JP2000137821A - 印影照合表示装置 - Google Patents

印影照合表示装置

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JP2000137821A
JP2000137821A JP11237001A JP23700199A JP2000137821A JP 2000137821 A JP2000137821 A JP 2000137821A JP 11237001 A JP11237001 A JP 11237001A JP 23700199 A JP23700199 A JP 23700199A JP 2000137821 A JP2000137821 A JP 2000137821A
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Noriyoshi Ishino
知徳 石野
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙媒体を用いた印影照合と同じような形態の印
影照合作業をイメージ処理を用いて実現する。 【解決手段】被照合印影イメージと登録印影イメージと
の色を異ならせかつ両者を重ね合わせて照合画面100
上の「照合結果」欄104に表示するとともに、被照合
印影イメージおよび登録印影イメージのうちの何れか一
方の表示色の色が薄く見えるように表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、帳票を読み取っ
て帳票上に押印された被照合印鑑の印影イメージを切り
出し、この切り出した被照合印影イメージと予め登録さ
れた登録印影イメージとを比較できるように両者を表示
する印影照合表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、印影照合は、事前に登録された印鑑の印影を印鑑簿
として保管し、伝票の印影照合が必要になったとき、帳
票上の印影と、保管してある印鑑簿の印影を作業者が目
視で比較し一致不一致の判定を行っていた。
【0003】しかし近年、銀行などにおいては、業務全
般にイメージ処理化の動きが活発して現物を扱わない処
理へと移行しようとしており、印影照合も例外ではなく
なってきている。
【0004】印影照合のイメージ処理は通常次のように
して行われる。
【0005】(1)印鑑が押印された帳票をイメージリー
ダを用いて光学的に読み取る。 (2)読み取りデータに基づいて帳票の種類を判別する。 (3)帳票種類の判別結果に基づいて帳票上の押印欄の位
置を判別する。押印欄の位置は帳票毎に決まっているの
で、帳票の種類を判別することで当該帳票に対応する押
印欄の位置を特定することができる。 (4)押印位置の判別結果に基づいて前記読み取りデータ
から予め設定された所定サイズ分のデータを切り出すこ
とにより印影イメージを切り出す。 (5)切り出された印影イメージと予め登録された登録印
影イメージとを担当者が目視で比較できるような印影照
合画面を表示する。
【0006】このような印影照合のイメージ処理におい
ては、切り出された印影イメージと予め登録された登録
印影イメージとが表示される印影照合画面において、作
業時間を短縮効率化させる為や印影照合の精度を向上さ
せる為に各種の工夫が行われている。
【0007】例えば、その1つとして、切り出された印
影イメージと登録印影イメージを画面上の別々の位置に
表示するのではなく、これら両者の印影イメージを画面
上で重ね合わせて表示する手法がある。特開昭60−1
34989号公報では、重ね合わせ表示する際に、両印
影の表示色を異ならせると共に、両印影の重なった部分
の表示色を更に異ならせるようにして、係員の目視確認
による印影照合作業を容易にしている。
【0008】しかしこの従来技術では、重ね合わせ表示
した両印影イメージの色を異ならせるのみであるので、
従前からの紙媒体を用いた印影照合に慣れた係員にとっ
ては馴染み難いものであった。
【0009】すなわち、紙媒体を用いた印影照合におい
ては、印影どうしを目視で見比べ、その後印影が重なる
ように紙を重ね、これら重ねた紙を光の中で透かすこと
で両印影を比較しており、後側の紙に押印された印影は
係員からは薄く見えることになる。
【0010】次に、前記印影照合表示における他の手法
として特開昭59−85576号公報に示された技術が
ある。
【0011】この従来技術においては、切り出された印
影イメージと登録印鑑イメージを同じ分割線で2分し、
これら2分したイメージの相反対部分を合成して1つの
印影を構成し、その継ぎ目を検証することで印影照合を
行うようにしている。
【0012】すなわちこの従来技術は、2つの印影が重
なるように紙を重ね、上側の紙を任意の線で折って、折
り目の部分で両印影のつながり部分を比べる従前の紙媒
体を用いた印影照合を表示画面上でのイメージ処理を用
いて実現したものである。
【0013】しかしながら上記従来技術では、分割部分
を合成境界線をもって表示するようにしていたので、合
成境界線が邪魔になって両印影のつながり部分の目視確
認を行い難い問題があり、また合成された1つの印影が
2つのイメージを合成したものであるということを一目
瞭然には認識できないという問題もある。
【0014】つぎに、前記印影照合画面までの手順を全
て自動化した印影照合表示装置では、前述したように、
読み取った帳票のイメージデータを用いて帳票の種類を
判別することで、帳票毎に予め定められた押印欄の位置
を判別し、この押印位置の判別結果に基づいて前記読み
取りデータから予め設定された所定サイズ分のデータを
切り出すことにより印影イメージを切り出すようにして
いる。
【0015】しかし、このように完全に自動化された支
援装置では、事前に押印欄の位置が登録されていない帳
票が読み取られた場合や帳票の判別に失敗した場合に
は、対象帳票の押印欄の位置を特定することができず、
この段階で処理が停止してしまう問題がある。
【0016】また、押印に失敗した時などにおいては、
押印欄の側方などの正規の押印位置以外の箇所に再度押
印するような場合がある。また、正規の押印位置からず
れた箇所に押印してしまうような場合もある。このよう
なときには、上記の完全に自動化された支援装置では、
印影イメージの切り出し位置が決まっているので、帳票
イメージから照合すべき印影イメージを切り出すことが
できず、照合処理に失敗する。
【0017】このように従来の印影照合表示装置では、
対象帳票の押印欄が特定できないときや帳票の押印欄外
に押印されているときには、印影照合処理を失敗し、処
理が停止してしまうという問題がある。
【0018】つぎに、従来の印影照合表示装置では、印
鑑簿データベースの1つの口座に複数の印鑑が登録され
ていたとしても、窓口端末で行われる印影照合処理の際
には、当該口座の登録印鑑のうちの最新の登録印鑑しか
呼び出してこれを表示させることができない。すなわち
改印した場合は新印しか呼び出して表示することができ
ないので、つぎのような問題が発生していた。
【0019】例えば、手形を振出した後に改印するよう
なケースがあり、このような場合には旧印をみて判断す
る必要があるが、従来技術では対処し得なかった。ま
た、当座の口座では、代理印も登録するような場合があ
るが、このような場合従来技術では対処し得ない。
【0020】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たもので、紙媒体を用いた印影照合に近いイメージで印
影照合作業をなし得る印影照合表示装置を提供すること
を解決課題とする。
【0021】この発明は、登録印影と被照合印影とのつ
ながり部分の画像データの比較処理を容易にするととも
に、分割境界エリアをより視認し易いように表示するよ
うにしてオペレータの印影照合作業の効率を向上させる
ようにした印影照合表示装置を提供することを解決課題
とする。
【0022】この発明は帳票の種類が判別できなかった
ときまたは帳票上の押印欄内に押印されていないような
場合に、オペレータが任意に印影の切り出し位置を指定
できるようにして印影照合表示装置による印影照合の利
用率を向上させるようにした印影照合表示装置を提供す
ることを解決課題とする。
【0023】この発明は、1つの口座に登録された複数
の印鑑の印影イメージを必要に応じて呼び出し、これら
呼び出された複数の登録印鑑との印影照合処理を可能に
するようにした印影照合表示装置を提供することを解決
課題とする。
【0024】
【課題を解決するための手段及び作用効果】請求項1の
発明では、帳票を光学的に読み取って帳票上に押印され
た被照合印鑑の印影イメージを切り出し、該切り出した
被照合印影イメージと予め登録された登録印影イメージ
とを比較できるように両者を表示する印影照合表示装置
において、前記被照合印影イメージと前記登録印影イメ
ージとの色を異ならせかつ両者を重ね合わせて表示画面
上の所定の印影照合エリアに表示するとともに、前記被
照合印影イメージおよび登録印影イメージのうちの何れ
か一方の表示色が薄く見えるように表示するようにした
ことを特徴とする。
【0025】請求項2の発明では、前記前記被照合印影
イメージおよび登録印影イメージのうちの表示画面上で
下層側に重ね合わせ表示されたイメージの表示色の色が
薄く見えるように表示するようにしている。
【0026】このように請求項1又は請求項2の発明で
は、重ねられて表示された被照合印影イメージと前記登
録印影イメージとのうちの片方のイメージデータの表示
色を他方に比べ薄く見えるように設定するようにしてい
るので、紙を重ねて透かして比較していた従前の照合作
業と同様に、片方のイメージの色が薄く表示されること
になる。したがって、これらの発明では、実際の紙媒体
を用いた従前の透かし印影照合と同じイメージの印影照
合作業を印影照合表示装置を用いたイメージ処理を用い
て実現することができるようになり、従前からの紙媒体
を用いた印影照合に慣れた係員にとっても馴染み易いも
のとなる。
【0027】請求項3の発明では、帳票を光学的に読み
取って帳票上に押印された被照合印鑑の印影イメージを
切り出し、該切り出した被照合印影イメージと予め登録
された登録印影イメージとを比較できるように両者を表
示する印影照合表示装置において、前記被照合印影イメ
ージおよび前記登録印影イメージを2分割し、これら2
分割された被照合印影イメージの一方の分割パターンと
登録印影イメージの他方の分割パターンを合成して1つ
の印影イメージを構成する合成手段と、前記被照合印影
イメージと前記登録印影イメージとの色を異ならせて前
記合成された印影イメージを表示画面上の所定の印影照
合エリアに表示する印影イメージ表示手段と、前記2分
割の境界線を境にして前記印影照合エリアの背景色をそ
れぞれ異ならせて表示する背景表示手段とを具えるよう
にしている。
【0028】例えば、印影照合エリアの前記境界線を境
にした一方の分割エリアの背景色に印影イメージの色と
識別し易い色を薄く付け、他方側は白に近い状態にす
る。
【0029】この請求項3の発明では、前記2分割の境
界線を背景色の違いにより形成するようにしたので、実
際に境界線のみを表示している従来の手法のように登録
印影と被照合印影とのつながり部分の画像データを消す
ことなくつながり部分を鮮明に表示できると共に、分割
境界エリアをより視認し易いように表示することができ
る。また、合成された各領域の背景色が異なっているの
で、この印影照合のための表示エリアが2つの印影が合
成されたものであることを一目瞭然に認定することがで
きる。したがって、この発明によれば、オペレータの印
影照合作業の効率を向上させることができる。
【0030】請求項4の発明では、帳票を光学的に読み
取り、この読み取りデータに基づいて帳票の種類を判別
する種別判別手段と、この判別結果に基づいて帳票上の
押印欄の位置を判別する押印位置判別手段と、この押印
位置の判別結果に基づいて前記読み取りデータから予め
設定された所定サイズ分のデータを切り出すことにより
印影イメージを切り出す印影イメージ切り出し手段と、
この切り出された印影イメージと予め登録された登録印
影イメージとを比較できるように両者が表示された印影
照合画面を表示する表示制御手段とを備えた印影照合表
示装置において、前記種別判別手段から帳票の種類の判
別不可の信号が出力されると、帳票上の印影の切り出し
位置を操作者に設定させる印影領域設定画面を表示する
手段を具え、前記印影イメージ切り出し手段は前記印影
領域設定画面における切り出し位置の設定結果に基づい
て印影イメージを切り出すようにしたことを特徴として
いる。
【0031】この請求項4の発明では、帳票の種類の判
別不可の場合、印影領域設定画面を表示し、この印影領
域設定画面を用いて操作者に帳票上の印影の切り出し位
置を指定させ、この指定に基づいて印影イメージを切り
出すようにしたので、帳票の判別不可の場合に印影照合
処理が途中で停止してしまうようなことがなくなり、こ
れにより印影照合表示装置による印影照合の利用率を向
上させることができる。
【0032】請求項5の発明では、帳票を光学的に読み
取り、この読み取りデータに基づいて帳票の種類を判別
する種別判別手段と、この判別結果に基づいて帳票上の
押印欄の位置を判別する押印位置判別手段と、この押印
位置の判別結果に基づいて前記読み取りデータから予め
設定された所定サイズ分のデータを切り出すことにより
印影イメージを切り出す印影イメージ切り出し手段と、
この切り出された印影イメージと予め登録された登録印
影イメージとを比較できるように両者が表示された印影
照合画面を表示する表示制御手段とを備えた印影照合表
示装置において、前記印影照合画面を表示中において所
定の操作がなされると、帳票上の印影の切り出し位置を
操作者に設定させる印影領域設定画面を表示する手段を
具え、前記印影イメージ切り出し手段は前記印影領域設
定画面における切り出し位置の設定結果に基づいて印影
イメージを再切り出しするようにしたことを特徴として
いる。
【0033】この請求項5の発明では、印影照合画面を
表示中において、例えばキーボードのファンクションキ
ーを押すなどの所定の操作がなされると、印影領域設定
画面を表示し、この印影領域設定画面を用いて操作者に
帳票上の印影の切り出し位置を指定させ、この指定に基
づいて印影イメージを再切り出しするようにしたので、
押印欄の枠外に押印がなされている場合などにおいて印
影照合処理が途中で停止してしまうようなことがなくな
り、これにより印影照合表示装置による印影照合の利用
率を向上させることができる。
【0034】請求項6の発明では、帳票を光学的に読み
取って帳票上に押印された被照合印鑑の印影イメージを
切り出し、この切り出した被照合印影イメージを1つの
口座に対して複数の異なる印鑑の印影イメージを登録可
能な印鑑簿データベースから呼び出した登録印影イメー
ジと比較できるように両者が表示された印影照合画面を
表示する印影照合表示装置において、前記印影照合画面
に表示すべき口座の登録印鑑として前記印鑑簿データベ
ースに複数の印影イメージが登録されている場合は、予
め設定された所定の操作が行われることにより前記印影
イメージ登録手段から当該口座に対応する印影イメージ
を選択的に呼出して前記印影照合画面に順次表示させる
制御手段を具えるようにしたことを特徴とする。
【0035】この請求項6の発明では、当該口座に複数
の異なる印影イメージが登録されている場合は、これら
複数の異なる登録印影イメージとの照合処理を行えるよ
うにしたので、旧印や代理印との印影照合処理が可能に
なる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施形態を添付図
面に従って詳細に説明する。図1は、本発明に係る印影
照合表示装置の構成を示すブロック図である。同図に示
すように、印影照合表示装置10は、イメージリーダ1
と帳票判別部2、印影切出部3、表示切替指示部4、重
ね合わせ処理部5、表示部6、口座指定部7、登録印影
呼出部8を具備して構成される。
【0037】この印影照合表示装置10では、帳票をイ
メージリーダ1で読み取り、この読み取り結果から帳票
判別部2が帳票の種類を判定し、印影切出部3が判定さ
れた帳票の種類に応じた押印位置のイメージを切り出
す。
【0038】一方、口座指定部7は、イメージリーダ1
が読み取った帳票若しくは図示しない磁気ストライプリ
ーダによる通帳に貼付された磁気ストライプの読み取り
結果、図示しないキーボード等からの入力に基づいて、
印影照合を行う口座番号を取得し、登録印影呼出部8が
口座指定部7により指定された口座番号に対応する登録
印影をデータベース20から呼び出す。
【0039】印影切出部3により切り出された帳票の印
影イメージと登録印影呼出部8により呼び出された登録
印影イメージは、重ね合わせ処理部5で後述する重ね合
わせ処理が施され、その処理結果が表示部6に表示され
る。また、表示部6の表示は、表示切替指示部4の指示
により切り替えられる。
【0040】次に、印影照合表示装置10の動作につい
て説明するが、ここでは、まず、表示部6に表示する表
示画面に沿って説明を行う。図2は、印影照合表示装置
10の処理手順を表示画面の変遷によって示したもので
ある。なお、図2に示した照合画面100、印影領域設
定画面200、照合中画面300、お届け印確認画面4
00の各画面は、図3乃至6にその詳細を示す。
【0041】印影照合表示装置10においては、帳票毎
に押印欄の位置を予め記憶している。そして、イメージ
リーダ1を用いて読み取った帳票のイメージデータから
帳票判別部2が、例えば帳票上の罫線パターンをパター
ン認識することで帳票の種類を判別している。したがっ
て、帳票の種類を判別することができれば、当該帳票の
押印欄の位置を判別することができる。すなわち、帳票
上の被照合印影の切り出し位置を一義的に決定すること
ができる。
【0042】したがって、帳票判別部2が上記の処理で
帳票の種類を判別することができた場合は、印影切出部
3が帳票のイメージデータから印影イメージを切り出
し、登録印影呼出部8が口座指定部7より指定された口
座番号に対応する登録印影イメージをデータベース20
から読み出し、重ね合わせ処理部5が、印影切出部3に
より切り出された被照合印影イメージと登録印影呼出部
8が呼び出した登録印影イメージの重ね合わせ処理をし
た後、表示部6が照合画面100を表示する。
【0043】この照合画面100には、「口座情報」欄
101と「お届け印情報」欄102、「読み取り印」欄
103、「照合結果」欄104、「お届け印」欄10
5、「キー操作表示」欄106を表示する。「口座情
報」欄101、「お届け印情報」欄102は、それぞ
れ、口座に関する情報、登録印影に関する情報を表示す
る。「読み取り印」欄103には被照合印影イメージを
青色で表示し、「お届け印」欄105には登録印影イメ
ージを赤色で表示する。「照合結果」欄104には、被
照合印影イメージと登録印影イメージが重ね合わせたも
のを表示する。
【0044】「照合結果」欄104に表示される重ね合
わせ印影像は、デフォルトの状態では、4色の色分け表
示がなされている。例えば、読み取り印のみの部分は青
色、お届印のみの部分は赤色、両者が重なった部分は黒
色、下地(背景)は白色とする。
【0045】また、「キー操作表示」欄106には、キ
ーボードのファンクションキーF1〜F12の機能の案
内が表示されている。以下、各ファンクションキーF1
〜F12の機能について説明する。なお、以下の説明
中、「Shift+〜」と「Ctrl+〜」は、各々
「Shift」キーとファンクションキーを同時に押下
すること、「Ctrl」キーとファンクションキーを同
時に押下することを示している。
【0046】・F1(単印選択表示)…「照合結果」欄
104に表示される印影イメージが、読み取り印、お届
け印のいずれか一方のみとなる。F1キーを押す度に表
示印影が入れ替わる。
【0047】・Shift+F1(重ね選択表示)…
「照合結果」欄104に図7に示すような形態で読み取
り印およびお届け印を重ね合わせ表示する。ただし、こ
の場合は、両印影が重なった部分を他の色で区別してお
らず、お届印、読み取り印、背景の3色の色分け表示と
なる。図7の場合は、読み取り印の部分は青、お届印の
部分は赤、下地(背景)は白としている。この表示の場
合、赤色と青色の色の濃さ(明度、彩度)はほぼ同じで
ある。Shiftキーを押した状態でF1キーを押す度
に、図7(a)−図7(b)−図7(a)の順に、重ね
合わせ印影の上下が入れ替わる。
【0048】・Ctrl+F1(擬似紙重ね選択表示)
…「照合結果」欄104に図8に示すような形態で読み
取り印およびお届け印を重ね合わせ表示する。この図8
の表示と先に説明した図7の表示の違いは、図7の表示
がお届印(赤)と読み取り印(青)の色の濃さ(明度、
彩度)をほぼ同じにしているのに対し、図8の場合は下
層側に位置する印影の色の濃さを薄くしている。つま
り、色の明度を上げるとともに、彩度を下げている。ま
た、RGBの組み合せ表示の場合は、3色の強度を全て
強くすることで白っぽく表示することができる。図8
(a)の場合は読み取り印(青)が上層であるので、下
層側のお届印(赤)の色を薄くしている。例えば、通常
の赤はR,G,B=255,0,0と設定し、薄い赤は
R,G,B=255,200,200と設定する。図8
(b)の場合はお届印(赤)上層であるので、下層側の
読み取り印(青)の色を薄くしている。したがって、こ
の擬似紙重ね選択表示によれば、印影が重なるように紙
を重ね、これら重ねた紙を光の中で透かすことで両印影
を比較する従前の紙媒体を用いた印影照合作業を表示画
面上で具現化することができる。Ctrlキーを押した
状態でF1キーを押す度に、図8(a)−図8(b)−
図8(a)の順に、重ね合わせ印影の上下が入れ替わ
る。
【0049】・F2(単印交互表示)…F1キーを押し
た場合の単印選択表示と同様に、「照合結果」欄104
に表示される印影イメージが、読み取り印、お届け印の
いずれか一方のみとなる。ただし、この場合は、一定時
間間隔で、表示される印影が自動的に入れ替わる。
【0050】・Shift+F2(重ね交互表示)…S
hift+F1キーを押した場合の重ね合わせ選択表示
と同様に、「照合結果」欄104に図7に示すような形
態で読み取り印およびお届け印を重ね合わせ表示する。
ただし、この場合は、一定時間間隔で自動的に重ね合わ
せ印影の上下が入れ替わる。
【0051】・Ctrl+F2(擬似紙重ね交互表示)
…Ctrl+F1キーを押した場合の擬似紙重ね選択表
示と同様に、「照合結果」欄104に図8に示すような
形態で読み取り印およびお届け印を下層側の色を薄くし
た状態で重ね合わせ表示する。ただし、この場合は、一
定時間間隔で自動的に重ね合わせ印影の上下が入れ替わ
る。
【0052】・F3(色分け表示)…「照合結果」欄1
04を前述したデフォルトの4色の色分け表示に戻す場
合に使用する。
【0053】・F4(単印分割表示)…F4キー関連の
キー操作は前述した重ね合わせ表示ではなく分割合成表
示を行なうものである。すなわち、分割合成表示では、
被照合印影イメージおよび前記登録印影イメージを同じ
分割線で2分割し、これら2分割された被照合印影イメ
ージの一方の分割パターンと登録印影イメージの他方の
分割パターンを合成して1つの印影イメージを構成する
ものであり、その継ぎ目を検証することで印影照合を行
う。F4キーが押されると、「照合結果」欄104に図
9(a)および(b)に示すように上下或いは左右に分
割合成された印影パターンが表示される。ただし、この
場合は図9のように下地色の変更はない。
【0054】・Shift+F4(単印分割重ね表示)
…分割合成した印影パターンの下層側に、前述した重ね
合わせ表示を行った場合の下層側の印影パターンを追加
する。例えば、図9(b)の場合は、画面上左側の分割
エリアにお届印(赤)を表示し、右側分割エリアに読み
取り印(青)を表示しているが、左側分割エリアの下層
側に位置するものとして左側分割エリアに同じ濃さの読
み取り印(青)の印影パターンを表示し、右側分割エリ
アの下層側に位置するものとして右側分割エリアに同じ
濃さのお届け印(赤)の印影パターンを表示する。
【0055】・Ctrl+F4(単印分割擬似重ね表
示)…Shift+F4キーを押した前記単印分割重ね
表示において、下層側の色を薄く表示する。
【0056】・Alt+F4(単印分割表示、下地色変
更)…図9(a)および(b)に示すように、単印分割
表示状態において、一方の分割エリアの下地の色が変化
する。図9の場合は一方の分割エリアの下地は白色のま
まで、他方の分割エリアの下地が薄い青色に変化させら
れている。
【0057】・Alt+Shift+F4(単印分割重
ね表示、下地色変更)…前述した単印分割重ね表示状態
において、一方の分割エリアの下地の色が変化する。
【0058】・Alt+Ctrl+F4(単印分割擬似
重ね表示、下地色変更)…前述した単印分割擬似紙重ね
表示状態において、一方の分割エリアの下地の色が変化
する。なお、F4キーに関連する分割表示の際に、切断
面の位置は上下左右のカーソル移動キーを操作すること
で任意に変更することができる。また、切断面の方向も
任意に変化させることもできる。さらに、上に重ねて表
示した印影を点滅させることもできる。
【0059】・F6(印影領域変更キー)…印影イメー
ジの切り出し位置を変更する。
【0060】・F7(交互表示速く)…F2キーを用い
た交互表示の速度を速くする。
【0061】・F8(交互表示遅く)…F2キーを用い
た交互表示の速度を遅くする。
【0062】・F9(代理印)…データベース20から
代理人印を検索し、これを用いて印影照合を行わせる。
代理印がある場合のみ濃く表示され、F9キーが有効と
なる。
【0063】・F10(旧印)…データベース20から
旧印を検索し、これを用いて印影照合を行わせる。旧印
がある場合にのみ濃く表示され、F10キーが有効とな
る。
【0064】・F11(照合NG)…係員が今回の照合
結果が不一致であると判定したときに押す。
【0065】・F12(照合OK)…係員が今回の照合
結果が一致であると判定したときに押す。
【0066】以上が照合画面100におけるファンクシ
ョンキーの機能である。
【0067】ところで、印鑑が帳票上の押印欄の枠外に
押されている場合や枠内からずれて押されている場合な
どにおいては、切り出し処理によって読み取り印の印影
の全ての部分を切り出すことができない。このような場
合には、照合画面100において、読み取り印の欄に
は、被照合印影イメージの全体を表示することができて
はいない。このような場合には、係員はF6キーを押下
すればよい。F6キーが押下されると、画面が図2に示
すように印影領域設定画面200(図4参照)に切り替
わる。
【0068】図4に示す印影領域設定画面200には、
「口座情報」欄201と「帳票表示」欄202、「キー
操作表示」欄203が表示され、「帳票表示」欄202
には、印影領域切り出しエリア設定枠204が表示され
ている。
【0069】この印影領域設定画面200においては、
F1〜F4キーを用いて印影領域切り出しエリア設定枠
204を上下左右に移動させて切り出し位置を任意に設
定することができる。切り出し位置を再設定した状態
で、F5キーを押下すれば、画面は図5に示す照合中画
面300に切り替わる。そして、お届印けと被照合印と
の自動位置合わせ重ね合わせ処理が終了すると、再び図
3に示した照合画面100を表示する。照合中画面30
0は、照合画面100と同様に「口座情報」欄301と
「お届け印情報」欄302、「読み取り印」欄303、
「照合結果」欄304、「お届け印」欄305、「キー
操作表示」欄306が表示され、「照合結果欄」304
には「照合中」の文字が表示される。
【0070】なお、印影領域設定画面200は、図2に
示すように、帳票の種類が判別できなかったときも自動
的に画面表示されるようになっているので、係員はこの
印影領域設定画面200を用いて切り出し位置を手動設
定するようにすれば、帳票の種類が判別できなかった場
合でも、イメージ処理による印影照合処理を行なうこと
ができる。
【0071】また、データベース20の各口座の印鑑イ
メージ登録領域には、それぞれ複数の異なる印鑑の印影
イメージが登録されていることがある。改印を行った場
合は、旧印もそのまま残されて登録され、代理印も登録
されていることがある。
【0072】したがって、図2に示すように照合画面1
00において、読み取り印を旧印または代理印と照合す
る場合は、係員はF9キー(代理印)又はF10キー
(旧印)を押下する。F9キーまたはF10キーが押さ
れれば、画面が図2に示すようにお届印確認画面400
(図6参照)に切り替わる。
【0073】図6に示すお届け印確認画面400には、
「口座情報」欄401と「お届け印情報」欄402、
「読み取り印」欄403、「照合結果」欄404、「お
届け印」欄405、「キー操作表示」欄406が表示さ
れ、「お届け印」欄405に代理印(照合画面100で
F9キーが押された場合)または旧印(照合画面100
でF10キーが押された場合)が表示される。「読み取
り印」欄403は、自動位置合わせ処理によって回転、
移動、サイズ合わせが行われる前のもとの切り出し直後
の印影イメージを表示する。そして、「お届け印」欄4
05に表示された登録印影を用いて照合処理を行なう場
合は、F5キーを押下する。F5キーが押下されると、
図5の照合中画面300を経た後、画面は図3の照合画
面100に切り替わる。
【0074】なお、お届け印確認画面400において、
さらに別の代理印を検索する場合は、F9キーを押し、
更に別の旧印を検索する場合はF10キーを押下する。
F5の照合キーを押すまでもなく、照合不一致と係員が
判断した場合は、F11キー(照合NG)を押下する。
【0075】次に、印影照合表示装置10での照合処理
手順を図10を参照して説明する。図10は、印影照合
表示装置10の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【0076】印影照合表示装置10は、処理を開始する
と、まず、イメージリーダ1が被照合対象の印鑑が押印
された帳票を読み取る(ステップ501)。続いて、イ
メージリーダ1が読み取った帳票の種類を帳票判別部2
が判別し、帳票の種類が判別できたら、つまり、印影の
切り出し位置が判明したら(ステップ502でYE
S)、印影切出部3が読み取った帳票から印影を切り出
す(ステップ503)。
【0077】一方、帳票判別部2により帳票の種類、つ
まり、印影の切り出し位置が判明しなかった場合には
(ステップ502でNO)、図示しない制御部が表示部
6に印影領域設定画面200を表示させ、係員に対して
印影の切り出し位置を設定させ(ステップ504)、そ
の後、設定された切り出し位置に基づいて印影切出部3
が、読み取った帳票から印影を切り出す(ステップ50
3)。
【0078】印影切出部3が帳票から印影を切り出す
と、重ね合わせ処理部5が、切り出された印影と登録印
影呼出部8がデータベース20から呼び出した印影の重
ね合わせ処理を行う(ステップ505)。なお、この印
影の自動重ね合わせ処理の詳細については後述する。
【0079】自動重ね合わせ処理が終了すると、照合支
援表示として表示部6に照合画面100を表示する(ス
テップ506)。
【0080】ここで、係員がF1〜F4キー等を押下し
て印影の照合を行い、照合結果がOKであると判定する
と、F12(照合OK)キーを押下し、これを受けた印
影照合表示装置10は(ステップ507でYES)、照
合判定が「OK」であるとして処理を終了する。
【0081】一方、係員が照合結果が「NG」であると
判断し(ステップ507でNO)、その原因が被照合対
象となる帳票の印影の切り出し位置が不適切なことにあ
ると判断すると(ステップ508でYES)、F6(領
域変更)キーを押下し、これを受けた印影照合表示装置
10は、図示しない制御部により表示部6に印影領域設
定画面200を表示させ、係員に対して印影の切り出し
位置を設定させ(ステップ504)、以降同様の処理を
繰り返す。
【0082】また、係員が照合結果が「NG」であると
判断し(ステップ507でNO)、その原因が登録印影
が不適切なことにあると判断すると(ステップ508で
NO、ステップ509でYES)、F9(代理印)キー
若しくはF10(旧印)キーを押下し、これを受けた印
影照合表示装置10が後述する登録印影設定処理を行い
(ステップ510)、その後、ステップ505以降の処
理を繰り返す。
【0083】また、係員が照合結果が「NG」であると
判断した際に(ステップ507でNO)、被照合対象印
影が適切であり(ステップ508NO)、かつ、登録印
影が代理印と旧印を含めて適切であると判断した場合に
は(ステップ509でNO)、F11(照合NG)キー
を押下し、これを受けた印影照合表示装置10は、照合
判定が「NG」であるとして処理を終了する。
【0084】なお、上述のステップ507乃至509で
の各判断は、係員が行い、印影照合表示装置10は、そ
の判断結果を受けて動作することを繰り返し述べてお
く。
【0085】次に、図11を参照してステップ505で
の自動重ね合わせ処理について説明する。図11は、自
動重ね合わせ処理の流れを示すフローチャートである。
【0086】重ね合わせ処理部5は、自動重ね合わせ処
理を開始すると、まず、ハフ変換とフーリエ変換を用い
て、帳票から切り出した印影イメージと、データベース
20から呼び出された登録印影イメージの概略位置合わ
せ処理を行う(ステップ601)。続いて、パターンマ
ッチングにより、帳票から切り出した印影イメージと、
データベース20から呼び出された登録印影イメージの
詳細位置合わせ処理を行う(ステップ602)。その
後、帳票から切り出した印影イメージを登録印影イメー
ジの大きさに合わせる切り出し処理を行い(ステップ6
03)、大きさを合わせた両者を重ね合わせ(ステップ
604)、自動重ね合わせ処理を終了する。
【0087】次に、図12および図13を参照してステ
ップ510の登録印影設定処理について説明する。登録
印影設定処理は、データベース20に代理印や旧印が登
録されている場合に、これらを登録印として照合対象と
する処理であり、照合画面100でF9(代理印)キー
が押下された場合には代理印の検索を行い、F10(旧
印)キーが押下された場合には旧印の検索を行う処理で
ある。図12は、代理印検索の処理の流れを示すフロー
チャートであり、図13は、旧印検索の処理の流れを示
すフローチャートである。
【0088】印影照合表示装置10は、F9(代理印)
キーが押下されると、代理印の検索処理を開始し、登録
印影呼出部8がデータベース20から代理印の検索を行
い(ステップ701)、表示部6にお届け印確認画面4
00として検索結果印影を表示する(ステップ70
2)。
【0089】ここで、係員によりF5(照合)キーが押
下されると(ステップ703でYES)、印影照合表示
装置10は、先に説明した自動重ね合わせ処理を行う。
【0090】一方、係員によるF9(代理印)キーの押
下があれば(ステップ704でYES)、再度、代理印
の検索を行い検索結果を表示する(ステップ701、7
02)。
【0091】また、係員によるF10(旧印)キーの押
下があれば(ステップ705でYES)、後述する旧印
の検索を行い、F10(旧印)キーの押下がない、つま
り、F11(照合NG)キーが押下されれば(ステップ
705でNO)、印影照合表示装置10は、照合判定が
「NG」であるとして処理を終了する。
【0092】また、印影照合表示装置10は、F10
(旧印)キーが押下されると、旧印の検索処理を開始
し、登録印影呼出部8がデータベース20から旧印の検
索を行い(ステップ801)、表示部6にお届け印確認
画面400として検索結果印影を表示する(ステップ8
02)。
【0093】ここで、係員によりF5(照合)キーが押
下されると(ステップ803でYES)、印影照合表示
装置10は、先に説明した自動重ね合わせ処理を行う。
【0094】一方、係員によるF10(旧印)キーの押
下があれば(ステップ804でYES)、再度、旧印の
検索を行い検索結果を表示する(ステップ801、80
2)。
【0095】また、係員によるF9(代理印)キーの押
下があれば(ステップ805でYES)、上述した代理
印の検索を行い、F9(代理印)キーの押下がない、つ
まり、F11(照合NG)キーが押下されれば(ステッ
プ805でNO)、印影照合表示装置10は、照合判定
が「NG」であるとして処理を終了する。
【0096】上述したように、この実施形態において
は、重ね表示の際に下層側の印影イメージの彩度および
明度、あるいはRGBの各強度を調整することで、下層
側の表示色が薄く見えるようにしているので、実際の紙
媒体を用いた従前の透かし印影照合と同じイメージの印
影照合作業を印影照合表示装置を用いたイメージ処理を
用いて実現することができるようになり、従前からの紙
媒体を用いた印影照合に慣れた係員にとっても馴染み易
いものとなる。
【0097】また、この実施形態では、分割合成表示の
際に2分割の境界線を背景色の違いにより形成するよう
にしたので、実際に境界線のみを表示している従来の手
法のように登録印影と被照合印影とのつながり部分の画
像データを消すことなくつながり部分を鮮明に表示でき
ると共に、分割境界エリアをより視認し易いように表示
することができる。また、合成された各領域の背景色が
異なっているので、この印影照合のための表示エリアが
2つの印影が合成されたものであることを一目瞭然に認
定することができる。よって、オペレータの印影照合作
業の効率を向上させることができる。
【0098】また、この実施形態では、帳票の種類の判
別が不可の場合や被照合印影が押印欄の枠外に押されて
いるような場合、所定の印影領域設定画面を用いて操作
者に帳票上の印影の切り出し位置を指定させ、この指定
に基づいて印影イメージを切り出すようにしているの
で、帳票の判別が不可の場合や被照合印影が押印欄の枠
外に押されているような場合においても、印影照合処理
が途中で停止してしまうようなことがなくなり、これに
より印影照合表示装置による印影照合の利用率を向上さ
せることができる。
【0099】また、この実施形態では、当該口座に複数
の異なる印影イメージが登録されている場合は、これら
複数の異なる登録印影イメージ必要に応じてを順次選択
的に表示し、これら複数の登録印影イメージとの照合処
理を行えるようにしたので、旧印や代理印との印影照合
処理が可能になる。
【0100】なお、上記実施形態では、重ね合わせ表示
の際に下層側の表示色を薄く見えるように設定するよう
にしたが、上層側の表示色を薄く見えるように表示する
ようにしてもよい。
【0101】また、上記実施形態では、下地色の変更の
際に一方の分割エリアの下地色のみを変化させるように
したが、両分割エリアを明確に区別できるような色であ
れば、両方の分割エリアの下地色を異なる色に設定する
ようにしてもよく、さらに無彩色の階調によって両分割
エリアの下地色を異ならせるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印影照合表示装置の構成を示すブ
ロック図。
【図2】本発明の印影照合手順における画面の切り替わ
り変遷を示す図。
【図3】照合画面を示す図。
【図4】印影領域設定画面を示す図。
【図5】照合中画面を示す図。
【図6】お届け印確認画面を示す図。
【図7】重ね表示の表示態様を示す図。
【図8】擬似紙重ね表示の表示態様を示す図。
【図9】分割表示の表示態様を示す図。
【図10】印影照合表示装置の処理手順を示すフローチ
ャート。
【図11】自動重ね合わせ処理手順を示すフローチャー
ト。
【図12】代理印検索による印影照合手順を示すフロー
チャート。
【図13】旧印検索による印影照合手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 イメージリーダ 2 帳票判別部 3 印影切出部 4 表示切替指示部 5 重ね合わせ処理部 6 表示部 7 口座指定部 8 登録印影呼出部 10 印影照合表示装置 20 データベース 100 照合画面 101 「口座情報」欄 102 「お届け印情報」欄 103 「読み取り印」欄 104 「照合結果」欄 105 「お届け印」欄 106 「キー操作表示」欄 200 印影領域設定画面 201 「口座情報」欄 202 「帳票表示」欄 203 「キー操作表示」欄 204 印影領域切り出しエリア設定枠 300 照合中画面 301 「口座情報」欄 302 「お届け印情報」欄 303 「読み取り印」欄 304 「照合結果」欄 305 「お届け印」欄 306 「キー操作表示」欄 400 お届け印確認画面 401 「口座情報」欄 402 「お届け印情報」欄 403 「読み取り印」欄 404 「照合結果」欄 405 「お届け印」欄 406 「キー操作表示」欄

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票を光学的に読み取って帳票上に押印
    された被照合印鑑の印影イメージを切り出し、該切り出
    した被照合印影イメージと予め登録された登録印影イメ
    ージとを比較できるように両者を表示する印影照合表示
    装置において、 前記被照合印影イメージと前記登録印影イメージとの色
    を異ならせかつ両者を重ね合わせて表示画面上の所定の
    印影照合エリアに表示するとともに、前記被照合印影イ
    メージおよび登録印影イメージのうちの何れか一方の表
    示色が薄く見えるように表示するようにしたことを特徴
    とする印影照合表示装置。
  2. 【請求項2】 前記被照合印影イメージおよび登録印影
    イメージのうちの表示画面上で下層側に重ね合わせ表示
    されたイメージの表示色が薄く見えるように表示するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の印影照合表示
    装置。
  3. 【請求項3】 帳票を光学的に読み取って帳票上に押印
    された被照合印鑑の印影イメージを切り出し、該切り出
    した被照合印影イメージと予め登録された登録印影イメ
    ージとを比較できるように両者を表示する印影照合表示
    装置において、 前記被照合印影イメージおよび前記登録印影イメージを
    2分割し、これら2分割された被照合印影イメージの一
    方の分割パターンと登録印影イメージの他方の分割パタ
    ーンを合成して1つの印影イメージを構成する合成手段
    と、 前記被照合印影イメージと前記登録印影イメージとの色
    を異ならせて前記合成された印影イメージを表示画面上
    の所定の印影照合エリアに表示する印影イメージ表示手
    段と、 前記2分割の境界線を境にして前記印影照合エリアの背
    景色をそれぞれ異ならせて表示する背景表示手段と、 を具えるようにしたことを特徴とする印影照合表示装
    置。
  4. 【請求項4】 帳票を光学的に読み取り、この読み取り
    データに基づいて帳票の種類を判別する種別判別手段
    と、この判別結果に基づいて帳票上の押印欄の位置を判
    別する押印位置判別手段と、この押印位置の判別結果に
    基づいて前記読み取りデータから予め設定された所定サ
    イズ分のデータを切り出すことにより印影イメージを切
    り出す印影イメージ切り出し手段と、この切り出された
    印影イメージと予め登録された登録印影イメージとを比
    較できるように両者が表示された印影照合画面を表示す
    る表示制御手段とを備えた印影照合表示装置において、 前記種別判別手段から帳票の種類の判別不可の信号が出
    力されると、帳票上の印影の切り出し位置を操作者に設
    定させる印影領域設定画面を表示する手段を具え、 前記印影イメージ切り出し手段は前記印影領域設定画面
    における切り出し位置の設定結果に基づいて印影イメー
    ジを切り出すようにしたことを特徴とする印影照合表示
    装置。
  5. 【請求項5】 帳票を光学的に読み取り、この読み取り
    データに基づいて帳票の種類を判別する種別判別手段
    と、この判別結果に基づいて帳票上の押印欄の位置を判
    別する押印位置判別手段と、この押印位置の判別結果に
    基づいて前記読み取りデータから予め設定された所定サ
    イズ分のデータを切り出すことにより印影イメージを切
    り出す印影イメージ切り出し手段と、この切り出された
    印影イメージと予め登録された登録印影イメージとを比
    較できるように両者が表示された印影照合画面を表示す
    る表示制御手段とを備えた印影照合表示装置において、 前記印影照合画面を表示中において所定の操作がなされ
    ると、帳票上の印影の切り出し位置を操作者に設定させ
    る印影領域設定画面を表示する手段を具え、 前記印影イメージ切り出し手段は前記印影領域設定画面
    における切り出し位置の設定結果に基づいて印影イメー
    ジを再切り出しするようにしたことを特徴とする印影照
    合表示装置。
  6. 【請求項6】 帳票を光学的に読み取って帳票上に押印
    された被照合印鑑の印影イメージを切り出し、この切り
    出した被照合印影イメージを1つの口座に対して複数の
    異なる印鑑の印影イメージを登録可能な印鑑簿データベ
    ースから呼び出した登録印影イメージと比較できるよう
    に両者が表示された印影照合画面を表示する印影照合表
    示装置において、 前記印影照合画面に表示すべき口座の登録印鑑として前
    記印鑑簿データベースに複数の印影イメージが登録され
    ている場合は、予め設定された所定の操作が行われるこ
    とにより前記印影イメージ登録手段から当該口座に対応
    する印影イメージを選択的に呼出して前記印影照合画面
    に順次表示させる制御手段を具えるようにしたことを特
    徴とする印影照合表示装置。
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