JP2000137671A - プログラム転送システム - Google Patents

プログラム転送システム

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JP2000137671A
JP2000137671A JP10310586A JP31058698A JP2000137671A JP 2000137671 A JP2000137671 A JP 2000137671A JP 10310586 A JP10310586 A JP 10310586A JP 31058698 A JP31058698 A JP 31058698A JP 2000137671 A JP2000137671 A JP 2000137671A
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circuit
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Minoru Watanabe
実 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチバスラックを用いたコントローラにお
いて、マスタ基板からスレーブ基板へのプログラムの高
速転送を可能とし、かつ、ROMの使用個数を大幅に削
減できるプログラム転送システムを提供する。 【解決手段】 カウンタ30によって指定されたアドレ
スから読み出されたROMデータの内容を判別回路10
で判別し、この判別結果に応じて疑似命令出力回路20
からマスタ基板のCPU3に所定の疑似命令を出力して
CPU3にアドレス指定を行わせ、マスタ基板のROM
1からスレーブ基板のRAM2へのプログラムの転送を
実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるマルチバ
スラックを用いた制御システムに好適で、ROMの使用
個数を大幅に削減することができるプログラム転送シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車工場等で使用されている各
種NC設備のコントローラ(NCコントローラ)は、多
くの場合、数枚から数百枚程度の基板(CPU基板やI
/O基板など)から構成されている。より具体的には、
図10に示すようないわゆるマルチバスラック60(4
スロット、8スロット又は13スロット)に複数のCP
U基板、I/O基板等を挿入した後、かかるマルチバス
ラック60を1つ又は複数組み合わせることにより、1
台のNCコントローラを形成している。例えば、サーボ
モータを用いてロケートピンを駆動するNCロケータの
場合、13スロットのマルチバスに8枚のCPU基板を
挿入して制御を行っている。なお、大規模な設備の場合
には、システム全体で100枚以上のCPU基板を使用
するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなNCコント
ローラにおいて、マルチバスラック60に挿入されるC
PU基板A,B,C,…には、通常、プログラムを記憶
させるために、2〜4個のROMが実装されている。し
たがって、多数の基板を使用するNCコントローラの場
合、使用するROMの個数は200個以上にもなる。
【0004】このため、ソフトウェアのバージョンアッ
プなどが発生してプログラムを変更する必要が生じる
と、全ての基板のROM(数個から数百個)を交換しな
ければならないため、使用するROMの個数が増加する
ほど、管理工数やコストの増大は避けられない。また、
ROMの使用個数の増加に伴い、ROM交換時における
基板への損傷やROMの交換ミス(プログラム違い)な
どが発生するおそれも増大する。
【0005】このような不具合を解消する方法として、
従来、ソフトウェアによるプログラムの転送方式が提案
されている。これは、マスタ基板のみにプログラムを持
たせ、他のスレーブ基板にはいわゆるローダーと呼ばれ
るソフトウェア(プログラムをマスタ基板からダウンロ
ードするためのもの)のみを持たせておき、電源投入
後、プログラムをマスタ基板からスレーブ基板へダウン
ロードするといった方法である。
【0006】しかしながら、この方法では、ダウンロー
ド用の受信ROM又はバックアップROMを必要とする
ため、設備全体で使用するROMの個数が減らず、管理
工数がかかる他、一般にソフトウェアによる転送速度は
ハードウェアによる転送速度よりも10倍以上遅いた
め、転送するのに10倍以上時間がかかる等の問題があ
る。
【0007】本発明は、マルチバスラックを用いた制御
システムにおける上記課題に着目してなされたものであ
り、基板内に設けた小規模で簡単なハードウェア回路に
より、ROMの使用個数の大幅な削減、管理工数とコス
トの削減、プログラム転送の高速化などを図ることがで
きるプログラム転送システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の手段によって達成される。
【0009】(1)本発明に係るプログラム転送システ
ムは、バスを介して接続されたマスタ基板からスレーブ
基板へプログラムを転送するプログラム転送システムに
おいて、プログラムが記憶されている前記マスタ基板の
ROMのアドレスを指定するカウンタ回路と、前記カウ
ンタ回路によって指定されたアドレスから読み出された
ROMデータの内容を判別する判別回路と、前記判別回
路の判別結果に応じて、前記マスタ基板のCPUに対し
て前記スレーブ基板のRAMへプログラムを転送する際
のアドレス指定に必要な所定の疑似命令を出力する疑似
命令出力回路と、を有することを特徴とする。
【0010】(2)前記スレーブ基板はROMを持たな
い。
【0011】(3)当該基板がマスタ基板か又はスレー
ブ基板かを識別する識別手段を有する。
【0012】(4)前記識別手段は基板内のデータバス
をプルアップする抵抗器を含む。
【0013】(5)前記マスタ基板と前記スレーブ基板
とはROMの有無を除いて全く同一の構成を有する。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、請求項ごとに以下のよ
うな効果を奏する。
【0015】請求項1記載の発明によれば、カウンタ回
路によって指定されたアドレスから読み出されたROM
データの内容を判別回路で判別し、この判別結果に応じ
て疑似命令出力回路からマスタ基板のCPUに所定の疑
似命令を出力してCPUにアドレス指定を行わせ、マス
タ基板のROMからスレーブ基板のRAMへのプログラ
ムの転送を実行させるようにしたので、基板内に小規模
で簡単なハードウェア回路を追加するだけで、プログラ
ムの高速転送が実現される。
【0016】請求項2記載の発明によれば、マスタ基板
にROMを実装すれば他のスレーブ基板にはROMを実
装しなくて良いため、基板全体で使用するROMの個数
が大幅に削減され、プログラム変更時等における管理工
数とコストの低減が図られる。また、ROM交換時にお
ける基板への損傷やROMの交換ミス(プログラム違
い)といった不具合もなくなる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、各基板ごと
にマスタ基板かスレーブ基板かを識別する識別手段を有
するので、マスタ基板とスレーブ基板とでROMの有無
を除く構成を全く同一とすることが可能となる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、データバス
をプルアップしておくことでROMの実装の有無を検知
するので、識別手段を簡単に構成することができる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、マスタ基板
とスレーブ基板とはROMの有無を除いて全く同一の構
成を有するため、基板の製造コストを低減することがで
き、また、コントローラの組立工数も削減される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】まず、本発明の概要を説明しておく。
【0022】本発明は、1つのマルチバスラックに挿入
された複数の基板にプログラムを分配するシステムであ
って、1枚のマスタ基板のROMから他の全てのスレー
ブ基板のRAMにプログラムを転送して分配するように
したものである。マスタ基板からスレーブ基板へのプロ
グラムの転送は、基板内のハードウェア回路によって行
われる。この方法では、スレーブ基板上にローダー等の
ダウンロード用ソフトウェアを必要としないため、スレ
ーブ基板のROMを全廃することができる。また、電子
回路(ハードウェア回路)による転送であるため、ソフ
トウェアによる転送に比べて、10倍以上高速な転送が
可能である。
【0023】しかし、このようなハードウェア回路を専
用に設けると、コストアップや部品点数の増加が生じて
しまう。
【0024】そこで、本発明では、基板内にあるCPU
に疑似命令を与えることによってアドレス指定を行わ
せ、もって簡単な小規模回路でハードウェア転送を実現
できるようにしている。これにより、小規模回路の追加
のみで、高速なプログラム転送が可能となる。
【0025】特に本実施の形態では、通常各基板上に1
個以上のFPGA(field programgate array:フィー
ルド・プログラム・ゲート・アレイ)回路が設けられて
いる点に着目して、そのFPGA回路の一部を利用する
ようにしている。このように各基板上に共通に存在する
既存の回路を利用することで、追加部品はほとんどなく
なる。
【0026】なお、プログラムの実行方法については、
従来より、ほとんどの場合、システム起動後にROMか
らRAMへプログラムを転送し、その後に当該プログラ
ムを実行する方法(いわゆるRAM実行)が採用されて
いるが、これは、ROMの場合には応答速度(読出し速
度)が遅いため、一般にRAM上でプログラムを実行さ
せる方がROM上で実行させるよりも速いためである。
このような事情も手伝って、スレーブ基板からROMを
全廃することが可能となっている。
【0027】図1は、本発明の一実施の形態に係るプロ
グラム転送システムを備えたマスタ基板のハードウェア
構成を示すブロック図である。
【0028】マスタ基板は、プログラムが記憶されてい
るROM1を有し、他に、大別して、RAM2、CPU
3、データバス4、アドレスバス5、他の基板とのイン
タフェース(I/F)6、FPGA(フィールド・プロ
グラム・ゲート・アレイ)回路7、電源ライン8などを
有している。なお、図示しないが、スレーブ基板のハー
ドウェア構成は、ROMを持たない点を除いて、図1に
示す構成と全く同じである。
【0029】本実施の形態では、FPGA回路7の一部
を利用して本発明のプログラム転送システムを構成して
いる。すなわち、このプログラム転送システムは、RO
M1から読み出された指定アドレスのデータの内容を判
別する判別回路10と、CPU3に対して後述する所定
の疑似命令を出力する疑似命令出力回路20と、ROM
1のアドレスを指定(インクリメント)するカウンタ回
路(以下単に「カウンタ」という)30と、判別回路1
0からの信号(判別結果)を入力して疑似命令出力回路
20及びカウンタ30を制御する制御回路40と、デー
タバス4をプルアップするための抵抗器50とから構成
されており、プルアップ抵抗器50を除く各回路10,
20,30,40は全てFPGA回路7に含まれてい
る。
【0030】判別回路10は、比較器11,12,13
とコード生成器14,15,16からなっている。コー
ド生成器14は、ROM1のデータが終わりであること
を示すEND(エンド)コードを生成するものであり、
コード生成器15は、転送先の基板を切り替えるための
II(イリーガル・インストラクション)コードを生成
するものであり、コード生成器16は、マスタ基板かス
レーブ基板かを識別するために用いられる「0」以外の
値「FF…F」を生成するものである。また、比較器1
1は、ROM1からのデータをENDコードと比較する
ものであり、比較器12は、ROM1からのデータをI
Iコードと比較するものであり、比較器13は、ROM
1からのデータをFF…F値と比較するものである。各
比較器11〜13における比較の結果は、制御回路40
に出力される。かかる構成により、判別回路10は、R
OM1からアドレスごとに読み出されるデータの内容を
逐次判別するようになっている。
【0031】疑似命令出力回路20は、コード生成器2
1,22とセレクタ23と出力回路24からなってい
る。コード生成器21は、CPU3にプログラム転送先
の基板自体のアドレスを変更させるための疑似命令であ
るJP(ジャンプ)命令コードを生成するものであり、
コード生成器22は、CPU3にプログラム転送先の基
板内のRAMのアドレスを1だけインクリメントさせる
ための疑似命令であるNOP(ノップ)命令コードを生
成するものである。セレクタ23は、判別回路10での
判別結果に基づく制御回路40からの指示により、JP
命令コード又はNOP命令コードを選択して出力部24
に送るものである。出力部24は、制御回路40の指示
により、セレクタ23からの出力(JP信号又はNOP
信号)がある場合にはその出力をそのままデータバス4
に送り、その他の場合には閉じておく、いわば3ステー
トコントロール機能を有している。かかる構成により、
疑似命令出力回路20は、判別回路10での判別結果に
応じて、CPU3に対して所定の疑似命令(JP命令、
NOP命令)を出力するようになっている。
【0032】カウンタ30は、制御回路40からの指示
により、ROM1のアドレスを1だけインクリメントし
て次に読み出すべきアドレスを指定するものである。
【0033】制御回路40は、上記のように、本発明に
係るプログラム転送システムの制御部として、判別回路
10からの信号(判別結果)を入力して疑似命令出力回
路20及びカウンタ30を制御するものであるが、その
他に、FPGA回路7本来の制御部として、RAM2、
ROM1、バス4,5を制御する機能をも有している。
なお、制御回路40はCPU3のACK端子(データ受
付信号端子)やRST端子(リセット信号端子)にも接
続されているが、CPU3は、ACK端子がオンされる
とデータバス4上に有効なデータが存在すると認識し、
RST端子がオンされるとリセットされることになる。
【0034】プルアップ抵抗器50は、電源ライン8と
データバス4との間に接続され、当該基板にROM1が
実装されているか否か、つまり、当該基板がマスタ基板
か又はスレーブ基板かを識別するために、データバス4
をプルアップするためのものである。具体的な基板識別
方法については後述する。
【0035】図2は、マスタ基板のROM1に書き込ま
れているデータの構成例を示す図面である。
【0036】まず、ROM1の先頭アドレス、つまり、
0番地には、「0」の値が書かれている。これにより、
後述する方法で、当該基板がマスタ基板かスレーブ基板
かを識別することができる。
【0037】これ以降のアドレスには、実際に各基板に
転送するプログラムなどが書かれている。具体的には、
以下、図10に示すマルチバスラック内の基板A,B,
C,…への転送を例にとって説明すると、まず、マスタ
基板AのRAM2へ転送するマスタ基板A用のプログラ
ムが書かれた後(プログラムブロックA)、順に、転送
先基板の変更を指示するII(イリーガル・インストラ
クション)コード、次の転送先基板であるスレーブ基板
Bのアドレス(例えば、2000000)、このスレー
ブ基板BのRAM2へ転送するスレーブ基板B用のプロ
グラム(プログラムブロックB)、転送先基板の変更を
指示するIIコード、次の転送先基板であるスレーブ基
板Cのアドレス(例えば、2100000)、このスレ
ーブ基板CのRAM2へ転送するスレーブ基板C用のプ
ログラム(プログラムブロックC)、転送先基板の変更
を指示するIIコード、次の転送先基板であるスレーブ
基板Cのアドレス(例えば、2200000)などが書
かれ、ROM1の最終アドレスには、データの終わりを
示すEND(エンド)コードが書かれている。このよう
に、ROM1内のデータは、領域分割されることなく、
先頭アドレスから順次詰めて書き込まれている。
【0038】次に、以上のように構成されたプログラム
転送システムの動作を、図3のフローチャートを参照し
ながら説明する。なお、適宜、各段階での処理内容の説
明に供する図4〜図9を参照する。これらの図面中、各
処理に関連する部分は太線で示してある。
【0039】電源が投入されると(S1)、まず、当該
基板にROM1が実装されているか否か、つまり、当該
基板がマスタ基板か否かを調べる(S2)。具体的に
は、電源が投入されると制御回路40によってカウンタ
30の値が0にリセットされるため、ROM1から0番
地のデータが読み出される。このとき、上記のように、
ROM1の0番地には「0」の値が書かれており、か
つ、データバス4は抵抗器50によりプルアップされて
いるため、データバス4上のデータは、ROM1が実装
されていると(マスタ基板の場合)「0」の値が読み出
されて「0」となり、ROM1が実装されていないと
(スレーブ基板の場合)「0」の値が読み出されないた
め「FF…F」となる。したがって、これを比較器13
においてコード生成器16の出力(FF…F)と比較す
ることにより、ROM1の実装の有無、つまり、当該基
板がマスタ基板か否かを検出することができる。この結
果は、制御回路40に入力される(以上、図4参照)。
【0040】ステップS2においてマスタ基板であると
判断されると、制御回路40は、カウンタ30の値(R
OM1のアドレス)を1だけインクリメントして(S
3)、その指定されたアドレスのROMデータの内容を
調べる(S4)。具体的には、ROM1から読み出され
た指定アドレスのデータを判別回路10に入力して、各
比較器11〜13で所定のコードと比較する。この比較
の結果は、制御回路40に入力される(以上、図5参
照)。
【0041】ステップS4において読み出されたROM
データがII(イリーガル・インストラクション)コー
ドでもEND(エンド)コードでもないと判断される
と、それはプログラムのデータであるため、そのROM
データをデータバス4に展開してマスタ基板又はスレー
ブ基板のRAM2に書き込む(S5)(図6参照)。
【0042】そして、当該アドレスのROMデータのR
AM2への書き込みが完了すると、制御回路40は、疑
似命令出力回路20(のセレクタ23)に指示を出し
て、CPU3に対してコード生成器22で生成したNO
P疑似命令コードを出力させ、CPU3のアドレス(転
送先の基板内のRAMのアドレス)を1だけインクリメ
ントする(S6)(図7参照)。その後、ステップS3
に戻り、ROM1の指定アドレスを1だけインクリメン
トして、プログラムの転送を継続する(S3→S5→S
6→S3)。
【0043】これに対し、ステップS4において読み出
されたROMデータがII(イリーガル・インストラク
ション)コードであると判断されると、プログラム転送
先の基板を切り替えるための処理を行う。具体的には、
上記のように、次の転送先の基板のRAMアドレスはI
Iコードの次のROMアドレスに書かれているため(図
2参照)、そのRAMアドレスを参照するために制御回
路40はカウンタ30の値を1だけインクリメントする
(S7)。その後、制御回路40は、疑似命令出力回路
20(のセレクタ23)に指示を出して、CPU3に対
してコード生成器21で生成したJP疑似命令コードを
出力させ、CPU3にプログラム転送先の基板のアドレ
スを変更させる(S8)(図8参照)。そして、実際
に、次の転送先の基板のアドレスとなるROMデータを
CPU3に与える(S9)(図9参照)。その後、ステ
ップS3に戻り、ROM1の指定アドレスを1だけイン
クリメントして、次の基板のRAM2へのプログラムの
転送を開始する。
【0044】以上の動作により、転送先のアドレス(基
板とRAM)を次々に変えて、全ての基板のRAM2へ
のプログラム転送を行う。
【0045】そして、ステップS4において読み出され
たROMデータがEND(エンド)コードであると判断
されると、一連のプログラム転送処理が終了したことに
なるので、制御回路40は、CPU3に対してリセット
信号を出力して、CPU3にリセットをかける(S1
2)。これにより、当該基板は、転送された正規のRA
M2上のプログラムを実行することになる。
【0046】一方、ステップS2においてスレーブ基板
であると判断されると、制御回路40は、マスタ基板に
対して自身のRAM2を開放し、マスタ基板からのプロ
グラムの転送を受ける(S10)。これにより、当該ス
レーブ基板のRAM2に所定のプログラムが書き込まれ
る。この処理は、当該プログラムの終了コードを検出す
るまで(S11)繰り返される。そして、終了コードが
検出されると、当該スレーブ基板のCPU3に対してリ
セット信号を出力して、CPU3にリセットをかけ(S
12)、転送された正規のRAM2上のプログラムを実
行する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るプログラム転送
システムを備えたマスタ基板のハードウェア構成を示す
ブロック図である。
【図2】 マスタ基板のROMに書き込まれているデー
タの構成例を示す図面である。
【図3】 図1のプログラム転送システムの動作を示す
フローチャートである。
【図4】 図3のフローチャートの説明に供する図面で
ある。
【図5】 図3のフローチャートの説明に供する図面で
ある。
【図6】 図3のフローチャートの説明に供する図面で
ある。
【図7】 図3のフローチャートの説明に供する図面で
ある。
【図8】 図3のフローチャートの説明に供する図面で
ある。
【図9】 図3のフローチャートの説明に供する図面で
ある。
【図10】 マルチバスラックの一例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1…ROM、 2…RAM、 3…CPU、 4…データバス、 5…アドレスバス、 6…インタフェース、 7…FPGA回路、 10…判別回路、 20…疑似命令出力回路、 30…カウンタ回路、 40…制御回路、 50…プルアップ抵抗器、 60…マルチバスラック。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスを介して接続されたマスタ基板から
    スレーブ基板へプログラムを転送するプログラム転送シ
    ステムにおいて、 プログラムが記憶されている前記マスタ基板のROMの
    アドレスを指定するカウンタ回路と、 前記カウンタ回路によって指定されたアドレスから読み
    出されたROMデータの内容を判別する判別回路と、 前記判別回路の判別結果に応じて、前記マスタ基板のC
    PUに対して前記スレーブ基板のRAMへプログラムを
    転送する際のアドレス指定に必要な所定の疑似命令を出
    力する疑似命令出力回路と、 を有することを特徴とするプログラム転送システム。
  2. 【請求項2】 前記スレーブ基板はROMを持たないこ
    とを特徴とする請求項1記載のプログラム転送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 当該基板がマスタ基板か又はスレーブ基
    板かを識別する識別手段を有することを特徴とする請求
    項2記載のプログラム転送システム。
  4. 【請求項4】 前記識別手段は、基板内のデータバスを
    プルアップする抵抗器を含むことを特徴とする請求項3
    記載のプログラム転送システム。
  5. 【請求項5】 前記マスタ基板と前記スレーブ基板とは
    ROMの有無を除いて全く同一の構成を有することを特
    徴とする請求項2、3又は4記載のプログラム転送シス
    テム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7765391B2 (en) 2006-02-09 2010-07-27 Nec Electronics Corporation Multiprocessor system and boot-up method of slave system

Cited By (1)

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