JP2000139854A - 患者監視装置 - Google Patents

患者監視装置

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JP2000139854A
JP2000139854A JP10314697A JP31469798A JP2000139854A JP 2000139854 A JP2000139854 A JP 2000139854A JP 10314697 A JP10314697 A JP 10314697A JP 31469798 A JP31469798 A JP 31469798A JP 2000139854 A JP2000139854 A JP 2000139854A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寝具上での患者の姿勢及び体動を検出するこ
とは困難であった。 【解決手段】 寝具設置領域にマトリクス状に加圧セン
サを配置する。加圧センサのON/OFFから、患者の
身長に対応する寝具の長手方向に対する加圧領域全長L
aを抽出する。加圧領域をグループ化し、加圧センサの
数が最大の最大加圧領域の長さLbを抽出する。加圧領
域全長Laと第1の閾値Lth1とを比較し、加圧領域全
長Laが大きければ、患者が臥していると判別する。加
圧領域全長Laが第1の閾値Lth1以下の場合、最大加
圧領域長Lbと第2、第3の閾値Lth2、Lth3を比較
し、最大加圧領域長Lbが第2の閾値Lth2より大きけ
れば、臥していると判別し、第3の閾値Lth3より小さ
ければ座していると判別し、第2と第3の閾値Lth2と
Lth3との間の場合には、前の判別サイクルで判別され
た姿勢に基づいて膝抱え屈折脚臥状態又は横座状態であ
ると判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝具上で患者が、
臥している(寝ている)か座している(起き上がってい
る)かを、又は、正常な姿勢で臥しているか、異常な姿
勢で臥していたり座していたりするかを判別できる患者
監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、病院や老人介護施設において、看
護人が付き添ったり、室内に設置されたカメラからの映
像を別室でモニタしたりすることなく、寝具上における
患者などの在不在を判別する患者監視装置として、種々
のものが提案されている。
【0003】例えば、特開平2−28073号公報に
は、荷重測定手段によって測定された床部の荷重の変化
を監視手段により監視し、所定以上の荷重の降下を検出
する寝具が開示されている。これによれば、痴ほう性老
人の徘徊の開始、すなわち床部から不在となったことを
検知できるため、事故の発生を防止できる。また、特開
平6−269427号公報には、患者の床ずれを防止す
るため、患者の体動を検知し、姿勢変化が一定時間以上
停止した場合に、警報を出力するシステムが開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方で、病院の回復室
内の患者に対しては、在不在のみならず、寝具上での姿
勢、具体的には臥しているか座しているか、又は、正常
な姿勢で臥しているか、異常な姿勢で臥していたり座し
ていたりするかも判別できることが望まれている。これ
は、術後間もない絶対安静を要する患者にとって、寝具
上で座している状態や異常な状態で寝ている状態も、非
常に危険な状態になり得るからである。同様に、姿勢の
変化や変化の程度を監視すること等も重要である。しか
し、特開平6−269427号公報に開示されたシステ
ムは床ずれを検出する装置であるため、体動が起これば
警報を発しないことになり、体動を検出して警告を発す
るような用途には使用できない。また、検出信号の信号
パターンによって体動を検出しているため、体動の有無
を検出することはできても、どのような体動が起こった
のかを検出することはできない。
【0005】本発明は、上述のような要望を満足するた
めに、寝具上で患者が、臥しているか座しているか、又
は、正常な姿勢で臥しているか、異常な姿勢で臥してい
たり座していたりするかを判別できる新規な患者監視装
置を提供することを目的とするものである。また、この
発明は体動の発生を検出して、体動の状況等と共に報知
できる患者監視装置を提供することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、寝具設置領域に所定密度でマト
リクス状に配設された複数の加圧検知手段によって検知
される加圧データを取得するデータ取得手段と、該デー
タ取得手段によって取得された加圧データに基づく加圧
領域の、上記寝具の長手方向に対する長さを抽出する加
圧領域全長抽出手段と、上記加圧領域をグループ化する
加圧領域グループ化手段と、該加圧領域グループ化手段
によって得られた加圧領域グループのうち構成する加圧
検知手段の数が最も多い加圧領域グループの、上記寝具
の長手方向に対する長さを抽出する最大グループ長抽出
手段と、上記加圧領域全長抽出手段により抽出された長
さ、上記最大グループ長抽出手段により抽出された長
さ、及び上記判別結果記憶手段に記憶されている前の判
別サイクルで判別された姿勢とに基づき、患者の姿勢を
判別する姿勢判別手段と、を備えることを特徴とするも
のである。
【0007】請求項1の患者監視装置においては、 (1)データ取得手段により、寝具設置領域に必要十分
な密度でマトリクス状に配設された複数の加圧検知手段
によって検知される、患者の姿勢に応じて変化する加圧
データを繰り返して(例えば、一定周期で)取得する。
これにより、反応状態にある加圧検知手段のある領域
(加圧領域)が繰り返して抽出される。ここで、加圧検
知手段は、接触型スイッチのような二値出力のものであ
っても、多値出力感圧センサのような受けた圧力を電気
信号に変換して多値で出力するものであってもよい。但
し、多値出力感圧センサを使用した場合には、ある閾値
で二値化処理を行う。
【0008】(2)加圧領域全長抽出手段により、上記
加圧領域の、寝具の長手方向に対する長さ(加圧検知手
段の数)を抽出する。この長さ(以下、加圧領域全長と
いう)は、請求項2及び3で明確化されているように、
後述する姿勢判別手段において、患者が伸身臥状態、す
なわち全身をある程度伸ばして臥している状態にあるか
否かを判別するための第1の閾値と比較される(図4上
段参照)。第1の閾値は、患者が座している状態であっ
て、且つ、加圧領域全長が最も長くなる場合の、該加圧
領域全長より大きい値に設定されている。具体的には、
患者が伸脚座状態、すなわち上体を起こし脚部を伸ばし
て座っている状態にあるときに抽出される加圧領域全長
より大きい値に設定されている(図5(a)上段参
照)。
【0009】(3)加圧領域グループ化手段により、上
記加圧領域から、寝具の長手方向又は該長手方向に垂直
な方向に連結している反応状態の加圧検知手段の群を抽
出し、加圧領域グループを形成する。
【0010】(4)最大グループ長抽出手段により、上
記形成された加圧領域グループが1個である場合はその
グループの、2個以上である場合は構成する加圧検知手
段の数が最も多いグループの、寝具の長手方向に対する
長さ(加圧検知手段の数)を抽出する。この長さ(以
下、最大グループ長という)は、請求項2及び3で明確
化されているように、後述する姿勢判別手段において、
患者が通常屈脚臥状態、すなわち膝を軽く曲げ丸まって
臥している状態にあるか否かを判別するための第2の閾
値と比較される(図5(b)上段参照)。また、最大グ
ループ長は、後述する姿勢判別手段において、患者が伸
脚座状態、又は、膝立て座状態すなわち上体を起こし膝
を立てて座っている状態にあるか否かを判別するための
第3の閾値と比較される。
【0011】第2の閾値は、患者が座している状態であ
って、且つ、最大グループ長が最も長い場合の、該最大
グループ長より大きい値に設定されている。具体的に
は、患者が横座状態、すなわち上体を起こし脚部を側方
に折り曲げて座っている状態にあるときに抽出される最
大グループ長より大きい値に設定されている(図6
(a)上段参照)。また、第3の閾値は、患者が臥して
いる状態であって、且つ、最大グループ長が最も短い場
合の、該最大グループ長より小さい値に設定されてい
る。具体的には、患者が膝抱え屈脚臥状態、すなわち膝
を抱え丸まって臥している状態にあるときに抽出される
最大グループ長より小さい値に設定されている(図6
(b)上段参照)。
【0012】(5)さらに、判別結果記憶手段に少なく
とも前サイクルの姿勢判別結果を記憶させ、これを参照
して姿勢を判別しているので、的確な判別が可能とな
る。
【0013】(6)姿勢判別手段により、加圧領域全長
と第1の閾値とを比較し、患者が伸身臥状態にあるか否
かを判別する。具体的には、加圧領域全長が第1の閾値
より大きい場合は、患者が伸身臥状態にあると判別す
る。なお、加圧領域全長が第1の閾値以下である場合
は、患者が臥している(通常屈脚臥状態、膝抱え屈脚臥
状態)ことも、座している(伸脚座状態又は膝立て座状
態、横座状態)こともあり得る。また、最大グループ長
と第2、3の閾値それぞれとを比較し、患者が通常屈脚
臥状態にあるか、伸脚座状態又は膝立て座状態にあるか
否かを判別する。具体的には、最大グループ長が第2の
閾値より大きい場合は、患者が通常屈脚臥状態にあると
判別する。また、最大グループ長が第3の閾値より小さ
い場合は、患者が伸脚座状態又は膝立て座状態にあると
判別する。なお、最大グループ長が第3の閾値以上第2
の閾値以下である場合は、患者が臥している(膝抱え屈
脚臥状態)ことも、座している(横座状態)こともあり
得る。
【0014】以上のように、加圧領域全長と第1の閾値
との比較による判別結果と、最大グループ長と第2、3
の閾値それぞれとの比較による判別結果とに基づき、患
者が、寝具上で取り得る姿勢(伸身臥状態、通常屈脚臥
状態、伸脚座状態又は膝立て座状態、膝抱え屈脚臥状
態、横座状態)のうち、伸身臥状態にあるか、通常屈脚
臥状態にあるか、伸脚座状態又は膝立て座状態にある
か、それ以外の状態にあるかを判別できる。しかし、上
記以外の状態が、膝抱え屈脚臥状態と横座状態との何れ
であるかを判別することはできない。
【0015】ここで、本発明人が検討したところ、請求
項2に明示されているように、以下のようにして、患者
が膝抱え屈脚臥状態にあるか、横座状態にあるかを判別
できることが判明した。図7(a)〜(c)は、伸身臥
状態から横座状態への姿勢変化の過程を示す図であり、
図8(a)〜(c)は、伸身臥状態から膝抱え屈脚臥状
態への姿勢変化の過程を示す図である。これらの図に示
すように、伸身臥状態又は通常屈脚臥状態にある患者
が、体勢を横座状態に変えるまでにはその過程で一旦上
体を起こすが、体勢を膝抱え屈脚臥状態に変えるまでに
はその過程で上体を起こすことがない。よって、判別結
果記憶手段に記憶されている前サイクルの姿勢判別結果
を用いることで、患者が膝抱え屈脚臥状態にあるか、横
座状態にあるかを判別できる。具体的には、前サイクル
における姿勢判別結果が座している状態である場合は、
現サイクルで患者は横座状態にあり、前サイクルにおけ
る姿勢判別結果が臥している状態である場合は、現サイ
クルで患者は膝抱え屈脚臥状態にあると判別できる。上
述のようにして判別された姿勢を、患者が臥していると
きに取り得る姿勢(伸身臥状態、通常屈脚臥状態、膝抱
え屈脚臥状態)と、座しているときに取り得る姿勢(伸
脚座状態又は膝立て座状態、横座状態)とに分類するこ
とで、患者が臥しているか座しているかを判別できる。
【0016】表1に、姿勢判別条件及び判別結果の一覧
を示す。なお、Lは加圧領域全長、Lは最大グルー
プ長、Lth1は第1の閾値、Lth2は第2の閾値、
h3は第3の閾値をそれぞれ示す。
【0017】
【表1】
【0018】なお、データ取得手段によって取得された
加圧データに基づいて、反応状態にある加圧検知手段の
数を抽出することで、患者の在不在も判別できる。
【0019】患者のなかには、正常な姿勢で寝ている状
態が安全状態で、異常な姿勢で寝ていたり、起きあがっ
ている状態が危険状態であるような容態の人もいる。こ
のような患者の姿勢を判別する場合には、前サイクルで
の姿勢の判別結果及び第3の閾値を参考にせずに、現在
の姿勢が危険な状態であるか否かを判別することが可能
である。
【0020】この場合、請求項4に定義されているよう
に、患者監視装置を、寝具設置領域に所定密度でマトリ
クス状に配設された複数の加圧検知手段によって検知さ
れる加圧データを取得するデータ取得手段と、該データ
取得手段によって取得された加圧データに基づく加圧領
域の、寝具の長手方向に対する長さを抽出する加圧領域
全長抽出手段と、上記加圧領域をグループ化する加圧領
域グループ化手段と、該加圧領域グループ化手段によっ
て得られた加圧領域グループのうち構成する加圧検知手
段の数が最も多い加圧領域グループの、上記寝具の長手
方向に対する長さを抽出する最大グループ長抽出手段
と、上記加圧領域全長抽出手段により抽出された長さ及
び上記最大グループ長抽出手段により抽出された長さに
基づき、患者の姿勢を判別する姿勢判別手段とから構成
する。
【0021】請求項4の患者監視装置においても、デー
タ取得手段により、反応状態にある加圧検知手段のある
領域(加圧領域)が抽出され、加圧領域全長抽出手段
が、上記加圧領域の、寝具の長手方向に対する長さ(加
圧領域全長)を抽出する。続いて、加圧領域グループ化
手段が、上記加圧領域から、加圧領域グループを形成す
る。さらに、最大グループ長抽出手段により、上記形成
された加圧領域グループが1個である場合はそのグルー
プの、2個以上である場合は構成する加圧検知手段の数
が最も多いグループの、寝具の長手方向の長さ(最大グ
ループ長)を抽出する。
【0022】続いて、請求項5及び6に明示されている
ように、姿勢判別手段により、加圧領域全長と第1の閾
値とを比較し、加圧領域全長が第1の閾値より大きい場
合は、患者が伸身臥状態にあると判別する。また、加圧
領域全長が第1の閾値より小さい場合は、最大グループ
長と第2の閾値とを比較し、最大グループ長が第2の閾
値より大きい場合は、患者が通常屈脚臥状態にあると判
別し、最大グループ長が第2の閾値より小さい場合は、
患者が伸脚座状態、膝立て座状態、膝抱え屈脚臥状態、
又は横座状態にあると判別する。従って、請求項4の患
者監視装置によれば、簡易な構成及び判別手法で、患者
の監視が可能となる。
【0023】請求項7の発明は、請求項1乃至6の患者
監視装置において、ユーザが警告発生条件を設定する警
告発生条件設定手段と、該警告発生条件及び上記姿勢判
別手段により判別された寝具上での患者の姿勢判別結果
に基づいて、警告発生の有無を決定する警告発生有無決
定手段と、該警告発生有無決定手段による判別結果に応
じて、警告を発する警告発生手段とを備えることを特徴
とするものである。
【0024】請求項7の患者監視装置においては、警告
発生条件設定手段により、ユーザが任意に警告発生条
件、例えば患者が座している状態が継続しているサイク
ル数(時間)を設定する。警告発生有無決定手段によ
り、判別結果記憶手段に記憶されている姿勢判別結果か
ら、患者が座している状態の継続サイクル数が警告発生
条件に達しているか否かを判断し、警告発生の有無を決
定する。なお、この場合、判別結果記憶手段に、少なく
とも、警告発生条件のサイクル数分の姿勢判別結果を記
憶させておく必要がある。警告発生の決定が下された場
合は、警告発生手段により、文字、グラフィック、音声
などで警告を発する。但し、文字やグラフィックにより
単独で警告を発する場合、表示を点滅させたりして、認
識しやすくする工夫が必要である。
【0025】また、請求項8の発明は、寝具設置領域に
所定密度でマトリクス状に配設された複数の加圧検知手
段によって検知される加圧データを繰り返して取得する
データ取得手段と、該データ取得手段によって取得され
た加圧データと、前回データ取得手段が取得した加圧デ
ータとの差分を求める差分検出手段と、上記差分検出手
段が検出した上記差分に基づいて、加圧状態が変化した
加圧検知手段の数と所定の基準値とを比較し、加圧状態
が変化した加圧検知手段の数が所定の基準値以上の時、
患者の姿勢が変化したと判別する姿勢変化判別手段と、
を備えることを特徴とするものである。
【0026】この構成においては、寝具設置領域にマト
リクス状に配設された複数の加圧検知手段によって検知
される加圧データを繰り返して取得し、差分検出手段に
より、ON状態からOFF状態に変化した加圧検知手段
及びOFF状態からON状態に変化した加圧検知手段の
数、すなわち差分を求め、姿勢変化判別手段により、こ
の差分が基準値よりも大きい場合に、体動が有ると判別
する。実質的な体動がない場合でも、加圧データの変化
がある程度発生するため、基準値との比較を行うことに
より、より適切に体動を検出できる。
【0027】請求項8の発明によって体動を検出し、請
求項1〜7の発明によって、その時点での姿勢を判別す
ることで、患者のより適切な監視が可能となる。
【0028】なお、請求項7と同様に、警告発生条件を
設定し、条件に合致する場合に警告を発することによ
り、監視者の負担が低減される。
【0029】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明に係
る患者監視装置の一実施形態(以下、実施形態1とい
う)について説明する。
【0030】図1(a)は、本実施形態1に係る患者監
視装置の概略構成を示すブロック図、同図(b)は、病
院の回復室5及びナースステーション6内への該患者監
視装置の設置例を示す図である。この患者監視装置は、
ベッド7とマットレス8との間に配設されたベッドセン
サ1と、後に詳述するデータ処理装置2と、上記警告発
生手段としての警報装置3とを備えている。
【0031】図2(a)は、上記ベッドセンサ1の構造
を説明するための正面図、同図(b)はその平面図であ
る。このベッドセンサ1は、ベッド台全面に、96(1
6×6)個の上記加圧検知手段としてのON/OFF感
圧センサ(以下、感圧センサという)1aを、マトリッ
クス状に配設したものである。
【0032】図3は、上記データ処理装置2の構成を示
すブロック図である。このデータ処理装置2は、データ
取得手段10、姿勢判別用閾値算出部20、状態判別部
30及び警告発生有無決定部40から構成されている。
【0033】データ取得手段10は、各感圧センサ1a
のON/OFFの状態を示すデータを取得する。姿勢判
別用閾値算出部20は、身長情報抽出手段21、姿勢判
別用閾値算出手段22及び姿勢判別用閾値記憶手段23
から成り、後述する状態判別部30での姿勢(臥してい
るか座しているか)の判別に用いられる第1、2、3の
閾値L h1、Lth2、Lth3を算出する。
【0034】状態判別部30は、反応センサ数抽出手段
31、上記加圧領域全長抽出手段としての反応センサ長
抽出手段32、上記加圧領域グループ化手段としての反
応センサグループ化手段33、最大グループ長抽出手段
34、在不在判別用閾値記憶手段35、状態判別手段3
6(在不在判別手段+姿勢判別手段)及び状態判別結果
記憶手段37から成り、患者の状態(在不在・姿勢)を
判別する。
【0035】警告発生有無決定部40は、警告発生条件
設定手段41及び警告発生有無決定手段42から成り、
状態判別部30での判別結果に基づき、警告発生の有無
を決定する。
【0036】まず、上記姿勢判別用閾値算出部20にお
ける第1、2、3の閾値Lth1、Lth2、Lth3
の算出方法について説明する。 (1)看護婦等の介護人が患者の体勢を上記伸身臥状態
に保って、患者監視の開始を指示する。データ処理装置
2は、データ取得手段10により、各感圧センサ1aの
ON/OFF情報を取得する(図4参照)。この際、チ
ャタリング防止のために、次のようにして各感圧センサ
1aのON/OFF情報を決定してもよい。
【0037】1サイクル内で数回(例えば、10回)O
N/OFF情報を取得し、取得されたデータからONの
回数とOFFの回数とを抽出する。前サイクルにおける
センサ出力がONであった場合、現サイクルにおけるセ
ンサ出力を、抽出されたONの回数がN回(例えば、
4回)以上であればON、N回未満であればOFFで
あるとする。一方、前サイクルにおけるセンサ出力がO
FF状態であった場合には、現サイクルにおけるセンサ
出力を、抽出されたONの回数がN回(例えば、7
回)以上であればON、N回未満であればOFFであ
るとする。但し、この方法を用いる場合、初期サイクル
においては、仮想的に前サイクルのセンサ出力(ON、
OFFの何れか)を与えておく必要がある。
【0038】(2)身長情報抽出手段21により、ON
状態にあるセンサ(以下、反応センサという)の、上記
加圧領域全長としてのベッド7の長手方向に対する長さ
(以下、反応センサ長という)を抽出し、これを患者の
身長Lとする。図4においては、患者の身長Lは14で
ある。
【0039】(3)姿勢判別用閾値算出手段22によ
り、身長Lに基づいて、第1、2、3の閾値Lth1
th2、Lth3それぞれを算出する。
【0040】ここで、前述したように、第1の閾値L
th1は、患者が図5(a)上段に示す上記伸脚座状態
にあるときに抽出される反応センサ長より大きい値に設
定される必要がある。通常、人間の臀部から踵までの距
離は身長の2/3以下であることから、本実施形態1に
おいては、第1の閾値Lth1の算出式を、(L×2/
3+L×1/5)=L×13/15に設定している。
【0041】また、第2の閾値Lth2は、患者が図6
(a)上段に示す上記横座状態にあるときに抽出される
上記最大グループ長より大きい値に設定される必要があ
る。本発明人が検討したところ、患者がベッド7上で横
座状態にある場合の最大グループ長は、患者の身長Lの
半分程度であることが判明した。そこで、本実施形態1
においては、第2の閾値Lth2の算出式を、(L×4
/9+L×1/5)=L×29/45に設定している。
【0042】さらに、第3の閾値Lth3は、患者が図
6(b)上段に示す上記膝抱え屈脚臥状態にあるときの
上記最大グループ長より小さい値に設定される必要があ
る。本発明人が検討したところ、患者が膝抱え屈脚臥状
態にある場合の最大グループ長は、患者の身長Lの半分
程度であることが判明した。そこで、本実施形態1にお
いては、第3の閾値Lth3の算出式を、(L×4/9
−L×1/5)=L×11/45に設定している。
【0043】次に、上記状態判別部30における患者の
状態判別方法及び上記警告発生有無決定部40における
警告発生有無の決定方法について説明する。
【0044】(1)データ取得手段10は、0.2秒ご
とに、各感圧センサ1aのON/OFF情報を取得す
る。
【0045】(2)反応センサ数抽出手段31により、
上記各感圧センサ1aのON/OFF情報に基づき、反
応センサ数Mを抽出する。この反応センサ数Mは、
後述する状態判別手段36において、患者がベッド7上
にいるか否かを判別するための、在不在判別用閾値記憶
手段35に記憶されている在不在判別用閾値Nと比較
される。ここで、感圧センサ1a上に患者が存在しない
場合にも、マットレス8に被せるシーツやマットレス8
の変形等の原因により、反応センサが数個現れる場合が
ある。よって、在不在判別用閾値Nを、上述のような
現象を考慮して設定する必要がある。なお、本実施形態
1においては、この在不在判別用閾値Nを6に設定し
ている。
【0046】(3)反応センサ長抽出手段32により、
上記各感圧センサ1aのON/OFF情報に基づき、反
応センサ長Lを抽出する。この反応センサ長Lは、
後述する状態判別手段36において、患者がベッド7上
で伸身臥状態にあるか否かの判別基準値である第1の閾
値Lth1と比較される。
【0047】(4)反応センサグループ化手段33によ
り、上記各感圧センサ1aのON/OFF情報に基づ
き、ベッド7の長手方向又は該長手方向に垂直な方向に
連結している反応センサ群を抽出し、グループを形成す
る。図5(a)下段は、同図上段に示すように、患者が
伸脚座状態にある場合のグループ化の結果を示す平面図
である。この場合、第1〜第7の7個のグループ(G1
〜G7)が形成される。また、図5(b)下段は、同図
上段に示すように患者が通常屈脚臥状態にある場合のグ
ループ化の結果を示す平面図である。この場合は、1個
のグループ(G1)が形成される。
【0048】(5)最大グループ長抽出手段34によ
り、反応センサグループ化手段33によって得られたグ
ループが1個である場合はそのグループの、2個以上で
ある場合は構成する反応センサ数が最も多いグループの
反応センサ長Lを抽出する。例えば、図5(a)に示
すようにグループが7個である場合は、構成する反応セ
ンサ数が最も多い第1のグループG1の反応センサ長4
が最大グループ長Lとなる。また、同図(b)に示す
ようにグループが1個である場合は、そのグループG1
の反応センサ長10が最大グループ長Lとなる。この
最大グループ長Lは、後述する状態判別手段36にお
いて、患者が通常屈脚臥状態にあるか否かを判別するた
めの第2の閾値Lth2と比較される。また、患者が伸
脚座状態又は膝立て座状態にあるか否かを判別するため
の第3の閾値Lth3と比較される。
【0049】(6)状態判別手段36は、 反応センサ数抽出手段31によって抽出された反応セ
ンサ数Mと、在不在判別用閾値記憶手段35に記憶さ
れている在不在判別用閾値Nとを比較し、患者がベッ
ド7上にいるか否かを判別する。具体的には、反応セン
サ数Mが在不在判別用閾値Nより小さい場合、患者
がベッド7上にいないと判別する。一方、反応センサ数
が在不在判別用閾値N以上である場合は、患者が
ベッド7上にいると判別する。
【0050】患者がベッド7上にいると判別された場
合、反応センサ長抽出手段32によって抽出された反応
センサ長Lと第1の閾値Lth1とを比較し、患者が
伸身臥状態にあるか否かを判別する。具体的には、反応
センサ長Lが第1の閾値L h1より大きい場合は、
患者がベッド7上で伸身臥状態にある、すなわち臥して
いると判別する(表1参照)。
【0051】反応センサ長Lが第1の閾値Lth1
以下である場合は、最大グループ長抽出手段34によっ
て抽出された最大グループ長Lと第2の閾値Lth2
とを比較し、患者がベッド7上で通常屈脚臥状態にある
か否かを判別する。具体的には、最大グループ長L
第2の閾値Lth2より大きい場合は、患者が通常屈脚
臥状態にあると判別する(表1参照)。また、最大グル
ープ長Lと第3の閾値Lth3とを比較し、患者がベ
ッド7上で伸脚座状態又は膝立て座状態にあるか否かを
判別する。具体的には、最大グループ長Lが第3の閾
値Lth3より小さい場合は、患者がベッド7上で伸脚
座状態又は膝立て座状態にあると判別する(表1参
照)。
【0052】最大グループ長Lが第2の閾値L
th2以下、且つ、第3の閾値Lth3以上である場合
は、状態判別結果記憶手段37に記憶されている前サイ
クルの姿勢判別結果を参照し、患者が横座状態にあるか
膝抱え屈脚臥状態にあるかを判別する。具体的には、前
サイクルの姿勢判別結果が座している状態である場合
は、患者が横座状態にあると判別し、前サイクルの姿勢
判別結果が臥している状態である場合は、患者が膝抱え
屈脚臥状態にあると判別する(表1参照)。なお、上述
の判別によって、患者がベッド7上にいないと判別され
た場合は「不在」、伸身臥状態、通常屈脚臥状態、膝抱
え屈脚臥状態の何れかであると判別された場合は「臥し
ている」、伸脚座状態又は膝立て座状態、横座状態の何
れかであると判別された場合は「座している」という判
別結果を、状態判別結果記憶手段37に記憶させる。
【0053】(7)警告発生有無決定手段42により、
状態判別結果記憶手段37に記憶されている状態判別結
果と、看護婦等が、タッチパネル、マウス、キーボード
等の警告発生条件設定手段41を介して設定した警告発
生条件とに応じて、警告発生の有無を決定する。本実施
形態1においては、患者がベッド7上に不在である状態
が5サイクル(すなわち、1秒)を超えて継続している
か、座している状態が5サイクルを超えて継続している
かの何れかの場合に、警報装置3から警告が発せられる
ようにしている。表2に、警告発生の有無決定過程の一
例を示す。
【0054】なお、患者の中には、異常な姿勢で臥して
いる状態(膝抱え屈曲臥状態)も危険な状態と成り得る
容態のものもいる。このような患者の監視を、同様の処
理方法で行うためには、状態判別手段36によって膝抱
え屈脚臥状態であると判別された場合に、例えば「異常
な姿勢で臥している」という状態判別結果を状態判別結
果記憶手段37に記憶させるともに、患者がベッド7上
に不在である状態が5サイクルを超えて継続している
か、座している状態が5サイクルを超えて継続している
か、異常な姿勢で臥している状態がが5サイクルを超え
て継続しているかの何れかであれば、警報装置3から警
告が発せられるようにすればよい。
【0055】
【表2】
【0056】図9は、データ処理装置2における処理の
流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態1
においては、警告発生条件設定手段41を、患者監視の
開始及び終了を指示する手段としても機能させている。
まず、介護人等が患者の体勢を伸身臥状態に保って、患
者の監視の開始を指示する。データ処理装置2は、デー
タ取得手段10によりデータを取得し(ステップS1
1)、取得したデータから患者の身長Lを抽出する(ス
テップS12)。
【0057】次に、身長Lに基づいて、第1、2、3の
閾値Lth1、Lth2、Lth3を数式1に基づいて
算出し、記憶する(ステップS13)。
【0058】
【数1】Lth1=L×13/15 Lth2=L×29/45 Lth3=L×11/45 なお、各閾値を予め求めておき、姿勢判別用閾値記憶手
段23に予め格納しておいてもよい。また、計算によら
ず、テーブル等を用いて、各閾値を求めてもよい。
【0059】続いて、通常の患者監視状態に移り、デー
タ取得手段10により、現在の各感圧センサ1aのON
/OFF情報を取得し(ステップS14)、反応センサ
数M を抽出する(ステップS15)。続いて、反応セ
ンサ数Mと予め定められている在不在判別用閾値N
とを比較する(ステップS16)。M<Nと判別さ
れた場合は、患者がベッド7にいない場合であり、フロ
ーは後述するステップS24の状態判別処理に進む。一
方、M≧Nと判別された場合は、患者がベッド7に
いる場合であり、反応センサ長Lを抽出し(ステップ
S17)、第1の閾値Lth1と比較する(ステップS
18)。
【0060】L>Lth1と判別された場合は、患者
がベッド7上で伸身臥状態にある場合であり、フローは
ステップS24の状態判別処理に進む。
【0061】一方、L≦Lth1と判別された場合
は、ベッド7の長手方向又は該長手方向に垂直な方向に
連結している反応センサ群を抽出し、グループを形成す
る(ステップS19)。続いて、最大グループ(得られ
たグループが1個である場合はそのグループ、2個以上
である場合は構成する反応センサ数が最も多いグルー
プ)の反応センサ長(最大グループ長)Lを抽出する
(ステップS20)。
【0062】続いて、この最大グループ長Lと第2の
閾値Lth2とを比較する(ステップS21)。L
th2であると判別された場合は、患者が屈脚臥状態
にある場合であり、フローはステップS24の状態判別
処理に進む。
【0063】一方、L≦Lth2であると判別された
場合、最大グループ長Lを第3の閾値Lth3と比較
する(ステップS22)。L<Lth3であると判別
された場合は、患者が伸脚座状態又は膝立て座状態にあ
る場合であり、フローはステップS24に進む。また、
≧Lth3であると判別された場合、即ち、L
th2≧L≧L h3であると判別された場合には、
内部メモリに格納しておいた、前サイクルでの姿勢を読
み出して(ステップS23)、ステップS24に進む。
【0064】次に、ステップS16,S18,S21,
S22の判別結果及びステップS23で読み出した前サ
イクルで判別された姿勢から、前述の表1に示した基準
により、現在(現サイクル)の患者の状態を判別し、判
別結果を、前サイクル判別結果として内部メモリ(状態
判別結果記憶手段37)に格納する(ステップS2
4)。次に、判別した状態が、前サイクルで判別された
のと同じ警告発生対象の状態に一致しているか否かを判
別し(ステップS25)、一致している場合(前サイク
ルの状態が「不在」であって現サイクルの状態も「不
在」であるか、前サイクルの状態が「座している」であ
って現サイクルの状態も「座している」であるかのいず
れかの場合)には、サイクル数iを+1し(ステップS
26)、一致していない場合には、サイクル数i=0と
する(ステップS27)。
【0065】次に、サイクル数iが基準値(実施形態1
では5)以上であるか否かを判別し(ステップS2
8)、基準値以上であれば、警告を発生させると共に監
視動作を中断させる(ステップS29)。
【0066】看護婦等の介護人が、回復室5に行き患者
が安全な状態になったことを確認した上で、監視動作の
再開を指示すると(ステップS30)、状態判別結果記
憶手段37に記憶されている状態判別結果が初期化され
(ステップS31)、ステップS14にリターンする。
また、ステップS28で、基準値未満であると判別され
た場合は、ステップS32で、必要に応じて所定時間
(1サイクルを例えば0.2秒とするための調整時間)
を計時して、ステップS14にリターンし、監視動作を
実行する。
【0067】なお、図9のフローチャートの処理に限定
されず、身長L、第1〜第3の閾値等を予め取得してお
き、タイマ割り込み処理等により、一定サイクル時間間
隔(0.2秒)ごとに、ステップS14〜S30の処理
を行い、警告発生の有無を判別してもよい。
【0068】以上のように、本実施形態1においては、
病院の回復室5内の患者に対して、ベッド7上にいるか
否かという在不在のみならず、ベッド7上で臥している
か座しているかも判別できる。また、患者にとって危険
となり得る状態が継続している場合は警告が発せられる
ため、看護婦などが患者の様子を常に気にしている必要
がない。
【0069】[実施形態1の変形例]異常な姿勢で臥し
ている状態(膝抱え屈曲臥状態)も危険な状態と成り得
る容態の患者に対しては、表1から明らかなように、前
サイクルでの姿勢の判別結果や第3の閾値を参考にせず
に、現在の姿勢が危険な状態であるか否かを判別するこ
とが可能である。よって、この場合、姿勢判別用閾値算
出手段22により第3の閾値を算出して姿勢判別用閾値
記憶手段23に記憶させたり、状態判別手段36により
状態判別結果記憶手段37に記憶されている前サイクル
の姿勢判別結果を参照し、患者が横座状態にあるか膝抱
え屈脚臥状態にあるかを判別したりする必要はない。
【0070】即ち、状態判別手段36は、 反応センサ数抽出手段31によって抽出された反応セ
ンサ数Mと、在不在判別用閾値記憶手段35に記憶さ
れている在不在判別用閾値Nとを比較し、反応センサ
数Mが在不在判別用閾値Nより小さい場合は、患者
がベッド7上にいない(危険状態)と判別する。一方、
反応センサ数Mが在不在判別用閾値N以上である場
合は、患者がベッド7上にいると判別する。
【0071】患者がベッド7上にいると判別された場
合、反応センサ長抽出手段32によって抽出された反応
センサ長Lと第1の閾値Lth1とを比較し、反応セ
ンサ長Lが第1の閾値Lth1より大きい場合は、患
者がベッド7上で伸身臥状態(安全状態)にあると判別
する(表1参照)。
【0072】反応センサ長Lが第1の閾値Lth1
以下である場合は、最大グループ長抽出手段34によっ
て抽出された最大グループ長Lと第2の閾値Lth2
とを比較し、最大グループ長Lが第2の閾値Lth2
より大きい場合は、患者が通常屈脚臥状態(安全状態)
にあると判別する(表1参照)。一方、最大グループ長
が第2の閾値Lth2より小さい場合は、患者がベ
ッド7上で伸脚座状態、膝立て座状態、膝抱え屈脚臥状
態、横座状態の何れかの状態(危険状態)であると判別
する(表1参照)。
【0073】図9のフローチャートでは、ステップS2
1でNOと判別された場合には、ステップS22の判別
処理及びステップS23の読出処理を行わず、ステップ
S24の姿勢判別処理にジャンプすればよい。以上のよ
うに、異常な姿勢で臥している状態(膝抱え屈曲臥状
態)も危険な状態と成り得る容態の患者に対しては、簡
易な判別処理により、監視動作が可能となる。
【0074】[実施形態2]以下、本発明に係る患者監
視装置の他の実施形態(以下、実施形態2という)につ
いて説明する。本実施形態2の患者監視装置は、基本的
に上記実施形態1の患者監視装置と同様の構成を備えて
いる。異なるのは、本実施形態2では、患者の体動変化
(例えば、寝返り)も監視している点である。以下、こ
の点について説明する。
【0075】図10は、本実施形態2に係る患者監視装
置のデータ処理装置2の構成を示すブロック図である。
このデータ処理装置2は、上記データ取得手段10、上
記姿勢判別用閾値算出部20、上記状態判別部30及び
上記警告発生有無決定部40に加え、センサ出力記憶手
段51、上記差分検出手段としての差分センサ数抽出手
段52、体動判別用閾値記憶手段53、上記姿勢変化判
別手段としての体動判別手段54及び体動判別結果記憶
手段55から成る体動判別部50を備えている。
【0076】上記体動判別部50における体動判別は、
以下のように行われる。 (1)データ取得手段10により、現サイクルにおける
各感圧センサ1aのON/OFF情報を取得する。
【0077】(2)差分センサ数抽出手段52により、
上記現サイクルにおける各感圧センサ1aのON/OF
F情報と、センサ出力記憶手段51に記憶されている、
前サイクルにおける各感圧センサ1aのON/OFF情
報とに基づき、反応状態が変化している感圧センサ(以
下、差分センサという)数Mを抽出する。なお、セン
サ出力記憶手段51には、データ取得手段10によって
取得された各感圧センサ1aのON/OFF情報が、少
なくとも次サイクルまで記憶されている。図11(a)
〜(c)下段に、差分センサの抽出結果の一例を示す。
ここで、同図上段には患者の姿勢を、中段には各感圧セ
ンサ1aのON/OFF情報をそれぞれ示している。
【0078】(3)体動判別手段54により、差分セン
サ数Mと、体動判別用閾値記憶手段53に記憶されて
いる体動判別用閾値Nとを比較し、患者に大きな体動
変化が生じているか否かを判別する。具体的には、差分
センサ数Mが設定値N以上である場合は、患者に大
きな体動変化が生じていると判別し、差分センサ数M
が設定値Nより小さい場合は、患者に大きな体動変化
は生じていないと判別する。この判別結果は、体動判別
結果記憶手段55に記憶される。
【0079】なお、本実施形態2においては、患者に大
きな体動変化が生じている状態が5サイクルを超えて継
続している場合にも、警報装置3から警告が発せられる
ようにしている。
【0080】図12は、実施形態2において、データ処
理部が実行する処理のフローチャートである。なお、こ
のフローチャートの処理は、図9のフローチャートに示
す処理と時分割処理等により、併行して実行される。ま
ず、現サイクルにおける各感圧センサ1aのON/OF
F情報を取得すると共に次サイクルのために内部メモリ
(センサ出力記憶手段51)に格納する(ステップS4
1)。
【0081】次に、取得したON/OFF情報と内部メ
モリに記録されている前サイクルにおける各感圧センサ
1aのON/OFF情報とに基づき、差分センサ数M
を抽出する(ステップS42)。次に、差分センサ数M
と、予め設定されている体動判別用閾値Nとを比較
し(ステップS43)、M>Nである場合は、患者
に大きな体動変化が生じていると判別し、カウンタiを
+1する(ステップS44)。さらに、iが基準値(例
えば、5)以上であるか否かを判別し(ステップS4
5)、iが基準値以上ならば、患者が大きな体動を所定
サイクル数以上の期間連続して行っていると判別し、警
告を発生すると共に監視動作を中断させる(ステップS
46)。
【0082】看護婦等の介護人が、回復室5に行き、患
者が安全な状態になったことを確認した上で、監視動作
の再開を指示すると(ステップS47)、体動判別結果
記憶手段55に記憶されている体動判別結果が初期化さ
れ(ステップS48)、ステップS41にリターンす
る。また、ステップS43で、M≦Nであると判別
された場合は、患者に大きな体動変化が生じていないと
判断し、カウンタiを0にリセットする(ステップS4
9)。その後、ステップS50に進む。また、ステップ
S45で、カウンタiが基準値に達していないと判断さ
れた場合もステップS50に進む。
【0083】以上のように、本実施形態2においては、
病院の回復室5内の患者に対して、在不在やベッド上で
の姿勢のみならず、大きな体動変化が生じているか否か
も判別できる。これにより、従来技術では得られない患
者の適切な監視が可能となる。
【0084】なお、実施形態1又は2では、寝具とし
て、固定式のベッド7を用いている場合について例示し
ているが、本発明は、畳などの上に敷かれた布団や、可
動式のベッドを用いている場合にも適応可能である。但
し、可動式ベッドの場合、図13に示すように、背上部
7aの駆動(折り曲げ)を可能にする背上駆動部(折り
曲げ部)7bと、膝上部7cの駆動(折り曲げ)を可能
にする膝上駆動部(折り曲げ部)7dとを避けて、即
ち、折曲部を避けて、感圧センサ1aを配設する必要が
ある。
【0085】また、実施形態1又は2では、警告発生対
象の姿勢又は大きな体動が一定サイクル以上継続した場
合に警告を発したが、警告を発する条件は任意に変更可
能である。例えば、一定時間内に警告発生対象の姿勢又
は体動が起こった時間の総計が基準時間を超えた場合
に、警告を発する等してもよい。
【0086】
【発明の効果】請求項1、2又は3の発明によれば、患
者が、寝具上で取り得る姿勢、具体的には伸身臥状態、
通常屈脚臥状態、膝抱え屈脚臥状態、伸脚座状態又は膝
立て座状態、横座状態のうち、何れの状態にあるかを判
別できる。よって、患者が臥しているか座しているかを
判別できるという効果がある。また、請求項4、5又は
6の発明によれば、患者が、伸身臥状態、通常屈脚臥状
態、又はそれ以外の状態(膝抱え屈脚臥状態、伸脚座状
態、膝立て座状態、横座状態)にあるかを判別できる。
よって、正常な姿勢で臥している状態が安全状態で、異
常な姿勢で臥していたり、座していたりする状態が危険
状態であるような容態の患者監視を、簡易な構成及び判
別処理により行うことができるという効果がある。
【0087】また、請求項7の発明によれば、警告発生
の判別が下された場合は、音声などで警告が発せられる
ため、看護婦などが、患者の異常を見落とさないように
常に患者の様子を気にかけている必要がないという効果
がある。
【0088】また、請求項8の発明によれば、患者が、
寝具上で寝返りをうったことを判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、患者監視装置の概略構成を示すブロ
ック図。(b)は、回復室及びナースステーション内へ
の同患者監視装置の設置例を示す図。
【図2】(a)は、ベッドセンサの構造を説明するため
の正面図。(b)は、ベッドセンサの構造を説明するた
めの平面図。
【図3】実施形態1におけるデータ処理装置の構成を示
すブロック図。
【図4】反応センサ長の抽出方法を説明するための図。
【図5】(a)は、患者が伸脚座状態にある場合の各感
圧センサの反応状態を示す図。(b)は、患者が通常屈
脚臥状態にある場合の各感圧センサの反応状態を示す
図。
【図6】(a)は、患者が横座状態にある場合の各感圧
センサの反応状態を示す図。(b)は、患者が膝抱え屈
脚臥状態にある場合の各感圧センサの反応状態を示す
図。
【図7】(a)〜(c)は、伸身臥状態から横座状態へ
の姿勢変化の過程を示す図。
【図8】(a)〜(c)は、伸身臥状態から膝抱え屈脚
臥状態への姿勢変化の過程を示す図。
【図9】データ処理装置での処理の流れを示すフローチ
ャート。
【図10】実施形態2におけるデータ処理装置の構成を
示すブロック図。
【図11】(a)〜(c)は、差分センサの抽出方法を
説明するための図。
【図12】実施形態2のデータ処理装置での処理の流れ
を示すフローチャート。
【図13】ベッドの変形例を示す平面図。
【符号の説明】
1 ベッドセンサ 1a 感圧センサ 2 データ処理装置 3 警報装置 5 回復室 6 ナースステーション 7 ベッド 7a 背上部 7b 背上駆動部 7c 膝上部 7d 膝上駆動部 8 マットレス 10 データ取得手段 20 姿勢判別用閾値算出部 21 身長情報抽出手段 22 姿勢判別用閾値算出手段 23 姿勢判別用閾値記憶手段 30 状態判別部 31 反応センサ数抽出手段 32 反応センサ長抽出手段 33 反応センサグループ化手段 34 最大グループ長抽出手段 35 在不在判別用閾値記憶手段 36 状態判別手段 37 状態判別結果記憶手段 40 警告発生有無決定部 41 警告発生条件設定手段 42 警告発生有無決定手段 50 体動判別部 51 センサ出力記憶手段 52 差分センサ数抽出手段 53 体動判別用閾値記憶手段 54 体動判別手段 55 体動判別結果記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 浩一 東京都世田谷区上用賀1丁目18番8号 株 式会社理想科学研究所内 (72)発明者 山田 慎治 大阪府大阪市都島区友渕町1丁目5番90号 鐘紡株式会社内 Fターム(参考) 4C038 VA04 VB35 VC20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寝具設置領域に所定密度でマトリクス状に
    配設された複数の加圧検知手段によって検知される加圧
    データを繰り返して取得するデータ取得手段と、 該データ取得手段によって取得された加圧データに基づ
    く加圧領域の、寝具の長手方向に対する長さを抽出する
    加圧領域全長抽出手段と、 上記加圧領域をグループ化する加圧領域グループ化手段
    と、 該加圧領域グループ化手段によって得られた加圧領域グ
    ループのうち構成する加圧検知手段の数が最も多い加圧
    領域グループの、上記寝具の長手方向に対する長さを抽
    出する最大グループ長抽出手段と、 上記寝具上の患者の姿勢判別結果を記憶する判別結果記
    憶手段と、 上記加圧領域全長抽出手段により抽出された長さ、上記
    最大グループ長抽出手段により抽出された長さ、及び上
    記判別結果記憶手段に記憶されている前の判別サイクル
    で判別された姿勢とに基づき、患者の姿勢を判別する姿
    勢判別手段と、 を備えることを特徴とする患者監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の患者監視装置において、 第1の閾値と、第1の閾値より小さい第2の閾値と、第
    2の閾値よりも小さい第3の閾値とを記憶する閾値記憶
    手段を備え、 上記姿勢判別手段は、 上記加圧領域全長抽出手段により抽出された長さと第1
    の閾値とを比較し、上記加圧領域全長抽出手段により抽
    出された長さが第1の閾値よりも大きいときに、患者が
    伸身臥状態にあると判別し、 上記加圧領域全長抽出手段により抽出された長さが第1
    の閾値よりも小さいと判別され、さらに、最大グループ
    長抽出手段により抽出された長さと第2の閾値とを比較
    し、最大グループ長抽出手段により抽出された長さが第
    2の閾値より大きい時に、患者が通常屈脚臥状態にある
    と判別し、 さらに、最大グループ長抽出手段により抽出された長さ
    と第3の閾値とを比較し、最大グループ長抽出手段によ
    り抽出された長さが第3の閾値よりも小さい時に、患者
    が伸脚座状態又は膝立て座状態であると判別し、 最大グループ長抽出手段により抽出された長さが第2の
    閾値より小さく、第3の閾値より大きいときに、上記判
    別結果記憶手段に記憶されている前サイクルでの姿勢が
    臥している状態である場合に、現在の姿勢が膝抱え屈脚
    臥状態であり、前サイクルでの姿勢が座している状態で
    ある場合に、現在の姿勢が横座状態であると判別する、
    ことを特徴とする患者監視装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の患者監視装置において、 上記第1の閾値は、患者が伸脚座状態にあるときに、加
    圧領域全長抽出手段が抽出する長さより大きい値に設定
    されており、 第2の閾値は、患者が横座状態にあるときに、最大グル
    ープ長抽出手段が抽出する長さより大きい値に設定され
    ており、 第3の閾値は、患者が膝抱え屈脚臥状態にあるときに、
    最大グループ長抽出手段が抽出する長さより小さい値に
    設定されていることを特徴とする患者監視装置。
  4. 【請求項4】寝具設置領域に所定密度でマトリクス状に
    配設された複数の加圧検知手段によって検知される加圧
    データを取得するデータ取得手段と、 該データ取得手段によって取得された加圧データに基づ
    く加圧領域の、寝具の長手方向に対する長さを抽出する
    加圧領域全長抽出手段と、 上記加圧領域をグループ化する加圧領域グループ化手段
    と、 該加圧領域グループ化手段によって得られた加圧領域グ
    ループのうち構成する加圧検知手段の数が最も多い加圧
    領域グループの、上記寝具の長手方向に対する長さを抽
    出する最大グループ長抽出手段と、 上記加圧領域全長抽出手段により抽出された長さ及び上
    記最大グループ長抽出手段により抽出された長さに基づ
    き、患者の姿勢を判別する姿勢判別手段と、 を備えることを特徴とする患者監視装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の患者監視装置において、 第1の閾値と第1の閾値より小さい第2の閾値とを記憶
    する閾値記憶手段を備え、 上記姿勢判別手段は、 上記加圧領域全長抽出手段により抽出された長さと第1
    の閾値とを比較し、上記加圧領域全長抽出手段により抽
    出された長さが第1の閾値よりも大きいときに、患者が
    伸身臥状態にあると判別し、 上記加圧領域全長抽出手段により抽出された長さが第1
    の閾値よりも小さいと判別され、さらに、最大グループ
    長抽出手段により抽出された長さと第2の閾値とを比較
    し、最大グループ長抽出手段により抽出された長さが第
    2の閾値より大きい時に、患者が通常屈脚臥状態にある
    と判別し、 さらに、最大グループ長抽出手段により判別された長さ
    が第2の閾値より小さい時に、患者が伸脚座状態、膝立
    て座状態、膝抱え屈脚臥状態、横座状態の何れかである
    と判別する、ことを特徴とする患者監視装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5の患者監視装置において、 上記第1の閾値は、患者が伸脚座状態にあるときに、加
    圧領域全長抽出手段が抽出する長さより大きい値に設定
    されており、 第2の閾値は、患者が横座状態にあるときに、最大グル
    ープ長抽出手段が抽出する長さより大きい値に設定され
    ている、ことを特徴とする患者監視装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6の何れか1項に記載の患者
    監視装置において、 ユーザが警告発生条件を設定する警告発生条件設定手段
    と、 該警告発生条件及び上記姿勢判別手段により判別された
    寝具上での患者の姿勢判別結果に基づいて、警告発生の
    有無を決定する警告発生有無決定手段と、 該警告発生有無決定手段による判別結果に応じて、警告
    を発する警告発生手段とを備えることを特徴とする患者
    監視装置。
  8. 【請求項8】寝具設置領域に所定密度でマトリクス状に
    配設された複数の加圧検知手段によって検知される加圧
    データを繰り返して取得するデータ取得手段と、 該データ取得手段によって取得された加圧データと、前
    回データ取得手段が取得した加圧データとの差分を求め
    る差分検出手段と、 上記差分検出手段が検出した上記差分に基づいて、加圧
    状態が変化した加圧検知手段の数と所定の基準値とを比
    較し、加圧状態が変化した加圧検出手段の数が所定の基
    準値以上のとき、患者の姿勢が変化したと判別する姿勢
    変化判別手段と、を備えることを特徴とする患者監視装
    置。
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