JP2000135680A - 粉粒体噴射ノズル - Google Patents
粉粒体噴射ノズルInfo
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- JP2000135680A JP2000135680A JP10308808A JP30880898A JP2000135680A JP 2000135680 A JP2000135680 A JP 2000135680A JP 10308808 A JP10308808 A JP 10308808A JP 30880898 A JP30880898 A JP 30880898A JP 2000135680 A JP2000135680 A JP 2000135680A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】粉粒体をガスとともに固気2相流として噴射口
から噴射するようにした粉粒体噴射ノズルの噴射口の長
さ方向における噴射強度の分布をほぼ一定にすることを
目的とする。 【解決手段】噴射ノズル18の噴射口57の幅を噴射口
57の長さ方向に沿って変化させるようにしたものであ
る。
から噴射するようにした粉粒体噴射ノズルの噴射口の長
さ方向における噴射強度の分布をほぼ一定にすることを
目的とする。 【解決手段】噴射ノズル18の噴射口57の幅を噴射口
57の長さ方向に沿って変化させるようにしたものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉粒体噴射ノズルに
係り、とくに粉粒体をガスとともに固気2相流として噴
射口から噴射するようにした粉粒体噴射ノズルに関す
る。
係り、とくに粉粒体をガスとともに固気2相流として噴
射口から噴射するようにした粉粒体噴射ノズルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常の機械加工あるいは研削加工によっ
て除去加工を行なうことが困難な材料に対する加工のた
めに、例えば特開平3−149184号公報に開示され
ているように、難削材から成るワークに対して噴射ノズ
ルから粉粒体を噴射して加工を行なうことが行なわれて
いる。このような加工は、遊離砥粒のような微細な粉粒
体をガスとともに固気2相流として粉粒体噴射ノズルの
噴射口からワークに向けてほぼ直角に噴射するようにし
ている。
て除去加工を行なうことが困難な材料に対する加工のた
めに、例えば特開平3−149184号公報に開示され
ているように、難削材から成るワークに対して噴射ノズ
ルから粉粒体を噴射して加工を行なうことが行なわれて
いる。このような加工は、遊離砥粒のような微細な粉粒
体をガスとともに固気2相流として粉粒体噴射ノズルの
噴射口からワークに向けてほぼ直角に噴射するようにし
ている。
【0003】図4はこのような粉粒体を噴射するための
従来の噴射ノズル1を示している。この噴射ノズル1は
その上部側に円形孔から成る入口部2が形成されるとと
もに、下端側にはスリット状をなす噴射口3が形成され
ている。粉粒体は入口部2からガスとともにこの噴射ノ
ズル1の内部空間に導入される。そしてこの内部空間内
の形状に従ってガスとともに流動するようになってい
る。ここで入口部2に比べて噴射口3の面積の方が小さ
くなっているために、噴射ノズル1の内部空間の圧力が
正圧に維持され、噴射口3から高速で粉粒体がワークに
向けて噴射されるようになっている。
従来の噴射ノズル1を示している。この噴射ノズル1は
その上部側に円形孔から成る入口部2が形成されるとと
もに、下端側にはスリット状をなす噴射口3が形成され
ている。粉粒体は入口部2からガスとともにこの噴射ノ
ズル1の内部空間に導入される。そしてこの内部空間内
の形状に従ってガスとともに流動するようになってい
る。ここで入口部2に比べて噴射口3の面積の方が小さ
くなっているために、噴射ノズル1の内部空間の圧力が
正圧に維持され、噴射口3から高速で粉粒体がワークに
向けて噴射されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように噴射口3の
面積を入口部2の面積よりも小さくして内部を正圧に維
持しても、幅が一定なスリット状の噴射口3から噴射さ
れる粉粒体の噴射強度が必ずしも一定にはならないとい
う問題がある。すなわち図9において加工痕跡7で示す
ように、噴射口3の長さ方向の両端において噴射強度が
大きくなる。これは粉粒体を搬送するガスが流路表面に
沿って流れ易いことから、内部の凹部の表面に沿って密
度の高い粉粒体の流れが発生することによるものであ
る。
面積を入口部2の面積よりも小さくして内部を正圧に維
持しても、幅が一定なスリット状の噴射口3から噴射さ
れる粉粒体の噴射強度が必ずしも一定にはならないとい
う問題がある。すなわち図9において加工痕跡7で示す
ように、噴射口3の長さ方向の両端において噴射強度が
大きくなる。これは粉粒体を搬送するガスが流路表面に
沿って流れ易いことから、内部の凹部の表面に沿って密
度の高い粉粒体の流れが発生することによるものであ
る。
【0005】また噴射口3の長さ方向の中間部分におい
ても噴射強度が局部的に大きくなる。これは空気ととも
に搬送される粉粒体の質量が大きいために空気ほど分散
されず、入口部2の直下において粉粒体の分布量が増加
することによる。
ても噴射強度が局部的に大きくなる。これは空気ととも
に搬送される粉粒体の質量が大きいために空気ほど分散
されず、入口部2の直下において粉粒体の分布量が増加
することによる。
【0006】とくに大型のワークを粉粒体によって加工
しようとする場合には、加工の効率化のために噴射ノズ
ル1の噴射口3の長さを長くし、例えば100mm以上
の長さの噴射口を形成するようにする。するとスリット
3の長さ方向に対する加工進度のバラツギが大きくな
る。そしてこのような噴射口3を有するノズル1をワー
クに対して鋸歯状にスキャンして加工した場合に、噴射
強度の大きな部分が縞状に残る等の加工ムラの原因にな
っている。このような噴射強度の不均一は、噴射ノズル
1の内部の凹部の形状の工夫のみによっては対応するこ
とができない。
しようとする場合には、加工の効率化のために噴射ノズ
ル1の噴射口3の長さを長くし、例えば100mm以上
の長さの噴射口を形成するようにする。するとスリット
3の長さ方向に対する加工進度のバラツギが大きくな
る。そしてこのような噴射口3を有するノズル1をワー
クに対して鋸歯状にスキャンして加工した場合に、噴射
強度の大きな部分が縞状に残る等の加工ムラの原因にな
っている。このような噴射強度の不均一は、噴射ノズル
1の内部の凹部の形状の工夫のみによっては対応するこ
とができない。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、噴射口の長さ方向における粉粒体の噴
射強度の分布がほぼ一定になるようにした粉粒体噴射ノ
ズルを提供することを目的とする。
たものであって、噴射口の長さ方向における粉粒体の噴
射強度の分布がほぼ一定になるようにした粉粒体噴射ノ
ズルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願に含まれる一発明
は、粉粒体をガスとともに固気2相流として噴射口から
噴射するようにした粉粒体噴射ノズルにおいて、前記噴
射口の長さ方向における粉粒体の噴射強度の分布がほぼ
一定になるように前記噴射口の幅を該噴射口の長さ方向
に沿って変化させたことを特徴とする粉粒体噴射ノズル
に関するものである。
は、粉粒体をガスとともに固気2相流として噴射口から
噴射するようにした粉粒体噴射ノズルにおいて、前記噴
射口の長さ方向における粉粒体の噴射強度の分布がほぼ
一定になるように前記噴射口の幅を該噴射口の長さ方向
に沿って変化させたことを特徴とする粉粒体噴射ノズル
に関するものである。
【0009】噴射口の長さ方向の寸法が幅方向の寸法に
比べて十分に大きく、ほぼスリット状の形状をなしてよ
い。また噴射口の長さ方向の両端の近傍における該噴射
口の幅が前記噴射口の長さ方向の中間位置における該噴
射口の幅に比して絞られていてよい。また噴射口の長さ
方向の中間位置であって入口部の直下の位置の該噴射口
の幅を絞るようにしてよい。
比べて十分に大きく、ほぼスリット状の形状をなしてよ
い。また噴射口の長さ方向の両端の近傍における該噴射
口の幅が前記噴射口の長さ方向の中間位置における該噴
射口の幅に比して絞られていてよい。また噴射口の長さ
方向の中間位置であって入口部の直下の位置の該噴射口
の幅を絞るようにしてよい。
【0010】別の発明は、粉粒体をガスとともに固気2
相流として先端側の細長い噴射口から噴射するようにし
た粉粒体噴射ノズルにおいて、粉粒体の流動方向に沿っ
て前記噴射口の長さ方向の寸法が大きくなるデフューザ
部と、該デフューザ部の下流側に位置しかつ粉粒体の流
動方向に沿って前記噴射口の幅方向の寸法が小さくなる
コンフューザ部とを前記ノズルの内部に設け、しかも前
記噴射口の長さ方向における粉粒体の噴射強度の分布が
ほぼ一定になるように前記噴射口の幅を該噴射口の長さ
方向に沿って変化させたことを特徴とする粉粒体噴射ノ
ズルに関するものである。
相流として先端側の細長い噴射口から噴射するようにし
た粉粒体噴射ノズルにおいて、粉粒体の流動方向に沿っ
て前記噴射口の長さ方向の寸法が大きくなるデフューザ
部と、該デフューザ部の下流側に位置しかつ粉粒体の流
動方向に沿って前記噴射口の幅方向の寸法が小さくなる
コンフューザ部とを前記ノズルの内部に設け、しかも前
記噴射口の長さ方向における粉粒体の噴射強度の分布が
ほぼ一定になるように前記噴射口の幅を該噴射口の長さ
方向に沿って変化させたことを特徴とする粉粒体噴射ノ
ズルに関するものである。
【0011】前記デフューザ部は粉粒体の流動方向に沿
って前記噴射口の幅方向の寸法が一定であってよい。ま
た前記コンフューザ部は粉粒体の流動方向に沿って前記
噴射口の長さ方向の寸法が一定であってよい。また前記
コンフューザ部の終端側と連続するように前記噴射口が
設けられ、しかも前記噴射口の長さ方向の両端の近傍に
おける該噴射口の幅が前記噴射口の長さ方向の中間位置
における該噴射口の幅に比して絞られていてよい。
って前記噴射口の幅方向の寸法が一定であってよい。ま
た前記コンフューザ部は粉粒体の流動方向に沿って前記
噴射口の長さ方向の寸法が一定であってよい。また前記
コンフューザ部の終端側と連続するように前記噴射口が
設けられ、しかも前記噴射口の長さ方向の両端の近傍に
おける該噴射口の幅が前記噴射口の長さ方向の中間位置
における該噴射口の幅に比して絞られていてよい。
【0012】さらに別の発明は、粉粒体をガスとともに
固気2相流として噴射口から噴射するようにした粉粒体
噴射ノズルにおいて、前記粉粒体を分散させて前記噴射
口における粉粒体の分布の均一化を図る案内ブロックを
内部に設けるとともに、前記噴射口の長さ方向における
粉粒体の噴射強度の分布がほぼ一定になるように前記噴
射口の幅を該噴射口の長さ方向に沿って変化させたこと
を特徴とする粉粒体噴射ノズルに関するものである。
固気2相流として噴射口から噴射するようにした粉粒体
噴射ノズルにおいて、前記粉粒体を分散させて前記噴射
口における粉粒体の分布の均一化を図る案内ブロックを
内部に設けるとともに、前記噴射口の長さ方向における
粉粒体の噴射強度の分布がほぼ一定になるように前記噴
射口の幅を該噴射口の長さ方向に沿って変化させたこと
を特徴とする粉粒体噴射ノズルに関するものである。
【0013】第1の案内ブロックが入口部分の近傍にお
いて前記噴射口の幅方向に粉粒体流路を塞ぐように設け
られていてよい。また第2の案内ブロックが前記噴射口
の長さ方向の両側の壁面に密着して取付けられていてよ
い。
いて前記噴射口の幅方向に粉粒体流路を塞ぐように設け
られていてよい。また第2の案内ブロックが前記噴射口
の長さ方向の両側の壁面に密着して取付けられていてよ
い。
【0014】本発明の好ましい態様は、粉粒体をワーク
に噴射して噴射加工を行なうために用いられる粉粒体噴
射ノズルにおいて、噴射強度の分布あるいは被加工物の
加工度をコントロールすることを目的として、スリット
の幅をその長さ方向に沿って不均一にした噴射口を設け
るようにしたものである。すなわちスリット状をなす噴
射口の長さ方向に対する噴射の分布を均一にすることを
目的として、スリットの形状の変更を行なうようにした
ものである。
に噴射して噴射加工を行なうために用いられる粉粒体噴
射ノズルにおいて、噴射強度の分布あるいは被加工物の
加工度をコントロールすることを目的として、スリット
の幅をその長さ方向に沿って不均一にした噴射口を設け
るようにしたものである。すなわちスリット状をなす噴
射口の長さ方向に対する噴射の分布を均一にすることを
目的として、スリットの形状の変更を行なうようにした
ものである。
【0015】このような粉粒体噴射ノズルを用いること
によって、加工状態をより均一にすることができ、加工
ムラの発生を低減することが可能になる。また任意の個
所のスリット幅を変えることによって、加工状態の分布
のコントロールが可能になる。
によって、加工状態をより均一にすることができ、加工
ムラの発生を低減することが可能になる。また任意の個
所のスリット幅を変えることによって、加工状態の分布
のコントロールが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明の一実施の形
態に係る粉粒体噴射ノズルを用いてワークを加工するた
めの加工装置の要部を示している。すなわち加工装置を
形成する加工室17は密閉空間から構成されており、こ
の加工室17内に粉粒体噴射ノズル18が配されてい
る。噴射ノズル18はアーム40の先端部に支持される
とともに図3に示すようにパレット19の幅方向に走査
しながら、パレット19上のワーク20の表面に粉粒体
を空気とともに固気2相流として噴射するようにしてお
り、このような粉粒体の噴射によってワーク20の表面
の加工を行なうようにしている。なお噴射ノズル18に
はこのノズル18内に粉粒体を供給するための粉粒体供
給パイプ16が接続されている。粉粒体供給パイプ16
の先端部は図外の粉粒体供給ユニットに接続されてい
る。
態に係る粉粒体噴射ノズルを用いてワークを加工するた
めの加工装置の要部を示している。すなわち加工装置を
形成する加工室17は密閉空間から構成されており、こ
の加工室17内に粉粒体噴射ノズル18が配されてい
る。噴射ノズル18はアーム40の先端部に支持される
とともに図3に示すようにパレット19の幅方向に走査
しながら、パレット19上のワーク20の表面に粉粒体
を空気とともに固気2相流として噴射するようにしてお
り、このような粉粒体の噴射によってワーク20の表面
の加工を行なうようにしている。なお噴射ノズル18に
はこのノズル18内に粉粒体を供給するための粉粒体供
給パイプ16が接続されている。粉粒体供給パイプ16
の先端部は図外の粉粒体供給ユニットに接続されてい
る。
【0017】噴射ノズル18から噴射された粉粒体は図
1および図2に示すように加工室17の下部に向って流
動し、還流管路25によって空気とともにこの加工室1
7から排出される。そして還流管路25に接続されてい
る分離機によって空気と粉粒体とに分離されるととも
に、分離された空気が再び空気還流パイプ28によって
加工室17に導入されるようになっている。なお空気還
流パイプ28はジョイント29によって加工室17の上
部に接続されている。また分離機で分離された粉粒体が
粉粒体供給ユニットに戻され、この後粉粒体供給パイプ
16を通って噴射ノズル18に供給されるようになって
いる。
1および図2に示すように加工室17の下部に向って流
動し、還流管路25によって空気とともにこの加工室1
7から排出される。そして還流管路25に接続されてい
る分離機によって空気と粉粒体とに分離されるととも
に、分離された空気が再び空気還流パイプ28によって
加工室17に導入されるようになっている。なお空気還
流パイプ28はジョイント29によって加工室17の上
部に接続されている。また分離機で分離された粉粒体が
粉粒体供給ユニットに戻され、この後粉粒体供給パイプ
16を通って噴射ノズル18に供給されるようになって
いる。
【0018】なお加工室17内における粉粒体と空気と
の固気2相流を案内するために、パレット19の両側の
部分と下側の部分とにはそれぞれ整流板41、42が配
されている。また加工室17の上部側の部分には一対の
案内板43が配されており、このような案内板43によ
って還流された空気を安定的に流動させるようにしてい
る。
の固気2相流を案内するために、パレット19の両側の
部分と下側の部分とにはそれぞれ整流板41、42が配
されている。また加工室17の上部側の部分には一対の
案内板43が配されており、このような案内板43によ
って還流された空気を安定的に流動させるようにしてい
る。
【0019】従って粉粒体供給ユニットから粉粒体を空
気とともに粉粒体供給パイプ16を通して噴射ノズル1
8に供給すると、パレット19上のワーク20に粉粒体
が空気とともに噴射されるようになり、このときにワー
ク20の表面に所定の加工を行なう。また加工室17の
上部に、空気還流パイプ28を通して空気が供給され、
この空気が加工室17内を上方から下方に流動する。そ
してこの空気流はワーク20に噴射された固気2相流を
搬送しながら加工室17の下方から還流管路25を通っ
て分離機側に流動するようになる。ここで分離機が空気
と粉粒体とを分離し、空気は再び空気還流パイプ28に
よって加工室に還流され、粉粒体は粉粒体供給ユニット
から粉粒体供給パイプ16を介して噴射ノズル18に供
給される。すなわちここではクローズドシステムで粉粒
体の噴射加工を行なうようにしている。
気とともに粉粒体供給パイプ16を通して噴射ノズル1
8に供給すると、パレット19上のワーク20に粉粒体
が空気とともに噴射されるようになり、このときにワー
ク20の表面に所定の加工を行なう。また加工室17の
上部に、空気還流パイプ28を通して空気が供給され、
この空気が加工室17内を上方から下方に流動する。そ
してこの空気流はワーク20に噴射された固気2相流を
搬送しながら加工室17の下方から還流管路25を通っ
て分離機側に流動するようになる。ここで分離機が空気
と粉粒体とを分離し、空気は再び空気還流パイプ28に
よって加工室に還流され、粉粒体は粉粒体供給ユニット
から粉粒体供給パイプ16を介して噴射ノズル18に供
給される。すなわちここではクローズドシステムで粉粒
体の噴射加工を行なうようにしている。
【0020】次にこのような噴射加工に用いられる粉粒
体噴射ノズル18の構造について図4〜図6によって説
明する。噴射ノズル18は上側部材47と下側部材48
とから構成されるとともに、これらの部材47、48が
それぞれ前後に2分割される構造になっている。また上
側部材47の上部であってその中央部には円形孔から成
る入口部49が形成されるとともに、この円形孔49と
整合するように上側部材47の上部には接続筒50が連
設されている。この接続筒50には粉粒体供給パイプ1
6が接続される。
体噴射ノズル18の構造について図4〜図6によって説
明する。噴射ノズル18は上側部材47と下側部材48
とから構成されるとともに、これらの部材47、48が
それぞれ前後に2分割される構造になっている。また上
側部材47の上部であってその中央部には円形孔から成
る入口部49が形成されるとともに、この円形孔49と
整合するように上側部材47の上部には接続筒50が連
設されている。この接続筒50には粉粒体供給パイプ1
6が接続される。
【0021】この噴射ノズル18の内部であって上側部
材47の内部にはデフューザ部55が形成されている。
デフューザ部55は先端側の噴射口57の幅方向には一
定の寸法を有し、長さ方向に次第に拡大するような空間
から構成されている。これに対して下側部材48の内側
にはコンフューザ部56が形成されている。コンフュー
ザ部56は噴射口57の長さ方向の寸法が一定で幅方向
の寸法が次第に狭くなるような形状の空間をなしてい
る。
材47の内部にはデフューザ部55が形成されている。
デフューザ部55は先端側の噴射口57の幅方向には一
定の寸法を有し、長さ方向に次第に拡大するような空間
から構成されている。これに対して下側部材48の内側
にはコンフューザ部56が形成されている。コンフュー
ザ部56は噴射口57の長さ方向の寸法が一定で幅方向
の寸法が次第に狭くなるような形状の空間をなしてい
る。
【0022】そしてコンフューザ部56の終端に連通す
るように噴射口57が形成されている。この噴射口57
は図5に示すように軸線方向に所定の経路長を有し、し
かも図6に示すようにほぼスリット状をなしており、そ
の長さ方向の寸法が幅方向の寸法に比べて十分な値にな
っている。しかもこのような噴射口57はその長さ方向
の両端部の幅が中間位置の幅よりも小さな値になってお
り、噴射口57の両端が絞られた形状になっている。
るように噴射口57が形成されている。この噴射口57
は図5に示すように軸線方向に所定の経路長を有し、し
かも図6に示すようにほぼスリット状をなしており、そ
の長さ方向の寸法が幅方向の寸法に比べて十分な値にな
っている。しかもこのような噴射口57はその長さ方向
の両端部の幅が中間位置の幅よりも小さな値になってお
り、噴射口57の両端が絞られた形状になっている。
【0023】またこの粉粒体噴射ノズル18の内部に
は、上記デフューザ部55内であって入口部分49の直
下の位置に上側の案内ブロック61が配されるととも
に、デフューザ部55の下端側であってコンフューザ部
56との接続部に臨む位置に下側の案内ブロック62が
取付けられている。下側の一対の案内ブロック62はデ
フューザ部55の終端において噴射口57の幅方向の全
幅に及ぶように形成されている。
は、上記デフューザ部55内であって入口部分49の直
下の位置に上側の案内ブロック61が配されるととも
に、デフューザ部55の下端側であってコンフューザ部
56との接続部に臨む位置に下側の案内ブロック62が
取付けられている。下側の一対の案内ブロック62はデ
フューザ部55の終端において噴射口57の幅方向の全
幅に及ぶように形成されている。
【0024】このように本実施の形態の粉粒体噴射ノズ
ルは図4および図5に示すように、上部に接続筒50を
備え、この接続筒50を介して粉粒体供給パイプ16が
接続されるようになっている。供給パイプ16との接合
部における入口部49の穴は円形になっており、粉粒体
の入口を構成している。
ルは図4および図5に示すように、上部に接続筒50を
備え、この接続筒50を介して粉粒体供給パイプ16が
接続されるようになっている。供給パイプ16との接合
部における入口部49の穴は円形になっており、粉粒体
の入口を構成している。
【0025】この円形孔から成る入口部49の下部には
下方に向うに従って噴射口57の長さ方向において連続
的に寸法が大きくなっていくデフューザ部55が設けら
れている。このデフューザ部55は噴射口57の幅方向
にはストレートな断面形状になっている。そしてデフュ
ーザ部55の下部には噴射口57の長さ方向にはストレ
ートだが噴射口57の幅方向に連続的に縮小されていく
コンフューザ部56を有しており、粉粒体の噴射出口と
なる噴射口57に連通している。
下方に向うに従って噴射口57の長さ方向において連続
的に寸法が大きくなっていくデフューザ部55が設けら
れている。このデフューザ部55は噴射口57の幅方向
にはストレートな断面形状になっている。そしてデフュ
ーザ部55の下部には噴射口57の長さ方向にはストレ
ートだが噴射口57の幅方向に連続的に縮小されていく
コンフューザ部56を有しており、粉粒体の噴射出口と
なる噴射口57に連通している。
【0026】このような形状がノズル18内における粉
粒体の流路を構成しており、デフューザ部55からコン
フューザ部56を経て噴射口57に至るまでの流路がそ
の断面積が連続的に変化していく構造になっている。
粒体の流路を構成しており、デフューザ部55からコン
フューザ部56を経て噴射口57に至るまでの流路がそ
の断面積が連続的に変化していく構造になっている。
【0027】噴射ノズル18の内部には上記粉粒体流路
を構成するデフューザ部55に第1の案内ブロック61
が取付けられている。この案内ブロック61はデフュー
ザ部55の上部であって入口部49の直下に取付けら
れ、このような案内ブロック61は噴射口57の幅方向
に粉粒体流路を完全に塞ぐ構造になっている。これに対
してデフューザ部55の終端側であってコンフューザ部
56との接続部には別の案内ブロック62が取付けられ
ている。この案内ブロック62はデフューザ部55の噴
射口57の長さ方向の両端の壁面に密着して取付けられ
るとともに、噴射口57の長さ方向中心側に向って突出
するような形状をなしている。そして上記コンフューザ
部56と連通される噴射口57はスリット状をなすとと
もに、その長さ方向の両端の開口面積を減少させるよう
な絞った形状になっている。
を構成するデフューザ部55に第1の案内ブロック61
が取付けられている。この案内ブロック61はデフュー
ザ部55の上部であって入口部49の直下に取付けら
れ、このような案内ブロック61は噴射口57の幅方向
に粉粒体流路を完全に塞ぐ構造になっている。これに対
してデフューザ部55の終端側であってコンフューザ部
56との接続部には別の案内ブロック62が取付けられ
ている。この案内ブロック62はデフューザ部55の噴
射口57の長さ方向の両端の壁面に密着して取付けられ
るとともに、噴射口57の長さ方向中心側に向って突出
するような形状をなしている。そして上記コンフューザ
部56と連通される噴射口57はスリット状をなすとと
もに、その長さ方向の両端の開口面積を減少させるよう
な絞った形状になっている。
【0028】次に粉粒体噴射ノズル18の具体的な構造
の一例を次に示す。
の一例を次に示す。
【0029】 粉粒体供給パイプ16を通り、空気によって搬送された
粉粒体は、噴射ノズル18の内部に達すると、デフュー
ザ部55を通過することで噴射口57の長さ方向に分散
される。そしてコンフューザ部56で幅方向に集束さ
れ、スリット状をなす噴射口57から噴射される。スリ
ット状の噴射口57の開口面積は、入口部49の円形孔
の面積よりもはるかに小さいために、噴射ノズル18の
内部は正圧になり、スリット状の噴射口57からは高速
の粉粒体が噴射されることになる。ここで噴射流速は、
空気の流量、スリット状噴射口57の開口面積およびそ
の流路長の関係から決定される。
粉粒体は、噴射ノズル18の内部に達すると、デフュー
ザ部55を通過することで噴射口57の長さ方向に分散
される。そしてコンフューザ部56で幅方向に集束さ
れ、スリット状をなす噴射口57から噴射される。スリ
ット状の噴射口57の開口面積は、入口部49の円形孔
の面積よりもはるかに小さいために、噴射ノズル18の
内部は正圧になり、スリット状の噴射口57からは高速
の粉粒体が噴射されることになる。ここで噴射流速は、
空気の流量、スリット状噴射口57の開口面積およびそ
の流路長の関係から決定される。
【0030】上述の如く粉粒体と空気との固気2相流を
ワーク20に衝突させて加工を行なうようにしている
が、従来のノズルの場合には図9に示す如く加工状態の
バラツキが見られる。一般に空気は拡散時に流路表面に
沿って流れていく性質をもっているために、デフューザ
部55の一部のテーパ面に沿って密度の高い流れが発生
することによって、スリット状噴射口57の長さ方向の
両端部に偏りがでる傾向にある。
ワーク20に衝突させて加工を行なうようにしている
が、従来のノズルの場合には図9に示す如く加工状態の
バラツキが見られる。一般に空気は拡散時に流路表面に
沿って流れていく性質をもっているために、デフューザ
部55の一部のテーパ面に沿って密度の高い流れが発生
することによって、スリット状噴射口57の長さ方向の
両端部に偏りがでる傾向にある。
【0031】また入口部49の直下においては、質量の
大きな粉粒体が空気ほどには分散されずに集中的に噴射
されることから、噴射口57の長さ方向の中間位置にお
ける噴射強度が増大する。すなわち入口部分45からス
トレートに噴射される粉粒体が多いことによる噴射強度
のバラツキを発生する。
大きな粉粒体が空気ほどには分散されずに集中的に噴射
されることから、噴射口57の長さ方向の中間位置にお
ける噴射強度が増大する。すなわち入口部分45からス
トレートに噴射される粉粒体が多いことによる噴射強度
のバラツキを発生する。
【0032】このような噴射強度のバラツキを案内ブロ
ック61、62のみによる対策をとっても、必ずしも十
分な効果を発揮するとは限らない。とくに大きなワーク
を効率的に噴射加工するために大きなノズル18を用い
るとともに、噴射口57の長さ方向の寸法を大きくする
と、大流量でしかも大噴射量になる。従ってこの場合に
は案内ブロック61、62のみによっては加工状態のバ
ラツキがそれほど改善されない。そこでこのような案内
ブロック61、62による粉粒体の流量の調整に加え
て、さらに噴射口57の長さ方向に沿う幅の寸法を調整
し、加工状態の均一化を図るようにしている。これはス
リット57の幅を狭くすることによって、空気と粉粒体
の噴射量とを相対的に減らすことで、噴射強度が局部的
に大きくなることを抑えるようにしたものである。
ック61、62のみによる対策をとっても、必ずしも十
分な効果を発揮するとは限らない。とくに大きなワーク
を効率的に噴射加工するために大きなノズル18を用い
るとともに、噴射口57の長さ方向の寸法を大きくする
と、大流量でしかも大噴射量になる。従ってこの場合に
は案内ブロック61、62のみによっては加工状態のバ
ラツキがそれほど改善されない。そこでこのような案内
ブロック61、62による粉粒体の流量の調整に加え
て、さらに噴射口57の長さ方向に沿う幅の寸法を調整
し、加工状態の均一化を図るようにしている。これはス
リット57の幅を狭くすることによって、空気と粉粒体
の噴射量とを相対的に減らすことで、噴射強度が局部的
に大きくなることを抑えるようにしたものである。
【0033】すなわち本実施の形態の粉粒体噴射ノズル
18は、とくに図6に示すように、この噴射ノズル18
の先端部に設けられているスリット状の噴射口57の幅
方向の寸法を、その長さ方向の両端において絞るように
したものである。このように噴射口57の長さ方向の両
端の寸法を絞って狭くすると、図4において加工痕跡6
5として示すように、噴射口57の長さ方向における噴
射強度の分布がほぼ一定になり、加工ムラの発生を低減
することが可能になる。
18は、とくに図6に示すように、この噴射ノズル18
の先端部に設けられているスリット状の噴射口57の幅
方向の寸法を、その長さ方向の両端において絞るように
したものである。このように噴射口57の長さ方向の両
端の寸法を絞って狭くすると、図4において加工痕跡6
5として示すように、噴射口57の長さ方向における噴
射強度の分布がほぼ一定になり、加工ムラの発生を低減
することが可能になる。
【0034】なお噴射口57の長さ方向の両端の噴射強
度の分布を抑えるための形状としては、必ずしも図6に
示すようなスリット状の形状にする必要はなく、図7に
示すようにその他各種の形状を採用することが可能にな
る。
度の分布を抑えるための形状としては、必ずしも図6に
示すようなスリット状の形状にする必要はなく、図7に
示すようにその他各種の形状を採用することが可能にな
る。
【0035】図8は別の実施の形態を示している。この
実施の形態は、噴射ノズル18のスリット状の噴射口5
7の長さ方向の両端部とともに、その長さ方向の中間位
置であって入口部49の直下の部分における噴射口57
の幅を狭くするようにしたものである。すなわち入口部
49からストレートに粉粒体が噴射されることによる局
部的な噴射強度の増大を中間部分の噴射口57の幅を狭
くすることによって抑えるようにしたものである。
実施の形態は、噴射ノズル18のスリット状の噴射口5
7の長さ方向の両端部とともに、その長さ方向の中間位
置であって入口部49の直下の部分における噴射口57
の幅を狭くするようにしたものである。すなわち入口部
49からストレートに粉粒体が噴射されることによる局
部的な噴射強度の増大を中間部分の噴射口57の幅を狭
くすることによって抑えるようにしたものである。
【0036】
【発明の効果】本願の一発明は、粉粒体をガスとともに
固気2相流として噴射口から噴射するようにした粉粒体
噴射ノズルにおいて、噴射口の長さ方向における粉粒体
の噴射強度の分布がほぼ一定になるように噴射口の幅を
噴射口の長さ方向に沿って変化させるようにしたもので
ある。
固気2相流として噴射口から噴射するようにした粉粒体
噴射ノズルにおいて、噴射口の長さ方向における粉粒体
の噴射強度の分布がほぼ一定になるように噴射口の幅を
噴射口の長さ方向に沿って変化させるようにしたもので
ある。
【0037】従ってこのような噴射口の幅の変化によ
り、噴射口の長さ方向に沿って噴射強度の分布をほぼ一
定になるように調整することが可能になる。このような
調整によって、この噴射ノズルで加工されるワークの加
工ムラを防止することが可能になり、より均一な加工を
行なうことが可能になる。
り、噴射口の長さ方向に沿って噴射強度の分布をほぼ一
定になるように調整することが可能になる。このような
調整によって、この噴射ノズルで加工されるワークの加
工ムラを防止することが可能になり、より均一な加工を
行なうことが可能になる。
【0038】本願に含まれる別の発明は、粉粒体をガス
とともに固気2相流として先端側の細長い噴射口から噴
射するようにした粉粒体噴射ノズルにおいて、粉粒体の
流動方向に沿って噴射口の長さ方向の寸法が大きくなる
デフューザ部と、該デフューザ部の下流側に位置しかつ
粉粒体の流動方向に沿って噴射口の幅方向の寸法が小さ
くなるコンフューザ部とをノズルの内部に設け、しかも
噴射口の長さ方向における粉粒体の噴射強度の分布がほ
ぼ一定になるように噴射口の幅を該噴射口の長さ方向に
沿って変化させたものである。
とともに固気2相流として先端側の細長い噴射口から噴
射するようにした粉粒体噴射ノズルにおいて、粉粒体の
流動方向に沿って噴射口の長さ方向の寸法が大きくなる
デフューザ部と、該デフューザ部の下流側に位置しかつ
粉粒体の流動方向に沿って噴射口の幅方向の寸法が小さ
くなるコンフューザ部とをノズルの内部に設け、しかも
噴射口の長さ方向における粉粒体の噴射強度の分布がほ
ぼ一定になるように噴射口の幅を該噴射口の長さ方向に
沿って変化させたものである。
【0039】従ってこのような構成によれば、デフュー
ザ部とコンフューザ部とを有する噴射ノズルにおいて、
その噴射口の長さ方向における噴射強度の分布をほぼ一
定にすることが可能になる。
ザ部とコンフューザ部とを有する噴射ノズルにおいて、
その噴射口の長さ方向における噴射強度の分布をほぼ一
定にすることが可能になる。
【0040】さらに別の発明は、粉粒体をガスとともに
固気2相流として噴射口から噴射するようにした粉粒体
噴射ノズルにおいて、粉粒体を分散させて噴射口におけ
る粉粒体の分布の均一化を図る案内ブロックを内部に設
けるとともに、噴射口の長さ方向における粉粒体の噴射
強度の分布がほぼ一定になるように噴射口の幅を該噴射
口の長さ方向に沿って変化させるようにしたものであ
る。
固気2相流として噴射口から噴射するようにした粉粒体
噴射ノズルにおいて、粉粒体を分散させて噴射口におけ
る粉粒体の分布の均一化を図る案内ブロックを内部に設
けるとともに、噴射口の長さ方向における粉粒体の噴射
強度の分布がほぼ一定になるように噴射口の幅を該噴射
口の長さ方向に沿って変化させるようにしたものであ
る。
【0041】従ってこのような構成によれば、案内ブロ
ックと噴射口の幅の変化とによって噴射口の長さ方向に
沿う噴射強度の分布をほぼ一定にすることが可能にな
り、粉粒体の噴射による加工の際における加工ムラを防
止することが可能になる。
ックと噴射口の幅の変化とによって噴射口の長さ方向に
沿う噴射強度の分布をほぼ一定にすることが可能にな
り、粉粒体の噴射による加工の際における加工ムラを防
止することが可能になる。
【図1】粉粒体噴射ノズルを用いた噴射加工装置の加工
室の縦断面図である。
室の縦断面図である。
【図2】同内部構造を示す要部斜視図である。
【図3】加工室内における加工の状況を示す平面図であ
る。
る。
【図4】粉粒体噴射ノズルの縦断面図である。
【図5】同側面側から見た縦断面図である。
【図6】噴射口を示す底面図である。
【図7】噴射口の端部の形状を示す要部底面図である。
【図8】別の実施の形態の噴射口の底面図である。
【図9】従来の噴射ノズルの縦断面図である。
1‥‥噴射ノズル、2‥‥入口部、3‥‥噴射口、7‥
‥加工痕跡、16‥‥粉粒体供給パイプ、17‥‥加工
室、18‥‥噴射ノズル、19‥‥パレット、20‥‥
ワーク、25‥‥還流管路、28‥‥空気還流パイプ、
29‥‥ジョイント、40‥‥アーム、41、42‥‥
整流板、43‥‥案内板、47‥‥上側部材、48‥‥
下側部材、49‥‥入口部(円形孔)、50‥‥接続
筒、55‥‥デフューザ部、56‥‥コンフューザ部、
57‥‥噴射口、61‥‥案内ブロック(上)、62‥
‥案内ブロック(下)、65‥‥加工痕跡
‥加工痕跡、16‥‥粉粒体供給パイプ、17‥‥加工
室、18‥‥噴射ノズル、19‥‥パレット、20‥‥
ワーク、25‥‥還流管路、28‥‥空気還流パイプ、
29‥‥ジョイント、40‥‥アーム、41、42‥‥
整流板、43‥‥案内板、47‥‥上側部材、48‥‥
下側部材、49‥‥入口部(円形孔)、50‥‥接続
筒、55‥‥デフューザ部、56‥‥コンフューザ部、
57‥‥噴射口、61‥‥案内ブロック(上)、62‥
‥案内ブロック(下)、65‥‥加工痕跡
Claims (11)
- 【請求項1】粉粒体をガスとともに固気2相流として噴
射口から噴射するようにした粉粒体噴射ノズルにおい
て、 前記噴射口の長さ方向における粉粒体の噴射強度の分布
がほぼ一定になるように前記噴射口の幅を該噴射口の長
さ方向に沿って変化させたことを特徴とする粉粒体噴射
ノズル。 - 【請求項2】噴射口の長さ方向の寸法が幅方向の寸法に
比べて十分に大きく、ほぼスリット状の形状をなすこと
を特徴とする請求項1に記載の粉粒体噴射ノズル。 - 【請求項3】噴射口の長さ方向の両端の近傍における該
噴射口の幅が前記噴射口の長さ方向の中間位置における
該噴射口の幅に比して絞られていることを特徴とする請
求項2に記載の粉粒体噴射ノズル。 - 【請求項4】噴射口の長さ方向の中間位置であって入口
部の直下の位置の該噴射口の幅を絞るようにしたことを
特徴とする請求項2に記載の粉粒体噴射ノズル。 - 【請求項5】粉粒体をガスとともに固気2相流として先
端側の細長い噴射口から噴射するようにした粉粒体噴射
ノズルにおいて、 粉粒体の流動方向に沿って前記噴射口の長さ方向の寸法
が大きくなるデフューザ部と、該デフューザ部の下流側
に位置しかつ粉粒体の流動方向に沿って前記噴射口の幅
方向の寸法が小さくなるコンフューザ部とを前記ノズル
の内部に設け、 しかも前記噴射口の長さ方向における粉粒体の噴射強度
の分布がほぼ一定になるように前記噴射口の幅を該噴射
口の長さ方向に沿って変化させたことを特徴とする粉粒
体噴射ノズル。 - 【請求項6】前記デフューザ部は粉粒体の流動方向に沿
って前記噴射口の幅方向の寸法が一定であることを特徴
とする請求項5に記載の粉粒体噴射ノズル。 - 【請求項7】前記コンフューザ部は粉粒体の流動方向に
沿って前記噴射口の長さ方向の寸法が一定であることを
特徴とする請求項5に記載の粉粒体噴射ノズル。 - 【請求項8】前記コンフューザ部の終端側と連続するよ
うに前記噴射口が設けられ、しかも前記噴射口の長さ方
向の両端の近傍における該噴射口の幅が前記噴射口の長
さ方向の中間位置における該噴射口の幅に比して絞られ
ていることを特徴とする請求項5に記載の粉粒体噴射ノ
ズル。 - 【請求項9】粉粒体をガスとともに固気2相流として噴
射口から噴射するようにした粉粒体噴射ノズルにおい
て、 前記粉粒体を分散させて前記噴射口における粉粒体の分
布の均一化を図る案内ブロックを内部に設けるととも
に、 前記噴射口の長さ方向における粉粒体の噴射強度の分布
がほぼ一定になるように前記噴射口の幅を該噴射口の長
さ方向に沿って変化させたことを特徴とする粉粒体噴射
ノズル。 - 【請求項10】第1の案内ブロックが入口部分の近傍に
おいて前記噴射口の幅方向に粉粒体流路を塞ぐように設
けられていることを特徴とする請求項9に記載の粉粒体
噴射ノズル。 - 【請求項11】第2の案内ブロックが前記噴射口の長さ
方向の両側の壁面に密着して取付けられていることを特
徴とする請求項9に記載の粉粒体噴射ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10308808A JP2000135680A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 粉粒体噴射ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10308808A JP2000135680A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 粉粒体噴射ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000135680A true JP2000135680A (ja) | 2000-05-16 |
Family
ID=17985569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10308808A Pending JP2000135680A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 粉粒体噴射ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000135680A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015199131A (ja) * | 2014-04-04 | 2015-11-12 | 株式会社アルプスエンジニアリング | 研磨材噴射装置 |
-
1998
- 1998-10-29 JP JP10308808A patent/JP2000135680A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015199131A (ja) * | 2014-04-04 | 2015-11-12 | 株式会社アルプスエンジニアリング | 研磨材噴射装置 |
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