの表面に重ねて施工する場合には、廃棄物
の尖ったものが当った時や、作業車両が埋立て処分場内
を走行することにより衝撃や圧力が付与されたとして
も、遮水性を損なうことはない。そして、アスファルト
マットの上に遮水シートを配置した上に保護層を配置し
て3層の保護工を構成する場合には、より安定性の良い
保護工を構成し、鳥の害から遮水シートを保護でき、遮
水保護層の信頼性と耐久性とをより向上させることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明の斜面の遮水保護工法を説明する。図1に示す例は、
埋立て処分場の1つの側面部(斜面部)に対して、従来
の水密アスファルトコンクリートや鉄筋コンクリート層
を構築することに代えて、アスファルトマット10を施
工し、その上面に遮水シート6を配置して保護工3を構
築し、斜面の遮水工を行う場合を示している。前記アス
ファルトマット10は、従来より海洋構造物の構築等の
際に海底地盤の上に敷設して、地盤の砂等の洗掘を防止
するために使用しているアスファルトマットと、ほぼ同
様な構造のものを用いることができる。前記アスファル
トマット10を構成するアスファルトマットは、後述す
るように、厚さが5〜10cm程度で、任意のサイズのも
のを組み合わせて用いることができるもので、そのマッ
トの弾性と塑性により、斜面に対して密着する状態に敷
設が可能である。また、前記マットの上面は凹凸がない
のであるから、マット表面に敷設する遮水シート6はア
スファルトマット10の表面に密着して配置される。
【0014】前記斜面2を覆うように配置する保護工3
のアスファルトマット10は、遮水シート6の支持部材
としての作用を有するものでもあることから、そのマッ
トの接続部に凹凸が形成されることは好ましいことでは
ない。そこで、本発明のアスファルトマット10におい
ては、図2〜4に示すように、マットの接続部に対する
接続処理を行い、マット間の接続部における隙間が生じ
ることの防止と、止水性を良好に発揮可能な処理を行う
ようにしている。そして、以下に示すような処理を行う
ことにより、アスファルトマット10の表面全体に接続
部での凹凸が発生せずに、遮水シートの敷設を安定した
状態で行い得るようにしている。
【0015】図2ないし図4に各々示す例は、アスファ
ルトマット10を構成するマット部材11の接続部の構
成を示しているもので、マット部材11……としては、
斜面全体を1枚のマットにより覆うことができないこと
から、所定のサイズに作成したマット部材を接続部12
を介して接続している。そして、マット間に隙間等が生
じないようにする処理を行ってから、遮水シート6を施
工して保護工3を形成し、斜面2の保護と遮水処理を行
っている。前記接続部12においては、マット部材1
1、11間の隙間に充填物13を隙間なく詰め込んで、
マット部材間に隙間が生じないように処理している。
【0016】前記充填物13としては、軟らかなアスフ
ァルトマスチックやアスファルト常温合材を用いるか、
またはアスファルトに対する接着性を良好に発揮可能な
ボンド等を用いることができる。その他に、前記充填物
としては、水密アスファルトコンクリートやゴムアスフ
ァルト等の材料、または、コンクリート、モルタル、粘
土モルタル、粘土、砕石や砂等を用いることができる。
しかしながら、アスファルトマットに対して何等かの理
由により、マットにズレが生じるような力が付与された
場合には、前記充填物の弾性と塑性とにより、接続部に
隙間の発生を防止できるような材料を使用することが望
ましい場合が多いと考えられる。
【0017】図3に示す例は、マット部材間の接続部1
2aの処理に関する別の実施例で、マット部材11、1
1間の隙間に充填物13を施工し、前記充填物13の上
面とマット端部の間に、接続テープ14を配置してか
ら、遮水シート6を敷設する場合を示している。前記充
填物13としては、図2と同様な材料を用いるが、接続
テープ14には、合成繊維、ガラスクロス等の織布や不
織布のように、強度の大きなテープ状のものを用い、前
記テープ状の部材にアスファルトを含浸させるか塗布し
ている。そして、前記接続テープ14を充填物13の上
に配置して、アスファルト系の接着剤を用いて貼ること
や、熱融着処理を施すことにより一体化させる。
【0018】図4に示す例では、マット部材11を製作
する際に、マット端部に所定の幅でシート片7を配置し
ておいたものを使用して、接続部12bを形成する場合
を示しているもので、前記シート片7としては、前記図
3に示した接続テープと同様な材料を用いるとが可能で
ある。そして、マット部材11、11の間の隙間に、充
填物13を充填してから、前記マット部材11の端部に
配置するシート片7、7、充填物13の上に巾の広い接
続テープ14を配置し、アスファルト系の接着剤を用い
て貼ることや、熱融着処理を施すことにより一体化させ
る。前述したようにして、接続部12bの上面の処理を
行ってから、遮水シート6を敷設して保護工3を完成さ
せる。前記図2〜4の各々に示した接続部の構成は、廃
棄物埋立て処分場の立地状態や地質等に応じて任意に選
択可能なものであり、処分場の状態に合わせて、各々の
接続部を随時組み合わせて適用することも可能である。
【0019】図5に示す例は、前記図19に示したよう
に、遮水シートの上面に混合土による保護層を形成する
ことに代えて、マット部材を配置する例を示している。
この実施例においては、斜面2の上にアスファルトマッ
ト10を配置してから遮水シート6を敷設し、その遮水
シートの上面に保護層20を配置して、遮水シートに対
する保護と遮水性能をより向上させる処理を行ってい
る。前記アスファルトマット10としては、前述したよ
うなマット部材を組み合わせて水密に敷設したものを用
い、遮水シートとしても前記実施例に示したような部材
を用いるが、保護層20としては、従来の厚さが1m程
度の混合土と同様、またはそれ以上の保護性能を発揮可
能なアスファルトマットを用いると良い。
【0020】前記図5に示すように、2層のアスファル
トマットの間に遮水シート6を配置した場合は、保護工
3を構築する必要はないが、遮水シート6を支持するア
スファルトマット10には、表面に凹凸が形成されるこ
とは好ましくないので、前記図2〜4に示したような接
続部を構成する。これに対して、遮水シート6の上面に
配置する上面保護層20においては、その表面に凹凸が
形成されていても、遮水シートに対する保護性能に支障
が生じることはなく、遮水シートとともに保護層による
遮水性能をより良く発揮できることが望ましい。そこ
で、前記保護層20においては、以下に説明するような
接続手段を用いることが可能である。
【0021】前記図5に示す例において、上面保護層2
0としてアスファルトマットを配置する時には、前記保
護層20には遮水性を要求しないので、マットを段重ね
状に配置して、そのマットの重ね部には遮水処理を施さ
ずに置くことも可能である。また、前記図5に示す例で
は、斜面に接するアスファルトマットに代えて、従来工
法の場合と同様に、不織布、鉄筋コンクリートや、アス
ファルコンクリートまたはモルタルの吹き付け層による
下面の保護層(止水層)を構築し、前記保護層の上に遮
水シートを施工してから、上面の保護層としてアスファ
ルトマットを配置することもできる。その他に、難透水
性土を厚さが50cm以上で、透水係数k=1×10-6cm
/sec 以下のものとして敷設した上に遮水シートを施工
して、その上面にアスファルトマットを配置することも
可能である。そして、前記下面の保護層に信頼性に疑問
がある時には、前記遮水シートの上に配置するアスファ
ルトマットに対して接続部に遮水処理を行うことによっ
て、保護工の信頼性をより向上させることもできる。
【0022】なお、前記図1ないし図4の各々に示され
た実施例および図5の例において、遮水シートが表面に
露出した状態では、前記図19で説明したように、鳥が
シートに孔をあけたりする問題が生じることが懸念され
ることもある。そこで、前記遮水シートに問題が生じる
恐れがある時には、前記図19に示したように、遮水シ
ートの上面に所定の厚さで混合土の層を施工してから、
廃棄物を堆積させるような手段を用いても良い。
【0023】
【マット部材の接続部の処理】前記保護層20において
は、図6に示すように、一定のサイズに形成したマット
部材21……を敷き並べて配置することができる。この
実施例においては、所定のサイズに形成したマット部材
21……を、マット部材の列21A、21B……として
横の列状に敷き詰めるが、横方向に隣接する各マット部
材を少しだけ重ねるように配置している。また、各マッ
ト部材の列21A、21B……においては、マット部材
の上下方向の端部を各々重ねるようにして配置すること
により、各マット部材の四方の端部が各々重合する状態
に、保護層20を構成する。さらに、前記マット部材の
重合部においては、傾斜方向の下部のものに対して上側
のものの端部がおかれるように敷設することにより、雨
水が重合部に流れ込むことを防止できるようにする。な
お、前記保護層20におけるマット部材21……の配置
状態は、敷設現場の傾斜の状態に合わせて、任意に組み
合わせることが可能であり、隣接する各々のマット部材
の間を水が通過しないようにすることによって、遮水性
を維持できるようにする。
【0024】前記図6に示す保護層20を構築する場合
には、図7に示すように、マット部材21の端部を重ね
る状態で接続部22を構成する場合を示しているもの
で、前記接続部を構成する段重ね部23においては、隣
接するマット部材の端部を一定の長さL1ずつ重ねるよ
うにして配置する。前記段重ね部23においては、重ね
るマットの間にアスファルト系統の接着剤を塗布するこ
とにより、段重ね部に隙間が形成されないようにするこ
とができる。
【0025】前記段重ね部23においては、アスファル
トに対して接着性を有する両面接着テープ状のものを配
置することも可能であり、その他に、アスファルトの溶
融したものを介在させて、段重ね部における接着手段と
して用いることもできる。また、前記マット部材の接続
部における止水性を確実にするためには、斜面の傾斜方
向の上側のマット部材の端部を下側のマット部材の端部
の上に重ねるようにして、段重ね部23を構成すると良
い。そして、そのようにしてマット部材を組み合わせる
ことにより、瓦を屋根に敷設する際のように、前記保護
層の表面を流れる水が段重ね部に入り込むことを阻止で
きるものとされる。なお、前記マット部材の接続部22
に施す接着処理は、斜面に対して縦横に配置するマット
部材の各々において、縦横の段重ね部23の全てに行う
必要がある。例えば、マット部材の横の部分での段重ね
部に対しては、その段重ね部が傾斜している状態では、
高い側のマット部材端部を低い側の端部の上に重ねるよ
うにすると、遮水性を良好に維持できることは当然であ
る。
【0026】図8に示す例は、隣接するマット部材を突
き当てるようにして、接続部22aを形成する場合を示
しているもので、前記隣接するマット部材21、21の
接続部には、シート部材24を配置した上にアスファル
ト層25を施工することにより遮水性質を持たせてい
る。前記シート部材24としては、例えば、アスファル
トを含浸させた織物や不織布を用いることができるもの
で、シート部材の一方の端部を傾斜方向の上側のマット
部材の下面に所定の長さで敷き込み、そのシート部材2
4をマット部材の突き当て部を通して下流側のマット部
材の上面に露出させる。そして、前記マット部材の接続
部22aの上に所定の範囲でアスファルト層25を施工
して、遮水性を発揮させ得るもので、前記アスファルト
層25としては、溶融させたアスファルトや、その他の
アスファルトに接着可能で、耐水性を有するボンド状の
ものを用いることができる。
【0027】図9に示す例では、マット部材の接続部の
下面に所定の巾を有するシート部材26を配置し、マッ
ト部材の間に形成される隙間には軟質のマスチック27
を充填して、接続部22bを形成する場合を示してい
る。前記シート部材26としては、前記図8の場合と同
様に、アスファルトを含浸させた織物や不織布を用いる
ことができるもので、前記シート部材26の表面にアス
ファルトの溶融させたものを塗布してから、マット部材
を敷設することにより、シート部材とマット部材とを接
着する。そして、隣接するマット部材の隙間に柔らかい
アスファルトマスチックを充填すると、そのマスチック
の下面はシート部材により固定されるのであるから、マ
ット部材の下面には水が漏れ出すことがなく、上側にも
アスファルト層を形成することによって、マット部材の
接続部での遮水性を良好に維持させることが可能にな
る。
【0028】前述したように、図7〜9の各々に示す例
では、埋立て処分場の斜面上にアスファルトマットと遮
水シートとを重ねて配置し、前記遮水シート6の上面に
大サイズのマット部材を用いた保護層を構築し、前記マ
ット部材の接続部に対しても、遮水性を発揮可能な処理
を施すことによって、廃棄物から滲み出す汚水等が地下
水に混入することを防止できる。そして、前記斜面に配
置する保護層が、遮水シートの上面に密着され、接続部
の下面の凹凸になじむ状態で変形して、遮水シートの上
面との間に隙間が形成されないようになることにより、
保護層の上に廃棄物が積載されて押圧作用が付与された
としても、安定した状態で地盤面を保護することができ
る。また、前記アスファルトマットにより構成する遮水
保護被覆層においては、作業車両が通ったりした場合
や、尖ったものが押圧されたとしても、マットが破損す
ることがないので、埋立て処分場における遮水性と耐久
性を良好に維持できるものとなる。
【0029】前記マット部材は、図10に示されるよう
に構成したものを用いることが可能であるが、この実施
例で示すマット部材11は、アスファルトマット10を
構成するものと、保護層20を構成するものとして用い
ることができる。前記マット部材11は、従来より、海
底地盤等の洗掘防止用や地盤の吸い出し防止用に使用し
ているマットと同様な構成のものを用いることができ
る。例えば、前記アスファルトマットを埋立て処分場の
斜面の保護のために使用する場合には、厚さが5cm程度
で、巾を5m、長さを20m程度のものとして構成し、
敷設現場の底面や、現場に近接する平らな場所でマット
部材の製作を行うことができる。
【0030】前記図10に示すマット部材11において
は、上下のアスファルト層15、16の間に、ガラスク
ロス等の内部補強部材17を挟み込んで一体化し、前記
内部補強部材の下面には、荷役用のワイヤ18、18を
所定の間隔で配置している。前記ワイヤ18には、マッ
ト本体から側部に向けて露出させた端部に、アイ部19
を形成しておき、そのアイ部にクレーンのフック等を係
合させることにより、マットを吊り下げて荷役できるよ
うにしている。また、前記ワイヤ24に対して、板金等
で構成した固定具をマット端部付近に内部補強部材とと
もに埋設して配置し、マット部材をクレーン等を用いて
敷設する時等に、マット部材11の中からワイヤが抜け
出さないように保持させる手段を用いることもできる。
【0031】
【小サイズのマットを用いて遮水層を構成する例】前記
実施例においては、大サイズのマットを用いて保護層を
構成する場合を示したが、本発明においては、マット部
材をトラック等で運搬可能な小サイズのものとして構成
し、小サイズのマット部材を敷き込んで保護層を構築す
ることも可能である。前記小サイズのマット部材として
は、図11、12に示すような構成のものを用いること
ができるもので、そのマット部材30を、厚さが5cm
で、巾が2m、長さを10m程度のものとして構成し、
埋立て処分場工事現場で製作せずに、遠隔地の工場で製
作したものをトラックで敷設現場に運搬できる大きさの
ものとして構成している。
【0032】前記図11、12に示すマット部材30に
おいては、前記マット部材11のように、巾方向の両端
部から荷役用のワイヤを突出させずに、マット部材本体
の上に突出させた番線を用いてクレーンの吊具に係止さ
せ、荷役や敷設に際しての取扱い可能なものとして構成
する。前記マット部材30は、一般的なマット部材と同
様に、上下のアスファルト層31、32の間にアスファ
ルトを含浸させたガラスクロス等のような内部補強部材
33を配置し、上下の層と一体化させて構成している。
また、前記内部補強部材33に平行に金網34や縦横の
鉄筋を配置して、前記鉄筋に端部を接続した番線35、
35……を、所定の間隔で上面に突出させて設けてい
る。そして、前記番線35をクレーンの吊具に係止させ
て、吊り上げる等の手段を用いて荷役を行い得るように
するが、前記吊具に対応するマットの被係止部材として
は、従来よりマット部材に用いている任意の構造の部材
を用いることが可能である。
【0033】前述したような構成を有するマット部材3
0を埋立て処分場の斜面に敷設する時には、前記図8、
9に示すような接続手段を用いることが可能であるが、
その他に、図13に示すようにマット部材を配置して、
各マット部材の間を水密に接続処理することができる。
前記図13に示すような接続部40を構成する際には、
図14に示すように、遮水シート6の上に下面アスファ
ルト層43を所定の厚さで敷設してから、シート部材4
1を所定の巾で配置し、そのシート部材の上にマット部
材を少しだけ隙間を設けて配置する。そして、マット間
の隙間に対して流動性の大きなアスファルトマスチック
を打設してマスチック充填層42を形成する。前記シー
ト部材41は、織物や不織布にアスファルトを含浸させ
たものを用いることができるもので、そのような布状の
ものを用いることにより、マット部材の端部に対する接
着性を発揮させることが可能で、マスチックとともに接
続部での遮水性を良好な状態で維持できる。
【0034】図15に示す例は、マット部材の接続部の
別の実施例を示すもので、前記図13に示した例に加え
て、マット部材の接続部の上面に対しても、シート部材
41aを配置した上に上面アスファルト層43を設け
て、マット部材間での接続部の遮水性を向上させる場合
を示している。前記図15に示すように、接続部の上下
両面にシート部材とアスファルト層を設けて、マット部
材の隙間に充填するマスチック層42の上下を保護する
とともに、接続部に対する遮水性をより強固に発揮させ
るようにする。
【0035】図16に示す例は、前記マット部材の接続
部に対して、内部にシート状の部材を介在させたマスチ
ック40bを配置する例を示している。この実施例にお
いては、斜面に沿わせてマット部材30を縦横に配置
し、そのマット部材の隙間に対して軟らかくしたアスフ
ァルトマスチックを半分の厚さで打設し、そのアスファ
ルト層の上にシート45を配置してから、その上に同様
な軟質のアスファルトマスチックを打設して、中間部に
シートを介在させたマスチック42として形成する。前
記シート状のものとしては、織布や不織布、または金網
等を用いることができるものであり、あらかじめアスフ
ァルトを含浸させたものを用いると、アスファルトマス
チックとの接着性を良好に設定可能である。なお、前記
図16に示す例においても、図14、15に示すよう
に、マスチック42の上下にシート部材を配置して、下
面アスファルト層により接着保持させるようにすると、
より効果を向上させることができる。
【0036】なお、前記図5に示した例のように、従来
形式の遮水層の表面にマット部材を重ねて配置した保護
層20を設けて、遮水シート層6の保護を行う場合に
は、前記図19に示した例のように、保護工3の表面に
混合土の層を形成しながら、廃棄物8を埋立てる作業を
簡素化することが可能になる。つまり、最初に図1に示
すような遮水工を施工しておき、廃棄物が堆積される都
度、横の層状に保護層を配置して行くことが可能であ
り、その保護層の施工も随時行うことができる。また、
保護層20を施工して保護工を構築する場合には、廃棄
物中の尖ったもの等が当たった場合や、作業車両が処理
場の斜面近くを走行して、振動や衝撃等が加えられた場
合でも、遮水シート層には影響が発生することがなく、
遮水層の信頼性を向上させることができる。この実施例
において、前記遮水シートの表面に敷設するマットとし
ては、大サイズのものや小サイズのアスファルトマット
を用いることができるものであり、前記遮水シートの上
で滑りを生じないように、任意の固定手段を用いて一体
化することもできる。
【0037】なお、前記接続部の各説明図において、マ
ット部材を敷設した上面に保護層を構成する斜面は、例
えば、30°ないしは45°の傾斜面として形成された
斜面として考えられるものであるが、前記各図面におい
ては、平面状または緩い傾斜角度で示している。また、
マット部材の横の接続部においても、その横断面では水
平状または所定の角度で傾斜されるが、前記接続部は斜
面のほぼ傾斜方向に配置されることは当然である。
【0038】
【発明の効果】前述したように、本発明においては、ア
スファルト合材を用いて所定のサイズに作成したマット
部材を、斜面に沿わせて敷き詰めるようにして配置し、
各マット部材の接続部に柔らかなマスチック等を充填し
て水密に封止することにより、マットや接続部の弾性に
より変形した箇所が容易に復元する性質を持たせた斜面
保護工を形成できる。そして、前記マット部材やマット
部材は、長い期間に亘って遮水性を維持できるものであ
り、接続部に充填するマスチックも、マット部材を移動
させるような力が加えられたとしても、そのマスチック
自体が変形して隙間を生じさせることがないので、斜面
保護工の遮水性能が低下することはない。また、前記保
護層を遮水シートの表面に重ねて施工する場合には、廃
棄物の尖ったものが当った時や、作業車両が埋立て処分
場内を走行することにより衝撃や圧力が付与されたとし
ても、遮水性を損なうことはない。そして、アスファル
トマットの上に遮水シートを配置した上に保護層を配置
して3層の斜面保護工を構成する場合には、より安定性
の良い保護工を構成し、鳥の害から遮水シートを保護で
き、遮水保護層の信頼性と耐久性とをより向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 斜面に配置する保護工の説明図である。
【図2】 マット部材の接続部の構成を示す説明図であ
る。
【図3】 マット部材の接続部の構成の別の実施例の説
明図である。
【図4】 マット部材の接続部の構成の他の実施例の説
明図である。
【図5】 斜面に配置する保護工の説明図である。
【図6】 マット部材の配置状態の説明図である。
【図7】 図6のマット部材の接続部の構成の説明図で
ある。
【図8】 図6のマット部材の接続部の構成の他の実施
例の説明図である。
【図9】 図6のマット部材の接続部の構成の別の実施
例の説明図である。
【図10】 図1に用いるマット部材の部材の断面図で
ある。
【図11】 図5のマット部材の構成を示す説明図であ
る。
【図12】 図10のマット部材の断面図である。
【図13】 小サイズのマットの接続部の説明図であ
る。
【図14】 マット部材間の接続部の説明図である。
【図15】 マット部材間の接続部の別の実施例の説明
図である。
【図16】 マット部材間の接続部の他の実施例の説明
図である。
【図17】 従来の斜面の保護手段の説明図である。
【図18】 従来の斜面の保護手段の別の例の説明図で
ある。
【図19】 図18の上面に混合土の保護層を設ける例
の説明図である。
【符号の説明】
2 斜面、 3 保護工、 4 水密アスファル
トコンクリート、5 鉄筋コンクリート層、 6
遮水シート、 8 廃棄物、9 混合土、 10
アスファルトマット、 11 マット部材、12
接続部、 13 充填物、 14 接続テープ、
15 下層、 16 上層、 17 内部補強部
材、20 保護層、 21 マット部材、 22
接続部、23 段重ね部、 24 シート、 2
5・27 マスチック、30 マット部材、 40
接続部、 41 シート部材、42 マスチッ
ク、 45 シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000230711 日本海上工事株式会社 東京都港区赤坂2丁目10番9号 (72)発明者 和木 多克 神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰1−29−4 ワ ールドエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 折笠 正美 神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰1−29−4 ワ ールドエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 野々田 充 東京都大田区多摩川2丁目11番20号 日本 道路株式会社内 (72)発明者 伊藤 隆彦 東京都中央区京橋3−13−1 大成ロテッ ク株式会社内 (72)発明者 松崎 勝夫 東京都港区赤坂2丁目10番9号 日本海上 工事株式会社内 (72)発明者 中野 浩 東京都港区赤坂2丁目10番9号 日本海上 工事株式会社内 Fターム(参考) 2D018 DA03 4D004 AA46 BB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物埋立て処分場のように、法面の遮
    水性を要求される斜面に対する遮水保護工法であって、 前記法面に沿わせて敷設する遮水性を有する多数枚のマ
    ット部材と、 前記マット部材間の継ぎ目の部分に設ける遮水性を有す
    る接続部と、 前記マット部材の上面に敷設する遮水シートと、 を配置して構成することを特徴とする斜面の遮水保護工
    法。
  2. 【請求項2】 廃棄物埋立て処分場のように、法面の遮
    水性を要求される斜面に対する遮水保護工法であって、 法面に対して配置する不織布層、モルタル層、水密アス
    ファルト層、難透水性土層もしくは鉄筋コンクリート層
    のような地盤を保護する保護層と、 前記保護層の上面に敷設する遮水シートと、 前記遮水シートの上面に配置する別のマット部材と、 を重ねて敷設することを特徴とする斜面の遮水保護工
    法。
  3. 【請求項3】 廃棄物埋立て処分場のように、法面の遮
    水性を要求される斜面に対する遮水保護工法であって、 前記法面に対して配置するマット部材と、 前記マット部材間の継ぎ目の部分に設ける遮水性を有す
    る接続部と、 前記マット部材の上面に敷設する遮水シートと、 前記遮水シートの上面に配置する別のマット部材による
    保護層と、 を重ねて敷設して構成することを特徴とする斜面の遮水
    保護工法。
  4. 【請求項4】 前記遮水性を有するマット部材として所
    定のサイズのアスファルトマットを用い、 前記マット部材間の接続部には、隙間に充填する遮水性
    を有する材料と、上面に被覆するシート部材とを用いた
    接続手段を設けることを特徴とする請求項1または3の
    いずれかに記載の斜面の遮水保護工法。
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