JP2000137173A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2000137173A
JP2000137173A JP10308858A JP30885898A JP2000137173A JP 2000137173 A JP2000137173 A JP 2000137173A JP 10308858 A JP10308858 A JP 10308858A JP 30885898 A JP30885898 A JP 30885898A JP 2000137173 A JP2000137173 A JP 2000137173A
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illumination
illumination lamp
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JP10308858A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Ichiro Nakamura
一郎 中村
Shigeto Magai
成人 真貝
Takashi Suzuki
高志 鈴木
Katsuji Watanabe
勝司 渡辺
Seiichi Hosoda
誠一 細田
Kazutaka Nakatsuchi
一孝 中土
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バッテリ光源使用中に照明ランプが切れた際、
照明ランプの交換を、術者の手を煩わすことなく速やか
に行える内視鏡装置を提供すること。 【解決手段】ランプ部42は、ランプホルダ10と、こ
のランプホルダ10に着脱可能な照明ランプ5とで構成
されている。ランプホルダ10は、絶縁性の樹脂部材な
どで形成されているホルダ本体11と、ホルダ本体11
の内孔に摺動可能に配置され電気接点部材12と、照明
ランプ5のランプ後端部電極5bの後端面に当接して照
明ランプ5の移動を阻止する接点ピン13と主に構成さ
れている。一方、照明ランプ5のランプ側部電極5a近
傍の外周面に形成した溝部5cには保持固定部材7が係
入配置されている。そして、保持固定部材7を保持部1
2bに係入することにより、照明ランプ5が電気接点部
材12に係合保持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯使用に適する
内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用分野及び工業用分野で広く使用さ
れる内視鏡は、診断あるいは検査対象部位が生体、プラ
ント等の内部であるので、照明する手段が必要である。
このため、一般的な内視鏡装置では内視鏡の外部装置と
して光源装置を用意し、この光源装置内の照明ランプの
照明光を内視鏡に設けられているライトガイドファイバ
に導光し、このライトガイドファイバで導光された照明
光を挿入部の先端側の照明窓から検査対象部位に出射し
て観察する構成になっている。
【0003】前記光源装置は、一般的には商用電源から
供給される電源を利用して光源装置内部の照明ランプを
発光させるものである。これに対し、電源に乾電池等の
バッテリを用いて小型光源装置としたバッテリ光源を使
用する内視鏡装置がある。
【0004】光源装置で使用される照明ランプは、ラン
プ切れが発生したとき照明の交換を行わなければならな
い。例えば、実公昭61−11906号公報の光源ラン
プ位置調節装置に示すように、照明ランプは、この照明
ランプに設けられたストッパピンをソケットに設けられ
たカム溝形状のピン止め用穴にねじ込んで固定されてい
た。このため、照明ランプが切れた際には照明ランプを
直接、手指で把持してねじ込み固定を緩めて、照明ラン
プの取り外しを行っていた。
【0005】しかし、使用中に照明ランプが切れた場
合、この照明ランプは高温に熱せられているので照明ラ
ンプに直接触れることができないので、照明ランプの温
度が手指を触れることが可能な温度に下がるまで待って
いなければならなかった。このため、緊急時に照明ラン
プが切れたとき、瞬時にランプ交換に対応できる内視鏡
装置が望まれていた。
【0006】この問題を解決するため、特開平10−1
37185号公報には照明ランプの大きさとほぼ同じ内
径を有する軟性チューブを用意し、この軟性チューブを
照明ランプに取り付けた状態で、照明ランプの取付け又
は取り外しを行うを行う簡易型内視鏡の光源装置のラン
プ交換方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平10−137185号公報に示されている簡易型内
視鏡の光源装置のランプ交換方法では軟性チューブ自体
が小さいので紛失し易く、紛失に対応するためこの軟性
チューブを幾つも用意しておく必要があるとともに、ラ
ンプ切れを起こした照明ランプに軟性チューブを装着し
た際、軟性チューブが照明ランプの熱によって膨張した
り、柔らかくなって、思うように照明ランプの取り外し
を行えないという不具合があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、バッテリ光源使用中に照明ランプが切れた際、照
明ランプの交換を、術者の手を煩わすことなく速やかに
行える内視鏡装置を提供することを目的にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡装置は、
ライトガイドファイバの一端部が固定された照明光供給
口金を有する内視鏡と、前記照明光供給口金に着脱自在
に装着され、前記照明光供給口のライトガイドファイバ
に照明光を供給する照明ランプ及びこの照明ランプの電
源になるバッテリを内蔵したバッテリ光源とを備える内
視鏡装置であって、前記バッテリ光源は、前記照明ラン
プが着脱自在に配置されるランプホルダを有し、このラ
ンプホルダは、前記照明ランプを係合保持する係合部を
有するランプ保持部材と、このランプ保持部材が摺動可
能な内孔を有する外装部材と、前記照明ランプに当接
し、この照明ランプの外装部材内孔内への移動を阻止
し、前記ランプ保持部材の前記外装部材内孔内への摺動
移動に伴い前記照明ランプと前記ランプ保持部材と係合
保持状態を解除するランプ移動規制部材とを具備してい
る。
【0010】この構成によれば、ランプ保持部材を外装
部材の内孔に押し込んでいくことによって、ランプ保持
部材は外装部材内孔内に向かって移動する。このとき、
照明ランプはランプ移動規制部材が照明ランプに当接し
て外装部材内孔内への移動を阻止している。このため、
ランプ移動規制部材から照明ランプに対して押圧力が働
く。そして、この押圧力が、ランプ保持部材の移動に伴
って、照明ランプをランプ保持部材に係合保持する力よ
り大きくなって、照明ランプとランプ保持部材との係合
保持状態を解除して、ランプ保持部材から照明ランプが
離脱する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図3は本発明の第1実
施形態に係り、図1は内視鏡装置の構成を示す図、図2
はバッテリ光源の構成を示す図、図3はランプ部の構成
を示す説明図である。
【0012】図1に示すように本発明の内視鏡装置1
は、先端部21、湾曲自在な湾曲部22、柔軟性を有す
る可撓管部23を連接して細長に構成した挿入部24
と、この挿入部24の基端側に位置して後端部に設けた
接眼部25及び側部から突設する熱伝導性の良好な部材
で形成したライトガイド口金26を設けた把持部を兼ね
る操作部27とを備えた水密構造の内視鏡2と、この内
視鏡2の操作部27に設けたライトガイド口金26に接
続部3aを介して着脱自在に接続されるライトガイドケ
ーブル3と、このライトガイドケーブル3と選択的に前
記操作部27のライトガイド口金26に接続部41を介
して着脱自在に接続される略T字形状で後述する照明ラ
ンプと乾電池や充電式電池等のバッテリとを内蔵した水
密構造の内視鏡用携帯光源である、いわゆるバッテリ光
源4とで構成されている。
【0013】前記操作部27には湾曲操作レバー28が
設けられており、この湾曲操作レバー28を回動操作す
ることによって前記湾曲部22が湾曲動作するようにな
っている。
【0014】また、この操作部27には吸引操作を行う
ための吸引ボタン29と、この吸引ボタン29の基端付
近から側部方向に突出して内視鏡2に設けた吸引チャン
ネル(図示しない)に連通する吸引口金31とが設けら
れている。この吸引口金31は図示しないチューブを介
して吸引装置(図示しない)に接続され、前記吸引ボタ
ン29を適宜操作することによって吸引チャンネル、吸
引口金31を介して体腔内の体液などを吸引することが
できるようになっている。
【0015】さらに、前記操作部27の先端側には鉗子
などの処置具を挿入するための鉗子挿入口32が設けら
れている。この鉗子挿入口32は内視鏡2に設けられて
いる吸引チャンネルに連通している。なお、この鉗子挿
入口32には鉗子栓33が取り付けられている。
【0016】前記挿入部24内には照明光を導光(伝
送)するライトガイドファイバ(図示しない)が挿通さ
れており、このライトガイドファイバの基端側は操作部
27を経て延出した後端部をライトガイド口金26内に
固定している。
【0017】また、前述の操作部27の吸引ボタン29
の近傍にはバッテリ光源4の照明ランプ5をON/OF
F操作するスイッチ30が設けられている。このスイッ
チ30は、凸字形状に形成されており、凸部を一度押す
と、この凸部が下がった状態に保持されてON状態にな
り、次にこの凸部を押すと凸部が元の位置に戻ってOF
F状態になる方式である。
【0018】なお、内視鏡2の操作部27の例えば鉗子
挿入口32とは反対側の位置に、内視鏡2の内部に空気
を送り込んで内視鏡2の水漏れ検査を行うための通気口
金37が突設している。
【0019】また、ライトガイド口金26に設けられて
いる雄ネジ部26aに、前記接続部3a又は前記接続部
41の接続口金43の外周側にそれぞれ回動自在に設け
られている接続ソケット3c,44の内周面に形成され
ている雌ネジを螺合させて、内視鏡2とライトガイドケ
ーブル3又は内視鏡2とバッテリ光源4とを一体的に接
続できるようになっている。
【0020】さらに、前記ライトガイドケーブル3の後
端部に設けられているライトガイドコネクタ3bは、図
示しない既存の光源装置に接続できるようになってお
り、このライトガイドコネクタ3bを光源装置に接続す
ることによって、光源装置内部に設けられている照明ラ
ンプからの照明光がライトガイドコネクタ3b、ライト
ガイドケーブル3内の図示しないライトガイドファイ
バ、接続部3aを介して内視鏡2のライトガイドファイ
バ(図示しない)に供給される。
【0021】ここで、前記内視鏡2のライトガイド口金
26に前記接続部41に設けられている接続ソケット4
4を介して着脱自在なバッテリ光源4の構成を説明す
る。
【0022】図2に示すようにバッテリ光源4は、光源
本体部40と、この光源本体部40に対して着脱自在な
蓋体45及びランプ部42とで構成されており、前記蓋
体45及び前記ランプ部42を光源本体部40から取り
外すことによってバッテリである乾電池6の交換や照明
ランプ5の交換を行えるようになっている。
【0023】前記光源本体部40は、絶縁性の樹脂部材
で形成された外装部材46で形成されており、この外装
部材46のランプ収容部40b内に前記ランプ部42が
収納されている。このランプ部42は、照明ランプ5
と、この照明ランプ5が着脱自在なランプホルダ10と
で構成されている。
【0024】なお、符号40aは前記乾電池6を収納す
るバッテリ収納部である。前記蓋体45は、光源本体部
40に対してパッキン部材49で水密に配設される。
【0025】図3に示すようにランプ部42は、ランプ
ホルダ10と、このランプホルダ10に着脱可能な照明
ランプ5とで構成されている。なお、前記照明ランプ5
の先端ガラス面はレンズ形状を成し、発光光線を収束さ
せる役目を有する。
【0026】前記ランプホルダ10は、絶縁性の樹脂部
材などで形成されている中途部に隔壁11aを形成した
略パイプ形状の外装部材であるホルダ本体11と、前記
ホルダ本体11の内孔に摺動可能に配置され導電部材で
形成された前記バッテリ収容部40aに収められる乾電
池6に接触する凸型接点部12aを備え、前記照明ラン
プ5下端部のランプ側部電極5aに電気的に接触し、前
記照明ランプ5を係合保持する保持部12bを備えたラ
ンプ保持部材である電気接点部材12と、前記照明ラン
プ5のランプ後端部電極5bの後端面に当接して電気接
触する中央に突部13aを有し、前記隔壁11aに設け
られている雌ネジを形成した貫通孔に螺合固定されて照
明ランプ5の移動を阻止する導電部材で形成した断面形
状が十字形状のランプ移動規制部材である接点ピン13
と、前記後端部電極5bとこの接点ピン13の突部13
aとの間に常時接触するように配置され前記照明ランプ
5を電気接点部材12から押し出す方向に付勢する導電
性を有するランプ付勢バネ14aと、前記ホルダ本体1
1の隔壁11a先端側面と前記電気接点部材12の基端
面との間に配置され、前記電気接点部材12を付勢して
前記接点ピン13の突部13aに接触させる接点部材付
勢バネ14bと、前記接点ピン13の基端部に固定さ
れ、前記隔壁11a基端側面に配設される導電性部材で
形成した接点座15と、前記ホルダ本体11の基端部外
周面に被せた状態で螺合接続される接点バネ受け部16
と、この接点バネ受け部16と前記接点座15との間に
配置されて両部材の導通を図る導電性の接点バネ14c
と、前記接点バネ受け部16に対して抜け止めピン17
を介して回動自在で、外周面に雄ネジ部18aを設けた
ランプホルダ装着ネジ部18と、このランプホルダ装着
ネジ部18に取り付けられる熱伝導性の低い樹脂等で形
成したホルダ部材19とで構成されている。
【0027】一方、前記照明ランプ5のランプ側部電極
5a近傍の外周面に形成した溝部5cには、Cリングや
Eリングなどの保持固定部材7が係入配置されている。
そして、この保持固定部材7を、前記電気接点部材12
の内周周方向に形成されている凹状の保持部12bに係
入することにより、前記照明ランプ5が電気接点部材1
2に係合保持される。この保持固定部材7が前記電気接
点部材12の保持部12bに係入しているときの保持力
は、前記ランプ付勢バネ14aの照明ランプ5を電気接
点部材12から押し出そうとする付勢力より勝っている
ので、このランプ付勢バネ14aの付勢力によって前記
照明ランプ5が電気接点部材12から脱落することはな
い。
【0028】なお、前記照明ランプ5を係合保持した電
気接点部材12は、ホルダ本体11の外周側から配置し
たストッパ8によって、前記接点部材付勢バネ14bの
付勢力によってホルダ本体11の内孔から脱落すること
が防止されている。また、前記抜け止めピン17の頭部
には回し易いようにすり割り部17aが設けてある。さ
らに、接点バネ受け部16とホルダ部材19との間に第
1水密リング9aを配して水密を保持している。又、前
記ランプホルダ装着ネジ部18の外周面部には第2水密
リング9bが設けられている。また、このランプホルダ
装着ネジ部18の基端面にはランプホルダ着脱用のスリ
ット18bが形成されている。また、前記照明ランプ5
は、安価なハロゲンランプ又は高輝度なキセノンランプ
又はハロゲンランプとキセノンランプの中間の特性を備
えたメタルハライドランプである。
【0029】使用中に照明ランプ5が切れた場合のラン
プ交換について説明する。まず、照明ランプ5が使用中
に切れたなら使用者は、着脱用のスリット18bに取り
外し具を配置し、光源本体部40よりランプ部42を取
り外す。
【0030】次に、ランプ部42を構成するランプホル
ダ10のホルダ部材19を一方の手指で保持する。そし
て、他方の手指で電気接点部材12の凸型接点部12a
を支持し、この凸型接点部12aを前記接点部材付勢バ
ネ14b及び保持固定部材7の保持力に抗してホルダ部
材19側に移動させていく。
【0031】このとき、前記接点ピン13の先端面が後
端部電極5bに当接して移動を阻止していることから照
明ランプ5に対して電気接点部材12が移動して、前記
照明ランプ5の溝部5cに係入配置されている保持固定
部材7に対して保持部12bが移動し、電気接点部材1
2の保持部12bから前記保持固定部材7が外れる。す
ると、前記後端部電極5bに当接している前記ランプ付
勢バネ14aの付勢力によって、照明ランプ5が電気接
点部材12から押し出される。このことによって、使用
者は照明ランプ5に直接手指を触れることなく、ランプ
ホルダ10から切れた照明ランプ5の取り外しを行え
る。
【0032】なお、前記電気接点部材12の保持部12
bから前記保持固定部材7が外れたとき、接点部材付勢
バネ14bの付勢力によって、前記電気接点部材12が
ホルダ本体11の内孔から外側に押し出されるが、ホル
ダ本体11の外周側から配置されているストッパ8によ
って、前記電気接点部材12がホルダ本体11の内孔か
ら脱落することを防止する。
【0033】次いで、新しい照明ランプ5をランプホル
ダ10に装着する。このときは、上述したランプ取り外
しとは逆の手順で、前記ランプ付勢バネ14aの付勢力
に抗して照明ランプ5を押し込み、この照明ランプ5に
取りつけられている保持固定部材7を保持部12bに係
入させて装着が完了する。
【0034】このように、照明ランプ5を電気接点部材
12に保持固定部材7を介して係合保持し、この電気接
点部材12をホルダ本体11の内孔に対して摺動自在に
配置する一方、前記照明ランプ5に接点ピン13を当接
させて照明ランプ5の移動を阻止したことにより、前記
電気接点部材12をホルダ本体11の内孔内でホルダ部
材19側に移動させたとき、接点ピン13が照明ランプ
5の移動を阻止して、電気接点部材12が照明ランプ5
に対して移動して、電気接点部材12の保持部12bに
係入していた保持固定部材7が離脱して、照明ランプ5
に直接手を触れることなく照明ランプ5をランプホルダ
10から取り外すことができる。
【0035】このことによって、ランプ切れ発生時に、
高熱に加熱されている照明ランプ5に触れることなく照
明ランプ5の取り外し作業を行えるので、照明ランプ5
が冷えるのを待つ時間がなくなって、速やかにランプ交
換を行える。また、照明ランプ5を取り外すための特別
の治具や軟性チューブを使用することなく容易に照明ラ
ンプ5の交換を行える。
【0036】なお、上述の実施形態においてはイメージ
ガイドファイバを用いた内視鏡と、バッテリ光源とを組
み合わせた内視鏡装置について説明したが、内視鏡2は
先端構成部14にCCD(電荷結合素子)を内蔵したい
わゆる電子内視鏡であってもよい。
【0037】図4ないし図7はランプ着脱具を用いて照
明ランプを交換する形態を示すものであり、図4はラン
プ部の構成を示す説明図、図5はランプ部より照明ラン
プを取り外した状態を説明する図、図6はランプ着脱具
を兼ねるランプ収納具の構成を示す説明図、図7は照明
ランプの着脱を説明する図である。
【0038】図4に示すように照明ランプ5が着脱自在
に配置されるランプホルダ10Aは、絶縁性の樹脂部材
などで形成されている略パイプ形状で中途部に隔壁61
aを設けたホルダ本体61と、このホルダ本体61に固
定ビス61bによって固定され、前記照明ランプ5の基
端部側周面に設けられているランプ側部電極5aに電気
的に接触するとともに、前記バッテリ収容部40aに収
められる乾電池6に接触する凸型接点部62aを有する
電気接点部材62と、前記ホルダ本体61の隔壁61a
に形成されている貫通孔に遊嵌する軸部63aを有し、
この軸部63aの先端面が前記照明ランプ5の基端部後
端面に設けられているランプ後端部電極5dに電気的に
接触する導電性部材で形成した断面形状が略凸字形状の
接点ピン63と、この接点ピン63が前記ランプ後端部
電極5dに接触するように付勢する導電性の接点バネ6
4と、前記ホルダ本体61の基端部に、外周面がホルダ
本体61の外周から突出するように被せられ、前記接点
バネ64が当接する導電性部材で形成した接点バネ受け
部16と、この接点バネ受け部16に対して抜け止めピ
ン17を介して回動自在で外周面に雄ネジ部18aを設
けたランプホルダ装着ネジ部18と、このランプホルダ
装着ネジ部18に取り付けられる熱伝導性の低い樹脂等
で形成したホルダ部材19とで構成されている。
【0039】図5に示すように前記接点ピン63の軸部
63aの先端には凸部63bが設けられている。一方、
前記照明ランプ5のランプ後端部電極5dには前記凸部
63bが嵌合する嵌合穴5eが設けられている。そし
て、前記後端部電極5dの嵌合穴5eに接点ピン63の
凸部63bが嵌合することによって電気的な導通が取ら
れるとともに、前記嵌合穴5eに前記凸部63bが嵌合
すること及び前記ランプ側部電極5aが電気接点部材6
2に係入することによって照明ランプ5がランプホルダ
10Aに保持固定されている。
【0040】なお、前記後端部電極5dと前記凸部63
bとを嵌合させる代わりに、螺合によって電気的に導通
接続するようにしてもよい。
【0041】図6に示すように照明ランプ5は、天然ゴ
ム、シリコンゴム、ラテックスゴム等、弾性部材で形成
されたランプ着脱具を兼ねるランプ収納具70に形成さ
れている複数のランプ配置穴71に配置されている。
【0042】前記ランプ配置穴71の孔径は、前記照明
ランプ5の外径より若干小さめに形成されている。すな
わち、照明ランプ5はランプ収納具70の有する弾性力
によって、電極部側が突出して保持固定される。なお、
ランプ収納具70は、複数の照明ランプ5を配置するこ
とが可能で熱による変形を防止するある程度の大きさで
形成されている。
【0043】図7を参照して使用中に照明ランプ5が切
れた場合のランプ交換について説明する。なお、図7
(a)はランプホルダ10Aから照明ランプ5が外れて
いる状態を示す図であり、同図(b)はランプホルダ1
0Aに照明ランプ5が配置されている状態を示す図であ
る。まず、照明ランプ5が使用中に切れたなら着脱用の
スリット18bに取り外し具を配置して光源本体部40
よりランプ部42を取り外す。
【0044】次に、ランプ部42のランプホルダ10A
から切れた照明ランプ5を外す場合には、図7(b)か
ら図7(a)に示す動作を行う。つまり、ランプホルダ
10Aのホルダ部材19を一方の手指で保持した状態
で、ランプホルダ10Aに取り付けられている照明ラン
プ5をランプ収納具70の照明ランプ5がセットされて
いないランプ配置穴71に嵌入し、この状態で切れた照
明ランプ5を取り外す。このとき、照明ランプ5と電気
接点部材12との嵌合力と嵌合穴5eと凸部63bとの
嵌合力とを合わせた力に抗して、ランプホルダ10Aを
揺動させて、照明ランプ5がランプ配置穴71に残るよ
うに取り外す。
【0045】次いで、ランプホルダ10Aに未使用の照
明ランプ5を取り付ける。この場合には、図7(a)か
ら図7(b)に示す動作を行う。つまり、ランプホルダ
10Aのホルダ部材19を一方の手指で保持した状態
で、照明ランプ5を電気接点部材12の所定位置に配置
し、嵌合穴5eと凸部63bとを嵌合させて、同図
(b)の状態にする。ここで、ランプホルダ10Aを若
干こじるように動かして照明ランプ5をランプ収納具7
0のランプ配置穴71から抜き取る。
【0046】このことによって、使用中、照明ランプ5
が切れた場合でも直接照明ランプ5に触れることなく照
明ランプ5の交換を行える。なお、本実施形態のランプ
収納具を切れた照明ランプの取り外しだけに使用して、
ランプ装着の際には術者がランプホルダに未使用の照明
ランプを手で取り付けるようにしてもよい。
【0047】このように、複数の照明ランプ5を嵌入保
持するランプ配置穴71を有する弾性部材で形成したラ
ンプ収納具70を形成し、ランプ交換時、切れた照明ラ
ンプ5をランプ収納具70のランプ配置穴71に嵌入配
置することによって、照明ランプ5に手を触れることな
く、照明ランプ5をランプホルダ10Aから取り外して
照明ランプ5の交換を行うことができる。
【0048】また、ランプ収納具70を複数の未使用の
照明ランプ5を配置することができる大きさに形成した
ことにより、ランプ交換の際、ランプ収納具70が熱に
よって変形したりすることがないので、熱による影響を
受けることなくスムーズに照明ランプ5の脱着作業を行
うことができる。
【0049】さらに、照明ランプ5を予めランプ収納具
70にセットしておくことにより、照明ランプ5を整理
整頓して確実に保管することができる。
【0050】このことから、従来の軟性チューブのよう
な小さな着脱具でないため紛失等がなく、しかも、熱に
よって着脱具が変形して交換作業に支障を来すことが防
止される。また、ランプ収納具70を使用することによ
って未使用照明ランプ5の管理が簡便になる。
【0051】ところで、前記照明ランプ5のON/OF
F機構はバッテリ光源本体に設けられるか、上述した実
施形態のように内視鏡2の操作部27に設けられてい
る。しかし、前記スイッチ30では凸部を下げてON状
態にしたまま、スイッチ30を切り忘れてしまうことが
あった。このため、切り忘れを防止するスイッチが望ま
れていた。
【0052】このため、前記スイッチ30を、スイッチ
を構成する凸部を手指で押している間のみ照明ランプ5
を点灯させ、手指が凸部から離れることによって消灯さ
せるスイッチとするとよい。このことにより、使用して
いないときの照明ランプ5の消し忘れを防止して、照明
ランプ5及び乾電池6の浪費を防止することができる。
【0053】なお、上述したスイッチでは、手指を凸部
から離したとき照明ランプ5が消えてしまうので、スイ
ッチに触れている手で他の作業を行うことができない。
このため、前記スイッチを2段階押し込み式のスイッチ
にしてもよい。この2段押し込み式スイッチは、1段目
の押し込み動作中、照明ランプ5が点灯状態になり、手
指を離すと照明ランプ5が消灯状態になる。そして、手
指を離したいときには、前記1段押し込み動作のランプ
点灯状態からさらに押し込む。すなわち、2段押し込み
を行う。このことによって、手指を離しても連続点灯
(ON)状態になる。この2段押し込み状態で、さらにス
イッチを押し込むことによって、初期状態に戻って照明
ランプ5が消灯状態になる。このことによって、スイッ
チを押し続けることなく、照明ランプ5の点灯状態を保
持することができる。
【0054】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0055】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0056】(1)ライトガイドファイバの一端部が固
定された照明光供給口金を有する内視鏡と、前記照明光
供給口金に着脱自在に装着され、前記照明光供給口のラ
イトガイドファイバに照明光を供給する照明ランプ及び
この照明ランプの電源になるバッテリを内蔵したバッテ
リ光源とを備える内視鏡装置において、前記バッテリ光
源は、前記照明ランプが着脱自在に配置されるランプホ
ルダを有し、このランプホルダは、前記照明ランプを係
合保持する係合部を有するランプ保持部材と、このラン
プ保持部材が摺動可能な内孔を有する外装部材と、前記
照明ランプに当接し、この照明ランプの外装部材内孔内
への移動を阻止し、前記ランプ保持部材の前記外装部材
内孔内への摺動移動に伴い前記照明ランプと前記ランプ
保持部材と係合保持状態を解除するランプ移動規制部材
と、を具備する内視鏡装置。
【0057】(2)前記ランプ保持部材は、付勢手段に
より前記外装部材から離脱するように付勢される一方、
前記外装部材に設けられたストッパによりこの外装部材
からの脱落が防止される付記1記載の内視鏡装置。
【0058】(3)内視鏡の照明光供給口金に着脱自在
に装着され、前記供給口金を介して照明光を供給する照
明ランプを備えた内視鏡用携帯光源において、前記照明
ランプを係合保持する係合部を有するランプ保持部材
と、このランプ保持部材が摺動可能な内孔を有する外装
部材と、前記照明ランプに当接し、この照明ランプの外
装部材内孔内への移動を阻止し、前記ランプ保持部材の
前記外装部材内孔内への摺動移動に伴い前記照明ランプ
と前記ランプ保持部材と係合保持状態を解除するランプ
移動規制部材と、を具備する内視鏡用携帯型光源。
【0059】(4)前記照明ランプは、ハロゲンラン
プ、又はキセノンランプ、又はメタルハライドランプで
ある付記1記載の内視鏡装置。
【0060】(5)前記バッテリ光源の照明ランプのO
N/OFF制御を行うスイッチは、このスイッチを手指
で操作しているとき点灯状態になる付記1記載の内視鏡
装置。
【0061】(6)前記スイッチは、2段階押し込みス
イッチであり、1段階目の押し込み状態のとき照明ラン
プが点灯状態になり、その状態から更に押し込んで2段
階目の押し込み状態にしたとき連続点灯状態に保持され
る付記5記載の内視鏡装置。
【0062】(7)弾性部材で形成され、照明ランプの
先端ガラス面が嵌入するランプ配置穴を複数備えたラン
プ着脱具。
【0063】(8)前記ランプ配置穴の孔径は、照明ラ
ンプの外径より小径である付記5記載のランプ着脱具。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ッテリ光源使用中に照明ランプが切れた際、照明ランプ
の交換を、術者の手を煩わすことなく速やかに行える内
視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1実施形態に係
り、図1は内視鏡装置の構成を示す図
【図2】バッテリ光源の構成を示す図
【図3】ランプ部の構成を示す説明図
【図4】図4ないし図7はランプ着脱具を用いて照明ラ
ンプを交換する形態を示すものであり、図4はランプ部
の構成を示す説明図
【図5】ランプ部より照明ランプを取り外した状態を説
明する図
【図6】ランプ着脱具を兼ねるランプ収納具の構成を示
す説明図
【図7】照明ランプの着脱を説明する図
【符号の説明】
5…照明ランプ 10…ランプホルダ 11…ホルダ本体(外装部材) 12…電気接点部材(ランプ保持部材) 13…接点ピン(ランプ移動規制部材) 42…ランプ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真貝 成人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 高志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 勝司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 細田 誠一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中土 一孝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA00 BA09 CA04 CA07 CA10 CA11 CA29 DA03 DA14 DA15 DA16 DA22 DA56 DA57 GA02 4C061 AA00 AA29 BB02 CC04 DD03 FF06 FF11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライトガイドファイバの一端部が固定さ
    れた照明光供給口金を有する内視鏡と、前記照明光供給
    口金に着脱自在に装着され、前記照明光供給口のライト
    ガイドファイバに照明光を供給する照明ランプ及びこの
    照明ランプの電源になるバッテリを内蔵したバッテリ光
    源とを備える内視鏡装置において、 前記バッテリ光源は、前記照明ランプが着脱自在に配置
    されるランプホルダを有し、 このランプホルダは、 前記照明ランプを係合保持する係合部を有するランプ保
    持部材と、 このランプ保持部材が摺動可能な内孔を有する外装部材
    と、 前記照明ランプに当接し、この照明ランプの外装部材内
    孔内への移動を阻止し、前記ランプ保持部材の前記外装
    部材内孔内への摺動移動に伴い前記照明ランプと前記ラ
    ンプ保持部材と係合保持状態を解除するランプ移動規制
    部材と、 を具備することを特徴とする内視鏡装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007039232A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Paint Staff:Kk 三次元移動装置
JP2009247756A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Hoya Corp 内視鏡用光源装置
JP2010005220A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Fujinon Corp 内視鏡用光源ボックス

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