JP2000139822A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2000139822A
JP2000139822A JP10323138A JP32313898A JP2000139822A JP 2000139822 A JP2000139822 A JP 2000139822A JP 10323138 A JP10323138 A JP 10323138A JP 32313898 A JP32313898 A JP 32313898A JP 2000139822 A JP2000139822 A JP 2000139822A
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Tatsuya Ishizuka
達也 石塚
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、接続管と可撓管部の外皮との間の水
密性と接続固定強度が高まり、さらに接続管と可撓管部
の位置ずれが小さく、接続管と可撓管部の位置合わせが
容易で接続作業の簡便化が図れる内視鏡を提供すること
にある。 【解決手段】本発明は、軸方向に並べた複数の関節12
を順次連結して構成された湾曲管部7と、フレックス1
5、ブレード16、外皮17を順次内側から積層して構
成された可撓管部8とを、接続管18を介して接続して
なる挿入部3を備えた内視鏡において、上記可撓管部8
と上記接続管18との接続部は、上記接続管18の少な
くとも一部を上記可撓管部8の外皮17の外径近傍まで
縮小変形し、この変形部分と上記外皮17との間に接着
剤19を介在して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続管を用いて挿
入部における湾曲管部と可撓管部とを接続するようにし
た内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の挿入部における湾曲管部と可撓
管部を接続管を用いて接続する形式の内視鏡が特開平5
−277590号公報において提案されている。この接
続形式に用いられる接続管は可撓管部の先端部分に被嵌
する一端部が大径部となっており、この大径部の内周面
と可撓管部の外皮表面に接着剤を塗布し、可撓管部の外
皮上に接続管の大径部を被せ、その接着剤が硬化するこ
とにより湾曲管部と可撓管部との接続がなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(従来技術の問題点)
特開平5−277590号公報では可撓管部に接続管を
被せる際、接続管の大径部の内周及び可撓管部の外皮表
面に接着剤を塗布し、可撓管部の外皮上に接続管を被せ
た後、接着剤を硬化させる。このような接続方式である
ため、可撓管部の外径寸法の精度を良くしておく必要が
ある。可撓管部の加工精度が悪いと、接続管の大径部と
可撓管の間の隙間の大きさがばらつき、接続作業が難し
くなるという問題がある。また、可撓管部に被せる接続
管の大径部がこれを被せる可撓管部よりも大径であるた
め、その接続部が特に太くなってしまう。
【0004】特に、接続管の大径部と可撓管部の間の隙
間が大きいと、以下のような不具合が発生する。 接続管と可撓管部のがたつきが大きく、接続管と可撓
管部の両者を正確に位置決めして接着剤が硬化するまで
保持しておかないと、両者の中心がずれ、偏心した状態
で接続されてしまう。 両者の隙間から接着剤中に気泡が入り込み易く、接続
部の水密が確保できない。 両者の隙間が大きいと、接着強度が低下し、接続管と
可撓管部の接続固定強度が低下する。
【0005】(目的)本発明は上記課題に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、可撓管部に接続
管を被嵌して接続する際の上記不具合を改善することが
できる内視鏡を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】(手段)本発明
は、軸方向に並べた複数の節輪を順次連結して構成され
た湾曲管部と、フレックス、ブレード、外皮を順次内側
から積層して構成された可撓管部とを、接続管を介して
接続してなる挿入部を備えた内視鏡において、上記可撓
管部と上記接続管との接続部は、上記接続管の少なくと
も一部を上記可撓管部の外皮の外径近傍まで縮小変形し
た変形部と、この変形部と上記外皮との間に介在した接
着剤で構成されていることを特徴とするものである。
【0007】(作用)本発明に係る作用は、可撓管部の
端部の外皮の上から接続管の大径部を潰し、その間を狭
くして充填した接着剤を密に充填するので、外皮と接続
管との間で水密が確保できると共に、接着剤で接続管と
可撓管部を接続する際の両者の位置決めが容易であり、
また、両者の接続固定強度を高める。さらに接続管の外
径を細くして接続部分の細径化が図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1及び図2
に基づいて本発明の第1の実施形態に係る内視鏡を説明
する。
【0009】(構成)図1で示すように、内視鏡1は操
作部2と挿入部3とユニバーサルコード4とを備える。
ユニバーサルコード4の延出先端には図示しない内視鏡
用光源装置に接続可能なコネクタ5が取着されている。
上記挿入部3は先端側から順次、先端部6、湾曲管部
7、及び可撓管部8を連結してなる。挿入部3の湾曲管
部7は操作部2に設けられた湾曲ノブ9,9を回動操作
することにより、操作部2から挿入部3に渡って組み込
まれた図示しない湾曲操作機構により垂直方向及び水平
方向へ湾曲されるようになっている。
【0010】上記湾曲管部7と可撓管部8及びその接続
部分は図2で示すように構成されている。湾曲管部7と
可撓管部8の内部には湾曲管部7を湾曲するための4本
の湾曲操作ワイヤ10が上下左右の各位置にそれぞれ偏
って配置されている。可撓管部8内にはそれらの湾曲操
作ワイヤ10をそれぞれ滑らかにガイドするための密巻
きのコイルパイプ11が配置されている。上記挿入部3
には図示しないケーブルやチューブなどが内蔵されてい
る。
【0011】上記湾曲管部7はその内側から順に、互い
に連結した複数の関節(節輪)12の群と、この関節1
2の群を覆う筒状の湾曲ブレード13と、この湾曲ブレ
ード13を覆う湾曲ゴム(外皮)14とが積層して構成
されている。各関節12は挿入部3の軸方向に一列に並
べられ、隣接するもの同志がピン等により回動自在に枢
支されることにより各関節12全体として上下左右に湾
曲することができる。上記湾曲ブレード13は金属細線
や樹脂繊維を編組して筒状に形成されたものである。湾
曲ゴム14は各関節12の隙間からその内側に入り込む
のを防ぐものである。
【0012】上記可撓管部8は内側から順に積層され
た、フレックス15と、ブレード16と、合成樹脂製の
外皮17とにより構成されている。上記フレックス15
は金属製の薄い帯状板を螺旋状に巻回して構成されてい
る。上記ブレード16は金属細線や樹脂繊維を編組して
筒状に形成されている。
【0013】次に、上記湾曲管部7と上記可撓管部8と
の接続構造について述べる。上記湾曲管部7と上記可撓
管部8とは金属製の接続管18によって連結される。接
続管18は可撓管部8側に位置する一端部が大径に形成
され、この大径部18aの内径は上記可撓管部8の外皮
17の外径よりも大きい。このため、大径部18aの内
周と外皮17の外周との間には全周にわたり隙間が形成
される。この隙間には接着剤19が充填される。
【0014】また、上記接続管18において上記湾曲管
部7側に位置する小径部18bは湾曲管部7の関節12
のうち最後端に位置する関節12内に嵌め込まれてい
る。接続管18の小径部18bには接続孔20が形成さ
れており、この接続孔20に対応して最後端の関節12
には切り込み形成した爪部21が設けられている。そし
て、爪部21を内側へ押し曲げることにより上記爪部2
1が接続孔20に嵌め込み係止し、これにより最後端に
位置する関節12と接続管18とが係止固定されてい
る。尚、この固定に加えて、上記接続管18の小径部1
8bと最後端の関節12を接着固定するようにしてもよ
い。
【0015】最後端の関節12にはその関節12と接続
管18の位置合わせとその確認のための透孔37aが形
成され、一方、上記接続管18の小径部18bの外周面
には目標用孔37bが形成されている。そして、最後端
の関節12に接続管18の小径部18bを嵌め込み、確
認用透孔37a内に目標用孔37bが位置することを確
認して最後端の関節12に対する接続管18の回転方向
及び軸方向の位置出しを行う。
【0016】上記湾曲ゴム14の端縁部分と外皮17の
両者にわたりそれらの外周にはチューブ部材22が被覆
され、これにより上記湾曲ゴム14の端縁部が捲れ上が
ることを防止している。このチューブ部材22は熱を加
えることにより収縮するチューブやポリウレタンなどの
樹脂材料より作られている。上記チューブ部材22と湾
曲ゴム14及び外皮17との隙間には別の接着剤40が
充填されている。
【0017】(作用)上記接続管18を用いて湾曲管部
7と可撓管部8を接続する場合、まず、接続管18の大
径部18aの内周を被せる可撓管部8の外皮17の外周
に接着剤19を塗布する。接続管18の大径部18aの
内周にも接着剤19を塗布するようにしてもよい。この
後、接続管18の大径部18aを可撓管部8の外皮17
の外周に被せる。これにより、接続管18の大径部18
aの内周と外皮17の外周との間の隙間に接着剤19が
略充填された状態になる。次に、接続管18の大径部1
8aの全体を全周にわたり叩いて、大径部18aの全周
の外径が小さくなるように潰し、大径部18aの内周面
と外皮17の外周との間の隙間を小さくする。しかし、
上記隙間が零以上に確保し、大径部18aの内周面が外
皮17に喰い込むことを避ける。もっとも、この隙間内
の接着層の厚さは小さい方が望ましい。例えば接着層1
9の厚さが0mm〜0.2mm程度になるように大径部
18aの全周を潰す。
【0018】尚、大径部18aを小さくする技術として
は、叩いて潰す技術の他に大径部18aを締め付けて圧
縮変形する、いわゆる絞り加工によって大径部18aを
潰すようにしてもよい。
【0019】以上により、上記接続管18の大径部18
aの内周と外皮17の外周との間の隙間に介在する接着
剤19は大径部18aの全周を潰すことにより隙間の全
体へ密に行き渡るようになる。また、接着剤19の中に
気泡があったとしても、その気泡は隙間の外へ押し出さ
れ、接続管18と外皮17の間の狭い隙間に接着剤19
が密に介在する。その状態で、接着剤19が硬化し、接
続管18と外皮17を接着する。
【0020】(効果)上記接続管18の大径部18aの
内周面と外皮17の外周面との間に充填した接着剤19
の接着層の厚さが、0mm〜0.2mm程度になるよう
に、接続管18の大径部18aの全周を潰すため、その
接着剤19の中に気泡が残り難く、接着剤19にて大径
部18aの内周面と外皮17の間の水密性を確保するこ
とができる。また、接続管18と外皮17の間に介在す
る接着層の厚さが小さくなるので、接続管18と外皮1
7との間の接着強度が高まる。また、大径部18aの内
周面が外皮17に喰い込むほど大径部18aを潰してい
ないので、外皮17の劣化や、外皮17のブレード16
との密着性を劣化させることがない。
【0021】接続管18の大径部18aが全周にわたり
潰され、その大径部18aの内周面と外皮17の外周と
の間の隙間が小さくなるので、可撓管部8と接続管18
の間のがたつきが少なくなり、両者の芯出しが容易にな
る。また、接着剤19が硬化するまで、可撓管部8と接
続管18の両者を芯出し状態に保持しておかなくても両
者が大きく偏心してしまうことがない。
【0022】さらに、接続管18の大径部18aを全周
にわたり潰し、その大径部18aの外径を小さくするの
で、上記接続管18の大径部18aにより外径が太くな
ることを極力回避することができる。
【0023】尚、本実施形態では接続管18の大径部1
8aを全周にわたり均一に潰すようにしたが、部分的に
潰すようにしてもよい。例えば大径部18aの周囲に略
均等に離れた複数の部分を潰したり、周方向において潰
す量を変えたりしてもよい。 [第2の実施形態]図3に基づいて本発明の第2の実施
形態に係る内視鏡を説明する。なお、上述した第1の実
施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その
説明を省略する。
【0024】(構成)図3は湾曲管部7と可撓管部8及
びその接続部分の構成を示す。この第2の実施形態では
湾曲管部7の湾曲ゴム14の後端部分が上述した第1の
実施形態のものに比べて後方へ僅かに延長され、その延
長端部14aは、可撓管部8の外皮17の外周に全周に
おいて接触しており、この接触面49にも接着剤19が
塗布されている。
【0025】(作用・効果)上記の構成により上述した
第1の実施形態の作用・効果に加えて、次のような作用
・効果が得られる。湾曲ゴム14の延長端部14aと外
皮17の間でも水密が確保できる。従って、第1の実施
形態の効果に加えて、より確実に水密を確保することが
できる。
【0026】[第3の実施形態]図4に基づいて本発明
の第3の実施形態を説明する。なお、上述した第1の実
施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その
説明を省略する。
【0027】(構成)図4は湾曲管部7と可撓管部8及
びその接続部分の構成を示す。接続管18の大径部18
aの内周38によって覆われる外皮17の部分は全周に
わたり肉厚が薄くなって外皮薄肉部39を形成してい
る。そして、接続管18の大径部18aはその外皮17
の外皮薄肉部39の外周に被嵌し、両者の隙間に接着剤
19が充填されている。
【0028】(作用・効果)この構成により上述した第
1の実施形態の作用・効果に加えて、次のような作用・
効果が得られる。接続管18の大径部18aの内周38
によって覆われている外皮17の部分の肉厚が薄肉であ
り、その外皮薄肉部39の加工精度の方が、他の部分の
成形精度よりも良くなり、外皮薄肉部39の外径のばら
つきを抑えることができる。従って、大径部18aの内
周と外皮薄肉部39の外周との間の水密を確実なものと
することができる。また、上記外皮薄肉部39の外径を
小さくすることができるために接続管18の大径部18
aの外径をさらに小さく抑えることができる。
【0029】[第4の実施形態]図5に基づいて本発明
の第4の実施形態を説明する。なお、上述した第1の実
施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その
説明を省略する。
【0030】(構成)図5は湾曲管部7と可撓管部8及
びその接続部分の構成を示す。本実施形態では可撓管部
8の外皮17の先端部分はその一部が剥離されており、
この剥離部分よりブレード16の一部が露出してフレッ
クス露出部41を形成している。接続管18の大径部1
8aの内周とフレックス露出部41の外周との間と、接
続管18の大径部18aの内周と外皮17の部分との間
の隙間には、接着剤19が充填されている。尚、上記フ
レックス露出部41は外皮17を部分的に剥離して除去
して形成しても全周にわたり外皮17の部分を剥離する
ように形成してもよい。(作用・効果)上記構成により
上述した第1の実施形態の作用・効果に加えて、本実施
形態では、接続管18の大径部18aの外周を潰す範囲
が少なくて済む。従って、潰し加工の時間が短縮できる
という効果が得られる。
【0031】[第5の実施形態]図6に基づいて本発明
の第5の実施形態を説明する。なお、上述した第4の実
施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その
説明を省略する。
【0032】(構成)図6は湾曲管部7と可撓管部8及
びその接続部分の構成を示す。接続管18の大径部18
aが被覆される外皮17の端部は肉厚が薄くなって外皮
薄肉部39を形成している。
【0033】(作用・効果)上記構成により上述した第
4の実施形態の作用に加えて、次のような作用・効果が
得られる。上記外皮薄肉部39は薄肉であるため、この
部分の加工精度の方が、外皮17の他の部分の成形精度
よりも良くなり、その外皮薄肉部39の外径のばらつき
を抑えることができる。従って、大径部18aの内周と
外皮薄肉部39の外周との間の水密を確実なものとする
ことができる。また、外皮薄肉部39の外径が小さいた
めに接続管18の大径部18aの外径を小さく抑えるこ
とができる。
【0034】[第6の実施形態]図7に基づいて本発明
の第6の実施形態を説明する。なお、上述した第4の実
施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その
説明を省略する。
【0035】(構成)図7は湾曲管部7と可撓管部8及
びその接続部分の構成を示す。本実施形態での接続管1
8はその大径部18aが、接続管厚肉部(第1の大径
部)42と接続管薄肉部(第2の大径部)43の2つの
部分から構成されている。接続管厚肉部42と接続管薄
肉部43の外周面はそれらの全長にわたり等しい径で面
一となっている。可撓管部8の外皮17の先端部分はそ
の一部が剥離されており、この剥離した部分よりブレー
ド16の一部が露出して上記第4の実施形態と同様にフ
レックス露出部41が形成されている。
【0036】上記接続管厚肉部42の内周44とフレッ
クス露出部41の間の隙間、及び接続管薄肉部43の内
周45と外皮17の外周との間の隙間にはそれぞれ接着
剤19が充填されている。ここで、接続管厚肉部42の
内周44とフレックス露出部41の間の隙間は接続管薄
肉部42の内周45と外皮17の外周との間の隙間より
も大きい方が望ましい。
【0037】(作用)上記接続管18を用いて湾曲管部
7と可撓管部8を接続する場合について述べる。まず、
接続管18の大径部18aを被せる可撓管部8の外皮1
7の外周に接着剤19を塗布した後、その接続管18の
大径部18aを可撓管部8の外皮17の外周に被せる。
これにより、接着剤19は接続管18の大径部18aに
おける接続管厚肉部42と接続管薄肉部43と、フレッ
クス露出部41及び外皮17の外周との間の隙間に接着
剤19が略充填された状態になる。この後、接続管厚肉
部42と接続管薄肉部43の両方を叩いて大径部18a
の全周の外径が小さくなるように変形させる。他は上述
した第4の実施形態と同様である。
【0038】(効果)上記構成により上述した第4の実
施形態の作用・効果に加えて、接続管厚肉部42の内周
44とフレックス露出部41の間の隙間が小さくなる。
従って、接続管厚肉部42の内周44とフレックス露出
部41の間に充填する接着剤19の量が少なくて済む。
さらに、接続管厚肉部42の内周44とフレックス露出
部41の間の隙間が小さいため、気泡が発生しにくく、
両者の接着強度が高まり、両者を確実に接続することが
できる。
【0039】[第7の実施形態]図8に基づいて本発明
の第7の実施形態を説明する。なお、上述した第6の実
施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その
説明を省略する。
【0040】(構成)図8は湾曲管部7と可撓管部8及
びその接続部分の構成を示す。本実施形態での接続管1
8はその大径部18aの内周と対向する部分の上記外皮
17の端部の肉厚は薄く形成され、この部分によって外
皮薄肉部39を形成している。そして、接続管18の大
径部18aはその外皮17の外皮薄肉部39の外周に被
嵌し、両者の隙間には接着剤19が充填されている。
【0041】(作用・効果)上記構成により上述した第
6の実施形態の作用・効果に加えて、接続管18を被嵌
する外皮17の部分を薄肉にするため、その外皮薄肉部
39の成形精度が、外皮17の他の部分に比べて良くな
り、その外皮薄肉部39の外径のばらつきを抑えること
ができる。そして、大径部18aの内周と外皮薄肉部3
9との間の水密を確実なものとできる。また、外皮薄肉
部39の外径を小さくすることができる。さらに接続管
18の大径部18aの外径も、その薄肉にした分、小さ
い径にすることができるため、接続管18の外径を小さ
く抑えることができる。
【0042】[第8の実施形態]図9に基づいて本発明
の第8の実施形態を説明する。なお、上述した第6の実
施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その
説明を省略する。
【0043】(構成)図9は湾曲管部7と可撓管部8及
びその接続部分の構成を示す。本実施形態では接続管1
8の大径部18aが接続管厚肉部42と接続管薄肉部4
3とから構成されており、接続管厚肉部42の外周46
の外径は接続管簿肉部43の外周47の外径よりも僅か
に小さい。その結果、接続管厚肉部42の外周46と接
続管簿肉部43の外周47との間の境には段差48が形
成されている。
【0044】そして、上記同様にして、接続管薄肉部外
周47を潰して、接続管薄肉部43の外周47の外径が
接続管厚肉部42の外周46の外径に等しく面一になっ
た際に接続管薄肉部43の内周45と外皮17との間に
充填される接着剤19の層の厚さが、0mm〜0.2m
m程度になるように、潰す前の接続管薄肉部43の外周
47の外径と接続管厚肉部42の外周46の外径が決定
される。
【0045】(作用)上記構成により上述した第6の実
施形態の作用に加えて、接続管薄肉部43をその外周4
7が接続管厚肉部42の外周46の外径と同じになるま
で潰せば、接続管薄肉部43の内周45と外皮17との
間に充填される接着剤19の層の厚さを0mm〜0.2
m程度にすることができる。
【0046】(効果)上記構成により、第6の実施形態
の効果に加えて、接続管18の外部から、接続管薄肉部
43の外周47の外径を接続管厚肉部42の外周46の
外径と比較することによりその潰し量を容易に知ること
ができ、接着層の厚さが適正であるかどうかも明瞭に分
かる。
【0047】[第9の実施形態]図10に基づいて本発
明の第9の実施形態を説明する。なお、上述した第8の
実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0048】(構成)図10は湾曲管部7と可撓管部8
及びその接続部分の構成を示す。本実施形態では接続管
18の大径部18aの内周38と対向する部分の外皮1
7の端部の肉厚は薄くなっており、その部分で外皮薄肉
部39を形成している。
【0049】(作用・効果)上記構成により上述した第
8の実施形態の作用・効果に加えて、外皮17の成形精
度よりも、外皮17を薄肉にするための加工精度の方が
良く、外皮薄肉部39の外径のばらつきを抑えることが
できる。また、外皮薄肉部39の外径を小さくすること
ができ、さらに接続管18の大径部18aの外径を小さ
く抑えることができる。さらに、大径部18aの内周3
8と外皮薄肉部39との間の水密を確実なものとでき
る。また、接続管18の外径を小さく抑えることができ
る。
【0050】[第10の実施形態]図11〜図13に基
づいて本発明の第10の実施形態に係る内視鏡について
説明する。本実施形態の内視鏡は上述した各実施形態の
ものと同様の構成を採用したものであり、同様の構成の
ものについては同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0051】(構成)上記内視鏡1の先端部6は図11
及び図12で示すように構成されている。先端カバー2
3には対物レンズ24、送気送水ノズル25、照明レン
ズ26,26及び吸引チャンネル27が配置されてい
る。
【0052】先端カバー23の外周形状は図11で示す
ように、2つの略同じ半径の円弧を中心をずらして配置
した2つの円弧を滑らかに結んで構成されるものであ
る。すなわち中心Xの円弧Rと、中心Yの円弧Sを滑ら
かに結んで(図中T、T)構成されている。
【0053】上記先端カバー23は電気的絶縁材料、例
えばポリサルホン等の樹脂材料により作られていて、こ
れにより先端構成部材28を外部に対して電気的に絶縁
するようになっている。
【0054】上記対物レンズ24と、これに続く対物レ
ンズ24a〜24fは対物レンズ枠32に保持され、そ
の対物レンズ枠32を介して、上記先端構成部材28に
固着されている。上記先端構成部材28に対物レンズ枠
32を固定する固定ビス30は先端カバー23の内側に
配置されている。先端カバー23と固定ビス30の間に
は充填剤31が充填されている。
【0055】このような構成によれば、金属製の固定ビ
ス30が外部と直接に導通することがないという作用が
得られ、その結果、電気的絶縁性をより確実なものにす
ることができる。
【0056】上記対物レンズ枠32と先端構成部材28
の間には外部との水密を保つために水密用Oリング29
が嵌入されている。上記送気送水ノズル25はステンレ
ス等の金属もしくはポリサルホン等の樹脂材料により作
られている。対物レンズ24上の残水もしくは胃液等の
汚物を除去するために、上記送気送水ノズル25から対
物レンズ24の外表面に向けて空気や水等の流体を噴出
させ得るようになっている。送気送水ノズル25に供給
される空気や水等の流体は送気送水チューブ34、送気
送水管33、先端構成部材28に設けられた送気送水孔
36を通して送り込まれるようになっている。
【0057】上記送気送水チューブ34はテフロン等の
樹脂材料から作られている。送気送水チューブ34の先
端部分を送気送水管33の後端部分に被嵌し、その送気
送水チューブ34の外周を糸35で縛ることにより緊着
されている。糸35の外周には接着剤が塗布されてい
る。また、送気送水管33は先端構成部材28に接着剤
もしくは半田にて固定されている。
【0058】ここで、上記送気送水管33は図12で示
すように挿入部3の中心側へ向けて角度θだけ傾斜して
配置されて固定されている。これにより糸35を縛った
部分が内側に寄って配置される。その結果、関節12の
内径を、その分、小径にすることができるため、関節1
2の外径が大きくならず、挿入部3の外径を細くできる
という効果が生まれる。
【0059】上記送気送水チューブ34は挿入部3、操
作部2及びユニバーサルコード4を通じて、コネクタ5
まで導かれ、図示しないポンプに接続される。
【0060】図13は図12中のK−K線に沿う部分の
縦断面図であるが、この図13で示されるように、先端
構成部材28の外周形状も上述した如く、先端カバー2
3の外周形状と同様、2つの略同じ半径の円弧R1 と円
弧S1 を、滑らかに結んで(図中T1 、T1 )構成され
た形状になっている。
【0061】先端構成部材28の外側には、湾曲ゴム1
4が締め付けられている。ここで、滑らかな曲線部T1
、T1 の長さは円弧R1 、S1 の半径に比べてきわめ
て短い長さである。さらに、先端構成部材28と外部と
の水密を確保するために、湾曲ゴム14と先端カバー2
3の境界部にチューブ部材22を被覆する。チューブ部
材22は熱を加えることにより収縮する熱収縮性チュー
ブや、ポリウレタンなどの樹脂材料よりなるチューブ材
によって形成されている。
【0062】(作用・効果)上記構成により、先端構成
部材28の外周形状は略円形となり、かつ湾曲ゴム14
も円形であるため、湾曲ゴム14の締め付け力が、全周
に渡って略均一なものとなる。従って、湾曲ゴムの水密
を確実になる。
【0063】[第11の実施形態]図14及び図15に
基づいて本発明の第11の実施形態を説明する。なお、
第10の実施形態のものと同様の構成については同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0064】(構成)本実施形態での先端カバー23の
外周形状は、2つの略同じ半径の円弧を、その中心をず
らして配置し、その2つの円弧を接線で結んで形成した
構成のものである。すなわち、中心X2 の円弧R2 と、
中心Y2 の円弧S2 を接線T2 、T2により結んで構成
されている。
【0065】図15は図12中のK−K線に沿う部分と
同位置における縦断面図であり、この図15で示すよう
に、上記先端構成部材28の外周形状も先端カバー23
の外周形状のものと同様、2つの略同じ半径の円弧R3
と円弧S3 を接線T3 、T3により結んで構成されてい
る。
【0066】上記先端構成部材28の外側には湾曲ゴム
14が締め付けられている。ここで、接線T3 、T3 の
長さは円弧R3 、S3 の半径に比べてきわめて短い長さ
である。よって、先端構成部材28の外周形状は略円形
とみなせる。このため、湾曲ゴム14の締め付け力も全
周に渡って略均一なものとなる。
【0067】(作用・効果)上記構成により上述した第
10の実施形態の作用に加え、加工が容易となり、加工
費を低減することができる。
【0068】第10、第11の実施形態では、中心が異
なり半径が略同じである2つの円弧を接線あるいは滑ら
かな線で結んでいるが、半径が略同じである3つの円弧
を接線あるいは滑らかな線で結んでも同様な効果が得ら
れる。
【0069】<付記> (第1群) 1.軸方向に並べた複数の節輪を順次連結して構成され
た湾曲管部と、フレックス、ブレード、外皮を順次内側
から積層して構成された可撓管部とを、接続管を介して
接続してなる挿入部を備えた内視鏡において、上記可撓
管部と上記接続管との接続部は、上記接続管の少なくと
も一部を上記可撓管部の外皮の外径近傍まで縮小変形し
た変形部と、この変形部と上記外皮との間に介在した接
着剤で構成されていることを特徴とする内視鏡。 2.接続管は被嵌する可撓管部の部分の外径より内径が
大きい大径部を有し、この大径部に変形部を形成するこ
とを特徴とする第1項に記載の内視鏡。
【0070】3.可撓管部と接続管との接続部は、可撓
管部の外皮端部を剥離してブレードを露出させた部分と
残る外皮の部分にわたり接続管の大径部を被嵌すること
を特徴とする第1項に記載の内視鏡。 4.接続管の大径部は接続管のブレード露出部分に被嵌
する第1の大径部分を厚肉とし、残る外皮の部分に被嵌
する第2の大径部分を薄肉としたことを特徴とする第3
項に記載の内視鏡。 5.第1の大径部分の内径を第2の大径部分の内径より
も小さくしたことを特徴とする第3,4項に記載の内視
鏡。
【0071】6.第2の大径部分の外径を、接続管の組
み付け前は第1の大径部分の外径よりも大きくし、第2
の大径部分のみを潰して外皮上に組み付けると共に、組
み付け時には第1の大径部分と第2の大径部分の外径が
略同じ外径になるようにしたことを特徴とする第4,5
項に記載の内視鏡。
【0072】7.接続管により被覆される部分の外皮肉
厚を、被覆されない部分の外皮肉厚よりも薄くしたこと
を特徴とする第1〜6項に記載の内視鏡。
【0073】8.組付け時の外皮外径よりも、組付け時
の接続管の大径部の内径を、0mm〜0.2mm程度大
きくなるように接続管の大径部の外周を潰したことを特
徴とする第1〜7項に記載の内視鏡。
【0074】9.接続管の変形部は上記接続管の外周を
潰して形成されていることを特徴とする第1〜8項に記
載の内視鏡。 10.接続管の変形部は上記接続管の外周を絞り込むこ
とにより形成していることを特徴とする第1〜8項に記
載の内視鏡。 11.軸方向に並べた複数の節輪を順次連結して構成さ
れた湾曲管部と、フレックス、ブレード、外皮を順次内
側から積層して構成された可撓管部とを接続管を介して
連結する内視鏡用挿入部の接続方法において、上記接続
管の上記外皮の外径より大径の大径部の内周面あるいは
上記外皮の端部外表面に接着剤を塗布する工程と、上記
接続管の大径部に上記外皮端部を挿入する工程と、上記
接続管の大径部を上記外皮の外径近傍まで変形させて上
記接続管と上記可撓管部を取着する工程とからなること
を特徴とする内視鏡用挿入部の接続方法。
【0075】[第2群] 1.挿入部の先端部は先端構成部材から成り、先端構成
部材の外周形状は、少なくとも2つの略同じ径の円弧を
中心をずらして配置し、その少なくとも2つの円弧を、
滑らかに結んだことを特徴とする内視鏡。 2.先端部は先端構成部材に先端カバーを被覆して成
り、先端カバーの外周形状は、少なくとも2つの略同じ
径の円弧を中心をずらして配置し、その少なくとも2つ
の円弧を、滑らかに結んだことを特徴とする第1項に記
載の内視鏡。 3.上記少なくとも2つの略同じ径の円弧を、接線によ
り結んだことを特徴とする第1,2項に記載の内視鏡。 4.上記先端カバーの外周形状の長軸方向に、送気送水
ノズルを配したことを特徴とする第1〜3に記載の内視
鏡。
【0076】第2群に対する先行技術には特願平9−2
26777号のものがある。この先行技術のものの問題
点は次の通りである。すなわち、先端部に内蔵される対
物光学系や照明光学系等のレイアウトにより、先端構成
部材の外周の一部を異形とする構造をとらなければなら
ない。先端構成部の部材の外周の一部を異形とする構造
を採用した場合において、湾曲ゴムの締め付け力が全周
に渡って均一とならずに、隙間が生じる可能性があり、
隙間から挿入部の内部に水分が侵入し、撮像素子等を破
壊する可能性がある。第2群のものの目的は先端部の径
を大きくすることなく、滑らかな先端部外周を有する内
視鏡を提供することである。また、湾曲ゴムの締め付け
力が先端カバーならびに先端構成部材外周の全周に渡っ
て均一となるような内視鏡を提供することである。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
続管と可撓管部との間の接着剤中に気泡が入り込み難
く、この接着部分での水密性が高まり、同時に接続管と
可撓管部との接続固定強度が高まる。さらに、接続管と
可撓管部の位置ずれが小さく、接続管と可撓管部の位置
合わせが容易であり、仮に可撓管部の外皮の外径寸法の
ばらつきが大きくても、両者を正確に接続することがで
きると共に、その接続作業の簡便化が図れる。さらに、
接続管の外径が細くなり、その接続部分の細径化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る内視鏡の全体図。
【図2】上記内視鏡の湾曲管部と可撓管部及びその接続
部分の縦断面図。
【図3】第2の実施形態に係る内視鏡の湾曲管部と可撓
管部及びその接続部分の縦断面図。
【図4】第3の実施形態に係る内視鏡の湾曲管部と可撓
管部及びその接続部分の縦断面図。
【図5】第4の実施形態に係る内視鏡の湾曲管部と可撓
管部及びその接続部分の縦断面図。
【図6】第5の実施形態に係る内視鏡の湾曲管部と可撓
管部及びその接続部分の縦断面図。
【図7】第6の実施形態に係る内視鏡の湾曲管部と可撓
管部及びその接続部分の縦断面図。
【図8】第7の実施形態に係る内視鏡の湾曲管部と可撓
管部及びその接続部分の縦断面図。
【図9】第8の実施形態に係る内視鏡の湾曲管部と可撓
管部及びその接続部分の縦断面図。
【図10】第9の実施形態に係る内視鏡の湾曲管部と可
撓管部及びその接続部分の縦断面図。
【図11】第10の実施形態に係る内視鏡の先端部の正
面図。
【図12】上記内視鏡の先端部の縦断面図。
【図13】図12中K−K線に沿う部分の横断面図。
【図14】第11の実施形態に係る内視鏡の先端部の正
面図。
【図15】上記内視鏡の先端部の横断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…操作部、3…挿入部、4…ユニバーサ
ルコード、6…先端部、7…湾曲管部、8…可撓管部、
12…関節、13…湾曲ブレード、14…湾曲ゴム、1
5…フレックス、16…ブレード、17…外皮、18…
接続管、18a…大径部、18b…小径部、19…接着
剤。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月16日(1998.12.
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】上記湾曲管部7はその内側から順に、互い
に連結した複数の関節(節輪)12の群と、この関節1
2の群を覆う筒状の湾曲ブレード13と、この湾曲ブレ
ード13を覆う湾曲ゴム(外皮)14とが積層して構成
されている。各関節12は挿入部3の軸方向に一列に並
べられ、隣接するもの同志がピン等により回動自在に枢
支されることにより各関節12全体として上下左右に湾
曲することができる。上記湾曲ブレード13は金属細線
や樹脂繊維を編組して筒状に形成されたものであり、湾
曲ゴム14が各関節12の隙間からその内側に入り込む
ことを防ぐものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】(構成)図5は湾曲管部7と可撓管部8及
びその接続部分の構成を示す。本実施形態では可撓管部
8の外皮17の先端部分はその一部が剥離されており、
この剥離部分よりブレード16の一部が露出してブレー
ド露出部41を形成している(図5及び付記を参照)。
接続管18の大径部18aの内周とブレード露出部41
の外周との間と、接続管18の大径部18aの内周と外
皮17の部分との間の隙間には接着剤19が充填されて
いる。尚、上記ブレード露出部41は外皮17を部分的
に剥離して除去して形成しても全周にわたり外皮17の
部分を剥離するように形成してもよい。 (作用・効果)上記構成により上述した第1の実施形態
の作用・効果に加えて、本実施形態では、接続管18の
大径部18aの外周を潰す範囲が少なくて済む。従っ
て、潰し加工の時間が短縮できるという効果が得られ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】(構成)図7は湾曲管部7と可撓管部8及
びその接続部分の構成を示す。本実施形態での接続管1
8はその大径部18aが、接続管厚肉部(第1の大径
部)42と接続管薄肉部(第2の大径部)43の2つの
部分から構成されている。接続管厚肉部42と接続管薄
肉部43の外周面はそれらの全長にわたり等しい径で面
一となっている。可撓管部8の外皮17の先端部分はそ
の一部が剥離されており、この剥離した部分よりブレー
ド16の一部が露出して上記第4の実施形態と同様にブ
レード露出部41が形成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】上記接続管厚肉部42の内周44とブレー
ド露出部41の間の隙間、及び接続管薄肉部43の内周
45と外皮17の外周との間の隙間にはそれぞれ接着剤
19が充填されている。ここで、接続管厚肉部42の内
周44とブレード露出部41の間の隙間は接続管薄肉部
43の内周45と外皮17の外周との間の隙間よりも大
きい方が望ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】(作用)上記接続管18を用いて湾曲管部
7と可撓管部8を接続する場合について述べる。まず、
接続管18の大径部18aを被せる可撓管部8の外皮1
7の外周に接着剤19を塗布した後、その接続管18の
大径部18aを可撓管部8の外皮17の外周に被せる。
これにより、接着剤19は接続管18の大径部18aに
おける接続管厚肉部42と接続管薄肉部43と、ブレー
ド露出部41及び外皮17の外周との間の隙間に接着剤
19が略充填された状態になる。この後、接続管厚肉部
42と接続管薄肉部43の両方を叩いて大径部18aの
全周の外径が小さくなるように変形させる。他は上述し
た第4の実施形態と同様である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】(効果)上記構成により上述した第4の実
施形態の作用・効果に加えて、接続管厚肉部42の内周
44とブレード露出部41の間の隙間が小さくなる。従
って、接続管厚肉部42の内周44とブレード露出部4
1の間に充填する接着剤19の量が少なくて済む。さら
に、接続管厚肉部42の内周44とブレード露出部41
の間の隙間が小さいため、気泡が発生しにくく、両者の
接着強度が高まり、両者を確実に接続することができ
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】(構成)図9は湾曲管部7と可撓管部8及
びその接続部分の構成を示す。本実施形態では接続管1
8の大径部18aが接続管厚肉部42と接続管薄肉部4
3とから構成されており、接続管厚肉部42の外周46
の外径は接続管薄肉部43の外周47の外径よりも僅か
に小さい。その結果、接続管厚肉部42の外周46と接
続管薄肉部43の外周47との間の境には段差48が形
成されている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に並べた複数の節輪を順次連結し
    て構成された湾曲管部と、フレックス、ブレード、外皮
    を順次内側から積層して構成された可撓管部とを、接続
    管を介して接続してなる挿入部を備えた内視鏡におい
    て、 上記可撓管部と上記接続管との接続部は、上記接続管の
    少なくとも一部を上記可撓管部の外皮の外径近傍まで縮
    小変形した変形部と、この変形部と上記外皮との間に介
    在した接着剤で構成されていることを特徴とする内視
    鏡。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006073187A1 (ja) * 2005-01-07 2006-07-13 Olympus Medical Systems Corp. 内視鏡用挿入部
JP2010000269A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Fujinon Corp 内視鏡
WO2015145790A1 (ja) * 2014-03-25 2015-10-01 オリンパス株式会社 内視鏡

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