JP2000138020A - スイッチ構造 - Google Patents

スイッチ構造

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JP2000138020A
JP2000138020A JP31205798A JP31205798A JP2000138020A JP 2000138020 A JP2000138020 A JP 2000138020A JP 31205798 A JP31205798 A JP 31205798A JP 31205798 A JP31205798 A JP 31205798A JP 2000138020 A JP2000138020 A JP 2000138020A
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switch
actuator
shift
upshift
downshift
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JP31205798A
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Kenji Fukuda
建治 福田
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Contacts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 、部品点数が削減できて、組立性を簡素化す
ることができるばかりか省エネルギー化を促進すること
ができるスイッチ構造を提供することにある。 【解決手段】 アクチュエータBの押圧により、第1の
スイッチ作動体36を、その揺動中心を支点にしてばね
力に抗して揺動させて変速モード検出用スイッチ部を作
動して自動変速モード(ノーマルゲート)から手動変速
モード(スポーツゲート)への移行を検出し、アクチュ
エータBの、押圧方向に対して垂直方向の移動によりス
ライド20を移動させてアップシフトスイッチ部とダウ
ンシフトスイッチ部とを時間差をもって作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の電子制御
式自動変速機等において、変速モードの切り替え検出、
手動変速モードでのアップフト及びダウンシフトシフト
を検出するシフト位置検出スイッチのようなスイッチ構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の電子制御式自動変速機では、変
速機の選択に車速とスロットル開度とをパラメータとす
るシフトマップが用いられる。TCU(トランスミッシ
ョンコントロールユニット)は、このシフトマップから
現在の運転状態に最適な変速段(目標変速段)を選択し
た後、油圧湿式多板式のクラッチやブレーキ等に作動油
を給排することで、変速機構内で変速ギヤの係合あるい
はこの係合の解放を行って、目標変速段を確立してい
る。
【0003】ところで、近年の自動変速機には、TCU
が変速制御を行う自動変速モードの他に、運転者が任意
の変速段を選択できる手動変速モードを設けたものが出
現している。手動変速モードでは、TCUによる変速制
御はキャンセルされ、運転者がシフトレバーを操作する
毎に1段づつアップシフトあるいはがダウンシフトが行
われる。
【0004】上記した手動変速モード付自動変速機で
は、P、R、N、Dの各レンジを有する自動変速シフト
パターン(ノーマルゲート)と、アップとダウンのシフ
トポジションを有する手動変速シフトパターン(スポー
ツゲート)と、両モード間で操作されるシフトレバー
と、このシフトレバーを前方に1回押すことで1回オン
作動してTCUに1段の変速制御を行わせるアップシフ
ト用の検出スイッチと、シフトレバーを後方に1回引く
ことでTCUに1段の変速制御を行わせるダウンシフト
用の検出スイッチとを備えている。
【0005】そして、このようなアップシフト用の検出
スイッチ及びダウンシフト用の検出スイッチとを一つの
スイッチユニットにしたものがある。このユニット化さ
れたシフト位置検出スイッチとしては、図17に示すよ
うにスイッチ本体120を備えており、このスイッチ本
体120にはアップシフト用マイクロスイッチ121と
ダウンシフト用マイクロスイッチ122とシフト作動用
マイクロスイッチ123とが取り付けてあり、また、ス
イッチ本体120には、アップシフト用マイクロスイッ
チ121作動用のアップシフト用作動子124と、ダウ
ンシフト用マイクロスイッチ122作動用のダウンシフ
ト用作動子125と、シフト作動用マイクロスイッチ1
23作動用のシフト用作動子126とがそれぞれ揺動支
点を中心に揺動可能に且つねじりスプリング124a、
125a、126aにより中立位置に復帰可能にして配
置してある。
【0006】そして、このシフト位置検出スイッチは所
定の場所に設置される。また、シフトレバーに連動する
シフト作動用、アップシフト用及びダウンシフト用アク
チュエータ(図示せず)はシフト位置検出スイッチの前
方に配置してあって、シフト位置検出スイッチ側に往復
動するものである。
【0007】したがって、シフト作動用アクチュエータ
が直進することで、このシフト作動用アクチュエータが
シフト用作動子126をねじりスプリング126aに抗
して作動(揺動)させてシフト作動用マイクロスイッチ
123がオン作動して自動変速モードから手動変速モー
ドへの移行が検出される。
【0008】アップシフト作動を実行すべく、アップシ
フト用アクチュエータが直進することで、このアップシ
フト用アクチュエータがアップシフト用作動子124を
ねじりスプリング124aに抗して作動(揺動)させて
アップシフト用マイクロスイッチ121がオン作動して
アップシフト作動が行われる。
【0009】また、シフト作動可能状態からダウンシフ
ト作動を実行すべく、ダウンシフトアクチュエータが直
進することで、このダウンシフト用アクチュエータがダ
ウンシフト用作動子125をねじりスプリング125a
に抗して作動(揺動)させてダウンシフト用マイクロス
イッチ122がオン作動してダウンシフト作動が行われ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のシフト位置検出スイッチ(スイッチ構造)にあ
っては、アップシフト用、ダウンシフト用及びシフト作
動用にそれぞれに専用のマイクロスイッチ121、12
2、123を備えており、また、これらのマイクロスイ
ッチ121、122、123を作動する作動子も専用の
作動子124、125、126を有しており、しかも、
これらの作動子124、125、126を作動するアク
チュエータもそれぞれの専用のアクチュエータを必要と
していた。このために、部品点数が多くなり、組立も複
雑化していて、省エネルギー化に逆行するものになって
いるという問題点があった。
【0011】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、部品点数が
削減できて、組立性を簡素化することができるばかりか
省エネルギー化を促進することができるスイッチ構造を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係るスイッチ構造は、アクチュ
エータの押圧により一方のスイッチ部を作動する一方の
スイッチ手段と、このアクチュエータの、前記押圧方向
に対して垂直方向の移動により少なくとも2以上の他方
のスイッチ部を作動する他方のスイッチ手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0013】かかる構成により、アクチュエータの押圧
により一方のスイッチ部を作動し、このアクチュエータ
の、押圧方向に対して垂直方向の移動により少なくとも
2以上の他方のスイッチ部を作動することができる。
【0014】このように、複数のスイッチ部を一つのア
クチュエータで時間差をもって作動させることが可能に
なり、部品点数が削減できて、組立性を簡素化すること
ができるばかりか省エネルギー化を促進することができ
る。
【0015】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係るスイッチ構造は、請求項1に記載のス
イッチ構造において、前記一方のスイッチ部が、自動変
速モードから手動変速モードへの移行を検出するスイッ
チ部であり、前記他方のスイッチ部が、手動変速モード
においてアップシフトを検出するスイッチ部と、手動変
速モードにおいてダウンシフトを検出するスイッチ部で
ある。
【0016】かかる構成により、アクチュエータの押圧
により一方のスイッチ部を作動して自動変速モードから
手動変速モードへの移行を検出し、このアクチュエータ
の、押圧方向に対して垂直方向の移動によりアップシフ
ト用のスイッチ部とダウンシフト用のスイッチ部とを時
間差をもって作動させることが可能になり、部品点数が
削減できて、組立性を簡素化することができるばかりか
省エネルギー化を促進することができる。
【0017】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係るスイッチ構造は、請求項1に記載のス
イッチ構造において、前記一方のスイッチ手段を、自動
変速モードから手動変速モードへの移行時に作動するア
クチュエータの押圧により、その揺動中心を支点にして
ばね力に抗して揺動する第1のスイッチ作動体と、この
第1のスイッチ作動体の揺動により作動される変速モー
ド検出用スイッチ部とで構成し、前記他方のスイッチ手
段を、前記アクチュエータの、前記押圧方向に対して垂
直方向の移動によりばね力に抗して移動する第2のスイ
ッチ作動体と、この第2のスイッチ作動体の移動により
作動されてアップシフトを検出するアップシフトスイッ
チ部及び第2のスイッチ作動体の移動により作動されて
ダウンシフトを検出するダウンシフトスイッチ部で構成
した。
【0018】かかる構成により、アクチュエータの押圧
により、第1のスイッチ作動体を、その揺動中心を支点
にしてばね力に抗して揺動させて変速モード検出用スイ
ッチ部を作動して自動変速モードから手動変速モードへ
の移行を検出し、アクチュエータの、押圧方向に対して
垂直方向の移動により第2のスイッチ作動体をを作動さ
せてアップシフトスイッチ部とダウンシフトスイッチ部
とを時間差をもって作動させることが可能になり、部品
点数が削減できて、組立性を簡素化することができるば
かりか省エネルギー化を促進することができる。
【0019】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係るスイッチ構造は、請求項1に記載のス
イッチ構造において、前記一方のスイッチ手段を、自動
変速モードから手動変速モードへの移行時に作動するア
クチュエータの押圧により直線上をばね力に抗して移動
する第1のスイッチ作動体と、この第1のスイッチ作動
体の移動により作動される変速モード検出用スイッチ部
とで構成し、前記他方のスイッチ手段を、前記アクチュ
エータの、前記押圧方向に対して垂直方向の移動により
ばね力に抗して移動する第2のスイッチ作動体と、この
第2のスイッチ作動体の移動により作動されてアップシ
フトを検出するアップシフトスイッチ部及び第2のスイ
ッチ作動体の移動により作動されてダウンシフトを検出
するダウンシフトスイッチ部で構成した。
【0020】かかる構成により、アクチュエータの押圧
により、第1のスイッチ作動体を、直線上をばね力に抗
して移動させて変速モード検出用スイッチ部を作動して
自動変速モードから手動変速モードへの移行を検出し、
アクチュエータの、押圧方向に対して垂直方向の移動に
より第2のスイッチ作動体を作動させてアップシフトス
イッチ部とダウンシフトスイッチ部とを時間差をもって
作動させることが可能になり、部品点数が削減できて、
組立性を簡素化することができるばかりか省エネルギー
化を促進することができる。
【0021】また、上記の目的を達成するために、請求
項5の発明に係るスイッチ構造は、請求項3又は請求項
4に記載のスイッチ構造において、前記変速モード検出
用スイッチ部、前記アップシフトスイッチ部及び前記ダ
ウンシフトスイッチ部を、前記第1、第2のスイッチ作
動体に設けた接点摺動ブラシと、基板に設けられて前記
接点摺動ブラシが摺接するパターン接点部とで構成し
た。
【0022】かかる構成により、上記した請求項3又は
請求項4の発明の作用効果と同様な作用効果を奏し得る
ばかりか、変速モード検出用スイッチ部、アップシフト
スイッチ部及びダウンシフトスイッチ部を、第1、第2
のスイッチ作動体に設けた接点摺動ブラシと、基板に設
けられて接点摺動ブラシが摺接するパターン接点部とで
構成することで、スイッチ構造を薄く且つ小型化するこ
とができる。
【0023】また、上記の目的を達成するために、請求
項6の発明に係るスイッチ構造は、請求項3又は請求項
4に記載のスイッチ構造において、前記変速モード検出
用スイッチ部、前記アップシフトスイッチ部及び前記ダ
ウンシフトスイッチ部をメカニカルスイッチで構成し
た。
【0024】かかる構成により、上記した請求項3又は
請求項4の発明の作用効果と同様な作用効果を奏し得る
ばかりか、変速モード検出用スイッチ部、アップシフト
スイッチ部及びダウンシフトスイッチ部をメカニカルス
イッチで構成することで、スイッチ構造が安価に提供で
きるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0026】(実施の形態例1)図1乃至図7には本発
明に係るスイッチ構造の実施の形態例1としてのシフト
位置検出スイッチを示す。
【0027】このシフト位置検出スイッチAは、取付用
ケース1と、この取付用ケース1の一方及び他方の面に
それぞれ着脱可能に装着される一方及び他方のカバー
2、3とを有しており、取付用ケース1は長方形状の取
付用プレート4の周囲に周壁部5を形成して構成してあ
る。そして、周壁部5の前面部は2段の面部1a、1b
とで形成してあって、1段目の面部1aには左右方向に
長い切欠き部6が形成してあり、また、1段目の面部1
aより前方(図1では上方)に突出した2段目の面部1
bには左右方向に長い切欠き部7が形成してある。そし
て、切欠き部6と一方のカバー2とで左右方向に長い孔
部45が、また、切欠き部7と他方のカバー3とで左右
方向に長い孔部46がそれぞれ形成されるようになる。
【0028】そして、取付用ケース1の取付用プレート
4の一方の面4aには第1のプリント基板8が、他方の
面4bには第2のプリント基板9とそれぞれ固着してあ
る。そして、第1のプリント基板8の実装面には、パタ
ーン状のコモン接点部10と、パターン状のアップシフ
ト用接点部11と、パターン状のダウンシフト用接点部
12とが形成してある。すなわち、コモン接点部10
は、左右方向(第1のプリント基板8の長手方向)に沿
って長く形成してあり、ダウンシフト用接点部12とア
ップシフト用接点部11とは、コモン接点部10の中心
イを中にして左右に等距離で配置してある。
【0029】また、第2のプリント基板9の実装面に
は、パターン状で且つ円弧状のコモン接点部13と、パ
ターン状の接点部14とが形成してある。コモン接点部
13は、取付用プレート4の、孔部45を形成する切欠
き部6側に設けた揺動体揺動支点Pを中心とした円ロ上
に位置していて、そのスパーンが長くしてある。また、
アップシフト用接点部14は揺動体揺動支点Pを中心と
した円ハ上に位置している。
【0030】そして、取付用ケース1の一方の面4a側
には、切欠き部6の下方に位置させてスライダ収納部1
6が形成してあり、このスライダ収納部16には左右の
ストッパー部17a、17b間の中央に位置させてスプ
リング18が配置してあり、このスプリング18とスト
ッパー部17a、17bとの間に摺動用案内部19a、
19bが設けてある。
【0031】また、取付用ケース1の一方の面4a側に
は、第2のスイッチ作動体であるスライダ20が左右方
向に移動可能に配設してある。すなわち、このスライダ
20はプレート部21を有しており、このプレート部2
1の上部の左右には突出部25a、25bが形成してあ
り、また、プレート部21の上部の中央にはばね受け部
24が形成してあり、このばね受け部24と左右の突出
部25a、25bとの間に案内受け部23a、23bが
形成してある。
【0032】また、プレート部21の下部にはブラシホ
ルダ26が固着してあり、このブラシホルダ26には、
第1の接点摺接ブラシ27と、第2の接点摺接ブラシ2
8とが取り付けてあって、第1の接点摺接ブラシ27と
第2の接点摺接ブラシ28とは互いに導通している。
【0033】また、プレート部21の上縁部中央には連
結部29aを介して操作部29が設けてあり、この操作
部29は左右方向に沿うベース部30の左、右端部に上
方に突出する突出部31a、31bを突設して構成して
あり、ベース部30と左右の突出部31a、31bとで
コ字形状の作動子嵌合部32を形成している。
【0034】そして、スライダ収納部16にはスライダ
20が左右方向に摺動可能に収納してある。この場合、
スライダ20のばね受け部24内にスプリング18が挿
入してあり、左右の案内受け部23a、23bが左右の
摺動用案内部19a、19bに摺動可能に係合してい
る。また、第1の接点摺接ブラシ27と第2の接点摺接
ブラシ28とは第1のプリント基板8の実装面に対向し
ていて、第1の接点摺接ブラシ27はコモン接点部10
に摺接しており、第2の接点摺接ブラシ28は、アップ
シフト用接点部11とダウンシフト用接点部12との中
間に位置している。また、操作部29は、その連結部2
9aが切欠き部6に挿入された状態で取付用ケース1の
周壁部5の面部1aの外方に突出している。
【0035】この場合、第1の接点摺接ブラシ27と第
2の接点摺接ブラシ28とコモン接点部10とアップシ
フト用接点部11とでアップシフトスイッチ部(他方の
スイッチ部)を構成しており、第1の接点摺接ブラシ2
7と第2の接点摺接ブラシ28とコモン接点部10とダ
ウンシフト用接点部12とでダウンシフトスイッチ部
(他方のスイッチ部)を構成している。
【0036】また、取付用ケース1の他方の面4b側に
は、切欠き部7の下方に位置させてスイッチ作動体収納
部33が形成してあり、このスイッチ作動体収納部33
に、揺動支点Pを構成する揺動支点用軸部34が設けて
あり、この揺動支点用軸部34の右方にはスイッチ作動
体揺動規制部35が形成してある。
【0037】また、そして、スイッチ作動体収納部33
には第1のスイッチ作動体36が揺動支点Pを中心にし
て揺動可能に配置してある。すなわち、この第1のスイ
ッチ作動体36は短冊状の揺動プレート部37の上端部
にカムレバー部38を連設して、揺動プレート部37の
上端側に揺動支点孔部39を設けて構成してあり、揺動
プレート部37の下部にはブラシホルダ40が固着して
あり、このブラシホルダ40には、第3の接点摺接ブラ
シ41と、第4の接点摺接ブラシ42とが取り付けてあ
って、第3の接点摺接ブラシ41と第4の接点摺接ブラ
シ42とは互いに導通している。
【0038】そして、第1のスイッチ作動体36は、そ
の揺動支点孔部39を揺動支点用軸部34に回転可能に
嵌合してスイッチ作動体収納部33に配してあり、揺動
支点用軸部34にはねじりコイルばね(図示せず)が設
けてあって、このねじりコイルばねにより第1のスイッ
チ作動体36は中立状態にあって、第3の接点摺接ブラ
シ41と第4の接点摺接ブラシ42とは第2のプリント
基板9の実装面に対向していて、第3の接点摺接ブラシ
41はコモン接点部13に摺接しており、第4の接点摺
接ブラシ42は、接点部14を通る円ハ上に位置してい
る。また、操作部であるカムレバー部38は、切欠き部
7に挿入された状態で取付用ケース1の周壁部5の面部
1bの外方に突出している。
【0039】この場合、第3の接点摺接ブラシ41と第
4の接点摺接ブラシ42とコモン接点部13と接点部1
4とで変速モード検出用スイッチ部(一方のスイッチ
部)を構成している。
【0040】また、取付用ケース1の取付用プレート4
の他方の面4bにはコネクタ44が配置してあり、この
コネクタ44には第1、第2のプリント基板8、9に電
気的に接続してある。そして、取付用ケース1にはそれ
ぞれ一方及び他方のカバー2、3が着脱可能に装着して
あり、他方のカバー3には窓部が形成してあって、この
窓部からコネクタ44が表出している。
【0041】また、上記のように構成されたシフト位置
検出スイッチAを作動するアクチュエータBは、図6及
び図7に示すように操作部29の作動子嵌合部32に挿
入される作動子46を備えており、この作動子46の面
部の中央にはカムレバー作動部47が形成してある。
【0042】次に、上記のように構成されたシフト位置
検出スイッチAの作動を説明する。このシフト位置検出
スイッチAは、その左、右側部に設けた取付部48を用
いて所定の場所に設置される。また、アクチュエータB
はシフト位置検出スイッチAの前方に配置してあって、
シフト位置検出スイッチA側に往復動し且つ直進後左右
方向に往復動するものである。
【0043】したがって、アクチュエータBが直進する
ことで、このアクチュエータBの作動子46が操作部2
9の作動子嵌合部32に挿入されると共に、作動子46
に設けたカム作動部47が、第1のスイッチ作動体36
のカムレバー部38に接して、このカムレバー部38を
倒すように作動させる。
【0044】カム作動部47によって、カムレバー部3
8が倒されることにより、第1のスイッチ作動体36が
ねじりコイルばねのばね力に抗して左方向(図5では右
方向)に揺動し、第3の接点摺接ブラシ41はコモン接
点部13に摺接し、また、第4の接点摺接ブラシ42は
接点部14に摺接する。このために、スイッチオンの状
態になり、自動変速モード(ノーマルゲート)から手動
変速モード(スポーツゲート)への移行が検出される。
【0045】次に、アップシフト作動を実行すべく、ア
クチュエータBが図4において右方向に移動すると、操
作部29を介してスライダ20がスプリング18のばね
力に抗して右方向に移動して、第1の接点摺接ブラシ2
7はコモン接点部10に摺接し、第2の接点摺接ブラシ
28はアップシフト用接点部11に摺接する。この場
合、プレート部21の右の突出部25bが右のストッパ
ー部17bに衝接する。このために、スイッチオンの状
態になり、アップシフト作動が行われる。
【0046】また、シフト作動可能状態からダウンシフ
ト作動を実行すべく、アクチュエータBが左方向に移動
すると、操作部29を介してスライダ20がスプリング
18のばね力に抗して図4において左方向に移動して、
第1の接点摺接ブラシ27はコモン接点部10に摺接
し、第2の接点摺接ブラシ28はダウンシフト用接点部
12に摺接する。この場合、プレート部21の左の突出
部25aが左のストッパー部17aに衝接する。このた
めに、スイッチオンの状態になり、ダウンシフト作動が
行われる。
【0047】アップシフト作動及びダウンシフト作動を
解除する場合には、アクチュエータBが中立位置に戻る
ことにより、第2の接点摺接ブラシ28のアップシフト
用接点部11又はダウンシフト用接点部12への摺接を
解除することにより行われる。また、変速モード切り替
えの検出を解除する場合には、アクチュエータBが後退
してカム作動部47によるカムレバー部38の押圧が解
除されることにより、第1のスイッチ作動体36がねじ
りコイルばねのばね力によって中立位置に戻り、第4の
接点摺接ブラシ42の接点部14への摺接を解除するこ
とにより行われる。
【0048】上記した本発明の実施の形態例1にあって
は、アクチュエータBの押圧により、第1のスイッチ作
動体36を、その揺動中心を支点にしてばね力に抗して
揺動させて一方のスイッチ部である変速モード検出用ス
イッチ部を作動して自動変速モード(ノーマルゲート)
から手動変速モード(スポーツゲート)への移行を検出
し、アクチュエータBの、押圧方向に対して垂直方向の
移動によりスライド20を移動させてアップシフトスイ
ッチ部とダウンシフトスイッチ部とを時間差をもって作
動させることが可能になり、部品点数が削減できて、組
立性を簡素化することができるばかりか省エネルギー化
を促進することができる。
【0049】(実施の形態例2)図8乃至図11には本
発明に係るスイッチ構造の実施の形態例2であるシフト
位置検出スイッチA−1を示す。
【0050】このシフト位置検出スイッチA−1は、上
記した本発明の実施の形態例1のブラシとこのブラシが
摺接する接点部とによるスイッチ部の構成に変えて、こ
のスイッチ部の構成にマイクロスイッチを用いたもので
ある。
【0051】このシフト位置検出スイッチA−1は、取
付用ケース51と、この取付用ケース51の一方の面に
着脱可能に装着されるカバー52とを有しており、取付
用ケース51は長方形状の取付用プレート54の周囲に
周壁部55を形成して構成してある。
【0052】そして、周壁部55の前面部は2段の面部
51a、51bとで形成してあって、1段目の面部51
aには左右方向に長い切欠き部56が形成してあり、ま
た、1段目の面部51aより前方(図9では上方)に突
出した2段目の面部51bには左右方向に長い切欠き部
57が形成してある。そして、切欠き部56と一方のカ
バー52とで左右方向に長い孔部58が、また、切欠き
部57と他方のカバー53とで左右方向に長い孔部59
がそれぞれ形成されるようになる。
【0053】そして、取付用ケース51の取付用プレー
ト54の内面54aには、アップシフトスイッチ部(他
方のスイッチ部)であるアップシフト用マイクロスイッ
チ60とダウンシフトスイッチ部(他方のスイッチ部)
であるダウンシフト用マイクロスイッチ61とが左右に
並べて固着してあり、また、取付用プレート54の外面
54bには変速モード検出用スイッチ部(一方のスイッ
チ部)であるシフト用マイクロスイッチ62が固着して
ある。
【0054】また、取付用ケース51の内面51a側に
は、切欠き部56の下方に位置させてスライダ収納部6
3が形成してあり、このスライダ収納部63には左右の
ストッパー部63a、63b間の中央に位置させてスプ
リング64が配置してあり、このスプリング64とスト
ッパー部63a、63bとの間に摺動用案内部65a、
65bが設けてある。
【0055】また、取付用ケース51の内面51a側に
は第2のスイッチ作動体であるスライダ66が左右方向
に移動可能に配設してある。すなわち、このスライダ6
6はプレート部67を有しており、このプレート部67
の左右にはストッパー部68a、68bが形成してあ
り、また、プレート部67の中央にはばね受け部69が
形成してあり、このばね受け部69と左右の突出部68
a、68bとの間に案内受け部70a、70bが形成し
てある。また、プレート部67の下縁部にはスイッチ作
動部71が形成してある
【0056】また、プレート部67の上縁部中央には連
結部72Aを介して操作部72が設けてあり、この操作
部72は左右方向に沿うベース部73の左、右端部に上
方に突出する突出部74a、74bを突設して構成して
あり、ベース部73と左右の突出部74a、74bとで
コ字形状の作動子嵌合部75を形成している。
【0057】そして、スライダ収納部63にスライダ6
6が左右方向に摺動可能に収納された状態では、スライ
ダ66のばね受け部69内にスプリング64が挿入して
あり、左右の案内受け部70a、70bが左右の摺動用
案内部65a、65bに摺動可能に係合している。そし
て、スイッチ作動部71は、アップシフト用マイクロス
イッチ60の作動子60Aとダウンシフト用マイクロス
イッチ61の作動子61Aとの中間に位置していて、中
立状態を保持している。
【0058】また、取付用ケース51の外面51b側に
は、図11に示すように切欠き部の下方に位置させてス
イッチ作動体収納部76が形成してあり、このスイッチ
作動体収納部76に、スイッチ作動体揺動支点Pを構成
する揺動支点用軸部77が設けてあり、この揺動支点用
軸部77の周囲にはスイッチ作動体揺動規制部78が形
成してある。
【0059】また、そして、スイッチ作動体収納部76
には第1のスイッチ作動体79がスイッチ作動体揺動支
点Pを中心にして揺動可能に配置してある。すなわち、
この第1のスイッチ作動体79は作動カムレバー部80
にカムレバー部82を連設し、作動カムレバー部80の
中心に揺動支点孔部83を設け、作動カムレバー部80
の周部にスイッチ作動部80Aを形成して構成してあ
る。
【0060】そして、第1のスイッチ作動体79は、そ
の揺動支点孔部83を揺動支点用軸部77に回転可能に
嵌合してスイッチ作動体収納部76に配してあり、揺動
支点用軸部77にはねじりコイルばね84が設けてあっ
て、このねじりコイルばね84により第1のスイッチ作
動体79は中立状態にあって、スイッチ作動部80A
は、シフト作動用マイクロスイッチ62の作動子62A
に対向している。また、操作部であるカムレバー部82
は、切欠き部57に挿入された状態で取付用ケース51
の周壁部55の外方に突出している。
【0061】また、アップシフト用マイクロスイッチ6
0、ダウンシフト用マイクロスイッチ61及びシフト作
動用マイクロスイッチ62のリード端子部60a、60
b、61a、61b、62a、62b、62cにはリー
ド線85A、85B、85Cが接続してあり、これらの
リード線85A、85Bは、取付用ケース51の周壁部
55の下部に設けた孔部86から、また、リード線85
Cは切欠き86Aからそれぞれ外に出されている。そし
て、取り付け用ケース51の外面51b側には左、右側
部に設けた取付部87をもちいてねじ部材67aで取付
金具Kが取り付けてある。
【0062】また、上記のように構成されたシフト位置
検出スイッチA−1を作動するアクチュエータB−1
は、上記した実施の形態例1の場合と同様なアクチュエ
ータであって、操作部29の作動子嵌合部32に挿入さ
れる作動子46を備えており、この作動子46の面部の
中央にはカム作動部47が形成してある。
【0063】次に、上記のように構成されたシフト位置
検出スイッチA−1の作動を説明する。
【0064】このシフト位置検出スイッチA−1は、そ
の取付金具Kを用いて所定の場所に設置される。また、
アクチュエータB−1はシフト位置検出スイッチA−1
の前方に配置してあって、シフト位置検出スイッチA−
1側に往復動し且つ直進後左右方向に往復動するもので
ある。
【0065】したがって、アクチュエータB−1が直進
することで、このアクチュエータB−1の作動子46が
操作部72の作動子嵌合部75に挿入されると共に、作
動子46に設けたカム作動部47が、第1のスイッチ作
動体79のカムレバー部82に接して、このカムレバー
部82を倒すように作動させる。
【0066】カム作動部47によってカムレバー部82
が倒されることにより、第1のスイッチ作動体79がね
じりコイルばね84のばね力に抗して左方向(図11で
は右方向)に揺動し、第1のスイッチ作動体79のスイ
ッチ作動部80Aは、シフト作動用マイクロスイッチ6
2の作動子62Aを押圧する。このために、このシフト
作動用マイクロスイッチ62はスイッチオンの状態にな
り、自動変速モード(ノーマルゲート)から手動変速モ
ード(スポーツゲート)への移行が検出される。
【0067】次に、アップシフト作動を実行すべく、ア
クチュエータBが右方向に移動すると、操作部72を介
してスライダ66がスプリング54のばね力に抗して右
方向に移動して、スライダ66のスイッチ作動部71
は、アップシフト用マイクロスイッチ60の作動子60
Aを押圧する。このために、このアップシフト用マイク
ロスイッチ60はスイッチオンの状態になり、アップシ
フト作動が行われる。
【0068】また、シフト作動可能状態からダウンシフ
ト作動を実行すべく、アクチュエータBが左方向に移動
すると、操作部72を介してスライダ66がスプリング
64のばね力に抗して左方向に移動して、スライダ66
のスイッチ作動部71は、ダウンシフト用マイクロスイ
ッチ61の作動子61Aを押圧する。このために、この
ダウンシフト用マイクロスイッチ61はスイッチオンの
状態になり、ダウンシフト作動が行われる。
【0069】アップシフト作動及びダウンシフト作動を
解除する場合には、アクチュエータB−1が中立位置に
戻ることにより、スライダ66のスイッチ作動部71に
よる作動子60A、61Aへの押圧を解除して、アップ
シフト用マイクロスイッチ60及びダウンシフト用マイ
クロスイッチ61をスイッチオフの状態にすることによ
り行われる。また、変速モードの切り替え検出を解除す
る場合には、アクチュエータBが後退してカム作動部4
7によるカムレバー部82の押圧が解除されることによ
り、第1のスイッチ作動体71がねじりコイルばね84
のばね力によって中立位置に戻り、スイッチ作動部71
による作動子62Aへの押圧を解除して、シフト作動用
マイクロスイッチ62をスイッチオフの状態にすること
により行われる。
【0070】上記した本発明の実施の形態例2にあって
は、アクチュエータB−1の押圧により、第1のスイッ
チ作動体79を、その揺動中心を支点にしてばね力に抗
して揺動させて一方のスイッチ部である変速モード検出
用スイッチ部を作動して自動変速モード(ノーマルゲー
ト)から手動変速モード(スポーツゲート)への移行を
検出し、アクチュエータB−1の、押圧方向に対して垂
直方向の移動によりスライダ66を移動させてアップシ
フト用マイクロスイッチ60とダウンシフト用マイクロ
スイッチ61とを時間差をもって作動させることが可能
になり、部品点数が削減できて、組立性を簡素化するこ
とができるばかりか省エネルギー化を促進することがで
きる。
【0071】(実施の形態例3)図12乃至図14には
本発明に係るスイッチ構造の実施の形態例3であるシフ
ト位置検出スイッチA−2を示す。
【0072】このシフト位置検出スイッチA−2は、取
付用ケース91と、この取付用ケース91の一方及び他
方の面にそれぞれ着脱可能に装着される一方及び他方の
カバー(図示せず)とを有しており、取付用ケース91
は長方形状の取付用プレート94の周囲に周壁部95を
形成して構成してある。
【0073】そして、周壁部95の前面部91aには左
右方向に長い切欠き部96が形成してあり、切欠き部9
6と一方及び他方のカバーとで左右方向に長い孔部92
がそれぞれ形成されるようになる。
【0074】そして、取付用ケース91の取付用プレー
ト94の一方の面94aにはプリント基板98が固着し
てある。そして、このプリント基板98の実装面には、
図14に示すように変速モード検出用接点部100と、
シフト用接点部101とが設けてある。変速モード検出
用接点部100はパターン状のコモン接点部102と接
点部103とを有しており、コモン接点部102は上下
方向に沿って長く形成してあり、接点部103はコモン
接点部102と平行している。また、シフト用接点部1
01はパターン状のコモン接点部104と、パターン状
のアップシフト用接点部105と、パターン状のダウン
シフト用接点部106とが形成してある。すなわち、コ
モン接点部104は、図14に示すように左右方向(プ
リント基板98の長手方向)に沿って長く形成してあ
り、アップシフト用接点部105とダウンシフト用接点
部106とは、コモン接点部104の中心イを中にして
左右に等距離で配置してある。
【0075】そして、取付用プレート94の一方の面9
4a側には、切欠き部96の下方に位置させてスライダ
収納部107が形成してあり、このスライダ収納部10
7には、取付用プレート94の一方の面94a側にはス
ライダ108が左右方向に移動可能に配設してある。す
なわち、このスライダ108は、第2のスイッチ作動体
である左右スライダ部109と、第1のスイッチ作動体
である上下スライダ部110とを有しており、この左右
スライダ部109はボックス状のスライダ本体111を
有しており、このスライダ本体111の上面部111a
には孔部112が形成してあり、また、スライダ本体1
11の底面部111bにはばね受け部113が設けてあ
り、スライダ本体111の一方の面部111cには、そ
の上部に位置させて四角形状の開口部114が形成して
ある。
【0076】そして、スライダ本体111の一方の面部
111cの外側の下部にはブラシホルダ115が固着し
てあり、このブラシホルダ115には、第1の接点摺接
ブラシ116と、第2の接点摺接ブラシ117とが取り
付けてあって、第1の接点摺接ブラシ116と第2の接
点摺接ブラシ117とは互いに導通している。
【0077】また、上下スライダ部110は、プレート
部118の上縁部中央に連結部119を介して操作部1
20を設けて構成してあり、プレート部118の下部に
はばね受け部121が形成してあり、このプレート部1
18には、ブラシホルダ118Aを介して第3の接点摺
接ブラシ122と、第4の接点摺接ブラシ123とが取
り付けてあって、第3の接点摺接ブラシ122と第4の
接点摺接ブラシ123とは互いに導通している。
【0078】そして、上下スライダ部110は、そのプ
レート部118を左右スライダ部109内に収納して、
この左右スライダ部109に上下方向に移動可能に組み
付けてあり、上下のばね受け部113、121間にはス
プリング126が介装してあって、プレート部118に
設けた第3、第4の接点摺接ブラシ122、123が開
口部114より外方に突出している。
【0079】そして、スライダ収納部107にはスライ
ダ108が左右方向に摺動可能に収納してあり、左右ス
ライダ部109のスライダ本体111の左、右方には左
右スライダ部109を中立位置に保持する左右のスプリ
ング124、125が配置してある。この場合、第1〜
第4の接点摺接ブラシ116、117、122、123
はプリント基板98の実装面に対向していて、第1の接
点摺接ブラシ116は、シフト用接点部101のコモン
接点部104に摺接しており、第2の接点摺接ブラシ1
17は、シフト用接点部101のアップシフト用接点部
105とダウンシフト用接点部106との中間に位置し
ている。また、第3の接点摺接ブラシ122は、シフト
作動用接点部100のコモン接点部102に摺接してお
り、第4の接点摺接ブラシ123は、変速モード検出用
接点部100の作動接点部103を通る直線上に位置し
ている。
【0080】この場合、第1の接点摺接ブラシ116と
シフト用接点部101のコモン接点部104と第2の接
点摺接ブラシ117とシフト用接点部101のアップシ
フト用接点部105とでアップシフトスイッチ部(他方
のスイッチ部)を構成しており、第1の接点摺接ブラシ
116とシフト用接点部101のコモン接点部104と
第2の接点摺接ブラシ117とシフト用接点部101の
ダウンシフト用接点部106とでダウンシフトスイッチ
部(他方のスイッチ部)を構成しており、第3の接点摺
接ブラシ122と変速モード検出用接点部100のコモ
ン接点部102と第4の接点摺接ブラシ123と変速モ
ード検出用接点部100の作動接点部103とで変速モ
ード検出用スイッチ部(一方のスイッチ部)を構成して
いる。
【0081】また、上記のように構成されたシフト位置
検出スイッチA−2を作動するアクチュエータB−2
は、操作部120の作動子嵌合部120Aに挿入される
作動子126を備えている。
【0082】次に、上記のように構成されたシフト位置
検出スイッチA−2の作動を説明する。
【0083】このシフト位置検出スイッチA−2は、そ
の左、右側部に設けた取付部130を用いて所定の場所
に設置される。また、アクチュエータB−2はシフト位
置検出スイッチA−2の前方に配置してあって、シフト
位置検出スイッチA−2側に往復動し且つ直進後左右方
向に往復動するものである。
【0084】したがって、アクチュエータB−2が直進
することで、このアクチュエータB−2の作動子126
が操作部120の作動子嵌合部120Aに挿入されて、
スライド108の上下スライド部110をスプリング1
26のばね力に抗して移動させる。
【0085】上下スライド部110の移動により第3の
接点摺接ブラシ122はコモン接点部102に摺接し、
また、第4の接点摺接ブラシ123は接点部103に摺
接する。このために、スイッチオンの状態になり、自動
変速モード(ノーマルゲート)から手動変速モード(ス
ポーツゲート)への移行が検出される。
【0086】次に、アップシフト作動を実行すべく、ア
クチュエータB−2が右方向に移動すると、操作部12
0を介してスライダ108の左右スライド部109がス
プリング125のばね力に抗して右方向に移動して、第
1の接点摺接ブラシ116はコモン接点部104に摺接
し、第2の接点摺接ブラシ117はアップシフト用接点
部105に摺接する。このために、スイッチオンの状態
になり、アップシフト作動が行われる。
【0087】また、シフト作動可能状態からダウンシフ
ト作動を実行すべく、アクチュエータB−2が左方向に
移動すると、操作部120を介してスライダ108の左
右スライド部109がスプリング126のばね力に抗し
て左方向に移動して、第1の接点摺接ブラシ116はコ
モン接点部104に摺接し、第2の接点摺接ブラシ11
7はダウンシフト用接点部106に摺接する。このため
に、スイッチオンの状態になり、ダウンシフト作動が行
われる。
【0088】アップシフト作動及びダウンシフト作動を
解除する場合には、アクチュエータB−2が中立状態に
戻ることにより、第2の接点摺接ブラシ117のアップ
シフト用接点部105又はダウンシフト用接点部106
への摺接を解除することにより行われる。また、変速モ
ード切り替え検出を解除する場合には、アクチュエータ
Bが後退して上下スライダ部109の押圧が解除される
ことにより、上下スライダ部109がスプリング126
のばね力によって中立状態に戻り、第2の接点摺接ブラ
シ117の接点部103への摺接を解除することにより
行われる。
【0089】上記した本発明の実施の形態例3にあって
は、アクチュエータB−2の押圧により、第1のスイッ
チ作動体を、直線上をばね力に抗して移動させて変速モ
ード検出用スイッチ部(一方のスイッチ部)を作動して
自動変速モード(ノーマルゲート)から手動変速モード
(スポーツゲート)への移行を検出し、アクチュエータ
B−2の、押圧方向に対して垂直方向の移動によりスラ
イダ66を移動させてアップシフトスイッチ部とダウン
シフトスイッチ部とを時間差をもって作動させることが
可能になり、部品点数が削減できて、組立性を簡素化す
ることができるばかりか省エネルギー化を促進すること
ができる。
【0090】なお、第1〜第4の接点摺接ブラシ(2
7、28、41、42)、(116、117、122、
123)は、図15に示すように金属製のばね片140
の先端部を湾曲させて接点部141を形成して構成して
もよいし、また、図16に示すように金属製のばね片1
42の先端部にボールホルダ143を形成して、このボ
ールホルダ143で金属製のボール144を回転可能に
保持して、このボール144を接点部として構成しても
よい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るスイッチ構造によれば、アクチュエータの押圧によ
り一方のスイッチ部を作動し、このアクチュエータの、
押圧方向に対して垂直方向の移動により少なくとも2以
上の他方のスイッチ部を作動することができる。
【0092】このように、複数のスイッチ部を一つのア
クチュエータで時間差をもって作動させることが可能に
なり、部品点数が削減できて、組立性を簡素化すること
ができるばかりか省エネルギー化を促進することができ
る。
【0093】また、請求項2の発明に係るスイッチ構造
によれば、一方のスイッチ部が、自動変速モードから手
動変速モードへの移行を検出するスイッチ部であり、他
方のスイッチ部が、手動変速モードにおいてアップシフ
トを検出するスイッチ部と、手動変速モードにおいてダ
ウンシフトを検出するスイッチ部であることにより、ア
クチュエータの押圧により一方のスイッチ部を作動して
自動変速モードから手動変速モードへの移行を検出し、
このアクチュエータの、押圧方向に対して垂直方向の移
動によりアップシフト用のスイッチ部とダウンシフト用
のスイッチ部とを時間差をもって作動させることが可能
になり、部品点数が削減できて、組立性を簡素化するこ
とができるばかりか省エネルギー化を促進することがで
きる。
【0094】また、請求項3の発明に係るスイッチ構造
によれば、一方のスイッチ手段を、自動変速モードから
手動変速モードへの移行時に作動するアクチュエータの
押圧により、その揺動中心を支点にしてばね力に抗して
揺動する第1のスイッチ作動体と、この第1のスイッチ
作動体の揺動により作動される変速モード検出用スイッ
チ部とで構成し、他方のスイッチ手段を、前記アクチュ
エータの、前記押圧方向に対して垂直方向の移動により
ばね力に抗して移動する第2のスイッチ作動体と、この
第2のスイッチ作動体の移動により作動されてアップシ
フトを検出するアップシフトスイッチ部及び第2のスイ
ッチ作動体の移動により作動されてダウンシフトを検出
するダウンシフトスイッチ部で構成したことにより、ア
クチュエータの押圧により、第1のスイッチ作動体を、
その揺動中心を支点にしてばね力に抗して揺動させて変
速モード検出用スイッチ部を作動して自動変速モードか
ら手動変速モードへの移行を検出し、アクチュエータ
の、押圧方向に対して垂直方向の移動により第2のスイ
ッチ作動体を作動させてアップシフトスイッチ部とダウ
ンシフトスイッチ部とを時間差をもって作動させること
が可能になり、部品点数が削減できて、組立性を簡素化
することができるばかりか省エネルギー化を促進するこ
とができる。
【0095】また、請求項4の発明に係るスイッチ構造
によれば、一方のスイッチ手段を、自動変速モードから
手動変速モードへの移行時に作動するアクチュエータの
押圧により直線上をばね力に抗して移動する第1のスイ
ッチ作動体と、この第1のスイッチ作動体の移動により
作動される変速モード検出用スイッチ部とで構成し、他
方のスイッチ手段を、前記アクチュエータの、前記押圧
方向に対して垂直方向の移動によりばね力に抗して移動
する第2のスイッチ作動体と、この第2のスイッチ作動
体の移動により作動されてアップシフトを検出するアッ
プシフトスイッチ部及び第2のスイッチ作動体の移動に
より作動されてダウンシフトを検出するダウンシフトス
イッチ部で構成したことにより、アクチュエータの押圧
により、第1のスイッチ作動体を、直線上をばね力に抗
して移動させて変速モード検出用スイッチ部を作動して
自動変速モードから手動変速モードへの移行を検出し、
アクチュエータの、押圧方向に対して垂直方向の移動に
より第2のスイッチ作動体を作動させてアップシフトス
イッチ部とダウンシフトスイッチ部とを時間差をもって
作動させることが可能になり、部品点数が削減できて、
組立性を簡素化することができるばかりか省エネルギー
化を促進することができる。
【0096】また、請求項5の発明に係るスイッチ構造
によれば、変速モード検出用スイッチ部、アップシフト
スイッチ部及びダウンシフトスイッチ部を、第1、第2
のスイッチ作動体に設けた接点摺動ブラシと、基板に設
けられて接点摺動ブラシが摺接するパターン接点部とで
構成することで、スイッチ構造を薄く且つ小型化するこ
とができる。
【0097】また、請求項6の発明に係るスイッチ構造
によれば、変速モード検出用スイッチ部、アップシフト
スイッチ部及びダウンシフトスイッチ部をメカニカルス
イッチで構成することで、スイッチ構造が安価に提供で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチ構造(実施の形態例1)
の正面図である。
【図2】同スイッチ構造の側面図である。
【図3】同スイッチ構造の後面図である。
【図4】同スイッチ構造において正面側のカバーを外し
た状態の正面図である。
【図5】同スイッチ構造において後面側のカバーを外し
た状態の正面図である。
【図6】アクチュエータの正面図である。
【図7】同アクチュエータの側面図である。
【図8】本発明に係るスイッチ構造(実施の形態例2)
の正面図である。
【図9】同スイッチ構造の側面図である。
【図10】同スイッチ構造においてカバーを外した状態
の正面図である。
【図11】同スイッチ構造の後面図である。
【図12】本発明に係るスイッチ構造(実施の形態例
3)においてカバーを外した状態の正面図である。
【図13】同スイッチ構造のスライドの構成説明図であ
る。
【図14】同スイッチ構造のパターン接点部の構成説明
図である。
【図15】摺動ブラシの構成説明図である。
【図16】他の摺動ブラシの構成説明図である。
【図17】従来のスイッチ構造の構成説明図である。
【符号の説明】
A シフト位置検出スイッチ B アクチュエータ 1 取付ケース 8 第1のプリント基板(基板) 9 第2のプリント基板(基板) 10 コモン接点部 11 シフトアップ用接点部 12 シフトダウン用接点部 14 接点部 20 スライド(第2のスイッチ作動体) 36 第1のスイッチ作動体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータの押圧により一方のスイ
    ッチ部を作動する一方のスイッチ手段と、このアクチュ
    エータの、前記押圧方向に対して垂直方向の移動により
    少なくとも2以上の他方のスイッチ部を作動する他方の
    スイッチ手段とを備えたことを特徴とするスイッチ構
    造。
  2. 【請求項2】 前記一方のスイッチ部が、自動変速モー
    ドから手動変速モードへの移行を検出するスイッチ部で
    あり、 前記他方のスイッチ部が、手動変速モードにおいてアッ
    プシフトを検出するスイッチ部と、手動変速モードにお
    いてダウンシフトを検出するスイッチ部である請求項1
    に記載のスイッチ構造。
  3. 【請求項3】 前記一方のスイッチ手段を、自動変速モ
    ードから手動変速モードへの移行時に作動するアクチュ
    エータの押圧により、その揺動中心を支点にしてばね力
    に抗して揺動する第1のスイッチ作動体と、この第1の
    スイッチ作動体の揺動により作動される変速モード検出
    用スイッチ部とで構成し、 前記他方のスイッチ手段を、前記アクチュエータの、前
    記押圧方向に対して垂直方向の移動によりばね力に抗し
    て移動する第2のスイッチ作動体と、この第2のスイッ
    チ作動体の移動により作動されてアップシフトを検出す
    るアップシフトスイッチ部及び第2のスイッチ作動体の
    移動により作動されてダウンシフトを検出するダウンシ
    フトスイッチ部で構成した請求項1に記載のスイッチ構
    造。
  4. 【請求項4】 前記一方のスイッチ手段を、自動変速モ
    ードから手動変速モードへの移行時に作動するアクチュ
    エータの押圧により直線上をばね力に抗して移動する第
    1のスイッチ作動体と、この第1のスイッチ作動体の移
    動により作動される変速モード検出用スイッチ部とで構
    成し、 前記他方のスイッチ手段を、前記アクチュエータの、前
    記押圧方向に対して垂直方向の移動によりばね力に抗し
    て移動する第2のスイッチ作動体と、この第2のスイッ
    チ作動体の移動により作動されてアップシフトを検出す
    るアップシフトスイッチ部及び第2のスイッチ作動体の
    移動により作動されてダウンシフトを検出するダウンシ
    フトスイッチ部で構成した請求項1に記載のスイッチ構
    造。
  5. 【請求項5】 前記変速モード検出用スイッチ部、前記
    アップシフトスイッチ部及び前記ダウンシフトスイッチ
    部を、前記第1、第2のスイッチ作動体に設けた接点摺
    動ブラシと、基板に設けられて前記接点摺動ブラシが摺
    接するパターン接点部とで構成した請求項3又は請求項
    4に記載のスイッチ構造。
  6. 【請求項6】 前記変速モード検出用スイッチ部、前記
    アップシフトスイッチ部及び前記ダウンシフトスイッチ
    部をメカニカルスイッチで構成した請求項3又は請求項
    4に記載のスイッチ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105090473A (zh) * 2015-08-31 2015-11-25 德韧干巷汽车系统(上海)有限公司 一种模块化的微动开关

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