JP2000138025A - 電界放射型素子の製造方法 - Google Patents
電界放射型素子の製造方法Info
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- JP2000138025A JP2000138025A JP31111498A JP31111498A JP2000138025A JP 2000138025 A JP2000138025 A JP 2000138025A JP 31111498 A JP31111498 A JP 31111498A JP 31111498 A JP31111498 A JP 31111498A JP 2000138025 A JP2000138025 A JP 2000138025A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゲート・エミッタ間の閾電圧の低減化及び高
速駆動が可能な電界放射型素子の製造方法を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 基板上のゲート膜(11a)の上に第1
の犠牲膜(12b)を形成する工程と、レジストパター
ンをマスクとしてエッチングすることにより第1の犠牲
膜に凹部を形成する工程と、サイドスペーサを凹部の側
壁上に形成する工程と、サイドスペーサと第1の犠牲膜
をマスクとしてゲート膜と基板とを異方的にエッチング
して、ゲート膜に基板に向かって徐々に内径が狭くなり
かつ基板の途中まで延長するテーパー形状の孔を形成す
る工程と、孔の表面上に第3の犠牲膜(15)を形成す
る工程と、第3の犠牲膜の上にエミッタ膜(16)を形
成する工程と、不要部分を除去することによりエミッタ
膜とゲート膜とを露出させる工程とを含む電界放射型素
子の製造方法。
速駆動が可能な電界放射型素子の製造方法を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 基板上のゲート膜(11a)の上に第1
の犠牲膜(12b)を形成する工程と、レジストパター
ンをマスクとしてエッチングすることにより第1の犠牲
膜に凹部を形成する工程と、サイドスペーサを凹部の側
壁上に形成する工程と、サイドスペーサと第1の犠牲膜
をマスクとしてゲート膜と基板とを異方的にエッチング
して、ゲート膜に基板に向かって徐々に内径が狭くなり
かつ基板の途中まで延長するテーパー形状の孔を形成す
る工程と、孔の表面上に第3の犠牲膜(15)を形成す
る工程と、第3の犠牲膜の上にエミッタ膜(16)を形
成する工程と、不要部分を除去することによりエミッタ
膜とゲート膜とを露出させる工程とを含む電界放射型素
子の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界放射型素子の
技術に関し、特に電界放出陰極の先端から電子を放出さ
せる電界放射型素子の製造方法に関する。
技術に関し、特に電界放出陰極の先端から電子を放出さ
せる電界放射型素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電界放射型素子は、電界集中を利用し
て、先鋭なエミッタ(電界放出陰極)の先端から電子を
放出させる素子である。例えば、フラットパネルディス
プレイは、多数のエミッタを配列した電界放射エミッタ
アレイ(FEA)を用いて構成される。それぞれのエミ
ッタは、ディスプレイの各画素の輝度等を制御する。
て、先鋭なエミッタ(電界放出陰極)の先端から電子を
放出させる素子である。例えば、フラットパネルディス
プレイは、多数のエミッタを配列した電界放射エミッタ
アレイ(FEA)を用いて構成される。それぞれのエミ
ッタは、ディスプレイの各画素の輝度等を制御する。
【0003】電界放射型素子は、ゲート電極をエミッタ
電極の近傍に配置している。ゲート電極に正電位を印加
することにより、エミッタ電極からアノード電極に電子
を放出させることができる。
電極の近傍に配置している。ゲート電極に正電位を印加
することにより、エミッタ電極からアノード電極に電子
を放出させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電界放射型素子に要求
される条件としては、放射電流の増加あるいは同じ放射
電流でもゲート・エミッタ間の閾電圧の低減、さらに高
速駆動、低消費電力化などがある。このような条件を満
たすために素子の構造や形状に特別な工夫をこらす必要
がある。同時にそのような素子を安定的に制御し易くす
るためには製造方法においても特別な工夫を必要とす
る。
される条件としては、放射電流の増加あるいは同じ放射
電流でもゲート・エミッタ間の閾電圧の低減、さらに高
速駆動、低消費電力化などがある。このような条件を満
たすために素子の構造や形状に特別な工夫をこらす必要
がある。同時にそのような素子を安定的に制御し易くす
るためには製造方法においても特別な工夫を必要とす
る。
【0005】特に、エミッタ電極の形状とゲート電極の
形状は、上記の要求項目に大きな影響を与える。電界放
射型素子において重要な要件の一つは、エミッタ電極先
端部の先鋭化である。すなわち、エミッタ電極の先端部
の頂角をできるだけ小さくすることにより先端の電界が
強くなる。同じ放射電流を得る場合にゲート・エミッタ
間の閾電圧値を下げることができ、同じゲート・エミッ
タ間電圧でより大きな放射電流を得ることができる。従
って、エミッタ電極の形状を制御でき、かつ容易に任意
の形状で先鋭化できる製造方法を採用することが重要な
技術的な課題である。
形状は、上記の要求項目に大きな影響を与える。電界放
射型素子において重要な要件の一つは、エミッタ電極先
端部の先鋭化である。すなわち、エミッタ電極の先端部
の頂角をできるだけ小さくすることにより先端の電界が
強くなる。同じ放射電流を得る場合にゲート・エミッタ
間の閾電圧値を下げることができ、同じゲート・エミッ
タ間電圧でより大きな放射電流を得ることができる。従
って、エミッタ電極の形状を制御でき、かつ容易に任意
の形状で先鋭化できる製造方法を採用することが重要な
技術的な課題である。
【0006】本発明の目的は、エミッタ電極の形状をよ
り先鋭化できる電界放射型素子の製造方法を提供するこ
とである。
り先鋭化できる電界放射型素子の製造方法を提供するこ
とである。
【0007】本発明の別の目的は、放射電流が増加でき
(ゲート・エミッタ間の閾電圧の低減化)、高速駆動が
可能で低消費電力化することができる電界放射型素子の
製造方法を提供することである。
(ゲート・エミッタ間の閾電圧の低減化)、高速駆動が
可能で低消費電力化することができる電界放射型素子の
製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、(a)基板上に導電材料のゲート膜を含む表面層を
形成する工程と、(b)該表面層の上に第1の犠牲膜を
形成する工程と、(c)フォトリソグラフィ処理により
該第1の犠牲膜上に所定パターンの開口部を有するレジ
ストパターンを形成する工程と、(d)前記レジストパ
ターンをマスクとしてエッチングすることにより前記第
1の犠牲膜に前記基板面に対して実質的に垂直な側壁を
有する凹部を形成する工程と、(e)前記凹部を有する
前記第1の犠牲膜と前記ゲート膜を覆うように第2の犠
牲膜を形成する工程と、(f)前記第2の犠牲膜を異方
的にエッチングして該第2の犠牲膜の一部からなるテー
パー形状のサイドスペーサを前記凹部の前記側壁上に残
す工程と、(g)前記テーパー形状のサイドスペーサと
前記第1の犠牲膜とをマスクとして前記ゲート膜と前記
基板とを異方的にエッチングして、前記ゲート膜に前記
基板に向かって徐々に内径が狭くなりかつ前記基板の途
中まで延長するテーパー形状の孔を形成する工程と、
(h)前記ゲート膜と基板とに形成した孔の表面上に第
3の犠牲膜を形成する工程と、(i)前記第3の犠牲膜
の上に導電材料のエミッタ膜を形成する工程と、(j)
前記基板と前記サイドスペーサと前記第1と第3の犠牲
膜の一部を含む不要部分を除去することにより前記エミ
ッタ膜と前記ゲート膜とを露出させる工程とを含む電界
放射型素子の製造方法が提供される。
ば、(a)基板上に導電材料のゲート膜を含む表面層を
形成する工程と、(b)該表面層の上に第1の犠牲膜を
形成する工程と、(c)フォトリソグラフィ処理により
該第1の犠牲膜上に所定パターンの開口部を有するレジ
ストパターンを形成する工程と、(d)前記レジストパ
ターンをマスクとしてエッチングすることにより前記第
1の犠牲膜に前記基板面に対して実質的に垂直な側壁を
有する凹部を形成する工程と、(e)前記凹部を有する
前記第1の犠牲膜と前記ゲート膜を覆うように第2の犠
牲膜を形成する工程と、(f)前記第2の犠牲膜を異方
的にエッチングして該第2の犠牲膜の一部からなるテー
パー形状のサイドスペーサを前記凹部の前記側壁上に残
す工程と、(g)前記テーパー形状のサイドスペーサと
前記第1の犠牲膜とをマスクとして前記ゲート膜と前記
基板とを異方的にエッチングして、前記ゲート膜に前記
基板に向かって徐々に内径が狭くなりかつ前記基板の途
中まで延長するテーパー形状の孔を形成する工程と、
(h)前記ゲート膜と基板とに形成した孔の表面上に第
3の犠牲膜を形成する工程と、(i)前記第3の犠牲膜
の上に導電材料のエミッタ膜を形成する工程と、(j)
前記基板と前記サイドスペーサと前記第1と第3の犠牲
膜の一部を含む不要部分を除去することにより前記エミ
ッタ膜と前記ゲート膜とを露出させる工程とを含む電界
放射型素子の製造方法が提供される。
【0009】テーパー形状のサイドスペーサと第1の犠
牲膜とをマスクとしてゲート膜と第1の犠牲膜と基板と
を異方的にエッチングすることにより、前記ゲート膜と
前記第1の犠牲膜に前記基板に向かって徐々に内径が狭
くなるテーパー形状の孔を制御性よく形成することがで
き、そのテーパー形状を鋳型として鋭い先端形状のエミ
ッタ電極が形成される。
牲膜とをマスクとしてゲート膜と第1の犠牲膜と基板と
を異方的にエッチングすることにより、前記ゲート膜と
前記第1の犠牲膜に前記基板に向かって徐々に内径が狭
くなるテーパー形状の孔を制御性よく形成することがで
き、そのテーパー形状を鋳型として鋭い先端形状のエミ
ッタ電極が形成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例による電界
放射型素子の製造方法を図面を参照して説明する。図1
(A)〜(C)、図2(D)〜(F)、図3(G)〜
(I)及び図4(J)〜(L)は、本発明の第1の実施
例による電界放射型素子の製造工程を示す図である。以
下、エミッタ(電界放出陰極)とゲートとを有する2電
極素子の製造工程を説明する。2電極素子は、電子を放
出するエミッタ電極と、電界を制御するゲート電極の2
電極を有する。
放射型素子の製造方法を図面を参照して説明する。図1
(A)〜(C)、図2(D)〜(F)、図3(G)〜
(I)及び図4(J)〜(L)は、本発明の第1の実施
例による電界放射型素子の製造工程を示す図である。以
下、エミッタ(電界放出陰極)とゲートとを有する2電
極素子の製造工程を説明する。2電極素子は、電子を放
出するエミッタ電極と、電界を制御するゲート電極の2
電極を有する。
【0011】図1(A)において、例えばガラス、石英
などの単層基板、あるいはSi層上にシリコン酸化膜を
積層してなる基板10上に第1の導電材によるゲート電
極膜11を形成する。このゲート電極膜11は、P(リ
ン)またはB(ボロン)をドープしたSi材を約0.1
5μmの厚みで成膜して形成する。
などの単層基板、あるいはSi層上にシリコン酸化膜を
積層してなる基板10上に第1の導電材によるゲート電
極膜11を形成する。このゲート電極膜11は、P(リ
ン)またはB(ボロン)をドープしたSi材を約0.1
5μmの厚みで成膜して形成する。
【0012】上記のSi材によるゲート電極膜11の成
膜条件は、例えば、減圧CVD法を用いHeで希釈した
SiH4 ガスを原料ガスとし、基板温度を625℃、反
応室内圧力を30Paとする。そして膜の抵抗値を下げ
る目的で、PあるいはB等を拡散あるいはイオン注入す
る。
膜条件は、例えば、減圧CVD法を用いHeで希釈した
SiH4 ガスを原料ガスとし、基板温度を625℃、反
応室内圧力を30Paとする。そして膜の抵抗値を下げ
る目的で、PあるいはB等を拡散あるいはイオン注入す
る。
【0013】さらに、常圧CVD法により、Si酸化膜
からなる第1の犠牲膜(絶縁膜)12を基板全面に0.
20μmの厚みで堆積する。成膜の条件は、例えば、O
3 とTEOSを原料ガスとし、基板温度を400℃にす
る。なお、第1の犠牲膜12は、導電膜であってもよ
い。また、第1の犠牲膜12をTi、Taあるいはジル
コニュウム等のゲッター材でも構成できる。ゲッター材
は、ガスを吸着し、フラットパネルディスプレイ(図1
4)内の真空度を向上させることができる。
からなる第1の犠牲膜(絶縁膜)12を基板全面に0.
20μmの厚みで堆積する。成膜の条件は、例えば、O
3 とTEOSを原料ガスとし、基板温度を400℃にす
る。なお、第1の犠牲膜12は、導電膜であってもよ
い。また、第1の犠牲膜12をTi、Taあるいはジル
コニュウム等のゲッター材でも構成できる。ゲッター材
は、ガスを吸着し、フラットパネルディスプレイ(図1
4)内の真空度を向上させることができる。
【0014】さらに、第1の犠牲膜12上にレジスト材
料を塗布して、フォトリソグラフィにより直径が約0.
45μmの開口を有するレジストパターン71を形成す
る。
料を塗布して、フォトリソグラフィにより直径が約0.
45μmの開口を有するレジストパターン71を形成す
る。
【0015】次に、レジストパターン71をマスクとし
て、第1の犠牲膜12を異方性エッチングして、図1
(B)に示すように、ゲート電極膜11に達する垂直あ
るいはほぼ垂直な側壁を有する凹部13を有する第1の
犠牲膜12aを形成する。このエッチングは、例えば、
マグネトロンRIE(反応性イオンエッチング)装置を
用い、エッチングガスとしてCHF3 +CO2 +Arを
用い、反応室内圧力を50mTorrにして行う。エッ
チング時のレジスト軟化を防止するため、基板冷却用H
eを基板10の裏面に供給するのが望ましい。エッチン
グ後に、残ったレジストを除去する。
て、第1の犠牲膜12を異方性エッチングして、図1
(B)に示すように、ゲート電極膜11に達する垂直あ
るいはほぼ垂直な側壁を有する凹部13を有する第1の
犠牲膜12aを形成する。このエッチングは、例えば、
マグネトロンRIE(反応性イオンエッチング)装置を
用い、エッチングガスとしてCHF3 +CO2 +Arを
用い、反応室内圧力を50mTorrにして行う。エッ
チング時のレジスト軟化を防止するため、基板冷却用H
eを基板10の裏面に供給するのが望ましい。エッチン
グ後に、残ったレジストを除去する。
【0016】次に、図1(C)に示すように、常圧CV
D法により、Si酸化膜からなる第2の犠牲膜(絶縁
膜)14を等方的に基板全面に0.2μmの厚みで堆積
する。なお、第2の犠牲膜14は、導電膜であってもよ
い。
D法により、Si酸化膜からなる第2の犠牲膜(絶縁
膜)14を等方的に基板全面に0.2μmの厚みで堆積
する。なお、第2の犠牲膜14は、導電膜であってもよ
い。
【0017】次に、図2(D)に示すように、第2の犠
牲膜14を異方的に全面エッチング(エッチバック)し
て、凹部13bの側壁上にのみ第2の犠牲膜14の一部
からなるサイドスペーサ14aを残す。このエッチバッ
クは、エッチングガスとしてCHF3 +CO2 +Arを
用い、反応室内圧力を50mTorrにして行う。
牲膜14を異方的に全面エッチング(エッチバック)し
て、凹部13bの側壁上にのみ第2の犠牲膜14の一部
からなるサイドスペーサ14aを残す。このエッチバッ
クは、エッチングガスとしてCHF3 +CO2 +Arを
用い、反応室内圧力を50mTorrにして行う。
【0018】次に、サイドスペーサ14a及び第1の犠
牲膜12aをマスクとして、第1の導電材からなるゲー
ト電極膜11をエッチングして、図2(E)に示すよう
に、なだらかなテーパ状側壁を持つ凹部13c(ゲート
ホール)を形成する。このエッチングの際にはオーバエ
ッチングして基板10を表面から約0.1μmの深さだ
け彫り込むのが望ましい。この深さは後で形成するエミ
ッタ電極の長さに係わる。ゲート電極膜11aにおける
凹部13cの直径は、底部が約0.1μm、上部が約
0.2μm、深さが0.15μm程度とする。このエッ
チングは、例えば、マグネトロンRIE装置を用い、エ
ッチングガスとしてCO2 +CHF3 +Arを用い、反
応室内圧力を50mTorrにして行う。なお、ガスの
流量はCO 2 が32sccm、CHF3 が8sccm、
Arが30sccmとする。
牲膜12aをマスクとして、第1の導電材からなるゲー
ト電極膜11をエッチングして、図2(E)に示すよう
に、なだらかなテーパ状側壁を持つ凹部13c(ゲート
ホール)を形成する。このエッチングの際にはオーバエ
ッチングして基板10を表面から約0.1μmの深さだ
け彫り込むのが望ましい。この深さは後で形成するエミ
ッタ電極の長さに係わる。ゲート電極膜11aにおける
凹部13cの直径は、底部が約0.1μm、上部が約
0.2μm、深さが0.15μm程度とする。このエッ
チングは、例えば、マグネトロンRIE装置を用い、エ
ッチングガスとしてCO2 +CHF3 +Arを用い、反
応室内圧力を50mTorrにして行う。なお、ガスの
流量はCO 2 が32sccm、CHF3 が8sccm、
Arが30sccmとする。
【0019】なお、上記の説明では図2(D)と図2
(E)の二つのエッチング工程は個別に行っているが、
両エッチング工程を同一エッチャーで連続的に行うこと
ができる。その場合には、エッチング条件は図2(E)
の処理条件と同様のものにすることができる。
(E)の二つのエッチング工程は個別に行っているが、
両エッチング工程を同一エッチャーで連続的に行うこと
ができる。その場合には、エッチング条件は図2(E)
の処理条件と同様のものにすることができる。
【0020】次に、図2(F)に示すように、常圧CV
D法により、Si酸化膜からなる第3の犠牲膜(絶縁
膜)15を基板全面に0.05μmの厚みで堆積する。
D法により、Si酸化膜からなる第3の犠牲膜(絶縁
膜)15を基板全面に0.05μmの厚みで堆積する。
【0021】次に、図3(G)に示すように、第3の犠
牲膜15の上に、第2の導電材例えばTiNx からなる
第1のエミッタ電極膜16を0.05μmの厚みで反応
性スパッタ法で堆積する。反応性スパッタは、DCスパ
ッタ装置を用いて、ターゲットとしてTiを用い、N2
+Arガスを導入しながら行う。すなわち、第1のエミ
ッタ電極膜16は、第3の犠牲膜15の表面形状を引き
継ぎながら(コンフォーマルに)堆積される。
牲膜15の上に、第2の導電材例えばTiNx からなる
第1のエミッタ電極膜16を0.05μmの厚みで反応
性スパッタ法で堆積する。反応性スパッタは、DCスパ
ッタ装置を用いて、ターゲットとしてTiを用い、N2
+Arガスを導入しながら行う。すなわち、第1のエミ
ッタ電極膜16は、第3の犠牲膜15の表面形状を引き
継ぎながら(コンフォーマルに)堆積される。
【0022】次に、図3(H)に示すように、第3の導
電材によるブランケット膜としての第2のエミッタ電極
膜17を0.2μmの厚みで堆積する。第3の導電材は
例えばW膜であり、WF6 +H2 +N2 +Arガスを用
い、80Torrの圧力で450°CにてCVDで堆積
する。
電材によるブランケット膜としての第2のエミッタ電極
膜17を0.2μmの厚みで堆積する。第3の導電材は
例えばW膜であり、WF6 +H2 +N2 +Arガスを用
い、80Torrの圧力で450°CにてCVDで堆積
する。
【0023】次に、第2エミッタ電極膜17を0.2μ
mの厚み分エッチバックして、図3(I)で示すよう
に、凹部内にブランケット膜17aのみを残す。エッチ
バックは、RIE装置を用い、エッチングガスとしてS
F6 +Ar+Heを用い、反応室内圧力を280mTo
rrにして行う。
mの厚み分エッチバックして、図3(I)で示すよう
に、凹部内にブランケット膜17aのみを残す。エッチ
バックは、RIE装置を用い、エッチングガスとしてS
F6 +Ar+Heを用い、反応室内圧力を280mTo
rrにして行う。
【0024】電界放出陰極(エミッタ)からの放出電流
を充分安定化させるためには、エミッタと直列に抵抗層
を接続すると良いことが知られている。図4(J)で示
すように、材料としてSiからなる抵抗層18をスパッ
タ法により第2のエミッタ電極膜16とブランケット膜
17aとの上に厚さ約0.2μm堆積する。
を充分安定化させるためには、エミッタと直列に抵抗層
を接続すると良いことが知られている。図4(J)で示
すように、材料としてSiからなる抵抗層18をスパッ
タ法により第2のエミッタ電極膜16とブランケット膜
17aとの上に厚さ約0.2μm堆積する。
【0025】このSi膜のスパッタは、DCスパッタ装
置を用いて、ターゲットとしてSiを用い、Arガスを
導入しながら行う。なお、Arガスの代わりにN2 +A
rや、O2 +Arあるいは、N2 +O2 +Arガスを用
いた反応性スパッタを行うことにより抵抗層18の抵抗
値を上げたSiNx 、SiOx 、SiOx Ny 等の層と
することもできる。又、スパッタ以外に蒸着法やプラズ
マCVDを用いて抵抗層を形成することもできる。
置を用いて、ターゲットとしてSiを用い、Arガスを
導入しながら行う。なお、Arガスの代わりにN2 +A
rや、O2 +Arあるいは、N2 +O2 +Arガスを用
いた反応性スパッタを行うことにより抵抗層18の抵抗
値を上げたSiNx 、SiOx 、SiOx Ny 等の層と
することもできる。又、スパッタ以外に蒸着法やプラズ
マCVDを用いて抵抗層を形成することもできる。
【0026】次に、図4(K)で示すように、抵抗層1
8の上に、第4の導電材として例えばAlをスパッタ法
にて0.5μmの厚みで堆積してエミッタ配線層19を
形成する。このスパッタは例えばDCスパッタ装置を用
い、Alをターゲットとし、Arガスを導入して行う。
Alの代わりに、AlSix Cuy 、AlSix 、Al
Cux などのAl合金や、W、Mo、Ta、Ptあるい
はNiなどの高融点金属あるいは高融点金属シリサイド
を用いてもよい。
8の上に、第4の導電材として例えばAlをスパッタ法
にて0.5μmの厚みで堆積してエミッタ配線層19を
形成する。このスパッタは例えばDCスパッタ装置を用
い、Alをターゲットとし、Arガスを導入して行う。
Alの代わりに、AlSix Cuy 、AlSix 、Al
Cux などのAl合金や、W、Mo、Ta、Ptあるい
はNiなどの高融点金属あるいは高融点金属シリサイド
を用いてもよい。
【0027】最後に、図4(L)で示すように、エッチ
ングにより基板10aを除去する。さらに、他のエッチ
ングにより第1の犠牲膜12bと第3の犠牲膜15の一
部を除去してゲート電極11aと、第1のエミッタ電極
16とを露出させて2電極素子を得る。Si基板10a
等のSiのエッチングには、HF+HNO3 +CH3C
OOHを用い、シリコン酸化膜のエッチングには、HF
+NH4 Fを用いる。
ングにより基板10aを除去する。さらに、他のエッチ
ングにより第1の犠牲膜12bと第3の犠牲膜15の一
部を除去してゲート電極11aと、第1のエミッタ電極
16とを露出させて2電極素子を得る。Si基板10a
等のSiのエッチングには、HF+HNO3 +CH3C
OOHを用い、シリコン酸化膜のエッチングには、HF
+NH4 Fを用いる。
【0028】上記の第1の実施例によれば、ゲートホー
ル11bを非常に小さく形成できて、ゲート−エミッタ
間の低閾電圧化と低消費電力化が実現できる。また、ゲ
ート電極11aの側壁をテーパ状に形成して、エミッタ
電極16との距離を接近させることができ、エミッタ電
極先端の電界強度を増大し、低しきい値電圧の電界放射
型素子を得ることができる。
ル11bを非常に小さく形成できて、ゲート−エミッタ
間の低閾電圧化と低消費電力化が実現できる。また、ゲ
ート電極11aの側壁をテーパ状に形成して、エミッタ
電極16との距離を接近させることができ、エミッタ電
極先端の電界強度を増大し、低しきい値電圧の電界放射
型素子を得ることができる。
【0029】また、本実施例によれば、図2(E)のエ
ッチング工程において、凹部13cの側壁に滑らかな傾
斜を与え、且つ凹部容積を小さくしているので、比較的
薄い絶縁膜15で所望のエミッタ成形型を得ることがで
きる。また、このエッチング工程では、ゲート電極11
aのテーパ形状を任意の角度で制御できるので、ゲート
ホール径を小さくしたり、ゲート電極を厚く形成しても
ゲート−エミッタ間でショートしたりリークしたりする
可能性が非常に少ない。ゲート電極を厚く形成すること
によりゲート電極の抵抗は小さくなり、高速駆動が可能
となる。
ッチング工程において、凹部13cの側壁に滑らかな傾
斜を与え、且つ凹部容積を小さくしているので、比較的
薄い絶縁膜15で所望のエミッタ成形型を得ることがで
きる。また、このエッチング工程では、ゲート電極11
aのテーパ形状を任意の角度で制御できるので、ゲート
ホール径を小さくしたり、ゲート電極を厚く形成しても
ゲート−エミッタ間でショートしたりリークしたりする
可能性が非常に少ない。ゲート電極を厚く形成すること
によりゲート電極の抵抗は小さくなり、高速駆動が可能
となる。
【0030】第1のエミッタ電極膜16の高さ位置は図
2(E)に示したオーバエッチングによる基板10のエ
ッチング深さと図2(F)で示した工程の第3の犠牲膜
15の膜厚により決まる。また、第1のエミッタ電極膜
16とゲート電極11aの間隔は第3の犠牲膜15の膜
厚により決まる。さらに第1のエミッタ電極膜16の形
状とゲート電極11aのゲートホール13cのテーパ形
状は図2(D)で示したサイドスペーサの形成工程と図
2(E)で示したエッチング条件、すなわち、エッチン
グの上下左右方向の速度比(選択比)やエッチング時間
等で決まる。これらのパラメータを適宜調整すればエミ
ッタ電極の高さ位置や形状あるいはゲート−エミッタ間
隔等が再現性よく制御できる。
2(E)に示したオーバエッチングによる基板10のエ
ッチング深さと図2(F)で示した工程の第3の犠牲膜
15の膜厚により決まる。また、第1のエミッタ電極膜
16とゲート電極11aの間隔は第3の犠牲膜15の膜
厚により決まる。さらに第1のエミッタ電極膜16の形
状とゲート電極11aのゲートホール13cのテーパ形
状は図2(D)で示したサイドスペーサの形成工程と図
2(E)で示したエッチング条件、すなわち、エッチン
グの上下左右方向の速度比(選択比)やエッチング時間
等で決まる。これらのパラメータを適宜調整すればエミ
ッタ電極の高さ位置や形状あるいはゲート−エミッタ間
隔等が再現性よく制御できる。
【0031】図5(A)〜(C)、及び図6(D)〜
(F)は、本発明の第2の実施例による電界放射型素子
の製造工程を示す。本実施例もエミッタとゲートとを有
する2電極素子である。
(F)は、本発明の第2の実施例による電界放射型素子
の製造工程を示す。本実施例もエミッタとゲートとを有
する2電極素子である。
【0032】図5(A)において、例えばガラス、石英
などの単層基板、あるいはSi基板上にシリコン酸化膜
を積層してなる基板20上に第1の導電材によるゲート
電極膜21を形成する。このゲート電極膜21は、スパ
ッタ法によりWSix 膜を約0.15μmの厚みで成膜
して形成する。
などの単層基板、あるいはSi基板上にシリコン酸化膜
を積層してなる基板20上に第1の導電材によるゲート
電極膜21を形成する。このゲート電極膜21は、スパ
ッタ法によりWSix 膜を約0.15μmの厚みで成膜
して形成する。
【0033】上記のゲート電極膜21の成膜条件は、例
えば、ターゲットとしてWSi2.7(組成比がW:Si
=1:2.7)を用い、Arガス雰囲気中で、圧力8m
Torr、高周波電力1kW、基板温度を200℃とす
る。
えば、ターゲットとしてWSi2.7(組成比がW:Si
=1:2.7)を用い、Arガス雰囲気中で、圧力8m
Torr、高周波電力1kW、基板温度を200℃とす
る。
【0034】さらに、後で説明する凹部(ゲートホー
ル)形成時のフォトリソグラフィ工程におけるi線によ
る露光時の反射の寸法精度への影響を極小にするため
に、SiNx からなる第1の犠牲膜(絶縁膜)22をゲ
ート電極膜21全面に0.04μmの厚みで堆積する。
SiNx の代わりに、SiOx Ny ,TiNx ,TiO
xNy ,TiOx を用いることもできる。
ル)形成時のフォトリソグラフィ工程におけるi線によ
る露光時の反射の寸法精度への影響を極小にするため
に、SiNx からなる第1の犠牲膜(絶縁膜)22をゲ
ート電極膜21全面に0.04μmの厚みで堆積する。
SiNx の代わりに、SiOx Ny ,TiNx ,TiO
xNy ,TiOx を用いることもできる。
【0035】また、反射率は極小にはならないが、ゲー
ト電極の絶縁耐圧を向上させるために、SiNx あるい
はSiOx Ny 等の絶縁膜を例えば0.1μmの厚みで
比較的厚く成膜してもよい。
ト電極の絶縁耐圧を向上させるために、SiNx あるい
はSiOx Ny 等の絶縁膜を例えば0.1μmの厚みで
比較的厚く成膜してもよい。
【0036】その他、第1の犠牲膜22は、CrOx 、
MoSix Oy Nz のいずれかを含む導電膜であっても
よい。またさらに、第1の犠牲膜22がTi、Ta、あ
るいはジルコニュウムのいずれかを含むゲッター材であ
ってもよい。
MoSix Oy Nz のいずれかを含む導電膜であっても
よい。またさらに、第1の犠牲膜22がTi、Ta、あ
るいはジルコニュウムのいずれかを含むゲッター材であ
ってもよい。
【0037】次に、第1の犠牲膜(反射防止膜)22上
に、シリコン酸化膜からなる第2の犠牲膜(絶縁膜)2
3を常圧CVD法により0.25μmの厚みで成膜す
る。そして、第2の犠牲膜23上にレジスト材料を塗布
して、フォトリソグラフィにより直径が約0.45μm
の開口24を有するレジストパターン(図示せず。)を
形成する。
に、シリコン酸化膜からなる第2の犠牲膜(絶縁膜)2
3を常圧CVD法により0.25μmの厚みで成膜す
る。そして、第2の犠牲膜23上にレジスト材料を塗布
して、フォトリソグラフィにより直径が約0.45μm
の開口24を有するレジストパターン(図示せず。)を
形成する。
【0038】次に、図5(A)に示すように、レジスト
パターンをマスクとして、第2の犠牲膜23を異方性エ
ッチングして、第1の犠牲膜22に達する垂直あるいは
ほぼ垂直な側壁を持つ凹部24を有する第2の犠牲膜2
3aを形成する。
パターンをマスクとして、第2の犠牲膜23を異方性エ
ッチングして、第1の犠牲膜22に達する垂直あるいは
ほぼ垂直な側壁を持つ凹部24を有する第2の犠牲膜2
3aを形成する。
【0039】次に、図5(B)に示すように、常圧CV
D法により、Si酸化膜からなる第3の犠牲膜(絶縁
膜)25を基板全面に等方的に0.15μmの厚みで堆
積する。
D法により、Si酸化膜からなる第3の犠牲膜(絶縁
膜)25を基板全面に等方的に0.15μmの厚みで堆
積する。
【0040】次に、第3の犠牲膜25を異方的に全面エ
ッチング(エッチバック)して、図5(C)に示すよう
に、凹部24の側壁上にのみ第3の犠牲膜25の一部か
らなるサイドスペーサ25aを残す。このエッチバック
の条件は第1の実施例の図2(D)の工程と同様であ
る。サイドスペーサ25aにより内径が徐々に減少する
凹部24aが画定される。
ッチング(エッチバック)して、図5(C)に示すよう
に、凹部24の側壁上にのみ第3の犠牲膜25の一部か
らなるサイドスペーサ25aを残す。このエッチバック
の条件は第1の実施例の図2(D)の工程と同様であ
る。サイドスペーサ25aにより内径が徐々に減少する
凹部24aが画定される。
【0041】次に、サイドスペーサ25a及び第2の犠
牲膜23aをマスクとして、第1の犠牲膜(反射防止
膜)22及び第1の導電材からなるゲート電極膜21を
エッチングして、図6(D)に示すように、なだらかな
テーパ状側壁を持つ凹部24b(ゲートホール)を形成
する。このエッチングの際にはオーバエッチングして基
板20を表面から約0.1μmの深さだけ彫り込むのが
望ましい。この深さは後で形成するエミッタ電極の長さ
に係わる。ゲート電極膜21aにおける凹部24bの直
径は、底部が約0.1μm、上部が約0.2μm、深さ
が0.15μm程度とする。このエッチング条件は第1
の実施例の図2(E)の工程と同様である。
牲膜23aをマスクとして、第1の犠牲膜(反射防止
膜)22及び第1の導電材からなるゲート電極膜21を
エッチングして、図6(D)に示すように、なだらかな
テーパ状側壁を持つ凹部24b(ゲートホール)を形成
する。このエッチングの際にはオーバエッチングして基
板20を表面から約0.1μmの深さだけ彫り込むのが
望ましい。この深さは後で形成するエミッタ電極の長さ
に係わる。ゲート電極膜21aにおける凹部24bの直
径は、底部が約0.1μm、上部が約0.2μm、深さ
が0.15μm程度とする。このエッチング条件は第1
の実施例の図2(E)の工程と同様である。
【0042】次に、図6(E)に示すように、第1の実
施例の図2(F)から図3(G)までの工程と同様な工
程により、常圧CVD法により、Si酸化膜からなる第
4の犠牲膜(絶縁膜)26を基板全面に0.05μmの
厚みで堆積し、さらに、第4の犠牲膜26の上に、第2
の導電材例えばTiNx からなる第1のエミッタ電極膜
27を0.05μmの厚みで反応性スパッタ法で堆積す
る。
施例の図2(F)から図3(G)までの工程と同様な工
程により、常圧CVD法により、Si酸化膜からなる第
4の犠牲膜(絶縁膜)26を基板全面に0.05μmの
厚みで堆積し、さらに、第4の犠牲膜26の上に、第2
の導電材例えばTiNx からなる第1のエミッタ電極膜
27を0.05μmの厚みで反応性スパッタ法で堆積す
る。
【0043】次に、図6(F)に示すように、第1の実
施例の図3(H)から図4(K)に示す工程と同様な処
理をして、ブランケット膜28aと、抵抗層29aと、
エミッタ配線層29bとを順次積層し、最後に、図4
(L)で示す工程と同様に、エッチングにより基板20
を除去し、さらに、エッチングによりサイドスペーサ2
5b、第2の犠牲膜23b、第4の犠牲膜26の一部を
除去してゲート電極21aと、第1のエミッタ電極膜2
7とを露出させて2電極素子を得る。
施例の図3(H)から図4(K)に示す工程と同様な処
理をして、ブランケット膜28aと、抵抗層29aと、
エミッタ配線層29bとを順次積層し、最後に、図4
(L)で示す工程と同様に、エッチングにより基板20
を除去し、さらに、エッチングによりサイドスペーサ2
5b、第2の犠牲膜23b、第4の犠牲膜26の一部を
除去してゲート電極21aと、第1のエミッタ電極膜2
7とを露出させて2電極素子を得る。
【0044】上記の第2の実施例によればゲート電極膜
21の上に反射防止膜22を形成したことにより、凹部
(ゲートホール)24形成時のフォトリソグラフィ工程
における露光時の反射による凹部寸法精度への影響を極
小にすることができる。すなわち、寸法精度を向上させ
ることができる。
21の上に反射防止膜22を形成したことにより、凹部
(ゲートホール)24形成時のフォトリソグラフィ工程
における露光時の反射による凹部寸法精度への影響を極
小にすることができる。すなわち、寸法精度を向上させ
ることができる。
【0045】図7(A)、(B)、(C)は、上記の第
1の実施例の変形であり、エミッタ電極を支持基板で補
強する方法を示す。第2の実施例にも適用可能である。
1の実施例の変形であり、エミッタ電極を支持基板で補
強する方法を示す。第2の実施例にも適用可能である。
【0046】図7(A)に示す方法においては、上記第
1の実施例の図1(A)〜図3(G)までの工程を行っ
て得た素子のエミッタ電極膜16からなるエミッタ電極
16aの表面の凹部を、例えばSOG膜からなる平坦化
層60で埋める。その後、平坦化層60を化学機械研磨
(CMP)法で研磨して表面を平坦化する。続いて、平
坦化層60の上に支持基板61を静電接着あるいは接着
材により接着する。
1の実施例の図1(A)〜図3(G)までの工程を行っ
て得た素子のエミッタ電極膜16からなるエミッタ電極
16aの表面の凹部を、例えばSOG膜からなる平坦化
層60で埋める。その後、平坦化層60を化学機械研磨
(CMP)法で研磨して表面を平坦化する。続いて、平
坦化層60の上に支持基板61を静電接着あるいは接着
材により接着する。
【0047】そして、図4(L)のエッチング工程と同
様な方法により、基板10等の不要部分をエッチングに
より除去し、図7(A)に示すように、ゲート電極11
aおよびエミッタ電極16aを露出させて2電極素子を
完成させる。
様な方法により、基板10等の不要部分をエッチングに
より除去し、図7(A)に示すように、ゲート電極11
aおよびエミッタ電極16aを露出させて2電極素子を
完成させる。
【0048】図7(B)の別の変形例においても、上記
第1の実施例の図1(A)〜図3(G)までの工程を行
って得た素子の上に低融点ガラス等の接着材62を用い
て支持基板61を接着する。
第1の実施例の図1(A)〜図3(G)までの工程を行
って得た素子の上に低融点ガラス等の接着材62を用い
て支持基板61を接着する。
【0049】そして、図4(L)のエッチング工程と同
様な方法により、基板10等の不要部分をエッチングに
より除去し、図7(B)に示すように、ゲート電極11
aおよびエミッタ電極16を露出させて2電極素子を完
成させる。
様な方法により、基板10等の不要部分をエッチングに
より除去し、図7(B)に示すように、ゲート電極11
aおよびエミッタ電極16を露出させて2電極素子を完
成させる。
【0050】図7(C)に示す方法においては、上記第
1の実施例の図1(A)〜図3(G)までの工程を行っ
て得た素子のエミッタ電極16aの表面の凹部を、例え
ばSOG膜からなる平坦化層60で埋める。その後、平
坦化層60をCMP法で研磨して表面を平坦化する。続
いて、平坦化層60の上に低融点ガラス等の接着材62
を用いて支持基板61を接着する。
1の実施例の図1(A)〜図3(G)までの工程を行っ
て得た素子のエミッタ電極16aの表面の凹部を、例え
ばSOG膜からなる平坦化層60で埋める。その後、平
坦化層60をCMP法で研磨して表面を平坦化する。続
いて、平坦化層60の上に低融点ガラス等の接着材62
を用いて支持基板61を接着する。
【0051】そして、図4(L)のエッチング工程と同
様な方法により、基板10等の不要部分をエッチングに
より除去し、図7(C)に示すように、ゲート電極11
aおよびエミッタ電極16aを露出させて2電極素子を
完成させる。
様な方法により、基板10等の不要部分をエッチングに
より除去し、図7(C)に示すように、ゲート電極11
aおよびエミッタ電極16aを露出させて2電極素子を
完成させる。
【0052】図8は、上記の第1の実施例のさらに別の
変形であり、エミッタ電極を支持基板で補強する方法を
示す。第2の実施例にも適用可能である。図8に示す方
法においては、上記第1の実施例の第1の犠牲膜12と
第2の犠牲膜14としてSiO2 でなくBPSGを用い
ている。それ以外は、第1の実施例の図1(A)〜図4
(L)の工程とまったく同様にして素子を作成する。
変形であり、エミッタ電極を支持基板で補強する方法を
示す。第2の実施例にも適用可能である。図8に示す方
法においては、上記第1の実施例の第1の犠牲膜12と
第2の犠牲膜14としてSiO2 でなくBPSGを用い
ている。それ以外は、第1の実施例の図1(A)〜図4
(L)の工程とまったく同様にして素子を作成する。
【0053】すなわち、上記第1の実施例の図1(A)
〜図3(G)までの工程を行って得た素子のエミッタ電
極16aの表面の凹部を、例えばSOG膜からなる平坦
化層60で埋める。その後、平坦化層60をCMP法で
研磨して表面を平坦化する。続いて、平坦化層60の上
に低融点ガラス等の接着材62を用いて支持基板61を
接着する。
〜図3(G)までの工程を行って得た素子のエミッタ電
極16aの表面の凹部を、例えばSOG膜からなる平坦
化層60で埋める。その後、平坦化層60をCMP法で
研磨して表面を平坦化する。続いて、平坦化層60の上
に低融点ガラス等の接着材62を用いて支持基板61を
接着する。
【0054】BPSGのエッチングレートは、O3 とT
EOSを使用したCVD法によるSiO2 膜に比べて約
1/4である。図4(L)で示すエッチングによる不要
部の除去工程では、BPSGの第1の犠牲膜12bと第
2の犠牲膜14bとは除去されずに残る部分が増加する
ため、エミッタ電極16aとゲート電極11aとのショ
ート不良が発生しにくい。
EOSを使用したCVD法によるSiO2 膜に比べて約
1/4である。図4(L)で示すエッチングによる不要
部の除去工程では、BPSGの第1の犠牲膜12bと第
2の犠牲膜14bとは除去されずに残る部分が増加する
ため、エミッタ電極16aとゲート電極11aとのショ
ート不良が発生しにくい。
【0055】次に、図9(A)〜(C)、図10(D)
〜(F)及び図11(G)、(H)を参照し、本発明の
第3の実施例による電界放射型素子(3電極素子)の製
造工程を説明する。第3の実施例の3電極素子は、エミ
ッタ電極とゲート電極とアノード電極の3電極を有す
る。
〜(F)及び図11(G)、(H)を参照し、本発明の
第3の実施例による電界放射型素子(3電極素子)の製
造工程を説明する。第3の実施例の3電極素子は、エミ
ッタ電極とゲート電極とアノード電極の3電極を有す
る。
【0056】図9(A)において、基板30は、ガラ
ス、石英などの単層基板30a、あるいはSi基板上に
シリコン酸化膜を積層してなる出発基板30a上に、例
えばSiなどの第1の導電材からなるアノード電極膜3
0bを減圧CVD法により0.1μmの厚みで堆積し、
さらにその上にシリコン酸化膜からなる第1の犠牲膜
(絶縁膜)30cを常圧CVD法により0.1μmの厚
みで成膜して形成する。
ス、石英などの単層基板30a、あるいはSi基板上に
シリコン酸化膜を積層してなる出発基板30a上に、例
えばSiなどの第1の導電材からなるアノード電極膜3
0bを減圧CVD法により0.1μmの厚みで堆積し、
さらにその上にシリコン酸化膜からなる第1の犠牲膜
(絶縁膜)30cを常圧CVD法により0.1μmの厚
みで成膜して形成する。
【0057】こうして得た基板30の第1の犠牲膜30
cの上に第2の導電材によるゲート電極膜31を減圧C
VD法により約0.15μmの厚みで成膜して形成す
る。さらに、ゲート電極膜31上に第2の犠牲膜として
シリコン酸化膜32を常圧CVD法により0.20μm
の厚みで成膜する。
cの上に第2の導電材によるゲート電極膜31を減圧C
VD法により約0.15μmの厚みで成膜して形成す
る。さらに、ゲート電極膜31上に第2の犠牲膜として
シリコン酸化膜32を常圧CVD法により0.20μm
の厚みで成膜する。
【0058】さらに、第2の犠牲膜32上にレジスト材
料を塗布して、フォトリソグラフィにより直径が約0.
45μmの開口(33)を有するレジストパターンを形
成し、レジストパターンをマスクとして第2の犠牲膜3
2を異方性エッチングして、図9(A)に示すように、
ゲート電極膜31に達する垂直あるいはほぼ垂直な側壁
を有する凹部33を形成する。
料を塗布して、フォトリソグラフィにより直径が約0.
45μmの開口(33)を有するレジストパターンを形
成し、レジストパターンをマスクとして第2の犠牲膜3
2を異方性エッチングして、図9(A)に示すように、
ゲート電極膜31に達する垂直あるいはほぼ垂直な側壁
を有する凹部33を形成する。
【0059】次に、図9(B)に示すように、常圧CV
D法により、Si酸化膜からなる第3の犠牲膜(絶縁
膜)34を基板全面に等方的に0.15μmの厚みで堆
積する。
D法により、Si酸化膜からなる第3の犠牲膜(絶縁
膜)34を基板全面に等方的に0.15μmの厚みで堆
積する。
【0060】さらに、第3の犠牲膜34を異方的に全面
エッチング(エッチバック)して、図9(C)に示すよ
うに、第2の犠牲膜32aの側壁上にのみ第3の犠牲膜
34の一部からなるサイドスペーサ34aを残す。この
場合、第3の犠牲膜34aをPSG、BPSGあるいは
BSG等の低融点材料として、第2及び第3の犠牲膜3
2a及び34aをランプ加熱などによってリフローし
て、凹部33aのテーパ角を小さくすることもできる。
エッチング(エッチバック)して、図9(C)に示すよ
うに、第2の犠牲膜32aの側壁上にのみ第3の犠牲膜
34の一部からなるサイドスペーサ34aを残す。この
場合、第3の犠牲膜34aをPSG、BPSGあるいは
BSG等の低融点材料として、第2及び第3の犠牲膜3
2a及び34aをランプ加熱などによってリフローし
て、凹部33aのテーパ角を小さくすることもできる。
【0061】次に、サイドスペーサ34a及び第2の犠
牲膜32aをマスクとして、第1の導電材からなるゲー
ト電極膜31をエッチングして、図10(D)に示すよ
うに、なだらかなテーパ状側壁を持つ凹部33b(ゲー
トホール)を形成する。このエッチングの際にはオーバ
エッチングして基板30の第1の犠牲膜30cを表面か
ら約0.1μmの深さだけ彫り込むのが望ましい。
牲膜32aをマスクとして、第1の導電材からなるゲー
ト電極膜31をエッチングして、図10(D)に示すよ
うに、なだらかなテーパ状側壁を持つ凹部33b(ゲー
トホール)を形成する。このエッチングの際にはオーバ
エッチングして基板30の第1の犠牲膜30cを表面か
ら約0.1μmの深さだけ彫り込むのが望ましい。
【0062】ゲート電極膜31aにおける凹部33bの
直径は、底部が約0.1μm、上部が約0.2μm、深
さが0.15μm程度とする。
直径は、底部が約0.1μm、上部が約0.2μm、深
さが0.15μm程度とする。
【0063】次に、図10(E)に示すように、図2
(F)と同様な工程により常圧CVD法により、Si酸
化膜からなる第4の犠牲膜(絶縁膜)35を基板全面に
等方的に0.05μmの厚みで堆積する。
(F)と同様な工程により常圧CVD法により、Si酸
化膜からなる第4の犠牲膜(絶縁膜)35を基板全面に
等方的に0.05μmの厚みで堆積する。
【0064】次に、図10(F)に示すように、図3
(G)と同様な工程により第4の犠牲膜35の上に、第
3の導電材例えばTiNx からなるエミッタ電極膜36
を0.05μmの厚みで反応性スパッタ法で堆積する。
(G)と同様な工程により第4の犠牲膜35の上に、第
3の導電材例えばTiNx からなるエミッタ電極膜36
を0.05μmの厚みで反応性スパッタ法で堆積する。
【0065】次に、エミッタ電極膜36の上にフォトリ
ソグラフィ技術を用いて、所定の開口部を有するレジス
トマスク(図示せず。)を形成する。その開口部を通じ
てエミッタ電極36の陰極として用いられない部分を除
去して図11(G)で示すようにスリット開口37を形
成する。このエッチングは、例えばマグネトロンRIE
装置で、Cl2 ガスを用いて反応室内圧力を125mT
orrで行う。
ソグラフィ技術を用いて、所定の開口部を有するレジス
トマスク(図示せず。)を形成する。その開口部を通じ
てエミッタ電極36の陰極として用いられない部分を除
去して図11(G)で示すようにスリット開口37を形
成する。このエッチングは、例えばマグネトロンRIE
装置で、Cl2 ガスを用いて反応室内圧力を125mT
orrで行う。
【0066】次に、スリット開口37を通じて、サイド
スペーサ34b、第2の犠牲膜32b、第4の犠牲膜3
5の一部を除去して、図11(H)に示すように、ゲー
ト電極31aと、エミッタ電極36aと、アノード電極
30bとを露出させて3電極素子を得る。これら第1と
第2の犠牲膜のシリコン酸化膜のエッチングには、HF
+NH4 Fを用いる。
スペーサ34b、第2の犠牲膜32b、第4の犠牲膜3
5の一部を除去して、図11(H)に示すように、ゲー
ト電極31aと、エミッタ電極36aと、アノード電極
30bとを露出させて3電極素子を得る。これら第1と
第2の犠牲膜のシリコン酸化膜のエッチングには、HF
+NH4 Fを用いる。
【0067】3電極素子は、陰極であるエミッタ電極3
6aと陽極であるアノード電極30bを有し、ゲート電
極31aに所定値の正電位を印加することにより、エミ
ッタ電極36aからアノード電極30bに向けて電子ビ
ームを収束させて放出させることができる。
6aと陽極であるアノード電極30bを有し、ゲート電
極31aに所定値の正電位を印加することにより、エミ
ッタ電極36aからアノード電極30bに向けて電子ビ
ームを収束させて放出させることができる。
【0068】図12(A)は、第3の実施例の3電極素
子において第2の犠牲膜32と第3の犠牲膜34とをS
i酸化膜でなくBPSGで形成した例であり、それ以外
は図9(A)〜図11(H)で示したのと同じ工程を経
て3電極素子を得る。
子において第2の犠牲膜32と第3の犠牲膜34とをS
i酸化膜でなくBPSGで形成した例であり、それ以外
は図9(A)〜図11(H)で示したのと同じ工程を経
て3電極素子を得る。
【0069】BPSGのエッチングレートは、O3 とT
EOSを使用したCVD法によるSiO2 膜に比べて1
/4である。図12(A)で示すエッチングによる不要
部の除去工程では、BPSGの第2の犠牲膜32bと第
3の犠牲膜34bの除去されずに残る部分が増加するた
め、エミッタ電極36aとゲート電極31aとのショー
ト不良発生が起きにくくなる。
EOSを使用したCVD法によるSiO2 膜に比べて1
/4である。図12(A)で示すエッチングによる不要
部の除去工程では、BPSGの第2の犠牲膜32bと第
3の犠牲膜34bの除去されずに残る部分が増加するた
め、エミッタ電極36aとゲート電極31aとのショー
ト不良発生が起きにくくなる。
【0070】図12(B)は、3電極素子のさらに別の
変形例であり、基本的には図9(A)〜図11(H)の
第3の実施例と同じ工程で作成する。但し、図9(A)
の第2の導電材によるゲート電極膜31の層を、第2の
導電材によるゲート電極膜31bと絶縁材あるいは反射
防止膜あるいはゲッター材からなる犠牲膜31cとの2
層構造で置き換えたものである。さらに、図10(D)
の工程と同様に、サイドスペーサ34a及び第2の犠牲
膜32aをマスクとして、2層構造のゲート電極膜31
bと犠牲膜31cをエッチングして、なだらかなテーパ
状側壁を持つ凹部33a(ゲートホール)を形成する。
その場合に、ゲート電極膜31b、サイドスペーサ34
b、第2の犠牲膜32a及び第1の犠牲膜30cのエッ
チング速度がすべてほぼ等しく設定している。例えば、
第1の犠牲膜30c、サイドスペーサ34b及び第2の
犠牲膜32aとしてSi酸化膜を選択すればよい。
変形例であり、基本的には図9(A)〜図11(H)の
第3の実施例と同じ工程で作成する。但し、図9(A)
の第2の導電材によるゲート電極膜31の層を、第2の
導電材によるゲート電極膜31bと絶縁材あるいは反射
防止膜あるいはゲッター材からなる犠牲膜31cとの2
層構造で置き換えたものである。さらに、図10(D)
の工程と同様に、サイドスペーサ34a及び第2の犠牲
膜32aをマスクとして、2層構造のゲート電極膜31
bと犠牲膜31cをエッチングして、なだらかなテーパ
状側壁を持つ凹部33a(ゲートホール)を形成する。
その場合に、ゲート電極膜31b、サイドスペーサ34
b、第2の犠牲膜32a及び第1の犠牲膜30cのエッ
チング速度がすべてほぼ等しく設定している。例えば、
第1の犠牲膜30c、サイドスペーサ34b及び第2の
犠牲膜32aとしてSi酸化膜を選択すればよい。
【0071】図13は、図11(H)に示す第3の実施
例の3電極素子の斜視図である。エミッタ電極36aの
先端部は、ゲート電極31aのゲートホールの内側に配
置し、その先端は針のように先鋭に形成される。3電極
素子は、陰極であるエミッタ電極36aと陽極であるア
ノード電極30bを有し、ゲート電極31aに正電位を
印加することにより、エミッタ電極36aからアノード
電極30bに向けて電子ビームを収束させて放出させる
ことができる。
例の3電極素子の斜視図である。エミッタ電極36aの
先端部は、ゲート電極31aのゲートホールの内側に配
置し、その先端は針のように先鋭に形成される。3電極
素子は、陰極であるエミッタ電極36aと陽極であるア
ノード電極30bを有し、ゲート電極31aに正電位を
印加することにより、エミッタ電極36aからアノード
電極30bに向けて電子ビームを収束させて放出させる
ことができる。
【0072】図14は、上記の実施例による電界放射型
素子を用いたフラットパネルディスプレイの断面図であ
る。電界放射型素子は、上述の第1の実施例により製造
された2電極素子である。
素子を用いたフラットパネルディスプレイの断面図であ
る。電界放射型素子は、上述の第1の実施例により製造
された2電極素子である。
【0073】絶縁体からなる支持基板41の上に、Al
またはCu等からなる配線層42と多結晶Si等からな
る抵抗層43を形成する。抵抗層43の上には、絶縁層
53を介してゲートホール(開口)を形成したゲート電
極45と、ゲートホール内にその先端を配置したエミッ
タ電極44を多数配列し、電界放射エミッタアレイ(F
EA)を形成する。ゲート電極45は、図示しないが開
口ごとに独立して電圧を印加することができる。複数の
エミッタ電極44も、それぞれ独立して電圧を印加する
ことができる。
またはCu等からなる配線層42と多結晶Si等からな
る抵抗層43を形成する。抵抗層43の上には、絶縁層
53を介してゲートホール(開口)を形成したゲート電
極45と、ゲートホール内にその先端を配置したエミッ
タ電極44を多数配列し、電界放射エミッタアレイ(F
EA)を形成する。ゲート電極45は、図示しないが開
口ごとに独立して電圧を印加することができる。複数の
エミッタ電極44も、それぞれ独立して電圧を印加する
ことができる。
【0074】エミッタ電極44およびゲート電極45を
含む電子源に対向して、ガラスまたは石英等からなる透
明基板46を含む対向基板を配置する。対向基板は、透
明基板46の下にITO等からなる透明電極(アノード
電極)47を配置し、さらにその下に蛍光材48を配置
する。
含む電子源に対向して、ガラスまたは石英等からなる透
明基板46を含む対向基板を配置する。対向基板は、透
明基板46の下にITO等からなる透明電極(アノード
電極)47を配置し、さらにその下に蛍光材48を配置
する。
【0075】電子源と対向基板とは、透明電極47とエ
ミッタ電極44の間の距離が0.1〜5mm程度に保た
れるように、接着剤を塗布したガラス基板からなるスペ
ーサ50を介して接合される。接着剤には、例えば低融
点ガラスを用いることができる。
ミッタ電極44の間の距離が0.1〜5mm程度に保た
れるように、接着剤を塗布したガラス基板からなるスペ
ーサ50を介して接合される。接着剤には、例えば低融
点ガラスを用いることができる。
【0076】なお、スペーサ50としてガラス基板を用
いず、エポキシ樹脂等の接着剤中にガラスビーズ等を分
散させてスペーサ50を構成することもできる。
いず、エポキシ樹脂等の接着剤中にガラスビーズ等を分
散させてスペーサ50を構成することもできる。
【0077】ゲッター材51は、例えばTi、Al、M
g等で形成され、放出ガスがエミッタ電極44の表面に
再付着するのを防止する。
g等で形成され、放出ガスがエミッタ電極44の表面に
再付着するのを防止する。
【0078】対向基板には、予め排気管49が形成され
ている。排気管49を利用して、フラットパネルディス
プレイの内部を10-5〜10-9Torr程度まで真空排
気した後、バーナー52等で排気管49を封止する。そ
の後、アノード電極(透明電極)47、エミッタ電極4
4、ゲート電極45の配線を行い、フラットパネルディ
スプレイを完成させる。
ている。排気管49を利用して、フラットパネルディス
プレイの内部を10-5〜10-9Torr程度まで真空排
気した後、バーナー52等で排気管49を封止する。そ
の後、アノード電極(透明電極)47、エミッタ電極4
4、ゲート電極45の配線を行い、フラットパネルディ
スプレイを完成させる。
【0079】アノード電極(透明電極)47は、常に正
電位に保持されている。表示画素は、エミッタ配線とゲ
ート配線とにより2次元的に選択される。つまり、電圧
が印加されたエミッタ配線とゲート配線の交点に配置さ
れる電界放射型素子が選択される。
電位に保持されている。表示画素は、エミッタ配線とゲ
ート配線とにより2次元的に選択される。つまり、電圧
が印加されたエミッタ配線とゲート配線の交点に配置さ
れる電界放射型素子が選択される。
【0080】エミッタ電極およびゲート電極には、それ
ぞれ負電位(又は接地)と正電位が与えられ、エミッタ
電極からアノード電極に向けて電子が放出される。電子
が蛍光材48に照射されると、その部分(画素)が発光
する。
ぞれ負電位(又は接地)と正電位が与えられ、エミッタ
電極からアノード電極に向けて電子が放出される。電子
が蛍光材48に照射されると、その部分(画素)が発光
する。
【0081】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゲート膜に出発基板に向かって徐々に内径が狭くなるテ
ーパー形状の孔(ゲートホール)を形成し、かつ基板の
途中までテーパー形状の孔に連続する孔を形成すること
によって、するどい先端形状のエミッタ電極を形成する
ための鋳型を形成することができる。
ゲート膜に出発基板に向かって徐々に内径が狭くなるテ
ーパー形状の孔(ゲートホール)を形成し、かつ基板の
途中までテーパー形状の孔に連続する孔を形成すること
によって、するどい先端形状のエミッタ電極を形成する
ための鋳型を形成することができる。
【0083】エッチングの適切な制御により、このゲー
トホールの形状はフォトリソグラフィで可能な解像度の
寸法よりも小さな径で形成可能である。
トホールの形状はフォトリソグラフィで可能な解像度の
寸法よりも小さな径で形成可能である。
【0084】エッチング工程の処理条件を選択してエミ
ッタ電極の先端部の形状を制御できるので、先端部を適
切な形状に先鋭化できる。すなわち、エミッタ電極の先
端部の頂角を小さくすることにより先端の電界が強くな
って、同じ放射電流を得る場合にゲート・エミッタ間の
閾電圧値を下げることができ、同じゲート・エミッタ間
電圧でより大きな放射電流を得ることができる。
ッタ電極の先端部の形状を制御できるので、先端部を適
切な形状に先鋭化できる。すなわち、エミッタ電極の先
端部の頂角を小さくすることにより先端の電界が強くな
って、同じ放射電流を得る場合にゲート・エミッタ間の
閾電圧値を下げることができ、同じゲート・エミッタ間
電圧でより大きな放射電流を得ることができる。
【0085】また、エミッタ電極面とゲート電極面との
距離を短くしても、エミッタ・ゲート間の短絡の危険性
を少なくし、低閾電圧化が可能となる。さらに、ゲート
電極の厚みを厚くしてエミッタ電極の先端の電界を強め
て、同じ放射電流を得る場合にゲート・エミッタ間の閾
電圧値を下げることができる。同じゲート・エミッタ間
電圧では、より大きな放射電流を得ることができる。ゲ
ート電極の厚みを厚くできてゲートの抵抗を小さくでき
るので高速駆動が可能となる。
距離を短くしても、エミッタ・ゲート間の短絡の危険性
を少なくし、低閾電圧化が可能となる。さらに、ゲート
電極の厚みを厚くしてエミッタ電極の先端の電界を強め
て、同じ放射電流を得る場合にゲート・エミッタ間の閾
電圧値を下げることができる。同じゲート・エミッタ間
電圧では、より大きな放射電流を得ることができる。ゲ
ート電極の厚みを厚くできてゲートの抵抗を小さくでき
るので高速駆動が可能となる。
【0086】エミッタ形状を先端は鋭く、裾野はなだら
かな形状にできるので、エミッタ材の充填工程が容易と
なる。
かな形状にできるので、エミッタ材の充填工程が容易と
なる。
【図1】 図1(A)〜(C)は、本発明の第1の実施
例による2電極素子の電界放射型素子の製造工程を示す
図である。
例による2電極素子の電界放射型素子の製造工程を示す
図である。
【図2】 図2(D)〜(F)は、図1(C)に続く電
界放射型素子の製造工程を示す図である。
界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図3】 図3(G)〜(I)は、図2(F)に続く電
界放射型素子の製造工程を示す図である。
界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図4】 図4(J)〜(L)は、図3(I)に続く電
界放射型素子の製造工程を示す図である。
界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図5】 図5(A)〜(C)は、本発明の第2の実施
例による電界放射型素子(2電極素子)の製造工程を示
す図である。
例による電界放射型素子(2電極素子)の製造工程を示
す図である。
【図6】 図6(D)〜(F)は、図5(C)に続く電
界放射型素子の製造工程を示す図である。
界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図7】 図7(A),(B),(C)は、第1の実施
例による電界放射型素子の変形例を示す図である。
例による電界放射型素子の変形例を示す図である。
【図8】 図8は、第1の実施例による電界放射型素子
の変形例を示す図である。
の変形例を示す図である。
【図9】 図9(A)〜(C)は、本発明の第3の実施
例による電界放射型素子の製造工程を示す図である。
例による電界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図10】 図10(D)〜(F)は、図9(C)に続
く電界放射型素子の製造工程を示す図である。
く電界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図11】 図11(G),(H)は、図10(F)に
続く電界放射型素子の製造工程を示す図である。
続く電界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図12】 図12(A),(B)は、第3の実施例に
よる電界放射型素子の変形例を示す図である。
よる電界放射型素子の変形例を示す図である。
【図13】 図13は、本発明の実施例による電界放射
型素子の斜視図である。
型素子の斜視図である。
【図14】 図14は、電界放射型素子を用いたフラッ
トパネルディスプレイの断面図である。
トパネルディスプレイの断面図である。
10 基板、 11 ゲート電極膜、 12,12
a,12b 第1の犠牲膜 13,13a,13b
凹部、 14 第2の犠牲膜、 14aサイドス
ペーサ、 15、15a 第3の犠牲膜、 16
第1のエミッタ電極膜、 16a エミッタ電極、
17,17a 第2のエミッタ電極膜、 18
抵抗層、 19 エミッタ配線層、 20 基板、
21,21a ゲート電極膜、 22,22a
第1の犠牲膜、 23,23a 第2の犠牲膜、
24,24a,24b 凹部、 25 第3の犠牲
膜、 25a サイドスペーサ、 26 第4の犠
牲膜、 27 第1のエミッタ電極膜、 27a
第2のエミッタ電極膜、 29a 抵抗層、29b
エミッタ配線層、 30 基板、 30a 基板、
30b アノード電極膜、 30c 第1の犠牲
膜、 31,31a ゲート電極膜、32,32a,
32b 第2の犠牲膜、 33,33a,33b 凹
部、34 第3の犠牲膜、 34a サイドスペー
サ、 35 第4の犠牲膜、 36,36a,36
b エミッタ電極膜、 37 開口スリット、41
支持基板、 42 配線層、 43 抵抗層、
44 エミッタ電極、 45 ゲート電極、 46
透明基板、 47 透明電極、48 蛍光材、
49 排気管、 50 スペーサ、 51 ゲッタ
ー材、 52 バーナ、 60 平坦化層、
61 支持基板、 62接着材
a,12b 第1の犠牲膜 13,13a,13b
凹部、 14 第2の犠牲膜、 14aサイドス
ペーサ、 15、15a 第3の犠牲膜、 16
第1のエミッタ電極膜、 16a エミッタ電極、
17,17a 第2のエミッタ電極膜、 18
抵抗層、 19 エミッタ配線層、 20 基板、
21,21a ゲート電極膜、 22,22a
第1の犠牲膜、 23,23a 第2の犠牲膜、
24,24a,24b 凹部、 25 第3の犠牲
膜、 25a サイドスペーサ、 26 第4の犠
牲膜、 27 第1のエミッタ電極膜、 27a
第2のエミッタ電極膜、 29a 抵抗層、29b
エミッタ配線層、 30 基板、 30a 基板、
30b アノード電極膜、 30c 第1の犠牲
膜、 31,31a ゲート電極膜、32,32a,
32b 第2の犠牲膜、 33,33a,33b 凹
部、34 第3の犠牲膜、 34a サイドスペー
サ、 35 第4の犠牲膜、 36,36a,36
b エミッタ電極膜、 37 開口スリット、41
支持基板、 42 配線層、 43 抵抗層、
44 エミッタ電極、 45 ゲート電極、 46
透明基板、 47 透明電極、48 蛍光材、
49 排気管、 50 スペーサ、 51 ゲッタ
ー材、 52 バーナ、 60 平坦化層、
61 支持基板、 62接着材
Claims (9)
- 【請求項1】 (a)基板上に導電材料のゲート膜を含
む表面層を形成する工程と、 (b)該表面層の上に第1の犠牲膜を形成する工程と、 (c)フォトリソグラフィ処理により該第1の犠牲膜上
に所定パターンの開口部を有するレジストパターンを形
成する工程と、 (d)前記レジストパターンをマスクとしてエッチング
することにより前記第1の犠牲膜に前記基板面に対して
実質的に垂直な側壁を有する凹部を形成する工程と、 (e)前記凹部を有する前記第1の犠牲膜と前記ゲート
膜を覆うように第2の犠牲膜を形成する工程と、 (f)前記第2の犠牲膜を異方的にエッチングして該第
2の犠牲膜の一部からなるテーパー形状のサイドスペー
サを前記凹部の前記側壁上に残す工程と、 (g)前記テーパー形状のサイドスペーサと前記第1の
犠牲膜とをマスクとして前記ゲート膜と前記基板とを異
方的にエッチングして、前記ゲート膜に前記基板に向か
って徐々に内径が狭くなりかつ前記基板の途中まで延長
するテーパー形状の孔を形成する工程と、 (h)前記ゲート膜と基板とに形成した孔の表面上に第
3の犠牲膜を形成する工程と、 (i)前記第3の犠牲膜の上に導電材料のエミッタ膜を
形成する工程と、 (j)前記基板と前記サイドスペーサと前記第1と第3
の犠牲膜の一部を含む不要部分を除去することにより前
記エミッタ膜と前記ゲート膜とを露出させる工程とを含
む電界放射型素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記第1と第2の犠牲膜の少なくともい
ずれかが、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン
窒化酸化物のいずれかを含む絶縁膜である請求項1記載
の電界放射型素子の製造方法。 - 【請求項3】 (a)基板上に導電材料のゲート膜を含
む表面層を形成する工程と、 (b)該表面層の上に第1の犠牲膜を形成する工程と、 (c)前記第1の犠牲膜上に第2の犠牲膜を形成する工
程と、 (d)フォトリソグラフィ処理により該第2の犠牲膜上
に所定パターンの開口部を有するレジストパターンを形
成する工程と、 (e)前記レジストパターンをマスクとしてエッチング
することにより前記第2の犠牲膜に前記基板面に対して
実質的に垂直な側壁を有する凹部を形成する工程と、 (f)前記凹部を有する前記第2の犠牲膜と前記ゲート
膜を覆うように第3の犠牲膜を形成する工程と、 (g)前記第3の犠牲膜を異方的にエッチングして該第
3の犠牲膜の一部からなるテーパー形状のサイドスペー
サを前記凹部の前記側壁上に残す工程と、 (h)前記テーパー形状のサイドスペーサと前記第2の
犠牲膜とをマスクとして前記ゲート膜と前記第1の犠牲
膜と前記基板とを異方的にエッチングして、前記ゲート
膜と前記第1の犠牲膜に前記基板に向かって徐々に内径
が狭くなりかつ前記基板の途中まで延長するテーパー形
状の孔を形成する工程と、 (i)前記ゲート膜と前記第1の犠牲膜と前記基板とに
形成した孔の表面上に第4の犠牲膜を形成する工程と、 (j)前記第4の犠牲膜の上に導電材料のエミッタ膜を
形成する工程と、 (k)前記基板と前記サイドスペーサと前記第2と第4
の犠牲膜の一部を含む不要部分を除去することにより前
記エミッタ膜と前記ゲート膜とを露出させる工程とを含
む電界放射型素子の製造方法。 - 【請求項4】 前記第2と第3の犠牲膜の少なくともい
ずれかが、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン
窒化酸化物のいずれかを含む絶縁膜である請求項3記載
の電界放射型素子の製造方法。 - 【請求項5】 前記第1の犠牲膜が、シリコン酸化物、
シリコン窒化物、シリコン窒化酸化物のいずれかを含む
絶縁膜である請求項3記載の電界放射型素子の製造方
法。 - 【請求項6】 前記第1の犠牲膜が、フォトリソグラフ
ィの露光波長に対する反射防止膜である請求項5に記載
の電界放射型素子の製造方法。 - 【請求項7】 前記第1の犠牲膜がTiNX 、TiOX
Ny 、CrOX 、MoSiX Oy Nz のいずれかを含む
導電膜である請求項3に記載の電界放射型素子の製造方
法。 - 【請求項8】 前記第1の犠牲膜がTiNX 、TiOX
Ny 、CrOX 、MoSiX Oy Nz のいずれかを含む
導電膜である請求項6に記載の電界放射型素子の製造方
法。 - 【請求項9】 前記第1の犠牲膜がTi、Ta、あるい
はジルコニュウムのいずれかを含むゲッター膜である請
求項3記載の電界放射型素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31111498A JP2000138025A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 電界放射型素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31111498A JP2000138025A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 電界放射型素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000138025A true JP2000138025A (ja) | 2000-05-16 |
Family
ID=18013320
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---|---|---|---|
JP31111498A Withdrawn JP2000138025A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 電界放射型素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000138025A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7456564B2 (en) | 2004-05-04 | 2008-11-25 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Field emission display having a gate portion with a metal mesh |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP31111498A patent/JP2000138025A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7456564B2 (en) | 2004-05-04 | 2008-11-25 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Field emission display having a gate portion with a metal mesh |
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