JP2000138401A - 圧電型検出器ならびにその製造方法 - Google Patents

圧電型検出器ならびにその製造方法

Info

Publication number
JP2000138401A
JP2000138401A JP30818198A JP30818198A JP2000138401A JP 2000138401 A JP2000138401 A JP 2000138401A JP 30818198 A JP30818198 A JP 30818198A JP 30818198 A JP30818198 A JP 30818198A JP 2000138401 A JP2000138401 A JP 2000138401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
piezoelectric
electrode film
substrate
lower electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30818198A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Fujii
覚 藤井
Isaku Jinno
伊策 神野
Takeshi Kamata
健 鎌田
Ryoichi Takayama
良一 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30818198A priority Critical patent/JP2000138401A/ja
Publication of JP2000138401A publication Critical patent/JP2000138401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電体膜と錘部の接着工程を省略し、両者の
位置合わせ精度を向上させることにより、検出感度のバ
ラツキを押さえ、信頼性を向上を可能とする圧電型検出
器とその製造に関する技術を提供する。 【解決手段】 開孔部106を有する成膜基板101上
に下部電極膜102、圧電体膜103、上部電極膜10
4を具備し、開孔部106内の下部電極膜102上に錘
部107を具備する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型、高性能で、
圧電体と錘部の接着工程を省略し検出器感度のバラツキ
を押さえ信頼性を向上させた圧電型検出器とその製造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、誘電体、特にそのなかでも強誘電
体は、焦電性を用いた焦電型赤外線検出器、圧電性を用
いた加速度センサやアクチュエータ等の圧電体素子、分
極反転を用いた不揮発性メモリ、高誘電率特性を用いた
容量性素子のキーマテリアルとして研究開発が行われて
いる。
【0003】圧電型検出器は、圧電体に力が加わること
により圧電体が電荷を発生する「圧電効果」を利用し
て、力学量(加速度、圧力、等)を検出するものであ
り、電圧感度がきわめて大きいといった特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電体
に錘部を付加した一般的な構造の圧電型検出器では、錘
の接着工程が不完全であると、感度バラツキの原因とな
る課題があった。また、錘の小型化には限界があり、検
出器の小型化の点で課題があった。
【0005】本発明の目的は、圧電型検出器ならびにそ
の製造方法、特に、小型、高性能化が可能で、感度バラ
ツキが小さい圧電型検出器とその製造に関する技術を供
給することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の圧電型検出器は、少なくとも1つ以上の開
孔部を有する成膜基板上に下部電極膜、圧電体膜、上部
電極膜を具備し、開孔部内の下部電極膜上に錘部を具備
している。あるいは、少なくとも1つ以上の開孔部を有
する成膜基板上に下部電極膜、圧電体膜、上部電極膜を
具備し、開孔部内の下部電極膜上に成膜基板と同一材料
からなる錘部を具備している。
【0007】また、上記問題点を解決するために本発明
の圧電型検出器の製造方法は、成膜基板上に下部電極
膜、圧電体膜、上部電極膜をこの順に形成する工程と、
成膜基板に開孔部を形成して下部電極膜を露出する工程
と、開孔部内の下部電極膜上に錘部を形成する工程とを
有する。あるいは、成膜基板上に下部電極膜、圧電体
膜、上部電極膜をこの順に形成する工程と、成膜基板を
エッチングして開孔部と成膜基板の一部からなる錘部を
同時に形成する工程とを有する。
【0008】本発明は上記構成により、圧電体膜と錘部
の接着工程が不要であり、接着不良や接着剤ムラ等に起
因する感度バラツキが低減でき、信頼性向上の点で有効
である。圧電体膜と錘部の位置精度も高く信頼性向上の
点で有効である。
【0009】さらに本発明は上記構成により、圧電体膜
と錘部の位置精度が確保できるために、信頼性の向上の
点で有効である。
【0010】また本発明は、圧電体を薄膜材料とするた
め、圧電体膜の微細加工が可能であり、微小かつ多様な
形状の検出器を容易に形成できる点や、検出器全体の小
型化を図れる点、検出器の集積化が可能となる点で有効
である。複数の圧電体検出部を並列あるいは2次元に配
置した検出器を作成することも可能であり、共振周波数
の広帯域化、力学量の分布を検知できる点で有効であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の圧電型検出器の製造
方法に関する一実施の形態について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0012】(実施の形態1)図1に、本発明の一実施
の形態の圧電型検出器を、図2にその作製プロセスの断
面図を示す。
【0013】成膜基板101として(100)Si単結
晶基板(厚さ500μm)を用いた。そして、成膜基板
101上に下部電極膜102、圧電体薄膜103および
上部電極膜104を作製した(図2(a))。
【0014】下部電極膜102および上部電極膜104
としてPt薄膜を、高周波マグネトロンスパッタ法によ
り作製した。スパッタ成膜条件は、基板温度が600
℃、スパッタガスはAr(95%)と酸素(5%)の混
合ガスで、ガス圧は0.5Pa、高周波投入パワー密度
は2.5W/cm2(13.56MHz)で、成膜時間は
1時間であった。膜の厚さは0.15μmであった。
【0015】圧電薄膜103として(表1)に示した材
料を、明示した成膜条件により高周波マグネトロンスパ
ッタ法(周波数は13.56MHz)で作製した。
【0016】
【表1】
【0017】(表1)で、PLTはPb0.9La0.1Ti
0.9753、PZTはPbZr0.56Ti0.443、PLZ
TはPb0.9La0.1(Zr0.1Ti0.90.9753であ
る。圧電体膜103はすべて(111)面配向したペロ
ブスカイト単相膜で、結晶構造は、PZT薄膜以外はす
べて正方晶である。(表1)に示した組成のPZTは、
菱面体結晶構造を持つ。これにより、分極軸が基板面に
対して垂直方向に優先配向した(111)面配向PZT
膜を(100)Si単結晶基板上で得た。なお、Si単
結晶基板の結晶面方位に関わらず、(111)面配向P
ZT薄膜を得た。
【0018】次に、上部電極膜104を、スパッタエッ
チングによりパターニングした。Pt薄膜のエッチング
条件は、真空度0.06Torr、Arガス流量10sccm、
プラズマパワー170Wの条件で、15分を要した。続
いて、103をパターニングした。パターニングのプロ
セス条件を(表2)に示す。
【0019】
【表2】
【0020】(表2)で、RIEは反応性イオンエッチ
ング、Chemicalは化学エッチングである。
【0021】次に、下部電極膜102を103と同条件
でパターニングした(図2(b))後、成膜基板101
の裏面側にマスク材105を形成しパターニングを行
い、エッチングホールを形成した(図2(b))。10
5としてスパッタ法によるCrあるいは窒化珪素薄膜を
用いた。そして、エッチングプロセスによりエッチング
ホールを介して開孔部106を101に形成した(図2
(c))。エチャントにはKOH水溶液あるいは、テト
ラメチルアンモニウムハイドライド等のアルカリ溶液を
用いて行った。(100)Si単結晶基板はアルカリ溶
液でエッチングすると、異方性エッチングされてエッチ
ング速度が遅い(111)面が現れる。その結果、10
6は54.7度のテーパー角を持つ。
【0022】最後に、錘部107を下部電極膜102上
に前記基板開孔部を通して形成した(図2(d))。1
07の形成プロセスにおいて、錘部として検出器に効果
があるのは、下部電極膜102基板上に形成された部分
のみであり、101上に形成された部分は検出器に影響
を与えない。従って、基板に開孔部が設けられた後に錘
部を形成する場合にはパターニングの必要がない。この
結果、検出器の作製プロセスが簡易化できる点で有効で
ある。107として、NiCr薄膜を、高周波マグネト
ロンスパッタ法により作製した。膜厚は圧電体膜103
と同じ厚みとした。成膜条件は、基板温度が200℃、
スパッタガスはArガスで、ガス圧は0.8Pa、高周
波投入パワー密度は2.5W/cm2(13.56MH
z)である。
【0023】なお、錘部107は、Pt,Cr,Alな
どのヤング率の高い金属材料が適しているが、SiO2
や樹脂膜のような絶縁物でも問題はない。また、錘部と
電極膜が同じ材料でも問題はない。また、107を化学
的手法で作製することも可能である。
【0024】本発明では、下部電極膜102上に錘部1
07を直接成膜している。従って、圧電体膜と錘部を接
着する必要がないために、感度バラツキを低減できるた
め、信頼性向上の点で有効である。また、圧電体膜と錘
の位置精度が確保できるために、信頼性の向上の点で有
効である。
【0025】さらに本発明では、圧電体として薄膜を利
用し、エッチングによりパターニングを行っている。従
って、圧電体の小型、集積化が可能である点で有効であ
る。複数の検出部を並列あるいは2次元に配置した検出
器を作成することも可能である。この結果、共振周波数
の広帯域化や力学量分布の検出が可能となる点で有効で
ある。
【0026】(実施の形態2)図3に、本発明の一実施
の形態の圧電型検出器を、図4にその作製プロセスの断
面図を示す。
【0027】成膜基板201として感光性ガラスを用
い、最初に、201に紫外線をマスクを介して照射し
て、基板除去予定部200を形成する(図4(a))。
200は、紫外線照射し熱処理することによりガラスの
結晶性が変化してエッチングが可能となる。続いて(実
施の形態1)と同様にして、下部電極膜202、圧電体
膜203、上部電極膜204を形成した(図4
(b))。
【0028】次に、感光性ガラスである201をフッ酸
でエッチングすることにより、200を除去して開孔部
205を形成した(図4(c))。本実施の形態では、
圧電体膜203形成プロセスが感光性ガラスの熱処理を
兼ねている。従って製造プロセスの簡略化が図れる点で
有効である。感光性ガラスのエッチングは、Siの異方
性エッチングとは異なり、205はテーパー角を持たず
ほぼ基板面に対して垂直な開孔部を形成できる。従っ
て、開孔部の高密度化が可能であり圧電型検出器の小型
化に有効である。さらに、Si単結晶の場合のような結
晶面による制限がなく、自由な形状の開孔部が形成でき
る点でも有効である。
【0029】続いて、(実施の形態1)と同様にして2
02、203、204をパターニングした(図4
d))。なお、203の材料が(表1)に示したBaT
iO3以外の材料の場合には、圧電体膜薄膜のエッチャ
ントで感光性ガラスのエッチングも可能である。従っ
て、開孔部205の形成と203のパターニングが同時
に可能であり、さらに製造プロセスの簡略化が可能であ
る。
【0030】最後に、鍍金法により205に錘部206
を形成した(図4(e))。206としては、Cr、N
i等を用いた。本発明の構成では、下部電極膜202が
露出した205部にしか錘部206は形成されない。従
って、206形成時にパターニングの必要がないため
に、製造プロセスの簡略化が可能である。なお、206
はスパッタ法や蒸着法等の物理的手法で形成することも
可能である。
【0031】本発明では、下部電極膜上に錘部を直接成
膜している。従って、圧電体膜と錘部を接着する必要が
ないため感度バラツキを低減でき、信頼性向上の点で有
効である。また、圧電体膜と錘部の位置精度が確保でき
るために、信頼性の向上の点で有効である。
【0032】さらに本発明では、圧電体として薄膜を利
用し、エッチングによりパターニングを行っている。従
って、圧電体膜の小型、集積化が可能である点で有効で
ある。複数の検出部分を並列あるいは2次元に配置した
検出器を作成することも可能である。この結果、共振周
波数の広帯域化や力学量分布の検出が可能となる点で有
効である。
【0033】(実施の形態3)図5に、本発明の一実施
の形態の圧電型検出器を、図6にその作製プロセスの断
面図を示す。
【0034】成膜基板301として(110)Si単結
晶基板(厚さ500μm)を用い、その上に下部電極膜
302、圧電体膜薄膜303および上部電極膜304を
作製した(図6(a))。下部電極膜302および上部
電極膜304としてPt薄膜を、高周波マグネトロンス
パッタ法により作製した。
【0035】プロセス条件は、(実施の形態1)と同様
である。302、303、304を形成後、(実施の形
態1)と同様にしてパターニングを実施した(図6
(b))。
【0036】続いて、成膜基板301の裏面側にマスク
層305を形成しパターニングを行い、エッチングホー
ル306を形成した(図6(c))。マスク材は(実施
の形態1)と同様である。最後に、エッチングプロセス
により錘部307を成膜基板302から分離した(図6
(d))。エッチャントは(実施の形態1)と同様であ
る。
【0037】本実施の形態では、成膜基板301として
(110)Si単結晶を用いた。Si単結晶では、(1
11)面のエッチングレートが低いことが知られてい
る。(110)面ウエハーにおいては、(111)面が
ウエハー面と直行している。従って、(111)面を壁
面とする加工が可能となり、基板面に対して垂直な30
8の形成が可能となる。従って、成膜基板・錘部分離部
を最小にできるため検出器の小型化に有効である。しか
しながら、他の結晶面を持つSi単結晶においても本発
明が有効であることは明らかである。
【0038】本発明では、成膜基板の一部分が錘部とし
て機能している。従って、圧電体膜と錘部を接着する必
要がないため感度バラツキを低減でき、信頼性向上の点
で有効である。さらに、部品点数の削減が可能であり、
低コスト化の点で有効である。また、圧電体膜と錘部の
位置精度が確保できるために、信頼性の向上の点で有効
である。
【0039】さらに本発明では、圧電体として薄膜を利
用し、エッチングによりパターニングを行っている。従
って、圧電体膜の小型、集積化が可能である点で有効で
ある。複数の検出部を並列あるいは2次元に配置した検
出器を作成することも可能である。この結果、共振周波
数の広帯域化や力学量分布の検出が可能となる点で有効
である。
【0040】(実施の形態4)図7に本発明の一実施の
形態の圧電型検出器を、図8にその作製プロセスの断面
図を示す。
【0041】成膜基板401として感光性ガラスを用
い、最初に、401に紫外線をマスクを介して照射し
て、基板除去予定部400を形成する(図8(a))。
【0042】200は、紫外線照射し熱処理することに
よりガラスの結晶性が変化してエッチングが可能とな
る。続いて実施の形態1と同様にして、下部電極膜40
2、圧電体膜403、上部電極膜404を形成した(図
8(b))。
【0043】次に、感光性ガラスである401をフッ酸
でエッチングすることにより、400を除去して錘部4
06を形成した(図8(c))。本実施の形態では、圧
電体膜403形成プロセスが感光性ガラスの熱処理を兼
ねている。従って製造プロセスの簡略化が図れる点で有
効である。感光性ガラスのエッチングは、Siの異方性
エッチングとは異なり、406はテーパー角を持たずほ
ぼ基板面に対して垂直な開孔部を形成できる。従って、
開孔部の高密度化が可能であり圧電型検出器の小型化に
有効である。さらに、Si単結晶の場合のような結晶面
による制限がなく、自由な形状の開孔部が形成できる点
でも有効である。
【0044】続いて、実施の形態1と同様にして40
2、403、404をパターニングした(図8
(d))。なお、403の材料が(表1)に示したBa
TiO3以外の材料の場合には、圧電体膜薄膜のエッチ
ャントで感光性ガラスのエッチングも可能である。従っ
て、406の形成と403のパターニングが同時に可能
であり、さらに製造プロセスの簡略化が可能である。
【0045】本発明では、成膜基板の一部分が錘部とし
て機能している。従って、圧電体膜と錘部を接着する必
要がないために感度バラツキを低減でき、信頼性向上の
点で有効である。さらに、部品点数の削減が可能であ
り、低コスト化の点で有効である。また、圧電体膜と錘
部の位置精度が確保できるために、信頼性の向上の点で
有効である。
【0046】さらに本発明では、圧電体として薄膜を利
用し、エッチングによりパターニングを行っている。従
って、圧電体膜の小型、集積化が可能である点で有効で
ある。複数の検出部分を並列あるいは2次元に配置した
検出器を作成することも可能である。この結果、共振周
波数の広帯域化や力学量分布の検出が可能となる点で有
効である。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、下部電極膜上に
錘部を直接成膜している。従って、圧電体膜と錘部を接
着する必要がないために、感度バラツキを低減でき信頼
性向上の点で有効である。また、圧電体膜と錘部の位置
精度が確保できるために、信頼性の向上の点で有効であ
る。
【0048】さらに本発明では、成膜基板の一部分が錘
部として機能している。従って、圧電体膜と錘部を接着
する必要がないために、感度バラツキを低減でき信頼性
向上の点で有効である。さらに、部品点数の削減が可能
であり、低コスト化の点で有効である。また、圧電体膜
と錘部の位置精度が確保できるために、信頼性の向上の
点で有効である。
【0049】また本発明では、圧電体として薄膜を利用
し、エッチングによりパターニングを行っている。従っ
て、圧電体膜の小型、集積化が可能である点で有効であ
る。複数の検出部を並列あるいは2次元に配置した検出
器を作成することも可能である。この結果、共振周波数
の広帯域化や力学量分布の検出が可能となる点で有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の圧電型検出器の断面図
【図2】(a)〜(d)は実施の形態1の圧電型検出器
の作製プロセスの断面図
【図3】実施の形態2の圧電型検出器の断面図
【図4】(a)〜(e)は実施の形態2の圧電型検出器
の作製プロセスの断面図
【図5】実施の形態3の圧電型検出器の断面図
【図6】(a)〜(d)は実施の形態3の圧電型検出器
の作製プロセスの断面図
【図7】実施の形態4の圧電型検出器の断面図
【図8】(a)〜(d)は実施の形態4の圧電型検出器
の作製プロセスの断面図
【符号の説明】
101 成膜基板 102 下部電極膜 103 圧電体膜 104 上部電極膜 105 マスク材 106 開孔部 107 錘部 200 基板除去予定部 201 成膜基板 202 下部電極膜 203 圧電体膜 204 上部電極膜 205 開孔部 206 錘部 301 成膜基板 302 下部電極膜 303 圧電体膜 304 上部電極膜 305 マスク材 306 エッチングホール 307 錘部 308 基板・錘部分離溝 400 基板除去予定部 401 成膜基板 402 下部電極膜 403 圧電体膜 404 上部電極膜 405 基板・錘部分離溝 406 錘部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 健 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高山 良一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の開孔部を有する成
    膜基板上に下部電極膜、圧電体膜、上部電極膜を具備
    し、前記開孔部内の前記下部電極膜上に錘部を具備する
    圧電型検出器。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つ以上の開孔部を有する成
    膜基板上に下部電極膜、圧電体膜、上部電極膜を具備
    し、前記開孔部内の前記下部電極膜上に前記成膜基板と
    同一材料からなる錘部を具備する圧電型検出器。
  3. 【請求項3】 成膜基板が感光性ガラスである請求項1
    または2に記載の圧電型検出器。
  4. 【請求項4】 成膜基板がSi単結晶基板である請求項
    1または2に記載の圧電型検出器。
  5. 【請求項5】 成膜基板上に下部電極膜、圧電体膜、上
    部電極膜をこの順に形成する工程と、前記成膜基板に開
    孔部を形成して前記下部電極膜を露出する工程と、前記
    開孔部内の前記下部電極膜上に錘部を形成する工程とを
    有する圧電型検出器の製造方法。
  6. 【請求項6】 成膜基板上に下部電極膜、圧電体膜、上
    部電極膜をこの順に形成する工程と、前記成膜基板をエ
    ッチングして開孔部と前記成膜基板の一部からなる錘部
    を同時に形成する工程とを有する圧電型検出器の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 錘部を鍍金法により形成する請求項5に
    記載の圧電型検出器の製造方法。
  8. 【請求項8】 錘部をスパッタ法または蒸着法により形
    成する請求項5に記載の圧電型検出器の製造方法。
  9. 【請求項9】 成膜基板として感光性ガラスを用い、前
    記感光性ガラスからなる成膜基板の熱処理を圧電体膜形
    成工程と兼用する請求項5または6に記載の圧電型検出
    器の製造方法。
JP30818198A 1998-10-29 1998-10-29 圧電型検出器ならびにその製造方法 Pending JP2000138401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30818198A JP2000138401A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 圧電型検出器ならびにその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30818198A JP2000138401A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 圧電型検出器ならびにその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000138401A true JP2000138401A (ja) 2000-05-16

Family

ID=17977894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30818198A Pending JP2000138401A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 圧電型検出器ならびにその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000138401A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002043641A (ja) * 2000-07-19 2002-02-08 Seiko Epson Corp 圧電体素子及びこれを用いたインクジェット式記録ヘッド
JP2007333504A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Denso Corp 圧電型メンブレンセンサ
CN113790833A (zh) * 2021-09-16 2021-12-14 武汉敏声新技术有限公司 一种压力传感器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002043641A (ja) * 2000-07-19 2002-02-08 Seiko Epson Corp 圧電体素子及びこれを用いたインクジェット式記録ヘッド
JP2007333504A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Denso Corp 圧電型メンブレンセンサ
CN113790833A (zh) * 2021-09-16 2021-12-14 武汉敏声新技术有限公司 一种压力传感器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Muralt Ferroelectric thin films for micro-sensors and actuators: a review
US9231185B2 (en) Method for manufacturing a piezoelectric film wafer, piezoelectric film element, and piezoelectric film device
US7478558B2 (en) Piezoelectric element, ink jet head, angular velocity sensor, method for manufacturing the same, and ink jet recording apparatus
US6263734B1 (en) Piezoelectric acceleration sensor and method of detecting acceleration and manufacturing method thereof
US20030234835A1 (en) Piezoelectric element, ink jet head, angular velocity sensor, method for manufacturing the same, and ink jet recording apparatus
EP3306951A2 (en) Microphone and method for manufacturing the same
US4677336A (en) Piezoelectric transducer and process for its production
WO2006090618A1 (ja) 圧電素子の製造方法
Toyama et al. Characterization of piezoelectric properties of PZT thin films deposited on Si by ECR sputtering
US10211810B2 (en) Acoustic wave filter and method for manufacturing the same
JP3514207B2 (ja) 強誘電体薄膜素子ならびにセンサ、および強誘電体薄膜素子の製造方法
JP2001077438A (ja) 圧電素子、インクジェット式記録ヘッド、およびこれらの製造方法
Kathiresan et al. Optimization of piezoelectric MEMS process on Sr and La co-doped PZT thin films
JP2000138401A (ja) 圧電型検出器ならびにその製造方法
Kim et al. Fabrication process of PZT piezoelectric cantilever unimorphs using surface micromachining
JP2001285015A (ja) 圧電共振子
Zhao et al. Fabrication of high-quality PZT-based piezoelectric microphone
EP3712973B1 (en) Method for producing oscillator substrate and oscillator substrate
Fichtner Development of High Performance Piezoelectric AlScN for Microelectromechanical Systems: Towards a Ferroelectric Wurtzite Structure
Yamashita et al. Vibrating piezoelectric energy conversion efficiency of sol-gel PZT films with various crystal orientations on MEMS buckled diaphragm structures
JPH10256570A (ja) 薄膜デバイスおよび薄膜の製造方法
JPS5923613A (ja) 圧電共振子
Zakar et al. Process and fabrication of a lead zirconate titanate thin film pressure sensor
Gross et al. Reliable integration of piezoelectric lead zirconate titanate with MEMS fabrication processes
JPH11132873A (ja) 圧電検出器及びその製造方法