JP2000134897A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2000134897A
JP2000134897A JP10298572A JP29857298A JP2000134897A JP 2000134897 A JP2000134897 A JP 2000134897A JP 10298572 A JP10298572 A JP 10298572A JP 29857298 A JP29857298 A JP 29857298A JP 2000134897 A JP2000134897 A JP 2000134897A
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JP
Japan
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motor
poles
bearing
noise
phases
Prior art date
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JP10298572A
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Inventor
Hideo Okano
秀雄 岡野
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制振部材や軸受の改善に頼らずに、高速回転
するディスク駆動部の騒音を大幅に低減させることがで
きるスピンドルモータを提供すること。 【解決手段】 直流ブラシレスモータに属するスピンド
ルモータにおいて、相数と極数と毎秒回転数との積で表
す基本振動周波数が8000Hzを超えるように、前記
極数及び回転数を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器、音響映
像用機器の光ディスク装置や磁気ディスク装置等のディ
スク駆動部に用いて好適なスピンドルモータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年の情報機器、音響映像用機器の高性
能化・小型化に伴い、これらの機器の低騒音化が市場要
求となっている。特に、情報記憶装置としてコンピュー
タシステムに組み込まれる光ディスク装置や磁気ディス
ク装置、また、音響機器では音楽CD(コンパクト・デ
ィスク)、MD(ミニ・ディスク)等では、回転駆動部
としてスピンドルモータが多く利用されており、これら
のような機器では高速回転するディスク駆動部の低騒音
化が大きな課題とされている。
【0003】ところで、人間の聴感は、約1000〜6
000Hzの周波数域の音に敏感であり、これらの機器
がこの周波数域の振動を発したり、複数周波数域の振動
が混ざったり、あるいはその振動に共振が生じると、耳
障りな騒音と感じることが多い。従って、低騒音化は、
このような聴感上で敏感な周波数域の振動発生を低減さ
せたり、あるいはその周波数域の共振を抑えることが有
効になる。
【0004】前述のディスク駆動部で使用するモータ
は、駆動時に、電流切替回数と回転子磁石の極数によっ
て決まる基本振動周波数の振動を発生する。前記基本振
動周波数は、具体的には、相数と極数と毎秒回転数との
積によって表される値であり、例えば、3相、6極で、
回転数が毎分3600回転のモータの場合、基本振動周
波数f0=3×6×60=1080Hzとなる。
【0005】前述のディスク駆動部に使用されるモータ
は、前述のように、いわゆる直流ブラシレスモータに属
するスピンドルモータで、通常、相数が3、極数が6〜
12で、回転数は毎分3600〜10000回転程度で
ある。従って、駆動時には、極数や回転数の違いに応じ
て、1080〜6000Hzの基本振動周波数による振
動を発生することになる。この振動は、まさに、前述し
た人間の聴感上で敏感な周波数域の振動で、モータフレ
ームが回転部に使用した軸受の振動成分と共振したり、
あるいは機器全体と共振することで、より大きな騒音に
発達する危険性が高い。
【0006】そこで、従来では、これらの共振を防止す
るべく、モータの回転部を支承する軸受を改善したり、
あるいは、モータフレーム自体やモータフレームを支持
するディスク装置の適宜位置に制振部材を配備するなど
の対策を講じている。前述の軸受の改善としては、具体
的には、例えば、軸受の高精度化や、軸受を転がり軸受
から流体軸受に変更するなどの対応が試みられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような共振防止策では、十分に効果を上げるためには、
ディスク装置の広範囲に渡って緻密に振動特性を解析し
なければならず、ディスク装置の設計等に多大な労力が
必要となり、コストアップを招く要因となった。また、
制振部材の配備のために他の部品配置の自由度が制限さ
れたり、制振部材が多く必要になってコストアップが生
じるという問題もあった。さらに、共振は抑えられて
も、聴感上で敏感な周波数域に含まれているモータの基
本振動周波数による振動自体が耳障りな騒音として残る
虞があり、低騒音化に限度があった。
【0008】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、制振部材や軸受の改善に頼らずに、高速
回転するディスク駆動部の騒音を大幅に低減させること
ができ、高速回転するディスク駆動部を有する光ディス
ク装置や磁気ディスク装置における低騒音化を安価に実
現することのできるスピンドルモータを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、直
流ブラシレスモータに属するスピンドルモータであっ
て、相数と極数と毎秒回転数との積で表す基本振動周波
数が8000Hzを超えるように、前記極数及び回転数
を設定したことを特徴とするスピンドルモータにより、
達成される。
【0010】そして、上記構成によれば、モータの駆動
時の基本振動周波数が、聴感上で敏感な約1000〜6
000Hzの周波数域を超えているため、モータの基本
振動周波数の振動自体が耳障りな騒音になりにくい。そ
して、一般に、耳障りな騒音となる軸受の共振や、モー
タフレームの共振は、聴感上で敏感な約1000〜60
00Hzの周波数域内で共振点が重なることが原因であ
るが、モータの基本振動周波数を高くしたことで、モー
タの駆動時の共振点を、前述の軸受やモータフレームの
共振点から大きくずらすことが可能になり、これによ
り、制振部材や軸受の改善に頼らずに、高速回転するデ
ィスク駆動部の騒音を大幅に低減させることができる。
従って、高速回転するディスク駆動部を有する光ディス
ク装置や磁気ディスク装置における低騒音化を、安価に
実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施形態に係るスピンドルモータを詳細に説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態であるスピンドルモ
ータを示した概略断面図であるものである。この実施形
態のスピンドルモータ1は、直流ブラシレスモータに属
するスピンドルモータ1であって、モーターフレーム1
0にスラスト軸受12と動圧軸受14とによって軸22
が支持されている回転部16を備え、この回転部16に
24極のマグネット18が同心円上に配置され、モータ
ーフレーム10にはマグネット18に対向して18スロ
ットのステータ20が配置される構成である。
【0012】つまり、この第1実施形態のスピンドルモ
ータは、毎分7,200回転で駆動するディスク駆動部
用のもので、相数は従来と同様の3相であるが、相数と
極数と毎秒回転数との積で表す基本振動周波数が800
0Hzを超えるように、極数を24極に設定している。
【0013】以上の第1実施形態のスピンドルモータで
は、モータの駆動時の基本振動周波数が8,640Hz
となり、聴感上で敏感な約1000〜6000Hzの周
波数域を超えているため、モータの基本振動周波数の振
動自体が耳障りな騒音になりにくい。そして、一般に、
耳障りな騒音となる軸受の共振や、モータフレームの共
振は、聴感上で敏感な約1000〜6000Hzの周波
数域内で共振点が重なることが原因であるが、モータの
基本振動周波数を8,640Hzと高くしたことで、モ
ータの駆動時の共振点を、前述の軸受やモータフレーム
の共振点から大きくずらすことが可能になり、これによ
り、制振部材や軸受の改善に頼らずに、高速回転するデ
ィスク駆動部の騒音を大幅に低減させることができる。
従って、高速回転するディスク駆動部を有する光ディス
ク装置や磁気ディスク装置において、制振部材を削減し
たり、あるいは回転部の軸受精度を多少緩和しても、良
好な低騒音化を実現することができ、ディスク装置にお
ける低騒音化を安価に実現することができる。
【0014】本願発明者は、相数と極数と毎秒回転数と
の積で表す基本振動周波数が8000Hzを超えるよう
に、相数と毎分回転数に応じて極数を設定した種々のス
ピンドルモータを試作し、同様に騒音レベルの計測を行
った。例えば、3相で毎分10,000回転で駆動する
ディスク駆動部用のものでは極数を16極とし、3相で
毎分5,400回転で駆動するディスク駆動部用のもの
では極数を30極とした。これらのスピンドルモータの
基本振動周波数は、前者の場合が8,000Hzで、後
者が8,100Hzである。いずれも、第1実施形態と
同様に、騒音レベルの低下を確認することができた。
【0015】なお、相数と極数と毎秒回転数との積で表
す基本振動周波数が8000Hzを超えるようにするた
めに、前述の実施形態では、相数と毎分回転数に応じて
極数を変更するようにしたが、相数や回転数を自由に変
更できる場合には、これら相数や回転数を適宜に変更し
て対応しても、同様の作用効果を得ることがきる。
【0016】また、前述の第1実施形態の場合のモータ
構造は、磁気空隙が軸心と同心円上にあるいわゆる周対
向モータであるが、磁気空隙が軸方向にあるいわゆる平
面対向モータの場合も、同様に、相数と極数と毎秒回転
数との積で表す基本振動周波数が8000Hzを超える
ように相数と極数と毎秒回転数とを設定することで、同
様の作用効果を得ることができる。
【0017】また、有鉄心でスロットのあるタイプの周
対向モータでは、回転子磁石の極数nと鉄心のスロット
数sとの関係で、s/nの値を上記の基本振動周波数に
乗じた振動が発生することもあるが、基本振動周波数の
8,000Hz以上に高めたことによる騒音レベルの低
減効果が大きいため、s/nの値を基本振動周波数に乗
じた振動による騒音はそれほど問題にならない。
【0018】
【発明の効果】本発明のスピンドルモータによれば、モ
ータの駆動時の基本振動周波数が、聴感上で敏感な約1
000〜6000Hzの周波数域を超えているため、モ
ータの基本振動周波数の振動自体が耳障りな騒音になり
にくい。そして、一般に、耳障りな騒音となる軸受の共
振や、モータフレームの共振は、聴感上で敏感な約10
00〜6000Hzの周波数域内で共振点が重なること
が原因であるが、モータの基本振動周波数を高くしたこ
とで、モータの駆動時の共振点を、前述の軸受やモータ
フレームの共振点から大きくずらすことが可能になり、
これにより、制振部材や軸受の改善に頼らずに、高速回
転するディスク駆動部の騒音を大幅に低減させることが
できる。従って、高速回転するディスク駆動部を有する
光ディスク装置や磁気ディスク装置における低騒音化
を、安価に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のスピンドルモータ
の概略断面図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 10 モーターフレーム 12 スラスト軸受 14 動圧軸受 16 回転部 18 マグネット 20 ステータ 22 軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流ブラシレスモータに属するスピンド
    ルモータであって、 相数と極数と毎秒回転数との積で表す基本振動周波数が
    8000Hzを超えるように、前記極数及び回転数を設
    定したことを特徴とするスピンドルモータ。
JP10298572A 1998-10-20 1998-10-20 スピンドルモータ Withdrawn JP2000134897A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6831812B2 (en) 2002-03-26 2004-12-14 Nidec Corporation Method of manufacturing a thrust plate, method of manufacturing a shaft for a hydrodynamic bearing, hydrodynamic bearing, spindle moto
JP2018176411A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 株式会社マキタ 打撃工具
JP2022024097A (ja) * 2017-04-18 2022-02-08 株式会社マキタ 打撃工具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6831812B2 (en) 2002-03-26 2004-12-14 Nidec Corporation Method of manufacturing a thrust plate, method of manufacturing a shaft for a hydrodynamic bearing, hydrodynamic bearing, spindle moto
JP2018176411A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 株式会社マキタ 打撃工具
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